JPH05508413A - N―置換ケテンイミン活性化物質を用いるアミノ酸チオヒダントインの生成方法 - Google Patents
N―置換ケテンイミン活性化物質を用いるアミノ酸チオヒダントインの生成方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
N−置換ケテンイミン活性化物質を用いるアミノ酸チオヒダントインの生成方法
。
1、且里立肢五光!
本発明はアミノ酸カルボキシル基のケテンイミン活性化物質を介してアミノ酸チ
オヒダントインを生成するための方法および固相支持体に関するものである。
2、髪1文藍
グリーン・ティ、有機合成における保護基、ジョン・ウィリイ。
ニューヨーク、154頁(1981)。
ホーク・ディ・エイチら、アナリティカル・バイオケミストシイ、166.29
8頁(1987)。
マーチ・ジエイ、アドバンスト・オーガニック・ケミストシイ、3版、294頁
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: 3750(1982)。
ミラー・シイ・ディら、イン・テクニクス・イン・プロティン・ケミストシイ
(ヒユー・ティ・イー著)、アカデミツクプレス、67−78頁(1989)。
ミラー・シイ・シイら、プロティン・ソサイアテイの第3回シンポジウムからの
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)。
ランガラジャン・エム、プロティン/ペプチド配列分析において:最近の方法論
(ボラン・エイ・ニス著)、CRCブレス、136−144(1988) 。
シヴリイ・ジェイ・イーら、TrBS14.246頁(1989)。
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・シイ・エイチ・ダブリニら著)、25巻、369頁、アカデミツク・プレス(
1972)。
タール・シイ・イー、イン・メソフズ・イン・プロティン・シーケンス・アナリ
シス、(ウイットマンーリーボルド・ビイ著)スブリンガー・ヴエルラグ、12
9−151頁(1988)。
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288(1973)。
ウシドワード・アール・ビイら、テトラヘドロン、付録7号、415−440頁
。
3、主里Ω■量
C−末端ペプチドシーケンシングに使用するため、あるいはC−末端シーケンシ
ング方法のための標準をつくる際に使用するため、アミノ酸チオヒダントイン(
TH)を生成するための種々の方法が行われてきた。ひとつの一般的方法では、
アミノ酸(またはペプチド)は、無水酢酸のような無水物を用いて、チオシアネ
−)<JTC)塩または酸の存在で、カルボキシル末端で活性化され、C−末端
ITc中間体を経てC−末端ベブチジル−THを生成する(スターク、1972
)。このペプチジル−THは開裂して短くなったペプチドとC−末端アミノ酸T
Hを生成することができ、これは、例えば、高圧液体クロマトグラフィー(HP
L C)によって同定することができる。この方法でのカンプリング条件は代
表的には60〜70℃で約90分を必要としくメウス)、ペプチドにおいてアミ
ノ酸側鎖の分解に導かれる場合が多い0例えば、セリンとスレオニンの側鎖水酸
基を無水物によって攻撃されるので、水酸基の保護が必要である。
より穏和な条件下に行うことができるチオヒダントイン生成方法は本発明者と共
同実験者によって記載されている(ホーク)。
試薬としてトリメチルシリルイソチオシアネート(TMS I TC)を使用し
て、15分間50℃にて無水酢酸を用いてペプチドを活性化し、続いてさらに3
0分間50℃にてTMSITCを用いる反応によってTH住成が行われた。穏和
な反応条件にもかかわらず、この方法は反応性の高い無水物活性化剤にペプチド
がさらされて、望ましくない側鎖反応の原因となる。
4、光里二盟!
