JP2016106867A - 電子スコープ及び電子内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な結像光学系を要さずに、被写体の立体形状の観察を可能にする。【解決手段】本発明の一実施形態に係る電子スコープは、3D計測光を伝搬する第1ライトガイドと、3D計測光が照射された被写体を撮像する撮像素子と、を備え、第1ライトガイドが、光ファイバ束を備え、光ファイバ束が、その先端からランダムドットパターン光が射出されるように、先端部において光ファイバ束の中心軸周りに捩られている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子スコープ及び電子内視鏡システムに関する。
立体視観察が可能な所謂3D電子内視鏡システムが提案されている。3D電子内視鏡は、両眼視差立体視を実現するために、左右一対の撮像素子と結像光学系を備える必要がある。そのため、3D電子内視鏡は、先端部の構造が極めて複雑で大型なものとなっていた。
特許文献1には、光束を左右に分割し、分割した左右の光束を撮像素子面の左右の領域にそれぞれ結像させることにより、単一の撮像素子による立体撮像を可能にした立体撮像光学系を備えた内視鏡が記載されている。
特開2013−254124号公報
特許文献1に記載された内視鏡は、単一の撮像素子による立体視観察を可能にするものの、非常に複雑な結像光学系を必要とするという問題がある。
また、内視鏡観察においては、立体視観察よりも、観察部位の表面の凹凸形状が明確に分かる画像情報(例えば、三次元ワイヤフレーム)の方が診断に役立つ場合が多い。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な結像光学系を要さずに、被写体Sの立体形状の観察が可能な電子内視鏡及び電子内視鏡装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る電子スコープは、3D計測光を伝搬する第1ライトガイドと、3D計測光が照射された被写体を撮像する撮像素子と、を備え、第1ライトガイドが、光ファイバ束を備え、光ファイバ束が、その先端からランダムドットパターン光が射出されるように、先端部において光ファイバ束の中心軸周りに捩られている。
この構成によれば、複雑な結像光学系を使用せずに、単一の撮像素子のみで、3D画像データの生成に必要な画像情報を取得することができる。また、簡単な構成によりランダムドットパターン光を生成することができる。
また、上記の電子スコープにおいて、光ファイバ束の先端部が充填材により一体に固定されている構成としてもよい。
光ファイバ束を一体に固定することにより、ランダムドットパターン光のスポット間の相対位置が変動しなくなり、3D計測の精度が向上する。
また、上記の電子スコープにおいて、光ファイバ束の先端面が曲面研磨されている構成としてもよい。
この構成によれば、各光ファイバの射出端面を中心軸と略垂直に形成することができるため、ランダムドットパターン光のスポット形状の対称性が高くなり、3D計測の精度が向上する。
また、本発明の一実施形態に係る電子内視鏡システムは、上記の電子スコープと、電子スコープに3D計測光を供給する第1光源と、撮像素子が生成する画像信号を処理して3D画像データを生成するプロセッサと、を備える。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、プロセッサが、被写体に投影されたランダムドットパターン光の画像に基づいて、電子スコープの先端から被写体に投影されたランダムドットパターン光の各スポットまでの距離を計測する構成としてもよい。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、キャリブレーション用のスクリーンを備え、プロセッサが、ランダムドットパターン光が投影されたスクリーンを撮像した画像におけるランダムドットパターン光の各スポットの像の画素位置を記憶する記憶装置を備えた構成としてもよい。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、以下の数式1により、電子スコープの先端から被写体に投影されたランダムドットパターン光の各スポットまでの距離を計測する構成としてもよい。
Figure 2016106867
ここで、各変数の定義は以下の通りである。
:前記スクリーンを撮像した画像における該スクリーンの横幅(単位:ピクセル)
d:前記撮像素子の撮像面と前記光ファイバ束の中心点間の距離(単位:mm)
L:前記電子スコープの先端と前記スクリーンとの距離(単位:mm)
:前記スクリーンの横幅の実寸(単位:mm)
:前記スクリーン上に投影された前記ランダムドットパターン光のスポットの像の画素位置(単位:ピクセル)
x:前記被写体上に投影された前記ランダムドットパターン光のスポットの像の画素位置(単位:ピクセル)
