JPH10505598A - C末端蛋白質配列分析のための無水酢酸活性化 - Google Patents

C末端蛋白質配列分析のための無水酢酸活性化

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JPH10505598A
JPH10505598A JP8509554A JP50955495A JPH10505598A JP H10505598 A JPH10505598 A JP H10505598A JP 8509554 A JP8509554 A JP 8509554A JP 50955495 A JP50955495 A JP 50955495A JP H10505598 A JPH10505598 A JP H10505598A
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Abstract

(57)【要約】 蛋白質またはペプチドのC末端配列分析のための方法を提供する。該方法の重要な特徴は、塩基性条件下に無水酢酸で処理し、次に酸性条件下にチオシアネートで処理してオキサゾロンをチオヒダントイン部分に変換して、蛋白質またはペプチドのC末端でオキサゾロン部分を形成することである。立体的に妨げられたアルキルアンモニウムカチオンの共役酸としてチオシアネートを供給することによりチオヒダントインの収率はさらに高められる。

Description

【発明の詳細な説明】 C末端蛋白質配列分析のための無水酢酸活性化発明の技術分野 本発明は、一般にペプチドまたは蛋白質のC末端のアミノ酸配列を決定する方 法に関し、さらに特に、ペプチドまたは蛋白質のC末端にてアミノ酸チオヒダン トインを形成する方法に関するものである。発明の背景 ペプチドおよび蛋白質のC末端配列分析での進歩は、N末端ペプチド配列分析 と比較して過去数十年間うんざりするほど遅れていた、例えば Inglis,Analyti cal Biochemistry,195: 183-196(1991)。C末端のアミノ酸配列分析への重要 なアプローチは、ペプチドまたは蛋白質のC末端でのチオヒダントイン部分の形 成を含み、これは次に、N末端アミノ酸残基を分析するためのエドマン分解での フェニルチオヒダントイン部分の形成、開裂、および検出と大体同じ方法で開裂 、検出される。 C末端配列分析方法論への最新の研究の多くは、チオヒダントイン形成のため により良い試薬を開発することに集中している、例えば Bailey ら、Biochemist ry,29: 3145-3156(1990);Boydら、米国特許 5,051,368;Baileyら、米国特 許 5,180,807;Boydら、米国特許 5,304,497等。種々の化学方法がその相当する チオヒダントイン(TH)へペプチドのC末端アミノ酸を変換するために提案さ れた、例えば Inglis(上記)。特にスタークその他は酸性条件下に無水酢酸を 使用し、C末端残基を活性化し、同時にチオシアネート〔N=C=S〕で処理し てチオヒダントイン誘導体を生成した、例えば Stark,Biochemistry,7: 1796- 1807(1968)。このような活性化とチオヒダントイン形成を受ける化学機構は良 くわかっていないが、混合した無水物とオキサゾロンの生成を含むと信じられて いる。不幸にも、オキサゾロンはチオヒダントインの収率を減らす傾向がある幾 つかの望ましくない副反応に関係すると考えられている。 C末端ペプチド配列分析において、チオヒダントイン収率が高く、それにより 妥当な大きさの試料に多数の配列分析サイクルを支持できるチオヒダントインを 形成するための代替化学が得られるならば、これは有利である。発明の概要 本発明は、対応するアミノ酸チオヒダントインへC末端N保護アミノ酸を選択 的に変換する方法を含む。本発明の重要な特徴は、試料を穏和な塩基性条件下に 無水酢酸で処理して、ペプチドまたは蛋白質試料のC末端カルボキシルにオキサ ゾロン部分を生成することである。このような条件下に、望ましくない副反応に より失われるオキサゾロン量は非常に減少し、これにより次のチオシアネートで の処理によってチオヒダントインに変わるオキサゾロンのパーセンテージが高く なる。 別の局面では、本発明はポリペプチドまたは蛋白質における複数のC末端残基 を配列分析する方法を含む。