本発明の目的のひとつは比較的穏和な反応条件下にアミノ酸チオヒダントインを
生成するための方法を提供することである。
本発明の方法において、N−保護アミノ酸をケテンイミンと反応させて活性化し
、アミノ酸の対応する活性化エステルを生成し、この活性化エステルをシリルイ
ソチオシアネートまたはピリジニウムチオシアネートと反応させて、所望のアミ
ノ酸チオヒダントインを生成する。ケテンイミンは好ましくは、N−置換イソキ
サゾリウム、例えばウッドワード試薬K (WRK)または関連する2−アルキ
ル−5′−アルキルまたはアリールイソキサゾリウム化合物を、アミノ酸の存在
で塩基と処理して生成される。シリルイソチオシアネートは好ましくはトリアル
キルシリルイソチオシアネート、例えばトリメチルシリルイソチオシアネート
(TMSrTC)である。
1実施例において、ケテンイミンは固体支持体上に誘導され、固定化試薬システ
ムにおいてアミノ酸またはペプチジルTHを生成することができる。支持体は好
ましくは、使用直前に、N−置換イソキサゾリウムを用いて誘導された固相支持
体を塩基処理することによって生成される。
本方法はC−末端ペプチドシーケンシングのために応用できる。
ここではケテンイミンと反応するN−保護アミノ酸はペプチドのC−末端残基で
あり、ペプチドのN−末端カルボキシル基にて活性化エステルを生成する。活性
化エステルはイソチオシアネートと接触し、対応するC−末端ペプチジルチオヒ
ダントイン(TH)を生成する。ペプチジルTHは分解して残基ペプチドからC
−末端アミノ酸チオヒダントインを脱離する。得られたペプチジルTHは分解し
て残基ペプチドからC−末端アミノ酸THを脱離する、このアミノ酸T)lを単
離し同定する。
他の観点では、本発明は、本発明に使用するため、N−置換イソキサゾリウム化
合物またはケテンイミン化合物を用いて誘導された固相支持体を含む。
本発明のこれらおよび他の目的および特徴は本発明の次の詳細な説明を、添付す
る図面と合わせて読むとき一層完全に明らかになるだろう。
回l工」11T1肌
図1は、N−置換イソキサゾリウム化合物(1)を中間体(II)を介して、塩
基の存在で対応するケテンイミン(III)に転換する工程を示す図であり;
図2は、N−保護アミノ酸(■ν)と図1のケテンイミン(III)を反応させ
て、活性化アミノ酸エステル(Vl) 、および可能な反応中間体(V)を生成
する工程を示す図であり;図3は、トリメチルシリルイソチオシアネート(TM
S rTc)(Vll)と活性化アミノ酸エステルm)を反応させて、対応する
アミノアシルITC(X)を生成し、このITCを転位させてアミノelITH
(Xll)を生成する工程を示す図である。
図4はイソキサゾールを用いてアルキル化基(XIV)を有する固体支持体を誘
導するための工程を示す図であり:図5は固体支持体(XV)上に誘導された固
定化フェニルイソキサゾリウム化合物を転換して、ケテンイミン基を持つ対応す
る支持体(XVI)を生成する工程を示す図であり;図6はペプチドと図5の活
性化支持体(XVI)およびTMSITCと反応させてペプチジルTH(χXI
)を生成する工程を示す図であり;
図7はカチオン交換樹脂によってペプチジルTHを分解して、残りのペプチドを
樹脂支持体に保持する工程を示す図であり;図8はオキシム基を用いて誘導され
た固体支持体によってペプチジルTHを分解して、次いで樹脂支持体から残りの
ペプチドを加水分解により脱離する工程を示す図であり;図9は本発明によるC
−末端シーケンシング操作での工程を示す図である。
このセクションは(i)反応性ケテンイミンを生成し、(it)N−保護アミノ
酸またはペプチドをケテンイミンを用いて活性化し、そして(iii)活性化し
たアミノ酸またはペプチドをシリルまたはイソチオシアネート(!TC)または
ピリジニウムチオシアネートと反応させて所望のアミノ酸またはペプチジルチオ
ヒダントイン(TH)を生成する際に含まれる溶液相反応を記載するものである
。
図工は本発明において使用するため反応性N−置換ケテンイミンを生成するため
の好適な方法のひとつを示す図である。この反応はN−置換イソキサゾリウム化
合物を、既に記載された(ウッドワード)塩基、例えば(R2H)の存在で開環
によって相当するケテンイミン化合物に転換することを含む、この反応は図に示
した中間体(II)を介して行われるらしい。
R,!(N−置換)基はメチル、エチル、t−ブチルまたは同様のアルキル基ま
