JPH0552533A - 3次元計測用内視鏡装置 - Google Patents

3次元計測用内視鏡装置

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JPH0552533A
JPH0552533A JP3212176A JP21217691A JPH0552533A JP H0552533 A JPH0552533 A JP H0552533A JP 3212176 A JP3212176 A JP 3212176A JP 21217691 A JP21217691 A JP 21217691A JP H0552533 A JPH0552533 A JP H0552533A
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JP
Japan
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light
measurement
circuit
image pickup
signal
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Application number
JP3212176A
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English (en)
Inventor
Masahide Sugano
正秀 菅野
Keiichi Hiyama
慶一 檜山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0552533A publication Critical patent/JPH0552533A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像手段からの撮像信号から、照明光による
撮像信号を分離することにより、照明光によりハレーシ
ョン等が生じた場合にも、確実に3次元計測ができる3
次元計測用内視鏡装置を得る。 【構成】 マーク読みとり回路46により得られたRG
B回転円盤48の位置情報に基づいて、同期コントロー
ル回路44は、映像信号処理回路41及び測定光走査制
御手段30、モータ47、半導体レーザ23の発光を制
御するレーザ駆動制御回路45を制御するとともに、半
導体レーザ23の発光に対応して距離計算回路42に対
して測定光による撮像信号を選択的に分離させるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像手段により得られ
た撮像信号から、測定光投影光学系からの測定光による
撮像信号を分離する3次元計測用内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来技術】体腔内などに挿入することによって、体腔
内の深部などを観察したり、必要に応じて処置具を用い
ることにより、治療処置なども行うことのできる内視鏡
が医療分野において広く用いられるようになった。又、
工業分野においても、ジェットエンジン内部とかプラン
ト内部などの検査に内視鏡が広く用いられる。
【0003】この内視鏡による観察の場合において、腫
瘍などの被検査対象物の大きさなどを計測することが診
断などを行う場合必要になる。
【0004】このため、例えば特願平1ー342229
号で、本出願人は計測のための測定光を投影する測定光
投影光学系と通常照明光により立体観察を可能とする装
置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ような従来例の3次元計測用内視鏡装置は、照明光によ
る被写体の撮像と、測定光による計測とは各々別のタイ
ミングで行なわなければならず、すなわち、照明光によ
る撮像と測定光による撮像が重なり合うことにより、例
えば、照明光によりハレーション等が生じ、3次元計測
ができないという問題があった。
【0006】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、撮像手段からの撮像信号から、照明光による撮
像信号を分離することにより、照明光によりハレーショ
ン等が生じた場合にも、確実に3次元計測ができる3次
元計測用内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決する手段】本発明の3次元計測用内視鏡
装置は、距離などの計測のための3次元的計測用の測定
光を投影する測定光投影光学系と、照明光を広域的に照
射する照明光学系と、前記測定光投影光学系に測定光を
伝送する測定光伝送部材と、前記照明光学系に通常照明
光を伝送する照明光伝送部材と、前記測定光または照明
光による光学像を撮像する撮像手段とを有する計測用内
視鏡と、前記測定光伝送部材と前記照明光伝送部材と
に、測定光及び照明光を供給する機能を有する光源装置
と、前記撮像手段により得られた撮像信号から、前記測
定光投影光学系からの測定光による撮像信号を分離する
分離手段とを備えている。
【0008】
【作用】 撮像手段により得られた撮像信号から、測定
