JPH05508073A - 触媒抗体成分 - Google Patents

触媒抗体成分

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JPH05508073A JP91506650A JP50665091A JPH05508073A JP H05508073 A JPH05508073 A JP H05508073A JP 91506650 A JP91506650 A JP 91506650A JP 50665091 A JP50665091 A JP 50665091A JP H05508073 A JPH05508073 A JP H05508073A
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ポール,サッドハー
ポウェル,マイクル,ジェイ.
マッセイ,リチャード ジェイ.
ケンテン,ジョン エィチ.
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イゲン,インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 触媒抗体成分 発明の分野 本発明は一般に、触媒的に化学反応速度を上昇させることができる抗体成分に関 する。さらに詳しくは本発明は、触媒的に化学反応速度を上昇させることができ る触媒抗体の成分(例えば重鎮や軽鎖)に関する。本発明はまた、この触媒性成 分を得るための方法に関する。 本発明に関する技術の現状を充分に説明し、また本発明自身をさらに詳しく説明 するために、本明細書ではいくつかの文献か括弧内にアラビア数字で引用されて いる。 これらの文献の完全な引用は、本説明の最後の請求の範囲の直前にある。 発明の背景 抗体が抗原に結合することは公知であり、抗体の抗原結合部分は重鎮(H)と軽 鎖(L)の可変部分よりなることは一般に認識されている。これらの鎖の両方と も抗原に高い親和性で結合するバラトープ(paratope)構造を規定する のに重要である。抗体が化学反応速度を触媒的に上昇させることができることは 最近知られるようになってきた。米国特許第4.488.281号では、触媒抗 体が基質に結合し、それを1つまたはそれ以上の生成物に変換し、その生成物を 放出することができることが記載されている。この触媒抗体は、米国特許第4. 888.281号に記載されているように免疫学的方法(ここで抗体は抗原に導 き出される)で調製される。 抗体のFab断片はアミド結合の加水分解を触媒する(+)。抗体の会合した軽 鎖と重鎮の可変領域よりなるヘテロダイマーであるFv断片は、エステル加水分 解を触媒することが証明されている(2)。これらの抗体は、エネルギー的によ り厳しいクラスの反応であるペプチド結合の切断または形成を触媒することは知 られていない。 イバーソンどラーナー(Iverson and Lerner) (3)は、 ペプチド結合切断はエネルギー的に非常に厳しいか、触媒抗体によるペプチド結 合の切断は、金属トリエンコファクター(metal trien eofae tor)の存在により可能になり、そして、−のようなコファクターの存在なし には起きないことを報告している。Zn (I[) 、Ga (In)、Fe( TIE)、In(III)、Cu(H)、Ni (II)、Lu (III)  、Mg (II) 、またはMn(II)のトリエン錯体か最も好まし7い。し かし、金属コファクターの存在なし、て神経伝達物質の血管作動性小腸ベブチF (VIP)のアミノ酸残基16と17の間のペプチド結合の切断を選択的に触媒 する天然の自己抗体が、ボール(Paul)により報告さねている(4.5)。 抗体結合は完全なH鎖とL鎖の存在によりエネルギー的に最も好ましくなること はよく知られている(6)。 抗リゾチーム抗体のV。断片は、抗体全分子の親和性のわずか10%の親和性で 抗原に結合する(7)。多くの研究では抗原結合相互作用へのLjlの寄与はH 鎖より小さいことを示唆しているが、L鎖もまた抗原結合相互作用に参加する( 8−10)。触媒抗体全分子より小さい抗体分子か触媒抗体全分子の与えるよう な好ましい立体構造を有して、ラーナーとイバーソン(Lerner and  Iverson)の記載する金属トリエンコファクターの助けなしでペプチド結 合の触媒をすることは考えにくい。 FvとFabによるエステル結合とアミド結合の触媒の報告は、必ずしも他のタ イプのへテロダイマーが化学反応を触媒することを意味しない(8−10)。化 学反応を触媒することは知られていないが予想されるヘテロダイマーは、少なく とも1つのジスルフィド結合で結合されているインタクトのH鎖とインタクトの L′鎖よりなるヘテロダイマーである。化学反応を触媒することは知られていな いが予想される他のへテロダイマーは、Fabに類似であるか、少なくとも1つ のジスルフィド結合によりL鎖に結合しているFd断片よりなるFabに対して 、非共存結合(例えば水素結合、電荷による相互作用または類似の会合)により インタクトのし鎖に結合または会合しているFd−断片(Fc部分が除去された H鎖)よりなる。 重鎮ホモダイマーや軽鎖ホモダイマーはこれまでのところ、化学反応を触媒する ことは証明されていない。抗体の占典的な結合機能は軽鎖と重鎮の両方の可変領 域の組合せ、または少なくとも重鎮が必要であると考えられているため、これら のホモダイマーか触媒活性を存しているとは考えにくい(8,1l−13)。ホ モダイマーは同じかまたは類似の成分よりなり、標準的抗体やヘテロダイマーよ りより少ない労力で製造できるため、触媒性ホモダイマーがあれば有利であろう 。 1本鎖蛋白は多鎖蛋白(抗体)に対して、構造−機能解析の点からもまた薬理学 的および治療上の安定性の点からも、明白な利点かある。抗体上の結合性および 触媒性ドメインが同じであるかまたはお互いに近いところに存在して、触媒活性 の利点が多鎖蛋白ではなく1本鎖蛋白により達成されれば、有利であろう。こむ までのところ当該技術は、触媒性を目的に抗体のこのような成分を用いることの 可能性を証明してはいない。軽鎖と重鎮のいくつかの組合せより形成されるダイ マーによっても同様の利点か与えられる。 プロ薬剤を薬剤に変換するのに触媒抗体を使用することは公知である(14)。 しかし特に触媒性成分か、薬剤や毒素に接触することが好ましい細胞や組織に結 合できる生物性結合剤で、融合蛋白またはキメラ蛋白に取り込まれる場合、プロ 薬剤を薬剤にまたはプロ毒素を毒素に変換することができる触媒性成分は特別な 利点を存する。 従って本発明の一般的な目的は、化学反応速度を上昇させる抗体の成分を提供す ることである。 本発明のさらなる目的は、化学反応速度を上昇させ、それらが得られる触媒抗体 またはこれまで触媒として使用されてきた触媒抗体より構造か簡単な触媒抗体の 成分を同定することである。 本発明のさらに別の目的は、親杭体の触媒活性を保持し化学反応速度を上昇させ るのに使用することができる触媒抗体の成分を得る方法を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、触媒抗体の触媒性成分を得るための種々の方法を与 えることである。 本発明のさらに別の目的は、触媒抗体の触媒性成分を用いて、化学反応を実施す ることである。 発明の要約 本発明は広くは、化学反応速度を上昇させる抗体の成分に関する。触媒性である ことが見いだされた抗体の成分には、抗体のFab部分、そのFv細部分軽鎖、 重鎮、会合していない軽鎖と重鎮の混合物、軽鎖と重鎮の種々の組合せから作成 されるダイマー、軽鎖の種々の断片、重鎮の種々の断片、軽鎖の触媒性ドメイン 、および重鎮の触媒性ドメインがある。これらの成分は高代謝回転でそれ自身反 応に入らず反応を触媒し、全触媒抗体より有利である。 触媒性成分は種々の異なる方法で得られる。成分は、当該分野の種々の技術(抗 体を誘導するための遷移状態類似化合物を用いる免疫学的方法を含む)により、 触媒抗体または自己抗体より得られる。触媒性成分(例えば触媒抗体の軽鎖また は重鎮)は、精製抗体をいくつかの画分に切断し、次にこれらの画分を還元およ びアルキル化して軽鎖と重鎮をつなぐ結合を切断することにより調製される。さ らに別の方法では、触媒抗体の可変領域の配列を決め、その触媒抗体の可変領域 をコードする遺伝子を細胞に挿入し、次に細胞中で可変領域を発現させる。 図面の簡単な説明 図1゜1g0分子の原型の模式図。 図2゜モ/ (1!’I−TYR”) −VI Pの逆mHPLC?lJ製。 図3゜VIP加水分解活性はFab断片中にある。 図4゜IgGにより産生されるVIP断片の同定と、触媒性IgGと非触媒性1 gGの比較。 図5゜Fd−およびLwLを産生ずるための分解の証明。 図6゜IgG、FabおよびFd/L25の濃度上昇の関数としての、インタク トのIgG、Fabおよび抗体1本鎖によるVIP加水分解。抗体の連続的分解 により加水分解活性か上昇することを示している。 図7゜VIP特異的抗体の触媒性分解されたし鎖の好運な調製。 図8゜培養したEBV形質転換リンパ球によるVIP加水分解性抗体の合成。 図9゜FV−11−2融合蛋白の発現プラスミドと発現融合蛋白の模式図。 図10−12゜プロARA−Cの産生の化学反応経路。 化学反応とは、少なくとも1つの反応物質か少なくとも1つの生成物に変換され る反応を意味する。このような化学反応には、酵素(例えばオキシドリダクター ゼ、トランスフェラーゼ、ヒドロラーゼ、リアーゼ、イソメラーゼおよびリガー ゼ)に触媒される化学反応、そして触媒酵素の知られていない化学反応(例えば 酸化、還元、付加、縮合、脱離、置換、切断および転位)がある。 本発明において「動物」という用語は、免疫系を有する任意の生物を意味し、哺 乳動物および非哺乳動物を含む。[基質Jという用語は、化学反応における反応 物質と同意であり、蛋白、リン脂質、炭水化物(例えばグリコーゲン、グルコー スなど)、薬剤(外来性の濫用物質や濫用薬剤を含む)などの多くの分子および 生体分子の任意のものであるが、これらに限定されるものではない。 抗体と免疫グロブリンとは、動物の免疫応答の一部として機能する構造の関連す る蛋白のいくつかのクラスの任意のものを意味しており、この蛋白にはIgG、 IgD、IgE、IgAおよびIgMやこれらに関連する蛋白かある。抗体は血 漿中や他の体液そしである種の細胞の膜に存在している。通常の生理的条件下( 例えば免疫機能異常やヒトの介入がない場合)では抗体は、動物か免疫的に寛容 でない蛋白または他の化学物質の動物の組織または体液中への侵入に反応して、 動物のB細胞(または機能的に類似しているもの)により産生される。 本発明の好適なa様の例は、一般的にIgGに関する。 しかし本明細書中で使用される抗体および免疫グロブリンという用語は、IgD 、IgE、TgA、TgMやこれらに関連するクラスまたはサブクラスを含む、 任意のクラスの抗体を意味する。本発明の抗体成分から、動物に普通に産生され るインタクトの抗体を明確に区別するために、前記の抗体は「生理的抗体」と呼 ぶこともてきる。 本発明の自己抗体は、動物自身の細胞成分に対して結合し、標的抗原に対する特 異的免疫によっては誘導されない、動物の免疫系により産生される天然に存在す る抗体である。自己抗体は自己抗原(すなわち生体が自身の遺伝コードを用いて 作る抗原)を認識する。すなわち自己抗原は外来抗原(例えば細菌性、ウィルス 性抗原)から区別される。本明細書で規定される「基質」という用語は、自己抗 原と同しであるかまたは異なる。 本明細書におけるペプチド結合は、2つの隣接するアミノ酸配列を結合するアミ ド結合を意味し、一般的に以下の式で表されるニ アミノ酸はアミノ基の結合した炭素原子、カルボキシル基、水素原子および「側 鎖」と呼ばれる特徴的な基(上記の式のR1やR2)よりなる。本明細書におけ るアミノ酸とは、蛋白の構成要素である、20個の天然に存在するアミノ酸を含 む。隣接するアミノ酸のいずれがかプロリンのとき、各側鎖のR1とR2は隣接 する窒素原子に結合して特徴的な5員環のプロリン環を形成することは、当業者 には理解されるであろう。 ペプチド結合または切断されるべき結合を含む基質は、任意の蛋白性分子であり 、例えば制御蛋白または構造蛋白かあり、ペプチドホルモン(例えばインシュリ ン、成長ホルモン、セクレチンなど)、ペプチド神経伝達物質(V I P)や 神経修飾物質(neuromodulatar) (gqえば血管作動性小腸ペ プチド、エンドルフィン、エンケファリン、ブラジキニン、物質Pなど)、腫瘍 蛋白(例えば腫瘍遺伝子生成物、癌胎児性抗原など)、細菌性蛋白やウィルス性 蛋白(例えばヒト免疫不全症ウィルス(HIV)gp120、インフルエンザ糖 蛋白なと)があるが、これらに限定されるものではない。 本発明の抗体成分により達成される速度の上昇は、触媒性であるかまたは化学量 論的である。すなわち触媒的に反応速度を上昇させる成分は「触媒性成分」であ り、化学量論的に化学反応速度を上昇させる成分は「化学量論性成分」である。 本発明の抗体の触媒性成分は、他のすべての条件(例えば温度、反応物質/基質 濃度なと)か同じ場合に、化学反応速度を変えることができる物質であり、化学 反応中にははいらず、従って反応で消費されない。これはまた、触媒性成分1モ ル当り複数モルの反応物質/基質を変換することかでき、これは機構的な面から 、反応物質/基質に結合して反応物質/基質の生成物への変換を加速し、次に生 成物を放出し、平衡点を変化させずに化学反応速度を変化させることかできる物 質でもある。前記の定義は理想的な触媒に特徴的なものである。しかし実際には 、最も素晴らしい触媒でさえも反応系中の汚染物質により不活性化されるか、反 応中の化学的または物理的破壊の結果として不活性化される。当業者に公知の理 由に4より、触媒の実際の操作は、反応系の成分や反応の環境条件などにより複 雑になる。 