JPH0552315U - 車両部品取付用クリップ - Google Patents

車両部品取付用クリップ

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JPH0552315U
JPH0552315U JP10620491U JP10620491U JPH0552315U JP H0552315 U JPH0552315 U JP H0552315U JP 10620491 U JP10620491 U JP 10620491U JP 10620491 U JP10620491 U JP 10620491U JP H0552315 U JPH0552315 U JP H0552315U
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JP
Japan
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clip
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JP10620491U
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秀治 黒岩
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】クリップ幅を必要最小限に設定することがで
き、クリップ取付リブに対するクリップの係止固定を簡
単且つ確実なものとし、車両部品取付用クリップの小型
化と作業の効率化を図る。 【構成】一枚の弾性鉄板より形成され、長さ方向の中央
部を鋭角に折曲され、更にその途中で先端側を互いに接
近するように鈍角に折曲されてなる被取付部材の開口部
に差し込まれる係着部21と、該係着部21の前記接近
する各先端縁の中央から平行に延設され、前記係着部の
幅より狭い幅をもち取付部材から突出する取付リブ1を
上下で案内する一対の舌片22と、該舌片22の付け根
にある前記係着部21の左右先端縁から内側に向けて鋭
角に折曲された鋭利爪部23とからなる

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばガーニッシュ・フロント・ピラー、ガーニッシュ・リア・ピ ラー等のトリム部品を車体パネルに固定するため、或いはベンチレーター、カバ ー・インストルメント・ロアー等の各種インストルメント部品を固定するために 使用される車両部品取付用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両部品取付用クリップは、プレス加工により得られる一枚の鉄板の 必要部分を折り曲げて作成される。図4及び図5は、例えば実開平2−8800 9号公報に開示された従来の車両部品取付用クリップの一例を示し、これらの図 において、1’は平板状のクリップ取付けリブであり、その中間部に車両部品取 付用クリップのフック係止用の係止穴1a’が上下に貫通して形成されており、 車両部品、例えばカバー・インストルメント・ロアー等の表面に直角に立設され る。
【0003】 20’は車両部品取付用クリップであり、一枚の弾性鉄板をプレス加工して得 られるものであり、長さ方向の中央部を鋭角に折曲され、更にその途中で先端側 が互いに接近するように鈍角に折曲されて図示せぬ相手方の取付部材、例えばイ ンストルメントパネルの開口部に差し込まれる係着部21’を構成する。更に、 該係着部21’の上下鉄板の中央部分が後端側を残してコ字状にプレス切断され 、その切断部分を略平行状態で延設して上下一対の挟持片22’を構成している 。前記挟持片22’は、更にその長さ方向の略中央部で先端が離反する方向に鈍 角に折曲されると共に、その先端は互いに向い合う方向に折曲されてフック部2 3’に形成されている。この上下に形成された挟持片22’のため、前記係着部 21’の上下表面中央部に前記挟持片22’の切断形状に等しい切欠部24’が 形成されることになる。
【0004】 この従来の車両部品取付用クリップ20’を、図4に示す如く相手側の被取付 枠5の開口部5aに係着するには、まず上下挟持片22’のフック部23’が前 記取付リブ1’の係止穴1a’に係止するまで、クリップ取付リブ1’を弾力に 抗して上下挟持片22’の間に差し込み、クリップ取付リブ1’に車両部品取付 用クリップ20’を係止固定する。この状態で、相手側の被取付枠5の開口部5 aに車両部品取付用クリップ20’を当てがい、被取付枠5を押し込むと同クリ ップ20’の係着部21’が一旦は開口部5aの縁により弾性変形し、同開口部 5aを挿通された後に原形に復帰して係着が完了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のこの種車両部品取付用クリップは上述のように一枚の弾性鉄 板をプレス加工して得られるものであり、上記公報に開示された車両部品取付用 クリップ20’に限らず、係着部21’の相当の部分はプレスの打ち抜きによる 切欠部24’となっている。そのため、係着部21’の係着力を強力にしようと する場合には、前記切欠部24’以外の部分の面積を大きくするか、或いは厚さ を大きくするかして所定の弾力を得るようにせざるを得ず、クリップ寸法が必然 的に大きくなる。