たはフェニル、置換フェニルまたは関連するアリール基である。化合物はN−置
換されなければならない、即ち、所望のケテンイミンを与えるように、R2は水
素ではない、ケテンイミンに転換するように、イソキサゾリウム化合物の3−位
は水素でなければならない、5−位はフェニル、置換フェニル、例えばスルホフ
ェニル(ウッドワード試薬K)、またはアルキル、例えばメチル(ウッドワード
試薬L)である、即ち、5′−置換基はアルキルまたはアリールである。4−位
はアルキル基、例えばメチルで置換される。しかし、4−位と5−位の両方が置
換されるならば、例えば、R1がフェニルでありR4がメチルである場合、変則
的結果が得られるかも知れない(ウッドマン)。
N−置換イソキサゾリウム化合物のひとつの好ましいクラスは2−アルキル−5
′−アルキルイソキサゾリウム塩、例えば2−t−ブチル、5′−メチルイソキ
サゾリウム(ウッドワード試薬りまたはWRL)、または2−アルキル−5′−
アリールイソキサゾリウム塩、例えば2−エチル−5′−フェニルイソキサゾリ
ウムスルホネート(ウッドワード試薬KまたはWRK)を含む。
これらの化合物の幾つかは市販品として入手でき、あるいは公知の方法(ウッド
ワード)によって調製することができる。WRK中のスルホネート基は化合物双
極性イオンをつ(す、溶解性を高める。その不安定性のため、ケテンイミンは、
以下に述べるように、N−保護アミノ酸またはペプチドの存在で生成させること
が好ましい。
ケテンイミンとN−保護アミノ酸との反応は図2に示される。
アミノ酸上(またはペプチド上)の保護基Pは1個の、例えばFMoC(フルオ
レニルメトキシカルボニル) 、t−BOC(t−ブチルオキシカルボニル)、
t−Bu(t−ブチル)、またはMtrである。
このような保護基は市販品として入手でき(例えば、アルドリッチ・ケミカル社
)、または公知の方法(グリーン)によって容易に合成することができる@ S
er、 Thr+ Asp、 Gluをt−Buによって; Lysをt−BO
Cによって:そしてArgをMtrによって保護することができる。エノールエ
ステル生成後で、ITC化合物との反応前に、所望により、選ばれた保護基を除
去することができる。
N−保護基はチオヒダントイン生成後に除去する。
活性化反応は代表的には無水の非求核溶媒、例えばN−保護アミノ酸を含有する
無水アセトニトリル(MeCN)中で行われ、アミノ酸カルボキシル基を確保す
るために十分な塩基が脱プロトンされる。この溶液に各1当量のイソキサゾリウ
ム塩および第3アミン、例えば、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)を
添加する。次に均一な溶液が得られるまで、溶液を室温で数時間撹拌し、図2に
示すように、アミノ酸−WRK−活性化エステル(VI)を生成する。活性化エ
ステルが生成した後、溶液を濃縮し乾燥する。
活性化エステルを無水の非求核溶媒、例えば、塩化メチレン(CHgCI□)に
再懸濁させて、僅かに過剰モルの選択されたイソチオシアネート(またはチオシ
アネート)を添加し、図3に示した環化とチオヒダントイン生成に導く0反応混
合物を室温で撹拌する。
反応の進行は幾つかの既知の手段のいずれか、例えば薄層クロマトグラフィーま
たはHPLCによって追跡することができる。
生成物のチオヒダントインは幾つかの既知の方法のひとつ、例えばシリカゲルク
ロマトグラフィーHPLCによって精製することができる。N−保護基は標準方
法(グリーン)によって除去することができる0例えば、Fmoc41eチオヒ
ダントインはカラムクロマトグラフィーおよび塩化メチレン:メタノール溶媒の
混合物(9: I CHtCh : MeOH)を用いて溶出するシリカゲルに
よって精製することができる。 FMOC基はアセトニトリル中20%のピペリ
ジンと反応させて除去することができ、カラムクロマトグラフィーと再結晶の後
、適度の収率を与える。
本方法において有効であることが見出された反応性チオシアネートまたはイソチ
オシアネート化合物はシリルイソチオシアネートおよびピリジニウムイソチオシ
アネートである。好ましいシリルイソチオシアネートはトリアルキルシリルイソ
チオシアネート、例えばトリメチルシリルイソチオシアネート(TMS ITC
)である、シリルTTCは金属ITC塩よりも反応性の核分子であり、これは5
t−N結合の分極能に原因があるようだ。ピリジニウムチオシアネート化合物の
反応性は核アシル化触媒(マーチ)として働くピリジンの反応性に一部は起因す
