JPH0551875B2 - - Google Patents

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JPH0551875B2
JPH0551875B2 JP58088339A JP8833983A JPH0551875B2 JP H0551875 B2 JPH0551875 B2 JP H0551875B2 JP 58088339 A JP58088339 A JP 58088339A JP 8833983 A JP8833983 A JP 8833983A JP H0551875 B2 JPH0551875 B2 JP H0551875B2
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axis
fluid
sonde
hole
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JP58088339A
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JPS58210585A (ja
Inventor
Aasaa Uinboo Gurahamu
Tsueru Chen Sen
Aren Raisu Jeimuzu
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ExxonMobil Upstream Research Co
Original Assignee
Exxon Production Research Co
ExxonMobil Upstream Research Co
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Publication date
Application filed by Exxon Production Research Co, ExxonMobil Upstream Research Co filed Critical Exxon Production Research Co
Publication of JPS58210585A publication Critical patent/JPS58210585A/ja
Publication of JPH0551875B2 publication Critical patent/JPH0551875B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H1/00Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector
    • G01H1/04Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector of vibrations which are transverse to direction of propagation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V1/00Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting
    • G01V1/40Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting specially adapted for well-logging
    • G01V1/44Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting specially adapted for well-logging using generators and receivers in the same well
    • G01V1/46Data acquisition

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に井戸式地層測定に係り、特に、
音響せん断波による井戸式地層測定に係る。
発明の背景 音響による井戸式地層測定においては、穴のま
わりの地層における圧力波の速度を測定するのが
一般的である。従来の圧力波速度測定システム
は、穴内の流体中に懸架するのに適した円筒状の
測定ゾンデと、このゾンデに接続されていて穴内
の流体に圧力波を発生するソースと、上記ゾンデ
に接続されそして圧力波ソースから離間されてい
て穴内流体圧力波を検出する1つ以上の検出器と
を備えている。上記ソースによつて発生された穴
内流体の圧力波は穴の周りの地層へと屈折され
る。この圧力波は地層の1部分に伝搬し、検出器
付近の位置において穴内流体への屈折されて戻さ
れ、そして検出器によつて検出される。ソースと
検出器との間の距離と、圧力波の発生時と検出時
との間の時間との比によつて、地層の圧力波速度
が求められる。ソースと検出器との間の距離は通
常は固定されていて既知であり、従つて圧力波速
度を決定するには、圧力波の発生時と検出器との
間の時間を測定すれば充分である。精度を上げる
ために、上記の距離は通常はソース又は検出器の
寸法より相当に大きくされる。地中の地層からオ
イルやガスを産出するのに重要な情報は、このよ
うな地層の圧力波速度から導出される。
圧力波ソースによつて発生された穴内流体の圧
力波が穴の壁に達すると、前記したようにその周
りの地層に屈折圧力波が形成される。これに加え
て、その周りの地層には屈折せん断波が形成され
ると共に、穴内の流体中及び穴に隣接した地層の
1部分中を進み被きよう導波も形成される。せん
断波の1部分は圧力波の形態で穴内の流体中へ屈
折されて戻されそして測定ゾンデの検出器に達す
る。被きよう導波もこの検出器によつて検出され
る。検出器で検出される3つの形式の波のいずれ
の波もその到着で呼称され、即ち地層中の圧力波
の屈折により生じる穴内流体の圧力波は圧力波到
着と称され、地層中のせん断波の屈折により生じ
るものはせん断波到着と称され、そして被きよう
導波によつて生じるものは被きよう導波到着と称
される。従つて、検出器によつて検出される信号
は、圧力波到着、せん断波到着及び被きよう導波
到着を含む合成信号である。地層中では、圧力波
がせん断波より速く進み、そしてせん断波が通常
は被きよう導波より速く進む。それ故、検出器で
検出される合成信号においては、圧力波が最初の
到着波であり、せん断波が第2番目の到着波であ
り、そして被きよう導波が最後の到着波である。
地層の圧力波速度を測定する際には、圧力波の発
生時と、検出器で検出される最初の到着波の検出
時との間の時間インターバルにより、地層中の屈
折圧力波のおおよその進行時間が与えられる。従
つて、その後に到着するせん断波や被きよう導波
は地層の圧力波速度の測定には役立たない。
圧力波は、ソースと検出器との間の距離にほぼ
等しい垂直方向の地層距離を進むのに加えて、流
体中の短い距離も進む。このような短い距離を進
むのに必要とされる余計な時間により速度の測定
にエラーが介入する。このようなエラーを減らす
ために、従来の測定装置では、少なくとも2つの
検出器が穴に沿つて互いに垂直方向に離間されて
用いられている。これら2つの検出器による検出
時と検出時との間の時間インターバルが、送信時
と検出時との間の時間インターバルに代つて測定
される。2つの検出器間の距離とこのような時間
インターバルとの比によつて圧力波速度が与えら
れる。圧力波は2つの検出器に達する前に穴内流
体中のほぼ等しい短い距離を進むので、2つの検
出器による検出時と検出時との間の時間インター
バルは地層中の実際の進行時間の正確な尺度とな
る。それ故、2つの検出器を用いて、これら2つ
の検出器による検出時と検出時との間の時間を測
定することにより、より正確な圧力波速度が求め
られる。これらの従来装置では、その他のスプリ
アス作用、例えば穴の大きさの変動やゾンデの傾
斜の影響が減少される。このような装置の1つが
Log Interpretation、第1巻−原理、
Schlumberger Limited、New York、N.
