JPH0551828A - 糸屑排出装置 - Google Patents
糸屑排出装置Info
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- JPH0551828A JPH0551828A JP22962591A JP22962591A JPH0551828A JP H0551828 A JPH0551828 A JP H0551828A JP 22962591 A JP22962591 A JP 22962591A JP 22962591 A JP22962591 A JP 22962591A JP H0551828 A JPH0551828 A JP H0551828A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 作業台車内に収集した糸屑をアウトエンドボ
ックス側で機台側の糸屑ボックスに排出するときに、排
出する糸屑の流れに逆らうような方向の気流を生ずるこ
とをなくし、排出する糸屑の流れを助長する方向の気流
を糸屑ボックス内に生ずる糸屑排出装置を得る。 【構成】 複数ユニット３を列設してなる機台端部のア
ウトエンドボックス９に、アウトエンドボックス側糸屑
ボックス10を設け、複数ユニット３に沿って走行する作
業台車７に、作業台車側糸屑ボックス８及びブロア31を
設け、作業台車７がボックス９側に達したときにボック
ス10とボックス８との開口部25，13が重なるよう両ボッ
クス10，８を各々位置させ、ボックス８とブロア31を結
ぶエア流通路23に、作業台車７がユニット３に対面して
いるときはボックス８から吸引し、作業台車７がボック
ス９に位置するときはボックス８に排気を送風できるよ
うエア流通路23を切換える切換弁37を設け、切換弁37の
切換部材41をボックス９に設けた。
ックス側で機台側の糸屑ボックスに排出するときに、排
出する糸屑の流れに逆らうような方向の気流を生ずるこ
とをなくし、排出する糸屑の流れを助長する方向の気流
を糸屑ボックス内に生ずる糸屑排出装置を得る。 【構成】 複数ユニット３を列設してなる機台端部のア
ウトエンドボックス９に、アウトエンドボックス側糸屑
ボックス10を設け、複数ユニット３に沿って走行する作
業台車７に、作業台車側糸屑ボックス８及びブロア31を
設け、作業台車７がボックス９側に達したときにボック
ス10とボックス８との開口部25，13が重なるよう両ボッ
クス10，８を各々位置させ、ボックス８とブロア31を結
ぶエア流通路23に、作業台車７がユニット３に対面して
いるときはボックス８から吸引し、作業台車７がボック
ス９に位置するときはボックス８に排気を送風できるよ
うエア流通路23を切換える切換弁37を設け、切換弁37の
切換部材41をボックス９に設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績装置，糸巻取装置
等の紡績ユニット，ワインディングユニット等に糸切れ
が生じたとき或いはパッケージが満巻となったときなど
に当該ユニットまで移動して、糸継ぎ或いは玉揚げ等を
行う作業台車に設けられた、糸屑収集用ボックスの糸屑
を取り出すための糸屑排出装置に関する。
等の紡績ユニット，ワインディングユニット等に糸切れ
が生じたとき或いはパッケージが満巻となったときなど
に当該ユニットまで移動して、糸継ぎ或いは玉揚げ等を
行う作業台車に設けられた、糸屑収集用ボックスの糸屑
を取り出すための糸屑排出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】紡績装置，ワインディング装置等におい
て、複数列設された紡績ユニット，ワインディングユニ
ットの列に沿って、糸継装置，玉揚装置等を搭載した作
業台車を運行し、糸切れが生じユニットが発生したとき
に当該ユニットに作業台車が停止して作業台車の糸継装
置により糸継ぎを行っている。作業台車には糸継装置で
生ずる糸屑を貯溜するためのダストボックスを搭載して
いるがその容量は少なく、そのため作業台車が列設した
ユニットの端部即ちアウトエンドボックスに達したとき
に、アウトエンドボックス側に設けた本体側集塵ボック
ス側から作業台車側のダストボックス内の糸屑を吸引し
て作業台車側から本体側へ移し替えることをしている。
