JPH0552240A - トラクタの車軸駆動装置 - Google Patents

トラクタの車軸駆動装置

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JPH0552240A
JPH0552240A JP20819191A JP20819191A JPH0552240A JP H0552240 A JPH0552240 A JP H0552240A JP 20819191 A JP20819191 A JP 20819191A JP 20819191 A JP20819191 A JP 20819191A JP H0552240 A JPH0552240 A JP H0552240A
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brake
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Tomeo Umemoto
留男 梅本
Isao Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デフ出力軸の軸方向外方への抜けを防止して
ブレーキのきき具合がゆるくなるのを阻止する。 【構成】 デフ装置2 のデフ出力軸3 と車軸31との間に
ブレーキ装置4 と最終減速装置5 を備えているトラクタ
の車軸駆動装置において、前記デフ出力軸3 上に備えて
いるブレーキ装置4 におけるフリクションプレート22の
軸方向位置決めのための止輪25との間隔Tを、デフ出力
軸3 の軸方向外方の移動長よりも大きく形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの車軸駆動装
置に係り、後車軸等に利用される。
【0002】
【従来の技術】トラクタにおける後車軸は、トランスミ
ッションで変速した動力を、後輪に伝達する最終の動力
伝達で、デファレンシャル装置 (デフ装置) 、デフロッ
ク、最終減速装置等よりなり、その機能は、トランスミ
ッションから伝えられる動力をベベルピニオン軸とベベ
ルギヤーで減速した後、デフギヤーで左右の後輪に対し
て、その時の路面の状態や走行状態に最適な回転を与え
るための差動を行い、減速装置で大きく減速して後車軸
(後輪)を駆動するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の車軸
駆動装置においては、デフロック操作の際にデフ出力軸
(ブレーキ軸) が少しではあるが軸方向外方に動く要因
があり、これによって間接的であるが、ブレーキ軸抜け
によるブレーキのきき具合が不安定となっていた。
【0004】本発明は、前述の実状に鑑み、ブレーキ軸
の抜けを防止してブレーキのきき具合を確実にし、安全
性と作業性を向上したことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、デフ装置2 の
デフ出力軸3 と車軸31との間にブレーキ装置4 と最終減
速装置5 を備えているトラクタの車軸駆動装置におい
て、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。すなわち、請求項1に係る本発明は、前記デ
フ出力軸3 上に備えているブレーキ装置4 におけるフリ
クションプレート22の軸方向位置決めのための止輪25と
の間隔Tを、デフ出力軸3 の軸方向外方の移動長よりも
大きく形成したことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係る本発明は、前記デフ
出力軸3 と車軸31とのいずれか一方に、デフ出力軸3 の
軸方向移動を規制するボルト33を設け、該ボルト33の当
り部33B を僅少すきまを有して他方の軸に形成したこと
を特徴とするものである。更に、請求項3に係る本発明
は、請求項2のボルト33の頭が球面形状部33A とされて
いることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項4に係る本発明は、請求項2
の当り部33B が転動自在な鋼球33Cであることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る本発明によれば、デフ出力軸
(ブレーキ軸) 3 が軸方向外方に抜けようとするスラス
ト力は、間隔Tにより止輪25がプレート22に接当しない
ので阻止する。また、請求項2〜4に係る発明では、ボ
ルト33が当り部33B と当接することで、それ以上の移動
を阻止し、このとき、鋼球33C で当り部33B とすること
で、摩耗を最小にする。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の第1実施例を説
明すると、全体構成を示した図1および要部を示した図
2において、1 はトラクタ車体となるミッションケース
で、この中には、デファレンシャル装置 (デフ装置) 2
が内蔵されていて左右一対のデフ出力軸 (ブレーキ軸)
3 、ブレーキ装置4 および最終減速装置5 を介して後車
軸 (後輪) を駆動する。
【0010】デフ装置2 は、ベベルギヤー6 を有するデ
フケース7 内に、デフピニオンギヤー8 を備え、該ギヤ
ー8 がブレーキ軸3 に備えたデフサイドギヤー9 に咬合
して成り、ミッションケース1 の軸受筒10に、テーパー
ローラベアリング11を介して回転自在に備えられてい
る。従って、ベベルギヤー6 に、図外のベベルピニオン
軸を咬合させることによって、トランスミッションから
伝えられる動力を減速した後に、デフサイドギヤー9 で
左右の後輪に対して、その時の路面の状態や走行状態に
最適な回転を与えるための差動を行うようになってい
る。なお、デフ装置は、図では4ピニオン形を示してい
るが、これは2ピニオン形でもよい。
【0011】デフ出力軸3 の一方には、デフロック12が
備えられており、該デフロック12はデフ出力軸3 に摺動
自在に備えたデフロックシフタ13のドッグ部13A を、デ
フケース7 に形成した被ドッグ部7Aに係脱自在に係合し
て、デフケース7 とデフ出力軸3を一体化するものであ
る。デフロック12の操作は、デフロックシフタ13に係合
したシフトフォーク14により、シフタ13を矢示A方向に
摺動することでドッグ部13A と被ドッグ部7Aを咬合する
ことでなされる。
【0012】ブレーキ装置4 は、油圧ディスク式であ
り、油路18A を有して車体1 の側面にボルト19で取付け
たブレーキケース18に、円環状のブレーキピストン20を