好ましくは、このような方法は(1)ポリペプチドの C末端アミノ酸を穏和な塩基性条件下に無水酢酸で処理してオキサゾロン部分を 形成し、(2)酸性条件下にチオシアネートアニオンによってオキサゾロン部分を 処理してアミノ酸チオヒダントインを形成し、(3)ポリペプチドからアミノ酸チ オヒダントインを開裂し、そして(4)開裂したアミノ酸チオヒダントインを同定 する各工程からなる。さらに好ましくは、この方法はさらに(i)ポリペプチド試 料を穏和な塩基性条件下に無水酢酸、ピペリジンチオシアネートで処理して、側 鎖のカルボキシル基をピペリジンアミドに変換し、(ii)ポリペプチド試料をアセ チル化剤で処理してセリンおよびトレオニンの側鎖ヒドロキシルを0−アセチル 誘導体に変換し、そして(iii)上記工程(2)で生成したアミノ酸チオヒダントイン をアルキル化剤で処理してアルキル化チオヒダントインを形成する各工程を含む 。 本発明の重要な局面は、ポリペプチド試料のC末端にてオキサゾロン部分を選 択的に有効に形成することである。これはC末端カルボキシル基をアスパラギン 酸およびグルタミン酸の側鎖カルボキシル基から化学的に区別することができる 。好ましくは、オキサゾロンを形成した後、アスパラギン酸およびグルタミン酸 の側鎖カルボキシル基をアミド化し、さらに配列分析する工程で反応しないよう にする。 別の局面では、この方法は、例えばHPLCによってC末端配列分析する際に 使用するため、アミノ酸チオヒダントイン標準物の調製に使用される。 本発明のこれらおよび他の目的と特徴は添付する図面によってさらに詳細に説 明される。図面の簡単な説明 図1A−1Cは、ペプチドのC末端でのチオヒダントイン部分の形成を示す。 図2A−2Eは、本発明によるペプチドのC末端配列分析の方法での各工程を 示す。 図3A−3Hは、ラクトグロブリンのC末端配列分析からの開裂されアリール アルキル化されたアミノ酸チオヒダントインのクロマトグラムである。 図4A−4Hは、シトクロームCのC末端配列分析からの開裂されアリールア ルキル化されたアミノ酸チオヒダントインのクロマトグラムである。 図5A−5Eは、RNase のC末端配列分析からの開裂されアリールアルキル化 されたアミノ酸チオヒダントインのクロマトグラムである。 図6A−6DはエノラーゼのC末端配列分析からの開裂されアリールアルキル 化されたアミノ酸チオヒダントインのクロマトグラムである。 図7A−7Dは、RecAのC末端配列分析からの開裂されアリールアルキル化さ れたアミノ酸チオヒダントインのクロマトグラムである。定義 ここに使用される次の語の意味を示す。 好ましくは、語「オキサゾロン」は通常、次式で定義されるラジカルを意味す る。 (式中、Rは一般にアミノ酸側鎖である。) 「N保護アミノ酸」はそのアミノ基に結合した保護基を有するアミノ酸または ポリペプチドを意味する。代表的な保護基には、この分野では良く知られている Fmoc、Boc、アシル、ポリペプチジル、および固体支持体に結合するアミン反応 性基を含む。N保護アミノ酸に対する構造式は図1Aに示され、式中のRaは保 護基を示す。側鎖がRbで示されるアミノ酸は、側鎖のアミン、カルボキシレー ト、スルフヒドリル、またはヒドロキシル基をマスクするように追加の保護基を もつことができる。このような側鎖基はここではペプチド、ポリペプチド、また は蛋白質の「側鎖カルボキシル基」、「側鎖スルフヒドリル基」、および「側鎖 ヒドロキシル基」とそれぞれ呼ぶことがある。 「ペプチド」および「ポリペプチド」は天然又は変性蛋白質を含む2個以上の アミノ酸残基を含むペプチドを意味する。図1Aでは、保護アミノ酸は、保護基 (Ra)がアミド結合を介してC末端残基に結合した1個以上のアミノ酸残基を 含む場合に、ペプチドのC末端残基である。ここに使用されるように、語「ポリ ペプチド」は語「ペプチド」、「ポリペプチド」、および「蛋白質」を含む。 「アミノ酸チオヒダントイン」または「アミノ酸TH」は図1Bに示される構 造式をもつ化合物のクラスの一員を示し、Rbはアミノ酸と結合した側鎖であり 、数字1ないし5はチオヒダントインに対する通常の番号の付け方を示す。本発 明によれば、チオヒダントインはN保護アミノ酸から形成され、N保護遊離アミ ノ酸またはペプチドのC末端アミノ酸を含むことができる。ここで使用されるよ うに、アミノ酸THは、図1BのIIで示されるように、N保護基を有し、または 脱保護することができる、即ち、図1Cに示されるように、N保護基から脱離す るかまたは欠いている。 「N保護ペプチジルチオヒダントイン」および「C末端ペプチジルチオヒダン トイン」は、保護基がポリペプチドであるN保護チオヒダントインを意味する。 