光投影光学系からの測定光による撮像信号を分離して3
次元計測を行う。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
【0010】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係
り、図1は第1実施例の3次元計測用内視鏡装置の全体
構成を示す構成図、図2は電子内視鏡の先端面を示す断
面図、図3は測定光を入射端面側でスキャンした場合に
おけるCCDで撮像される光スポットを示す説明図、図
4はRGB回転円盤の構成を示す構成図である。
【0011】図1に示すように、第1実施例の3次元計
測用内視鏡装置1は、撮像手段を内蔵した3次元計測用
電子内視鏡(以下、電子スコープと記す)2と、この電
子スコープ2に通常照明光を供給する通常照明光供給手
段及び測定光光源手段3と信号処理及び距離計算を行う
信号処理手段4とを内蔵した光源・処理装置5と、信号
処理手段4で信号処理されて生成された標準的な映像信
号を表示するカラーモニタ6とから構成される。
【0012】上記電子スコープ2は、体腔内などに挿入
できるように細長で可撓性を有する挿入部7と、この挿
入部7の後端に連設された太幅の操作部8と、この操作
部8の側部から延出されたユニバーサルケーブル9とか
らなり、このユニバーサルケーブル9の端部に取り付け
た総合コネクタ11を光源・処理装置5に着脱自在で接
続することができる。
【0013】上記挿入部7は先端側から硬質の先端部1
2と、湾曲自在の湾曲部13と、可撓性の可撓管部14
とからなり、操作部8の側面に設けた湾曲ノブ15を操
作することによって、湾曲部13を湾曲できるようにな
っている。
【0014】上記挿入部7内には通常照明光を伝送する
ライトガイド16と、測定光を伝送する測定光伝送手段
としてのイメージガイド17が挿通され、これらライト
ガイド16とイメージガイド17は、ユニバーサルケー
ブル9内も挿通され、各端部のライトガイドコネクタ1
6aとイメージガイドコネクタ17aが総合コネクタ1
1で一体的に固定されている。
【0015】上記光源・処理装置5には上記ライトガイ
ドコネクタ16aとイメージガイドコネクタ17aをそ
れぞれ着脱自在で接続できるライトガイドコネクタ受け
18とイメージガイドコネクタ受け19が設けてある。
上記光源・処理装置5内には上記ライトガイドコネクタ
受け18の奥に白色光を発生するランプ21と、このラ
ンプ21からの白色照明光を集光するコンデンサレンズ
22と、このコンデンサレンズ22により集光され上記
ライトガイドコネクタ16aに照射される照明光をRG
B光に分離するモータ47によって回転駆動される、例
えば、RGB回転円板48とが設けられている。
【0016】また、上記光源・処理装置5内には、イメ
ージガイドコネクタ受け19の奥にレーザ光を発生する
半導体レーザ23とコンデンサレンズ24が配置され、
半導体レーザ23による可集光性のレーザ光、つまり測
定光をコンデンサレンズ24で集光し、イメージガイド
コネクタ17aを形成するファイババンドル端面に、例
えば、図3(a)に示すように直線状にスキャンする測
定光を照射するようになっている。
【0017】上記RGB回転円板48は、図4に示すよ
うに、RGBに対応したフィルタR、G、Bを備えてい
て、各フィルタR、G、B間にはフィルタ開始マーク5
0a、50b、50c及び1回転開始マーク51が設け
られ、図1においてこれらマークを読みとるマーク読み
とり回路46により上記モータ47により回転する上記
RGB回転円板48の回転位置情報が得られるようにな
っている。
【0018】上記ライトガイドコネクタ16aに供給さ
れた照明光は、ライトガイド16で伝送され、先端部1
2に固定された出射側の端面からさらに照明レンズ25
を経て被写体26側に出射され、被写体26側を広域照
明する。この照明レンズ25はライトガイド16の出射
側端面から該照明レンズ25のフォーカス距離とは異な
る距離に取付けられている。
【0019】また、イメージガイドコネクタ17aに照
射された測定光はイメージガイド17における測定光が
照射されたファイバで伝送され、先端部12に固定され
た出射側端面からさらに投影(投光)レンズ27を経て
被写体26側に出射され、被写体26面に微小な光スポ
ットを形成する。この投影レンズ27はイメージガイド
17の出射側端面から該投影レンズ27のフォーカス距
離に取付けられており、出射側端面のファイバから出射
される測定光は殆ど広がることなく、被写体26面上に
微小な光スポットを形成できるようにしてある。
【0020】上記半導体レーザ23とコンデンサレンズ
24は、圧電素子28によって振動的に駆動される台2
9に取り付けられ、この圧電素子28に測定光走査制御
手段30から駆動信号を印加することによって、圧電素
子28は図1において、例えば矢印で示すように上下方
向に振動移動するようになっている。この上下方向に振
動移動により、半導体レーザ23も同様に振動移動さ
れ、投影レンズ27を経て被写体26側に測定光が直線
状にスキャンする。
【0021】この圧電素子28は測定光走査制御手段3