Y.10017、1972年版、第37頁〜38頁に説明されて
いる。
せん断波速度を測定する場合にも、地中の地層
からオイルやガスを産出するための重要な情報が
得られることが知られている。せん断波速度と圧
力波速度との比をとることにより、地中の地層が
岩石学的に明らかになる。又、せん断波速度を測
定する場合には、地震せん断波の時間区分を深度
区分に変換することもできる。又、せん断波の測
定は、地層に関するその他の重要な特性、例えば
多孔度、流体飽和度及び断層の存在、を判断する
のにも有用である。
従来の圧力波測定ソース及びこれにより発生さ
れる圧力波は測定ゾンデの軸に対して対称的であ
る。このような圧力波が周囲の地層へと屈折され
た時には、屈折せん断波と圧力波との相対的な振
巾は、後で到着するせん断波を、先に到着する圧
力波と区別することが困難であると共に、地層中
の圧力波の屈折により生じる穴内の反射と区別す
ることも困難であるような相対振巾となる。それ
故、従来の対称的な圧力波ソースをせん断波速度
の測定に使用することは困難である。記録された
全音波列から到着せん断波を取り出すために相関
技術が用いられている。然し乍ら、このような技
術では、コンピユータを用いることによつてデー
タを処理することが通常必要とされ、せん断波速
度をオンラインで測定できない。又、せん断波の
到着が圧力波の到着と時間的に接近している場合
には、せん断波を取り出すことも困難である。
せん断波速度を測定する非対称の圧力波ソース
が提案されている。このようなソースを用いた場
合には、到着せん断波の振巾が到着圧力波の振巾
よりも相当に大きくなる。到着圧力波と区別する
ように検出及び記録装置のトリガレベルを調整す
ることにより、せん断波が最初の到着波として検
出される。これにより、地層中のせん断波の進行
時間、ひいてはせん断波の速度を測定することが
できる。このような非対称のソースの場合には、
このソースが穴内流体中に一方向に正圧力波を発
生すると同時に逆方向に負圧力波を発生する。2
つの圧力波の干渉により、地層中の屈折せん断波
の振巾が地層中の屈折圧力波の振巾よりも相当に
大きくされる。この形式の非対称のソースが、
Angona氏等のヨーロツパ特許出願第31989号、
White氏の米国特許第3593255号、並びに
Kitsunezahi氏の米国特許第4207961号に開示さ
れている。
Angona氏等は、2枚の圧電プレートを互いに
接合して測定ゾンデに取り付けたものを含む屈曲
型ソースについて開示している。2枚の圧電プレ
ート間に電圧がかかると、これらのプレートは屈
曲する。これらのトランスジユーサプレートが屈
曲すると、一方向に正圧力波が形成されると同時
に逆方向に負圧力波が形成される。White氏は、
各々が半中空円筒の形状をした2つの圧電セグメ
ントより成る圧力波ソースについて開示してい
る。2つの圧電セグメントは分割円筒を形成する
ように組立てられる。2つのセグメントは極性が
互いに逆にされ、各セグメントに電圧が印加され
ると、一方のセグメントが半径方向に膨張される
と同時に他方のセグメントが半径方向に収縮さ
れ、これにより、一方向に正圧力波が発生される
と同時に逆方向に負圧力波が発生される。
Kitsunezaki氏の場合には、ボビン組立体に取り
付けられたコイルが永久磁石の磁界内に配置さ
れ、ボビン組立体を駆動する電流がコイルに通さ
れる。ボビン組立体が動くと、或る量の水が一方
向に放出されると同時にこれと同量の水が逆方向
に吸引され、これにより、一方向に正圧力波が発
生されると同時に逆方向に負圧力波が発生され
る。
穴内流体である媒体を介してソースを穴壁に接
続するものに代る別の形式のせん断波測定ソース
においては、ソースが穴壁に直結されるか又は取
り付けパツドのような機械的な手段を介して接続
される。このようなせん断波測定ソースが、
Erickson氏等の米国特許第3354983号並びに
Vogel氏の米国特許第3949352号に開示されてい
る。
発明の概要 本発明の方法及び装置は、井戸もしくは穴の周
りの地層におけるせん断波の速度を測定するもの
である。本発明の方法は、井戸に沿つて地中に4
極せん断波を送信し、井戸に沿つて送信点から長
手方向に離間された点においてせん断波の到着を
検出し、そして送信時と検出時との間の時間経過
を測定して、地層を通るせん断波の速度を決定す
ることを含む。本発明の装置は、井戸内へ下げら
れたり上げられたりするハウジングと、このハウ
ジング内にあつて4極せん断波を井戸の周りの地
層へ送信する信号発生手段と、上記ハウジング内
にあつて上記信号発生手段から井戸に沿つて長手
方向に離間されていて上記4極せん断波の到着を
検出する信号検出手段とを備えている。
好ましい実施例では、4つの圧力波、即ち第1
及び第2の正圧力波と第1及び第2の負圧力波と
を実質的に同時に流体中に発生することにより、
この流体を含む井戸の周囲の地中に4極せん断波
が送り込まれる。第1及び第2の負の圧力波は流
体内の第1及び第2の点において各々発生され、
そして第1及び第2の正圧力波は流体内の第3及
び第4の点で各々発生される。第1、第2、第3
及び第4の点は、第1、第2及び第3の点と、こ
れら第1、第2及び第3の点で画成されてこれら
の点を含むような平面に対する第4の点の直角投
影点とによつて4隅が定まるような四辺形におい
て、この四辺形の4つの角度が各々180°未満とな
るような位置である。第1及び第2の点は上記四
辺形の対向した隅を定める。4つの圧力波の各々
の周波数レンジは、4つの圧力波の周波数に対し
て共通の周波数レンジとして定められた重畳する
周波数部分を含んでいる。4つの圧力波の各々は
4つの全圧力波に共通した成分波を含んでおり、
この成分波は上記重畳部分の周波数を有してい
る。このように発生された4つの圧力波は干渉
し、穴の周囲の地層に4極せん断波を発生する。
4極せん断波ソースによつて形成された波を検
出するのに4極型の検出器を用いた場合には、単
極及び2極信号により形成されるノイズを減少す
ることができる。4極検出器は、4極せん断波ソ
ースから離間されてこれに整列される。このソー
ス及び検出器は、上記した最初の測定記録を形成
するように用いられる。次いで、上記ソースは、
このソースと検出器とを通る線に対して実質的に
90°回転される。次いで第2の測定記録が形成さ
れる。次いで上記ソースは、第1の測定記録の形
成中のその位置から実質的に180°回転されるよう
に、更に実質的に90°回転される。次いで第3の
測定記録が形成される。上記ソースは、次いで、
第2の測定記録の形成中のその位置から実質的に
180°回転されるように、実質的に90°回転される。
次いで第4の測定記録が形成される。次いで第2
及び第4の測定記録の和を第1及び第3の測定記
録の和から減算することによつて単極及び2極の
せん断波ノイズが減少される。
好ましい実施例の説明 第1A図は本発明による音響測定システムの概
略図である。測定ゾンデ20は井戸内に下げられ
たり上げられたりする。このゾンデは、4極せん
断波ソース22と、2つの検出器24,25とを
備えている。測定を開始するために、ゾンデ20
は、地層30で取り巻かれた穴28に満たされた
流体26中に懸架される。検出器24,25は、
穴28に沿つて互いに長手方向に離間されると共
にソース22からも離間されるようにゾンデ20
に接続される。ソース22はトリガ・記録制御ユ
ニツト32に接続される。第1A図には、トリ
ガ・記録制御ユニツト32が測定ゾンデとは別の
ユニツトとして示されているが、4極せん断波ソ
ースを作動するユニツトの部分は、操作が便利な
ように、測定ゾンデに収容されてもよい。検出器
24,25によつて記録される信号は、帯域フイ
ルタ36、増巾器38及び時間インターバルユニ
ツト40へ送られる。
後述するように、トリガ・記録ユニツトはソー
ス22をトリガするのに用いられ、ソース22は
4極せん断波を地層30に発生する。4極せん断
