JPH055250A - 織機における経糸張力調整装置 - Google Patents

織機における経糸張力調整装置

Info

Publication number
JPH055250A
JPH055250A JP15711391A JP15711391A JPH055250A JP H055250 A JPH055250 A JP H055250A JP 15711391 A JP15711391 A JP 15711391A JP 15711391 A JP15711391 A JP 15711391A JP H055250 A JPH055250 A JP H055250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
roller
warp
loom
tension roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15711391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanari Sato
譲得 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP15711391A priority Critical patent/JPH055250A/ja
Publication of JPH055250A publication Critical patent/JPH055250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 織機の高速運転に追随し得る経糸張力調整装
置を提供する。 【構成】 メタルブラケット9,10によって支持パイ
プ6を回動可能に支持し、支持パイプ6上に支持アーム
4,5を介してテンションローラ3を支持する。テンシ
ョンローラ3はベアリング7,8を介して支持アーム
4,5に支持されており、支持アーム4,5に対して回
転可能なテンションローラ3の左右中間部と支持パイプ
6との間には補強ブラケット20及び補強ローラ21,
22が介在されている。補強ブラケット20及び補強ロ
ーラ21,22はテンションローラ3に対する経糸張力
負荷の一部を受け止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機における経糸張力
調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の経糸張力調整装置が特開昭61
−83353号公報に開示されている。この従来装置で
は積極イージング駆動伝達経路上にイージングスプリン
グが介在されており、クランク機構の揺動変位がイージ
ングスプリングを介してバックレストローラ(テンショ
ンローラ)に伝達されるようになっている。バックレス
トローラの揺動支点はバックレストローラの上方に設定
されており、経糸張力の変動は前記揺動支点を中心にし
たバックレストローラの揺動、即ちイーンジングスプリ
ングによって吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バックレストローラは
経糸張力を全て受け止めることになり、そのためにバッ
クレストローラには十分な剛性を与える必要がある。こ
のような剛性付与は必然的にバックレストローラの重量
増をもたらすが、重量増は織機の高速運転の際の慣性力
の増大に繋がる。慣性力の増大、即ち揺動中心軸を中心
とした慣性モーメントはバックレストローラの張力変動
吸収のための揺動の追随性を阻害し、安定した張力付与
が織機高速化に伴って困難となる。
【0004】本発明は織機高速化にも安定した張力付与
をもたらす経糸張力調整装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
張力付与ガイドの左右両端部を支持アームで支持すると
共に、ワープビームから送り出される経糸に張力を付与
するためのばね付勢手段を張力付与ガイドとその揺動中
心軸との間に介在し、揺動中心軸と張力付与ガイドの左
右中間部との間には経糸張力に対抗するための応力補強
手段を介在した。
【0006】
【作用】経糸は張力付与ガイドを介してばね付勢手段の
ばね力に応じた張力を付与され、経糸張力が変動すれば
張力付与ガイドが揺動吸収する。織機が高速化すれば織
機1回転中の定期的な張力変動も高速化するが、張力付
与ガイドの左右中間部を応力補強手段が張力付与ガイド
に加わる経糸張力の一部を受け止めるために張力付与ガ
イド自体の必要剛性は低減する。そのため、張力付与ガ
イド自体の重量を減らすことができ、揺動中心軸を中心
とした慣性モーメントの低減に応じた製織の高速化が可
能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。1はワープビームであり、ワ
ープビーム1から送り出される経糸Tはバックローラ2
及び張力付与ガイドとなるテンションローラ3に接して
案内される。バックローラ2は図示しない左右両サイド
フレーム間に回転可能かつ位置変位不能に配設されてい
る。
【0008】テンションローラ3はローラ軸3aを介し
て左右一対の支持アーム4,5間に架設支持されてお
り、両支持アーム4,5は支持パイプ6上に止着支持さ
れている。ローラ軸3aと支持アーム4,5との間には
ベアリング7,8が介在されており、テンションローラ
3は支持アーム4,5に対して回動可能である。
【0009】支持パイプ6は左右一対のメタルブラケッ
ト9,10を介してアングル状のステイ11に支持され
ている。支持パイプ6はメタルブラケット9,10に対
して回動可能である。
【0010】支持パイプ6内の中心軸上には角柱状のト
ーションロッド12が収容されている。トーションロッ
ド12は一対のリングメタル13を介して支持パイプ6
