JPH055232Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055232Y2
JPH055232Y2 JP14893287U JP14893287U JPH055232Y2 JP H055232 Y2 JPH055232 Y2 JP H055232Y2 JP 14893287 U JP14893287 U JP 14893287U JP 14893287 U JP14893287 U JP 14893287U JP H055232 Y2 JPH055232 Y2 JP H055232Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
accelerator
throttle
throttle valve
universal joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14893287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6453431U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14893287U priority Critical patent/JPH055232Y2/ja
Publication of JPS6453431U publication Critical patent/JPS6453431U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH055232Y2 publication Critical patent/JPH055232Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は内燃機関の空気流量を制御するスロ
ツトル弁を非線形的に開閉するスロツトル弁装置
に関する。
〈従来の技術〉 一般に、内燃機関の空気流量を制御するスロツ
トル弁は、その回動軸であるスロツトルシヤフト
が、アクセルリンク、アクセルワイヤ等を介して
アクセルペダルに接続されており、アクセルペダ
ルの踏込み代とスロツトルシヤフトの回転角とは
線形的な関係を保つて連結されている。
一方、スロツトルシヤフト回転角の変化に対す
る空気流量の変化割合は、スロツトル弁が全閉状
態に近い領域ほど大きく、スロツトル弁がある程
度以上の開度になると、開閉角の変化に対し空気
流量の変化割合は著しく小さくなるという特性が
ある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そのため、このような従来構成のスロツトル弁
装置にあつては、上述のスロツトル弁が全閉状態
に近い領域、即ちアクセルペダルの小操作領域に
おいて、内燃機関に微妙な出力制御が必要なと
き、それに対応するスロツトル弁の開閉を行うア
クセルペダルの操作が難しいという問題があつ
た。
そのため、スロツトル弁を非線形的に開閉し
て、アクセルペダルの小操作領域で、アクセルペ
ダル踏込み代の変化に対する空気流量の変化割合
が小さくなるように、アクセルペダルとスロツト
ル弁とを非線形的に連結した構成のスロツトル弁
装置が提案されている(例えば特公昭53−45865
号公報および実開昭62−752号公報参照)。
しかし、これらのスロツトル弁装置は、構成が
複雑で、高価になるという問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は上記問題点を解決するためになされ
たものであり、アクセルリンクを介してアクセル
ペダルにより回転駆動されるとともに、スロツト
ル弁のスロツトルシヤフトに自在継手を介して傾
角をもたせて連結されたアクセルシヤフトを具備
してなるスロツトル弁装置である。
〈作用〉 この考案は、上記のように構成されたものであ
り、自在継手による従属シヤフトの不等速回転現
象を利用して、アクセルペダルに連動するアクセ
ルシヤフトと、スロツトル弁のスロツトルシヤフ
トと、を自在継手を介して非線形的に連結し、ア
クセルペダルの踏込みに対し、スロツトル弁を非
線形的に開閉を行うものである。
この非線形動作を第5図ないし第7図を用いて
説明する。自在継手2の一側のリンク3はアクセ
ルシヤフトとなる駆動シヤフト1に固着され、他
側のリンク5はスロツトルシヤフトとなる従属シ
ヤフト6に固着されており、リンク3,5は十字
形ピンのアーム4に連結されて、駆動シヤフト1
の回転により従属シヤフト6が回転される。
第5図に示すように、自在継手2のアーム4の
十字形ピンの軸線方向が、Y,Z軸上にあるとき
を駆動シヤフト1の初期位置とし、駆動シヤフト
1の軸線と従属シヤフト6の軸線とがともにX軸
上にあるときは、駆動シヤフト1の矢印P方向の
作動角αkと従属シヤフト6の矢印Q方向の作動
角αjの関係は、第7図の直線Aで示すように等し
くなる。尚、第7図では全作動角360°中180°の作
動範囲について図示している。
ここで、駆動シヤフト1の軸線と従属シヤフト
6の軸線とのなす傾角θが、第6図に示すように
θ≠0°のとき、駆動シヤフト1が矢印P方向へ回
転されると、従属シヤフト6は矢印Q方向に従動
し、このシヤフト1,6間の作動角αk、αjの関
係は、傾角θの大小により第7図の図中の線B,