波の到着は検出器24及び25によつて検出され
る。井戸の軸は4極放射に対する圧力波の節であ
る。それ故、4極せん断波の到着を検出するため
には、検出器24,25が井戸の軸上にあつては
ならない。又、ゾンデ20は、検出器24,25
によつて検出された4極の到着せん断波を増巾す
る前置増巾器(第1A図には図示せず)を備えて
いる。増巾された信号はフイルタ36によつてフ
イルタされそして増巾器38によつて再び増巾さ
れる。検出器24による到着検出時と検出器25
によるその検出時との間の時間インターバルが時
間インターバルユニツト40によつて測定され
る。このような時間インターバルは必要に応じて
記憶されてもよいし表示されてもよい。
第1B図は、本発明の好ましい実施例を示す4
極測定せん断波ソースの簡単な斜視図である。第
1B図に示されたように、4極測定せん断波ソー
ス58は、測定ゾンデ60と、4つの部材61,
62,63及び64とを備えている。第1B図に
示された好ましい実施例においては、測定ゾンデ
60が軸66をもつ中空円筒であり、4つの部材
の各々は圧電材料で作られた中空円筒の区分であ
る。4つの部材は、ゾンデと実質的に同軸的であ
つて且つ61,63,62,64という循環的な
順序でゾンデの軸66を取り巻くようにゾンデ6
0に接続される。4つの部材は選択された方向に
極性付けされる。好ましい実施例においては、4
つの部材が半径方向に極性付けされるが、後述す
るように円周方向に極性付けされた部材も使用さ
れる。
4つの部材の各々の円筒内面と外面との間に電
気パルスが与えられ、各部材を半径方向に膨張又
は収縮させる。電気パルスとしては方形パルスが
受け入れられる。4つの部材全部が第1B図に示
されたように半径方向外方に極性付けされ、そし
て部材61及び62の円筒内面が円筒外面より高
電位になるように電気パルスが部材61,62に
与えられた場合には、部材61及び62が最初に
半径方向に収縮する。収縮の方向が第1B図に矢
印で示されている。部材63及び64への電気パ
ルスは、これら部材の円筒外面がその円筒内面よ
り高電位になるように与えられる。部材63及び
64は第1B図に示すように最初半径方向に膨張
する。4つの部材に実質的に同時に電気パルスが
与えられた場合には、4つの部材が実質的に同時
に4つの圧力波を発生し、即ち、部材63,64
の膨張によつて正の圧力波が発生され、そして部
材61及び62の収縮によつて負の圧力波が発生
される。4つの部材に与えられる電気パルスが重
畳した周波数を有しそして更にこのような重畳し
た周波数内の周波数をもつ共通成分を有している
場合には、発生された4つの圧力波が干渉して、
4極ソース58の周りの地層30に入り込み、こ
の地層に4極せん断波を形成する。4つの部材に
与えられる電気パルスは、実質的に同様に波形で
あるのが好ましい。測定ゾンデ60は4つの部材
に隣接して4つの窓を有しており、4つの部材に
よつて発生された圧力波はこれらの窓を経て穴内
の流体へと半径方向に伝搬することができる。
4極ソース58によつて地層30に発生された
4極せん断波は、第4図を参照して後述するよう
に、穴に沿つてソース58から長手方向に離間さ
れた位置で検出される。
前記したように、4極せん断波ソース58を用
いて穴内の流体に4つの圧力波が発生され、これ
により生じる合成圧力波がその周囲の地層へと屈
折することにより、地層に4極せん断波が形成さ
れる。又、このような合成圧力波の屈折により、
地層には屈折圧力波も形成されるのが、このよう
な屈折圧力波の振巾は屈折4極せん断波の振巾よ
り相当に小さい。従つて、検出及び記録装置のト
リガレベルを調整することにより、4極せん断波
の到着が、検出器で検出される最初の到着とな
る。
発生された2つの負の圧力波の共通成分は実質
的に同相であるのが好ましいと共に、発生された
2つの正の圧力波の共通成分に対して実質的に逆
位相であるのが好ましい。これにより4極ソース
の効率が改善される。従来の圧力波測定では、パ
ルス波の形式の圧力波が使用されている。第1B
図について述べた4つの圧力波は圧力波パルスで
もよいが、長い波列を用いてもよい。4つの圧力
波は実質的に同じ波形の圧力波パルスであるのが
好ましい。このような波形では、本発明の方法が
より効率的である。というのは、4つの圧力波の
共通成分のみが互いに干渉することにより地層に
4極せん断波が形成されるからである。
4極せん断波ソースによつて発生される4つの
圧力波の重畳周波数をもつた共通成分は、或るレ
ンジ内の周波数を有するのが好ましい。このよう
な好ましい周波数レンジは、せん断波の進み速度
が異なる地層の種類によつて変化する。従つて、
せん断波速度のおおよそのレンジが分つている場
合には、好ましい周波数レンジを選択することが
できる。直径10インチ(25cm)の井戸の場合、
種々のレンジのせん断波速度に対する重畳周波数
の好ましい周波数レンジは次の表に示した通りで
ある。
せん断波速度の 重畳周波数の好ましいおおよそのレイジ 周波数レンジ 5000−6000ft/sec 3−14KHz 6000−7000ft/sec 3.5−18KHz 7000−8000ft/sec 3.7−21KHz 8000−9000ft/sec 4−25KHz 4つの圧力波の重畳周波数の周波数レンジが
4KHzないし14KHzである場合には、4極せん断
波ソースは、5000ft/秒ないし9000ft/秒の全せ
ん断波速度レンジに対し、好ましい周波数レンジ
で作動する。地層のせん断波速度のおおよそのレ
ンジは、地層の圧力波速度を測定するような一般
の方法によつて推定される。せん断波速度は圧力
波速度のほぼ半分である。測定された圧力が波速
度から、せん断波速度のおおよそのレンジが推定
される。
好ましい周波数は井戸の直径に対して逆に変化
する。それ故、井戸の直径が10インチ(25cm)で
はなくてdインチの場合には、上記の表にリスト
された値に係数10/dを乗算することによつて好
ましい周波数レンジが与えられる。
4極せん断波ソースの作動周波数は、本出願人
の知つている他のオンライン測定装置の作動周波
数よりも相当に大きい。4極せん断波ソースの作
動周波数がこのように高いことにより、地層のせ
ん断波速度をより正確に測定することができる。
好ましい実施例においては、4つの部材が中空
円筒の4つの区分であり、これらはゾンデの軸と
実質的に同軸的であり且つこの軸から等距離にあ
る。半径の異なる別々の円筒の区分を用いてもよ
い。このような4つの区分は、たとえこれらがゾ
ンデの軸と同軸的でなくても、これら区分の軸が
ゾンデの軸と実質的に平行であり且つゾンデの軸
が各区分の凹面側にあるようにこれら区分が方向
付けされているならば、このような区分を使用で
きることが明らかである。このような形態は、第
1B図の4つの部材61ないし64を軸66から
半径方向に別々の距離離すことによつて得られ
る。第1B図の4つの部材の循環的な順序61,
63,62,64は4つの部材の相対的な位置を
定める。この順序は循環的であるから、次のよう
な循環順序のいずれを用いても同じ相対位置に達
する:63,62,64,61;62,64,6
1,63;64,61,63,62。4つの部材
は、第1B図に示すように、軸66のまわりで実
質的に均一に離間されるのが好ましいが、4つの
部材が軸66のまわりで均一に離間されないよう
な構成も使用でき、これらも本発明の範囲内であ
ることが理解されよう。対向して配置された2つ
の部材、例えば61,62、又は63,64を取
り替えても第1B図のソースの作動には影響な
い。
4つの部材61,62,63及び64は第1B
図に示すような中空円筒の区分である必要はな
く、それらの重心が後述するように互いに配置さ
れそして前記した第1B図の区分と同様に圧力波
を発生する限り、いかなる形状又は大きさの本体
であつてもよい。重心は、1978年、米国マサチユ
ーセツツ州、ボストンのHoughton Mifflin Co.
