JPH0552617A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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Publication number
JPH0552617A
JPH0552617A JP21186191A JP21186191A JPH0552617A JP H0552617 A JPH0552617 A JP H0552617A JP 21186191 A JP21186191 A JP 21186191A JP 21186191 A JP21186191 A JP 21186191A JP H0552617 A JPH0552617 A JP H0552617A
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JP
Japan
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pipe
ring
flow meter
ceramic
electromagnetic flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP21186191A
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English (en)
Inventor
Yutaka Sakurai
裕 桜居
Tamio Ishihara
民雄 石原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、セラミック製の測定管を用いた電磁
流量計において、前記電磁流量計をプロセス配管に取付
ける時に、セラミックパイプに過大な応力が加わらない
ようにすることにより、セラミックパイプの破損を防ぐ
ことを目的とする。 【構成】セラミックパイプ1は接地リング5a,5bに
径方向で嵌合し、端面でOリングシールされた状態で挾
持される。接地リング5a,5bは、ガスケットを介し
てケーシング部材7に固定される。プロセス配管のフラ
ンジ11a,11bに取付ける場合には、フランジ11
a,11bと接地リング5a,5bの間にガスケット1
0a,10bを挿入し、締付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁流量計に係り、とく
に、高温流体,腐食性流体,摩耗性流体等の流量を測定
するに好適なセラミック測定管を有する電磁流量計に関
する。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は、磁界に直交して導電性流
体が流れると、印加した磁界の強さと流体の流速との積
に比例する起電力が発生し、この起電力を一対の電極で
検出することにより流量を測定できるという原理に基づ
く。この流量計の測定流体に接液する測定管には、一般
に耐食性,電気的な絶縁性をもたせるために、内面にゴ
ムやふっ化エチレン樹脂でライニングが施されている。
最近、とくにこの部分の耐熱性,耐摩耗性を向上させる
ため、測定管としてセラミックのパイプを用いた電磁流
量計が製品化されている。
【0003】図2にセラミック電磁流量計の構造を示
す。図において1はセラミックパイプであり、このセラ
ミックパイプ1中を測定流体が流れる。セラミックパイ
プ1には一対の電極4がパイプの径方向に対向して取付
けられている。前記セラミックパイプ1はその両端部に
肉厚のフランジ部を有しこのフランジ部の外周部におい
て、ケーシング7に有機系又は無機系の接着剤によって
固着されている。前記セラミックパイプ1の中央部の外
周近傍には電磁コイル2a,2b及びコア3が配置さ
れ、これらコイル2a,2b及びコア3によってセラミ
ックパイプ1内部には磁界が発生する。この磁界中をセ
ラミックパイプ1内を流れる流体が横切ることにより、
流体中に電位が発生し、この電流を前記一対の電極4に
より検出する。
【0004】前記ケーシング7の中央部には配線取出部
9が形成され、この配線取出部9を介して、電磁コイル
への励磁配線及び電極からの検出信号配線が外部の端子
部と接続される。
【0005】この電磁流量計はプロセス配管の一対の配
管フランジ11a,11bにはさまれた状態で、接地リ
ング5a,5b及びその両端のガスケット10a,10
bを介してボルトによって締付け取付けられる。接地リ
ングは流体に接液するとともに、電磁流量計の接地ライ
ンに接続され、流体の電位と電磁流量計の接地電位を共
通にする。ガスケット10a,10bによってプロセス
配管フランジ11a,11bと接地リング5a,5b間
及び接地リング5a,5bと電磁流量計のセラミックパ
イプ1間は液密状態に保たれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方式の電
磁流量計は下記の問題点を有する。
【0007】電磁流量計をプロセス配管に取付ける時、
ボルトで数1000N・mのトルクによる締付けを行