て、複数列設された紡績ユニット，ワインディングユニ
ットの列に沿って、糸継装置，玉揚装置等を搭載した作
業台車を運行し、糸切れが生じユニットが発生したとき
に当該ユニットに作業台車が停止して作業台車の糸継装
置により糸継ぎを行っている。作業台車には糸継装置で
生ずる糸屑を貯溜するためのダストボックスを搭載して
いるがその容量は少なく、そのため作業台車が列設した
ユニットの端部即ちアウトエンドボックスに達したとき
に、アウトエンドボックス側に設けた本体側集塵ボック
ス側から作業台車側のダストボックス内の糸屑を吸引し
て作業台車側から本体側へ移し替えることをしている。
【０００３】しかし、作業台車側のダストボックスは常
にブロアで吸引される機構であるために、作業台車側の
ダストボックスから本体側集塵ボックスへの糸屑受け渡
し時にも作業台車側のダストボックス内が吸引され、糸
屑の排出受け渡しが十分に行えないという事態が生ずる
ことがあった。
にブロアで吸引される機構であるために、作業台車側の
ダストボックスから本体側集塵ボックスへの糸屑受け渡
し時にも作業台車側のダストボックス内が吸引され、糸
屑の排出受け渡しが十分に行えないという事態が生ずる
ことがあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みて、作業台車内に収集した糸屑をアウトエンドボッ
クス側で機台側の糸屑ボックスに排出するときに、排出
する糸屑の流れに逆らうような方向の気流を生ずること
をなくし、排出する糸屑の流れを助長する方向の気流を
糸屑ボックス内に生ずるようにした装置を得ることを目
的とする。
鑑みて、作業台車内に収集した糸屑をアウトエンドボッ
クス側で機台側の糸屑ボックスに排出するときに、排出
する糸屑の流れに逆らうような方向の気流を生ずること
をなくし、排出する糸屑の流れを助長する方向の気流を
糸屑ボックス内に生ずるようにした装置を得ることを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】複数ユニットを列設して
なる機台端部のアウトエンドボックスに、アウトエンド
ボックス側糸屑ボックスを設け、前記複数ユニットに沿
って走行する作業台車に、作業台車側糸屑ボックス及び
ブロアを設け、作業台車がアウトエンドボックス側に達
したときにアウトエンドボックス側糸屑ボックスと作業
台車側糸屑ボックスとの開口部が重なるよう両糸屑ボッ
クスをそれぞれ位置させ、作業台車側糸屑ボックスとブ
ロアを結ぶエア流通路に、作業台車がユニットに対面し
ているときは作業台車側糸屑ボックスから吸引し、作業
台車がアウトエンドボックスに位置するときは作業台車
側糸屑ボックスに排気を送風できるようエア流通路を切
換えることのできる切換弁を設け、前記切換弁の切換部
材をアウトエンドボックスに設けた。
なる機台端部のアウトエンドボックスに、アウトエンド
ボックス側糸屑ボックスを設け、前記複数ユニットに沿
って走行する作業台車に、作業台車側糸屑ボックス及び
ブロアを設け、作業台車がアウトエンドボックス側に達
したときにアウトエンドボックス側糸屑ボックスと作業
台車側糸屑ボックスとの開口部が重なるよう両糸屑ボッ
クスをそれぞれ位置させ、作業台車側糸屑ボックスとブ
ロアを結ぶエア流通路に、作業台車がユニットに対面し
ているときは作業台車側糸屑ボックスから吸引し、作業
台車がアウトエンドボックスに位置するときは作業台車
側糸屑ボックスに排気を送風できるようエア流通路を切
換えることのできる切換弁を設け、前記切換弁の切換部
材をアウトエンドボックスに設けた。
【０００６】
【作用】ユニットに糸切れが発生したとき当該ユニット
に作業台車が停止し糸継作業を行うが、このとき発生し
た糸端は作業台車のブロアにより吸引され作業台車側糸
屑ボックスに収集される。作業台車がアウトエンドボッ
クス側に達し、作業台車側糸屑ボックスからアウトエン
ドボックス側糸屑ボックスに糸屑を移すときは、ブロア
と作業台車側糸屑ボックスとの間に設けてある切換弁体
を切換え、ブロアの吐出側と作業台車側糸屑ボックスと
を結び、ブロアの排気を作業台車側糸屑ボックスに導
き、同ボックス内の糸屑をアウトエンドボックス側糸屑
ボックスに送り込む。
に作業台車が停止し糸継作業を行うが、このとき発生し