のAmerican Heritage Dictionary of ilu
English Languageでは、一定(即ち均一)の密
度をもつた物体が重質の中心と定義されている。
物体の密度が均一でない場合、このような物体の
重心は、このような物体が一定密度のものであつ
た場合にこのような物体の重心となるであろう点
として定められる。部材62の重心が第1B図に
62aで示されている。
いかなる形状又は大きさの4つの部材(第1、
第2、第3及び第4の部材)も、4隅が第1、第
2及び第3の部材の重心と、これら第1、第2及
び第3部材によつて画成されてこれら部材の重心
を含むような平面に対する第4部材の重心の直角
投影点とによつて定められる四辺形において、こ
の四辺形の4つの角度が各々180°未満であるよう
に、ハウジングに接続される。4つの部材は、2
つの対角方向に対向した隅に重心をもつ部材が正
の圧力波を発生しそして他の2つの部材が負の圧
力波を発生し、これら4つの圧力波が共通の成分
波をもつように、振動手段によつて振動される。
このようにして発生された4つと圧力波は互いに
干渉して、地層中に4極せん断波を形成する。4
つの部材の重心は同一平面内にあつて方形の4隅
を形成するのが好ましい。これらの重心を含む平
面は穴の軸に対して垂直であるのが好ましい。4
つの部材が本質的に圧力波の点源となる程小さい
場合には、4つの部材の重心と同様に空間的に置
かれた4つの点において4つの圧力波が実質的に
発生される。
4つの部材は、第1B図に示されたものとは逆
に、半径方向内方に極性付けされてもよい。この
ような場合には、部材61,62が外方に動き、
部材63,64が内方に動く。4つの部材に与え
られるパルスの極性が逆にされた場合には、4つ
の部材の動く方向も同様に逆にされる。部材6
1,62が半径方向外方に極性付けされ、一方、
部材63,64が半径方向内方に極性付けされ、
そして最初に4つの部材の内面が外面より高電位
になるように電気パルスが与えられた場合には、
部材61,62が最初半径方向に収縮しそして部
材63,64が最初半径方向に膨張する。このよ
うな全ての設計はソース58で4極せん断波を発
生するのに用いられる。4つの部材は形状及び寸
法が実質的に同じでありそして穴内の同じ深さに
おいて軸66に対して対称的に分布され、軸66
が穴の軸と一致するようにされるのが好ましい。
このような形状、寸法及び分布の場合には、4極
せん断波ソース58が効率よく作動する。
第2図及び第3図は本発明の好ましい実施例を
詳細に示している。第2図は、測定ゾンデの軸6
6を含む平面に沿つた第1B図の4極測定せん断
波ソースの断面図である。第3図は第2図の3−
3線に沿つた図であり、測定ゾンデの軸に垂直は
平面に沿つた4極ソースの断面図である。
4つの圧電部材61,62,63及び64は、
第2図に示すように、測定ゾンデ60に接続され
る。ピストン68及び70は、測定ゾンデ60に
ぴつたり嵌着するような寸法のものである。ピス
トン68及び70はねじ込りされたへこみ部72
及び74を各々有し、2つのピストンはピストン
ロツド76によつて連結され、ピストンロツドの
両端はねじが切られていて、ピストン68及び7
0のへこみ部72及び74へねじ込まれるような
大きさにされている。ソース58を組立てるため
には、ピストロツド76をバツキング材の環状本
体78に挿入し、4つの部材61ないし64を、
ピストンロツド76と実質的に同軸的になるよう
に本体78の円筒外面に配置する。
パツキング材の2つの環状リング80及び82
を4つの部材及び本体78にぴつたりと嵌着し、
これら部材を配置保持する。次いで、ピストンロ
ツド76及びピストン68,70を前記したよう
に組立て、全組立体を測定ゾンデ60に挿入す
る。測定ゾンデ60の周囲には4つの窓が配置さ
れており、これらの窓は4つのゴム膜84,8
6,88及び90によつてシールするよつて包囲
されている。
4つのゴム膜は、機械的なクリツプのような一
般の手段によつて測定ゾンデに取り付けられるこ
とにより4つの窓をぴつたりと閉じる。4つのゴ
ム膜と4つの圧電部材との間のスペースにはオイ
ル92が充填される。Oリング94及び96はピ
ストン68,70と測定ゾンデ60との間の接触
面をシールし、オイル92が漏れないようにす
る。
電気接続用の通路を形成するため、ピストン6
8及びピストンロツド76はその中央を貫通する
穴102,104を各々有している。これらの2
つの穴は互いに連通している。ピストンロツド7
6は、更に、その軸に垂直な通路106を有して
おり、これは穴104に通じている。ピストン6
8は、更に、4つの通路108を有し、その一端
は穴102に通じておりそしてその他端は4つの
部材の円筒外面に通じている。電気パルス発生器
110は2グループのワイヤによつて4つの部材
に接続され、グループ112は4本のワイヤ11
2a,112b,112c及び112dより成
り、グループ114はワイヤ114a,114
b,114c及び114dより成る。グループ1
12のワイヤはパルス発生器の正端子に接続さ
れ、そしてグループ114のワイヤはその負端子
に接続される。ワイヤ112c及び112dは穴
102に通され、そして通路108に通され、部
材63及び64の円筒外面に接続される。ワイヤ
112a及び112bはピストン68の穴102
及びピストンロツド76の穴104に通され、そ
して穴106及び本体78を経て部材61及び6
2の円筒内面へ各々接続される。同様に、ワイヤ
114a及び114bは穴102及び通路108
に通され、そして部材61及び62の円筒外部へ
各々接続される。同様に、ワイヤ114c及び1
14dは穴102,104、及び106に通さ
れ、そして部材63及び64の円筒内面に各々接
続される。従つて、電気パルス発生器110が2
グループのワイヤ間に電気パルスを与えると、4
つの部材の1つに接続された各対のワイヤ間にパ
ルスが与えられる。このようなパルスにより部材
61及び62の円筒内面はその円筒外面より高電
圧にされる。部材61及び62が半径方向に極性
付けされている場合には、このような高位により
部材61及び62が最初半径方向に収縮させられ
ることが分つている。パルス発生器110によつ
て与えられるパルスにより、部材63及び64の
円筒外面はその円筒内面より高電位にされる。部
材63及び64は半径方向外方に極性付けされて
おり、従つてこのような電位によつて2つの部材
は最初半径方向に膨張させられる。
上記のように接続されると、実質的に同じ電気
パルスがパルス発生器110により4つの部材に
実質的に同時に与えられ、4つの部材を実質的に
同時に動かし即ち部材61及び62は最初に収縮
して内方に動き、そして部材63及び64は最初
に膨張して外方に動く。圧電材が電気パルスによ
つて最初に膨張又は収縮された後は、この最初の
トリガパルスに続いて電気パルスが供給されなく
ても、圧電材は交互に膨張及び収縮することが分
つている。従つて、電気パルスを4つの部材に与
えて、部材61及び62を収縮させそして部材6
3及び64を伸張させた後は、部材61及び62
が交互に膨張及び収縮しそして部材63及び64
が交互に収縮及び膨張する。4つの部材は交互の
膨張及び収縮中にエネルギを失ない、それらの振
動は結局減衰されるが、膨張及び収縮中には、4
