JPH0552643A - 音響信号表示装置 - Google Patents
音響信号表示装置Info
- Publication number
- JPH0552643A JPH0552643A JP21567891A JP21567891A JPH0552643A JP H0552643 A JPH0552643 A JP H0552643A JP 21567891 A JP21567891 A JP 21567891A JP 21567891 A JP21567891 A JP 21567891A JP H0552643 A JPH0552643 A JP H0552643A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- signal
- frequency analysis
- sound wave
- display device
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】雑音を低減するための雑音積分時間を短縮し、
音波信号の急激な変動に対応できるようにする。 【構成】周波数分析部1は、目標からの音波信号Siを
基本波成分とその高調波成分とに周波数分析して周波数
分析出力信号A(f)を送出する。加算部2は、周波数
分析出力信号A(f)を加算して加算出力信号S(f)
を送出する。表示部3は、加算出力信号S(f)を表示
する。加算部2で基本波成分とその高調波成分の信号強
度を加算することにより、信号成分の強度はそのまま保
存しながら、ランダムな雑音成分の変動幅を小さくでき
る。
音波信号の急激な変動に対応できるようにする。 【構成】周波数分析部1は、目標からの音波信号Siを
基本波成分とその高調波成分とに周波数分析して周波数
分析出力信号A(f)を送出する。加算部2は、周波数
分析出力信号A(f)を加算して加算出力信号S(f)
を送出する。表示部3は、加算出力信号S(f)を表示
する。加算部2で基本波成分とその高調波成分の信号強
度を加算することにより、信号成分の強度はそのまま保
存しながら、ランダムな雑音成分の変動幅を小さくでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響信号表示装置に関
し、特に水中目標体からの音波信号を受信して周波数分
析結果を表示する音響信号表示装置に関する。
し、特に水中目標体からの音波信号を受信して周波数分
析結果を表示する音響信号表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音響信号表示装置は、水中目標体
からの音波信号を受信し、フーリエ変換回路によって周
波数分析し、表示する周波数範囲の周波数毎の信号強度
(周波数スペクトル)を表示している。
からの音波信号を受信し、フーリエ変換回路によって周
波数分析し、表示する周波数範囲の周波数毎の信号強度
(周波数スペクトル)を表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に水中雑音の周波
数スペクトルは時間的にランダムに変動しているため、
微弱な音波信号に雑音が重畳した場合は、目標からの音
波信号を認識するのが困難になる。このため、周波数毎
の雑音成分を一定時間積分して平均化することにより、
S/Nを改善しているが、積分時間中に音波信号が急激
に変動するような場合には、これに対応できないという
問題点がある。
数スペクトルは時間的にランダムに変動しているため、
微弱な音波信号に雑音が重畳した場合は、目標からの音
波信号を認識するのが困難になる。このため、周波数毎
の雑音成分を一定時間積分して平均化することにより、
S/Nを改善しているが、積分時間中に音波信号が急激
に変動するような場合には、これに対応できないという
問題点がある。
【0004】本発明の目的は、雑音を低減するための雑
音積分時間を短縮し、音波信号の急激な変動に対応でき
る音響信号表示装置を提供することにある。
音積分時間を短縮し、音波信号の急激な変動に対応でき
る音響信号表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音響信号表示装
置は、水中目標体からの音波信号を受信して周波数分析
結果を表示する音響信号表示装置において、前記音波信
号を基本波成分とその高調波成分とに周波数分析する手
段と、前記周波数分析手段によって分析された基本波成
分とその高調波成分の信号強度を加算する手段と、この
加算手段によって加算された前記信号強度を表示する手
段とを備えて構成されている。
置は、水中目標体からの音波信号を受信して周波数分析
結果を表示する音響信号表示装置において、前記音波信
号を基本波成分とその高調波成分とに周波数分析する手
段と、前記周波数分析手段によって分析された基本波成
分とその高調波成分の信号強度を加算する手段と、この
加算手段によって加算された前記信号強度を表示する手
段とを備えて構成されている。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、目標からの音波信号Siを周波数分析する周波
数分析部1と、周波数分析部1の周波数分析出力信号A
(f)を加算する加算部2と、加算部2が出力する加算
出力信号S(f)を表示する表示部3とを備えている。
ここで説明を容易にするために、周波数分析部1は、複
数の帯域フィルタ11〜1nにより構成されているもの
とする。
であり、目標からの音波信号Siを周波数分析する周波
数分析部1と、周波数分析部1の周波数分析出力信号A
(f)を加算する加算部2と、加算部2が出力する加算
出力信号S(f)を表示する表示部3とを備えている。
ここで説明を容易にするために、周波数分析部1は、複
数の帯域フィルタ11〜1nにより構成されているもの
とする。
【0008】いま、目標からの音波信号Siが、基本波
成分とその高調波成分とで構成される場合は、音波信号
Siを帯域フィルタ11〜1nにより帯域ろ波すること
によって、基本周波数foの整数倍の信号成分からなる
信号A(f)に変換される。この場合、周波数分析部1
の帯域フィルタ1k(kは1≦k≦nの整数)の特性
は、中心周波数k・fo、通過帯域幅k・bにそれぞれ
設定されている。
成分とその高調波成分とで構成される場合は、音波信号
Siを帯域フィルタ11〜1nにより帯域ろ波すること
によって、基本周波数foの整数倍の信号成分からなる
信号A(f)に変換される。この場合、周波数分析部1