本発明の化学量論性成分は化学量論的に化学反応速度を上昇させる。これは化学 反応速度を上昇させるか、触媒性成分と異なり、反応中に化学量論的に消費され る。 すなわち「化学量論的上昇」とは、観察される反応速度の上昇を引き起こす成分 は、反応物質として反応中に入り、反応過程で消費されることを意味する。 本発明では触媒活性を表すのにいくつかの、作業用定義を導入した。これらの式 は、[l]KcA7、すなわち「回転率J (”turnover”)および[ 2]KcAT/にいCAT 、すなわち[速度上昇率Jである。回転率とは、単 位時間に1モルの触媒性成分について、生成物に変換される反応物質/基質分子 の数を表す。例えば1つの分子が1分間当り103分子の基質の回転率を示す場 合に、この分子がその最適pHで室温で24時間触媒活性を維持すると、各触媒 は全部で1.4X10″の変換を示し、その触媒活性を示す。この総変換は化学 量論反応における総変換から区別されるべきであり、化学量論反応での総変換は 、いくら長時間反応を行っても決して1.0を越えることはない。この速度上昇 率は無名数であり、他のすべての条件(例えば反応物質の濃度、温度など)が同 じ場合に、触媒の存在しない場合の反応速度に対する、触媒か存在する場合の反 応速度を示す。 次に抗体の成分について記載する。これらの成分は正確には、断片または抗体断 片と呼ばれる。これらの成分を例としてIgGの場合について記載するが、これ らの成分は他の任意の抗体クラス(IgA、IgE、IgD、IgMおよび関連 するクラスまたはサブクラス)由来でもよいことは当業者には理解できるであろ う。1g0分子は、ジスルフィド結合により結合した4つのポリペプチド鎖より なるrY]YJの蛋白であるということができる(図1)。「Y」の一番上はI gGテトラマーを構成する蛋白のN−末端である。2つの同一の重鎮(ガンマ鎖 としても知られており、以後はHMIと呼ぶ)「Y」の幹から腕(arm)に延 びている;2つの同一の軽鎖(その抗原構造によりカッパ鎖またはラムダ鎖とし ても知られており、以後LM1と呼ぶ)は腕に閉じ込められている。各ポリペプ チドは定常領域(C領域)と可変領域(V領域)を有する。■領域はHMIとL jlのN−末端トメインに存在している。■領域では最も構造の変化が大きい3 つの領域があり、高度可変領域または相補性決定領域じCDR”)として知られ ている。H鎖とL鎖の抗体結合が一緒になって抗原結合部位を形成する。 CDRHの配列の可変性が、免疫系における抗体の特異性の範囲の基礎となって いる。各腕の末端ではL鎖とH鎖がたたまれて、前記のCDRよりなる抗原結合 部位を形成する。HMのサイズは約50kDであり、LHは約25kDである。 「YJの上部を形成するためにH鎖が分岐する点は、この分野でヒンジ領域と呼 ばれている。IgGはパパイン酵素によりヒンジ領域の上で切断され(II)、 2つのFab断片と1つのFc断片になる。前述したように「Y」の上部は可変 領域を含み、これは抗体の特異的結合機能を示す。Fc断片はrY」の下部であ り、補体の結合と他の非結合機能を示す。Fab断片は「Y」の上部の各サイド から切断されるヘテロダイマーであり、インタクトのLMと、約25kDの部分 H鎖(当該分野でFd断片として知られている)よりなる。 Fv断片は、前記のFab断片に構造の類似した25kDのへテロダイマーであ るが、「Y」の上部の各H1とL鎖のN−末端配列のより短い画分よりなる(1 5)。 Fvは構成性H鎖とLM断片の可変領域を含む。 このFv断片は、約12.5kDの2つの1木調断片、すなわちH鎖の可変断片 (vH)とL鎖の可変断片(V、)と呼ばれる成分に分離される(15)。 HaおよびL鎖成分はインタクトの抗体から完全な非会合鎖として分離されるか 、またはL鎖またはH鎖をコードする遺伝子から当該分野で公知の組換え遺伝子 技術の1つにより完全な非会合鎖として新規に産生されるか、または非会合Lf flまたはH鎖を産生ずる性質で選択されたB細胞またはハイブリドーマ細胞に より産生される。 次にこれらの非会合H鎖およびL鎖は本発明に従い非会合触媒性鎖として使用さ れるか、または当該分野で公知の方法で会合させられてH/Lへテロダイマー、 H/Hホモダイマー、またはL/Lホモダイマーを産生させる。 H鎖またはL鎖の可変断片は可変領域を含むペプチド配列であり、アミノ酸配列 に固有の結合性を保持する可変ドメインを規定する最小のペプチド配列まで縮小 することができる。 触媒性ドメインは、そのアミノ酸配列に固有の触媒性を保持する最小のペプチド 配列である。 これらの各成分は当該分野で公知の組換え法により配列され発現される。組換え 技術により触媒性ドメインは他の有用な遺伝的配列と可動に組合されて触媒性を 存するキメラ蛋白が産生される。触媒性成分は、可変ドメインの遺伝子配列か宿 主細胞中に挿入された後に、当該分野で公知の突然変異誘発法を抗体H鎖または L鎖可変ドメインの遺伝子配列に応用して、新規に産生ずることかできる。 触媒性成分は、成分とは異なる機能を有する分子に会合しているか、または互い に会合している。ここで成分間または他の分子との関係を説明するのに使用する 「会合している」または「会合」という用語は、成分または他の分子が共有結合 (例えばジスルフィド結合または当該分野で公知の他の化学結合)または非共有 結合(例えば水素結合、電荷相互作用または当該分野で公知の他の非共有結合) を意味する。会合しているまたは会合という用語は限定することができる。例え ば「非共有結合で会合している」は、非共有結合で結合している成分のみを意味 する。「会合していないノとう用語は、共有結合でもまたは非共存結合でも結合 していない成分または分子を意味する。 図面の簡単な説明 図1゜1g0分子の原型の模式図。C0OH末端は抗体のFc部分を含むことに 注目されたい。「Y」の結合部はヒンジ領域である。NH,末端は、抗原特異的 結合に重要な可変領域である。 図2゜モ/ (””I−TYR”)−Vr Pの?xmHPLC精製。 図3゜vIP加水分解活性はFab断片中にある。 図4゜IgGにより産生されるVIP断片の同定であり、Gin−Met結合で の切断を示す:そして触媒性IgGと非触媒性IgGの比較。VIPを免疫性ま たは非免疫性IgGで処理し、C−18カートリツジ上で抽出し、逆相HPLC にかけた。VIPを抗体で処理した後に見られたA、□吸収性物質のほとんどは 、インタクトのVIPの保持時間に近い保持時間のピーク中にあった(21.3 分)。緩衝液中または非免疫性1gGで処理した後はペプチドAとBは消失して いた。これらのペプチドは再度クロマトグラフィーで精製しくそれぞれ4Aと4 B)、アミノ酸配列解析で同定した。 図4A、HIS−3ER−ASP−ALA−VAL−PHE−THR−ASP− ASN−TYR−THR−ARG−LEU−ARG−LYS−GLN。 図48.MET−ALA−VAL−LYS−LYS−TYR−LEU−ASB− 3ER−I LE−LEU−ASN。 図5゜Fd−およびL鎖を産生ずるための分解の証明。 ff15A0還元、アルキル化抗体の1本鎖の分離。還元、アルキル化Fabの ゲル濾過プロフィール(Superose12)。小さな初期に溶出するピーク と大きなピーク(保持時間31分)が明白である。 図58.5DS−PAGEと銀染色により小さなピークに59kDのバンド(レ ーン2)と大きなピークに24kDのバンド(レーン3)が現れた。SDSは分 解を引き起こすため、分解か試料の前処理に起因することを証明するために、以 下の5(C)のように試料を本来の条件下で操作することが必要である。 図5C,還元、アルキル化Fd−1L鎖混合物(レーン2)およびマーカー蛋白 (レーン1)の本来のPAGE (分離法に誘導される分解がない)。あらかじ め還元しアルキル化するとFd−とLjlが分離することを示している。 図6゜IgG、FabおよびFd/L25の濃度上昇の関数としての、インタク トのIgG、Pabおよび抗体1本鎖によるVIP加水分解であり、抗体の連続 的分解により加水分解活性か上昇することを示している。このデータは触媒性成 分は非触媒性抗体から連続的分解により産生されるという理論を支持している。 図7゜VIP特異的抗体の触媒性分解されたし鎖の好運な調製。 図7AoVI P抗体り鎖の精製。 図780クロマトフオーカシング(保持時間26分)により精製された蛋白ピー クの還元5DS−PAGE、銀で染色(レーン2)、抗LM抗体(レーン3)お よび抗H鎖抗体(レーン4)。レーンlは銀染色したマーカー蛋白を示す。抗H 1抗体では染色がなくなっていること(こ注目されたい。 図7C,対照のインタクトIgG調製物の還元5DS−PAGE (対象80か らアフィニティ精製した抗体)。 レーンの位置は(B)と同じである。 図7D、精製された抗体り鎖によるVIP加水分解。 VIP自己抗体の精製したし鎖によるVIP加水分解の飽和動力学(測定チュー ブ当り4 ng)。データはミバエリス−メンテン式に当てはめてめた。 図8゜培養したEBV形質転換リンパ球によるVIP加水分解性抗体の合成。 図9゜Fv−11−2融合蛋白の発現プラスミドと発現融合蛋白の模式図。1本 鎖組換えプラスミドを作成するために、触媒性mAB由来のVHをコードするD NA画分を45−bpリニアーにより、vLをコードするDNA画分に結合させ 一次に図に示すようにV、をインターロイキン2をコードするDNA画分に結合 させた。 作成した遺伝子はT7プロモーターの制御下にある。 図10−12゜プロARA−Cの産生の化学反応経路1.2、および3゜ 具体的な実施態様 抗体のいくつかの異なる成分が化学反応を触媒することができる。これらの成分 は、それ自身がある反応で触媒活性を有する触媒抗体の触媒性成分であるか、ま たはそれ自身は触媒活性を存さない抗体の成分である。 このいくつかの触媒性成分には、抗体のFab部分、Hf1jlのFd断片、会 合していない(すなわち遊離モノマ−)L鎖とH鎖の混合物、ヘテロダイマーで あるかまたはホモダイマーであるダイマー、L鎖の可変断片、HMの可変断片、 L鎖の触媒性ドメイン、モしてH鎖の触媒性ドメインなとがある。FvやFab 成分は前述したようにペプチド結合の切断や形成を促進することは知られていな いが、アミドやエステル加水分解のようにエネルギー的にはより厳しくない反応 を触媒することが知られている。 ペプチド結合の切断と形成を促進することかできる抗体の触媒活性は、IgG以 舛にそのFab成分にも存在し、解離したH鎖とLm(それぞれ分子量は25k D)の調製物中にも存在することが、今や明らかになっている。 IgG、Fab、および解離したFdとL鎖はそれぞれ、血管作動性小腸ペプチ ド(VIP)を触媒的に加水分解した。 抗体または触媒抗体のいくつかの成分は異なる方法により得られる。いくつかの 成分の触媒性は、一方では元元の抗体または触媒抗体に存在し切断過程で保持さ れ、他方ではこれらの性質は成分を産生ずる過程で形成される。生理的抗体の完 全な構造に拘束されない抗体成分を産生する方法は、例えば非触媒抗体から直接 または間接に(組換え法により)産生される成分のように、触媒性を存する成分 を産生する。 触媒自己抗体 触媒自己抗体の触媒性成分は、まず動物の自己抗原に対すg自己抗体を有する動 物を同定し、複数の抗体を含む血清画分を単離し、血清画分をスクリーニングし て、自己免疫疾患に重要な化学反応速度を上昇させる自己抗体を同定し、その自 己抗体の触媒性成分を得ることにより調製される。 動物の自己抗原に対する自己抗体を存する動物は、動物の血漿試料または精製し たIgG中の、動物自身の自己抗原、動物の自己抗原と同じであるかまたは実質 的に同じである異なる動物の自己抗原、または動物の自己抗原と同じであるか実 質的に同じである合成自己抗原に対する自己抗体の飽和結合を、当業者に公知の 方法で測定することにより同定される。触媒性成分自己抗体は、目的の化学結合 の触媒性切断と形成を促進するものについて自己抗体をスクリーニングすること により同定される。 自己抗体候補を、動物自身の自己抗原、動物の自己抗原と同じであるか実質的に 同じである異なる動物種の自己抗原を接触させ、自己抗原または実質的に同じで ある自己抗原の目的の化学結合の切断または形成の生成物を、当業者に公知の方 法で検出する。 本発明の別の実施態様において、単離された自己抗体は標準的方法で精製された 後限外濾過される。ここで「限外濾過Jという用語は、平均カットオフ分子量が l。 000からio、 oooダルトンの孔を有する膜を用いて濾過することを意味 する。例えば平均カットオフ分子量が1O9000ダルトンの孔を有する膜を用 いて免疫グロブリンを限外濾過すると、分子量か10,000ダルトンより小さ い分子は膜を通過し、免疫グロブリンは膜上に残る。この方法は抗体の触媒活性 を活性化し、小分子量インヒビターは限外濾過物から精製される。 次に単離した自己抗体の速度上昇活性についてスクリーニングする。反応物質/ 基質の標準溶液を自己抗体を含有する媒体の一部で処理して、通常の機器法によ り目的の生成物の存在を測定することにより、スクリーニングか便利に実施でき る。この測定は例えば分光学的方法、または気液クロマトグラフィーまたは高速 液体クロマトグラフィーにより、容易に実施できる。目的の生成物または反応物 質/基質の標準試料と比較することにより、反応速度が定量できる。 合理的にデザインされた抗体 合理的にデザインされた触媒抗体の触媒性成分は、米国特許第4.888.28 1号に記載の方法で開始することにより得られる。この方法によれば、(1)反 応物質、(2)ペプチドまたは他の担体分子に結合した反応物質、(3)反応中 間体、(4)反応物質の類似物、(5)産生したモノクローナル抗体が反応物質 または反応中間体に結合することができるモノクローナル抗体の類似物、または (6)反応中間体の類似物よりなる群から選択される抗原に対する複数のモノク ローナル抗体が調製される。