つの部材が4つの圧力波列を形成する。パルス発
生器110によつて4つの部材に与えられる4つ
の電気パルスは極性以外は実質的に同じであるの
で、4つの圧力波列は実質的に同じ波形をもつ。
部材61及び62によつて形成される波列は実質
的に同相である。部材63及び64によつて形成
される波列は互いに実質的に同相であるが、部材
61及び62によつて形成される波列とは実質的
に逆位相である。このような圧力波はオイル92
を経、ゴム膜を経て、穴内の流体26へと伝達さ
れ、最終的には地層30へと伝達される。このよ
うに形成された4つの圧力波は互いに干渉し、地
層30に4極せん断波が形成される。このような
せん断波は各地層に伝搬し、屈折して穴内流体2
6へ戻され、後述するように測定ソース58から
離れたところで検出される。本体78は、4つの
部材によつて発生される4つの圧力波列の幅を短
くするように4つの部材の反動を制動する良好な
制動特性を有したパツキング材で作られるのが好
ましい。
4つの圧電部材61ないし64は市販の圧電ク
リスタルで容易に作られる。米国、オハイオ州、
ベツドフオードのVernitron Cowpanyによつて
供給される圧電クリスタルで充分である。形式の
市販の圧電クリスタルは、半径方向外方に極性付
けされた中空円筒の形態である。このようなクリ
スタルの円筒内面及び外面の各々には銀のような
導電材の被膜層が形成される。パルス発生器11
0からの電気パルスは4つの部材の隣接部材に互
いに逆極性で与えられるので、これら隣接部材の
円筒内面及び円筒外面は電気的に絶縁されねばな
らない。このような絶縁は、4つの区分61ない
し64を形成するように4つの細い長手方向部分
を切り抜くことによつて達成される。或いは又、
このような細い長手方向部分を切り抜く代りに、
このような部分の内面及び外面上の導電層を削り
落としてもよい。
第4図は、せん断波の速度を測定するように本
発明の好ましい実施例をいかに用いるかを示す簡
単な部分斜視図及び部分概略図である。第4図に
示されたように、測定ゾンデ140は、4極せん
断波測定ソース58と、2つの検出器142及び
144とを備えている。2つの検出器は、ゾンデ
140内での電気接続を簡単にするために、ソー
ス58よりも地表に接近されている。2つの検出
器は第6図を参照して以下に述べる4極検出器で
あるのが好ましい。4極せん断波測定ソース58
は、電気パルスによつて作動されると、前記した
ように各地層30に4極せん断波を形成する。こ
のような4極せん断波の1部分は上方に進む。そ
の1部分は検出器142付近の穴内導体26へ屈
折して戻されて、検出器142によつて検出され
る。然し乍ら、このような4極せん断波の1部分
は更に上方へ進み、検出器144付近の穴内流体
28へ屈折されて、検出器144で検出される。
それ故、検出器142による4極せん断波の屈折
検出時と、検出器144によるその検出時との間
の時間インターバルは、4極せん断波が2つの検
出器間の距離を進むのに必要な進行時間を与え
る。2つの検出器を用いるのが好ましいが、1つ
の検出器を用いるだけでも充分であることが明ら
かであろう。1つの検出器しか使用しない時に
は、ソース58と検出器との間の4極せん断波の
進行時間が、ソース58による4つの圧力波の発
生時と、検出器による4極せん断波の到着の検出
時との間の時間インターバルによつて与えられ
る。
上記のソース58によつて発生された4つの圧
力波は互いに干渉して、地層30に4極せん断波
を形成するだけでなく、2極及び単極せん断波も
形成する。単極及び2極せん断波は4極せん断波
に比べて振幅が非常に小さく、検出信号の記録に
はノイズとして現われる。このようなノイズは以
下に説明するように減少される。
第5図は、2極及び単極波をノイズとして含む
4極波の放射パターンを示している。第5図の2
本の垂直の直線は4極波の対称軸であり、一方の
線は互いに逆の方向146,150を有し、そし
て他方の線は互いに逆の方向148,152を有
する。4極波の放射パターンは第5図に154と
して示されている。2極及び単極ノイズの放射パ
ターンは第5図に点線で156及び158として
示されている。ソース58の4つの部材が円筒の
4つの同じ区分より成りそして第6図に示すよう
に軸66のまわりに対称的に分布されている場合
には、一方の対称軸は第6図に示すように2つの
対向配置された部材の中心を通り、そして他方の
軸は他の2つの部材の中心を通る。第5図に放射
パターンが158で示された単極ノイズは対称的
であり、大きさMを有する。第5図に放射パター
ンが156で示された2極ノイズは4極波の対称
軸に対し何らかの方向を有する。第5図に示され
たように、2極ノイズは方向146,148,1
50及び152に成分D1、D2、−D1及び−D2を
各々有する。4極波154は方向146,14
8,150及び152に成分Q、−Q、Q及び−
Qを各々有する。
第6図に示すように検出器の4つの部材がソー
ス58の4つの部材と整列され、そしてソース5
8により発生される4極波並びに単極及び2極ノ
イズの放射パターンが第5図に示すようなもので
ある場合には、検出器によつて検出される信号が
M+D1+Qであり、この信号は最初の測定記録
として記録される。ソース58はソース及び検出
器の共通軸のまわりで検出器に対して実質的に
90°回転され、第2測定記録がなされる。この場
合の記録信号はM+D2−Qである。この第2の
記録の後にソース58は更に90°回転され、従つ
て今やソース58は最初の記録中の位置から180°
回転される。第3の記録がなされ、記録信号はM
−D1+Qとなる。ソース58は第2の記録中の
位置から180°回転されるように更に90°回転され
る。第4の記録がなされ、記録信号はM−D2−
Qとなる。第2及び第4記録の和を第1及び第3
記録の和から減算すると、ソース58によつて地
層中に形成される単極及び2極せん断波により生
じるノイズが実質的に減少される。
上記のノイズ減少法は、測定ゾンデの軸のまわ
りに対称的に配置された4つの実質的に同じトラ
ンスジユーサで各々構成された4極せん断波ソー
スと検出器とについて説明したが、この同じ方法
を、他の4極せん断波ソース及び検出器を用いて
実施できることも明らかであろう。ソース及び検
出器が同軸的でない場合、或いはソース及び検出
器が軸を有していない場合には、上記した方法の
ようにソース及び検出器の共通軸のまわりでソー
スを回転するのではなく、ソースはソース及び検
出器の両方を通る線のまわりで回転される。
4極せん断波ソースを検出器に対して物理的に
回転することが不便な場合には、2回の測定記録
間で2グループのワイヤ112及び114間に与
えられるパルス信号の極性を反転させることによ
り若干の単極せん断波ノイズが減少される。或る
記録信号を他の記録信号から差し引きすることに
より、単極せん断波によつて生じたノイズが減少
される。パルス信号の極性が逆転された場合に
は、4極せん断波ソースが90°回転されたかのよ
うに、発生される4極せん断波の極性が逆転す
る。単極せん断波ノイズの1部分は2回の記録間
に極性が逆転しない。或る測定記録信号を他の測
定記録信号から差し引くことにより、単極せん断
波ノイズのこの1部分が減少される。2グループ
のワイヤ112,114間に与えられるパルス号