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、電子スコープに通常観察光を供給する第2光源を備え、電子スコープが、通常観察光を伝搬する第2ライトガイドを備えた構成としてもよい。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、第1光源が、撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の3D計測光を供給し、プロセッサが、電子スコープに通常観察光のみが供給されている時に撮像された画像データに基づいて通常観察画像データを生成し、電子スコープに3D計測光が供給されている時に撮像された画像データに基づいて3D画像データを生成する構成としてもよい。
このように、撮像素子の駆動と同期した3D計測光のパルス光を使用することにより、1つの撮像素子のみを使用して、通常観察画像と3D画像を同時に観察することが可能になる。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、第1光源が、撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の3D計測光を供給し、第2光源が、撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の通常観察光を、3D計測光と異なる位相で供給し、プロセッサが、電子スコープに通常観察光が供給されている期間に撮像された画像データに基づいて通常観察画像データを生成し、電子スコープに3D計測光が供給されている期間に撮像された画像データに基づいて3D画像データを生成する構成としてもよい。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、撮像素子がライン露光順次読み出し方式により動作するものであり、第1光源が、撮像素子の全てのラインの露光期間が重なるグローバル露光期間にのみ3D計測光を供給する構成としてもよい。
この構成によれば、CMOSイメージセンサ等のライン露光順次読み出し方式の撮像素子を使用した場合でも、ランダムドットパターン光のスポットの正確な画像を取得することができ、3D計測の精度が向上する。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、通常観察光及び3D計測光が供給され、通常観察画像データ及び3D画像データが生成されて3D表示が行われる3D表示モードと、3D計測光のみが供給され、3D計測光が照射された被写体が表示される緊急モードと、により動作可能な構成としてもよい。
この構成によれば、内視鏡観察中にランプ切れ等により通常観察光の供給が停止した場合でも、3D計測光を照明光として利用することにより、安全に電子スコープを患者の体内から抜き取ることができる。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、更に、通常観察光のみが供給され、通常観察画像データのみが生成される通常観察モードにより動作可能な構成としてもよい。
また、上記の電子内視鏡システムにおいて、3D表示モードにおいて、通常観察光と3D計測光が1フレーム期間毎に交互に供給され、撮像素子が、通常観察モードにおいて基本フレームレートで駆動され、3D表示モードにおいて倍速フレームレートで駆動される構成としてもよい。
この構成によれば、3D表示モードにおいても、滑らかな動きの映像が得られる。
本発明の一実施形態によれば、複雑な結像光学系を要さずに、被写体の立体形状の観察が可能になる。
本発明の第1実施形態の電子内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 電子スコープの先端部の概略構成を示す図である。 光ファイバ束の先端部の概略構成を示す図である。 本実施形態の3D計測の原理を説明する図である。 3D画像の例である。 本発明の第1実施形態の画像処理を説明する図である。 本発明の第2実施形態の電子内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の画像処理を説明する図である。 2画面表示の例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を電子内視鏡システムに適用した例である。
米国特許出願公開第2010/0118123号明細書には、ランダムパターンや疑似ランダムパターンなどの無相関なパターンを有する斑点(輝点又は暗点)を物体に投影し、物体に投影された斑点の画像から三角法により3Dマップ(物体の表面を表す3次元座標)を計算する方法が記載されている。以下に説明する本発明の実施形態は、この原理を用いて被写体の三次元表面形状計測を行うものである。
<第1実施形態>
[電子内視鏡システム全体の構成]
図1は、本実施形態の電子内視鏡システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、電子内視鏡システム1は、電子スコープ100、プロセッサ200及び2つのモニタ300a、300bを備えている。電子スコープ100の先端部の概略構成を図2に示す。
本実施形態の電子内視鏡システム1は、通常観察用の白色光と、三次元表面形状計測(以下「3D計測」という。)用のランダムドットパターン光の2種類の照射光を使用して、被写体Sの通常観察と同時に3D計測を行う。そのために、電子内視鏡システム1は2系統の光照射システムを備えている。具体的には、プロセッサ200は2系統の光源装置(照明用光源装置、3D計測用光源装置)を備え、電子スコープ100は2系統のLCB(Light Carrying Bundle)102、103を備える。