こうして産生された複数のモノクローナル抗体はス クリーニングして、目的の反応を触媒するモノクローナル抗体や、いくつかの成 分に分離され、それらの成分は触媒性成分か得られるように活性がスクリーニン グされている、目的の触媒活性を有することか好ましいモノクローナル抗体か同 定される。 さらに別の関連する方法において、動物を(1)反応物質、(2)ペプチドまた は他の担体分子に結合した反応物質、(3)反応中間体、(4)反応物質の類似 物、(5)産生したモノクローナル抗体が反応物質または反応中間体に結合する ことができるモノクローナル抗体の類似物、または(6)反応中間体の類似物よ りなる群から選択される抗原で免疫して、動物中で抗体産生リンパ球を産生させ 、抗体産生リンパ球を動物から取り出し、これらのリンパ球をミエローマ細胞と 融合させて、それぞれがモノクローナル抗体を産生ずる複数のハイブリドーマ細 胞を産生じ、この複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして反応を触媒す るモノクローナル抗体を同定し、このモノクローナル抗体の触媒性成分を以下に 記載するようにして得る。 さらに別の関連する方法において、酵素により触媒されることが公知の化学反応 の触媒性抗体がまず得られ、次にその成分をスクリーニングして触媒性成分を同 定する。この方法では酵素に対して複数のモノクローナル抗体が産生され、この 複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして反応物質の酵素に対する結合を 阻害するモノクローナル抗体を同定し、最初のモノクローナル抗体を回収する。 次に最初の抗体に対する複数の抗イデイオタイプモノクローナル抗体を産生させ 、これらをスクリーニングして、反応物質に結合し反応速度を触媒的に上昇させ る第2のモノクローナル抗体を同定し、モノクローナル抗体を小さくしてその成 分にし、これらをスクリーニングしてモノクローナル抗体の触媒性成分を得る。 上記の各方法において、触媒性成分が公知の場合成分のスクリーニングを省略し て、抗体の目的の触媒性成分を直接得ることもできる。 触媒性成分が触媒抗体のL鎖またはH鎖の場合、これらの鎖は触媒抗体が精製さ れ次にFabやFc画分に切断される方法で調製される。次にFab画分を還元 アルキル化してL鎖とHaIをつないている結合を切断し、L鎖とH鎖を分離す る。 触媒性成分が触媒抗体の1本鎖である場合、これらの鎖は触媒抗体をそのL鎖と H鎖に解離させ、次にこれらをL鎖とH4iを分離することにより調製される。 分子量または電荷に対して選択的なカラムに抗体を通すことにより分離できる。 この工程である割合の抗体蛋白績は自然に解離し、別の1本鎖ピークとして現れ る。これは、抗体を界面活性剤中でアルカリ性pHで5μg/m l以下の濃度 に希釈した後に分離することにより促進されるようである。 あるいはLHとHaは、メルカプトエタノール、ジチオスレイトール、およびメ ルカプトエチルアミンよりなる群から選択される還元剤で抗体を還元し、次に還 元抗体のSH基を、ヨードアセトアミドやヨード酢酸よりなる群から選択される アルキル化剤でアルキル化する方法により、解離させることができる。 触媒抗体の触媒性成分を得るためのさらに別の方法では、触媒抗体を精製し、精 製した抗体をFabとFc画分に切断し、Fab画分を還元して次にアルキル化 してL鎖とHaIのFd断片をつないでいる結合を切断し、L鎖とHaのFd断 片を、結合誘導性の条件下で上記り鎖とH鎖のいずれかに結合することができる リガンドまたは他の結合性分子に接触させ、そして結合したL鎖または結合した H鎖のFd断片を非結合の成分から分離することにより、LMまたはH鎖のFd 断片を調製することができる。 触媒性成分は、触媒抗体またはそのH鎖またはLHの可変領域の一部であり、触 媒活性を存するポリペプチドよりなる触媒性ドメインでもよい。触媒性成分は、 触媒性成分からコピーされた核酸遺伝子配列を非ハイブリドーマ細胞中で発現す ることにより複製することができる。 例えば成分をコードする遺伝子の一部を細胞中に挿入することにより、その成分 を複製することができる。 あるいは触媒性成分は、触媒抗体の可変領域を一連のペプチド配列に切断して、 これらのペプチドをスクリーニングして触媒活性を有するペプチドを同定し、次 に同定された触媒性ドメインをm製することによりwR製される、触媒性ドメイ ンでもよい。好適な実施態様において触媒性ドメインは、順に小さいペプチド配 列を産生させ、これらの切断された配列をスクリーニングして触媒活性を有する ものを同定する追加のステップを含む方法で、調製することもできる。次にこの ステップを切断生成物中に触媒活性が認められなくなるまで繰り返す。次に同定 した触媒性ドメインを精製する。ペプチド配列の測定により触媒性ドメインが同 定されれば、コピーを合成することかできる。 触媒性ドメインは、触媒抗体のV、またはV□のペプチド配列を測定し、次に可 変領域のペプチド配列を示す同種ペプチドの重複するシリーズを合成し、重複す る同種ペプチドのシリーズをスクリーニングして好ましい触媒性を有するものを 選択し、選択したペプチド配列を合成することにより、調製することもできる。 触媒抗体のVLまたはVHの核酸配列を測定し、この核酸配列を断片に切断し、 重複するオリゴ核酸サブ配列を合成し、次に公知の方法でこれらのVLまたはV 。サブ配列を細胞株中で発現させることにより、同様の結果を得ることかできる 。次に得られたサブ配列ペプチドのシリーズを、前記のように好ましい触媒性に ついてスクリーニングする。 さらに別の方法では、触媒性ドメインは、触媒抗体の可変領域の配列を決定し、 触媒抗体の可変領域をコートする遺伝子を任意の細胞(原核または真核)中に挿 入し、細胞中で可変領域を発現させることにより、調製することができる。挿入 された遺伝子は可変領域の断片をコードする。細胞は動物細胞(例えば哺乳動物 細胞)、植物細胞、または微生物(例えば細菌、酵母、カビ、原生動物、および 菌類)でもよい。必要な場合には、遺伝子を細胞に挿入する前に突然変異誘発を させてもよい。 本発明のさらに別の方法においては、触媒抗体の触媒性成分は、抗体の可変領域 をコードする少なくとも1つの核酸配列を任意の細胞中に挿入し、挿入の前また は後に核酸配列に突然変異誘発をさせ、細胞とその子孫を目的の触媒活性を示す 抗体の突然変異した可変領域の存在についてスクリーニングし、細胞を複製し、 そして突然変異した核酸配列を発現させて目的の触媒活性を存する翻訳生成物を 産生させることよりなる方法により、産生される。 追加の方法において、抗体を産生する細胞の集団(例えばハイブリドーマ)は、 インタクトの生理的抗体の産生のすべてまたは一部の代わりに、L鎖やH鎖のよ うな抗体の生成物を産生ずる細胞について選択される。 本発明の触媒性成分は、互いに、または他の非触媒性、化学的、生物学的、また は機械的機能を有する分子に結合または会合させることが有用である。会合は非 共有結合(例えば水素結合または電荷相互作用または関連するタイプの会合)で もよい。会合は共存結合でもよく、当業者に公知の任意の方法を用いて生成物と 結合した分子の目的の機能を保持しながら生成物を互いにまたは他の分子に結合 させる。 キメラ生成物は、触媒抗体の成分と少なくとも1つの他の蛋白を含有する連続的 ポリペプチド配列をコードする核酸を発現させることにより調製できる。すなわ ちこの核酸配列は、抗体の触媒性成分をコードする最初の核酸配列、そして同じ 触媒性成分、異なる触媒性成分、または触媒性成分とは異なる生物学的機能を有 する少なくとも1つの追加の蛋白をコードする少なくとも1つの追加の核酸配列 よりなる。追加の蛋白はりガントのような生物学的結合性蛋白(例えばアビジン 、ストレプトアビジン、蛋白Aおよび蛋白G)でもよい。追加の蛋白は、目的の 抗原に結合する抗体のH鎖またはLMでもよい。 あるいは追加の蛋白は目的の抗原に結合することかできる抗体の可変領域でもよ い。 治療、鈴断または産業用の目的に、本発明の触媒性成分、蛋白またはペプチドを 、インビボで発現し分泌する細胞を作成することかできる。好ましい触媒性成分 、または1つまたはそれ以上の成分を取り込んでいるキメラ蛋白を発現するよう に(蛋白は公知の方法で細胞内、または細胞表面に留まるように、または細胞か ら分泌されるようにデザインされる)遺伝子操作した動物または植物から取られ 、次に細胞は動物または植物に再導入され、ここで触媒性成分は目的の機能(例 えば治療、代謝、免疫的、または診断機能)を果たす。 本発明を以下の例でさらに説明する。 気エ アフィニティクロマトグラフィーによるヒトの血液からのVIP特異的触媒自己 抗体の精製 VIP加水分解性自己抗体を含有するIgG画分は、VIPの比較的強固な結合 を示す。この性質は、VIPセファロースカラムで特異的触媒自己抗体を精製す るのニ使用すレル。約20,0OOCPM(D (T y r lo−”’ I  )−VIPと混合物下合成VIP (10■)を、製造業者の方法に従い(1 6)5gのCNBr−セファロースに共有結合させた。結合効率は、固定化され た放射能がら判断すると約90%であった。VIP−セファロース(4゜5ml ゲル)は、3.5mlの100mMグリシン、50mM)リス−塩酸、pH8, 0中で4℃で2時間、15■のIgGとインキュベートさせた。この混合物をカ ラムに注ぎ、A、。がバースラインに戻るまでゲルを緩衝液で洗浄し、結合した IgGをO,1Mグリシ:/−HCl、pH2,7で溶出し、IM)リス−塩酸 、p)(9,0で中和した。この抗体調製物をPHASTゲルで分析的等電点) オーカシング(pH勾配3−10)した後、銀染色すると、p76.5から3. 5の近接して存在する一連のバンドが現れた。 還元条件下で(5%メルカプトエタノール)の5DS−ゲル電気泳動の後銀染色 およびイムノブロッティングすると、抗体は50kDのH鎖と25kDのし鎖よ りなることか明らかになった。アフィニティ精製した抗体を38°Cで3時間2 10 pgc7)(Tyr”−”’ I)−VIPとインキュベートし、保存の 混合物を七パック(S e p p a k)C−18カートリツジで抽出し、 逆相HPLCにかけた(図2)。インタクトのの15 ■−標識VIP (保持 時間21.0分)とは明らかに異なる、速く溶出する放射能のピーク(保持時間 10分)に注目した。この速く溶出する放射能のピークの保持時間は、1!5  Iて標識した合成VIP (1−16)と同じであった。非分画化IgGは、残 基16と17の間のペプチド結合でVIPを切断することはすでに証明されてい る(17)。ここに示したデータは、アフィニティ精製した物質はVIPを同じ 結合(G I n ”−Me t 17)で切断することを示していたA、+2 J−標識VIP基質の調製 (Tyr”−”’ I)−VIPを公知の方法で調製した(29.1)。精製し たブタのVIPのヨード化は、リン酸ナトリウム緩衝液中でクロラミンT法で行 った。 C18カートリッジで予備的に分画した後、反応混合物をツババック(Nova pak)CI 8カラムの逆相HPLCで、溶出にアセトニトリル中トリフルオ ロ酢酸の濃度勾配を用いてさらに精製した。アミノ酸配列決定では、速く溶出す る放射能のピーク(保持時間25.3分)は(Tyr”−+2’ り−VIPに 相当し、第2の放射能のピーク(保持時間27.8分)はジ(Tyr’0116 I)−VIP、Tyr2f)VIPに相当することを示していた(図2)。ペプ チドのモノヨード化型は、非標識VIPに構造か最も対応するから、好ましい。 B、l!J−標識VIP基質の加水分解VIP加水分解の動力学を評価するため に、約30pMの(Ty r 10−”’ I ) −V I Pの存在下で、 66.3ngの精製した抗体を増加する濃度のVIPとインキュベートした。反 応を10%のトリクロロ酢酸で停止させた。これは未分解のVIPを沈澱させ、 抗体媒介加水分解により産生された放射性断片(V I P 1−16)を上澄 液中に残す方法である。VIP加水分解速度の逆数とVIP濃度のプロットは直 線であり、これはミバエリス−メンテン式動力学に一致することを示唆していた 。プログラムENZF I TTER(ff−ルセビア(Elsevier)) を用いて、データから計算したに、とK 6 m lは110.4nMと0.1 1分−1であった。 以前の研究は、VIP結合実験で検出された自己抗体はペプチドの加水分解に関 与していると仮定する(17)と、自己抗体の複数回の回転を示していた。ここ に示したデータは、自己抗体による効率的な触媒の直接的証拠加水分解の存在を 測定するための標準的プロトコール。 最終測定量は200μlとしたが、各成分の量は実験の目的により変わる。 希釈はすべて分解緩衝液(0,1Mグリシン−HCl1.50mMトリス−塩酸 、p H8,0,0,025%ツイーンを含む)。試料1gGは、典型的には最 初の試験用に開始濃度を1■/[111と0.5■/mlとした。VIP特異的 抗体はさらに低い濃度で使用した(約lμg/ml)。 ”’I−VIPは50μm当り15.000 c p mに希釈した。 BSA (4%保存液)は、最終測定濃度が0.1%になるように希釈した。普 通0.2%BSAの100μmを測定に加えた。 測定用試験管には、0.2%B S A 100μl、+251−VIP50μ ? (15,000cpm)そしてIgG試料50μmを加えた。抗体の変わり に緩衝液を含む1セツトの試験管を対照として取っておいた。 すべての試験管にキャップをして、すべての成分を加えてからポルテックスした 。 インキュベーションは振盪水浴中で38°Cて3時間行った。各試験管のキャッ プを取り、TC以外のすへての試験管にl[Illの12%冷TCAを加え、ポ ルテックスした。 