JPH0551857U - 巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置 - Google Patents
巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置Info
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- JPH0551857U JPH0551857U JP11130991U JP11130991U JPH0551857U JP H0551857 U JPH0551857 U JP H0551857U JP 11130991 U JP11130991 U JP 11130991U JP 11130991 U JP11130991 U JP 11130991U JP H0551857 U JPH0551857 U JP H0551857U
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- bobbin
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- winding
- stop piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 釣糸等の糸をボビンに巻上げた後における糸
の巻終り止部をボビンに自動的に止着させる。 【構成】 回転保持装置がボビン1を正回転させて糸を
巻き取らせる。該ボビンは、一方の鍔部3に設けられた
切欠部に、基端部が切欠部の底部分に固定されてなる弾
性素材からなる止片6を密接に嵌め込んでなる。ガイド
棒の下側部分23が、ボビンの巻付き部25に連なる糸
を引掛けながら、止片6を湾曲変形させて外方向に移動
し、糸の巻終り止部10を止片6の外側に位置させる。
この状態で回転保持装置が所要角度正回転する。これに
よりガイド棒の先側部分23が止片6から外れる。且つ
巻終り止部10は、止片の弾性復元作用により切欠部の
縁12と止め片6との間に挟み込まれて鍔部3の外側に
導出せしめられる。
の巻終り止部をボビンに自動的に止着させる。 【構成】 回転保持装置がボビン1を正回転させて糸を
巻き取らせる。該ボビンは、一方の鍔部3に設けられた
切欠部に、基端部が切欠部の底部分に固定されてなる弾
性素材からなる止片6を密接に嵌め込んでなる。ガイド
棒の下側部分23が、ボビンの巻付き部25に連なる糸
を引掛けながら、止片6を湾曲変形させて外方向に移動
し、糸の巻終り止部10を止片6の外側に位置させる。
この状態で回転保持装置が所要角度正回転する。これに
よりガイド棒の先側部分23が止片6から外れる。且つ
巻終り止部10は、止片の弾性復元作用により切欠部の
縁12と止め片6との間に挟み込まれて鍔部3の外側に
導出せしめられる。
Description
【0001】
本考案は、釣糸等の糸をボビンに巻上げた後における糸の巻終り止部をボビン に自動的に止着する装置に関するものである。
【0002】
例えば釣糸をボビンに一定長さ巻いてその巻終り止部をボビンに止着する従来 の要領は、図1に示すようなボビン1即ち、一方の鍔部3に設けられた切欠部5 にゴム質素材からなる止片6を密接に嵌め込んでなるボビンを用い、止片6を外 側に押し開いて切欠部5の縁12と止片6との間に巻終り止部10を挿入する手 作業を要した。
【0003】 しかし係る手作業による場合には、止着作業の能率が非常に悪く、コスト上昇 の一原因ともなっていた。 本考案は、係る問題点を解決しうる巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置 (以下装置という)の提供を目的とするものである。
【0004】
本考案に係る装置1は、一方の鍔部3に設けられた切欠部5に、弾性素材から なり且つその基端部7が切欠部5の底部分に固定されてなる止片6を密接に嵌め 込んでなるボビン1に糸を巻上げ、その巻終り止部10を切欠部の縁12と止片 6との間に挟み込んで止着する装置である。
【0005】 該装置は、ボビンをその軸線回りに正回転させ、それに伴い糸をボビンに巻き 取らせる回転保持装置13と,該回転保持装置13に保持されて巻上げが完了し た状態にある停止ボビンの巻付き部に連なる糸を引掛けるガイド棒22を有し、 該ガイド棒22の先側部分が止片6を湾曲変形させて外方向に移動することによ って糸の巻終り止部10を止片6の外側に位置させるガイド装置15とを具える 。そして、前記回転保持装置13は、巻終り止部10が止片6の外側に位置せし められた状態でボビンを所要角度正回転させるものとし、これにより、ガイド棒 の先側部分が止片6から外れて鍔部3の外側に存した状態となり、且つ巻終り止 部10は、止片6の弾性復元作用により切欠部の縁12と止片6との間に挟み込 まれた状態となって鍔部3の外側に導出されるごとくなしたことを特徴とするも のである。