【0006】 一方、上記公報に開示された車両部品取付用クリップ20’では、上下挟持片 22’のフック部23’をクリップ取付リブ1’に係止するため、同リブ1’に 係止穴1a’を形成しているが、同リブ1’の強度を確保するにはそのリブ本体 の寸法を大きくせざるを得ない。
【0007】 本考案は、こうした点を考慮して開発されたものであり、小型化が達成され、 且つ加工が容易な車両部品取付用クリップを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は一枚の弾性鉄板より形成され、長さ方向の 中央部を鋭角に折曲され、更にその途中で先端側を互いに接近するように鈍角に 折曲されてなる相手方取付部材の開口部に差し込まれる係着部と、該係着部の前 記接近する各先端縁の中央から平行に延設され、前記係着部の幅より狭い幅をも ち取付部材から突出する取付リブを上下で案内する一対の舌片と、該舌片の付け 根にある前記係着部の左右先端縁から内側に向けて鋭角に折曲される鋭利爪部と からなることを特徴とする車両部品取付用クリップを主要な構成としている。
【0009】
【作用】
係着部に切欠部をなくし、使用鉄板の全幅にわたってその弾力を活用するため 、鉄板の幅を従来の係着部幅から切欠部幅を差し引いた幅狭寸法に設定でき、し かも小型化されても従来と同等の係着力が確保される。
【0010】 また、クリップ取付リブの幅もクリップ幅に等しく成形でき、単に舌片の案内 面を長手方向に形成するだけで足りるため成形を容易にするだけでなく、十分な 強度も確保される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の代表的な実施例を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1 〜図3は本考案に係る車両部品取付用クリップ例とその取付状態を示している。
【0012】 これらの図において、1は車両部品、例えばカバー・インストルメント・ロア ー等の表面に直角に立設されている適当な幅をもつ平板状のクリップ取付リブで あり、同クリップ取付リブ1の上下両面には、長手方向に沿って左右端縁に突設 部1aが形成され、その各先端はテーパ面とされている。
【0013】 本考案の車両部品取付用クリップ2は、従来と同様にプレス加工により得られ る一枚の弾性鉄板から構成され、図2及び図3に示すように相手方の被着開口部 に差し込まれて係着する係着部21と、上記クリップ取付リブ1を挟持して案内 する上下一対の舌片22と、同取付リブ1の表面に食い込んで同取付リブ1に固 定するための上下一対の鋭利爪部23とからなる。
【0014】 前記係着部21は、幅が前記取付リブ1と同幅に設定され、従来と同様に全体 形状が略菱形をなしており、上記弾性鉄板の長さ方向中央部で鋭角に折曲される と共に、その途中で上下先端部を接近させる方向に鈍角に折曲されている。従っ て、本考案による前記係着部21には従来のような切欠穴が存在しない。
【0015】 該係着部21の上下先端縁からは、上記取付リブ1の左右突設部1a間の幅と ほぼ同一の幅をもつ矩形状舌片22が平行に延在している。この上下一対の舌片 22の先端は互いに離反する方向に僅かに折曲され、上記取付リブ1を差し込み やすくしている。
【0016】 前記上下一対の舌片22の付け根部分の両側にあたる上記係着部21の先端が 内側に折曲され、その先端に鋭利な爪23aを有するリブ固定用の鋭利爪部23 が形成される。従って、本考案では上下舌片22の左右両側の係着部先端に都合 4個の爪23aをもつ鋭利爪部23が形成されることになる。本実施例における 鋭利部23は、V字形に切欠された爪23aにより構成されているが、必ずしも 同形状に限るものではなく逆V字形(山形)や他の適当な形状が採用でき、要は 鋭利爪部23の先端が取付リブ1の表面に食い込みやすくされてさえいればよい 。
【0017】 さて、上記のように構成された本考案の車両部品取付用クリップ2を使用して 、取付部である例えばインストルメントパネルに被取付部材であるヒータコント ロール部品を取り付けようとするときは、まず上記クリップ2の上下舌片22間 の挿入口をインストルメントパネルの表面から突出する取付リブ1の先端にあて がい、同クリップ2内に前記取付リブ1を差し込まれると、上下舌片22は取付 リブ1の左右突設部1a間を案内されてインストルメントパネル方向に押し込ま れる。その途中において、取付リブ1の先端が鋭利爪部23の背面に衝接するが 、取付リブ1の左右突設部1aの先端がテーパ面とされているため、前記爪23 aは同突設部1aの表面に乗り上げて弾性的に上下で挟持しながら、以降のクリ ップ2の押込みも円滑に進行する。
