JPH055155Y2 - - Google Patents
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- JPH055155Y2 JPH055155Y2 JP1546588U JP1546588U JPH055155Y2 JP H055155 Y2 JPH055155 Y2 JP H055155Y2 JP 1546588 U JP1546588 U JP 1546588U JP 1546588 U JP1546588 U JP 1546588U JP H055155 Y2 JPH055155 Y2 JP H055155Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は,合成樹脂製の角底袋に関し、さらに
詳しくは、底部に通気性を持たせた角底袋に関す
る。
詳しくは、底部に通気性を持たせた角底袋に関す
る。
<従来の技術>
従来より、物を収容する袋は種々の形状のもの
が提供されているが、収容量を大きくするため、
袋の両側面にガゼツト(襠)を設けた角底袋は、
利用価値が高いので様々な用途に使用されてい
る。特に、傷付いたり破損しやすいものを収容す
る場合には、袋としてある程度の強度を有し、か
つ収容物を保護することができるように、シート
状の合成樹脂発泡材を用いて角底袋が製造されて
いる。
が提供されているが、収容量を大きくするため、
袋の両側面にガゼツト(襠)を設けた角底袋は、
利用価値が高いので様々な用途に使用されてい
る。特に、傷付いたり破損しやすいものを収容す
る場合には、袋としてある程度の強度を有し、か
つ収容物を保護することができるように、シート
状の合成樹脂発泡材を用いて角底袋が製造されて
いる。
このような角底袋の従来のものは、第5図に示
すように、熱可塑性の合成樹脂発泡シート(例え
ば発泡ポリエチレンシート)を用いて、断面矩形
状とした側部51,52,53,54を形成し、
対向する各側部51,53の底部側端縁から互い
の方向に直角に曲折するとともに、連続した状態
に形成したフラツプ55,56を設け、該フラツ
プ55,56の先端55a,56a同士、および
フラツプ55,56の側縁55b,56bと上記
側部51,53に隣接する側部52,54の端縁
とを溶着して、閉鎖した角底が形成されてなるも
のである。
すように、熱可塑性の合成樹脂発泡シート(例え
ば発泡ポリエチレンシート)を用いて、断面矩形
状とした側部51,52,53,54を形成し、
対向する各側部51,53の底部側端縁から互い
の方向に直角に曲折するとともに、連続した状態
に形成したフラツプ55,56を設け、該フラツ
プ55,56の先端55a,56a同士、および
フラツプ55,56の側縁55b,56bと上記
側部51,53に隣接する側部52,54の端縁
とを溶着して、閉鎖した角底が形成されてなるも
のである。
<考案が解決しようとする課題>
しかしながら、上記した角底袋は、それ自体が
通気性の無い熱可塑性合成樹脂発泡シートによつ
て形成され、しかも上部の開口を除いて全ての側
部や底部が閉塞状態になつているため、収容物が
農産物の玉ねぎ等のように、ある程度それ自体が
呼吸をしているものの場合では、袋内部の空気が
入れ換わることがないので、上記のような角底袋
を使用すると、収容物である玉ねぎ等が蒸れて品
質が早期に低下するという問題点を有するもので
あつた。
通気性の無い熱可塑性合成樹脂発泡シートによつ
て形成され、しかも上部の開口を除いて全ての側
部や底部が閉塞状態になつているため、収容物が
農産物の玉ねぎ等のように、ある程度それ自体が
呼吸をしているものの場合では、袋内部の空気が
入れ換わることがないので、上記のような角底袋
を使用すると、収容物である玉ねぎ等が蒸れて品
質が早期に低下するという問題点を有するもので
あつた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、通気性の無い合成樹脂製のシートにて角底
袋を形成しても、袋内部の換気を行なうことがで
