JPH0552445A - エンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制御 - Google Patents
エンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制御Info
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- JPH0552445A JPH0552445A JP23691591A JP23691591A JPH0552445A JP H0552445 A JPH0552445 A JP H0552445A JP 23691591 A JP23691591 A JP 23691591A JP 23691591 A JP23691591 A JP 23691591A JP H0552445 A JPH0552445 A JP H0552445A
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims abstract description 49
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 室外ユニット5Aと室内ユニット5Bからなるエ
ンジン駆動ヒートポンプにおいて、圧縮機52吸込側の冷
媒圧力を圧力センサ4で測定し、圧力が所低圧以下で且
つ低いほど、アキュームレータ58入口側の冷媒管1と圧
縮機52出口側の冷媒管1との間に設けたバイパス弁2、
3を開き、圧縮機52によって圧縮・吐出した高圧冷媒を
バイパスして流入させ、圧縮機52吸込側の圧力を上昇さ
せる。 【効果】 圧縮機吸込側の圧力が低下したとき、バイパ
ス弁が開いて高圧冷媒が圧縮機吸込側に流入するため、
この部分の圧力は速やかに上昇して負圧の発生が防止さ
れる。
ンジン駆動ヒートポンプにおいて、圧縮機52吸込側の冷
媒圧力を圧力センサ4で測定し、圧力が所低圧以下で且
つ低いほど、アキュームレータ58入口側の冷媒管1と圧
縮機52出口側の冷媒管1との間に設けたバイパス弁2、
3を開き、圧縮機52によって圧縮・吐出した高圧冷媒を
バイパスして流入させ、圧縮機52吸込側の圧力を上昇さ
せる。 【効果】 圧縮機吸込側の圧力が低下したとき、バイパ
ス弁が開いて高圧冷媒が圧縮機吸込側に流入するため、
この部分の圧力は速やかに上昇して負圧の発生が防止さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスエンジンなどで圧縮
機を駆動し、冷媒を圧縮・循環させるヒートポンプ式冷
暖房装置などの運転制御に関するものである。
機を駆動し、冷媒を圧縮・循環させるヒートポンプ式冷
暖房装置などの運転制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンによって駆動する圧
縮機と、四方弁、室内熱交換器、レシーバタンク、室外
電動弁、室外熱交換器、アキュームレータなどを順次連
結して形成されるエンジン駆動ヒートポンプが冷暖房運
転や給湯加熱などに汎用されている。
縮機と、四方弁、室内熱交換器、レシーバタンク、室外
電動弁、室外熱交換器、アキュームレータなどを順次連
結して形成されるエンジン駆動ヒートポンプが冷暖房運
転や給湯加熱などに汎用されている。
【0003】上記従来のエンジン駆動ヒートポンプにお
いては冷媒循環系の低圧側圧力、すなわち圧縮機吸込側
圧力の異常低下を防止する制御は行われていない。過去
においては低圧スイッチを用いて制御したこともあった
が誤動作することが多く、その都度エンジンを止めて警
報を発したため、クレームの原因となるなど不都合が多
く現在は行われていない。また、低圧側圧力を制御して
いないため、例えば大気圧以下にまで低圧側圧力が異常
に低下したときには、エンジンによって駆動される圧縮
機のシャフトと本体との間隙などから空気が冷媒循環系
に浸入して冷凍能力を低下させると云った問題もあっ
た。
いては冷媒循環系の低圧側圧力、すなわち圧縮機吸込側
圧力の異常低下を防止する制御は行われていない。過去
においては低圧スイッチを用いて制御したこともあった
が誤動作することが多く、その都度エンジンを止めて警
報を発したため、クレームの原因となるなど不都合が多
く現在は行われていない。また、低圧側圧力を制御して
いないため、例えば大気圧以下にまで低圧側圧力が異常
に低下したときには、エンジンによって駆動される圧縮
機のシャフトと本体との間隙などから空気が冷媒循環系
に浸入して冷凍能力を低下させると云った問題もあっ
た。
【0004】一方、冷媒の漏洩の有無は現在も低圧スイ
ッチによって検知されている。しかし、外気温が低い時
の暖機運転中や、室内機の運転台数を切り換えた時など
では一時的に低圧側の圧力が落ち込むことがあり、誤検
知となり易いのでエンジン運転中は測定できないと云っ
た欠点があり、エンジンを一旦停止させてから検査しな
ければならず作業が面倒であった。
ッチによって検知されている。しかし、外気温が低い時
の暖機運転中や、室内機の運転台数を切り換えた時など