C,D,Eに示すような特性を示す。即ち、シヤ
フト1,6間の傾角θが大きくなればなるほど、
B→C→D→Eのように直線Aに対して振れ幅が
大きくなり、何れの場合も、駆動シヤフト1が
90°回転すると従属シヤフト6の回転ずれは0°に
なる。また、アーム4の十字形ピンの軸線とY,
Z軸との間に角度をもたせて、その位置を駆動シ
ヤフト1の作動の初期位置とすると、作動角αk、
αjの関係は線B〜E上のある点をスタート点とし
て、線B〜Eを辿つて回転する。
以上のように、シヤフト1,6の両軸線間に傾
角θをもたせ、シヤフト1,6間の回転動作の非
線形特性の一部を利用して、駆動シヤフト1の回
り始めは従属シヤフト6の回動は小さく、回転が
進むにつれて従属シヤフト6の回動が大きくなる
非線形的な回転を行うものである。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の一実施例のスロツトル弁装
置の斜視図であり、第2図、第3図はアクセルシ
ヤフトとスロツトルシヤフトとの動作の関係を示
す説明図である。
図において、11はアクセルシヤフトであり、
自在継手12を介してスロツトルシヤフト16に
連結され、スロツトルシヤフト16の回転によ
り、スロツトル弁19がスロツトルボデーの空気
通路18の開口面積を増減するように構成されて
いる。
アクセルシヤフト11は、スロツトルボデーに
設けられた軸受部20により回転可能に支持され
ており、一端部に扇形状のアクセルリンク28が
ナツト29により固着されている。アクセルリン
ク28はアクセルワイヤ27を介して図示しない
アクセルペダルに連結されており、アクセルペダ
ルの踏込みにより、アクセルワイヤ27が矢印S
方向へ移動したとき、アクセルシヤフト11が矢
印T方向へ回動するように形成されている。
自在継手12は、ふたまた状のリンク13,1
5と、十字形ピンのアーム14とからなり、リン
ク13はアーム14の十字形の上下に延びるピン
を回動可能に支持し、リンク15はアーム14の
十字形の左右に延びるピンを回動可能に支持して
いる。この自在継手12のリンク13は、アクセ
ルシヤフト11の他端部に固着され、リンク15
はスロツトルシヤフト16に固着されている。
そして、アクセルシヤフト11とスロツトルシ
ヤフト16の軸線間には、所定の傾角θが付与さ
れ、また、自在継手12は、スロツトル弁19が
全閉状態のとき、アーム14の十字形ピンが垂直
線に対し所定の角度を付与して配設される。これ
により、アクセルシヤフト11が矢印T方向へ回
動されたとき、自在継手12は矢印U方向へ、ス
ロツトルシヤフト16は矢印R方向へ所定の非線
形特性をもつて回動して、スロツトル弁19を開
くように形成されている。尚、スロツトル弁19
は、戻しばね(図示せず)により矢印R′方向へ
回動して閉じられる。
このように構成されたスロツトル弁装置におい
ては、例えば、全作動角80°のスロツトル弁19
に対し、その作動を初期作動は緩やかで、後半部
においてかなり急な立上りをもつ非線形特性を設
定する場合、アクセルシヤフト11とスロツトル
シヤフト16の軸線間には、第7図の線Eの特性
を示す傾角を付与する。また、自在継手12は、
スロツトル弁19が全閉状態のとき、そのアーム
14の十字形の上下に延びるピンが第6図のZ軸
方向に延びる位置を作動の初期位置として設定す
る。これにより、第2図に示すように、アクセル
シヤフト11のT方向への回転によつて、その作
動角とスロツトルシヤフト16の作動角との間に
は、作動角αk、αjの原点を作動の初期位置とす
る特性Eの非線形特性が得られる。従つて、アク
セルペダル踏込み初期の小操作領域において、空
気通路18の空気流量の変化割合を小さくして、
アクセルペダルの踏込み代の増大に対応して、空
気流量を線形的に増大させることができる。
また、スロツトル弁19の全作動角が86°であ
つて、その作動を上述よりも緩やかな立上りの非
線形特性に設定する場合は、例えば、アクセルシ
ヤフト11とスロツトルシヤフト16との傾角θ
は、第7図の線Dの特性を示す所定の角度を付与
する。そして、スロツトル弁19が全閉状態のと
き、第6図においてアーム14の十字形の上下に
延びるピンの軸線が、Z軸から矢印P方向へ僅か
に傾いた位置を初期位置として設定する。これに
より、第3図に示すようにアクセルシヤフト11
の矢印T方向への回転によつて、アクセルシヤフ
ト11とスロツトルシヤフト16との間には、作
動角αk、αjの原点よりも稍進んだ位置を作動の
初期位置とする特性Dの非線形特性が得られる。
第4図はこの考案の他の実施例の要部を示す斜
視図であり、自在継手の構成に特徴を有する。
尚、以下の説明では第1実施例との重複部分につ
いては説明を省略する。
この第2実施例における自在継手22は、第1
実施例における一点で交差する十字形ピンのアー
ム14に代えて、第4図のX軸方向にずれた位置
で交差する異形十字形ピンを有するアーム24を
用いて構成させている。
この自在継手22を用いたスロツトル弁装置に
よれば、単純十字形ピンのアーム14を有する自
在継手12を用いた場合に比し、第7図に示した
直線Aよりの振れ幅が大きくなり、従つて、同じ
非線形特性を得るのに、アクセルシヤフト11と
スロツトルシヤフト16との間の傾角θを小さく
することができる。
尚、この考案の上述の説明および図例に限定さ