た糸端は作業台車のブロアにより吸引され作業台車側糸
屑ボックスに収集される。作業台車がアウトエンドボッ
クス側に達し、作業台車側糸屑ボックスからアウトエン
ドボックス側糸屑ボックスに糸屑を移すときは、ブロア
と作業台車側糸屑ボックスとの間に設けてある切換弁体
を切換え、ブロアの吐出側と作業台車側糸屑ボックスと
を結び、ブロアの排気を作業台車側糸屑ボックスに導
き、同ボックス内の糸屑をアウトエンドボックス側糸屑
ボックスに送り込む。
【０００７】
【実施例】本発明糸屑排出装置１は、紡績装置，糸巻取
装置等に実施できるが、本発明実施の一例を紡績装置２
に実施した例について図面と共に次に説明する。
装置等に実施できるが、本発明実施の一例を紡績装置２
に実施した例について図面と共に次に説明する。
【０００８】本発明糸屑処理装置１は、列設された紡績
ユニット３に沿って走行する、糸継装置４，玉揚装置５
等を搭載した糸継玉揚台車６Ａ及びそれに牽引されたブ
ロア台車６Ｂよりなる作業台車７に搭載されている。
ユニット３に沿って走行する、糸継装置４，玉揚装置５
等を搭載した糸継玉揚台車６Ａ及びそれに牽引されたブ
ロア台車６Ｂよりなる作業台車７に搭載されている。
【０００９】作業台車７の糸継玉揚台車６Ａには、糸継
装置４により発生する切断糸端或いは風綿等を吸引し収
集しておく作業台車側糸屑ボックス８を設けてある。作
業台車側糸屑ボックス８は作業台車壁面に取り付けら
れ、糸継玉揚台車６Ａが紡績機機台端部のアウトエンド
ボックス９に達したときアウトエンドボックス９内の糸
屑ボックス10に、作業台車側糸屑ボックス８内の糸屑等
を排出するための作業台車側シャッタ11を設けてある。
同様にアウトエンドボックス９側のアウトエンドボック
ス側糸屑ボックス10にもアウトエンドボックス側シャッ
タ12が設けられている。
装置４により発生する切断糸端或いは風綿等を吸引し収
集しておく作業台車側糸屑ボックス８を設けてある。作
業台車側糸屑ボックス８は作業台車壁面に取り付けら
れ、糸継玉揚台車６Ａが紡績機機台端部のアウトエンド
ボックス９に達したときアウトエンドボックス９内の糸
屑ボックス10に、作業台車側糸屑ボックス８内の糸屑等
を排出するための作業台車側シャッタ11を設けてある。
同様にアウトエンドボックス９側のアウトエンドボック
ス側糸屑ボックス10にもアウトエンドボックス側シャッ
タ12が設けられている。
【００１０】作業台車側シャッタ11は、作業台車側糸屑
ボックス８の糸屑払出口13の前面にシャッタガイド14に
より左右方向即ち糸継玉揚台車６Ａの移行方向と平行に
移動できるよう支持された工字状をなした板状体であ
る。上下の端縁部分がシャッタガイド14に支えられ、上
下端縁部を連結する中間の平板部分15が前記糸屑払出口
13と一致したときに作業台車側糸屑ボックス８は閉鎖状
態となる。図３に示す作業台車７が右行した状態のとき
に平板部分15は左行し作業台車側糸屑払出口13は開かれ
ている。作業台車側シャッタ11の上縁には図２，３，５
に示す如く水平腕16を突出しその先端にローラ17を軸支
する。ローラ17は後述するアウトエンドボックス側シャ
ッタ12を開くためのもので、該シャッタ12の側面に設け
た鈎状のカム18に当接し、シャッタ12を開閉する。アウ
トエンドボックス側シャッタ12は、アウトエンドボック
ス側の糸屑ボックス10の前面に設けられ、軸19に揺動自
在に垂下支持され、スプリング27によってアウトエンド
ボックス側の糸屑ボックス10の糸屑受入口20を閉じる方
向に付勢されている。そして作業台車７がアウトエンド
ボックス９側に走行して来たとき、水平腕16のローラ17
が鈎状カム18と当接しシャッタ12を押し開き、アウトエ
ンドボックス側の糸屑ボックス10の糸屑受入口20を開く
と共に、作業台車側シャッタ11も図３上で左方向に移動
し、作業台車側糸屑ボックス８の糸屑払出口13を開くの
で、作業台車側糸屑ボックス８とアウトエンドボックス
側糸屑ボックス10とは連通する。
ボックス８の糸屑払出口13の前面にシャッタガイド14に
より左右方向即ち糸継玉揚台車６Ａの移行方向と平行に
移動できるよう支持された工字状をなした板状体であ
る。上下の端縁部分がシャッタガイド14に支えられ、上
下端縁部を連結する中間の平板部分15が前記糸屑払出口