るのかも知れない。
本方法において金属イソチオシアネート(即ち、カリウム−、ナトリウム−1ま
たは鉛−イソチオシアネート)およびアンモニウムイソチオシアネー) (TC
)の反応性について試験したが、チオヒダントイン生成にはあまり有効でなかつ
た。
溶媒の極性はTH生成反応(即ち、図2に示した一連の工程)において決定的役
割を演じることも見出された。一般に、CHzClgよりも大きい極性をもつ溶
媒中で行われる環化反応はあまり良く働かない。例えば、N−メチルピロリドン
(NMP)またはジメチルホルムアミド(DMF)中で行われるTH生成反応は
測定可能な分量のTH生成物を生成しなかった。
図2および3は、反応性ケテンイミン(図2)との反応および所望のアミノ酸T
Hを生成する活性化エステルとシリルITCとの反応によって活性化アミノ酸エ
ステルを生成するための可能な反応機構を示すものである0図2を参照すると、
ケテンイミン(III)の中央の炭素はN−保護アミノ酸カルボキシレートによ
って攻撃され、仮定の中間体(V)を経て転位し、アミノ酸エノールエステルV
lを生成する。
TH生成の提案された結果を図3に示す、エノールエステルVIはI TC(V
H)によって攻撃され、化合物VTI!およびアミノアシルイソチオシアネート
(fc)を生成する。アミノ酸の窒素はチオカーボネートの炭素(X)を攻撃し
て、一層安定なTH進行(実施例1)に平衡させる仮定された中間体のN−保護
アミノアシルチオヒダントイン(XI)を生成し、所望のアミノ酸TH(XII
I)を生成する。ここで、使用した反応条件はアミノ酸側鎖保護を必要としない
ので、したがって側鎖脱保護の追加の工程なしでアミノ酸THを生成することが
できる。
別の特徴では、前記溶液相の方法はN−保護ペプチドのC−末端アミノ酸チオヒ
ダントインを形成する際に使用することができる。この反応では、残りのペプチ
ド(そのC〜末端残基が少ないペプチドをN−保護した)は上記反応でのN−保
rI基Pと置換すこのセクションは、(i)固体支持体上に反応性ケテンイミン
を生成し、(if)活性化した支持体と反応させて、N〜保護アミノ酸またはペ
プチドを活性化し、そして(fit)支持体上の活性化アミノ酸またはペプチド
とシリルITCまたはピリジンチオシアネートと反応させて所望のアミノ酸また
はペプチジル(TH)を生成する際に含まれる固相反応を記載する。
図4はN−置換フェニルイソキサゾリウム塩を用いて誘導された固体支持体を形
成するためのカップリング反応を示す。支持体は適当な化学基を用いて誘導され
た粒子ビーズ、または膜支持体またはこれらに類イ以するものであることができ
る。ヒ゛−ズまたは膜支持体物質、例えばガラス、またはポリマー物質、例えば
アミン、カルボキシル、および水酸基のような反応性化学基を有するナイロン、
ポリスチレン、ポリエチレン、テフロン(登録商標)は、市販品として入手する
ことができる。
図4の固体支持体(XIV)は、表面アミン基を有するSで示された粒子ビーズ
またはこれに類似するものである。
ビーズは、図4の右側に示される化合物のような、イソキサゾールと支持体を反
応させてN−置換イソキサゾリウム化合物と共に誘導される。反応は適当な溶媒
、例えばアセトニトリル中で行われる。銀イオン(Ag”)は反応を助けるよう
に含ませることができる。従来のアルキル化反応の条件が用いられる。誘導され
た支持体は図4の(XV)で示される。
支持体は塩基で処理して活性化され、図5に示したように、支持体上に反応性ケ
テンイミン基を生成する。活性化反応は好ましくは、上記のように、N−保護ア
ミノ酸の存在で行われ、図2の下部に示した活性化アミノ酸エノールエステルを
生成するが、この場合に活性化アミノ酸は固体支持体にカップルされる。
支持体と結合したアミノ酸エノールエステルを、例えば塩化メチレンを用いて洗
浄し、結合していない反応物、および乾燥した粒子を除去する。乾燥した支持体
は適当な試薬、例えばTMSITCの溶液に懸濁し、懸濁液は溶液中に対応する
アミノ酸THを生成するように反応させる0図3を参照すると、rTC反応が支
持体から活性化アミノ酸を放出して、溶液相中で続いて環化してアミノ酸THに
導(ことが認識されるだろうゆケテンイミン部分の副産物は支持体上に保持し、
アミノ酸THおよびITC試薬の生成物は溶液相中にある。アミノ酸チオヒダン
トインは、セクションAに示したように、標準方法によって他の溶液相成分から
精製することができる。