「イソチオシアネート試薬」または「チオシアネート試薬」はチオシアネート 〔SCN〕-アニオンを与えることができる化学種を示す。 「固体支持体」または「固相支持体」は表面官能性を有しまたは表面官能性を 有するように誘導化される任意の固体支持体を意味する。好ましくは、表面官能 性はペプチドを支持体に結合するようにペプチドのアミノ基と相互に作用するこ とができる。このような結合は共有結合、イオン性相互作用、および/または疎 水性相互作用によることができる。例示的な固体支持体は、これに限られないが 、 Sepharose(登録商標)、シリカのアミノプロピル誘導体、アミノプロピル−C PG(調製有孔ガラス)、アミノエチルセルロース、Tris-arylR-NH、ガラスビ ーズ、ポリアクリルアミド粒子、1,4-フェニレンジイソチオシアネート(DIT C)ガラス、官能化ポリスチレン、ポリエチレン、官能化PVDFのような膜支 持体等を含む。 「ポリペプチドのC末端領域において」はポリペプチドのC末端付近のポリペ プチドに配置されている残基を意味する(C末端残基の50残基以内)。発明の詳細な説明 本発明によれば、好ましくは蛋白質またはペプチドのC末端でのN保護アミノ 酸は、穏和な塩基の存在で無水酢酸またはその同族体と反応し、2−アルキル− 5(4H)−オキサゾロンを生成する。次にオキサゾロンは酸性条件下にチオシ アネートと反応させて対応するN保護アミノ酸チオヒダントインを生成する。好 ましくは、チオシアネートは弱い求核性の、またはさらに好ましくは、チオシア ネートと比較して非求核性のヒンダードアルキルアミンの塩として提供される。 望ましくない副産物が、チオシアネートと比較してオキサゾロン部分の共役体に よる求核性のアタックによって生成しないように、共役体には求核性がないこと が好ましい。好ましくは、無水酢酸または同族体と共に使用される穏和な塩基は また、オキサゾロンに比べて非求核性であり、約10-7ないし約10-12の範囲のKb を有する。さらに好ましくは、穏和な塩基は、窒素原子が直接芳香族環の炭素に 結合するか、またはそれ自身が芳香族環の一員であるように、1ないし4個の窒 素原子を含む芳香族アミンである。さらに好ましくは、芳香族アミンは求核性を 減らすように立体的に阻害する。例示的な穏和な塩基はルチジン(特に2,6− ルチジン)、ピラゾール、ピリジン、非置換イミダゾール、2,6−ジメチルピ リジン、プテリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アニリン、ピロール 、アゼピン、メチルピリミジンメチルピロール、メチルピリダジン等を含む。最 も好ましくは、2,6−ルチジンが本方法では穏和な塩基として使用される。 無水酢酸と同様に種々の無水酢酸同族体を本発明では使用でき、C末端オキサ ゾロン部分を生成する。好ましくは、このような同族体は次式の化合物を含む。 (式中のR1およびR2の性質は広く変えることができ、選択する溶媒に溶解し、 使用される化学品と相溶性があることが強制されるだけであり、例えば、使用す る置換基は穏和な塩基に安定で、酸安定性がなければならず(特にトリフルオロ 酢酸処理に対して安定)、カルボキシル基との反応で混合無水物の生成を阻害し ない必要がある。さらに好ましくは、R1およびR2は1ないし6個の炭素原子( すなわちC1-C6アルキル)を有するアルキル、二重結合の炭素が二重結合の酸 素と共役しないことを条件とするC1-C6アルケニル、二重結合の炭素が二重結 合の酸素と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリール、およびハロ 置換C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、または二重結合の炭素が二重結合の 酸素と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリールからなる群から選 択される。好ましくは、ハロ置換置換体はフッ素および塩素からなる群から選択 される1−3個のハロ原子を結合している。最も好ましくは、R1=R2=メチル である。 活性化反応に使用される溶媒は好ましくは有機または極性の非プロトン性溶媒 である。適当な溶媒はアセトニトリル、ジメチルホルムミド(DMF)、塩化メ チレン、エーテルを含む溶媒等である。好ましくは、活性化はテトラヒドロフラ ン(THF)中で行われる。 