13と一致したときに作業台車側糸屑ボックス８は閉鎖状
態となる。図３に示す作業台車７が右行した状態のとき
に平板部分15は左行し作業台車側糸屑払出口13は開かれ
ている。作業台車側シャッタ11の上縁には図２，３，５
に示す如く水平腕16を突出しその先端にローラ17を軸支
する。ローラ17は後述するアウトエンドボックス側シャ
ッタ12を開くためのもので、該シャッタ12の側面に設け
た鈎状のカム18に当接し、シャッタ12を開閉する。アウ
トエンドボックス側シャッタ12は、アウトエンドボック
ス側の糸屑ボックス10の前面に設けられ、軸19に揺動自
在に垂下支持され、スプリング27によってアウトエンド
ボックス側の糸屑ボックス10の糸屑受入口20を閉じる方
向に付勢されている。そして作業台車７がアウトエンド
ボックス９側に走行して来たとき、水平腕16のローラ17
が鈎状カム18と当接しシャッタ12を押し開き、アウトエ
ンドボックス側の糸屑ボックス10の糸屑受入口20を開く
と共に、作業台車側シャッタ11も図３上で左方向に移動
し、作業台車側糸屑ボックス８の糸屑払出口13を開くの
で、作業台車側糸屑ボックス８とアウトエンドボックス
側糸屑ボックス10とは連通する。
【００１１】糸屑ボックス８は、図５に示す如く、サク
ションノズル（図示せず），サクションマウス（図示せ
ず）に連なる導管21及び導管取付口22，連結用ダクト23
に連なる連結用パイプ24を設けている。連結用ダクト23
はブロア台車６Ｂ側の連結用ダクト25にバンド29により
接続される。26は作業台車側シャッタ11を常に閉じる方
向に引いているスプリングである。
ションノズル（図示せず），サクションマウス（図示せ
ず）に連なる導管21及び導管取付口22，連結用ダクト23
に連なる連結用パイプ24を設けている。連結用ダクト23
はブロア台車６Ｂ側の連結用ダクト25にバンド29により
接続される。26は作業台車側シャッタ11を常に閉じる方
向に引いているスプリングである。
【００１２】糸継玉揚台車６Ａに連結部材30を介して連
結されているブロア台車６Ｂにはブロア31が搭載されて
いる。ブロア31には図６に示す如く、吸込ポート32，吐
出ポート33が設けられ、吸込ポート32と吐出ポート33の
それぞれの吸込口34，吐出口35にわたって切換弁体ガイ
ド36が設けられている。切換弁体ガイド36は板状体の両
端縁をコ字状に折り曲げ、切換弁体37を摺動自在に嵌合
している。切換弁体37はその長さを吸込口34と吐出口35
との間隔より短くし、切換弁体37が切換弁体ガイド36に
沿って左右何れかの端部に移動しても吸込口34か吐出口
35の何れかが閉じ何れかが開いているようにしている。
そして、切換弁体37が吸込口34を閉鎖する位置にあると
き、吸込口34と吐出口35との間のガイド板の無孔の部分
と対面する切換弁体37にホース38を取り付ける。ホース
38の他端はホース連結部39を介して連結用ダクト23に連
なっている。ホース連結部39は吸込ポート32に対し、図
８に示す如くポート32から遠い側の壁に向けて斜に接続
され、吸込ポート32に連なる連結用ダクト25に向く気流
を生じ易くしている。
結されているブロア台車６Ｂにはブロア31が搭載されて
いる。ブロア31には図６に示す如く、吸込ポート32，吐
出ポート33が設けられ、吸込ポート32と吐出ポート33の
それぞれの吸込口34，吐出口35にわたって切換弁体ガイ
ド36が設けられている。切換弁体ガイド36は板状体の両
端縁をコ字状に折り曲げ、切換弁体37を摺動自在に嵌合
している。切換弁体37はその長さを吸込口34と吐出口35
との間隔より短くし、切換弁体37が切換弁体ガイド36に
沿って左右何れかの端部に移動しても吸込口34か吐出口
35の何れかが閉じ何れかが開いているようにしている。
そして、切換弁体37が吸込口34を閉鎖する位置にあると
き、吸込口34と吐出口35との間のガイド板の無孔の部分
と対面する切換弁体37にホース38を取り付ける。ホース
38の他端はホース連結部39を介して連結用ダクト23に連
なっている。ホース連結部39は吸込ポート32に対し、図
８に示す如くポート32から遠い側の壁に向けて斜に接続
され、吸込ポート32に連なる連結用ダクト25に向く気流
を生じ易くしている。