では一時的に低圧側の圧力が落ち込むことがあり、誤検
知となり易いのでエンジン運転中は測定できないと云っ
た欠点があり、エンジンを一旦停止させてから検査しな
ければならず作業が面倒であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のエン
ジン駆動ヒートポンプにおいては、低圧側圧力の異常低
下を防止する制御がなされていないし、冷媒の漏洩を検
知する操作にしてもエンジン運転中は検知できないと云
った問題点があり、この点の解決が課題とされていた。
ジン駆動ヒートポンプにおいては、低圧側圧力の異常低
下を防止する制御がなされていないし、冷媒の漏洩を検
知する操作にしてもエンジン運転中は検知できないと云
った問題点があり、この点の解決が課題とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、エンジンによ
って駆動する圧縮機と、四方弁、室内熱交換器、レシー
バタンク、室外電動弁、室外熱交換器、アキュームレー
タなどを順次冷媒管を介して連結し、冷/暖房回路が形
成されるエンジン駆動ヒートポンプにおいて、アキュー
ムレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口側の冷媒管との間
に設けたバイパス弁を、圧縮機吸込側の冷媒圧力に基づ
いて開閉操作することを特徴とするエンジン駆動ヒート
ポンプにおける低圧監視制御であり、圧縮機吸込側の冷
媒圧力がバイパス弁を開いても設定値を回復しないと
き、冷媒漏れの警報表示を行うエンジン駆動ヒートポン
プにおける低圧監視制御であり、圧縮機吸込側の冷媒圧
力がバイパス弁を開いて所定時間が経過しても所定圧力
以下のとき、エンジンを停止するエンジン駆動ヒートポ
ンプにおける低圧監視制御を提供することにより、前記
した従来技術の課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、エンジンによ
って駆動する圧縮機と、四方弁、室内熱交換器、レシー
バタンク、室外電動弁、室外熱交換器、アキュームレー
タなどを順次冷媒管を介して連結し、冷/暖房回路が形
成されるエンジン駆動ヒートポンプにおいて、アキュー
ムレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口側の冷媒管との間
に設けたバイパス弁を、圧縮機吸込側の冷媒圧力に基づ
いて開閉操作することを特徴とするエンジン駆動ヒート
ポンプにおける低圧監視制御であり、圧縮機吸込側の冷
媒圧力がバイパス弁を開いても設定値を回復しないと
き、冷媒漏れの警報表示を行うエンジン駆動ヒートポン
プにおける低圧監視制御であり、圧縮機吸込側の冷媒圧
力がバイパス弁を開いて所定時間が経過しても所定圧力
以下のとき、エンジンを停止するエンジン駆動ヒートポ
ンプにおける低圧監視制御を提供することにより、前記
した従来技術の課題を解決するものである。
【0007】
【作用】圧縮機吸込側の冷媒圧力が所定の圧力以下に下
がると、アキュームレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口
側の冷媒管との間に設けたバイパス弁が開き、圧縮機に
よって圧縮・吐出された高圧冷媒の一部がこの開放され
たバイパス弁を介して圧縮機吸込側に送られ、この部分
の圧力が上昇し所定の圧力が回復されるので、負圧(大
気圧より低い状態)になることがない。
がると、アキュームレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口
側の冷媒管との間に設けたバイパス弁が開き、圧縮機に
よって圧縮・吐出された高圧冷媒の一部がこの開放され
たバイパス弁を介して圧縮機吸込側に送られ、この部分
の圧力が上昇し所定の圧力が回復されるので、負圧(大
気圧より低い状態)になることがない。
【0008】
【実施例】図1は、本発明になる低圧監視制御を採用し
たエンジン駆動ヒートポンプのシステム図の一例であ
る。図中51は例えば都市ガスを燃料とするガスエンジ
ン(以下、単にエンジンと記す)、52は圧縮機、53
は四方弁、54は室内熱交換器、55はレシーバタン
ク、56は室外電動弁、57は室外熱交換器、58はア
キュームレータであり、これら機器単体は従来周知のも
のと何ら変わるものではなく、冷媒管1を介して順次連
結され、実線で示した冷房回路Aと破線で示した暖房回
路Bとが構成されており、アキュームレータ58の入口
側の冷媒管1と圧縮機52の出口側冷媒管1との間に比
較的大型のメインのバイパス弁2とこれより小型のサブ
のバイパス弁3とが設けられ、アキュームレータ58と
圧縮機52との間の冷媒管1に圧力センサー4が圧縮機
52に吸い込まれる冷媒(蒸気)の圧力(以下、低圧側
圧力と呼ぶ)が測定できるように設置されている。な
お、5Aは室外ユニット、5Bは室内ユニットを示す。
たエンジン駆動ヒートポンプのシステム図の一例であ
る。図中51は例えば都市ガスを燃料とするガスエンジ
ン(以下、単にエンジンと記す)、52は圧縮機、53