種々のチオシアネート試薬はチオヒダントインを生成するためにチオシアネー トアニオンをオキサゾロン部分に誘導するために使用することができる。このよ うな試薬はアンモニウムチオシアネート、アルキルアンモニウムチオシアネート 、メタロチオシアネート(例えば、NaSCN、KSCN、AgSCN等)、シリルイソチオシ アネート(例えば、トリメチルシリルイソチオシアネート)、およびピリジニウ ムチオシアネートを含む。試薬がメタロチオシアネートである場合、反応条件は 好ましくはチオシアネートアニオンからの金属イオンの解離を促進するためのク ラウンエーテルを含む。好ましくは、チオシアネート試薬はアルキル部分が立体 的に阻害されアルキルアンモニウムカチオンの求核性を減らすかまたは除くよう なアルキルアンモニウムチオシアネートである。好ましくは、アルキル部分はC3 -C6分枝アルキルである。最も好ましくは、テトラブチルアンモニウムチオシ アネートはチオシアネート試薬として使用される。さらに以下に詳述するように 、さらに求核性の共役塩基を有するチオシアネート試薬はアスパラギン酸および グルタミン酸の側鎖カルボキシルをアミドに変えるための工程で望ましい。 好ましくは、チオヒダントインを形成する方法はC末端ペプチド配列分析に使 用される。ここでは、N保護ペプチドのC末端アミノ酸残基はチオヒダントイン に変換されるN保護アミノ酸である。配列分析法は下記に示されるように、自動 化または半自動化操作に容易に採用される。 本発明の一つの局面によれば、C末端配列分析法は図2A−2Eに示される。 固体支持体22は化学誘導化によって表面に置かれる官能基を含めて、ポリペプ チドを結合できる任意の表面官能基を用いて調製することができる。例えば、固 体支持体は、例えばジスクシンイミジルスベレートのような二官能性架橋試薬を 用いて、結合部位として働くように適当に誘導化されている表面アミン基を有す る粒子ビーズであることができるが、ペプチドを固体支持体にカップリングする ための種々の方法のいずれかを使用することができる。樹脂およびガラスビーズ 上にペプチドを固定化する例は、ここに参考文献として組み込まれる米国特許5, 185,266 に示されており、本発明を実施するために適当である。好ましくは、市 販品として入手できる誘導化した、例えばカルボキシ誘導化した、ポリ(ビニリ デンジフルオリド)(PVDF)膜を使用して試料ポリペプチド、例えばProSpi n(登録商標)試料調製カートリッジ(アプライドバイオシステムズ、フォスタ ーシティ、CA)を固定化する。 この方法の第一工程は、図2Aに示される固定化ペプチドを穏和な塩基の存在 で無水酢酸と反応させて、前記のように、オキサゾロンを形成する。オキサゾロ ンは次に酸性条件下にチオシアネート試薬と反応させ、チオヒダントイン、即ち 、図2Bに示すように、ペプチジルチオヒダントインを生成する。次にチオヒダ ントインを、例えば酸性または塩基性の条件下に、末端アミド結合の加水分解開 裂によって、ネックストイン残基から開裂させる。好ましくは、開裂はボイドら の 米国特許5,185,266 に従って、チオヒダントイン部分がアルキル化された後に行 われる。チオシアネート試薬の酸性は、例えば米国特許5,185,266 に開示されて いるように、蒸気として、トリフルオロ酢酸(TFA)のような酸を供給するこ とによって制御される。 アルキル化試薬を使用するとき、開裂反応は、図2Dに示されるように、チオ シアネートアニオンを用いて直接酸性の無水条件下に行うことができる。無水酸 性条件下にチオシアネート試薬を用いる反応が、図2Eに示されるように、ネッ クストインC末端アミノ酸残基にて新しいTHを形成するために有効であるから 、チオシアネート試薬の存在での開裂が好ましい。この反応は図2Dに示される 活性化ペプチジルNCS中間体によって進行すると考えれる。酸性条件下のメタ ロチオシアネート/クラウンエーテルコンプレックスを使用して、アルキル化チ オヒダントインを開裂し、同時にネックストインペプチジルチオヒダントインを 形成する。 好ましくは、追加の工程は本発明のC末端配列分析法に組み込まれ、セリン、 トレオニン、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、およびリシン残基と関連した 特別の問題を扱う。例えば、アスパラギン酸塩残基中のカルボキシル酸素は、ア スパラギン酸塩残基のC末端側のアミド結合中のカルボニル炭素と反応し、これ によってその地点でのポリペプチド主鎖を切断し環状無水物を形成する。