【００１３】切換弁体37の上面にはピン40を植設し、該
ピン40を、切換弁切換装置41の長レバー42の先端の長溝
43に嵌合させている。長レバー42は軸44に支持され、同
軸に短レバー45を長レバー42と一体に揺動できるよう設
けている。短レバー45の先端にはローラ46を軸支してい
る。一方、ブロア台車６Ｂの機台端停止位置にはアウト
エンドボックス９或いはその他の適宜機枠に支持部材47
によってカム板48を支持する。カム板48は、前記切換弁
切換装置41の短レバー45のローラ46が進入するカム溝49
を有している。カム溝49は図９，図10に示す如く、く字
形に屈曲し、嵌合するローラ46を介して短レバー45を反
時計針方向に旋回すると、長レバー42を揺動し、切換弁
体37を切換える。
ピン40を、切換弁切換装置41の長レバー42の先端の長溝
43に嵌合させている。長レバー42は軸44に支持され、同
軸に短レバー45を長レバー42と一体に揺動できるよう設
けている。短レバー45の先端にはローラ46を軸支してい
る。一方、ブロア台車６Ｂの機台端停止位置にはアウト
エンドボックス９或いはその他の適宜機枠に支持部材47
によってカム板48を支持する。カム板48は、前記切換弁
切換装置41の短レバー45のローラ46が進入するカム溝49
を有している。カム溝49は図９，図10に示す如く、く字
形に屈曲し、嵌合するローラ46を介して短レバー45を反
時計針方向に旋回すると、長レバー42を揺動し、切換弁
体37を切換える。
【００１４】本発明糸屑排出装置１は以上のように構成
されている。糸継玉揚台車６Ａとブロア台車６Ｂよりな
る作業台車７は、通常の状態において、糸継玉揚台車６
Ａがブロア台車６Ｂを牽引し或いは押して紡績装置２の
列設したユニット３に沿って往復走行し、その間糸切れ
があれば糸継装置４で糸継ぎをし、満巻のパッケージが
生ずれば玉揚装置５で玉揚げを行っている。そして糸継
装置４の作動によって生じた切断糸端はサクションマウ
ス，サクションノズル（図示せず）から導管20，導管取
付口21等を経て糸屑ボックス８に吸引収集される。
されている。糸継玉揚台車６Ａとブロア台車６Ｂよりな
る作業台車７は、通常の状態において、糸継玉揚台車６
Ａがブロア台車６Ｂを牽引し或いは押して紡績装置２の
列設したユニット３に沿って往復走行し、その間糸切れ
があれば糸継装置４で糸継ぎをし、満巻のパッケージが
生ずれば玉揚装置５で玉揚げを行っている。そして糸継
装置４の作動によって生じた切断糸端はサクションマウ
ス，サクションノズル（図示せず）から導管20，導管取
付口21等を経て糸屑ボックス８に吸引収集される。
【００１５】上記糸端等の吸引収集は、次のようにして
行われる。ブロア31は常時回転し吸気動作を行ってい
る。アウトエンドボックス９の糸屑ボックス10のシャッ
タ12はスプリング27によって付勢され、糸屑受入口20を
閉じている。また、作業台車７側の糸屑ボックス８の糸
屑払出口13も、シャッタ11がスプリング26に引かれてい
るためにシャッタ11の平板部分15が糸屑払出口13の位置
にあり、糸屑払出口13は閉じられている。上記の状態で
糸継玉揚台車６Ａはブロア台車６Ｂを連結して走行し、
その間糸継動作等を行う。
行われる。ブロア31は常時回転し吸気動作を行ってい
る。アウトエンドボックス９の糸屑ボックス10のシャッ
タ12はスプリング27によって付勢され、糸屑受入口20を
閉じている。また、作業台車７側の糸屑ボックス８の糸
屑払出口13も、シャッタ11がスプリング26に引かれてい
るためにシャッタ11の平板部分15が糸屑払出口13の位置
にあり、糸屑払出口13は閉じられている。上記の状態で
糸継玉揚台車６Ａはブロア台車６Ｂを連結して走行し、
その間糸継動作等を行う。
【００１６】前記ブロア31の吸引作用によりサクション
マウス等からの切断糸端等は、作業台車側の糸屑ボック
ス８に分離収集され、吸引されたエアは連結用パイプ2
4，連結用ダクト23，同25，吸込ポート32を経てブロア3
1に吸引され、吐出口35から排出される。このようにし
て糸端等を作業台車側糸屑ボックス８に収集しつつ機台
端のアウトエンドボックス９に作業台車７が到達したと
き、糸継玉揚台車６Ａの糸屑ボックス８内の糸屑がアウ
トエンドボックス９内のアウトエンドボックス側糸屑ボ
