JPH0551035U - 巻紐の崩れ防止部材 - Google Patents

巻紐の崩れ防止部材

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JPH0551035U
JPH0551035U JP10559491U JP10559491U JPH0551035U JP H0551035 U JPH0551035 U JP H0551035U JP 10559491 U JP10559491 U JP 10559491U JP 10559491 U JP10559491 U JP 10559491U JP H0551035 U JPH0551035 U JP H0551035U
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JP
Japan
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cord
end side
string
winding
action
Prior art date
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Pending
Application number
JP10559491U
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English (en)
Inventor
淳 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により、作業性に優れたものであ
りながら、紐の過剰繰り出しを有効に防止できる巻紐の
崩れ防止部材を提供する。 【構成】 巻紐5の内方側にその軸芯に沿ってほぼ配備
される支柱部11の一端側に前記巻紐5の内周面に接当
して弾性的に径方向外方に向けて押圧付勢する複数の片
持ち状の作用片12を形成し、前記支柱部11の他端側
に、前記作用片12の遊端側が係入して径方向の所定範
囲の移動を許容する係止孔13を形成した支持部14を
形成し、前記支柱部11、作用片12及び支持部14を
合成樹脂材で一体成形してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、結束装置に用いられる結束用紐をロール状に巻回した巻紐の紐の消 費に伴う崩れを防止するための巻紐の崩れ防止部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記巻紐の崩れ防止部材において、従来では、例えば実開平2−111230 号公報に開示されるように、巻紐の内周面に、コイルバネの付勢力により径方向 外方に向けて押圧作用する紐支持部材を片持ち状に延設配備する構成のものがあ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来構造は、結束装置に対する高速の紐繰り出し作用に伴って紐が紐自身 の慣性力により過剰に繰り出され、巻紐内においてループ状に絡み合うのを未然 の防止しようとしたものである。 ところが、上記従来構造においては、紐支持部材は巻紐内周面の1箇所におい てのみ押圧作用する構成であるから、上記したような紐のループ状の絡み合いは 充分に抑制することができず、このような紐の絡み合いに起因した紐キンク現象 により紐切れは発生する弊害を防止することができず、改善の余地があった。又 、紐支持部材の遊端部が巻紐内に存在するので、この遊端部に紐が引っ掛かり、 円滑な紐繰り出しを阻害する弊害もあった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、巻紐の内方側にその軸芯に沿ってほぼ配備される支柱部 の一端側に前記巻紐の内周面に接当して弾性的に径方向外方に向けて押圧付勢す る複数の片持ち状の作用片を形成し、前記支柱部の他端側に、前記作用片の遊端 側が係入して径方向の所定範囲の移動を許容する係止孔を形成した支持部を形成 し、前記支柱部、作用片及び支持部を合成樹脂材で一体成形してある点にある。
【0005】
【作用】
作用片の遊端側が係止孔の径方向外方側に係止した状態で、支柱部の作用片延 設形成側を巻紐の内方に差し込み挿入すると、複数の作用片が巻紐の内周面に接 当して弾性的に径方向外方に向けて押圧付勢する。巻紐の内周面が複数箇所にお いて押圧支持されるから、紐繰り出しに伴って巻紐内方において紐が過剰に繰り 出されて自由状態で絡み合うことがなく、しかも、押圧作用する作用片は支柱部 に一体連設されるから滑らかな円弧状を呈し、紐繰り出し時に引っ掛かる等の弊 害が生じにくい。そして、紐の消費に伴って巻紐内周面の径が徐々に大きくなっ ても、それに伴って作用片が係止孔にそって弾性変形して常に内周面に対する押 圧作用を維持できる。又、作用片は係止孔の端部においてそれ以上の外方に向け ての弾性変形が阻止されるから、外方に大きく離れてしまうことがなく、巻紐に 対する差し込み作業も行い易い。更に、合成樹脂材で一体成形する構造であるか ら、作製費用も低コストで済む。
【0006】
【考案の効果】