配列分 析の次のサイクルでは、環状無水物はチオシアネート試薬と反応し、ポリペプチ ドの真のC末端からTH誘導体と共に一緒に配列分析される新しいC末端チオヒ ダントインを形成することができる。ポリペプチド中の複数のアスパラギン酸塩 残基の存在は、ペプチド主鎖の内部開裂が各配列分析の工程で複数のアミノ酸チ オヒダントインを形成し、これによって大いに分析を面倒にするので、特に問題 がある。また、アスパラギン酸塩とグルタミン酸塩残基のチオヒダントインは、 一般に検出できず、または、改変されていない形態で側鎖カルボキシレートを使 用して、少量だけ検出できる、例えば Stark,Biochemistry,7: 1796-1807(19 68)。 アスパラギン酸塩とグルタミン酸塩残基によるこれらの問題点は、特に活性化 /オキサゾロン形成/チオヒダントイン形成/開裂の工程を開始する前に、実質 的にこれらの残基中のカルボキシレート側鎖をアミド化して減らすことができる 。このようなアミド化は、好ましくは、上記のように、穏和な塩基の存在で無水 酢酸にペプチド試料を曝し、次にピペリジンチオシアネートのような、アミド化 剤に曝して行われる。好ましくは、アミド化剤は中性または塩基性の条件下に供 給されアミド化を容易にする。好ましくは、側鎖カルボキシル基はピペリジンア ミドに変換される。 またセリンおよびトレオニン残基はC末端配列分析には問題があるが、多分こ れら残基の側鎖ヒドロキシル基による干渉のためであろう。従って、このような 問題を少なくするために、側鎖ヒドロキシル基を化学的に改変することが望まし い。 セリンとトレオニン残基の脱水は、例えば、Agarwal and Khorana,J.Am.Ch em.Soc.,94: 3578(1972)によって開示されているように、ペプチドをフェニ ルイソシアネート(PhNCO)で処理して行うことができる。PhNCO はセリンまた はトレオニン残基のヒドロキシル基と反応して、ウレタン誘導体を生成すること ができる。ウレタン誘導体を塩基で処理すると、PhNCO2H(PhNH2およびCO2)を 除去し、セリンまたはトレオニンの脱水同族体を形成する。さらにフェニルイソ シアネート処理の利点は、リシン残基のε−アミノ基がフェニルウレア基に変換 されることである。この誘導反応は従って単一の改変誘導体としてリシンの検出 を高める。 好ましくは、セリンとトレオニンの側鎖ヒドロキシルおよびリシンの側鎖アミ ンは、配列分析のサイクルを開始する前にアセチル化する。以下にさらに詳細に 述べるように、これは無水酢酸で簡単に行われる。 本発明の方法を使用して、自動化シーケンサー、例えば、アプライドバイオシ ステムズシーケンサーモデル477Aで、室温にて5分ないし30分で蛋白質ま たはペプチドを昔通に活性化することができるが、続く工程の反応温度と一致さ せて、反応はまた例えば、55℃で有効に行うことができる。 上記の配列分析技術はペプチドの自動化N末端配列分析のために常用される装 置を使用して容易に自動化される。C末端からのペプチドを自動的に配列分析す るための装置の1例は反応容器中に含まれる表面固定化ペプチドを使用し、反応 容器には新しい溶媒と試薬を添加し、反応混合物と洗浄溶媒は除去する。脱離し たアミノ酸チオヒダントインは支持体から抽出され、分析用オンラインHPLC に移される。 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明を制限するもの ではない。 実施例 C末端カルボキシル基の無水酢酸活性化 テスト蛋白質のC末端配列分析 表1は本発明方法に従ってC末端から配列分析した蛋白質試料および出発分量 を示している。 試料を非共有的に結合し、製造者のプロトコルを使用してProSpin(非官能化 ポリビニリデンジフルオライド膜)試料カートリッジ(アプライドバイオシステ ムズ、フォスターシティ、CA)を分離し、次にアプライドバイオシステムズモ デル477A蛋白質シーケンサーを使用してC末端から配列分析をした。配列分 析のプロトコルは、下記の変更を除いてボイドらの Anal.Biochemistry,206: 344-352(1992)および米国特許 5,185,266に記載されたものと実質的に同じも のに従った。配列分析のプロトコルは表IIIに示される工程からなり、これはC 末端領域内にアスパラギン酸および/またはグルタミン酸残基(ピペリジンチオ シアネートでアミド化されている)を有する蛋白質およびセリンおよび/または トレオニン残基(アセチル化されている)を有する蛋白質に適している。