遠心分離は5800rpmて20分行った。TC以外のすへての試験管を吸引し た。ペレットをガンマカウンター中で計測した。(図4)。 血漿からのIgGの蛋白G−セファロース精製蛋白G−セファロース(ファルマ シア(Pharmacia ) )を焼結ガラス製ロー) (#36060 、 パイレックス(Pyrrex) )またはカラム中で水で洗浄した。洗浄には、 ゲル1ml当り少なくとも3mlの水を使用した。焼結ガラス製ロートまたはカ ラム中にゲルを少なくとも3回懸濁した。次にゲルを0.05mのトリス−塩酸 、pH7,3(開始緩衝液)に再懸濁し、適当なサイズのカラムに充填した(す でに注ぎ込まれているカラムでは自然に充填させた)。ヒト血漿各1mlに蛋白 G−セファロース1mlを使用した。次にカラムをカラムの2−3倍量の開始緩 衝液で平衡化させ、直径0.7cmのカラムには0.4ml /分で、直径fa nのカラムには0.8ml /分で流した。試料を遠心分離しく5,000 r  pm、10分)、ミリスーGSフィルター(0,22μM)で濾過し、 カラ ムにかけ(透析した血漿に硫酸アンモニウム沈澱物)、ゲルペッドに流した。 開始緩衝液を加え、A280がベースラインに戻るまで流した。(ピークが現れ なかった場合は15m1の開始緩衝液を流した。) 次に緩衝液を0.1Mグリシン−HCl、pH2,7に変え、同じ流速で溶出さ せた。酸誘導性の変性を最小にするため画分(1ml)をIM)リス−塩酸、p H9を50μI含む試験管中に集めた(これでpHが7.8になる)。 カラムを開始緩衝液で再度平衡化させ(2倍量)、45°Cて20%のエタノー ルに保存した。 汽盈 VIP自己抗体の触媒性鎖の精製 ヒトのIgG(コード#39)をVIP−セファロースのアフィニティクロマト グラフイーにかけた。次にアフ・ イニティ精製した抗体をモノーPカラム上で 3段階でクロマトグラフィーした(18)。これら3つのクロマトフオーカシン グで使用したpH11度勾配は、7.0から4゜0 、9.0から6.0、最後 に10.5から7.0である。最初の2回のタロマドフォーカシングで保持され なかった画分中に、VIP加水分解性抗体を回収した。3回目のクロマトフオー カシングでpH8,3と7.8の間に溶出する蛋白かVIP加水分解活性を有し ていた(図7A)。分析的等電点電気泳動の後に銀染色することにより、この調 製物のp19.6のところに単一の蛋白バンドが現れた。 5DS−PAC;E (非還元)により2つの蛋白ノくンドが現れた。大きなバ ンドの分子量は25kDであり、イムノブロッティングで抗ヒトLM抗血清で染 色可能であった。 小さいバンドの分子量は55kDであり、これも抗り鎖抗血清で染色可能であり 、これがL鎖ダイマーであることを示唆していた。これらのデータは、この調製 物は主にVIP−自己抗体由来のLfflよりなることを示唆している。5DS i気泳動の別の方法によっても同様の結果か得られた。還元条件下で電気泳動さ れたIgG抗体の精製は26kDの抗Lffl染色バンドと61kDの抗H鎖染 色バンドを示していた(図7B)。 このデータは、クロマトフオーカシングした調製物は検出てきる量のH鎖を含ま ないLiJlよりなるという結論を支持している。このL鎖両分はkcAt 9 2.4分−1とK。 4.9μMでVIPを加水分解した(図7D)。LMに対) するこのに、値は 、開始1gGより約45倍太き(、結合親和性が低下していることを示唆してい る。 例6 精製されたLiiによるVIP加水分解VIP加水分解の動力学を評価するため 、約30pM((Ty r ”−”’ I ) −V I Pc7)存在下で非 標識VIPの濃度を上昇させて約3.7μgの精製し鎖とインキュベートした。 反応を10%のトリクロロ酢酸で停止させた。 この操作により未分解のVIPを沈澱させ、加水分解されたVIPの放射性断片 をスーパーマーケット中に残る。 VIP加水分解速度の逆数とVIP濃度のプロットは直線であり、ミバエリス− メンテン動力学に一致することを示唆している。プログラムENZF ITTE R(エルった。 単離されたL鎖は、抗体調製物を非常に薄い濃度(511g/rn1未NR)で 扱い極端なpH値(pH10,5まテ)ニ接触させた結果、H鎖とL鎖の間のジ スルフィド結合の自然の還元により出てきた可能性がある。このデータは、を明 白に示している。 50中にシスティン(シグマ(Sigma ) )を20m Mになるように加 え、消化緩衝液を作成した。次に固定化パパインアガロースゲル(ピアス(Pi erce) ) (0,5ml、沈降したゲル容積0.25m1に相当)スラリ ーを13x100mMガラス試験管に加えた。次に沈降したゲル0.75m1を 用いて17.5■のIgGを消化した。次に4mlの消化緩衝液を加え、混合し た。この混合物を11000rpで5分間遠心分離した。緩衝液を捨て操作を繰 り返した。パパインゲルを0.5mlの消化緩衝液中に懸濁し、25m lのフ ラスコに移した。IgG(10■まで、通常2−7.5■)をパパインケルに加 えた。消化緩衝液を加えて総インキュベーション容量を1.5ml とした。 インキュベーションは38°Cて撹拌(振盪水浴の最高スピード)しなから5時 間または一晩行った。インキュベーション後1.5mlの10mM1−リス−塩 酸pH7,5を加え、ゲルと溶液を13X100mMのガラス試験管に移した。 これを1100Orpで5分遠心分離した。 次に上澄液を、平衡化させた蛋白Aアガロースカラム(20■までのパパイン消 化1gGに対してゲル2.5ml )にかけた。蛋白Aアガロースカラムで残存 するインタクトのIgGからFabを分離した。開始緩衝液は10m Mのトリ ス−塩酸pH7,5であり、カラムを0.1Mクエン酸、pH3で再生し、保存 は0.2%アジ化ナトリウム中で行った以外は、例4の蛋白G−セファロースカ ラムと同じ方法で、蛋白Aカラム精製を行った。パパイン消化物質をカラム(あ らかじめクロマトグラフィー緩衝液で平衡化させておいた)にかけた。保持され なかった部分を、電気泳動でFabの純度について試験した(図3A)。保持さ れた部分は消化されなかったIgG1Fc断片およびFc部を有する他の断片の 混合物であった。 Fabは例7(図3B)の方法を用いて、 +2J−標識VIPを触媒的に加水 分解することか可能であった。 例8 H鎖とL鎖(Fd/L 25kD)の解離した混合物の調製 約2■のFab (例5)に、NaC1を0.15Mに加え、最終容量5mlの 50rn Mのトリス−塩酸、pH7,3にメルカプトエタノールを加えた。こ の混合物を24°Cで3時間撹拌しながらインキュベートした。次に2mlの0 .5Mヨードアセトアミドを加え、その後IMのトリス−塩酸(900μl)を 添加してpHを7.5とした。この混合物を24℃で15分間撹拌しながらイン キュベートした。次に]OkDのウルトラフィルター(YMIO)で試料を濃縮 して容量を約1mlに減少させた。 得られた濃縮試料を5uperose−12上で緩衝液(0,1Mグリシン−H Cl、0.05M )リス−塩酸、p H8,0,0,025%ツイーン20を 含む)中でクロマトグラフィーした。S u p e r o s e −1, 2の蛋白ピークを5DS−PAGEで分析した(図5B)。プールした機能は5 DS−PAGE分析で分子量25−30 k Dを示した。 これはFd/L25画分である。図10のレーン2の小さなピークは非解離のF abてあり、大きなピークは会合していないの25kDのFd/Lであることに 注目されたい。Fd/L鎖混合物は図6に示すようにVIPの切断を触媒するこ とかできた。 例9 H鎖と17鎖の解離した混合物の精製されたFd−とL鎖を、解離したFd、解 離したし鎖、およびダイマーに分画するために、さらに分離操作を行った。最初 の分離操作は、適宜10.5−7.0.9.0−6.0 、または7.0−4. 0のpH濃度勾配を用いる、モノーPカラムによるクロマトフす一カシングであ る。溶出液の吸光度(280nm)とpHを追跡した。蛋白ピーク中のVIP加 水分解活性を測定する。VIP触媒活性を有する蛋白ピークを集めさらに分析す る。VIP触媒活性を有する蛋白ピークは分子量約25−26kDと約5O−6 0kDを有する。蛋白の正体をPhastゲル(ファルマシア(Pharmac ia ) 、8−25%)上の5DS−ゲル電気泳動に続き銀染色とイムノブロ ッティングにより、確認する。 A、標準化イムノブロッティング法 以下の標準法を用いてFd、H鎖、L鎖および高感受性を有する抗体の他の成分 を検出した。ゲルをニトロセルロース膜上にプロットし、抗ヒトL鎖(カッパ/ ラムダーゼの結合した抗ウサギIgGとインキュベートし、洗浄し、次にジアミ ノベンジジンとH2O2で染色した。 B、イムノブロッティング解釈 抗り鎖および抗H鎖抗体による26kDバンドの染色は、それぞれH鎖とFD− の存在を示している。26kDのバンドが1つのタイプの抗血清では染色される か他のタイプの抗血清では染色されないことは、この調製物が純粋なFD−また はL鎖よりなることを示している。5O−60kDのバンドの染色は、これらが 存在するときホモダイマーまたはへテロダイマーを示している。イムノブロッテ ィング中で1つの抗血清でこのバンドが染色されないことは、Fd−Lへテロダ イマーば存在しないことを示別の方法では、固体支持体に固定された特異的抗H 鎖(例えば抗Fd)または抗Lfdlを用いてアフィニティクロマトグラフィー を行う。 これらの抗血清(または腹水)からのIgGを、蛋白G−セファロースでクロマ トグラフィーして精製し、次にCNBr−セファロース(ファルマシア(Pha rmacia ) )に共有結合(16)させる。 会合していない混合物から解離したFd−とL鎖を分画するために、これらの固 定化抗体で調製したカラムを用いてアフィニティクロマトグラフィーを行い、酸 ショック(pH2,7)を用いて保持された蛋白を溶出させる。 分画した物質の正体をFD−とLHのイムノブロッティングで確認する。PHA STゲルで本来のポリアクリルアミドゲル電気泳動と銀染色を行って、精製した FD−とL鎖がモノマーであることを確認する(図5のように)。抗体と抗体断 片は非常に塩基性であるため、必要な場合は本来のPAGEに逆極性電極を使用 する。 例9から得られたインタクトのFab成分と、精製された解離したFd酸成分よ びL鎖の触媒性成分と動力学を測定した。約3.000CPMの加水分解を与え るのに充分な抗体濃度を、順に濃度を増加させた非標識VIPの存在下テ(Ty r ”−”’I) V I Pトコ8°cで3時間インキュベートさせた。抗体 により可溶性にされた10%TCA中の放射能の量から、加水分解されたVIP の量を計算した。TCA沈降法はVIP加水分解の作動な指標であることを確認 するために、抗体処理(Ty r lo″′”I) V I P(7)逆相HP LCを行った。抗体がVIPの残基7と22に存在するペプチド結合を切断する 場合、インタクトの(Tyr””’I)VIP (保持時間25分)の放射能量 の減少は、TCA可溶性になった放射能量に等しい。プログラムENZF IT TER(エルセピア(Elsevier))によりデータを解析し、基質濃度に 対して加水分解速度をプロットした。 反応動力学は基質濃度に対して1次であった。データを式V=V [S] /に 、+ [S]に当てはめた(ここでVは最大反応速度であり、K、はV/Wでの VIP濃度であり、■は初期反応速度であり、[3]はVIPa度である)。K  e a lは[抗体または抗体1本鎖1ピコモル当り1分間に加水分解された VIPのピコモル;結合価(インタクトのI gG=2 ; Fab=l、H鎖 およびL鎖=1)と分子量(F a b60kD ; F d−およびL鎖、2 5kD)に対して標準化されているコとして得られる。 触媒効率はに、、、/に、として計算される。解離した鎖に対してに、値が増加 していることは、結合親和性が減少していることを示している。K、値の増加は 、結合段階か律速段階てないかぎり、触媒速度に対して有害で各成分によりどの VIPペプチド結合が切断されるかをめるために、試験した各タイプの成分によ り標識VIPを切断した。(Ty r ”−12””) V I P (50μ g )または(I4C−Hi s、 ”H−As n”) V I P (50 μg)を、IgG、Fab、1木調FdおよびLH(動力学解析により、少なく とも5%のペプチドを加水分解するのに充分な量)、非免疫IgGまたは測定希 釈液で、38°Cで3−6時間処理する。反応混合液をC−18カートリツジ( オールチク(Alltech ) )上で抽出し、溶出液を真空下で乾燥し、ト リフルオロ酢酸中のアセトニトリルの濃度勾配を用いてツバパック(Novap ack’) C−18カラムの逆相HPLCにかけた。214nmでの溶出液の 吸光度を追跡した。免疫IgGで処理したVIPの反応混合物中にはA1□4吸 収性放射性ペプチドが存在したか、当量の非免疫IgGで処理したVIP中には 存在せず、測定希釈液をプールし、最初のHPLCての溶出挙動に基づき2回目 の逆相HPLCでさらに精製した。精製したペプチドは、オンラインPTH−ア ミノ酸検出装置がついたアブライトバイオシステムズ(ApppliedBio systems )のパルストリキッドフエーズシークネーター(pulsed  1iquid phase 5equenator)を用いて配列を決定した 。切断した結合を、切断断片のサイズと本体から同定した。 C,VIPに関係のないペプチドを切断する触媒抗体と1本鎖成分の能力の測定 1本鎖触媒性成分による切断の配列特異性をめるために、触媒抗体と1本鎖触媒 性成分の加水分解活性を比較した。基質は、上記例9で同定された切断されやす い結合を存するかVIPとはほとんど配列の同一性のないIts l標識ペプチ ドである。これは触媒抗体との基質相互作用における、基質中の切断されやすい 結合から遠い残基の役割を最小にする。