の内周面上に支持されており、トーションロッド12の
一端部は支持パイプ6の右端から突出している。トーシ
ョンロッド12の内端部には止め輪14が嵌められてお
り、止め輪14は止めねじ15によって支持パイプ6の
内周面に固定されている。
【0011】トーションロッド12の外端部にはイージ
ングレバー16が止めねじ17によって締め付け固定さ
れている。イージングレバー16はメタルブラケット1
8を介してステイ11に支持されており、メタルブラケ
ット18に対して回動可能である。イージングレバー1
6はイージングロッド19を介してクランク機構(図示
略)に作動連結されており、織機1回転中の定期的な張
力変動に合わせてイージングレバー16が揺動するよう
になっている。
【0012】支持パイプ6の中間部には補強ブラケット
20が止着されており、補強ブラケット20には一対の
補強ローラ21,22が支持されている。一対の補強ロ
ーラ21,22はテンションローラ3の下面側に接して
おり、テンションローラ3に加えられる経糸Tの張力が
支持アーム4,5及び補強ローラ21,22によって受
け止められる。補強ローラ21,22の周面にはウレタ
ンゴム製の弾性皮膜21a,22aが設けられている。
【0013】トーションロッド12のねじり作用は止め
輪14、支持パイプ6及び支持アーム4,5を介してテ
ンションローラ3に波及し、経糸Tの張力はトーション
ロッド12のねじり程度によって設定される。織機1回
転中の定期的な張力変動はイージングレバー16を積極
的に揺動して吸収される。即ち、イージングレバー16
の揺動はトーションロッド12のねじれ変動となり、テ
ンションローラ3が支持パイプ6を中心として経糸張力
変動に追随揺動する。
【0014】このような経糸張力変動は織機の高速化に
伴って急激となり、テンションローラ3の重量が大きい
場合には慣性モーメントが増大し、経糸張力変動吸収が
追随しなくなる。しかしながら、経糸張力を全て受け止
めるテンションローラ3の左右中間部に対する経糸張力
負荷が補強ブラケット20及び補強ローラ21,22か
らなる応力補強手段によって受け止められているため、
経糸張力に対するテンションローラ3の応力が補強ロー
ラ21,22によって補強される。従って、剛性の低い
小径のテンションローラ3でも変形することなく経糸張
力を受け止めることができ、テンションローラ3の重量
を減らすことができる。重量減はテンションローラ3の
支持パイプ6を中心とした慣性モーメントの低減を意味
し、経糸張力変動に対する追随性が向上する。従って、
テンションローラ3の重量減に応じた織機高速化を図る
ことができる。
【0015】高密度織物では良好な開口形成を行なって
緯入れ性を高めるために本実施例のような積極イージン
グ機構を用いるが、筬打ち時の経糸Tからのテンション
ローラ3の逃げを防止するためにはトーションロッド1
2のばね定数を高めればよい。
【0016】逆に、フィラメント糸使用の織物あるいは
薄地織物の場合には経糸に負担を掛けないために消極イ
ージング方式が採用されるが、本実施例ではイージング
ロッド19のイージング量を零に近づければよい。
【0017】なお、本実施例では補強ローラ21,22
の周面に弾性皮膜21a,22aを設けたので補強ロー
ラ21,22とテンションローラ3との接触に起因する
テンションローラ3の損傷防止が防止される。
【0018】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば前記実施例における補強ブラケッ
ト20上の補強ローラの個数を3つ以上あるいは1つの
みとしたり、補強ブラケット20及び補強ローラ21,
22からなる応力補強機構の個数を増やしてもよい。補
強ブラケット20及び補強ローラ21,22からなる複
数の応力補強機構によってテンションローラ3の長さ方
向にわたって全体的に支持するようにすれば支持アーム
4,5及びベアリング7,8を省略することができる。
応力補強機構のみによってテンションローラ3を支持す
る場合には機仕掛け作業時にテンションローラ3が落下
しないような支持構成の配慮を行なうことが望ましい。
【0019】又、本発明では、図4に示すようにトーシ
ョンロッド12の外端部をブラケット23で固定支持
し、ブラケット23をステイ11に止着して消極イージ
ング方式とすることもできる。
【0020】又、図5に示すようにテンションローラの
代わりに回転しないテンションロッド24を複数の支持
アーム25で支持パイプ6上に支持する実施例も可能で
ある。このようにテンションロッド24の両端部のみな
らず左右中間部においても支持アーム25で支持するこ
とによって全経糸張力を細いテンションロッド24で受
け止めることができる。
【0021】さらに図6に示すように支持パイプ6上に
止着される補強ブラケット20の先端にプレーンベアリ
ング26を取り付け、テンションローラ3の回転をプレ
ーンベアンリング26で直接支持するようにした実施例
も可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、張力付与
ガイドの揺動中心軸と張力付与ガイドの左右中間部との
間に経糸張力に対抗するための応力補強手段を介在した
ので、経糸張力の一部を受け止めるために張力付与ガイ
ド自体の必要剛性を低減して張力付与ガイド自体の重量
を減らすことができ、揺動中心軸を中心とした慣性モー
メントの低減に応じた織機の高速化を図り得るという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】要部側断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】別例を示す斜視図である。
【図5】別例を示す斜視図である。
【図6】別例を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