表IIは モデル477Aシーケンサーのための試薬貯蔵の割り当てをまとめたものである 。 次の反応工程は55℃で行った。試料をシーケンサーに装填した後、X1試薬を 膜を完全に湿らすに十分な分量でProSpin 膜に供給した。300秒休止後に、X1 を供給し、さらに300秒休止した。アセトニトリル中5%R1試薬部分を膜に供 給し、60秒までトリフルオロ酢酸(TFA)蒸気に曝し、次に10分間休止した。 この工程を繰り返して、各試薬を供給する間にアセトニトリルで膜を洗浄した。 アスバラギン酸塩および/またはグルタミン酸塩側鎮のカルボキシル基のアミド 化が望ましい場合には、ピペチジルTH試薬X1およびS2(ピペリジン−HS CN)の生成後にアミド化工程を含ませた。300秒の休止後、X1とS2を再び 供給する。塩基性条件のままにする、即ちTFAを供給しない。5分の休止後、 膜をアセトニトリルで洗浄した。最後に、セリンおよびトレオニンのヒドロキシ ル側鎖をアセチル化するため、10%DIEA(N,N−ジイソプロピルエチルア ミン)を供給し、900秒の休止まで試薬X1を続けた。(必要な場合は配列分析 中にアセチル化を反復することができる)。 各配列分析サイクルで、C末端チオヒダントインを米国特許5,185,266 で教示 されているようにアルキル化剤と反応させた。テトラブチルアンモニウムチオシ アネートおよびTFA蒸気を使用して残りの蛋白質からチオヒダントイン付加物 を開裂する。開裂したチオヒダントイン付加物を単離し、米国特許5,185,266 に 教示されたように検出した。 図3Aおよび4Aはアルキルチオヒダントインアミノ酸標準物のクロマトグラ ムである。図3Bから7Dでは、開裂したアルキルチオヒダントインに相当する ピークは結合したアミノ酸の単一文字のシンボルで示している。“(C)2”はシ ステイン残基を示す。“E*”および“D*”はグルタミン酸とアスパラギン酸の ピペリジンアミドを、それぞれ示す。“デヒドロ−T”は脱水トレオニンを示す 。図6Bでは、標識ピークはアセチル化リジンチオヒダントインである。 本発明は特定の方法および実施例を参照して記載したが、本発明から逸脱す ることなく種々の変更および改変を行うことができることは高く評価されるであ ろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボッジニ,メリリサ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94010 バーリンゲーム,カミノ リアル, 80イ−1 アパートメント ジィ. (72)発明者 ロウドン,ジイ.,マルク アメリカ合衆国 インジアナ州 47906− 1705 ウェスト ラファイェット,ハッピ ィ ハロウ ロード,2140

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリペプチドのC末端にてオキサゾロン部分を形成するように塩基性の条件 下にポリペプチドを無水物で処理し、該無水物は次式で定義され: (式中、R1およびR2はC1-C6アルキル、二重結合の炭素が二重結合の酸素と 共役しないことを条件とするC1-C6アルケニル、二重結合の炭素が二重結合の 酸素と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリール、およびハロ置換 C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、または二重結合の炭素が二重結合の酸素 と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリールからなる群から選択さ れる);そして オキサゾロン部分がチオヒダントイン部分に変換されるように酸性の条件下に ポリペプチドをチオシアネートで処理する、 各工程からなるポリペプチドのC末端でチオヒダントイン部分を形成する方法。 2.前記塩基性条件が約10-7と約10-12の範囲のKbを有する有機塩基で維持され る請求項1記載の方法。 3.前記有機塩基が各窒素原子が直接芳香族環の炭素に結合しているかまたは芳 香族環の一員であるような1ないし4個の窒素原子を含む芳香族アミンである請 求項2記載の方法。 4.前記有機塩基がルチジン、ピラゾール、ピリジン、イミダゾール、2,6− ジメチルピリジン、プテリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アニリン 、ピロール、アゼピン、メチルピリミジンメチルピロール、およびメチルピリダ ジンからなる群から選択される請求項3記載の方法。 