【0018】 こうして取付リブ1に取付けられたクリップ2は、次いでその係着部21がヒ ータコントロール部品の取付位置に形成された被着開口部に常法により差し込ま れる。前記開口部の横寸法はクリップ2の係着部21の幅とほぼ等しく設定され ているが、その縦寸法は前記係着部21の最大高さ部分(鈍角状の折曲部分)よ り小さく設定されているため、前述の差込み時には一旦は開口部の上下開口縁に より図3の矢印Bの方向に力を受けて係着部21は上下に弾性変形し、前記最大 高さ部分を通過すると原形に復帰して、クリップ2を介してのインストルメント パネルに対するヒータコントロール部品の被着が完了する。その後、ヒータコン トロール部品を僅かに取外し方向(図1、矢印A方向)に引っ張ると、上下開口 縁により係着部21には図1に矢印Bで示す方向に荷重がかかり、上下左右の爪 23aが取付リブ1の対応する各突設部1aに食い込み、クリップ2の取付リブ 1に対する固定が確実となる。従って、ヒータコントロール部品を取外すときに もクリップ2が一緒になって外れるようなことはない。
【0019】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したごとく本考案は、被着開口部に差し込まれて係着する車 両部品取付用クリップの係着部から切欠部分がなくなり、係着部に弾性鉄板の全 幅が活用できるため、クリップ幅を必要最小限に設定することが可能となり、し かも前記係着部の先端中央から平行に延在する取付リブ案内用の挟持舌片と同係 着部の左右先端から内側に折曲された鋭利爪部との存在のため、クリップ取付リ ブに対するクリップの係止固定が簡単且つ確実なものとなり、クリップの小型化 と作業の効率化が共に実現される有効な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す車両部品取付用
クリップとクリップ取付リブの係止状態を示す縦断面図
である。
【図2】同車両部品取付用クリップの左側から見た斜視
図である。
【図3】同車両部品取付用クリップの右側から見た斜視
図である。
【図4】従来の車両部品取付用クリップの斜視図であ
る。
【図5】同クリップを使用した従来の車両部品取付状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,1’ クリップ取付リブ 1a 突設部 1a’ 係止穴 2,20’ 車両取付用クリップ 21,21’ 係着部 22 舌片 22’ 挟持部 23 鋭利爪部 23a 爪 23’ フック部 24’ 切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の弾性鉄板より形成され、長さ方向
    の中央部を鋭角に折曲され、更にその途中で先端側を互
    いに接近するように鈍角に折曲されてなる被取付部材の
    開口部に差し込まれる係着部と、該係着部の前記接近す
    る各先端縁の中央から平行に延設され、前記係着部の幅
    より狭い幅をもち取付部材から突出する取付リブを上下
    で案内する一対の舌片と、該舌片の付け根にある前記係
    着部の左右先端縁から内側に向けて鋭角に折曲される鋭
    利爪部とからなることを特徴とする車両部品取付用クリ
    ップ。
JP10620491U 1991-12-24 1991-12-24 車両部品取付用クリップ Expired - Lifetime JP2552581Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010174925A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Toyota Boshoku Corp クリップ
WO2015008551A1 (ja) * 2013-07-18 2015-01-22 株式会社パイオラックス 樹脂クリップ用補強板ばね

Cited By (3)

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WO2015008551A1 (ja) * 2013-07-18 2015-01-22 株式会社パイオラックス 樹脂クリップ用補強板ばね
JP6002327B2 (ja) * 2013-07-18 2016-10-05 株式会社パイオラックス 樹脂クリップ用補強板ばね

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