G 1 n”−Me t ”切断性触媒 抗体にとって、適切な基質はすい臓性ポリペプチド(PP)である。PPはVI Pとは3つの配列のみか同一であり、そのうち2つは切断されやすい可能性のあ る結合であるCG1n目−Met”)。他のタイプの抗体の基質は市販の12′ I標識ペプチド(例えばANP、インスリン、ソマトスタチンおよびエンドセリ ン)から選択される。これらのペプチド(約100.000 CP M)を、例 2に記載したようにVIPの切断速度を試験するのに用いた実験条件を用いて、 インタクトのまたは1本鎖抗体の基質として試験する。反応混合物をC−18カ ートリツジで抽出し、逆相HPLCにかける。インタクトのペプチドの保持時間 とは異なる保持時間を存する放射性ピークの出現は、抗体によるペプチドの加水 分解を示唆する。予備的スクリーニングで加水分解された基質を、さらに切断さ れやすい結合の同定について試験する。この方法はVIP中の切断されやすい結 合を同定するのに使用した方法と類似であり、すなわち比活性の小さいIts  l標識基質の使用、分解力のある逆相HPLCによるペプチドの精製、そしてア ミノ酸配列決定による断片の同定である。 D、VIPの類似物を切断するインタクトの抗体と1本鎖抗体の能力の測定 切断されやすい結合でアミノ酸置換を育するVIP類似物を、企図して使用する ために合成した。置換は元々の残基に似ていない残基によるか、または電荷また は形が似ている残基による。例えば、(As n”、Nl e”)VIPと(A  1 a ”、A 1 a ′7)を、Gln”−Met”切断性触媒抗体の基 質として試験した。これらの基質を切断するインタクトの抗体と1本鎖抗体の能 力を、分解力のある逆相HPLCで試験した。これらの基質を、例2で記載した ように’l’ y r l OでIts 1で標識する。例2で使用した方法と 類似の方法(これは当業者には公知である)で調製した’l’ y r I O で125Iで標識した合成VIP(1−16)、(Asn”)VIP (1−1 6)、(Ala”)VIP (1−16)を標準物質として使用した。基質を抗 体で処理した後に産生された放射性ペプチドと一緒に合成標準物質が溶出すると いうことは、残基16と17の間で切断されている証拠と考えられる。これらの ペプチドが触媒抗体の基質として作用する相対的能力は、インタクトVIPと分 画VTPを区別するトリクロロ酢酸を用いてに、とk e a +を測定するこ とによりめ触媒性成分のcDNAのクローニングと発現触媒性成分cDNAのク ローニングは3つの方法のうちの1つを用いて行う。好適な方法では、触媒性V IP抗体を産生ずるクローン性ヒトハイプリドーマ細胞株のmRNAを、出発物 質として用いる。細胞を集め、当業者に公知の標準的方法でm RN Aを抽出 する。当該分野で公知の標準的方法で、mRNAの逆転写によりcDNAを調製 する。Fd−とL鎖のcDNAを、以下に記載する適当なプライマーを用いてポ リメラーゼ連鎖反応(PCR)で増幅する。増幅したcDNAを次に標準的方法 で発現ベクターに結合させ、大腸菌中で別々に発現させ、発現した1本鎖抗体の 性質を測定する。 第2の方法は、クローン性抗体産生細胞の利用に依存しない。出発物質はエプス タインバーウィルス(EBV)形質転換抹消血リンパ球からのmRNAである。 cDNAは前述したように調製、増幅され、ライブラリーは標準的方法で、VI P加水分解のバックグランドの少ない培養上澄液の好適な性質で選択された哺乳 動物の細胞株中で発現され、得られる組換え細胞は次に加水分解性VIP抗体に ついて直接スクリーニングされる。哺乳動物中でVIP触媒活性が最も高いcD NAをさらに、発現された組換え蛋白の過剰産生について最適化された公知の技 術を用いて大腸菌中でクローン化される。 第3の方法は、ヒユーズ(Huse)らの方法(19)を用いて、ランダムに作 成されたFd−とL鎖組合せライブラリーを用いる組換えFabの発現のスクリ ーニングである。 EBV形質転換リンパ球の安定な抗体産生ハイブリドーマとマウス/ヒトへテロ ミエローマを、(20,21)の標準的方法により作成する。ハイブリッドを抗 生物質G−418中で増殖させてヒト染色体を安定化させる。 ウワバイン(0υabain )で処理すると親EBVリンパ芽球様細胞か除去 される。これらのへテロハイブリッドを次にV I P加水分解活性を有する抗 体についてスクリーニングする。 培養上澄液を(T y r ””’) V  I Pと3時間インキュベートし、分解しなかったVIPを10%TCAで沈澱 させ、ケンブリッジハーベスタ−(Cambrdge harvester)を 用いて沈澱物をGF/Fフィルター上に捕捉し、フィルターの放射能を計測する 。培養液を遠心分離(5000x g ;細胞破片を除くため)し、測定前に希 釈すると、それらのバックグランドは無視できるものとなる。この方法は1回の 測定で多数のウェルの測定を可能にし、加水分解性抗体産生細胞のクローニング を促進するために特異的に使用されてきた。TCA沈澱法はVIPのN−末端ま たはC−末端に近いペプチド結合切断により産生される大量のIts l標識ペ プチド断片を沈澱させる可能性があるため、VIPのN−末端またはC−末端に 近いペプチド結合切断を検出することはできない。 モノクローナル抗VIP触媒抗体を産生ずるクローンを単離するために、フィー ダ一層(feder 1ayer )の代わりにIθ%オリゲン(Origen )クローニング因子(イゲン([GEN) )を存する0、3細胞/ウエルを用 いて、スクリーニングしたハイブリッドを限界希釈法によりクローニングする。 C,PCRのプライマーの誘導 モノクローナルハイブリドーマ細胞の培養上澄液がら、蛋白G−セファロースの クロマトグラフィーにより、触媒抗体を精製する。触媒性IgG分子の充分量( 約50μg)を、還元、アルキル化および、6M尿素を含有する緩衝液中での変 性条件下での高性能ゲル濾過により、成分H鎖およびLmに解離させる。アブラ イドバイオシステムズ(Appplied Biosystems )のリキッ ドフエーズシークネーター(pulsed 1iquid phase 5eq uenator)を用いて、H鎖とL鎖両方の最小の15個のN−末端残基を決 定した。このアミノ酸配列情報は、コドンの縮重を考慮して必要な代替配列を導 入して(縮重レベルが最も高いコドン中にイノシンを置き)、標準的方法により 合成オリゴヌクレオチドを誘導するのに使用する。これらのオリゴヌクレオチド は、Fd−およびL鎖cDNAをクローニングするための5′可変領域プライマ ーとして働(。 抗体N−末端の配列決定の別の方法は、抗体可変領域のコンセンサス(cons ensus )配列プライマーの混合物を使用する方法である(22.23)。 定常領域のプライマーは、カバとウー(Kabat and Wu)のデータベ ースからの、CHIとCLドメインの既知の配列に基づく(24)。配列の選択 肢を狭めるために、ELISII定法でヒトIgGサブクラス(ベーリンガー( Boehringer) )に対するモノ特異的抗血清を用いて抗体のイソタイ プをめ、H鎖のタイプに基づきCHIの3′オリゴヌクレオチドを合成する。同 様にL鎖のタイプ(カッパまたはラムダ)を決め、CLのプライマーを設計する 。Notl制限部位で5′v8とL−プライマーを作成し、翻訳停止コドンと以 下の強制クローニングのためのNotl制限部位で3°CHIとCLプライマー を作成する。Not1部位の長さは8bpであり、これが目的のcDNAクロー ン中に存在する可能性は低い。 D、cDNA調製、増幅および配列決定グアニジウムチオシアネート/塩化セシ ウム法の後にオリゴ(dT)−セルロースクロマトグラフィーを実施して、触媒 抗体産生ハイブリドーマ細胞株からポリ(A十)RNAを調製する(25)。ガ ラス品類やプラスチック品類のRNaseの汚染を避けるためあらゆる注意を払 う。例11に記載されているように、逆転写酵素、オリゴ(dT)プライマーお よびdNTPを用いて、mRNA (5−10ug )からcDNAをコピーす る。次にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法を用いてFd−およびL鎖cDNA を増幅する。PCR増幅のために、dNTPとFd−およびL鎖の5′および3 ′プライマーをcDNA−RNAハイブリッドに混合し、Taqポリメラーゼを 添加し、試料にパラフィン油を重層し、25回またはそれ以上のサイクルを実施 する。各サイクルは変性(92°C,を分)、アニーリング(52°C12分) および伸張(72°C,1,5分)からなる。次に増幅されたcDNAをフェノ ール、そしてフェノール/クロロホルムで抽出し、エタノールで沈澱させ凍結さ せる。 Fd−およびLiJcDNAの配列決定のために、PCR成分を%アガロースゲ ルで精製し、Not)で消化し、I)GEMシリーズの適当なベクター中に結合 させる。T7DNAポリメラーゼを用いてジデオキシヌクレオチド鎖停止配列決 定法を行う(26)。 E、増幅したDNAのクローニングと発現標準的DNA法を用いて、Fd−およ びL#Iの増幅したcDNAのクローニングに適した発現ベクターを作成する。 ベクターを作成するのに使用するオリゴヌクレオチドの配列は、組換え蛋白の作 成の要素、発現および分泌を含む。既知の方法により高レベル発現のためにベク ターを修飾する。ベクターは、適当な制限部位、vXポリリンカー領域、アンピ シリン耐性遺伝子およびlacオペレーターの制御下の強いrrnプロモーター を含むpERベクターである。pERベクター中のりポゾームRNAプロモータ ーは細胞増殖中に高度に誘導されるが、Iacオペレーターは発現にラクトース またはイソプロピルチオガラクトシド(IPTG)誘導性を与える(27)。誘 導された増幅されたcDNAは成熟したFd−およびL&llコード配列のみを 含む。大腸菌の周縁細胞質へのv8とVLの分泌を促進するために、細菌性pe lB遺伝子のリーダーペプチド配列をベクター中に導入する(28.29)。P CRで増幅したcDNAをNotlて消化し、断片をフェノール抽出し、2%ア ガロースゲルで精製し、挿入体を、Notlで消化した発現ベクターに結合させ る。塩化カルシウムを用いて大腸菌を組換えプラスミドで形質転換し、コロニー をアンピシリンで増殖させてアンピシリン耐性遺伝子をうまく取り込んでいる組 換え体を選択し、耐性コロニーを楊子で取り上げてアンピシリンを含む培地に移 し、I PTG中で細胞を増幅させて発現を誘導する。24時間後、細胞から上 澄液を分離し、細胞に低浸透圧ショックをかけて周縁細胞質内容物を放出させて 、溶解液の上澄液を集める。 Fd−およびL鎖は大腸菌周縁細胞質中に分泌されるため、lacオペレーター からの中程度の発現は”膜蛋白交通の渋滞” (”jamming of me mbrane proteintraffic”)により毒性を有することはな い(30)。 Fd−およびL鎖は最初溶解液、特に培養上澄液から高性能ゲル濾過により分画 され、分子量2O−30kDの分画は例9に記載したように免疫アフイニテイク ロマトグラフィーによりさらに精製された。組換えFd−およびL鎖CHIとC Lドメインを含むため、固定化モノクローナル抗ヒトFd(ロドキー(S、 R odkey )博士より供与された)とウサギ抗ヒトL鎖抗体(アキュレット( Accurate) )を免疫アフイニテイクロマトグラフイーに使用される。 抗体は蛋白G−セファロースのクロマトグラフィーにより精製され、標準的方法 を用いてCNBr−セファロースに共存結合される。 例9に記載したように組換え蛋白の本体と純度を確認するために、PHASTシ ステムを用いる5DS−PAGE銀染色と特異的抗H鎖と抗り鎖抗体による免疫 染色を行う。精製中のFd−およびL鎖の回収を追跡するために、(Ty r  ””’I ) −V I P加水分解活性の測定を行う。 精製されたFd−およびL鎖をN−末端アミノ酸配列決定を行う。組換え蛋白と 元々の抗体H鎖とL鎖のN−末端の本体か、正しい分子がクローン化されたこと を確認する。 別のクローニング法では、EBV形質転換した患者のリンパ球からFd−および L鎖のcDNAが調製され、適当なベクターに結合され、真核細胞中で発現され てVIP加水分解活性についてスクリーニングされる(31−34)。哺乳動物 の発現ライブラリーからc DNAを単離することは面倒くさいことであるが、 Fd−およ輻されるため、この方法は有効である。さらに、発現べ液中に効率に VIP加水分解のバックグランドが観察される(これらの方法の進行中に)ため 、哺乳動物の細胞株中での発現のスクリーニングをすることが必要である。 これに対して、関係のないミエローマ細胞、ハイブリドーマ細胞およびEBV形 質転換細胞からの培養上澄液は、はとんどバックグランドのVIP加水分解活性 を示さない(図8)。 A、PCRのプライマー 多くの抗体分子をコードするm RN A種は出発EBV形質転換細胞中に存在 する可能性があるため、ロー(Loh)と共同研究音速が記載した[固定PCR ]法(”anchored PCR”) (35)を用いてすべての可能性のあ るFd−およびLfflcDNAを増幅する。この方法は、ポリ(dG)テイル の最初のcDNAiiへの付着と、PCRによる第2の鎖の合成の相補的ポリ( dC)プライマーの使用(下記参照)に基づく。この例のポリ(dC)プライマ ーは強制クローニング(forcedeloning )のためのNotlNo tl制限部位を含む。 このプライマーは前記例tiに記載のV領域プライマーの代替となり、Fd−お よびL鎖cDNAの5′を増幅する。定常領域のプライマーは、カバとロー(K abatand Wu)のデータベースからの、CHIとCLドメインの既知の 配列に基づ< (24)。例11に記載されたように、抗体のイソタイプを決定 することにより配列選択肢が狭められる。