プロセッサ200は、システムコントローラ202及びタイミングコントローラ204を備えている。システムコントローラ202は、メモリ212に記憶された各種プログラムを実行し、電子内視鏡システム1全体を統合的に制御する。また、システムコントローラ202は、操作パネル214に接続されている。システムコントローラ202は、操作パネル214より入力されるユーザからの指示に応じて、電子内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。タイミングコントローラ204は、各部の動作のタイミングを調整するクロックパルスを電子内視鏡システム1内の各回路に出力する。
上述したように、プロセッサ200は2系統の光源装置を備えている。光源装置の一つは、通常観察用の白色光(通常観察光La)を発生する照明用光源装置であり、もう一つは、3D計測用のランダムドットパターン光(3D計測光Lb)を発生する3D計測用光源装置である。
照明用光源装置は、ランプ208a、ランプ電源イグナイタ206a及び集光レンズ210aを備える。ランプ208aは、ランプ電源イグナイタ206aによる始動後、通常観察用の通常観察光Laを射出する。ランプ208aは、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプやLED(Light Emitting Diode)である。通常観察光Laは、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む白色光)である。
ランプ208aより射出された通常観察光Laは、後述するロータリーシャッタ装置260を通過した後、集光レンズ210aによりLCB102の入射端面に集光されてLCB102内に導入される。
ロータリーシャッタ装置260は、回転式シャッタ261、DCモータ262、ドライバ263及びフォトインタラプタ264を備えている。回転式シャッタ261は、扇状の開口が同心に形成された円盤状の遮光板である。回転式シャッタ261の開口は、フレーム期間に応じた角度範囲に広がる扇状に形成されている。
ドライバ263は、システムコントローラ202による制御下で、電子スコープ100による撮像に同期してDCモータ262を駆動し、DCモータ262の回転軸に連結された回転式シャッタ261を回転させる。ロータリーシャッタ装置260は、回転式シャッタ261を撮像と同期して一定速度で回転させることにより、周期的に明滅するパルス光列を生成する。具体的には、回転式シャッタ261は、その開口が通常観察光La及び3D計測光Lbの光路を1フレーム毎に交互に横切るように回転し、通常観察光La及び3D計測光Lbを交互に各フレーム期間内に通過させる。回転式シャッタ261の回転位置や回転の位相は、回転式シャッタ261の外周付近に形成された孔をフォトインタラプタ264によって検出することにより制御される。
LCB102は、中途で2分岐されていて、一対の射出端面を有している。なお、LCB102は、中途で分岐せずに、単一の射出端面を有する構成としてもよい。LCB102内に導入された通常観察光Laは、LCB102内を伝播して電子スコープ100の先端部に配置されたLCB102の一対の射出端面より射出され、各射出端面に対向配置された配光レンズ104を介して被写体Sに照射される。通常観察光Laにより照射された被写体Sからの戻り光は、対物レンズ106を介して固体撮像素子108の受光面上で光学像を結ぶ。
第2光源装置は、ランプ208b、ランプドライバ206b及び集光レンズ210bを備える。
ランプ208bには、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の狭帯域光源(本実施形態では、発光波長650nmの高出力LED)が使用される。なお、ランプ208bとして、ランプ208aと同じく、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の白色光を発生する高輝度ランプや白色LEDを使用してもよい。また、白色光源と狭帯域の光バンドパスフィルタ等の光学フィルタを使用して生成した狭帯域光を使用してもよい。なお、狭帯域光の波長域としては、被写体S(例えば消化管内壁)による吸収が少ない赤色領域が適しているが、固体撮像素子108が受光感度を有する波長域であれば任意の波長域(可視域に限らず、赤外域や紫外域を含む)の狭帯域光を使用することができる。
ランプ208bは、ランプドライバ206bから供給される駆動電流により駆動され、ランプ光を発生する。ランプ208bから射出されたランプ光は、ロータリーシャッタ装置260に入射される。ロータリーシャッタ装置260は、通常観察光Laと逆位相でランプ光にON/OFFの変調を与えて3D計測用の3D計測光Lbを生成する。なお、本実施形態では、1つのロータリーシャッタ装置260により通常観察光Laと3D計測光Lbの両方を逆位相で変調する構成が採用されているが、照明用光源装置(通常観察光La)と3D計測用光源装置(3D計測光Lb)のそれぞれに互いに逆位相で動作する専用のロータリーシャッタ装置260を設けた構成としてもよい。