きる角底袋を提供することを目的とする。
あり、通気性の無い合成樹脂製のシートにて角底
袋を形成しても、袋内部の換気を行なうことがで
きる角底袋を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段>
上記目的を達成するため、本考案の角底袋とし
ては、合成樹脂製のシートにより形成され、対向
する各側部の端部から、互いに対向する方向へ角
底を形成するフラツプがそれぞれ延設されるとと
もに、フラツプの先端は互いに重ね合わされたの
みの状態にされ、フラツプの側縁は上記側部に隣
設する側部に接続されていることを要旨としてい
る。
ては、合成樹脂製のシートにより形成され、対向
する各側部の端部から、互いに対向する方向へ角
底を形成するフラツプがそれぞれ延設されるとと
もに、フラツプの先端は互いに重ね合わされたの
みの状態にされ、フラツプの側縁は上記側部に隣
設する側部に接続されていることを要旨としてい
る。
<作用>
上記した角底袋であれば、対向する側部の端部
から互いに方向に延設されたフラツプが、それら
の側縁は上記側部に隣設した側部に接続されて閉
鎖状態になつているが、フラツプの先端同士は互
いに重ね合わされただけで、非接着状態であるた
め、重ね合わせ部分を介して袋内部の空気と外気
とを流通させることができる。したがつて、通気
性の無い合成樹脂製のシートを用いて角底袋を形
成しても、角底袋内部の空気は、換気されるた
め、該角底袋に玉ねぎ等を収容して使用した場
合、これらの玉ねぎが蒸れたりする虞を解消する
ことができる。また、収容物が上記した玉ねぎの
ように局面をしたものであれば、底部にかかる圧
力が一定でないため、フラツプ同士の非接着部分
にしわがよることによつて重ね合わせ部分が拡が
り、より効果的に換気がなされることとなる。
から互いに方向に延設されたフラツプが、それら
の側縁は上記側部に隣設した側部に接続されて閉
鎖状態になつているが、フラツプの先端同士は互
いに重ね合わされただけで、非接着状態であるた
め、重ね合わせ部分を介して袋内部の空気と外気
とを流通させることができる。したがつて、通気
性の無い合成樹脂製のシートを用いて角底袋を形
成しても、角底袋内部の空気は、換気されるた
め、該角底袋に玉ねぎ等を収容して使用した場
合、これらの玉ねぎが蒸れたりする虞を解消する
ことができる。また、収容物が上記した玉ねぎの
ように局面をしたものであれば、底部にかかる圧
力が一定でないため、フラツプ同士の非接着部分
にしわがよることによつて重ね合わせ部分が拡が
り、より効果的に換気がなされることとなる。
<実施例>
以下、この考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての角底袋の
底面図であり、使用時における状態に対して上下
を逆転させた状態に示している。
底面図であり、使用時における状態に対して上下
を逆転させた状態に示している。
この角底袋は、熱可塑性合成樹脂製シートとし
て発泡ポリエチレンシートを用いて製造してお
り、熱溶着が可能で、しかも衝撃吸収作用も有す
るものである。この角底袋は、4つの側部2,
3,4,5が断面矩形状に形成され、対向する側
部、本実施例では側部2,4の底部側の端部から
互いの端部方向に直角に曲折して形成された、底
部を形成するためのフラツプ6,7が設けられて
いる。前記フラツプ6,7は、それらの先端6
a,7a側が重なり合うように形成されており、
フラツプ6,7の各側縁6b,7bは、前記側部
2,4に隣接する側部3,5の端縁に溶着され
て、上記フラツプ6,7で角底を構成している。
て発泡ポリエチレンシートを用いて製造してお
り、熱溶着が可能で、しかも衝撃吸収作用も有す
るものである。この角底袋は、4つの側部2,
3,4,5が断面矩形状に形成され、対向する側
部、本実施例では側部2,4の底部側の端部から
互いの端部方向に直角に曲折して形成された、底
部を形成するためのフラツプ6,7が設けられて
いる。前記フラツプ6,7は、それらの先端6