3…張力付与ガイドとなるテンションローラ、4,5…
支持アーム、6…揺動中心軸となる支持パイプ、12…
ばね付勢手段となるトーションロッド、20…応力補強
手段を構成する補強ブラケット、21,22…応力補強
手段を構成する補強ローラ、T…経糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】張力付与ガイドの左右両端部を支持アーム
    で支持すると共に、ワープビームから送り出される経糸
    に張力を付与するためのばね付勢手段を前記張力付与ガ
    イドとその揺動中心軸との間に介在し、揺動中心軸と張
    力付与ガイドの左右中間部との間には経糸張力に対抗す
    るための応力補強手段を介在した織機における経糸張力
    調整装置。
JP15711391A 1991-06-27 1991-06-27 織機における経糸張力調整装置 Pending JPH055250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15711391A JPH055250A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 織機における経糸張力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15711391A JPH055250A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 織機における経糸張力調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055250A true JPH055250A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15642511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15711391A Pending JPH055250A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 織機における経糸張力調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055250A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4948153A (en) * 1988-06-30 1990-08-14 Nippon Reinz Co., Ltd. Metal gasket
CN104452056A (zh) * 2014-11-21 2015-03-25 东华大学 一种提高织机纱线动态张力控制效果的后梁及其使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4948153A (en) * 1988-06-30 1990-08-14 Nippon Reinz Co., Ltd. Metal gasket
CN104452056A (zh) * 2014-11-21 2015-03-25 东华大学 一种提高织机纱线动态张力控制效果的后梁及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5697565A (en) Creel relief device for a yarn winding apparatus
JP5778544B2 (ja) 織機の張力検出装置
US4240471A (en) Loom back rest mechanism
EP0527705A1 (en) Method and apparatus for detecting warp tension in a weaving loom
JPH055250A (ja) 織機における経糸張力調整装置
US5562128A (en) Adjustable warp tension roll support in a weaving loom
JPS5838543B2 (ja) 織機の経糸用テンション装置
EP1544338A2 (en) Warp tension detecting device for loom
JP2534202Y2 (ja) 織機における経糸張力検出装置
JP4085519B2 (ja) 織機における経糸張力調整装置
JP3508372B2 (ja) 織機における経糸張力変動抑制方法及び装置
JP2973600B2 (ja) 織機における経糸張力調整装置
JPH0598540A (ja) 織機における経糸張力検出装置
CA1055807A (en) Shuttleless weaving loom of the single or double layer type
US3279719A (en) Device for regulating the winding tension of web material
JP3817932B2 (ja) 織機における経糸張力調整装置
JPS6239109Y2 (ja)
SU1509444A1 (ru) Механизм отпуска нитей основы на ткацком станке
JP3355727B2 (ja) 織機の耳形成装置における耳糸供給装置
JPS61273471A (ja) 高速繊条巻取機
JPH0649745A (ja) 織機の経糸張力制御装置
US3258037A (en) Temple mounting means for looms
JP2009293151A (ja) 織機のテンションロール支持機構
JPS60242182A (ja) 精紡機の巻取張力補償装置
JP3073700B2 (ja) 織機のガイドロール支持機構