ロータリーシャッタ装置260によって生成された3D計測光Lbは、集光レンズ210bによりLCB103の入射端面に集光されて、LCB103内に導入される。また、ランプ208bが発生するランプ光のビーム径や発散角に応じて、ランプ208bと集光レンズ210bとの間に(又は、集光レンズ210bに替えて)ビームエキスパンダを配置して、ビーム径や発散角を調整してもよい。
LCB103内に導入された3D計測光Lbは、LCB103内を伝播して電子スコープ100の先端部に配置されたLCB103の射出端面より射出され、平板状の窓105を介して被写体Sに照射される。被写体Sからの3D計測光Lbの戻り光も、対物レンズ106を介して固体撮像素子108の受光面上で光学像を結ぶ。なお、配光レンズではなく屈折力の無い窓105を使用することにより、3D計測光Lbの発散角が低く抑えられるため、ランダムドットパターン光のスポットPの径が大きくならず、精度の高い3D計測が可能になる。
上記構成により、本実施形態では、ロータリーシャッタ装置260を作動させると、被写体Sに照射される光が、フレーム期間毎に、通常観察光Laと3D計測光Lbとで交互に切り替わる。
固体撮像素子108は、原色ベイヤ型画素配列を有するグローバルシャッター方式の単板式カラーCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。固体撮像素子108は、受光面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、レッドR、グリーンG、ブルーBの画像信号を生成し出力する。なお、固体撮像素子108は、グローバルシャッター方式のCMOSイメージセンサに限らず、ローリングシャッター方式のCMOSイメージセンサや、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやその他の種類の撮像装置に置き換えられてもよい。固体撮像素子108はまた、補色系フィルタ(例えば、補色市松型画素配置)を搭載したものであってもよい。
電子スコープ100の接続部内には、ドライバ信号処理回路110が備えられている。固体撮像素子108はプログレッシブスキャン方式の撮像素子であり、ドライバ信号処理回路110には、画像信号がフレーム周期で固体撮像素子108より入力される。なお、固体撮像素子108にインターレーススキャン方式の撮像素子を採用してもよい。その場合も、3D画像を表示するとき(後述の3D表示モード設定時)には、通常観察光Laと3D計測光Lbがフレーム毎に切り替えられるように、ロータリーシャッタ装置260を作動させる。ドライバ信号処理回路110は、固体撮像素子108より入力される画像信号に対して所定の処理を施してプロセッサ200の画像処理回路220に出力する。
ドライバ信号処理回路110はまた、メモリ112にアクセスして電子スコープ100の固有情報を読み出す。メモリ112に記録される電子スコープ100の固有情報には、例えば、固体撮像素子108の画素数や感度、動作可能なフレームレート、型番等が含まれる。ドライバ信号処理回路110は、メモリ112より読み出された固有情報をシステムコントローラ202に出力する。
システムコントローラ202は、電子スコープ100の固有情報に基づいて各種演算を行い、制御信号を生成する。システムコントローラ202は、生成された制御信号を用いて、プロセッサ200に接続されている電子スコープに適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。
タイミングコントローラ204は、システムコントローラ202によるタイミング制御に従って、ドライバ信号処理回路110にクロックパルスを供給する。ドライバ信号処理回路110は、タイミングコントローラ204から供給されるクロックパルスに従って、固体撮像素子108をプロセッサ200側で処理される映像のフレームレートに同期したタイミングで駆動制御する。
画像処理回路220は、ドライバ信号処理回路110より1フレーム周期で入力される画像信号に対して色補間、マトリックス演算、Y/C分離等の所定の信号処理を施した後、画像信号に基づいてモニタ表示用の画面データを生成し、生成されたモニタ表示用の画面データを所定のビデオフォーマット信号に変換する。変換されたビデオフォーマット信号は、モニタ300aに出力される。これにより、被写体Sのカラー画像(通常観察画像)がモニタ300aの表示画面に表示される。
また、画像処理回路220は、被写体Sに3D計測光Lbを投影して撮像した画像に基づいて被写体Sの3D画像(例えば、三次元ワイヤフレーム画像)を生成する3D画像生成回路230を備えている。3D画像生成回路230は、3D画像のビデオフォーマット信号をモニタ300bに出力し、被写体Sの3D画像がモニタ300bに画面表示される。
[光ファイバ束の構成]
図3は、LCB103の先端部の概略構成を示す図である。LCB103は、複数のマルチモード光ファイバ103aを束ねた光ファイバ束を主体とするものである。LCB103は、その先端部において、その中心軸Ax回りに捩られた状態で接着剤等の充填材により一体に固定された後、端面が曲面研磨(例えば、球面研磨)される。LCB103は、捩られることにより、LCB103を形成する各光ファイバ103aの光軸が無秩序に配向する。その結果、LCB103の先端から射出された3D計測光Lbは、ランダムドットパターン光となる。
[三次元表面形状計測の原理]