は四方弁、54は室内熱交換器、55はレシーバタン
ク、56は室外電動弁、57は室外熱交換器、58はア
キュームレータであり、これら機器単体は従来周知のも
のと何ら変わるものではなく、冷媒管1を介して順次連
結され、実線で示した冷房回路Aと破線で示した暖房回
路Bとが構成されており、アキュームレータ58の入口
側の冷媒管1と圧縮機52の出口側冷媒管1との間に比
較的大型のメインのバイパス弁2とこれより小型のサブ
のバイパス弁3とが設けられ、アキュームレータ58と
圧縮機52との間の冷媒管1に圧力センサー4が圧縮機
52に吸い込まれる冷媒(蒸気)の圧力(以下、低圧側
圧力と呼ぶ)が測定できるように設置されている。な
お、5Aは室外ユニット、5Bは室内ユニットを示す。
【0009】上記システム構成において、圧力センサー
4が測定する冷媒の低圧側圧力レベルをグレード分け
し、このグレードに基づいてバイパス弁2と3とが自動
的に開閉制御される。このため、バイパス弁2、3には
例えば電磁駆動式のものが選定される。なお、圧力セン
サー4が測定した低圧側圧力をグレード分けし、この結
果に基づいてバイパス弁2、3を開閉操作する制御装置
は、室外コントローラ、室内コントローラ(共に図示せ
ず)などの何れかに設けられている。
4が測定する冷媒の低圧側圧力レベルをグレード分け
し、このグレードに基づいてバイパス弁2と3とが自動
的に開閉制御される。このため、バイパス弁2、3には
例えば電磁駆動式のものが選定される。なお、圧力セン
サー4が測定した低圧側圧力をグレード分けし、この結
果に基づいてバイパス弁2、3を開閉操作する制御装置
は、室外コントローラ、室内コントローラ(共に図示せ
ず)などの何れかに設けられている。
【0010】圧力センサー4が測定した低圧側圧力の低
さの度合いを例えばLLとする。そして、LLの範囲を
例えば0≦LL≦3とし、数値が大きいほど低圧グレー
ドが高い(圧力が低い)と約束する。初期値として、例
えばエンジン起動から2秒後に、低圧側圧力〈0.6Kg
f /cm2 であればLL=3とし、低圧側圧力》0.6Kg
f /cm2 であればLL=0とし、その後、LLは例えば
1分間固定する。その後のLLは、例えば1分毎に圧力
センサー4が測定する低圧側圧力に基づいて下記のよう
にして求める。 低圧側圧力〈0.6Kgf /cm2 であれば、LL=LL+
1 0.6Kgf /cm2 ≦低圧側圧力〈1.4Kgf /cm2 であ
れば、LL=LL 1.4Kgf /cm2 ≦低圧側圧力であれば、LL=LL−
1
さの度合いを例えばLLとする。そして、LLの範囲を
例えば0≦LL≦3とし、数値が大きいほど低圧グレー
ドが高い(圧力が低い)と約束する。初期値として、例
えばエンジン起動から2秒後に、低圧側圧力〈0.6Kg
f /cm2 であればLL=3とし、低圧側圧力》0.6Kg
f /cm2 であればLL=0とし、その後、LLは例えば
1分間固定する。その後のLLは、例えば1分毎に圧力
センサー4が測定する低圧側圧力に基づいて下記のよう
にして求める。 低圧側圧力〈0.6Kgf /cm2 であれば、LL=LL+
1 0.6Kgf /cm2 ≦低圧側圧力〈1.4Kgf /cm2 であ
れば、LL=LL 1.4Kgf /cm2 ≦低圧側圧力であれば、LL=LL−
1
【0011】上記のようにして求めたLLの大きさによ
って、バイパス弁2、3の開閉を以下のように自動制御
する。 LL=0のとき、バイパス弁2と3の両方を閉じる LL=1のとき、バイパス弁2を閉じ、3を開ける LL=2のとき、バイパス弁2を開け、3を閉じる LL=3のとき、バイパス弁2と3の両方を開ける バイパス弁2、3の開閉をこのように制御することによ
り、圧縮機52によって圧縮・吐出された高圧冷媒(定
格運転時、例えば19Kgf /cm2 )が、低圧側圧力(定
格運転時、例えば3.8Kgf /cm2 )が低下するほどバ
イパス弁2、3を介して圧縮機吸込側に多量に流入する
のでこの部分の圧力が上昇し、所定圧力が速やかに回復
されて負圧状態になることがない。。
って、バイパス弁2、3の開閉を以下のように自動制御
する。 LL=0のとき、バイパス弁2と3の両方を閉じる LL=1のとき、バイパス弁2を閉じ、3を開ける LL=2のとき、バイパス弁2を開け、3を閉じる LL=3のとき、バイパス弁2と3の両方を開ける バイパス弁2、3の開閉をこのように制御することによ
り、圧縮機52によって圧縮・吐出された高圧冷媒(定
格運転時、例えば19Kgf /cm2 )が、低圧側圧力(定
格運転時、例えば3.8Kgf /cm2 )が低下するほどバ
イパス弁2、3を介して圧縮機吸込側に多量に流入する
のでこの部分の圧力が上昇し、所定圧力が速やかに回復
されて負圧状態になることがない。。
【0012】しかし、上記制御を行ったにも拘らず低圧
側圧力が所定の圧力を回復しない場合には、冷媒が漏れ
て少なくなったり、完全になくなっている恐れがあるた
め、下記の漏洩検査を実施する。
側圧力が所定の圧力を回復しない場合には、冷媒が漏れ
て少なくなったり、完全になくなっている恐れがあるた
め、下記の漏洩検査を実施する。