れることなく、この考案の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更すること
ができる。例えば、自在継手は、駆動シヤフトの
作動角と従属シヤフトの作動角との間に差異を発
生する非線形的特性を有するものであれば、その
形状、構成の如何に係ず適用可能である。
〈考案の効果〉 以上説明したようにこの考案のスロツトル弁装
置は、アクセルリンクを介してアクセルペダルに
より回転駆動されるとともに、スロツトル弁のス
ロツトルシヤフトに自在継手を介して傾角をもた
せて連結されたアクセルシヤフトを具備した構成
なので、自在継手の不等速回転を利用して、アク
セルペダルの踏込みに対し、スロツトル弁を非線
形的に開閉を行うので、アクセルペダルの小操作
領域における内燃機関の出力制御を容易に行うこ
とができる。また、構成する部材数が少なく、装
置を極めて簡潔に、且つ安価に構成することがで
きる。
更に、アクセルシヤフトとスロツトルシヤフト
との傾角の設定、および自在継手によるアクセル
シヤフトの作動の初期位置の設定等により、随意
の非線形特性を得ることができ、そのため、構成
部材を変更することなく多種類の内燃機関に容易
に適用することが可能である。
また、アクセルペダルよりの牽引力が、直接ス
ロツトルシヤフトにかからないため、スロツトル
シヤフト軸受の負荷が低減できるとともに、スロ
ツトルシヤフトの耐久強度を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のスロツトル弁装置
の斜視図、第2図、第3図は夫々アクセルシヤフ
トとスロツトルシヤフトとの動作の関係を示す説
明図、第4図は他の実施例の要部を示す斜視図、
第5図、第6図は自在継手の説明斜視図、第7図
は同じく駆動シヤフトと従属シヤフトとの動作の
関係を示す説明図である。 11……アクセルシヤフト、12……自在継
手、16……スロツトルシヤフト、θ……傾角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクセルリンクを介してアクセルペダルにより
    回転駆動されるとともに、スロツトル弁のスロツ
    トルシヤフトに自在継手を介して傾角をもたせて
    連結されたアクセルシヤフトを具備してなること
    を特徴とするスロツトル弁装置。
JP14893287U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH055232Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14893287U JPH055232Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14893287U JPH055232Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6453431U JPS6453431U (ja) 1989-04-03
JPH055232Y2 true JPH055232Y2 (ja) 1993-02-10

Family

ID=31420697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14893287U Expired - Lifetime JPH055232Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055232Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6453431U (ja) 1989-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0646010B2 (ja) スロットル制御装置
JPH11507118A (ja) 駆動機械の出力を制御するための制御装置
JPS6385234A (ja) スロツトルバルブ制御装置
JPH055232Y2 (ja)
US20030136930A1 (en) Non-coaxial rotary linkage
US6698397B2 (en) Electronic throttle control
JPH0759900B2 (ja) 内燃機関のスロットル開閉装置
JPS6385231A (ja) 機関のスロツトルバルブ制御装置
JPH0364694B2 (ja)
JPH0313536Y2 (ja)
JPH068284Y2 (ja) エンジンのコントロ−ルレバ−
JPH0540281Y2 (ja)
JPS63167037A (ja) 車両用エンジンのスロットル制御装置
JPH0533881Y2 (ja)
JPS6432437U (ja)
JPH0310450Y2 (ja)
JPH0674064A (ja) エンジン吸気量制御装置
JPS6291635A (ja) 内燃機関の絞り弁制御装置
JPH0330612Y2 (ja)
JPH0476946U (ja)
JPS63295824A (ja) スロットルバルブ開度制御装置
JPS6355333A (ja) スロツトルバルブ制御装置
JPS63154824A (ja) スロツトルバルブ戻し機構
JPH0431637A (ja) 内燃機関のスロットル開閉装置
JPH01116256A (ja) エンジンの絞り弁制御装置