a,7a側が重なり合うように形成されており、
フラツプ6,7の各側縁6b,7bは、前記側部
2,4に隣接する側部3,5の端縁に溶着され
て、上記フラツプ6,7で角底を構成している。
なお、上記合成樹脂発泡シートSとしては、単
独の発泡シートのほか、フイルムをラミネートし
た発泡シートを使用することができる。例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、EVA(エチレン酢
酸ビニル共重合体)等の発泡シート、或いは、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等にて形成したフイ
ルムをラミネートして形成した発泡シート等が用
いられる。
独の発泡シートのほか、フイルムをラミネートし
た発泡シートを使用することができる。例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、EVA(エチレン酢
酸ビニル共重合体)等の発泡シート、或いは、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等にて形成したフイ
ルムをラミネートして形成した発泡シート等が用
いられる。
上記の角底袋は、フラツプ6,7によつて形成
された角底を下方にして使用し、上方側の開口か
ら例えば玉ねぎ等の収容物の出入を行なう。前記
玉ねぎ等は、ある程度それ自体が呼吸しており、
多数収容されていると、袋内部の酸素不足になる
とともに、発熱によつて袋内部の温度も上昇す
る。ところが、この角底袋では、角底を形成して
いるフラツプ6,7の先端が重ね合わされている
のみの状態であるため、その隙間から空気が流通
することとなり、角底袋の内部の空気が上昇し、
それにともなつて角底の合わせ部分から袋内部に
外気が入り込む。したがつて、角底袋は、内部の
空気が換気され、収容物である玉ねぎ等の新鮮な
空気を付与することができるとともに、袋内部の
温度も低下させることができる。玉ねぎ等の品質
の劣化を防止することができる。収容物として前
記玉ねぎのような曲面を有するものの場合では、
この曲面がフラツプ6,7の重ね合わせ部分に当
たると、フラツプ6,7が不規則な変形を行なう
こととなり、重ね合わせ部分の間隙が拡がつて、
流通する空気の量が増え、角底袋内部の換気をよ
り有効に行なうことができる。
された角底を下方にして使用し、上方側の開口か
ら例えば玉ねぎ等の収容物の出入を行なう。前記
玉ねぎ等は、ある程度それ自体が呼吸しており、
多数収容されていると、袋内部の酸素不足になる
とともに、発熱によつて袋内部の温度も上昇す
る。ところが、この角底袋では、角底を形成して
いるフラツプ6,7の先端が重ね合わされている
のみの状態であるため、その隙間から空気が流通
することとなり、角底袋の内部の空気が上昇し、
それにともなつて角底の合わせ部分から袋内部に
外気が入り込む。したがつて、角底袋は、内部の
空気が換気され、収容物である玉ねぎ等の新鮮な
空気を付与することができるとともに、袋内部の
温度も低下させることができる。玉ねぎ等の品質
の劣化を防止することができる。収容物として前
記玉ねぎのような曲面を有するものの場合では、
この曲面がフラツプ6,7の重ね合わせ部分に当
たると、フラツプ6,7が不規則な変形を行なう
こととなり、重ね合わせ部分の間隙が拡がつて、
流通する空気の量が増え、角底袋内部の換気をよ
り有効に行なうことができる。
次に、上記角底袋の製造について説明する。
第2図は上記角底袋の製造装置の側面図、第3
図は前記製造装置の平面図である。
図は前記製造装置の平面図である。
この装置は、上記したように発泡ポリエチレン
シートよりなる熱可塑性合成樹脂発泡シートSを
それぞれ巻回した2本の原反供給ロール12と、
この原反供給ロール12から送り出される2枚の
合成樹脂発泡シートSを平行な状態を維持して搬
送するガイドローラ13および第1の搬送コンベ
ア14と、該第1の搬送コンベア14の下流にお
いて、2枚の合成樹脂発泡シートSの長手方向に