図4は、本実施形態の3D計測の原理を説明する図である。なお、図4において、電子スコープ100の先端部の中心軸をZ軸、固体撮像素子108の撮像面の水平方向軸をX軸、垂直方向軸をY軸(紙面に垂直な軸)とする。
本実施形態では、内視鏡観察を行う前に、スクリーン400を使用してランダムドットパターン光のキャリブレーション測定を行い、ランダムドットパターン光の各スポットPの基準位置(x,y)を取得する。具体的には、電子スコープ100の先端から所定距離L(単位:mm)離れた位置に、Z軸と垂直にスクリーン400を配置し、LCB103を形成する各光ファイバ103aの先端から3D計測光Lbを射出して、スクリーン400上にランダムドットパターン光を投影させる。そして、固体撮像素子108によってスクリーン400上に投影されたランダムドットパターン光の像を撮像して、各スポットPが撮像された画素の位置を基準位置(x,y)とする。なお、通常は複数の画素に亘ってスポットPの像が形成され、例えば、これら複数の画素のうち最も輝度の高い画素の位置が基準位置(x,y)として採用される。LCB103から射出されるランダムドットパターン光の各スポットPについて、それぞれ基準位置(x,y)が取得され、画像処理回路220が備えるメモリ(不図示)に記憶される。
固体撮像素子108によって撮像される3D計測光Lbの各スポットPの像の位置(x,y)は、電子スコープ100の先端から被写体Sまでの距離zによって変化する。また、後述の数式1に示されるように、スポットPの像の位置(x,y)は、距離zによって一意に定まる。そのため、内視鏡観察中に被写体Sにランダムドットパターン光を投影し、各スポットPの像の位置(x,y)を取得することにより、各スポットPが投影される被写体S上の複数の位置について、電子スコープ100の先端からの距離zを計算することができる。
距離zは、三角法に基づいて、次の数式1によって計算される。
(数式1)
Figure 2016106867
ここで、各変数の定義は以下の通りである。
:キャリブレーション測定において固体撮像素子108が撮像した画像上でのスクリーン400の横幅(単位:ピクセル)
d:固体撮像素子108の撮像面とLCB103の射出端面の中心点間の距離(単位:mm)
L:電子スコープ100の先端とスクリーン400との距離(単位:mm)
:スクリーン400の横幅の実寸(単位:mm)
:キャリブレーション測定においてスクリーン400上に投影された3D計測光LbのスポットPの像の画素位置(単位:ピクセル)
x:被写体S上に投影された3D計測光LbのスポットPの像の画素位置(単位:ピクセル)
数式1により計算した3D計測光Lbの各スポットPにおける距離zに基づいて、被写体Sの3D画像が生成される。3D画像の例を図5に示す。図5は、三次元ワイヤフレームにより3D画像を表示した例であるが、サーフェスモデルやソリッドモデル等の3次元コンピュータグラフィックスの別の表現手法を使用してもよい。また、3D画像は、単なる等高線図や、距離zを色情報(例えば、彩度や色相)に変換した2D画像としてもよい。
また、LCB103から射出されるランダムドットパターン光における各スポットPの配置が不規則であるため、スポットP毎に周囲のスポットPの配置が異なる。従って、周囲のスポットPの配置から、各スポットPを特定する(すなわち、キャリブレーション測定において撮像された各スポットPと対応付ける)ことができる。スポットPの特定は、例えば周知のパターン認識の手法を用いて行うことができる。
[動作モード]
本実施形態の電子内視鏡システム1は、「通常観察モード」、「3D表示モード」及び「緊急モード」の3つの動作モードで動作可能に構成されている。表1は、各動作モードの動作を比較した対照表である。
Figure 2016106867
通常観察モードは、3D画像の画面表示を行わず、通常観察画像のみを画面表示する動作モードである。通常観察モードでは、ロータリーシャッタ装置260の作動が停止し、通常観察光Laの光路が回転式シャッタ261の開口を通過し、3D計測光Lbの光路が回転式シャッタ261によって遮断される回転位置で回転式シャッタ261が静止する。また、ランプ208bの駆動が停止される。これにより、3D計測光Lbの照射が停止され、常に通常観察光Laのみが被写体Sに照射されるようになる。また、通常観察モードでは、固体撮像素子108が基本フレームレート(例えば30Hz)で駆動される。通常観察モードでは、撮像された全てのフレームの画像データから1画面(通常観察画像)のビデオフォーマット信号が生成される。
3D表示モードは、通常観察画像と3D画像を同時に画面表示する動作モードである。3D表示モードでは、ロータリーシャッタ装置260が作動し、1フレーム毎に通常観察光Laと3D計測光Lbが交互に被写体Sに照射され、通常観察画像と3D計測光Lbのランダムドットパターン光の像が写された画像が1フレーム毎に交互に撮像される。そして、固体撮像素子108によって撮像された画像データから、2画面(通常観察画像と3D画像)のビデオフォーマット信号が生成される。また、3D表示モードでは、撮像素子が倍速フレームレート(例えば60Hz)で駆動される。これにより、通常観察画像及び3D画像の滑らかな動きの動画が生成される。