ックス10に移し換えられる。即ち、糸継玉揚台車６Ａと
ブロア台車６Ｂとがアウトエンドボックス９の位置に到
達すると、図３に示す如く、作業台車側糸屑ボックス８
のシャッタ11に設けられている水平腕16のローラ17がア
ウトエンドボックス側糸屑ボックス10のシャッタ12の鈎
状カム18に当接し、該シャッタ12を反時計針方向に旋回
動しアウトエンドボックス側糸屑受入口20を開く。同時
に、台車側シャッタ11は、シャッタ12を押し開く力の反
作用でスプリング26の引張力に抗して図３上で左方に移
動し、作業台車側糸屑ボックス８の糸屑払出口13を開
く。この動作によって、作業台車側糸屑ボックス８の糸
屑払出口13とアウトエンドボックス側糸屑ボックス10の
糸屑受入口20とが一致し、両糸屑ボックス８，10は連通
することになる。
マウス等からの切断糸端等は、作業台車側の糸屑ボック
ス８に分離収集され、吸引されたエアは連結用パイプ2
4，連結用ダクト23，同25，吸込ポート32を経てブロア3
1に吸引され、吐出口35から排出される。このようにし
て糸端等を作業台車側糸屑ボックス８に収集しつつ機台
端のアウトエンドボックス９に作業台車７が到達したと
き、糸継玉揚台車６Ａの糸屑ボックス８内の糸屑がアウ
トエンドボックス９内のアウトエンドボックス側糸屑ボ
ックス10に移し換えられる。即ち、糸継玉揚台車６Ａと
ブロア台車６Ｂとがアウトエンドボックス９の位置に到
達すると、図３に示す如く、作業台車側糸屑ボックス８
のシャッタ11に設けられている水平腕16のローラ17がア
ウトエンドボックス側糸屑ボックス10のシャッタ12の鈎
状カム18に当接し、該シャッタ12を反時計針方向に旋回
動しアウトエンドボックス側糸屑受入口20を開く。同時
に、台車側シャッタ11は、シャッタ12を押し開く力の反
作用でスプリング26の引張力に抗して図３上で左方に移
動し、作業台車側糸屑ボックス８の糸屑払出口13を開
く。この動作によって、作業台車側糸屑ボックス８の糸
屑払出口13とアウトエンドボックス側糸屑ボックス10の
糸屑受入口20とが一致し、両糸屑ボックス８，10は連通
することになる。
【００１７】一方、ブロア台車６Ｂも、アウトエンドボ
ックス９側に停止したときに、アウトエンドボックス９
に支持部材47で支持されているカム板48と切換弁切換装
置41の短レバー45のローラ46とが接し、ローラ46はカム
板48のカム溝49に案内され、短レバー45は反時計針方向
に旋回動し、短レバー45と一体の長レバー42も同旋回す
る。上記長レバー42の反時計針方向の旋回により長レバ
ー42と係合している切換弁体37は図９に示す状態から図
10に示す状態に移動する。この移動により吸込ポート32
の吸込口34は開き、吐出ポート33の吐出口35は閉じら
れ、吐出口35の上部にホース38の端部が位置することに
なる。
ックス９側に停止したときに、アウトエンドボックス９
に支持部材47で支持されているカム板48と切換弁切換装
置41の短レバー45のローラ46とが接し、ローラ46はカム
板48のカム溝49に案内され、短レバー45は反時計針方向
に旋回動し、短レバー45と一体の長レバー42も同旋回す
る。上記長レバー42の反時計針方向の旋回により長レバ
ー42と係合している切換弁体37は図９に示す状態から図
10に示す状態に移動する。この移動により吸込ポート32
の吸込口34は開き、吐出ポート33の吐出口35は閉じら
れ、吐出口35の上部にホース38の端部が位置することに
なる。
【００１８】ここにおいて、ブロア31は常時同方向に回
転しているものであるため、ブロア31は吸込ポート32の
吸込口34から吸引を行い、吸引した空気は吐出ポート33
の吐出口35から吐出する。吐出口35から吐出されたエア
は、ホース38，吸込ポート32，連結用ダクト22，同23，
連結用丸パイプ23を経て糸屑ボックス８に至る。糸屑ボ
ックス８に圧送されたエアは、糸屑ボックス８内に吸引
し収集した糸端等を逆に吹き出し、アウトエンドボック
ス側の糸屑ボックス10内に堆積させる。アウトエンドボ
ックス内の糸屑ボックス10には図示しない吸引装置に連
なるダクトが設けられており、上記糸屑の受け渡し時に
力を添えている。
転しているものであるため、ブロア31は吸込ポート32の
吸込口34から吸引を行い、吸引した空気は吐出ポート33