0から例えば階段波の駆動信号によって、駆動され、こ
の駆動により、イメージガイドコネクタ17aのファイ
ババンドルに照射される測定光は一定間隔を隔てたファ
イバ毎に順次照射され、図3(a)に示すようにファイ
ババンドルのほぼ直径の範囲を段階的でかつ直線的に走
査する。
【0022】上記照明光で広域的に照明された被写体2
6は先端部12の観察窓に取り付けられた対物レンズ3
1によって、その焦点面に配置された撮像素子としての
CCD32の撮像面に結像される。
【0023】このCCD32は信号ケーブル34を介し
てコネクタ11の信号コネクタ35と接続され、この信
号コネクタ35が接続される信号コネクタ受け36を経
て映像信号処理回路41と、距離計算回路42に接続さ
れる。この映像信号処理回路41は、CCD32からの
撮像信号より標準的な映像信号を生成し、モニタ6に出
力するようになっている。また、距離計算回路42は、
測定光による撮像信号から被写体25までの距離を計算
しその値を距離表示回路43に出力し、この距離表示回
路43により距離が表示できるようになっている。
【0024】また、上記マーク読みとり回路46により
得られた上記RGB回転円盤48の位置情報に基づい
て、同期コントロール回路44は、上記映像信号処理回
路41及び上記測定光走査制御手段30、上記モータ4
7、上記半導体レーザ23の発光を制御するレーザ駆動
制御回路45を制御するとともに、この半導体レーザ2
3の発光に対応して距離計算回路42に対して測定光に
よる撮像信号を選択的に分離させるようになっている。
【0025】この実施例では、対物レンズ31と投影レ
ンズ27は、例えば、図2に示すように、隣接して先端
部12に設けられ、これらの一方または、点線で示すよ
うに両側に照明レンズ25が設けてある。
【0026】また、この実施例では図1に示すように台
29を上下方向に振動した場合、イメージガイド17の
入射端面側ではレーザ光はファイババンドルを上下方向
に走査し、この走査により、出射端面側では、図1では
水平方向にスキャンした状態に対応し、投影レンズ27
を経て被写体26側に投影される測定光は図2に示す対
物レンズ31の光軸と投影レンズ27の光軸を含む面m
内で、該投影レンズ27により放射状に出射されるよう
にしてある。
【0027】このように構成された3次元計測用内視鏡
装置1は、マーク読みとり回路46により得られたRG
B回転円盤48の位置情報に基づいて、例えば、上記各
フィルタR、G、B間で照明光が遮られたときに上記半
導体レーザ23を発光する。上述のようにRGB回転円
盤48の位置情報に基づく半導体レーザ23の発光に対
応して、同期コントロール回路44は距離計算回路42
に対して測定光による撮像信号を選択的に分離するとと
もに、台29は段階的に走査されるので、例えば被写体
26の表面が平面であり、この面に垂直に先端部12の
端面が臨む状態で測定光をスキャンした場合には、CC
D32の撮像面には図3(b)に示すように段階的な走
査に対応して、殆ど一定間隔のスポット列sが現れるよ
うになる。このスポット列sの間隔はスコープ2の先端
面と被写体26との距離に依存して変化し、三角測量の
原理から実際のスポットの距離を算出することができ
る。このスポット列sの数或いは段階波のピッチは1フ
ィールドまたは1フレームの期間において、各スポット
をCCD32の出力信号から分離認識できる数以内或い
はピッチ以上に設定される。
【0028】一方、被写体26の表面が凹凸面である場
合には、その凹凸面に応じて一定間隔でないスポット列
が直線状に現れるようになる。この場合にもCCD32
上での各スポットの位置情報から三角測量の原理を用い
て、被写体26面に実際に形成されているそのスポット
位置までの距離を算出することができ、上記距離計算回
路38はこの距離の算出を行う。
【0029】なお、凹凸量の大きい部分では被写体26
の面上のスポットが重なってしまうこともあるため、使
用状況に応じて上記段階波のピッチの大きさを可変設定
できるようにしている。上記距離計算回路38はCCD
32の出力信号を色分離し、例えば、レーザ光の波長の
信号成分を抽出し、この信号成分からこの信号成分の包
絡線検波信号或いは低域信号を減算してスポットを検出
して、CCD32面上でのスポット位置を求めるように
している。
【0030】ここで、マーク読みとり回路46により得
られたRGB回転円盤48の位置情報に基づく半導体レ
ーザの照射は、RGB回転円盤48が1回転する間に3
回照射せれ、この3回の照射による測定光もスキャンさ
れ3つのスポットが得られるようになっている。これに
より、RGB回転円盤48の1回転、すなわち、1フレ
ームの撮像時間に3点の測定を行う。
【0031】したがって、第1実施例の3次元計測用内
視鏡装置1は、R、G、Bの照明光の遮断期間に測定光
を照射することにより、この照射のタイミングに対応し
てCCD32からの撮像信号から測定光による撮像信号
を分離して得るようにしているので、確実に3次元計測
を行うことができ、さらに、1フレームの撮像時間に3
点の3次元測定を行えるので、効率的な計測を行うこと
ができる。