これは、EBV形質転換リンパ球の培 養上澄液中に存在する加水分解活性を、ヒトIgGのサブクラス(ベーリンガ− (Boehringer) )に対するモノ特異的抗血清で沈澱させることによ り、行われる。次に必要な縮重を導入してH鎖のタイプに基づきCHIのオリゴ ヌクレオチドを合成される。同様にLMのタイプ(カッパまたはラムダ)も決定 され、CLのプライマーも同様に設計される。3’ CHIおよびCLプライマ ーは翻訳停止コドンを含み、以下の強制クローニングのための便利なNotl制 限部位を含む。Not1部位の長さは8bpであるため、目的のcDNAクロー ン中に存在する可能性は低い。 B、cDNA調製と増幅 ポリ(A+)RNAは、ハイブリドーマ細胞について記載された方法により、E BV形質転換した患者のリンパ球産生触媒性抗体から調製される。最初のcDN A鎖は、Fd−およびL鎖の適当な定常領域プライマーを用いて合成される。次 にdGTP中で末端デオキシヌクレオチドトランスフェラーゼで1時間処理する ことにより、ポリ(dG)ティルが最初のされるDNAに加えられる。 この反応は70″Cに加熱することにより停止され、エタノール沈澱によりDN Aが回収される。最初の鎖のポリ(dG)テイルは、Taqポリメラーゼで触媒 される第2の鎖の合成時のポリ(dC)5’ プライマーの相補的配列となる。 25回またはそれ以上のサイクルを繰り返して増幅させる。 C増幅したDNAのクローニングと発現法に公知の方法てcDNAをNotlを 介して、哺乳動物発現ベクターH3M中にクローン化する。π83Mベクターは 、CO3細胞中で鋳型増幅を可能にするSV40複製開始点、クローン化配列の 発現を推進するCMV/HIVエンハンサ−プロモーター、そしてSV40小t スプライスとポリアデニル化シグナルを含む。 π83MベクターはπVX/5upFに基づいているため、得られる組換えDN Aは、その維持に適したMC1061/P3株中に形質転換される。次に細菌を cDNAライブラリーで形質転換する。ライブラリーを含む形質転換体はフィル ター上で維持される。形質転換体は、リン酸カルシウム法によりCO3細胞中へ のトランスフェラーゼのために調製されたプールとミニブレツブに分けられる( 37)。トランスフェラーゼされた細胞からの培養上澄液を、次に(Tyr”” ’I)VIPを基質として用いて触媒性について測定する。次に最適の触媒性抗 体のクローンが得られるまで、最も高い活性を示すDNAプールをさらにスクリ ーニングする。一旦cDNAか得られたら、例12に記載の方法と類似の方法で 、(1)細菌中でFd−およびLMを発現させる、(2)Fd−およびL鎖を精 製する、(3)1本鎖からFabを復元する、そして(4)1本MFd−および L鎖、そして復元したFabの触媒活性をめる。 組換えFd−およびL鎖をpH8,5で12時間混合し、Fabの自然復元をさ せる(12.14)。ゲル濾過および/または本来のゲル電気泳動および抗H# Iや抗し!JI抗血清によるイムノブロッティングにより分子量か増加している ことは、Fabが形成された証拠である。組換えFd、LMおよびFvの触媒性 (ke、、に、と特異性)は例10のようにめられる。 Fab’ はインバー(Inbar )らの方法により調製される(38)。  例5から得られる、溶出緩衝液(0,15MN a CI 、0.01Mリン酸 ナトリウム緩衝液pH7,4)中の1gの触媒性抗体のpHを、0.5M酢酸ナ トリウム緩衝液、pH4,5を添加(総量の10分の1)して4.7に調整し、 次にlO■のペプシン(1mtの0.005 M酢酸すトリウム、pH4,5中 )を加える。混合物を37℃で6時間インキュベートし、次に遠心分離して沈澱 物を除去する。 上澄液のpHを8に調整し、VIP−セファロースのカラム(3X14an)に かける。溶出緩衝液中の0.05MのVIP−グリシンで、カラムからFab’ 断片を溶出する。精製されたFab’ の活性を、例2のように標識VIPの切 断の動力学的解析により測定する。 B、Fv断片の調製 Fv断片は、例5の触媒性抗体または上記サブセフシコンAのFab’断片から 調製される。抗体またはFab’ 断片は、ホッチマン(HochIIlan  )らの方法によりFv断片に切断される(15)。 Fab’断片または抗体( 0,15MN a C1,0,01Mリン酸ナトリウム緩衝整する。濁度のある 蛋白溶液に1、ペプシン(0,01M酢酸ナトリウム中10■/ml 、 p  H3,7)を加え酵素対Fab’ の重量比を1:100とする。37°Cで4 時間の後、2M1−リス−塩酸、pH8,2てpHを7.0に調整して消化を停 止させる。pHを上げても溶けない沈澱物は遠心分離により除去する。上澄液を 、平衡化させたDnp−リジンセファロースカラムにかけ、0.05MN a  C1−0゜03M、pH7,4で流す。吸収されなかった画分を洗浄した後、カ ラムをVIP−グリシン(0,05M5p H7,4)で溶出し、黄色の両分を 集め、真空透析で濃縮し、セファデックスG−75カラムにかけ、ホッチマン( Hochman )らの方法により消化されなかったFab’からFvを分離す る(39)。アフイニテイクロマトグラフィー用に、消化物2■について1nl のVIP−グリシンを使用し、溶出に0.3nlのVIP−グリシンを使用する 。 精製したFvの触媒性抗体を、例2のようにIts l標識VIPの切断の動力 学的解析により測定する。沈降平衡により測定したFvの分子量は約25kDで あるヘテロダイマーFvをホッチマン(Hochman )らの方法によりその H鎖とL鎖由来の成分に分離する(39)。 簡単に言えば、FvをDEAE−セルロースでpH9,0で8M尿素中でクロマ トグラフィーをする。 あるいは例8の方法で分離する(ここでFabの代わりにFvを用いる)。 いずれかの方法で産生されるH鎖とL鎖画分を、例9の標準化イムノブロッティ ング法により抗H鎖と抗り鎖抗体で染色して区別する。 精製したFvの触媒抗体を、例2のようにI!Sxl@識VIPの切断の動力学 的解析により測定する。沈降平衡により測定した別々のvLとvH鎖の分子量は 約12.5kDである(39)。 インターロイキン2と、プロ薬剤を薬剤に触媒的に活性化することかできる、ま たはプロ毒素を活性化Tm胞を制御することができる毒素に触媒的に活性化する ことができるFv触媒抗体成分よりなる融合蛋白を、以下の方法で調製する。 触媒抗体融合蛋白を調製するために、基本的にショードーリ−(Caudhau ry )らの記載する方法で、触媒モノクローナル抗体由来のDNA部分を用い 、45Mリンカ−によりVLをコードするDNA部分に結合したvHをコードさ せて、プラスミドを組み立てる。次にvL配列を、インターロイキン2をコード するDNA部分に結合させる(図9)。組み立てた遺伝子はT7プロモーターの 制御下にある。 原触媒抗体は米国特許第4.888.281号に記載の方法により調製される。 プロ毒素から毒素への中間遷移状態に対する類似物である化合物を合成する。次 にこの化合物を適当なアジュバントで調製し、抗体を産生ずるようにB細胞を誘 導するのに使用する。このB細胞を、プロ毒素から毒素への反応を触媒すること ができる抗体を産生ずるクローンを同定するためにスクリーニングする。 触媒性V8とVL断片成分のDNA配列はいくつかの方法のうちの1つにより得 られる。1つの方法は、当該分野で公知の逆操作(既知のペプチド配列をコード するオリゴヌクレオチドを調製する)により、例13から16の方法で調製され るv8とVL片のペプチド配列から、cDNAを調製することである。もう1つ の方法は、目的の蛋白を産生ずる細胞から単離されたmRNAの逆転写によりc DNAを調製し、次に上記例11と例12に記載のPCRにより増幅することで ある。インターロイキン2のcDNA配列は、プラスミツドとしてロックビルメ リーランドのバイオチックリサーチラボラトリーズ(Bioteeh Re5e arch Labratories of RockvilleMarylan d)より得られる。アンピシリン耐性遺伝子に結合したVs (45bp放射能 名カリウムl −VLをコードする配列は、I PTG誘導製のT7プロモータ ーの下流に、当該分野で公知の方法でIL−2遺伝子を有するプラスミドに挿入 される。 融合蛋白は、IL−2部分が選択的に結合するようになり活性化T細胞と会合す るような動物に注射される。 次にプロ毒素またはプロ薬剤が投与される。結合または会合融合蛋白に到達した プロ毒素またはプロ薬剤は触媒性部分に切断されて、他の組織に有意な毒性を与 えることなくT細胞を殺す活性薬剤または活性毒素となる。この治療法は、広範 囲の疾患(例えば成人性T細胞白血病または自己免疫疾患、または病状の治療ま たは緩和のために好ましいT細胞の除去のための自己免疫反応)の治療に有用で ある。 抗代謝物とは、正常な細胞の代謝の生合成、利用、または代謝機能を妨害する化 合物である。癌の化学療法の選択性を成功させるためには、抗代謝物は正常な組 織に深刻な害を与えることなく、癌における1つまたはそれ以上の重要な代謝反 応に反対に影響を与えなければならない。 最も成功している抗癌剤は、その活性がDNAまたはRNA合成を阻害すること に依存しているプリンまたはン(cVtaribine) 、A r a Cま たはCA)であり、そのDNA合成阻害剤としての活性は、リボースの代わりに アラビノースが存在することに由来しており、これは2゜ヒドロキシ基の立体化 学の違いである。Ar aCは遊離の5′ ヒドロキシ型で投与され、細胞内に 入ってからのみリン酸化により活性化されて5° −三リン酸型になる。 すなわちこれはすでにプロ毒素であるが、全身的に与えられると、その活性化は 薬剤が入った任意の細胞(例えば癌細胞であろうが正常な細胞であろうが)で起 きる。 薬剤か広く全身性に分布する結果、無数の副作用(例えば吐き気、嘔吐、脱毛症 、骨髄抑制(myelosuppression)など)が起きる。 AraCは、自発的な細胞内活性化は減少しているプロ毒素型に修飾することが できることが、明らかになった。第1に、生物学的結合剤は、標的になっている 組織に基づいて選択される。もし標的組織がリンパ様細胞(例えばT4細胞)で ある場合、または結合剤か前例で記載したように化学的または遺伝学的に触媒性 成分に結合しており、結合剤か標的癌組織に結合する能力、および触媒的にプロ 毒素を毒素に変える能力で選択される抗体または抗体成分である場合、これは例 17に記載されたようにインターロイキン2である。第2にAr aCのプロ梨 が投与され、その活性化は、触媒性成分活性を有する組織に限定される。すなわ ちさらに好ましい癌組織と正常な組織の区別が起きる。Ar aCの半減期は極 めて短いため、癌の部位からのAraCの拡散は有意な全身性毒性を引き起こす 前に急速な非活性化をともなう。 Ar aC[15]のアミジンガラクトシルの合成は、スキーム2と3に概略が 示しである(図IL12)。 スキームl (図10)のトリベンゾイル化誘導体[3]は、ピリジン中メタン スルホニルクロリドで処理し、次に75℃でN、NM−ジメチルホルムアミド中 でリチウムアジドで置換することにより、[9]に変換される。10%パラジウ ムまたはチャーコールの存在下で50psiの水素圧でエタノール中で水素添加 [9]すると4°アミノ誘導体が得られる。 2.3.4.6−チトラーD−ベ ンジルー2−d−ガラクトピラノース[11]をジメチルスルホキシドと無水酢 酸で処理して2.3.4.6−チトラーD−ベンゾイルーD−ガラクトノ−1, 5−ラクトン[12]を得て、次にこれをジオキサン中微量のアンバーライト1 R120H″″の存在下でアンモニア水溶液(25%W/W)で縮合することに より、β−ガラクトノラクタム[13]が調製される。[13]をトリメチルオ キソニウムテトラフルオロバレートで処理してそのイミドエステル誘導体に変換 して、次に5′アミノ誘導体[lO]と反応させて充分に保護されたアミジンガ ラクトシル類似物[14]が得られる。10%パラジウムまたはチャーコールの 存在下で50psiの水素圧で水素添加した後、濃アンモニア水溶液で処理して 脱保護することにより[15]が得られる。 シトシン−ベーターD−アラビノフラノシドの5′ −ベーターD−ガラクトー ス類似物[5]の合成は、スキームlに概略か示しである(図10)。 AraC[13をピリジン中のビス(p−メトキシフェニル)フェニルメチルク ロリドで処理した後、ベンゾイルクロリドでトリベンゾイル化し、次にジクロロ メタン中のトリクロロ酢酸で[2]をデトリチル化することにより、部分的に保 護された誘導体[3コが得られる。 ベーターD−ガラクトースペンタアセテート[6]を希デートが得られる[8] 。ジクロロメタン中のルイス酸ボロントリフルオリドエーテレートの存在下で[ 8]に[3]を結合させると、[(4)]が得られる。 濃アンモニア水溶液を用いて[4]を完全に脱保護した後、Ar aCの5′  −ベーターD−ガラクトース類似物[5Jが得られる。 抗体の産生と遷移状態類似物への結合のスクリーニングスキーム4(図13)中 の[15]に対するモノクローナル抗体は、適当な担体に結合させた後、基本的 に例1に記載の方法により産生される。抗体産生クローンをまず、米国特許第4 .888.281号に記載の方法に類似の方法により、AraC類似物[15] へ結合する能力についてスクリーニングする。 インビトロ触媒活性測定 [15]に対する結合活性を示す抗体クローンを、基本的にケルナーと=−7: / (Koerner and Nieman) (41)に記載の測定法によ り、Ar aC基質[5]からガラクトシル部分を切断する能力についてスクリ ーニングする(ただし、グルコースオキシダーゼの代わりにガラクトースオキシ ダーゼを用いる)。