緊急モードは、内視鏡観察中にランプ208aのランプ切れ等により通常観察光Laの供給が停止したときに、電子スコープ100を被検者の体内から安全に抜き取るために、通常観察光Laの替わりに3D計測光Lbを照明光として使用するための動作モードである。
緊急モードでは、ロータリーシャッタ装置260の作動が停止し、3D計測光Lbの光路が回転式シャッタ261の開口を通過し、通常観察光Laの光路が回転式シャッタ261によって遮断される回転位置で回転式シャッタ261が静止する。また、ランプ208aの駆動が停止される。これにより、常時3D計測光Lbのみが被写体Sに照射されるようになる。緊急モードは、通常観察光Laの替わりに3D計測光Lbが照射されることを除いては、通常観察モードと同様のものであり、モニタ300bには、3D計測光Lbを照射して撮像した被写体の画像が表示される。
[画像処理]
図6は、本実施形態の画像処理を説明する図である。図6(a)は固体撮像素子108の駆動のタイミング(連続するフレーム1〜6のフレーム期間)を示し、図6(b)は通常観察光Laを照射するタイミングを示し、図6(c)は3D計測光Lbを照射するタイミングを示す。また、図6(d)は固体撮像素子108によって撮像された原画像の遷移図であり、図6(e)はモニタ300aに表示される通常観察画像の遷移図であり、図6(f)はモニタ300bに表示される3D画像の遷移図である。
上述したように、本実施形態では1フレーム毎に通常観察光Laと3D計測光Lbが交互に被写体Sに照射されるため、通常観察画像と3D計測光Lbのランダムドットパターン光の像が写された画像が交互に撮像される。具体的には、奇数番目のフレーム2n+1(但し、nは自然数。)において白色光による通常観察画像が撮像され、偶数番目のフレーム2nにおいてランダムドットパターン光の像が撮像される。そして、フレーム2nの画像データに基づいて3D画像が生成される。
また、通常観察画像には、偶数番目のフレーム2n(例えばフレーム2)のタイミングで撮像された画像データが存在しないため、図6(e)に示されるように、一つ前の奇数番目のフレーム2n−1(例えばフレーム1)の画像データを2回繰り返して表示することで、モニタ300aに表示される通常観察画像の欠落の無い連続した画像遷移が実現されている。
同様に、ランダムドットパターン光の画像には、奇数番目のフレーム2n+1(例えばフレーム3)のタイミングで撮像された画像データが存在しないため、図6(f)に示されるように、一つ前の偶数番目のフレーム2n(例えばフレーム2)の画像データに基づいて生成した3D画像を2回繰り返して表示することにより、モニタ300bに3D画像をちらつき無く表示させることができる。
<第2実施形態>
[電子内視鏡システム全体の構成]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、上述した第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態と共通の又は類似の構成には、同一又は類似の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態では、通常観察光Laと3D計測光Lbの両方を逆位相でチョッピングすることにより、通常観察光Laと3D計測光Lbの照射期間が重複しないようにして、通常観察光Laによる像と3D計測光Lbによる像とをフレーム毎に分離して撮像する構成が採用されている。この構成により、画像データから3D計測光Lbのランダムドットパターンを抽出する画像処理を容易にしている。以下に説明する第2実施形態では、3D計測光Lbのみをチョッピングする。すなわち、通常観察光Laを連続的に被写体に照射しながら、これに重ねて、3D計測光Lbのランダムドットパターンを被写体に間欠的に照射する。そして、通常観察光Laによる像と3D計測光Lbによる像の両方が重なって撮像された画像データから、ランダムドットパターンを抽出し、抽出したランダムドットパターンから被写体の3D画像を生成する。第2実施形態の構成では、画像処理は複雑になるものの、より簡単な装置構成により通常観察画像と3D画像を同時に画面表示することを可能にしている。
また、第1実施形態はグローバルシャッター方式のCMOSイメージセンサを使用した例であるが、以下に説明する第2実施形態では、ライン露光順次読み出し方式(ローリングシャッター)のCMOSイメージセンサが使用される。後述するように、本実施形態では、固体撮像素子108の全てのライン(走査線)の露光期間が重なる期間(本明細書において「グローバル露光期間」という。)内に3D計測光Lbを照射する構成が採用されている。この構成によれば、3D計測光Lbの1回の照射によって形成される光の像が連続する2枚の画像出力に分かれて撮像されることがなく、かつ通常観察画像に3D計測光の像が映り込むこともない。なお、本実施形態において、グローバル露光期間は、最終ラインの露光開始から最初のラインの露光終了までの期間である。
図7は、本発明の第2実施形態に係る電子内視鏡システム1aの構成を示すブロック図である。第2実施形態では、ロータリーシャッタ装置260が3D計測光Lbの光路上のみに配置され、3D計測光Lbのみがチョッピングによりパルス光列に変調される。また、回転式シャッタ261の開口は、グローバル露光期間にのみ3D計測光Lbが照射されるように、グローバル露光期間に応じた角度範囲に広がる扇状に形成されている。