の吐出口35から吐出する。吐出口35から吐出されたエア
は、ホース38，吸込ポート32，連結用ダクト22，同23，
連結用丸パイプ23を経て糸屑ボックス８に至る。糸屑ボ
ックス８に圧送されたエアは、糸屑ボックス８内に吸引
し収集した糸端等を逆に吹き出し、アウトエンドボック
ス側の糸屑ボックス10内に堆積させる。アウトエンドボ
ックス内の糸屑ボックス10には図示しない吸引装置に連
なるダクトが設けられており、上記糸屑の受け渡し時に
力を添えている。
【００１９】上記作業が終了すると作業台車７は返転進
行する。作業台車７のブロア台車６Ｂがアウトエンドボ
ックス９から離れるとき、切換弁切換装置41の短レバー
45のローラ46がカム溝49に案内され、且つスプリング28
に助けられて短レバー45及び該レバー45と一体の長レバ
ー42が時計針方向に旋回動し、図10に示す状態から図９
に示す状態に切換弁体37が移動し、吐出ポート33の吐出
口35が開き、吸込ポート32の吸込口34が閉じられ、該部
からの吸込みはできなくなる。そして、前記した如く糸
継玉揚台車６Ａとブロア台車６Ｂとは機台に沿って進行
し糸継ぎを再開する。尚、短レバー42のローラ46がカム
溝49から脱した時点では、既に切換弁体37は、短レバー
45，長レバー42はフリーの状態となっているが、ブロア
の吸引力及びスプリング28のばね力によって切換弁体の
位置はそのまま保持される。
行する。作業台車７のブロア台車６Ｂがアウトエンドボ
ックス９から離れるとき、切換弁切換装置41の短レバー
45のローラ46がカム溝49に案内され、且つスプリング28
に助けられて短レバー45及び該レバー45と一体の長レバ
ー42が時計針方向に旋回動し、図10に示す状態から図９
に示す状態に切換弁体37が移動し、吐出ポート33の吐出
口35が開き、吸込ポート32の吸込口34が閉じられ、該部
からの吸込みはできなくなる。そして、前記した如く糸
継玉揚台車６Ａとブロア台車６Ｂとは機台に沿って進行
し糸継ぎを再開する。尚、短レバー42のローラ46がカム
溝49から脱した時点では、既に切換弁体37は、短レバー
45，長レバー42はフリーの状態となっているが、ブロア
の吸引力及びスプリング28のばね力によって切換弁体の
位置はそのまま保持される。
【００２０】
【発明の効果】作業台車側の糸屑ボックスからアウトエ
ンド側糸屑ボックスに糸屑を排出するときに、それまで
作業台車側糸屑ボックス内に糸屑を吸引するよう作用し
ていたブロアの気流を、切換弁の操作により、逆に作業
台車側糸屑ボックスからその払出口に向かう気流が発生
するようにしたため、作業台車側糸屑ボックスからの糸
屑の払い出し時の流速を高め、迅速に且つ残留物がなく
移し替えることができる。
ンド側糸屑ボックスに糸屑を排出するときに、それまで
作業台車側糸屑ボックス内に糸屑を吸引するよう作用し
ていたブロアの気流を、切換弁の操作により、逆に作業
台車側糸屑ボックスからその払出口に向かう気流が発生
するようにしたため、作業台車側糸屑ボックスからの糸
屑の払い出し時の流速を高め、迅速に且つ残留物がなく
移し替えることができる。
【図１】本発明装置の概略全体正面図である。
【図２】作業台車側糸屑ボックス，ブロア，アウトエン
ドボックス側糸屑受入口の位置関係を示す正面図であ
る。
ドボックス側糸屑受入口の位置関係を示す正面図であ
る。
【図３】作業台車がアウトエンドボックスに寄ったとき
の正面図である。
の正面図である。
【図４】アウトエンドボックスと作業台車との関係を示
す側面図である。
す側面図である。
【図５】作業台車がアウトエンドボックスから離れてい
るときの作業台車内の糸屑ボックス等の斜視図である。
るときの作業台車内の糸屑ボックス等の斜視図である。
【図６】作業台車がアウトエンドボックスから離れたと
きのブロア台車内のブロア及び切換弁体の斜視図であ
る。
きのブロア台車内のブロア及び切換弁体の斜視図であ
る。
【図７】ブロア吸込部の横断面図である。
【図８】図７におけるVIII−VIII線断面図である。
【図９】作業台車がアウトエンドボックスから離れたと
きの平面図である。
きの平面図である。
【図10】作業台車がアウトエンドボックス側に寄ったと
きの平面図である。
きの平面図である。