測定法、の原理は、ガラクトースオキシダーゼ/ルミノール 化学発光法を用いて触媒抗体によるプロ薬剤から放出されるガラクトースを検出 することである。 次に、好ましい性質を示す触媒抗体を用いて、前記例5.7.8−14に記載の 1つまたはそれ以上の有用な成分を産生させる。インタクトの触媒抗体の代わり に触媒性成分を使用すると、分子量が小さいという利点があり、組織への透過が 上昇する。 インビボ測定 標的細胞の存在下で触媒抗体成分によりガラクトシルAraCがAraCに変換 すると、DNA合成が阻害さ本釣にギッシュ(42)らの記載する方法により実 施され、ここではトリチウム化チミジンの取り込み測定法を用いて、植物血球凝 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Chauaary at al、、 m、ll!!: 39 4 (1989)。 4r−Koarnar andNiman 441,216−228(1981 1)。 42、G15h at al、 、よl: 1159−4162. 1971) FIG、 1 IgG Fab −1−−3Q 、1k−2Q、1 一−−−14.4 FIG、 3A FIG、 3B Fab、 mg/m1 溶媒 B、 % A214 保持時間、(分) FIG、 5A FIG、6 当 量1nmol FIG、 78 FIG、 7C FIG、 8 39 5960 B−95 VH−><−・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ −・ −・・ ・ ・ ■@・ ・ ・ − ><−VL FIG、 9 FIG、 10 (15) スキーム3 FIG、 12 要 約 書 触媒抗体成分、触媒抗体成分の産生方法、触媒抗体成分(特に1本鎖と小さい成 分)の使用方法が開示される。 モノクローナル触媒抗体、触媒自己抗体または部位指令突然変異誘発により調製 される、アミド、ペプチド、エステルまたはグリコシド結合の切断または形成を 促進することができる触媒抗体成分が開示される。触媒抗体成分を単独で、また は他の抗体成分または他の生物学的部分とともに使用する方法か開示される。 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法制84条の8)平成4年9月24日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.化学反応を触媒することができる抗体の成分において、該成分は軽鎖、重鎮 、Fd断片、軽鎖と重鎖の会合していない混合物、軽鎖の可変断片、重鎖の可変 断片、軽鎖の触媒性ドメイン、重鎖の触媒性ドメイン、重鎖と軽鎖よりなるヘテ ロダイマー、非共有結合的に会合しているFd断片と軽鎖のヘテロダイマー、重 鎖のホモダイマー、および軽鎖からなるホモダイマーよりなる群から選択される 、上記成分。 2.Fab断片とFv断片よりなる群から選択される成分である、ペプチド結合 の切断または形成を触媒することができる抗体の触媒性成分。 3.成分は軽領である、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の成分。 4.成分は重鎖である、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の成分。 5.成分は軽鎖と重鎮の会合していない混合物である、請求項1に記載の触媒性 を有する抗体の成分。 6.成分は軽鎖の可変断片である、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の成分 。 7.成分は重鎖の可変断片である、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の成分 。 8.成分は軽鎖の触媒性ドメインである、請求項1に記載の触媒性を有する抗体 の成分。 9.成分は重鎖の触媒性ドメインである、請求項1に記載の触媒性を有する抗体 の成分。 10.成分は軽鎖ホモダイマーである、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の 成分。 11.成分は重鎖ホモダイマーである、請求項1に記載の触媒性を有する抗体の 成分。 12.成分は抗体のFab部分である、請求項2に記載の触媒性を有する抗体の 成分。 13.成分は抗体のFv部分である、請求項2に記載の触媒性を有する抗体の成 分。 14.成分はヘテロダイマーである、請求項2に記載の触媒性を有する抗体の成 分。 15.成分は少なくとも1つの他の分子に会合している、請求項1に記載の成分 。 16.成分と他の分子の化学結合は共有結合である、請求項1に記載の成分。 17.成分と他の分子の化学結合は非共有結合である、請求項1に記載の成分。 18.他の分子は抗体である、請求項15に記載の成分。 19.他の分子は核酸である、請求項15に記載の成分。 20.他の成分は生物学的結合剤である、請求項15に記載の成分。 21.他の分子は酵素である、請求項15に記載の成分。 22.他の分子は目的の抗原に結合することができる抗体の可変領域である、請 求項15に記載の成分。 23.他の分子は細胞性リセプクーに結合する、請求項15に記載の成分。 24.他の分子は固相支持体へのリンカーである、請求項15に記載の成分。 25.生物学的結合剤は、アビジン、ストレプトアビジン、蛋白Aおよび蛋白G よりなる群から選択される、請求項20に記載の成分。 26.請求項1に記載の成分において、成分は、触媒活性を有する抗体成分を含 有する連続的ポリペプチド配列と少なくとも1つの他の蛋白をコードする核酸配 列により発現されるキメラ生成物であって、該核酸配列は:(a)触媒性成分を コードする最初の核酸配列;そして (b)少なくとも1つの追加の蛋白をコードする少なくとも1つの追加の核酸配 列よりなる、上記成分。 27.少なくとも1つの追加の蛋白をコードする追加の核酸配列は、触媒性成分 とは異なる生物学的機能を有する、請求項26に記載の成分。 28.追加の蛋白は生物学的結合剤である、請求項26に記載の成分。 29.リガンドがアビジン、ストレプトアビジン、蛋白Aおよび蛋白Gよりなる 群から選択される、請求項28に記載の成分。 30.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の重鎖であ る、請求項26に記載の成分。 31.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の軽鎖であ る、請求項26に記載の成分。 32.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の可変領域 である、請求項26に記載の成分。 33.触媒活性を有する抗体成分は、プロ薬剤またはプロ毒素を薬剤または毒素 に触媒的に切断することができ、追加の蛋白はプロ薬剤またはプロ毒素の標的細 胞に結合することができる、請求項26に記載の成分。 34.追加の蛋白はインターロイキン2である、請求項33に記載の成分。 35.抗体の触媒性成分の調製方法において:(a)軽鎖、重鎖、Fd断片、軽 鎖と重鎮の会合していない混合物、軽鎖の可変断片、重鎖の可変断片、軽鎖の触 媒性ドメイン、重鎖の触媒性ドメイン、1つの軽鎖と1つの重鎮よりなるヘテロ ダイマー、非共有結合により結合したFd断片と軽鎖からなるヘテロダイマー、 重鎖のホモダイマー、および軽鎖のホモダイマーよりなる群から選択される成分 に、上記抗体の断片化に適した条件に抗体をさらして、 (b)目的の触媒性成分を得ることよりなる、上記方法。 36.抗体は触媒性である、請求項35に記載の方法。 37.成分は、触媒抗体のまたはその重鎖のまたは軽鎖の可変領域の一部であり 、かつその活性を保持しているポリペプチドよりなる、触媒性ドメインである、 請求項35に記載の方法。 38.成分は、成分をコードする少なくとも1つの遺伝子の少なくとも1つの断 片を、細胞中に挿入することより複製される、請求項35に記載の方法。 39.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、カビ、動物細胞、原生動物細胞、および植 物細胞よりなる群から選択される、請求項38に記載の方法。 40.触媒性ドメインは以下の追加のステップよりなる方法により調製される、 請求項37に記載の方法:(a)触媒抗体の可変傾城を一連のペプチド配列に切 断して、 (b)ペプチド配列をスクリーニングして、触媒活性を有するペプチド配列を同 定して、 (c)触媒性ドメインを精製する。 41.触媒性ドメインは以下の追加のステップよりなる方法により調製される、 請求項40に記載の方法:(a)請求項40のステップ(b)で得られるペプチ ド配列を切断して、だんだん小さくなるペプチド配列を作成し; (b)切断された配列をスクリーニングして、触媒活性を有するものを同定して ; (c)切断生成物中に触媒活性が検出されなくなるまで、ステップ(a)と(b )を繰り返して;(d)こうして同定されたドメインを精製する。 42.請求項40に記載の方法において、触媒性ドメインは、該触媒性ドメイン のペプチド配列を決定し、触媒性ドメインのコピーを合成する、追加のステップ よりなる方法により調製される、上記方法。 43.以下のステップよりなる、触媒性ドメインを調製する方法: (a)触媒抗体の可変領域の配列を決定し;(b)可変領域の配列の部分である 同族のペプチド配列の重複するシリーズを合成し; (c)該同族シリーズをスクリーニングして、好ましい触媒性を有する同族のペ プチド配列を選択し;(d)選択されたペプチド配列を合成する。 44.以下のステップよりなる、触媒性ドメインの調製方法: (a)触媒抗体の可変領域の配列を決定し;(b)触媒抗体の可変領域をコード する遺伝子を細胞中に挿入し; (c)細胞中で可変領域を発現させる。 45.挿入される遺伝子は可変領域の断片をコードする、請求項44に記載の方 法。 46.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、動物細胞、原生動物細胞、および植物細胞 よりなる群から選択される、請求項38に記載の方法。 47.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、動物細胞、原生動物細胞、および植物細胞 よりなる群から選択される、請求項44に記載の方法。 48.遺伝子は細胞に挿入される前に突然変異誘発される、請求項38に記載の 方法。 49.遺伝子は細胞に挿入された後に突然変異誘発される、請求項38に記載の 方法。 50.遺伝子は細胞に挿入される前に突然変異誘発される、請求項44に記載の 方法。 51.遺伝子は細胞に挿入された後に突然変異誘発される、請求項44に記載の 方法。 52.以下のステップよりなる、抗体の触媒性成分の調製方法: (a)抗体の可変領域をコードする少なくとも1つの核酸配列を細胞に挿入し; (b)挿入前に核酸配列を突然変異誘発させ;(c)目的の触媒活性を示す抗体 の突然変異した可変領域の存在について、細胞とその子孫をスクリーニングして ; (d)細胞を複製し; (e)突然変異した核酸配列を発現させて、好ましい目的の触媒活性を存する翻 訳生成物を産生させる。 53.以下のステップよりなる方法により、触媒抗体の触媒性成分を産生する方 法: (a)抗体の可変領域をコードする少なくとも1つの核酸配列を細胞に挿入し; (b)挿入後に核酸配列を突然変異誘発させ;(c)目的の触媒活性を示す抗体 の突然変異した可変領域の存在について、細胞とその子孫をスクリーニングして ; (d)細胞を複製し; (e)突然変異した核酸配列を発現させて、好ましい目的の触媒活性を有する翻 訳生成物を産生させる。 54.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、動物細胞、原生動物細胞、および植物細胞 よりなる群から選択される、請求項52に記載の方法。 55.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、動物細胞、原生動物細胞、および植物細胞 よりなる群から選択される、請求項53に記載の方法。 56.以下のステップよりなる、抗体の触媒性成分をコードする遺伝子断片を選 択する方法: (a)成分をコードする少なくとも1つの遺伝子断片を選択し、 (b)可変領域の発現に適した条件下で、細胞中に遺伝子断片を挿入し、 (c)触媒性成分を発現するものについて細胞をスクリーニングする。 57.細胞は、細菌、糸状菌、酵母、動物細胞、原生動物細胞、および植物細胞 よりなる群から選択される、請求項56に記載の方法。 58.請求項56に記載の方法において、遺伝子断片は、軽鎖、重鎖、軽鎖の可 変領域、重鎖の可変領域、軽鎖の触媒性ドメイン、重鎖の触媒性ドメイン、およ びFd断片よりなる群から選択される成分をコードする、上記方法。 59.抗体の触媒性成分と第2の蛋白よりなる2官能性キメラ生成物の調製方法 は、触媒活性を有する抗体成分を含有する連続のポリペプチド配列と、少なくと も1つの他の蛋白をコードする核酸配列を発現させることよりなる方法であって 、該核酸配列は: (a)触媒性成分をコードする第1の核酸配列;そして (b)少なくとも1つの追加の蛋白をコードする少なくとも1つの追加の核酸配 列よりなる、上記方法。 60.少なくとも1つの追加の蛋白をコードする追加の核酸配列は、触媒性成分 のそれとは異なる生物学的機能を有する、請求項59に記載の方法。 61.追加の蛋白は、生物学的結合剤である、請求項59に記載の方法。 62.生物学的結合剤は、アビジン、ストレプトアビジン、蛋白A、および蛋白 Gよりなる群から選択される、請求項61に記載の方法。 63.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の重鎖であ る、請求項59に記載の方法。 