沿つた両端部tをそれぞれ接着する、例えばイン
パルスヒータやローターヒータによつて構成され
たサイドシーラ15と、このサイドシーラ15に
挾まれた内側に、合成樹脂発泡シートSの溶着動
作に連動して搬送を行なう第2搬送コンベア16
と、第2搬送コンベア16の下流に設けられ、両
端が溶着されている合成樹脂発泡シートSの内方
に位置するように設けるとともに、合成樹脂発泡
シートSを角底袋の側部の形状である断面矩形状
に形成するための形枠17と、この形枠17の4
面において搬送方向に対して直交する方向に合成
樹脂発泡シートSを切断する、形枠17の上下に
一対に形成された水平カツター18および左右に
一対に形成された垂直カツター19と、前記形枠
17の外面を移動する合成樹脂発泡シートSの搬
送を行なうため、形枠17の上面および下面に対
して搬送方向に間隔をあけて1組ずつ設けられた
搬送ローラ20と、前記形枠17の下流側の垂直
端面に対して、合成樹脂発泡シートSの角底形成
用のフラツプ6,7を折り曲げるための折曲装置
21と、折曲装置21によつて折り曲げられた前
記フラツプ6,7を形枠17の端面に押圧する、
水平方向の支軸22によつて回動自在に支持され
た押圧装置23と、この押圧装置23が押圧して
いる合成樹脂発泡シートSの所定部分を溶着する
ため、形枠17に対して前記支軸22と対称とな
る位置に設けた支軸24に回動自在に取り付けら
れたシーラー25とによつて構成されている。前
記押圧装置23は、側部を構成する合成樹脂発泡
シートSと角底形成用のフラツプ6,7とを余分
に重ね合わせて保持するとともに、それらの重ね
合わせ部分を前記シーラー25によつて溶着する
ことができるような形状に構成されている。ま
た、26は、前記第1搬送コンベア14で搬送さ
れる2枚の合成樹脂発泡シートSに間隔を開ける
ための第1スライド板で、27は、第2搬送コン
ベア16の間に設けた第2スライド板であり、ま
た、28は、第2スライド板17の内部から前記
形枠17に連設された導風管29を介して、形枠
17に被せられた状態になつている合成樹脂発泡
シートSに送風し、その風圧により形枠17から
所定形状に形成された合成樹脂発泡シートSを抜
き出す送風装置、30は、前記導風管29と合成
樹脂発泡シートSとの非接触状態を維持するため
のガイド板、31は、形枠17から抜き出された
所定形状に製造された合成樹脂発泡シートSを収
容する製品受けである。
シートよりなる熱可塑性合成樹脂発泡シートSを
それぞれ巻回した2本の原反供給ロール12と、
この原反供給ロール12から送り出される2枚の
合成樹脂発泡シートSを平行な状態を維持して搬
送するガイドローラ13および第1の搬送コンベ
ア14と、該第1の搬送コンベア14の下流にお
いて、2枚の合成樹脂発泡シートSの長手方向に
沿つた両端部tをそれぞれ接着する、例えばイン
パルスヒータやローターヒータによつて構成され
たサイドシーラ15と、このサイドシーラ15に
挾まれた内側に、合成樹脂発泡シートSの溶着動
作に連動して搬送を行なう第2搬送コンベア16
と、第2搬送コンベア16の下流に設けられ、両
端が溶着されている合成樹脂発泡シートSの内方
に位置するように設けるとともに、合成樹脂発泡
シートSを角底袋の側部の形状である断面矩形状
に形成するための形枠17と、この形枠17の4
面において搬送方向に対して直交する方向に合成
樹脂発泡シートSを切断する、形枠17の上下に
一対に形成された水平カツター18および左右に
一対に形成された垂直カツター19と、前記形枠
17の外面を移動する合成樹脂発泡シートSの搬
送を行なうため、形枠17の上面および下面に対
して搬送方向に間隔をあけて1組ずつ設けられた
搬送ローラ20と、前記形枠17の下流側の垂直
端面に対して、合成樹脂発泡シートSの角底形成
用のフラツプ6,7を折り曲げるための折曲装置
21と、折曲装置21によつて折り曲げられた前
記フラツプ6,7を形枠17の端面に押圧する、
水平方向の支軸22によつて回動自在に支持され
た押圧装置23と、この押圧装置23が押圧して