【0006】
然して、回転保持装置13の正回転によりボビンに糸が巻上げられてボビンが 停止すると、ガイド棒22が巻付き部に連なる糸2を引掛けながら止片6を湾曲 変形させて外方向に移動する。これにより巻終り止部10が止片6の外側に位置 せしめられる。その後、回転保持装置13によりボビンが所要角度正回転せしめ られる。これにより、ガイド棒の先側部分はボビンから外れ、且つ巻終り止部1 0は、止片6の弾性復元作用により切欠部5の縁12と止片6との間に挟み込ま れた状態となって鍔部3の外側に導出せしめられ、巻終り止部の止着が完了する 。
【0007】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案において用いるボビン1を示すものであり、糸2(例えは釣糸) を所定長さ巻上げる。該ボビンの一方の鍔部3には矩形の切欠部5が設けられて おり、該切欠部5には止片6が密接に嵌込まれてなる。該止片6は、ゴム質素材 等の弾性素材を以て形成されておりその基端部7が切欠部5の底部分9に固定さ れており、糸の巻終り止部10は切欠部5の縁12と止片6との間に挟み込まれ て止着される。
【0008】 図2は本考案に係る装置Aを説明するものであり、該装置Aは、上記構成を有 するボビン1を保持してこれを回転させる回転保持装置13と、糸の巻終り止部 10を止着させるべく糸を案内するガイド装置15とを具える。
【0009】 該回転保持装置13は、図2に示す如く、ボビン1をその両側面部において挾 持してこれをその軸線回りに強制回転させる左右一対の挾持杆16,17(図2 において、右側の挾持杆16は左側の挾持杆17に対して進退可能である)を具 える。そして案内リング19を経て引き出される糸を、挾持ボビンの強制回転に よってボビンに所定量巻取らせる。又回転保持装置13は、ボビンへの巻上げが 完了した時点において、止片6が上端に位置する状態にボビンを停止させる。こ の停止は、例えば光電スイッチからの信号によって行なわれる。
【0010】 ガイド装置15は、図2に示す如く、回転保持装置13に保持されたボビンの 上方位置に配設され且つ図示しないエアシリンダの伸縮動作に応じてボビンの軸 線方向(図2においては左右方向F1)に往復動可能となされた可動枠20に、 図示しないエアシリンダの伸縮動作に応じてボビンの軸線方向と直交する前後方 向F2に往復動しうる移動部材21を設けてなる。該移動部材21の後側部位に は、下方に向けて先細化するテ−パ軸状をなす樹脂製のガイド棒22の上側部分 が固定されるとともにその前側部位には、前記案内リング19が固定されている 。
【0011】 そして、移動部材21が後端位置にある状態(図2において実線で示す移動部 材)においてはガイド棒22がボビンの後方に存するようになされている。又回 転保持装置13に保持されて巻上げが完了した状態において移動部材21が前方 に向けて移動することにより、ガイド棒22の下側部分23がボビンの対向鍔部 3,4間に侵入し、該下側部分23が止片6と対向する状態で移動部材21が前 端位置をとる(図2において一点鎖線で示す移動部材)ようになされている。ガ イド棒22が前進するにつれて案内リング19も同時に前進し、前端位置におい ては、図2〜3に示す如く案内リング19に案内される糸2がガイド棒22の下 側部分23を斜めに横切った状態となる。
【0012】 そして、ガイド棒22が前端位置にある状態において可動枠20が外方向(右 方)に稍動くことにより、ガイド棒の下側部分23は、図4Aに示す如く、止片 6を湾曲変形させて外方向(右方)に稍動いて弓状に湾曲変形し、これによって 、ボビンの巻付き部25に連なる糸を下側部分23に引掛けて巻終り止部10を 止片6の外側に位置させる。
【0013】 又このように巻終り止部10が止片6の外側に位置せしめられた状態において 、回転保持装置13の挾持杆16,17は、ボビンを所要角度例えば90度正回 転させてこれを停止させるものとする。そしてこれにより、図4Bに示す如くガ イド棒の下側部分23が止片6から外れて鍔部3の外側に存した状態となさしめ る。且つ巻終り止部10が、止片6の弾性復元作用によって切欠部の縁12と止 片6との間に挟み込まれて鍔部3の外側に導出された状態となさしめる。なお前 記ボビンの停止は、例えば光電スイッチからの信号によって行われる。
【0014】 特に本実施例においては、装置Aは押圧部材26を具える。該押圧部材26は 、ボビンが上記のように所要角度正回転して停止した状態において、図4Bに一 点鎖線で示す如くボビンの止片6を内方に押圧し、止片6が切欠部5に密接に嵌 め込まれた状態とする(図7)。
【0015】 そして押圧部材26が止片を押圧した後、移動部材21が後退するとともに可 動枠20も元位置に復帰する。この状態でカッタ27が巻終り止部に連なる糸を 切断し、然る後両挾持杆16,17が開く。これにより、図1に示す巻上げボビ ン29が排出される。