64.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の軽鎖であ る、請求項59に記載の方法。 65.追加の蛋白は、目的の抗原に結合することができる通常の抗体の可変領域 である、請求項59に記載の方法。 66.触媒活性を有する抗体成分は、プロ薬剤またはプロ毒素を薬剤または毒素 に触媒的に切断することができ、追加の蛋白は、プロ薬剤またはプロ毒素の標的 細胞に結合することができる、請求項59に記載の方法。 67.追加の蛋白は、インターロイキン−2である、請求項59に記載の方法。 68.抗体の触媒性成分の調製方法において:(a)軽鎖、重鎖、Fd断片、軽 鎖と重鎖の会合していない混合物、軽鎖の可変断片、重鎖の可変断片、軽鎖の触 媒性ドメイン、重鎖の触媒性ドメイン、1つの軽鎖と1つの重鎖よりなるヘテロ ダイマー、非共有結合により結合したFd断片と軽鎖からなるヘテロダイマー、 重鎖のホモダイマー、および軽鎖のホモダイマーよりなる群から選択される成分 に、上記抗体を分画するのに適した条件に抗体をさらして、 (b)成分を触媒活性についてスクリーニングして、(c)目的の触媒性成分を 得ることよりなる、上記方法。 69.以下のステップよりなる、ペプチド結合の切断または形成を触媒すること ができ、抗体の成分であるヘテロダイマーの調製方法: (a)目的の抗体を同定し; (b)抗体を少なくとも2つのヘテロダイマーに切断し; (c)触媒活性についてヘテロダイマーをスクリーニングする。 70.抗体は触媒性である、請求項69に記載の方法。 71.以下のステップよりなる、ペプチド結合の切断または形成を触媒すること ができ、抗体の成分であるヘテロダイマーの調製方法: (a)抗体産生細胞株を同定し; (b)触媒性ヘテロダイマーを発現する細胞について細胞株をスクリーニングす る。 72.抗体は触媒性である、請求項71に記載の方法。 73.以下のステップよりなる、化学反応を触媒することができ、抗体の軽鎖ま たは重鎖から組立られるホモダイマーの調製方法: (a)目的の抗体を同定し; (b)抗体の軽鎖および重鎖成分を分離し;(c)軽鎖または重鎖ホモダイマー の形成を促進する条件に軽鎖または重鎖をさらして; (d)触媒活性についてホモダイマーをスクリーニングする。 74.抗体は触媒性である、請求項73に記載の方法。 75.以下のステップよりなる、成分は化学反応を触媒することができる、抗体 の成分の調製方法:(a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定 し; (b)複数の自己抗体を有する血清画分を単離し;(c)ステップ(b)で得ら れる血清画分をスクリーニングして、反応の基質に結合する自己抗体を同定し; (d)自己抗体の成分をスクリーニングして、自己抗体の触媒性成分を得る。 76.触媒性成分は自己抗体の触媒性成分である、請求項75に記載の方法。 77.以下のステップよりなる、化学反応を触媒することができる抗体の成分の 調製方法: (a)(1)反応物質; (2)ペプチドまたは他の担体分子に結合した反応物質; (3)反応中間体; (4)反応物質の類似物; (5)こうして作成したモノクローナル抗体は反応物質または反応中間体に結合 することができる、生成物の類似物;または (6)反応中間体の類似物よりなる群から選択される抗原に対する複数のモノク ローナル抗体を作成し; (b)複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして、反応の基質に結合する モノクローナル抗体を同定し; (c)モノクローナル抗体の成分をスクリーニングして、モノクローナル抗体の 触媒性成分を得る。 78.以下のステップよりなる、成分は触媒抗体の成分であり、化学反応を触媒 することができる抗体の成分の調製方法: (a)(1)反応物質; (2)ペプチドまたは他の担体分子に結合した反応物質; (3)反応中間体; (4)反応物質の類似物; (5)こうして作成したモノクローナル抗体は反応物質または反応中間体に結合 することができる、生成物の類似物;または (6)反応中間体の類似物よりなる群から選択される抗原に対する複数のモノク ローナル抗体を作成し; (b)複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして、反応を触媒する成分を 同定し; (c)モノクローナル抗体の触媒性成分を得る。 79.以下のステップよりなる、成分は触媒性モノクローナル抗体の成分であり 、化学反応を触媒することがてきる抗体の成分の調製方法: (a)(1)反応物質、 (2)ペプチドまたは他の担体分子に結合した反応物質、 (3)反応中間体、 (4)反応物質の類似物、 (5)こうして作成したモノクローナル抗体は反応物質または反応中間体に結合 することができる、生成物の類似物、または (6)反応中間体の類似物よりなる群から選択される抗原で動物を免疫して、動 物中に抗体産生リンパ球を産生させ; (b)動物から抗体産生リンパ球を取り出し;(c)抗体産生リンパ球をミエロ ーマ細胞と融合し、それぞれモノクローナル抗体を産生する複数のハイブリドー マ細胞を産生させ; (d)複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして、反応を触媒するモノク ローナル抗体を同定し;(e)触媒性モノクローナル抗体の触媒性成分を得る。 80.以下のステップよりなる、酵素により触媒されることが公知である化学反 応を触媒することができる成分である、抗体の成分の調製方法: (a)酵素に対する複数のモノクローナル抗体を産生させ; (b)複数のモノクローナル抗体をスクリーニングして、酵素に対する反応物質 の結合を阻害する第1のモノクローナル抗体を同定し; (c)第1のモノクローナル抗体を回収し;(d)ステップ(c)で回収される 第1の抗体に対する複数の抗イディオタイプモノクローナル抗体を産生させ; (e)ステップ(d)で産生される複数の抗イディオタイプモノクローナル抗体 をスクリーニングして、反応物質に結合し反応速度を触媒的に上昇させる第2の モノクローナル抗体を同定し; (f)それぞれモノクローナル抗体を産生する複数のハイブリドーマ細胞を培養 することにより、ステップ(e)で同定される多数のモノクローナル抗体を産生 させ; (g)モノクローナル抗体の触媒性成分を得る。 81.抗体を軽鎖および重領に解離させることよりなる、抗体の触媒性軽鎖また は触媒性重鎖の調製方法。 82.抗体を軽鎖および重鎖に解離させることよりなる、触媒抗体の触媒性軽鎖 または触媒性重鎖の調製方法。 83.以下のステップをさらに含む、請求項81に記載の方法: (a)抗体をFabおよびFc断片に切断し;(b)Fab断片を還元そして次 にアルキル化して、軽鎖と重鎖をつないでいる結合を切断する。 84.以下のステップをさらに含む、請求項82に記載の方法: (a)抗体をFabおよびFc断片に切断し;(b)Fab断片を還元そして次 にアルキル化して、軽鎖と重鎖Fd断片をつないでいる結合を切断する。 85.軽鎖と重鎖を分離するステップをさらに含む、請求項83に記載の方法。 86.あらかじめ決められた範囲の分子量に対して選択的なゲルカラム中に抗体 を通すことにより、抗体を軽鎖と重鎖に解離する、請求項82に記載の方法。 87.分子量の範囲は103から3×105ダルトンである、請求項86に記載 の方法。 88.抗体を、pH10.5までのアルカリ性のpHで、5μg/ml未満の濃 度に希釈した後に、軽鎖と重鎮が解離される、請求項70に記載の方法。 89.軽鎖と重鎖は、鎖間の結合の化学的還元により解離される、請求項81に 記載の方法。 90.軽鎖と重鎖は、鎖間の結合の酵素的切断により解離される、請求項81に 記載の方法。 91.軽鎖と重鎖は、鎖間の結合の触媒的切断により解離される、請求項81に 記載の方法。 92.軽鎖と重鎖は以下のステップよりなる方法で解離される、請求項81に記 載の方法: (a)メルカプトエタノール、ジチオスレイトール、およびメルカプトエチルア ミンよりなる群から選択される還元剤の存在下で抗体を還元し、 (b)還元ステップで生成したSH基を、ヨードアセトアミドおよびヨード酢酸 よりなる群から選択されるアルキル化剤でアルキル化する。 93.以下のステップよりなる、請求項81に記載の方法: (a)抗体をFabとFc断片に切断し;(b)Fab断片を還元そして次にア ルキル化して軽鎖と重鎖をつないでいる結合を切断し;(c)結合を可能にする 条件下で、軽鎖と重鎖を軽鎖または重鎖にのみ結合することができるリガンドに 接触させ; (d)リガンドが結合した軽鎖または重鎖を、結合していない軽鎖または重鎖か ら分離する。 94.軽鎖、重鎖、Fd断片、軽鎖と重鎖の会合していない混合物、軽鎖の可変 断片、重鎖の可変断片、軽鎖の触媒性ドメイン、重鎖の触媒性ドメイン、1つの 軽鎖と1つの重鎖よりなるヘテロダイマー、非共有結合で結合しているFd断片 と軽鎖からなるヘテロダイマー、重鎖ホモダイマー、および軽鎖ホモダイマーよ りなる群から選択される抗体の成分において、該成分は触媒性を有し:(a)成 分への抗体の断片化に適した条件に抗体をさらして、 (b)成分を触媒活性についてスクリーニングして、(c)触媒性成分を得るこ とにより調製される、上記成分。 95.抗体は触媒性である、請求項94に記載の成分。 96.以下のステップよりなる方法により調製される触媒性ドメイン: (a)触媒抗体の可変領域の配列を決定し;(b)可変領域の配列の部分である 同族のペプチド配列の重複するシリーズを合成し; (c)同族のシリーズをスクリーニングして、好ましい触媒性を有する同族のペ プチド配列を選択し;(d)選択されたペプチド配列を合成する。 97.以下のステップよりなる方法により調製される触媒性ドメイン: (a)触媒抗体の可変領域の配列を決定し;(b)触媒抗体の可変領域をコード する遺伝子を細胞中に挿入し; (c)細胞中で可変領域を発現させる。 98.以下のステップよりなる方法により調製される抗体の触媒性成分: (a)抗体の可変領域をコードする少なくとも1つの核酸配列を、細胞中に挿入 し; (b)核酸配列を挿入前に突然変異誘発させ;(c)目的の触媒活性を示す抗体 の突然変異した可変領域の存在について、細胞とその子孫をスクリーニングして ; (d)細胞を複製し; (e)突然変異した核酸配列を発現させて、目的の触媒活性を有する翻訳生成物 を産生させる。 99.抗体が触媒性である、前記請求項に記載された、抗体の触媒性成分。 100.抗体の触媒性成分と第2の蛋白よりなる2官能性キメラ生成物において 、触媒活性を有する抗体成分を含有する連続のポリペプチド配列と、少なくとも 1つの他の蛋白をコードする核酸配列を発現させることにより調製されるキメラ 成分であって、該核酸配列は:(a)触媒性成分をコードする第1の核酸配列; そして (b)触媒性成分とは異なる生物学的機能を有する少なくとも1つの追加の蛋白 をコードする少なくとも1つの追加の核酸配列よりなる、上記生成物。 101.以下のステップよりなる方法により調製される触媒性ヘテロダイマー: (a)目的の抗体を同定し; (b)抗体を少なくとも2つのヘテロダイマーに切断し; (c)触媒活性についてヘテロダイマーをスクリーニングする。 102.以下のステップよりなる方法により調製される触媒性ヘテロダイマー: (a)抗体産生細胞株を同定し; (b)触媒性ヘテロダイマーを発現する細胞について細胞株をスクリーニングす る。 103.以下のステップよりなる方法により調製される触媒性ヘテロダイマー: (a)目的の抗体を同定し; (b)抗体の軽鎖および重鎖成分を分離し;(c)軽鎖または重鎖ホモダイマー の形成を促進する条件に軽鎖または重鎖をさらして; (d)触媒活性についてホモダイマーをスクリーニングする。 104.以下のステップよりなる方法により調製される抗体の触媒性成分: (a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し; (b)複数の自己抗体を有する血清画分を単離し;(c)ステップ(b)で得ら れる血清画分をスクリーニングして、反応の基質に結合する自己抗体を同定し; (d)自己抗体の成分をスクリーニングして、自己抗体の触媒性成分を得る。 105.ペプチド結合の形成または切断を触媒することができる抗体の触媒性F v成分であって、Fv成分は以下のステップよりなる方法により産生される:( a)抗体をペプシンに接触させることにより抗体を選択的に切断して、Fv成分 を含む断片の混合物を産生し; (b)Fv成分が精製されるように混合物を処理する。 106.抗体は触媒性である、請求項94に記載の方法。 107.ペプチド結合の形成または切断を触媒することができる抗体の触媒性F ab成分であって、Fab成分は以下のステップよりなる方法により産生される :(a)抗体を酵素パパインに接触させることにより抗体を選択的に切断して、 Fab成分を含む断片の混合物を産生し; (b)Fab成分が有用に精製されるように混合物を処理する。 108.反応物質を抗体の触媒性成分に接触させることよりなる、化学反応を触 媒する方法において、成分は軽鎖、重鎖、Fd断片、軽鎖と重鎖の会合していな い混合物、軽鎖の可変断片、重鎖の可変断片、軽鎖の触媒性ドメイン、重鎖の触 媒性ドメイン、1つの軽鎖と1つの重鎖からなるヘテロダイマー、非共有結合的 に会合しているFd断片と軽鎖からなるヘテロダイマー、重鎖のホモダイマー、 および軽鎖のホモダイマーよりなる群から選択される、上記方法。 109.1つまたは複数の反応物質を、Fab断片とFV断片よりなる群から選 択される抗体の触媒性成分に接触させることよりなる、ペプチド結合の切断と形 成を触媒する方法。
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