いる合成樹脂発泡シートSの所定部分を溶着する
ため、形枠17に対して前記支軸22と対称とな
る位置に設けた支軸24に回動自在に取り付けら
れたシーラー25とによつて構成されている。前
記押圧装置23は、側部を構成する合成樹脂発泡
シートSと角底形成用のフラツプ6,7とを余分
に重ね合わせて保持するとともに、それらの重ね
合わせ部分を前記シーラー25によつて溶着する
ことができるような形状に構成されている。ま
た、26は、前記第1搬送コンベア14で搬送さ
れる2枚の合成樹脂発泡シートSに間隔を開ける
ための第1スライド板で、27は、第2搬送コン
ベア16の間に設けた第2スライド板であり、ま
た、28は、第2スライド板17の内部から前記
形枠17に連設された導風管29を介して、形枠
17に被せられた状態になつている合成樹脂発泡
シートSに送風し、その風圧により形枠17から
所定形状に形成された合成樹脂発泡シートSを抜
き出す送風装置、30は、前記導風管29と合成
樹脂発泡シートSとの非接触状態を維持するため
のガイド板、31は、形枠17から抜き出された
所定形状に製造された合成樹脂発泡シートSを収
容する製品受けである。
上記製造装置の動作について述べると、原反で
ある熱可塑性合成樹脂発泡シートSは、ガイドロ
ーラ13の上流側に設けられた2本の原反供給ロ
ール12から第1搬送コンベア14によりシート
状態で引き出される。該第1搬送コンベア14
は、2枚の合成樹脂発泡シートSをやや間隔をあ
けた平行な状態を維持して下流の第1スライド板
26方向に送る。第1スライド板26を通過した
合成樹脂発泡シートSは、第2スライド板17を
通過し、さらにサイドシーラ15によつて長手方
向に沿つた両端部tが所定位置で溶着され、余剰
部分が除去されるとともに、前記サイドシーラ1
5の非作動作時に第2搬送コンベア16によつて
下流側へ移動させられる。そして、第2搬送コン
ベア16と形枠17との間に設けられた、形枠1
7の大きさに合成樹脂発泡シートSを開拡させる
誘導板32を介して合成樹脂発泡シートSを形枠
17の外面に沿わせるように搬送する。この形枠
17は角底袋の側部形状に合致して形成してあ
り、合成樹脂発泡シートSは、断面矩形状に配置
される。この形枠17の外面に沿つた状態になつ
ている合成樹脂発泡シートSは、その先端が水平
カツター18から下流側に所定の長さを確保する
まで搬送ローラ20で送られ、一旦停止する。そ
こで、前記水平カツター18を作動させて、形枠
17に被さつている合成樹脂発泡シートSの上側
部2および下側部4を、長手方向に対して直交す
る方向に切断する。すると、この合成樹脂発泡シ
ートSには、水平カツター18の設けられている
位置から先端寄りにおいて形枠17の水平方向の
側面3,5に、所定の長さで角底形成用のフラツ
プ6,7が形成される。前記所定の長さとは、水
平カツター18で切断がなされた側の側部2,4
の幅(第4図に符号Wで示す)の1/2より大きい
長さに設定されたものである。
ある熱可塑性合成樹脂発泡シートSは、ガイドロ
ーラ13の上流側に設けられた2本の原反供給ロ
ール12から第1搬送コンベア14によりシート
状態で引き出される。該第1搬送コンベア14
は、2枚の合成樹脂発泡シートSをやや間隔をあ
けた平行な状態を維持して下流の第1スライド板
26方向に送る。第1スライド板26を通過した
合成樹脂発泡シートSは、第2スライド板17を
通過し、さらにサイドシーラ15によつて長手方
向に沿つた両端部tが所定位置で溶着され、余剰
部分が除去されるとともに、前記サイドシーラ1
5の非作動作時に第2搬送コンベア16によつて
下流側へ移動させられる。そして、第2搬送コン
ベア16と形枠17との間に設けられた、形枠1
7の大きさに合成樹脂発泡シートSを開拡させる
誘導板32を介して合成樹脂発泡シートSを形枠
17の外面に沿わせるように搬送する。この形枠
17は角底袋の側部形状に合致して形成してあ
り、合成樹脂発泡シートSは、断面矩形状に配置
される。この形枠17の外面に沿つた状態になつ
ている合成樹脂発泡シートSは、その先端が水平