【0032】図5ないし図9は第2実施例に係わり、図
5は3次元計測用内視鏡装置の全体構成を示す構成図、
図6はハレーション/測定光スポット分離回路の構成を
示すブロック図、図7はハレーション領域のハレーショ
ン/測定光スポット分離回路の動作を説明するタイミン
グ図、図8は測定光スポットの領域のハレーション/測
定光スポット分離回路の動作を説明するタイミング図、
図9はハレーション/測定光スポット分離回路の変形例
の構成を示すブロック図である。
【0033】第2実施例の3次元計測用内視鏡装置10
0は、第1実施例の3次元計測用内視鏡装置とほとんど
同じなので、異なる構成のみ説明し、同一の構成に対し
ては同一の符号をつけ説明を省略する。
【0034】図4に示すように、第2実施例の光源・処
理装置5aの信号処理手段4aは、同期コントロール回
路44により制御され、ハレーションと測定光スポット
をCCD32の撮像信号より分離して距離計算回路42
に出力するハレーション/測定光スポット分離回路40
を備えている。
【0035】上記ハレーション/測定光スポット分離回
路40は、図6に示すように、例えば、RGB回転円盤
48により照射されたRのCCD32からの撮像信号
を、同期コントロール回路44からの制御信号により記
憶するR用フレームメモリ40aと、次段のGのCCD
32からの撮像信号からR用フレームメモリ40aに記
憶されたRの撮像信号を、同期コントロール回路44か
らの同期信号により減算する減算器40bより構成さ
れ、この減算器40bの出力(G−R)をスポット光検
出信号として距離計算回路42に出力するようになって
いる。ここで、測定光の照射のタイミングは、第1実施
例と異なり、RGBの照明光照射のタイミングに同期し
て行われる。
【0036】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0037】このように構成されたハレーション/測定
光スポット分離回路40は、ハレーション領域52で
は、図7(A)及び図7(B)に示すように、例えば、
同期コントロール回路44からの制御信号によりR用フ
レームメモリ40aに記憶されるR撮像信号及び次段の
G撮像信号はともに、飽和状態となり、最大値をとる。
したがって、減算器40bで減算した信号(G−R)
は、図7(C)に示すように、ハレーション領域52で
消滅する。
【0038】また、測定光による光スポットは、例え
ば、図8(A)に示すように、照明光がR照明するとき
は照射せず、図8(B)に示すように、照明光がG照明
するときは照射すると、スポット領域にはG照明時のみ
に飽和状態となりCCD32はその領域で最大値の信号
を発生する。したがって、減算器40bで減算した信号
(G−R)は、図8(C)に示すように、スポット領域
でスポット光信号として検出され、次段の距離計算回路
42に出力される。
【0039】その他の作用は第1実施例と同じである。
【0040】尚、ハレーション/測定光スポット分離回
路40を図6に示すように構成したが、これに限らず、
例えば、図9に示すように、CCD32からの撮像信号
を記憶するフレームメモリ40cと、このフレームメモ
リ40cに記憶された撮像信号の最大値、すなわち、飽
和している領域の面積を計算する最大値領域面積計算回
路40dと、この最大値領域面積計算回路40dにより
計算された最大値領域の面積と所定の値を比較し、最大
値領域の面積が所定の値より小さい場合にスポット光検
出信号として出力する面積判定回路40eとから構成さ
れたハレーション/測定光スポット分離回路でも良い。
【0041】このように第2実施例の3次元計測用内視
鏡装置100は、CCD32からの撮像信号から測定光
による撮像信号を分離して得る上記のようなハレーショ
ン/測定光スポット分離回路40を備えているので、照
明光による観察下においてもハレーション等の影響を受
けることなく、確実に測定光による3次元計測を行うこ
とができる。
【0042】図10は第3実施例に係る3次元計測用内
視鏡装置の全体構成を示す構成図である。
【0043】第3実施例の3次元計測用内視鏡装置10
1は、第1実施例の3次元計測用内視鏡装置とほとんど
同じなので、異なる構成のみ説明し、同一の構成に対し
ては同一の符号をつけ説明を省略する。
【0044】図10に示すように、3次元計測用内視鏡
装置101は、第1実施例の3次元計測用内視鏡装置1
とは異なり、通常照明光供給手段及び測定光光源手段3
bでは、ランプ21から照射される白色照明光をコンデ
ンサレンズ22で集光し、直接ライトガイドクネクタ1
6aに照明光を供給するようになっている。さらに、電
子スコープ2bでは、この照明光により被写体を撮像す
るCCD32の結像面の前に、例えば、モザイクカラー
フィルタ33が取り付けてあり、光学的に色分離するよ
うになっている。
【0045】信号処理手段4bでは、CCD32からの
撮像信号は、映像信号を生成する映像信号処理回路41
と、撮像信号を記憶するフレームメモリ55とに入力さ
れ、映像信号処理回路41は撮像信号より映像信号を生
成し図示しないモニタに出力するようになっている。ま
た、上記フレームメモリ55は、例えば、コントロール