設け、ブレーキ軸3 のボス部21にスプライン等を介して
軸方向に並列したフリクションプレート22とこのプレー
ト22間に介在したリング状プレート23とをピストン20で
圧接離反することでブレーキ軸3 を制動するものであ
り、フリクションプレート22の軸方向両側には、止輪2
4,25 をボス部21のスプライン部に設けて位置決めして
いる。
【0013】この場合、フリクションプレート22と止輪
25との間隔Tは、ブレーキ軸3 が軸方向外方へのスラス
ト力で移動しても、止輪25がプレート22に接触しないも
のとされている。すなわち、図2において、符号25' で
示す如く従来では、止輪25'の位置がプレート22' に近
接していたのを、本発明の第1実施例では間隔Tとして
大きくしたのである。
【0014】なお、油路18A には、ブレーキペダルを踏
込むとマスタシリンダのピストンを押してブレーキオイ
ルの圧力を上昇させ、この圧力がイコライザを通じて送
液可能とされている。最終減速装置5 は、遊星ギヤ式で
あり、ブレーキ軸3 に形成したサンギヤ26と、このサン
ギヤ26に咬合するギヤ部27A とインターナルギヤリング
28に形成したギヤ部28A に咬合するギヤ部27B を有する
複数個のプラネタリーギヤ27とを備えて成り、インター
ナルギヤリング28は、後車軸ケース29とブレーキケース
18とにボルト19で共締めされていて、プラネタリーギヤ
27はギヤーサポート30に遊転自在として支持されてい
る。
【0015】ギヤーサポート30は後車軸31にスプライン
等で取付けてあり、プレート32とボルト33で抜止めされ
ており、後車軸31はベアリング34によって後車軸ケース
29に支持されている。図3および図4は本発明の第2実
施例を示しており、第1実施例で示したボルト33の頭を
軸方向に長く形成するとともに、ブレーキ軸3 の軸心上
に転動自在として設けた鋼球33C で示す当り部33B に僅
少スキマt1をもたせて対面させたものであり、また、図
5に示した第3実施例では、ボルト33の頭を球面形状部
33A に形成して、ブレーキ軸3 の軸端面の当り部33B に
スキマt1を有して対面させたものである。なお、第2・
3実施例において、ボルト33をブレーキ軸3 の軸心上
に、当り部33B を後車軸31に形成したものであってもよ
く、その他の構成は第1実施例と共通するので、共通部
分は共通符号で示している。
【0016】従って、第2・3実施例のいずれにおいて
も、デフ等によるブレーキ軸3 に作用するスラスト力
(軸方向外方への力) による該軸3 の移動をボルト33と
当り部33B で規制することで抜けを防止して、ブレーキ
当り面1Aとプレート22等とのスキマtが大きくなるのを
防止し、ここに、ブレーキのきき具合が緩るくなるのを
防止している。
【0017】なお、左右一対の後車軸31にはそれぞれ後
輪が取付けてあり、該軸31は半浮動式にて支持されてい
る。また、実施例では最終減速装置5 として遊星式を示
しているが、これは、平歯車式であってもよく、更に、
車軸は前車軸であってもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によれば、デフ出
力軸3 と車軸31とをブレーキ装置4 、最終減速装置5 で
連動したものにおいて、前記デフ出力軸3 上に備えてい
るブレーキ装置4 におけるフリクションプレート22の軸
方向位置決めのための止輪25との間隔Tを、デフ出力軸
3 の軸方向外方の移動長よりも大きく形成したので、デ
フ出力軸3 の抜けが阻止されてブレーキのきき具合がゆ
るくなることはなく、これによって安全性を向上する
し、作業性も向上できる。
【0019】また、請求項2 に係る本発明では、前記デ
フ出力軸3 と車軸31とのいずれか一方に、デフ出力軸3
の軸方向移動を規制するボルト33を設け、該ボルト33の
当り部33B を僅少すきまを有して他方の軸に形成したの
で、ブレーキ軸3 の抜けは防止できるし、更に、請求項
3に係る本発明では、請求項2のボルト33の頭が球面形
状部33A とされているし、請求項4に係る本発明では、
請求項2の当り部33Bが転動自在な鋼球33C であること
から、ブレーキ軸3 の抜けを防止できることに加えて、
ボルト33と当り部33B の接触は点となり、摩耗を最少に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の全体構成図である。
【図2】要部の断面図である。
【図3】本発明第2実施例の全体構成図である。
【図4】第2実施例の拡大図である。
【図5】第3実施例の断面図である。
【符号の説明】
2 デフ装置 3 デフ出力軸 4 ブレーキ装置 5 最終減速装置 25 止輪 33 ボルト 33B 当り部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフ装置(2) のデフ出力軸(3) と車軸(3
    1)との間にブレーキ装置(4) と最終減速装置(5) を備え
    ているトラクタの車軸駆動装置において、 前記デフ出力軸(3) 上に備えているブレーキ装置(4) に
    おけるフリクションプレート(22)の軸方向位置決めのた
    めの止輪(25)との間隔(T) を、デフ出力軸(3)の軸方向
    外方の移動長よりも大きく形成したことを特徴とするト
    ラクタの車軸駆動装置。
  2. 【請求項2】 デフ装置(2) のデフ出力軸(3) と車軸(3
    1)との間にブレーキ装置(4) と最終減速装置(5) を備え
    ているトラクタの車軸駆動装置において、 前記デフ出力軸(3) と車軸(31)とのいずれか一方に、デ
    フ出力軸(3) の軸方向移動を規制するボルト(33)を設
    け、該ボルト(33)の当り部(33B) を僅少すきまを有して
    他方の軸に形成したことを特徴とするトラクタの車軸駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のボルト(33)の頭が球面形状部
    (33A) とされていることを特徴とするトラクタの車軸駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の当り部(33B) が転動自在な鋼
    球(33C) であることを特徴とするトラクタの車軸駆動装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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