の極性は、第6図に示すようにソース58とパル
ス発生器110との間に接続された極性スイツチ
168によつて容易に逆転される。
従来の検出器は対称的であり、ソース58の回
転により生じる変化を検出するようには使用でき
ない。このような変化を検出するためには、検出
器142及び144がソース58に構造的に類似
した4極検出器であるのが好ましいが、2つの検
出器はパルス発生器に接続されるのではなく、第
6図に示すように波形記録器166へ同様に接続
される(第6図には1つの検出器と、記録器16
6へのその接続のみが示されている)。2つの検
出器の各々の4つの部材は、第6図に示すように
ゾンデの軸66を基準とし、ソース58の4つの
部材と方位的に揃えられるのが好ましい。穴の軸
は4極放射に対する圧力波の節であるから、4つ
の部材は穴の軸上にないのが好ましい。最良の結
果を得るためには、4つの部材が穴と同軸的にさ
れる。
第4図を説明すれば、2つの検出器142及び
144は4極検出器であるのが好ましい。2つの
検出器の各々の4つの部材は第6図に示すように
ソース58の4つの部材と方位的に揃えられる。
他の形式の検出器を用いてもよい。膜84,8
6,88及び99によつてシールされる第3図の
4つの窓のうち1つ、2つ又は3つが、これら窓
を通しての音波の伝達を実質的に減少するような
物質で覆われる場合には、一般の中空円筒型圧電
検出器を用いてもよい。このような窓のうちの2
つを覆うべき場合には、これらの窓が対向して位
置したものでなければならず、例えば膜84,8
6によつてシールされた2つの窓、又は膜88及
び90によつてシールされた2つの窓でなければ
ならない。
別の実施例 第2図及び第3図に示された好ましい実施例に
おいては、4つの部材が半径方向に極性付けされ
た。これとは別に、4つの部材はフープ(輪)モ
ードとして知られているように周囲方向に極性付
けされてもよい。第7図及び第8図は測定ゾンデ
の軸に対して垂直な平面に沿つた断面図であつ
て、圧電クリスタルをフープモードで用いた別の
実施例を示している。第7図に示すように、4つ
の部材171,172,173及び174は周囲
方向に極性付けされる。極性付けの方向及び電気
接続を除くと、この別の実施例の構造は前記の好
ましい実施例と同じである。
各部材に電気パルスが与えられ、これにより部
材に生じる電界はその極性に対して実質的に平行
である。電気パルスはその極性に基いて部材を半
径方向に膨張又は収縮させる。4つの部材は、中
空の圧電円筒から4つの細い長手方向区分を切り
抜くことによつて得られる。これら部材の露出し
た側面はその形状が実質的に長方向であり、銀の
ような導電層が被覆される。次いで、各部材の2
つの導電層にまたがつて電気パルスが与えられ
る。部材171の導電層は、第7図に示されたよ
うに層184及び186である。隣接部材の隣接
エツジに別々の電位を印加できるように隣接部材
の導電層が分離されている。各部材に生じる電界
がその極性付け線に対して実質的に平行になるよ
うに電気パルスが与えられる。部材171,17
2の極性付け及び電界が第7図に示すように周囲
方向の反時計方向である場合には、この2つの部
材は半径方向に膨張する。部材173,174の
極性付けが周囲方向の時計方向であるが、電界が
第7図のように周囲方向の反時計方向である場合
には、この2つの部材が半径方向に収縮する。こ
の時計方向又は反時計方向は、全て、ゾンデ軸の
同じ端から見たものとする。前記の好ましい実施
例で使用された形式の電気パルスが4つの部材に
実質的に同時に与えられた場合には、4つの部材
によつて発生される圧力波が干渉し、前記の好ま
しい実施例の場合と同様に、周囲の地層に4極せ
ん断波を形成する。前記の好ましい実施例の場合
と同様に、第7図の4つの部材は、それらの軸が
ゾンデの軸の実質的に平行であり且つゾンデの軸
が各部材の凹面の側でここから離間されている限
り、測定ゾンデと同軸的である必要はない。
第8図は、フープモードを用いたせん断波測定
ソースを示す更に別の実施例の簡単な断面図であ
る。4つの部材201,202,203及び20
4は、中空の圧電円筒の8個の長手方向区分のう
ちの4つであり、8個の区分の各々は周囲方向に
極性付けされる。隣接部材は周囲方向に互いに逆
に極性付けされる。この別の実施例においては、
4つの部材は、全てが周囲方向の時計方向に極性
付けされて膨張及び収縮する中空円筒の区分だけ
である。8個の区分のうちのどの2つの隣接区分
の接続エツジにも導電層が被覆される。各部材に
生じる電界が極性付け線に対して実質的に平行に
なるように電気パルスが与えられる。第8図に示
すように4つの部材が極性付けされそして4つの
部材に第8図のような極性の電気パルスが与えら
れると、部材201及び202は半径方向に膨張
し、一方、部材203及び204は半径方向に収
縮する。他の4つの区分は、これら部材に電位差
が与えられないので膨張も収縮もしない。
第9図、第10図は、本発明の更に別の実施例
を示す4極せん断波測定ソースの断面図である。
中空圧電円筒の円筒区分を用いるのではなく、4
つの部材の各々は、2枚の層、即ち1対の圧電プ
レートをそれらの平らな面によつて互いに貼着し
たものより成る。4つの部材以外は、この別の実
施例の構造は前記の好ましい実施例と同様であ
る。この別の実施例では、各部材の各層即ちプレ
ートがその平らな面に対して実質的に垂直に極性
付けされ、2枚の層即ちプレートの極性付けは実
質的に互いに逆方向である。1対の互いに逆に極
性付けされたプレートより成る部材の2つの平ら
な面にまたがつて電気パルスを与えると、部材が
曲げられることは公知である。音波の発生に用い
られる市販の圧電合成プレートは、通常は、2枚
の圧電プレート間にサンドイツチされた導電層に
よつてこれら2枚の圧電プレートを接続したもの
として販売されている。2枚のプレートの極性付
けは、前記したように実質的に互いに逆方向であ
つてもよいし、実質的に同じ方向であつてもよ
い。極性付けが同じ方向である場合には、2枚の
プレートの電界が実質的に互いに逆の極性になる
ように各プレートに電気パルスが与えられる。上
記の導電層は、2枚のプレートの各々に与えられ
る電気パルスによつてこれらのプレートにより均
一な電界を発生できるようにすると共に、測定ソ
ースの効率を改善する。
第11A図は、第9図の11−11線に沿つた
断面図であり、部材211の両端面がピストン6
8及び70に取り付けられて固定された場合の第
9図の4極せん断波測定ソースを示す部分断面図
である。部材211の平らな面にまたがつて与え
られる電気パルスによりその中央部が曲げられ振
動する。この部材の振動限界位置が破線211a
及び211bで示されている。第11B図は第9
図の11−11線に沿つた断面図であつて、部材
211の片端のみがピストン70に取り付けられ
て位置固定された場合の第9図の4極せん断波測
定ソースを示す部分断面図である。部材211の
平らな面にまたがつて与えられる電気パルスによ
り、部材211の取り付け端から離れた部分が曲
げられて振動し、その限界位置が破線211c及
び211dで示されている。或る部材が内方に曲
がる時に、これに隣接する2つの部材に外方に曲
がるように、第9図の隣接部材には互いに逆極性
の電気パルスが与えられる。
4つの部材に与えられる電気パルスの極性が第