第2実施形態の電子内視鏡システム1aも、通常観察モード、3D表示モード及び緊急モードの3つの動作モードで動作する。通常観察モード及び緊急モードにおける動作は、第1実施形態と同様のものであり、「3D表示モード」における動作のみが第1実施形態と相違する。
[画像処理]
図8は、本実施形態の画像処理を説明する図である。図8(a)は固体撮像素子108の駆動のタイミングを示し、図8(b)は3D計測光Lbを照射するタイミングを示す。なお、本実施形態では、通常観察光Laは常時照射される。また、図8(c)は固体撮像素子108によって撮像された原画像の遷移図であり、図8(d)はモニタ300aに表示される通常観察画像の遷移図であり、図8(e)はモニタ300bに表示される3D画像の遷移図である。
第2実施形態では4フレーム毎に3D計測光Lbが被写体Sに投影され、3D計測光Lbのランダムドットパターン光の像が写された画像が4フレーム毎に撮像される。具体的には、フレーム4n+2(但し、nは自然数。)においてランダムドットパターン光の像が撮像され、これらのフレームの画像データに基づいて3D画像が形成される。また、フレーム4n+2以外の画像データ(すなわち、通常観察光Laのみが照射されるタイミングで撮像した画像データ)に基づいて通常観察画像が生成される。また、本実施形態においても、3D計測光Lbはグローバル露光期間内にのみ照射される。
また、通常観察画像には、フレーム4n+2(例えばフレーム2)のタイミングで撮像された画像データが存在しないため、図8(d)に示すように、一つ前のフレーム4n+1(例えばフレーム1)の画像データを2回繰り返して表示することで、モニタ300aに表示される通常観察画像の欠落の無い連続した画像遷移が達成されている。
また、モニタ300bに表示される3D画像は、滑らかな動きまでは必要とされていないため、4フレーム毎に画像が更新される。すなわち、フレーム4n+2の画像データに基づいて生成された3D画像が、フレーム4n+2からフレーム4n+5の期間までモニタ300bに画面表示される。
また、フレーム4n+2を撮像する際には、通常観察光Laと3D計測光Lbの両方が被写体Sに照射されるため、フレーム4n+2には通常観察光Laの像と3D計測光Lbの像が重なり合った像が撮像される。3D計測には3D計測光Lbの像のみが使用されるため、通常観察光Laの像はノイズとなる。本実施形態では、3D計測光Lbに波長650nmの狭帯域光が使用される。この波長の光は、固体撮像素子108に装着されたレッドRの透過率が高く、ブルーB及びグリーンGのカラーフィルタは透過率が低い。そのため、ブルーB及びグリーンGの画像信号とレッドRの画像信号との画素値の差が所定値以上となる画素を3D計測光Lbの像として抽出することができる。同様に、波長532nmの狭帯域光を使用し、ブルーB及びレッドRの画素信号とグリーンGの画像信号との画素値の差が所定値以上となる画素を3D計測光Lbの像として抽出してもよい。同様に、波長470nmの狭帯域光を使用し、グリーンG及びレッドRの画素信号とブルーBの画像信号との画素値の差が所定値以上となる画素を3D計測光Lbの像として抽出してもよい。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記の各実施形態の電子内視鏡システムは、2つのモニタ300a、300bを備え、それぞれに通常観察画像と3D画像を表示する構成が採用されているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、1画面に通常観察画像と3D画像を表示させる所謂2画面表示の画面データを生成し、1つのモニタに通常観察画像と3D画像を同時に表示させる構成としてもよい。2画面表示の例を図9に示す。
上記の第2実施形態では、4フレーム毎に3D計測光Lbの像が撮像されるが、3D計測光Lbの像を撮像する間隔はこれに限定されない。また、3D計測光Lbの像を撮像する間隔を設定により変更できるように構成してもよい。この場合、3D計測光Lbの像を撮像する間隔に応じて、例えば、回転式シャッタ261の回転数を自動的に変更する構成としてもよい。
また、上記の各実施形態では、LCB103にマルチモード光ファイバが使用されているが、シングルモード光ファイバを使用してもよい。その場合には、空間光を直接LCB103に導入するのではなく、1本の光ファイバに導入した後、多分岐の光スプリッタ(例えば、光ファイバ型や光導波路型のもの)を使用してLCBを形成する複数の光ファイバに分岐する構成としてもよい。この構成によれば、3D計測光Lbを高効率でLCB103に結合させることができる。また、シングルモード光ファイバは、開口数(Numerical Aperture: NA)が低いため、ランダムドットパターン光の発散角(すなわち、スポットPの径)が小さく抑えられ、高い精度の3D計測が可能になる。
1 電子内視鏡システム
100 電子スコープ
102 LCB
103 LCB
200 プロセッサ
208a ランプ
208b ランプ
220 画像処理回路
260 ロータリーシャッタ装置
La 通常観察光
Lb 3D計測光

Claims (14)

  1. 3D計測光を伝搬する第1ライトガイドと、
    前記3D計測光が照射された被写体を撮像する撮像素子と、
    を備え、
    前記第1ライトガイドが、光ファイバ束を備え、