固相方法(固定化試薬)を用いてN−保護ペプチドのC−末端アミノ酸THを生
成し、N−保護ペプチドを上記反応方法でN−保護アミノ酸と置換する0図6は
R7側鎖基と共にC−末端アミノ酸をもつN−保護ペプチドからのペプチジルT
H1およびR,i−1側鎖をもつC−末端に対して終りから2番目のアミノ酸残
基を生成する工程を示す。
図中の上部に示した反応は、好ましくは反応性ケテンイミンが生成し単一工程で
ペプチドと反応させる上述のような反応の条件下に、n−保護ペプチド(XVI
■)と活性化支持体と反応させて行われる。支持体を洗浄後、支持体に結合した
ペプチジルエノールエステル(にml)はシリルITCと反応させて、溶液形態
<XX>でペプチジルrTC化合物を放出し、続く環化によって所望のペプチジ
ルTH(XXI)を生成する。この反応をC−末端シーケンシングに応用するこ
とは以下のセクションCに記載する。
本方法に使用される誘導された支持体もまた本発明の一部を形成する。これらは
N−置換フェニルイソキサゾリウム塩を用いて誘導された固相支持体、および塩
基活性化後に反応性ケテンイミン基を用いて誘導された同じ支持体を含む。
C3C−THの汗 と6
ひとつの特徴において、本発明の方法はC−末端ペプチドシーケンシングのため
に、(a)上記方法に従ってペプチジルTHを生成し、そして(b) C−末端
アミノ酸THを脱離し、単離し、同定することによって用いられる。
ペプチジルTHからC−末端THを脱離するための種々の開裂反応が知られてい
る。 12N HCI、稀アルカリ(ケンナー)、または飽和水性トリエチルア
ミンを用いた加水分解による開裂が報告された。これらの開裂反応は70%まで
の開裂を生じることが報告されているが、極端なpH条件がチオヒダントイン開
環を導きおよび/またはペプチド側鎖を損傷する。さらに最近では、pH8,0
でとリジン中でアセトヒドロキサメートを用いて処理する開裂が報告されたくメ
ウス)、この方法は60〜80%までの回収率のC−末端チオヒダントインを与
える(ミラー、1988) 、関連のある方法はアセトニトリル中で第1または
第2アミンと処理することを含む。
代表的には開裂反応は、使用する開裂試薬によって、室温またはそれよりも高い
温度で数分間ないし1時間行われる0反応の過程は容易に、例えばHPLCによ
って、チオヒダントイン脱離を最適にし、望まない側鎖反応(例えば、開環)を
最小にするために、追跡することができる。
好ましい溶液相開裂方法において、ペプチジルTHは10%プロピルアミンを用
いてアセトニトリル中で室温にて15分間処理する。
関連する方法では、ペプチジルチオヒダントインはl s+g/+mlのジチオ
トレイトール(DTT)を含有する水中でテトラ−N−ブチルアンモニウムヒド
ロキシドを用いて開裂された。
また、開裂反応は適当な溶媒中でペプチジルTHと固定化開裂試薬と接触させて
行うことができる。報告されたひとつの固定化開裂試薬(ヤマシタ)はアルトリ
フチ(ミルウオーキー、[)から入手できるカチオン交換樹脂アンバーライト(
登録商標) IR−120(プロトン化した形態)である。図7に示したように
、樹脂はペプチジルTH(XXrI)の酸触媒加水分解を促進し、所望のアミノ
酸TH(XXIV)および残基ペプチド(XXIII)を生成する0代表的には
、ペプチジルTH試料を樹脂に添加しく樹脂1グラムにつき有効な約2tag当
量)、混合物を2〜6時間室温にてインキュベーションする。ペプチド溶液は代
表的には真空によってペプチジルTH生成に使用した溶媒を除去し、ペプチジル
THを水性媒体に再溶解して調製される。
残基ペプチドはカチオン交換樹脂に結合し、低いイオン強度の条件下に樹脂を洗
浄して、遊離アミノ酸THを残基ペプチドから分離させる。支持体に結合した残
基ペプチドを用いて、遊離アミノ酸THは洗浄しであるいは実質的に精製された
形で溶出して得ることができる。残基ペプチドは続いてイオン強度またはpHを
高くして溶出することにより脱離することができる。
上記のように生成した残基ペプチドおよびアミノ酸THは、あるいは必要により
、アニオン交換樹脂に通過させて、またはクロマトグラフィー、例えばHPLC
またはモレキュラーシーブクロマトグラフィーによって、分離することができる
。
第2の一般的な実施例では、開裂試薬をペプチジルTHと反応することができる
化学基を用いて誘導し、遊離アミノ酸THを脱離して残基ペプチドを共有結合す
る0次に遊離アミノ酸THを洗浄または溶出によって実質的に精製された形で単