カツター18から下流側に所定の長さを確保する
まで搬送ローラ20で送られ、一旦停止する。そ
こで、前記水平カツター18を作動させて、形枠
17に被さつている合成樹脂発泡シートSの上側
部2および下側部4を、長手方向に対して直交す
る方向に切断する。すると、この合成樹脂発泡シ
ートSには、水平カツター18の設けられている
位置から先端寄りにおいて形枠17の水平方向の
側面3,5に、所定の長さで角底形成用のフラツ
プ6,7が形成される。前記所定の長さとは、水
平カツター18で切断がなされた側の側部2,4
の幅(第4図に符号Wで示す)の1/2より大きい
長さに設定されたものである。
さらに、フラツプ6,7が形成された合成樹脂
発泡シートSは、上記水平カツター18で切断さ
れた側部2,4の先端が形枠17の前面からわず
かに突出する程度まで搬送ローラ20で送られ、
再び停止する。すると、前記フラツプ6,7は、
形枠17の先端から伸びた状態になるため、折曲
装置21を駆動し、両方のフラツプ6,7をその
基端部から互いの近傍方向に折り曲げる。次い
で、押圧装置23を駆動し、折り曲げられたフラ
ツプ6,7を形枠17の前面側に押しつけて直角
となるように曲折し、該フラツプ6,7の先端6
a,7aを重ね合わせるとともに、フラツプ6,
7の側縁6b,7bを上記水平カツター18で切
断した側の側部2,4の端部に重ね合わせる。し
かる後、シーラー25を回動させて、重ね合せた
フラツプ6,7の側縁6b,7bを溶着し、余剰
の部分を取り除く。その後、シーラー25および
押圧装置23を回動して元の位置に復帰させ、さ
らに、送風装置28を駆動し、やや風圧を上昇さ
せた風を導風管29から形枠17内へ圧送するこ
とにより、形枠17に被せられた状態の合成樹脂
発泡シートSを形枠17から抜き出して製品受3
0に移動させる。このようにフラツプ6,7が側
部2,4に溶着されて角底が形成された角底袋K
が製造される。
発泡シートSは、上記水平カツター18で切断さ
れた側部2,4の先端が形枠17の前面からわず
かに突出する程度まで搬送ローラ20で送られ、
再び停止する。すると、前記フラツプ6,7は、
形枠17の先端から伸びた状態になるため、折曲
装置21を駆動し、両方のフラツプ6,7をその
基端部から互いの近傍方向に折り曲げる。次い
で、押圧装置23を駆動し、折り曲げられたフラ
ツプ6,7を形枠17の前面側に押しつけて直角
となるように曲折し、該フラツプ6,7の先端6
a,7aを重ね合わせるとともに、フラツプ6,
7の側縁6b,7bを上記水平カツター18で切
断した側の側部2,4の端部に重ね合わせる。し
かる後、シーラー25を回動させて、重ね合せた
フラツプ6,7の側縁6b,7bを溶着し、余剰
の部分を取り除く。その後、シーラー25および
押圧装置23を回動して元の位置に復帰させ、さ
らに、送風装置28を駆動し、やや風圧を上昇さ
せた風を導風管29から形枠17内へ圧送するこ
とにより、形枠17に被せられた状態の合成樹脂
発泡シートSを形枠17から抜き出して製品受3
0に移動させる。このようにフラツプ6,7が側
部2,4に溶着されて角底が形成された角底袋K
が製造される。
なお、上記角底袋は、対向する側部からフラツ
プを連続した状態に形成しているけれども、フラ
ツプは、非連続状に形成して各側部の端部に接着
することもできる。
プを連続した状態に形成しているけれども、フラ
ツプは、非連続状に形成して各側部の端部に接着
することもできる。
なお、上記した実施例の製造装置では、原反の
供給を2枚の合成樹脂発泡シートSを重ね合わ
せ、かつ両端部をシールして使用したが、原反が
筒状に形成された長尺のものであれば、サイドシ
ールを行なう工程が不要であり、また、1枚の合
成樹脂発泡シートを半折して使用すると、一方の
側部のみをシールするだけで良くなり、工程の簡
素化に有益である。
供給を2枚の合成樹脂発泡シートSを重ね合わ
せ、かつ両端部をシールして使用したが、原反が
筒状に形成された長尺のものであれば、サイドシ
ールを行なう工程が不要であり、また、1枚の合