【0013】エンジンを起動させた時、例えば低圧側圧
力≦1Kgf /cm2 であり、一定時間(例えば3分間)以
上この圧力状態が維持されると完全に冷媒が漏れている
と判断して、エンジン51を停止させ、制御装置から注
意信号を発信して室内機54あるいはリモコン(図示せ
ず)などの表示部に冷媒漏れの警報表示を行う。
力≦1Kgf /cm2 であり、一定時間(例えば3分間)以
上この圧力状態が維持されると完全に冷媒が漏れている
と判断して、エンジン51を停止させ、制御装置から注
意信号を発信して室内機54あるいはリモコン(図示せ
ず)などの表示部に冷媒漏れの警報表示を行う。
【0014】エンジン起動時、低圧側圧力〉1Kgf /cm
2 であれば、一定時間(例えば20分間)は低圧側圧力
の表示を無視し、その後、前述の低圧レベルLLが一定
時間(例えば3分間)連続してLL=3であった場合
は、一旦エンジンを停止させ、一定時間(例えば3分
間)の後に再起動させる。そして、再度上記状態(3分
間LL=3)となった場合には、冷媒が完全に漏れてい
ると判断してエンジンを止め、前記同様に注意信号を発
して冷媒漏れの警報表示を行う。
2 であれば、一定時間(例えば20分間)は低圧側圧力
の表示を無視し、その後、前述の低圧レベルLLが一定
時間(例えば3分間)連続してLL=3であった場合
は、一旦エンジンを停止させ、一定時間(例えば3分
間)の後に再起動させる。そして、再度上記状態(3分
間LL=3)となった場合には、冷媒が完全に漏れてい
ると判断してエンジンを止め、前記同様に注意信号を発
して冷媒漏れの警報表示を行う。
【0015】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、低圧側圧力のグレード分け、冷媒漏れ
を検査する際の観察時間の長さなどは制御の要求精度な
どを勘案して適宜決定されれば良い。また、上記実施例
ではメインのバイパス弁2とサブのバイパス弁3とを二
個設置したが、開度を調節できる大型のバイパス弁を一
個取り付け、この開度を圧力レベルに応じて制御する方
式とすることも可能である。
のではないので、低圧側圧力のグレード分け、冷媒漏れ
を検査する際の観察時間の長さなどは制御の要求精度な
どを勘案して適宜決定されれば良い。また、上記実施例
ではメインのバイパス弁2とサブのバイパス弁3とを二
個設置したが、開度を調節できる大型のバイパス弁を一
個取り付け、この開度を圧力レベルに応じて制御する方
式とすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アキュー
ムレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口側の冷媒管との間
に設けたバイパス弁を圧縮機吸込側の圧力が所低圧以下
に低下したときに開き、このバイパス弁を介して圧縮機
で圧縮・吐出された高圧冷媒を圧縮機吸込側に流入させ
てこの部分の圧力を回復させる制御方法であるので、室
内熱交換器の運転台数の変更などによって低圧側圧力が
低下しても速やかに対応することが可能である。したが
って、低圧側圧力が大気圧以下にまで異常に低下し、大
気が冷媒循環系に浸入して冷凍能力が劣化すると云った
従来装置が抱える問題を完全に解決することが可能にな
った。また、室内熱交換器温度や圧縮機吸込圧力の一時
的変動による誤検知が防止でき、冷媒漏れを確実に検知
することも可能であるので、圧力が異常低下する度に装
置を一々停止させて原因を調査する必要がなくなった。
ムレータ入口側の冷媒管と圧縮機出口側の冷媒管との間
に設けたバイパス弁を圧縮機吸込側の圧力が所低圧以下
に低下したときに開き、このバイパス弁を介して圧縮機
で圧縮・吐出された高圧冷媒を圧縮機吸込側に流入させ
てこの部分の圧力を回復させる制御方法であるので、室
内熱交換器の運転台数の変更などによって低圧側圧力が
低下しても速やかに対応することが可能である。したが
って、低圧側圧力が大気圧以下にまで異常に低下し、大
気が冷媒循環系に浸入して冷凍能力が劣化すると云った
従来装置が抱える問題を完全に解決することが可能にな
った。また、室内熱交換器温度や圧縮機吸込圧力の一時
的変動による誤検知が防止でき、冷媒漏れを確実に検知
することも可能であるので、圧力が異常低下する度に装
置を一々停止させて原因を調査する必要がなくなった。
【図1】エンジン駆動ヒートポンプのシステム図であ
る。
る。
1 冷媒管 2 (メイン)バイパス弁 3 (サブ)バイパス弁 4 圧力センサー 51 (ガス)エンジン 52 圧縮機 53 四方便 54 室内熱交換器 55 レシーバタンク 56 室外電動弁 57 室外熱交換器 58 アキュームレータ 5A 室外ユニット 5B 室内ユニット A 冷房回路 B 暖房回路
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンによって駆動する圧縮機と、四
方弁、室内熱交換器、レシーバタンク、室外電動弁、室
外熱交換器、アキュームレータなどを順次冷媒管を介し
て連結し、冷/暖房回路が形成されるエンジン駆動ヒー