9図に示すように極性であり、第11A図に示す
ように4つの部材各々の両端が取り付けられて固
定されている場合には、部材211及び212の
中央部が外方に動き、一方、部材213及び21
4の中央部が内方に動き、これにより4つの圧力
波が形成され、これらは互いに干渉して周囲の地
層に4極せん断波を形成する。第11B図に示す
ように、4つの部材各々の1端のみが測定ゾンデ
に固定されている場合には、部材211及び21
2の非固定端が内方に動き、そして部材213及
び214の非固定端が外方に動き、これにより2
つの正の圧力波と2つの負の圧力波とが形成さ
れ、地層に4極せん断波を形成する。
第9図及び第10図に示された4つの部材は、
部材211,212が立方体の1対の実質的に対
向配置された面を形成しそして部材213,21
4も同様に対向配置面を形成するように、ゾンデ
に接続されるのが好ましい。プレート213,2
14のような対向配置のプレートは互いに平行で
ある必要はなく、そして隣接プレート同志が互い
に垂直である必要もないことが理解されよう。更
に、プレートの形状が四角形である必要もない。
4つの部材が実質的に四辺形プリズムの4つの平
行四辺形を形成するような態様を使用してもよ
く、これは本発明の部分を構成する。
第12図は、本発明の更に別の実施例を示す4
極せん断波測定ソースの断面図である。4つの一
般型の対称ソースが用いられているが、これらソ
ースは前記の実施例の場合と同様の位相で駆動さ
れる。従つて、4個の半径方向に極性付けされた
中空の圧電円筒231,232,233及び23
4が4つの部材である。これら4つの部材が半径
方向外方に極性付けされ、そして与えられるパル
スの極性が第12図に示されたような極性である
場合には、部材231,232が収縮して2つの
負の圧力波を発生し、そして部材233,234
が膨張して2つの正の圧力波を発生する。これら
4つの波は前記したように干渉し、地層に4極せ
ん断波が形成される。
第12図の4つの部材の軸が立方体の平行なエ
ツジを実質的に画成するように4つの部材を対称
的に配置するのがより効率であり、従つて好まし
いが、本発明は他の構成も含む。これら部材の軸
がゾンデの軸に対して実質的に平行であり、そし
てこれら部材が、第1部材(231)、第3部材
(233)、第2部材(232)、そして第4部材
(234)という順序でゾンデの軸を取り巻き、
且つ又、これら4つの部材の膨張又は収縮が第1
2図について前記した通りであるような構成も本
発明に含まれることが理解されよう。
以上に述べた方法及び構成体は単に本発明を解
説するものに過ぎず、本発明の精神から逸脱せず
に、特許請求の範囲内で、形状、寸法、材質、又
は他の細部に種々の変更がなされ得ることが理解
されよう。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明による音響測定システムの概
略図、第1B図は本発明の好ましい実施例を示す
4極せん断波測定ソースの簡単な斜視図、第2図
及び第3図は本発明の好ましい実施例を詳細に示
す図、第4図はせん断波速度の測定に本発明の好
ましい実施例をいかに用いるかを示す簡単な部分
斜視図兼部分概略図、第5図は4極波の放射パタ
ーン、単極及び2極波ノイズの放射パターンを示
すと共に、このようなノイズを減少する方法を説
明する概略図、第6図は4極せん断波測定装置の
概略図であり、単極及び2極せん断波によつて生
じるノイズを減少する方法を説明する図、第7図
及び第8図は2つの別々の4極せん断波ソースの
断面図であつて、本発明の2つの別の実施例を示
す図、第9図、第10図、第11A図及び第11
B図は4極せん断波測定ソースの断面図であつ
て、本発明の更に別の実施例を示す図、そして第
12図は本発明の更に別の実施例を示す4極せん
断波ソースの断面図である。 20……測定ゾンデ、22……4極せん断波ソ
ース、24,25……検出器、26……流体、2
8……穴、30……表層、32……トリガ・記録
制御ユニツト、36……帯域フイルタ、38……
増幅器、40……時間インターバルユニツト、5
8……4極測定ソース、60……測定ゾンデ、6
1,62,63,64……4つの部材、66……
軸、68,70……ピストン、72,74……ね
じ切りされたへこみ部、76……ピストンロツ
ド、78……バツキング材の本体、80,82…
…パツキング材の環状リング、84,86,8
8,90……ゴム膜、92……オイル、94,9
6……Oリング、110……電気パルス発生器、
112a,112b,112c,112d……ワ
イヤ、114a,114b,114c,114d
……ワイヤ、140……測定ゾンデ、142,1
44……検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体を含む穴の周りの地層を音響測定する装
    置において、 前記穴内の流体中に4つの圧力波を発生させて
    前記地層に4極せん断波を形成するための4極せ
    ん断波形成手段と、 前記穴内の流体中に配置され前記4極せん断波
    形成手段によつて形成された4極せん断波の屈折
    により生じる屈折4極せん断波の到着を検出する
    ための検出手段とを備えており、 前記4極せん断波形成手段は、前記穴内の流体
    中に配置される第1部材、第2部材、第3部材お
    よび第4部材と、これら各部材に接続されてこれ
    ら各部材を実質的に同時に振動させるための振動
    手段とを含んでおり、前記第1部材と前記第2部
    材とは互いに対向していて、前記振動手段により
    振動させられるときに、前記穴内の流体中に第1
    の負圧力波および第2の負圧力波を発生させ、前
    記第3部材と前記第4部材とは互いに対向してい
    て、前記振動手段により振動させられるときに、
    前記穴内の流体中に第1の正圧力波および第2の
    正圧力波を発生させ、前記第1の負圧力波および
    第2の負圧力波と前記第1の正圧力波および第2
    の正圧力波との4つの圧力波は、これらの4つの
    圧力波が干渉し合つて前記地層に前記4極せん断
    波が形成されるように、少なくとも、波形および
    周波数の等しい共通の成分波を含むようなものと
    されていることを特徴とする装置。 2 前記4極せん断波形成手段および検出手段
    は、前記穴内の流体中に懸架されるハウジングに
    接続されている特許請求の範囲第1項記載の装
    置。 3 前記検出手段は、前記穴の軸にそつて前記4
    つの部材から離間され且つその軸から離れた前記
    流体中の少なくとも1つの選択された位置に配置
    されている特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の装置。 4 前記4つの部材の各々は、軸を有し、前記振
    動手段は、前記4つの部材のいずれか1つによつ
    て発生される圧力波がその部材の軸に対して対称
    的になるように前記4つの部材を振動させる特許
    請求の範囲第1項または第2項または第3項記載
    の装置。 5 前記4つの部材の各々は、前記振動手段によ
    つてある選択された方向に振動され、このような
    振動における最初の動きの間に、前記第1部材お