    前記光ファイバ束が、その先端からランダムドットパターン光が射出されるように、先端部において該光ファイバ束の中心軸周りに捩られている、
    電子スコープ。
  2. 前記光ファイバ束の先端部が充填材により一体に固定されている、
    請求項1に記載の電子スコープ。
  3. 前記光ファイバ束の先端面が曲面研磨されている、
    請求項2に記載の電子スコープ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子スコープと、
    前記電子スコープに前記3D計測光を供給する第1光源と、
    前記撮像素子が生成する画像信号を処理して3D画像データを生成するプロセッサと、
    を備えた電子内視鏡システム。
  5. 前記プロセッサが、前記被写体に投影された前記ランダムドットパターン光の画像に基づいて、前記電子スコープの先端から前記被写体に投影された前記ランダムドットパターン光の各スポットまでの距離を計測する、
    請求項4に記載の電子内視鏡システム。
  6. キャリブレーション用のスクリーンを備え、
    前記プロセッサが、前記ランダムドットパターン光が投影された前記スクリーンを撮像した画像における該ランダムドットパターン光の各スポットの像の画素位置を記憶する記憶装置を備えた、
    請求項5に記載の電子内視鏡システム。
  7. 以下の数式1により、前記電子スコープの先端から前記被写体に投影された前記ランダムドットパターン光の各スポットまでの距離を計測する、
    請求項6に記載の電子内視鏡システム。
    Figure 2016106867
    ここで、各変数の定義は以下の通りである。
    :前記スクリーンを撮像した画像における該スクリーンの横幅(単位:ピクセル)
    d:前記撮像素子の撮像面と前記光ファイバ束の中心点間の距離(単位:mm)
    L:前記電子スコープの先端と前記スクリーンとの距離(単位:mm)
    :前記スクリーンの横幅の実寸(単位:mm)
    :前記スクリーン上に投影された前記ランダムドットパターン光のスポットの像の画素位置(単位:ピクセル)
    x:前記被写体上に投影された前記ランダムドットパターン光のスポットの像の画素位置(単位:ピクセル)
  8. 前記電子スコープに通常観察光を供給する第2光源を備え、
    前記電子スコープが、前記通常観察光を伝搬する第2ライトガイドを備えた、
    請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の電子内視鏡システム。
  9. 前記第1光源が、前記撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の前記3D計測光を供給し、
    前記プロセッサが、
    前記電子スコープに前記通常観察光のみが供給されている時に撮像された前記画像データに基づいて通常観察画像データを生成し、
    前記電子スコープに前記3D計測光が供給されている時に撮像された前記画像データに基づいて前記3D画像データを生成する、
    請求項8に記載の電子内視鏡システム。
  10. 前記第1光源が、前記撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の前記3D計測光を供給し、
    前記第2光源が、前記撮像装置による撮像の周期と同期したパルス光の前記通常観察光を、前記3D計測光と異なる位相で供給し、
    前記プロセッサが、
    前記電子スコープに前記通常観察光が供給されている期間に撮像された前記画像データに基づいて前記通常観察画像データを生成し、
    前記電子スコープに前記3D計測光が供給されている期間に撮像された前記画像データに基づいて前記3D画像データを生成する、
    請求項8に記載の電子内視鏡システム。
  11. 前記撮像素子がライン露光順次読み出し方式により動作するものであり、
    前記第1光源が、前記撮像素子の全てのラインの露光期間が重なるグローバル露光期間にのみ前記3D計測光を供給する、
    請求項9又は請求項10に記載の電子内視鏡システム。
  12. 前記通常観察光及び前記3D計測光が供給され、前記通常観察画像データ及び前記3D画像データが生成されて3D表示が行われる3D表示モードと、
    前記3D計測光のみが供給され、前記3D計測光が照射された被写体が表示される緊急モードと、により動作可能な、
    請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の電子内視鏡システム。
  13. 更に、前記通常観察光のみが供給され、前記通常観察画像データのみが生成される通常観察モードにより動作可能な、
    請求項12に記載の電子内視鏡システム。
  14. 前記3D表示モードにおいて、前記通常観察光と前記3D計測光が1フレーム期間毎に交互に供給され、
    前記撮像素子が、
    前記通常観察モードにおいて基本フレームレートで駆動され、
    前記3D表示モードにおいて倍速フレームレートで駆動される、
    請求項13に記載の電子内視鏡システム。
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