トポンプにおいて、アキュームレータ入口側の冷媒管と
圧縮機出口側の冷媒管との間に設けたバイパス弁を、圧
縮機吸込側の冷媒圧力に基づいて開閉操作することを特
徴とするエンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制
御。 - 【請求項2】 圧縮機吸込側の冷媒圧力がバイパス弁を
開いても設定値を回復しないとき、冷媒漏れの警報表示
を行う請求項1記載のエンジン駆動ヒートポンプにおけ
る低圧監視制御。 - 【請求項3】 圧縮機吸込側の冷媒圧力がバイパス弁を
開いて所定時間が経過しても所定圧力以下のとき、エン
ジンを停止する請求項1記載のエンジン駆動ヒートポン
プにおける低圧監視制御。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23691591A JPH0552445A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | エンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制御 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23691591A JPH0552445A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | エンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制御 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552445A true JPH0552445A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17007640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23691591A Pending JPH0552445A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | エンジン駆動ヒートポンプにおける低圧監視制御 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552445A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09126604A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置の制御装置 |
EP1624261A1 (en) * | 2004-07-28 | 2006-02-08 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Engine driven air conditioner and control method therefor |
US7377119B2 (en) | 2004-08-11 | 2008-05-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioning system and control method thereof |
JP2019207104A (ja) * | 2019-09-12 | 2019-12-05 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP23691591A patent/JPH0552445A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09126604A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置の制御装置 |
EP1624261A1 (en) * | 2004-07-28 | 2006-02-08 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Engine driven air conditioner and control method therefor |
CN100344914C (zh) * | 2004-07-28 | 2007-10-24 | 三洋电机株式会社 | 发动机驱动式空气调节装置及其控制方法 |
US7377119B2 (en) | 2004-08-11 | 2008-05-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioning system and control method thereof |
JP2019207104A (ja) * | 2019-09-12 | 2019-12-05 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
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