回路58によって、レーザ駆動制御回路45を制御する
ことにより、測定光を照射しないときの照明光だけの撮
像信号を記憶し、次段で測定光を照射したときの照明光
と測定光からなる撮像信号から、減算器54により上記
フレームメモリ55に記憶した撮像信号を減算すること
により、第2実施例と同様にハレーション等の影響を除
去する。
【0046】減算器54の出力は、スポット光信号とし
て測定光スポット領域検出回路56に入力される。一般
に測定光のスポットはある程度の広がりを有する場合が
あり、この測定光スポット領域検出回路56は測定光ス
ポットの領域を測定する。ここで、測定光スポット領域
検出回路56の制御は、コントロール回路58によりな
される。
【0047】上記測定光スポット領域検出回路56の出
力は、検出された測定光スポットの領域の光強度分布等
から領域の重心を求めることによって測定点を確定する
スポット領域重心計算回路57に入力され、このスポッ
ト領域重心計算回路57により確定した測定点を距離計
算回路に入力することにより、3次元計測を行う。
【0048】その他の構成、作用は第1実施例と同じで
ある。
【0049】尚、測定点を確定するために光強度分布等
から測定光スポットの領域の重心を求めたが、本第3実
施例はこれに限らず、単純に測定光スポットの領域の幾
何学的中心を求めて、その中心を測定点としても良い。
【0050】このように第3実施例の3次元計測用内視
鏡装置101は、第2実施例同様、CCD32からの撮
像信号から測定光による撮像信号を分離して得るように
しているので、照明光による観察下においてもハレーシ
ョン等の影響を防止できるとともに、広がりを有するス
ポットに対しても、その領域の重心を求め測定点を確定
することにより、容易にかつ、正確に3次元計測を行う
ことができる。
【0051】尚、各実施例において、少なくとも測定光
を伝送するのに用いられるイメージガイドの代わりに、
屈折率分布型レンズとかリレーレンズ系を用いることも
できるし、ライトガイドのように一方の端面と他方の端
面におけるファイバの配置に規則性がないものに対し
て、相関付ける手段を設けたライトガイドを用いること
もできる。
【0052】さらに、上述の各実施例では光源装置側で
測定光を、例えば圧電素子でメカニカルにスキャンし
て、像伝送手段の一方の端面への入射位置を変えている
が、圧電素子の代わりにKDPなどの光学素子を用い
て、この素子の電気信号に対する光学特性を制御して同
等の機能をもたせることもできる。また、メカニカルな
どでスキャンするのでなく、像伝送手段の一方の端面に
対向して複数のLEDを一定間隔などでライン状などに
配置し、これらを同時に点灯させても良い(選択的に駆
動しても良い)。
【0053】また、測定光スポットは図3などでは直線
に沿って形成される場合について説明してあるが、これ
に限定されるものでなく、例えば正方格子状など2次元
的な広がりを有するように形成しても良い。また、2次
元的に測定光スポットを形成した場合には、それらの測
定光スポットの距離を算出して、被写体表面の凹凸形状
を3次元的に表示させることもできる。この場合、必要
に応じ、補間して測定点以外の凹凸形状を求めるように
しても良い。
【0054】尚、測定光の波長は可視光域内でもよい
し、可視光域以外でも良い。また、上述した各実施例を
部分的に組み合わせて異なる実施例を形成しても良い。
【0055】さらに、総合コネクタにより電子スコープ
を一体的に光源処理装置に接続するとしたが、これに限
らず、ライトガイドコネクタ、イメージガイドコネクタ
及び信号コネクタを、それぞれ別体あるいは複数組み合
わせて光源処理装置に着脱自在に接続するように構成し
ても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明の3次元計測用内視鏡装置は、撮像手段からの撮像
信号から、照明光による撮像信号を分離することによ
り、照明光によりハレーション等が生じた場合にも、確
実に3次元計測ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る3次元計測用内視鏡装置の
全体構成を示す構成図である。
【図2】 第1実施例に係る電子スコープの先端面を示
す説明図である。
【図3】 第1実施例に係る測定光を入射端面側でスキ
ャンした場合におけるCCDで撮像される光スポットを
示す説明図である。
【図4】 第1実施例に係るRGB回転円盤の構成を示
す構成図である。
【図5】 第2実施例に係る3次元計測用内視鏡装置の
全体構成を示す構成図である。
【図6】 第2実施例に係るハレーション/測定光スポ
ット分離回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 第2実施例に係るハレーション領域のハレー
ション/測定光スポット分離回路の動作を説明するタイ
ミング図である。
【図8】 第2実施例に係る測定光スポットの領域のハ
レーション/測定光スポット分離回路の動作を説明する
タイミング図である。
【図9】 第2実施例に係るハレーション/測定光スポ
ット分離回路の変形例の構成を示すブロック図である。