【0016】
本考案によるときには、従来手作業を余儀なくされていた巻上げボビンの巻き 終り止部の止着作業を自動化できることとなり、生産性向上、コスト低減を達成 せしめうる。
【図1】巻終り止部が切欠部の縁と止片との間に止着さ
れた巻上げボビンを示す斜視図である。
れた巻上げボビンを示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を説明する斜視図である。
【図3】ガイド棒が止片と対向して停止した状態を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図4】巻終り止部の止着作用を説明する斜視図であ
る。
る。
【図5】巻終り止部が切欠部の縁と止片との間に止着さ
れた巻上げボビンを示す斜視図である。
れた巻上げボビンを示す斜視図である。
1 ボビン 2 糸 3 鍔部 5 切欠部 6 止片 7 止片の基端部 10 巻終り止部 12 縁 13 回転保持装置 15 ガイド装置 22 ガイド棒
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の鍔部3に設けられた切欠部5に、
弾性素材からなり且つその基端部7が切欠部5の底部分
に固定されてなる止片6を密接に嵌め込んでなるボビン
1に糸を巻上げ、その巻終り止部10を切欠部の縁12
と止片6との間に挟み込んで止着する装置であって、 ボビンをその軸線回りに正回転させ、それに伴い糸をボ
ビンに巻き取らせる回転保持装置13と,該回転保持装
置13に保持されて巻上げが完了した状態にある停止ボ
ビンの巻付き部に連なる糸を引掛けるガイド棒22を有
し、該ガイド棒22の先側部分が止片6を湾曲変形させ
て外方向に移動することによって糸の巻終り止部10を
止片6の外側に位置させるガイド装置15とを具え、 前記回転保持装置13は、巻終り止部10が止片6の外
側に位置せしめられた状態でボビンを所要角度正回転さ
せてこれを停止させるものとし、これにより、ガイド棒
の先側部分が止片6から外れて鍔部3の外側に存した状
態となり、且つ巻終り止部10は、止片6の弾性復元作
用により切欠部の縁12と止片6との間に挟み込まれた
状態となって鍔部3の外側に導出されるごとくなしたこ
とを特徴とする巻上げボビンの巻終り止部を止着する装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130991U JPH0551857U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130991U JPH0551857U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551857U true JPH0551857U (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=14557964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11130991U Pending JPH0551857U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 巻上げボビンの巻終り止部を止着する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551857U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200110319A (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-23 | 토쿠센 코교 가부시키가이샤 | 선재 권취 장치 및 선재 권취 방법 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP11130991U patent/JPH0551857U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200110319A (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-23 | 토쿠센 코교 가부시키가이샤 | 선재 권취 장치 및 선재 권취 방법 |
CN111918726A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-11-10 | 特线工业株式会社 | 线材卷绕装置以及线材卷绕方法 |
TWI716277B (zh) * | 2019-03-08 | 2021-01-11 | 日商特線工業股份有限公司 | 捲線裝置及捲線方法 |
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