の帯域フィルタ1k(kは1≦k≦nの整数)の特性
は、中心周波数k・fo、通過帯域幅k・bにそれぞれ
設定されている。
【0009】図2は、周波数分析出力信号A(f)の一
例を示す図であり、微弱な音波信号に雑音が重畳してい
る状態を示している。ここで、雑音の平均値μ、雑音の
変動幅δである。
例を示す図であり、微弱な音波信号に雑音が重畳してい
る状態を示している。ここで、雑音の平均値μ、雑音の
変動幅δである。
【0010】さて、加算部2は、複数の帯域フィルタ1
1〜1nからの出力信号、すなわち、基本波成分とその
高調波成分の信号強度を加算し、加算出力信号S(f)
として出力する。ところで、雑音成分はランダムである
ので、加算することによって雑音の変動幅δsは、
1〜1nからの出力信号、すなわち、基本波成分とその
高調波成分の信号強度を加算し、加算出力信号S(f)
として出力する。ところで、雑音成分はランダムである
ので、加算することによって雑音の変動幅δsは、
【0011】
【0012】となる。
【0013】また雑音の平均値μsは、μs=μ/(n
・(n+1)/2) となる。
・(n+1)/2) となる。
【0014】このように、周波数分析結果を加算するこ
とにより、信号成分の強度はそのまま保存しながら雑音
成分の変動幅を小さくできるので、信号と雑音との区別
が容易となる。また、雑音成分の変動幅がδからδsに
小さくなる効果は、同一周波数において雑音成分をn・
(n+1)/2個加算することと等価であり、従って、
同一効果を得るための積分時間は従来に比して2/n
(n+1)に短縮することができる。
とにより、信号成分の強度はそのまま保存しながら雑音
成分の変動幅を小さくできるので、信号と雑音との区別
が容易となる。また、雑音成分の変動幅がδからδsに
小さくなる効果は、同一周波数において雑音成分をn・
(n+1)/2個加算することと等価であり、従って、
同一効果を得るための積分時間は従来に比して2/n
(n+1)に短縮することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
本波成分とその高調波成分で構成される目標からの音波
信号を周波数分析し、基本波およびその整数倍の信号成
分を加算することにより、ランダムな雑音成分の変動幅
を小さくできるので、表示される信号と雑音との区別が
容易となる。また、加算によって雑音成分の変動幅が小
さくなる効果は、従来の雑音成分の時間積分によるもの
と等価であり、従って、同一効果を得るための積分時間
を従来に比して短縮でき、その分、信号成分の急激な変
化にも対応できる。
本波成分とその高調波成分で構成される目標からの音波
信号を周波数分析し、基本波およびその整数倍の信号成
分を加算することにより、ランダムな雑音成分の変動幅
を小さくできるので、表示される信号と雑音との区別が
容易となる。また、加算によって雑音成分の変動幅が小
さくなる効果は、従来の雑音成分の時間積分によるもの
と等価であり、従って、同一効果を得るための積分時間
を従来に比して短縮でき、その分、信号成分の急激な変
化にも対応できる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】周波数分析出力信号A(f)の一例を示す図で
ある。
ある。
1 周波数分析部 2 加算部 Si 目標からの音波信号 A(f) 周波数分析出力信号 S(f) 加算出力信号
Claims (1)
- 【請求項1】 水中目標体からの音波信号を受信して周
波数分析結果を表示する音響信号表示装置において、前
記音波信号を基本波成分とその高調波成分とに周波数分
析する手段と、前記周波数分析手段によって分析された
基本波成分とその高調波成分の信号強度を加算する手段
と、この加算手段によって加算された前記信号強度を表
示する手段とを備えたことを特徴とする音響信号表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21567891A JPH0552643A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 音響信号表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21567891A JPH0552643A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 音響信号表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552643A true JPH0552643A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16676352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21567891A Pending JPH0552643A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 音響信号表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552643A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10325753A (ja) * | 1997-05-26 | 1998-12-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 音響センサ |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP21567891A patent/JPH0552643A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10325753A (ja) * | 1997-05-26 | 1998-12-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 音響センサ |
US6227054B1 (en) | 1997-05-26 | 2001-05-08 | Sumitomo Metal Industries Limited | Vibration wave detecting method and vibration wave detector |
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