【図10】第3実施例に係る3次元計測用内視鏡装置の
全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1…3次元計測用内視鏡装置 2…電子スコープ 3…光源手段 4…信号処理手段 5…光源・処理装置 23…半導体レーザ 27…投影レンズ 28…圧電素子 30…測定光走査制御手段 32…CCD 41…映像信号処理回路 42…距離計算回路 43…距離表示回路 44…同期コントロール回路 45…レーザ駆動制御回路 46…マーク読みとり回路 48…RGB回転円盤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このCCD32は信号ケーブル34を介し
てコネクタ11の信号コネクタ35と接続され、この信
号コネクタ35が接続される信号コネクタ受け36を経
て映像信号処理回路41と、距離計算回路42に接続さ
れる。この映像信号処理回路41は、CCD32からの
撮像信号より標準的な映像信号を生成し、モニタ6に出
力するようになっている。また、距離計算回路42は、
測定光による撮像信号から被写体26までの距離を計算
しその値を距離表示回路43に出力し、この距離表示回
路43により距離が表示できるようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】図5に示すように、第2実施例の光源・処
理装置5aの信号処理手段4aは、同期コントロール回
路44により制御され、ハレーションと測定光スポット
をCCD32の撮像信号より分離して距離計算回路42
に出力するハレーション/測定光スポット分離回路40
を備えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】図10に示すように、3次元計測用内視鏡
装置109は、第1実施例の3次元計測用内視鏡装置1
とは異なり、通常照明光供給手段及び測定光光源手段3
bでは、ランプ21から照射される白色照明光をコンデ
ンサレンズ22で集光し、直接ライトガイドクネクタ1
6aに照明光を供給するようになっている。さらに、電
子スコープ2bでは、この照明光により被写体を撮像す
るCCD32の結像面の前に、例えば、モザイクカラー
フィルタ33が取り付けてあり、光学的に色分離するよ
うになっている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離などの計測のための3次元的計測用
    の測定光を投影する測定光投影光学系と、 照明光を広域的に照射する照明光学系と、 前記測定光投影光学系に測定光を伝送する測定光伝送部
    材と、前記照明光学系に通常照明光を伝送する照明光伝
    送部材と、前記測定光または照明光による光学像を撮像
    する撮像手段とを有する計測用内視鏡と、 前記測定光伝送部材と前記照明光伝送部材とに、測定光
    及び照明光を供給する機能を有する光源装置と、 前記撮像手段により得られた撮像信号から、前記測定光
    投影光学系からの測定光による撮像信号を分離する分離
    手段とを備えたことを特徴とする3次元計測用内視鏡装
    置。
JP3212176A 1991-08-09 1991-08-23 3次元計測用内視鏡装置 Withdrawn JPH0552533A (ja)

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JP3212176A JPH0552533A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 3次元計測用内視鏡装置
US08/279,082 US5436655A (en) 1991-08-09 1994-07-22 Endoscope apparatus for three dimensional measurement for scanning spot light to execute three dimensional measurement

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125989A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Pentax Corp 内視鏡ポイント光照射位置調整システム
JP2008203275A (ja) * 2008-05-27 2008-09-04 Nishimatsu Constr Co Ltd コンクリートの検査方法及び該方法に用いられる測定治具
JP2014518710A (ja) * 2011-05-16 2014-08-07 ユニヴェルシテ・リーブル・ドゥ・ブリュクセル 内視鏡検査における可視化と三次元復元のための装置
US9107578B2 (en) 2013-03-31 2015-08-18 Gyrus Acmi, Inc. Panoramic organ imaging

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Effective date: 19981112