    よび第2部材は、互いに近づくように動き、前記
    第3部材および第4部材は、互いに離れるように
    動く特許請求の範囲第1項または第2項または第
    3項記載の装置。 6 前記4極せん断波形成手段および検出手段
    は、軸が前記穴の軸と実質的に平行であるように
    して前記穴内の流体中に懸架される測定ゾンデに
    接続されている特許請求の範囲第1項記載の装
    置。 7 前記第1部材、第2部材、第3部材および第
    4部材は、半径方向に極性付けされた中空の圧電
    円筒の区分で各々構成されており、これら4つの
    部材は、それらの軸が前記測定ゾンデの軸に実質
    的に平行であつて、前記測定ゾンデの軸は、これ
    ら4つの部材の各々の凹面側においてそこから離
    間されており、且つこれら4つの部材は、第1部
    材、第3部材、第2部材、そして第4部材という
    循環順序で前記測定ゾンデの軸のまわりに配置さ
    れるように、前記測定ゾンデに接続されており、
    前記振動手段は、前記測定ゾンデに接続されてい
    て、前記4つの部材の各々の円筒外面と内面との
    間に電気パルスを実質的に同時に与える手段を含
    んでおり、前記4つの部材に与えられる4つの電
    気パルスは、実質的に同じ波形を有し、これらの
    電気パルスは、前記第1部材および第2部材が実
    質的に同時に半径方向内方に動いて流体中に2つ
    の負圧力波を形成すると共に、前記第3部材およ
    び第4部材が前記第1部材および第2部材の動き
    と実質的に同時に半径方向に動いて流体中に2つ
    の正圧力波を発生するように与えられ、前記検出
    手段は、前記穴の軸にそつて前記4つの部材から
    離間され且つその軸から離れた前記流体中の少な
    くとも1つの選択された位置に配置されている特
    許請求の範囲第6項記載の装置。 8 前記4つの部材は、半径方向外方に極性付け
    され、前記電気パルスは、前記第1部材および第
    2部材の円筒内面が最初にその円筒外面より高電
    位となり、前記第3部材および第4部材の円筒外
    面が最初にその円筒内面より高電位となるように
    これら部材に与えられる特許請求の範囲第7項記
    載の装置。 9 前記第1部材および第2部材は、半径方向外
    方に極性付けされ、前記第3部材および第4部材
    は、半径方向内方に極性付けされ、前記電気パル
    スは、前記4つの部材の円筒内面が円筒外面より
    高電位になるように前記4つの部材に与えられる
    特許請求の範囲第7項記載の装置。 10 前記第1部材、第2部材、第3部材および
    第4部材は、周囲方向に極性付けされた中空の圧
    電円筒の区分で各々構成されており、これら4つ
    の部材は、それらの軸が前記測定ゾンデの軸に実
    質的に平行であつて、前記測定ゾンデの軸は、こ
    れら4つの部材の各々の凹面側においてそこから
    離間されており、且つこれら4つの部材は、第1
    部材、第3部材、第2部材、そして第4部材とい
    う循環順序で前記測定ゾンデの軸のまわりに配置
    されるように、前記測定ゾンデに接続されてお
    り、前記振動手段は、前記測定ゾンデに接続され
    ていて、前記4つの部材の各々に電気パルスを実
    質的に同時に与える手段を含んでおり、前記4つ
    の部材に与えられる4つの電気パルスは、実質的
    に同じ波形を有し、これらの電気パルスは、各部
    材の電界がその極性付け線に実質的に平行になる
    ように与えられ、前記4つの部材に与えられる電
    気パルスの極性は、前記第1部材および第2部材
    が実質的に同時に半径方向内方に動いて流体中に
    2つの負圧力波を形成すると共に、前記第3部材
    および第4部材が前記第1部材および第2部材の
    動きと実質的に同時に半径方向外方に動いて流体
    中に2つの正圧力波を発生するような極性であ
    り、前記検出手段は、前記穴の軸にそつて前記4
    つの部材から離間され且つその軸から離れた前記
    流体中の少なくとも1つの選択された位置に配置
    されている許請求の範囲第6項記載の装置。 11 前記第1部材および第2部材は、前記測定
    ゾンデの軸の一端からみて、周囲方向の時計方向
    に極性付けされ、前記第3部材および第4部材
    は、前記測定ゾンデの軸の前記一端からみて、周
    囲方向の反時計方向に極性付けされ、前記電気パ
    ルスの極性は、各部材の電解が前記測定ゾンデの
    軸の前記一端からみた時に、周囲方向の反時計方
    向となるような極性である特許請求の範囲第10
    項記載の装置。 12 前記4つの部材は、全て周囲方向の時計方
    向に極性付けされ、それらのうちの隣接するどの
    2つの部材も中空圧電円筒の別の区分によつて分
    離され、前記電気パルスの極性は、前記4つの部
    材の極性および電界を前記測定ゾンデの軸の一端
    からみた時に、前記第1部材および第2部材の電
    界が周囲方向の反時計方向となり、前記第3部材
    および第4部材の電界が周囲方向の時計方向とな
    るような極性である特許請求の範囲第10項記載
    の装置。 13 前記第1部材、第2部材、第3部材および
    第4部材は、半径方向に極性付けされた中空の圧
    電円筒の区分で各々構成されており、これら4つ
    の部材は、前記測定ゾンデの軸から離間されるが
    その測定ゾンデの軸に実質的に平行であり且つそ
    の測定ゾンデの軸のまわりに、第1部材、第3部
    材、第2部材、そして第4部材という循環順序で
    配置されるように、前記測定ゾンデに接続されて
    おり、前記振動手段は、前記測定ゾンデに接続さ
    れていて、前記4つの部材の各々に実質的に同じ
    波形の4つの電気パルスを実質的に同時に与える
    手段を含んでおり、前記4つの電気パルスのうち
    の1つは、前記4つの部材のうちの1つの円筒外
    面と円筒内面との間に与えられ、前記電気パルス
    は、前記第1部材および第2部材の各々を収縮さ
    せ、前記第3部材および第4部材の各々を膨張さ
    せて、2つの正圧力波および2つの負圧力波を全
    て実質的に同時に流体中に発生させ、前記検出手
    段は、前記穴の軸にそつて前記4つの部材から離
    間され且つその軸から離れた前記流体中の少なく
    とも1つの選択された位置に配置されている特許
    請求の範囲第6項記載の装置。 14 前記4つの部材は、それらの軸が矩形柱の
    4つの平行なエツジを実質的に定めるように、前
    記測定ゾンデに接続され、前記4つの部材は、実
    質的に同じ直径を有する特許請求の範囲第13項
    記載の装置。
JP58088339A 1982-05-19 1983-05-19 音響4極せん断波による測定方法及びその装置 Granted JPS58210585A (ja)

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