離することができ、残基ペプチドはペプチドの加水分解開裂によって支持体から
脱離することができる。
例示的な固相開裂試薬は図8に示されるオキシム誘導固体支持体(XXV)であ
る。この種の支持体試薬はケミカル・ダイナミクス(プレインフィールド、NJ
)から得られる0図中のR1&はアルキルまたはアリール基、またはHである。
市販品として入手できる支持体のひとつはニトロフェニルR基をもつ0図に示さ
れるように、支持体上のオキシム基によるペプチジルTHの加水分解開裂は残基
ペプチドを支持体に結合しくXXVI)、遊離アミノ酸THを脱離する(XXI
V)、好ましい場合にはアセトニトリルのようなアプロチック溶媒中で室温にて
15〜120分間反応が行われる。
アミノ酸THを回収し、固相支持体を洗浄した後、残余のペプチドを図8の下部
に示したように、酸性にした水性酸または塩基と接触させて支持体から加水分解
により脱離することができる。
このようにして、本方法はアミノ酸THと残基ペプチドを別々に単離し、後者は
実質的に反応物と副生成物から遊離した形で精製される。
脱離したアミノ#TH化合物は、標準の方法に従って、高圧液体クロマトグラフ
ィー(HP L C)のような、既知のクロマトグラフィー法によって同定する
ことができる。化合物の同定はカラム中の走行時間を、標準方法に従って、ある
いは上記のアミノ酸THを調製する方法によって調製された既知の参照アミノ酸
THの走行時間と比較して手軽に行うことができる。あるいは、脱離して単離さ
れたアミノ酸THを他の利用できる方法、例えば、マススベクトロメトリイまた
はNMRによって同定することができる。
D、C−rrパ シーケンシング
このセクションは、自動化または半自動化した操作に適したC〜末端溶液相シー
ケンシング方法に上記の方法を応用することについて記載している。ここで使用
される“溶液相シーケンシングの語はペプチドを溶液中に保持し、連続して面相
(固定化)試薬を介して再循環させる連続反応を意味する。これは、ペプチドを
固体支持体に固定化し、溶液相C−末端残基活性化および開裂試薬に繰り返して
さらす固相シーケンシングと対比される。
図9はペプチドPep −AAい即ちn個の残基と1個のC−末端残基AA、を
有するペプチドに応用される一般的なシーケンシング図を示している。最初に、
ペプチドを適当な溶媒、例えばアセトニトリルに溶解し、塩基と共に12で示し
た充填カラムに含まれるイソキサゾリウム誘導固体支持体に添加する。カラム1
2は好ましくは二段階カートリッジ14の一部であり、これはまた固体支持体開
裂試薬を含むカラム16を含んでいる。
ペプチドを活性化支持体と反応させた後、塩基および結合していない反応物を含
む反応溶液を洗浄して除去し、ITC化合物をカラムに添加し、結合したペプチ
ドを脱離して溶液相にペプチジルTHを生成させる。
次に溶液相を、C−末端残基開裂工程のために、第2のカラムに添加する。任意
に2本のカラムを中間チャンバ(図には示していない)によって分離することが
でき、そこでカラム12の溶媒を真空によって除去し、試料をカラム16に導く
前に第2の溶媒によって置換することができる。好ましい実施例では、固体支持
体試薬は図8に示したタイプである。この支持体の利点は、(a)開裂反応をカ
ラム12の反応で使用した溶媒と同じ非水溶媒または溶媒混合物中で行うことが
でき、(b)残基ペプチドの支持体への結合および支持体からの脱離が共有結合
であり、従ってペプチドの荷電特性に依存しないことである。
開裂反応は上述のような条件下に行われ、その後にC−末端アミノ酸TH(AA
II−T)I)をカラムから溶出し、例えばHPLCによって同定する。続いて
、カラムを水性媒体で洗浄し、結合した残基ペプチド(Pep−MAR−1)を
脱離する。
最初のシーケンシングサイクルから得られた残基ペプチドを乾燥し、適当な反応
緩衝液に再溶解し、新しいカートリッジに導入する、第2のシーケンシングサイ
クルは終りから2番目のC−末端残基(AA、I−TH)のアミノ酸THおよび
2個のC−末端残基によって短くなった残基ペプチドを生成する。このシーケン
シングサイクルは所望の数のC−末端残基が同定されるまで繰り返される。
高い信鱈性で同定することができるC−末端残基の全体の数は、第1の反応カラ
ムでペプチドが所望のペプチジル−THに変換する度合、およびペプチジル−T
I(を第2の反応カラムで開裂する度合によって変化するだろう。