5.前記有機塩基が2,6−ルチジンであり、前記無水物が無水酢酸である請求 項4記載の方法。 6.チオシアネートでの前記処理工程が前記ポリペプチドをテトラブチルアンモ ニウムチオシアネートで処理することを含む請求項5記載の方法。 7.(a) ポリペプチドのC末端にてオキサゾロン部分を形成するように塩基性の 条件下にポリペプチドを無水物で処理し、該無水物は次式で定義され: (式中、R1およびR2はC1-C6アルキル、二重結合の炭素が二重結合の酸素と 共役しないことを条件とするC1-C6アルケニル、二重結合の炭素が二重結合の 酸素と共役しないことを条件とするC7−C13アルキルアリール、およびハロ置 換C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、または二重結合の炭素が二重結合の酸 素と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリールからなる群から選択 され; (b) 酸性条件下にチオシアネートでポリペプチドのC末端にてオキサゾロン部 分を処理してアミノ酸チオヒダントインを形成し; (c) ポリペプチドからアミノ酸チオヒダントインを開裂し; (d) 開裂したアミノ酸チオヒダントインを同定し;そして (e) ポリペプチドのC末端領域のアミノ酸が決定されるまで工程(a)から(d)を 繰り返す、各工程からなるポリペプチドのC末端領域の配列アミノ酸を決定する 方法。 8.前記ポリペプチドが側鎖カルボキシル基を含み、該方法がさらに、 塩基性条件下にポリペプチドを無水酢酸で処理して側鎖カルボキシル基と無水 酢酸との間に混合無水物を形成し;そして 非酸性条件下に混合無水物をピペリジンチオシアネートで処理してピペリジン アミドを形成する、 各工程からなる、請求項7記載の方法。 9.前記ポリペプチドが側鎖ヒドロキシル基を含み、該方法がさらに側鎖ヒドロ キシル基をアセチル化する工程からなる、請求項7記載の方法。 10.前記開裂工程が前記アミノ酸チオヒダントインのアルキル化を含む請求項 7記載の方法。 11.前記無水物が無水酢酸であり、前記塩基性条件が約10-7と約10-12の範囲 のKbを有する有機塩基で維持される請求項7記載の方法。 12.前記有機塩基がルチジンである請求項11記載の方法。 13.(a) ポリペプチドのC末端にてオキサゾロン部分を形成するように塩基性 の条件下にポリペプチドを無水物で処理し、該無水物は次式で定義され: (式中、R1およびR2はC1-C6アルキル、二重結合の炭素が二重結合の酸素と 共役しないことを条件とするC1-C6アルケニル、二重結合の炭素が二重結合の 酸素と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリール、およびハロ置換 C1-C6アルキル、C1-C6アルケニル、または二重結合の炭素が二重結合の酸素 と共役しないことを条件とするC7-C13アルキルアリールからなる群から選択さ れ; (b) 酸性条件下にチオシアネートでオキサゾロン部分を処理してアミノ酸チオ ヒダントインを形成し; (c) ポリペプチドからアミノ酸チオヒダントインを開裂し;そして (d) 開裂したアミノ酸チオヒダントインを同定し、これによってポリペプチド のC末端アミノ酸を同定する、 各工程からなるポリペプチドのC末端アミノ酸を同定する方法。 14.前記ポリペプチドが側鎖カルボキシル基を含み、該方法がさらに、 塩基性条件下にポリペプチドを無水酢酸で処理して側鎖カルボキシル基と無水 酢酸との間に混合無水物を形成し;そして 非酸性条件下に混合無水物をピペリジンチオシアネートで処理してピペリジン アミドを形成する、 各工程からなる、請求項13記載の方法。 15.前記ポリペプチドが側鎖ヒドロキシル基を含み、該方法がさらに側鎖ヒド ロキシル基をアセチル化する工程からなる、請求項13記載の方法。 16.前記開裂工程が前記アミノ酸チオヒダントインのアルキル化を含む請求項 13記載の方法。 17.前記無水物が無水酢酸であり、前記塩基性条件が約10-7と約10-12の範囲 のKbを有する有機塩基で維持される請求項13記載の方法。 18.前記有機塩基がルチジンである請求項17記載の方法。
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