従って、簡単な構造により、低コストで、かつ、作業性に優れたものでありな がら、紐の過剰繰り出しを有効に防止することができる巻紐の崩れ防止部材を提 供できるに到った。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図3にコンバインの結束装置を示している。この結束装置は、ニードル1によ り結束用紐2を高速で繰り出し供給して、供給された紐2によりワラ束を巻回し た後、周知構造のノッタービル方式の結節機構3により結節作動し、結束後の束 を機体外方に放出するよう構成してある。前記ニードル1は巻紐収納部4に配設 した巻紐5の内周部から紐2を繰り出すよう構成してあり、巻紐収納部4におい ては、円弧状の巻紐載置台6にロール状の巻紐5を載置支持するとともに、巻紐 載置台6の一方の側壁7に形成した紐挿通孔8を介して紐2を繰り出すよう構成 してある。そして、紐挿通孔8の外方側には、前記ニードル1による高速繰り出 しに伴って紐2が慣性力により過剰に繰り出されるを阻止する摩擦式紐ブレーキ 9を設けてある。
【0008】 そして、前記巻紐5の内方には、図2に示すように、紐2の繰り出しに伴う巻 紐5の崩れやループ状に絡み合うのを防止する崩れ防止部材10を配設してある 。この防止部材10は、巻紐5の内方側にその軸芯に沿ってほぼ配備される支柱 部11の一端側に前記巻紐5の内周面に接当して弾性的に径方向外方に向けて押 圧付勢する2本の片持ち状の作用片12を反対方向に形成し、前記支柱部11の 他端側に、前記作用片12の遊端側が係入して径方向の所定範囲の移動を許容す る係止孔13を形成した支持部14を形成し、前記支柱部11、作用片12及び 支持部14を合成樹脂材で一体成形してある。この崩れ防止部材10は非作用自 由状態においては、支柱部11の一端部からほぼ直線状の各作用片12を直交す る姿勢で一体形成し、他端側には、作用片形成方向と同方向に沿って係止孔13 を形成した支持部14を一体成形して構成してあり、作用状態においては、図1 に示すように、各作用片12を前記係止孔13に差し込み係合させた状態で支柱 部11の作用片形成側を先頭にして巻紐5内に差し込み挿入する。そうすると、 作用片12の弾性復元力により巻紐内周面の2か所において径方向外方に向けて 押圧作用し、巻紐5の崩れを防止しながら、紐2の過剰繰り出しを有効に阻止し て紐2が自由状態でループ状に絡み合うのを阻止することができる。又、紐2の 消費に伴って内周面の径が変化しても、作用片12の弾性復元力により常に押圧 作用を維持することができる。尚、作用片12の遊端部には係止孔13からの抜 けはずれを阻止する係止部15を形成してある。 前記支柱部11と作用片12とが一体的に連設されるから紐挿通孔8に近い位 置では、滑らかな円弧状を呈し、繰り出し紐2が引っ掛かるおそれが少なく、円 滑な繰り出しが行われる。しかも、極めて簡単な構成であり、低コストで作製で きるものとなる。
【0009】 前記作用片12は、2本形成するものに限らず、3本以上形成するものでもよ い。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】崩れ防止部材の斜視図
【図2】巻紐収納部の断面図
【図3】結束装置の後面図
【符号の説明】
5 巻紐 11 支柱部 12 作用片 13 係止孔 14 支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻紐(5)の内方側にその軸芯に沿って
    ほぼ配備される支柱部(11)の一端側に前記巻紐
    (5)の内周面に接当して弾性的に径方向外方に向けて
    押圧付勢する複数の片持ち状の作用片(12)を形成
    し、前記支柱部(11)の他端側に、前記作用片(1
    2)の遊端側が係入して径方向の所定範囲の移動を許容
    する係止孔(13)を形成した支持部(14)を形成
    し、前記支柱部(11)、作用片(12)及び支持部
    (14)を合成樹脂材で一体成形してある巻紐の崩れ防
    止部材。
JP10559491U 1991-12-24 1991-12-24 巻紐の崩れ防止部材 Pending JPH0551035U (ja)

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JP10559491U JPH0551035U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 巻紐の崩れ防止部材

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JPH0551035U true JPH0551035U (ja) 1993-07-09

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JP10559491U Pending JPH0551035U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 巻紐の崩れ防止部材

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