上述のことから、どのようにして本発明の種々の百的および特徴が達成されるか
を正しく認識することができる。TH生成のための反応条件は、無水物活性化を
含む従来技術の方法と比較して比較通穏和であり、またカルボキシル基に対して
特異的であり、望まない側鎖反応の範囲を減らす。
本方法は溶液相化学に対して容易に採用することができ、従って反応および生成
物単離の工程を簡単にすると共に、アミノ酸THおよび残基ペプチドが実質的に
純粋な形で得られる溶液相シーケンシングを可能にする。
次の実施例は種々のアシル化合物の合成、C−末端アミノ酸基の決定にこれら化
合物を使用すること、およびC−末端シーケンシングについて記述するものであ
る。これらの実施例は決して本発明の範囲を制限するものではない。
裏ま盤上
イソロイシンTH−:’j
1ミリモルのFMOC−イソロイシン(アプライド・バイオシステムズ、フォス
ターシティ、CA)をWRK (1ミリモル)およびDIPEA(2ミリモル)
(共にアプライド・バイオシステムズ、フォスターシティ、CAから購入した)
と共にアセトニトリルに溶解した0反応混合物を室温で2〜4時間、均質溶液が
生成するまで撹拌した。溶液を真空下に濃縮し、生成物のFMOC−41e−W
RKエステルを塩化メチレン(CHzCh)に溶解し、MgSO4で乾燥し、濾
過した0次に、僅かに過剰のトリメチルシリルイソチオシアネート(TMSIT
C)を添加し7て、反応混合物を室温で一晩中撹拌した。ジアステレオマーとし
て純粋なFMOC−11eチオヒダントインをカラムクロマトグラフィー(9:
I CLCh : 11eO)1)によって単離した。
アセトニトリルと20%ピペリジンを含有する溶液中で精製チオヒダントインを
室温で15分間撹拌して、FMOC保護基を除去した。
生成物のカラムクロマトグラフィー(同じ系)は精製された1ieTHを与えた
。
爽施斑I
C−ベブチジルチオヒ ントインの
PMOC−MetThrのC−末端チオヒダントインは、実施例1のN−保護L
euをN−保護ジペプチドNet−Thrに代えて、上記実施例1のように調製
した。C−末端チオヒダントインは10%プロピルアミン/アセトニトリル中で
室温にて15分間反応させてペプチドから開裂させる。HPLC分析は単離した
生成物で行い、同定するために標準物質と比較した。
l施班主
したチオヒ ントインのHPLC
単離したチオヒダントインは、PTH−C1Bカラム(2,1m5X22C1l
、ABI)およびTFA−水一アセトニトリルグラディエントシステムを使用す
る狭ボアシステム(モデル120A、アプライド・バイオシステムズ)を用いて
、HPLCによって分析した。カラムをまずA溶媒中(水中0.1%T F A
、 V/V)で平衡にして、ライナーグラディエンドに保持し、5分間にわたっ
て40%まで展開し、そこで20分間保持した。流速は室温で200p1/分で
あった。流出は269n−でモニターした。
亥施叢エ
チオヒ ントイン のA
残留物のHPLC同定に使用するための標準試料は次のようにして調製した。1
ミリモルのFMOC保護アミノ酸を秤量し、1ミリモルのジイソプロピルエチル
アミン(DIPEA)および1当量のウッドワード試薬K(共にアルトリフチ・
ケミカル・カンバニイから購入した)を含む栓付フラスコに入れた0反応混合物
は、均質な溶液が生成するまで、室温で2〜4時間撹拌した。溶液を真空下に濃
縮し、生成物のFMOC保護アミノ酸エステルを塩化メチレン(CH*C1g)
に溶解し、Mg5Oaで乾燥し濾過した0次に、僅かに過剰のトリメチルシリル
イソチオシアネート(TH3I TC)を添加して、反応混合物を室温で一晩中
撹拌した。 FMOC保護チオヒダントインをカラムクロマトグラフィー(9:
I CLCI□: MeOH)によって単離した。
アセトニトリルと20%ピペリジンを含む溶液中で精製したチオヒダントインを
室温で15分間撹拌しながらFMOC保護基を除去した。
生成物(同じ系)のカラムクロマトグラフィーは精製したチオし関して記載した
が、本発明からはずれることな(種々の変更および改良を行うことができること
は認識されるだろう。
Fig、I
CowrR3
F土ff、2
rig、4
Fig、6
Fig、9
Fig、9
要約書
N−保護アミノ酸またはN−保護ペプチドのC−末端アミノ酸からアミノ酸チオ
ヒダントインを生成する方法、アミノ酸をケテンイミンと反応させて活性化し、
活性化エステルをシリルまたはピリジンイソチオシアネートと反応させてチオヒ