い、ガスケットに軸方向(厚さ方向)の圧縮力を与え、
液密性を保持する。この締付力は電磁流量計のセラミッ
クパイプのフランジ面で受けるため、フランジ面には数
10MPa〜数100MPaの大きな面圧が加わる。こ
の面圧により、セラミックパイプの円筒部には軸方向に
圧縮応力が、周方向に引張応力がさらにフランジの付根
部には曲げによる圧縮応力と引張応力が発生する。とく
に、一般にセラミックの場合、引張り強さは圧縮強さの
10分の1程度であり、前記引張応力がセラミックパイ
プを破断させる原因となる場合が多い。このため、本構
造の電磁流量計ではプロセス配管に取付ける際のボルト
の締付トルクの上限が規定されている場合が多く、この
値を越えて締付けられると、セラミックパイプが破断す
る可能性がある。また、規定トルク以内で締付けた場合
でも、一方のボルトのみを締付ける所謂片締状態になる
と、過大な引張応力が発生し破断に至る可能性がある。
【0008】本発明は、係る従来構造の問題点を解決
し、電磁流量計をプロセス配管に取付ける時に、セラミ
ックパイプに過大な応力が加わらないようにすることを
目的としている。
【0009】また、測定管1内に高温又は低温の液体が
流れた場合、一般に測定管1材質であるセラミックと、
これを固定しているケーシング7の材質である金属の間
には線膨張係数の差があるため、測定管1及びケーシン
グ7及びこれらの接合部に過大な応力が発生し、測定管
1及び接合部の破断の大きな要因となっている。
【0010】本発明は、この応力の発生を微小にするこ
とも目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明ではセラミック製
の測定管を接地リングではさみ込み、この間をOリング
で液密にし接地リングをケーシングに取付固定する。こ
の電磁流量計をプロセス配管に取付ける場合には、接地
リングの前記測定管との液密面とは反対の側面との間に
シール部材を入れ、締付け,液密にする。このとき、前
記Oリングは測定管の両側面と接地リングの間又は測定
管の外周面と接地リングの間に配置させる。
【0012】更に、測定管の側面と接地リングの側面即
ち両者の嵌合部は完全に密着しないようなすき間をあけ
取付ける。この状態で、プロセス配管に挾持した電磁流
量計を締付けた場合、締付力は接地リングを介してケー
シング部材に加わり、測定管には締付による応力が発生
しない。
【0013】
【作用】接地リング5aはOリング6aを介してセラミ
ックパイプ1を固定する。プロセス配管フランジ11a
に取付時の締付力はガスケット10aを介して接地リン
グ5aに加わり、更にガスケット14を介してケーシン
グ部材7に加わるが、接地リング5aとセラミックパイ
プ1との間のすき間のため、セラミックパイプ1にはO
リング6aの弾性変形の反力だけが加わり、前記締付力
は加わらない。また、セラミックパイプ1は接地リング
5aに径方向にすき間をもって嵌合し、指示されてい
る。従って、接地リング5aに外力が加わり、接地リン
グ5aが径方向に変形しても、セラミックパイプ1には
力は加わらない。
【0014】
【実施例】図1に本発明の電磁流量計検出器の断面図を
示す。1はセラミックを素材として成形された測定管
で、本測定管1中を測定流体が流れる。測定管1の外側
には1対の電磁コイル2a,2bが取付けられ、さらに
その外側にはコア3が前記電磁コイル2a,2bを囲む
ように配置されている。この電磁コイル2a,2b及び
コア3で測定管1を上下方向に横切る磁界を発生させ
る。電磁コイル2a,2bは一般に方形波で周期的にオ
ンオフを繰返す直流電流で励磁される。前記測定管の中
央部には磁界の方向及び流れの方向に直交する方向に1
対の電極4が形成されている。この電極4を介して流体
中に発生した起電力が検出される。前記測定管1の両端
部は肉厚のフランジ部を形成している。測定管1の両端
は1対の接地リング5a,5bに設けられた凹部51と
嵌合し、その外周を支持されている。測定管1の両端は
1対の接地リング5a,5bの側面に設けられた溝に取
付けられたOリング6a,6bによって液密に保たれ
る。このとき、図3に示すように測定管1の側面及び肉
圧のフランジ部外周と接地リング溝部51の間にはすき
間が設けられており、測定管1は接地リング5aに対し
て径方向には、Oリング6aとの摩擦力以上の力、軸方
向にはOリング6aの押付け力以上の力が加わればすき
間の範囲で可動となっている。接地リング5a,5bは
前記凹部51の外周部において、円筒状のケーシング部
材7の内周面の両端と嵌合し、螺子8により固定され
る。前記接地リング5aとケ−シング部材7の間にはガ
スケット部材14が挾持され、外界との液密性を保って
いる。ケーシング部材7は円筒中央部に開口部9を有
し、この開口部9により、前記電磁コイル2a,2bへ
外部から電流を供給する配線、及び電極4からの信号を
外部の増幅部へ取出す配線の導入,導出を行う。係る電
磁流量計の検出器は、前記接地リング5a,5bの測定
管1と液密を保つ面の反対側面に於いて、ガスケット部