成樹脂発泡シートを半折して使用すると、一方の
側部のみをシールするだけで良くなり、工程の簡
素化に有益である。
<考案の効果>
以上のように、本考案の角底袋は、角底を構成
するフラツプが、それらの先端は互いに重ね合わ
された状態にされているだけであり、フラツプの
側縁が上記側部に隣接する側部に接続されている
ので、上記重ね合わされただけのフラツプの先端
の隙間から空気が流通するため、角底袋内部の換
気を行なうことができる。したがつて、それ自体
が通気性の無い合成樹脂製のシートで形成した角
底袋に、農産物のうち玉ねぎ等のような生き物を
収容しても、角底袋内部の換気を行なうことがで
きるため、収容物を長期間にわたつて適当な雰囲
気下にしておくこができるようになり、品質を低
下させる虞を解消することができる。
するフラツプが、それらの先端は互いに重ね合わ
された状態にされているだけであり、フラツプの
側縁が上記側部に隣接する側部に接続されている
ので、上記重ね合わされただけのフラツプの先端
の隙間から空気が流通するため、角底袋内部の換
気を行なうことができる。したがつて、それ自体
が通気性の無い合成樹脂製のシートで形成した角
底袋に、農産物のうち玉ねぎ等のような生き物を
収容しても、角底袋内部の換気を行なうことがで
きるため、収容物を長期間にわたつて適当な雰囲
気下にしておくこができるようになり、品質を低
下させる虞を解消することができる。
第1図は本考案の一実施例としての角底袋の底
面図、第2図は上記角底袋を製造する製造装置の
概略側面図、第3図は上記製造装置の概略平面
図、第4図は上記製造装置で製造した角底袋の斜
視図、第5図は従来例の角底袋の斜視図である。 2,3,4,5……側部、6,7……フラツ
プ、6a,7a……先端、6b,7b……側縁。
面図、第2図は上記角底袋を製造する製造装置の
概略側面図、第3図は上記製造装置の概略平面
図、第4図は上記製造装置で製造した角底袋の斜
視図、第5図は従来例の角底袋の斜視図である。 2,3,4,5……側部、6,7……フラツ
プ、6a,7a……先端、6b,7b……側縁。
Claims (1)
- 合成樹脂製のシートにより形成され、対向する
各側部の端部から、互いに対向する方向へ角底を
形成するフラツプがそれぞれ延設されるととも
に、フラツプの先端は互いに重ね合わされたのみ
の状態にされ、フラツプの側縁は上記側部に隣接
する側部に接続されていることを特徴とする角底
袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1546588U JPH055155Y2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1546588U JPH055155Y2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01122444U JPH01122444U (ja) | 1989-08-21 |
JPH055155Y2 true JPH055155Y2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=31227542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1546588U Expired - Lifetime JPH055155Y2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055155Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP1546588U patent/JPH055155Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01122444U (ja) | 1989-08-21 |
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