ダントインに変れたN−置換イソキサゾリウムまたはケテンイミン基を有する固
相支持体を開示する。
濁a謂査報告
ktm PCTASA/21111ml m +2111&t12fi 鍮を国
際調査報告
Claims (18)
- 1.N−保護アミノ酸をN−置換ケテンイミンを用いて活性化させアミノ酸の対 応する活性化エステルを生成し、活性化エステルをシリルイソチオシアネートお よびピリジニウムチオシアネートから成る群から選ばれるチオカルボニル化合物 と反応させてアミノ酸のヒダントインを生成する工程からなるアミノ酸チオヒダ ントインの生成方法。
- 2.前記活性化がN−アルキルイソキサゾリウム化合物を塩基を用いて処理して ケテンイミンを生成し、保護アミノ酸をケテンイミンと接触させることを含む、 請求項1記載の方法。
- 3.前記イソキサゾリウム化合物がN−アルキル−5′−アルキルまたはアリー ルイソキサゾリウムである請求項2記載の方法。
- 4.前記イソキサゾリウム化合物が2−エチル−5′−フェニルイソキサゾリウ ムスルホネート塩である請求項3記載の方法。
- 5.前記チオカルボニルがトリアルキルシリルイソチオシアネートである請求項 1記載の方法。
- 6.前記チオカルボニルがトリメチルシリルイソチオシアネートである請求項5 記載の方法。
- 7.N−アルキルイソキサゾリウム化合物が固体支持体に誘導され、前記活性化 が支持体を塩基を用いて処理することを含み、ケテンイミン基を結合した支持体 を生成し、アミノ酸と処理された支持体とを接触させる、請求項1記載の方法。
- 8.N−アルキルイソキサゾリウム化合物がN−置換基によって支持体に誘導さ れた2−エチル−5′−アルキルまたはアリールイソキサゾリウムである、請求 項7記載の方法。
- 9.アミノ酸が保護側鎖を含み、エステルとチオカルボニル化合物とを反応させ る前に、さらにアミノ酸の活性化エステル中のアミノ基を脱保護することを含む 、請求項1記載の方法。
- 10.N−保護ペプチドのC−末端アミノ酸を決定するのに使用するため、ケテ ンイミンと反応するN−保護アミノ酸がペプチドのC−末端残基であり、前記活 性化がペプチドのC−末端カルボキシル基にて活性化エステルを生成し、前記反 応が活性化エステルとチオカルボニルを接触させて対応するC−末端ペプチジル チオヒダントインを生成し、ペプチジルチオヒダントインを開裂してC−末端ア ミノ酸チオヒダントインを残りのペプチドから脱離し、そしてさらにC−末端ア ミノ酸チオヒダントインを単難し同定することを含む請求項1記載の方法。
- 11.前記活性化がN−アルキル化合物を塩基で処理してケテンイミンを生成し 、保護されたアミノ酸をケテンイミンと接触させることを含む、請求項10記載 の方法。
- 12.前記イソキサゾリウム化合物が固体支持体に誘導され、前記活性化が、支 持体を塩基を用いて処理し、ケテンイミン基を結合した支持体を生成し、ペプチ ドを支持体と接触させ、これによってペプチドを活性化エステル結合によって支 持体にカップリングし、前記反応がペプチドをC−末端ペプチジルチオヒダント インの形で支持体から脱離することを含む、請求項11記載の方法。
- 13.前記開裂が、ペプチジルチオヒダントインを開裂し遊離のC−末端アミノ 酸THおよび残りのペプチドを形成するために有効である開裂剤を用いて誘導し た第2の固体支持体と、ペプチジルチオヒダントインとを接触させることを含む 、請求項12記載の方法。
- 14.第2の固体支持体が、選択されたイオン強度とpH条件で残りのペプチド を選択的に結合するために有効なイオン交換樹脂である、請求項13記載の方法 。
- 15.第2の固体支持体が、(a)ペプチジルTHを開裂し遊離アミノ酸THを 生成し、そして(b)残りのペプチドに共有結合するために有効なオキジム基を 用いて誘導される、請求項13記載の方法。
- 16.さらに、第2の支持体から遊離のアミノ酸THを分離し、次いで支持体か ら残りのペプチドを加水分解により分解するように第2の支持体を処理すること を含む、請求項15記載の方法。
- 17.N−置換イソキサゾリウム化合物を用いて誘導された固体支持体から成る 、アミノ酸チオヒダントインを生成するのに使用するための活性化支持体。
- 18.N−置換ケテンイミンを用いて誘導された固体支持体から成る、アミノ酸 チオヒダントインを生成するのに使用するための固相支持体。
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