材10a,10bを介してプロセス配管のフランジ11
a,11bに挾まれ、ボルト12及びナット13で締付
けられ、液密状態でプロセス配管に取付固定される。
【0015】係る構造の電磁流量計に於いて、プロセス
配管取付時にボルト12及びナット13を用いてフラン
ジ11a,11b間に電磁流量計を挾んで締付けた場合
に発生する力の作用を図3で説明する。ボルト12及び
ナット13の締付により、フランジ11a及びガスケッ
ト部材10aを介して接地リング5aに加わった前記圧
縮力は、前記ガスケット部材14を介してケーシング部
材7に加わり、ケーシング部材7全体に軸方向に圧縮力
が働く。しかし、測定管1に対しては、接地リング5a
との間のすき間により、力が伝達されず、プロセス配管
取付け時の力は測定管1には一切加わらない。測定管1
には液密を保つため接地リング5aとの間に挾込み圧縮
しているOリング6aの反力のみが軸方向には圧縮力と
して加わり、これは前記プロセス配管取付時に発生する
締付力に比べて微小である。
【0016】また、前記接地リング5aの取付時には、
接地リング5aがガスケット部材14を介してケーシン
グ部材7に密着した後はこれ以上締付けることはでき
ず、更に取付作業は電磁流量計の製造工程の一環として
なされるため片締め,過大締付力は測定管には一切加わ
らない。
【0017】また、測定管1内に高温又は低温の液体が
流れた場合、測定管1,接地リング5a及びケーシング
7の温度差及び線膨張係数の差によって各々は軸方向,
径方向に寸法変化するが、測定管1と接地リング5a間
のすき間が変化するのみで、測定管1には力が加わらな
い。
【0018】図4は本発明の変形例である。測定管1は
外周面でOリング6aにより液密を保たれる。また、接
地リング5aとケーシング部材7はケーシング部材7の
内周面に於いて第2のOリング15によって液密を保た
れる。本構造に於いても同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明では、プロセス配管取付時の過大
な締付力が印加された場合にも、高温又は低温の測定液
体が流れた場合にも、測定管に過大な力が加わることを
防止し、信頼性の高い電磁流量計を提供できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁流量計の側断面図である。
【図2】従来の電磁流量計の側断面図である。
【図3】本発明の電磁流量計の測定管取付部の詳細側断
面図である。
【図4】本発明の電磁流量計の測定管取付部の変形例の
詳細側断面図である。
【符号の説明】
1…測定管、5a,5b…接地リング、6a,6b…O
リング、7…ケーシング部材、51…凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定管の素材としてセラミックを用いた電
    磁流量計において、前記測定管の両端部を接地リングの
    一方の側面に設けた円形の凹部に軸方向及び径方向にす
    き間がある状態で嵌合させ、かつ前記接地リングの凹部
    と前記測定管の端面又は円周面の間にOリングを取付け
    液密を保ち、更に前記接地リングをケーシング部材に液
    密を保つように固定取付けしたことを特徴とする電磁流
    量計。
JP21186191A 1991-08-23 1991-08-23 電磁流量計 Pending JPH0552617A (ja)

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JP21186191A JPH0552617A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 電磁流量計

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JPH0552617A true JPH0552617A (ja) 1993-03-02

Family

ID=16612824

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JP21186191A Pending JPH0552617A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 電磁流量計

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JP (1) JPH0552617A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298401A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Keyence Corp 流量センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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