３ ユニット ６Ａ 糸継玉揚台車 ６Ｂ ブロア台車 ７ 作業台車 ８ 作業台車側糸屑ボックス ９ アウトエンドボックス 10 アウトエンドボックス側糸屑ボックス 13 作業台車側糸屑払出口 23 エア流通路 25 アウトエンド側糸屑受入口 37 切換弁 41 切換弁切換部材
Claims (1)
- 【請求項１】 複数ユニットを列設してなる機台端部の
アウトエンドボックスに、アウトエンドボックス側糸屑
ボックスを設け、前記複数ユニットに沿って走行する作
業台車に、作業台車側糸屑ボックス及びブロアを設け、
作業台車がアウトエンドボックス側に達したときにアウ
トエンドボックス側糸屑ボックスと作業台車側糸屑ボッ
クスとの開口部が重なるよう両糸屑ボックスをそれぞれ
位置させ、作業台車側糸屑ボックスとブロアを結ぶエア
流通路に、作業台車がユニットに対面しているときは作
業台車側糸屑ボックスから吸引し、作業台車がアウトエ
ンドボックスに位置するときは作業台車側糸屑ボックス
に排気を送風できるようエア流通路を切換えることので
きる切換弁を設け、前記切換弁の切換部材をアウトエン
ドボックスに設けてなる糸屑排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22962591A JPH0551828A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 糸屑排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22962591A JPH0551828A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 糸屑排出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551828A true JPH0551828A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16895128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22962591A Pending JPH0551828A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 糸屑排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0551828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2573025A3 (en) * | 2011-09-21 | 2016-07-06 | Murata Machinery, Ltd. | Spinning machine |
| CN109811433A (zh) * | 2017-11-22 | 2019-05-28 | 塞维欧纺织机械股份公司 | 自由端型纺纱机和从自由端型纺纱机排出纱线废料的方法 |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP22962591A patent/JPH0551828A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2573025A3 (en) * | 2011-09-21 | 2016-07-06 | Murata Machinery, Ltd. | Spinning machine |
| CN109811433A (zh) * | 2017-11-22 | 2019-05-28 | 塞维欧纺织机械股份公司 | 自由端型纺纱机和从自由端型纺纱机排出纱线废料的方法 |
| EP3489398A1 (en) * | 2017-11-22 | 2019-05-29 | Savio Macchine Tessili S.p.A. | Open-end spinning machine with improved yarn waste discharge device and related yarn waste discharge method |
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