JPH05507860A - 流動原料から粒剤または錠剤を製造するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流動原料から粒剤または錠剤を製造するための装置本発明は、請求の範囲第１項 の前文に記載されたタイプの装置に関する。

この種の装置は、ＤＥ−ＰＳ３，９０２，９５７から既知である。この公知の装 置において、流動性原料が、内歯付回転穴あきロールと前記内歯と係合している 外歯付排出ロールとの間の押圧間隙へ送られる。穴あきロールの内歯の各基部か ら、穴がその外側へ伸長しており、その穴を通り、原料が排出ロールとのかみ合 いにより押し出され、粒剤または錠剤の形で冷却面上に滞積する。冷却面は、穴 あきロールの低領域を通過して移動する回転冷却ベルトにより形成されている。

穴あきロールの水平中心面上にある前記穴あきロールの一部は、穴あきロールの 温度に影響を与える加熱ジャケットにより覆われている。

多量の原料を処理中に、穴あきロールの穴から原料が押出されて、粒剤または錠 剤が冷却面上に滞積すると、廃ガスが発生するが、これは、環境汚染防止法に従 い、抑制せずに大気中に放出してはならない。

本発明は、初めに述べたタイプの装置を提供する課題に基づいており、本装置は 、簡単な構造により原料の加工中に発生する廃ガスを確実に捕集することが出来 る。

本課題は、特徴づけている請求の範囲第１項に記載されたいくつかの特徴により 解決される。

本発明の有利な実施例とさらに進んだ開発は、従属請求項から明らかになるであ ろう。

本発明による装置の構造によって、廃ガスは、生成する領域において、すなわち 、原料が穴あきロールの孔から押し出され、冷却面上に滞積する領域において、 直接に抽出される。廃ガス通孔は、いずれにせよ設置されている加熱ジャケット の外表面に、実際には部分的に形成されるという点から、単純な構造が得られる 。廃ガス通孔のほかの壁を形成しかつ加熱ジャケットの外側に配置されたより遠 いジャケットは、加熱ジャケットの外側の、または必要ならばほかの方法により 、断熱体を同時に構成しており、それ自身が断熱される。

廃ガスはまた、加熱ジャケットの外側により加熱されるという点から、この領域 で捕集されたガスの凝結は確実に防止され、廃ガスは廃ガス通孔を通り排気接続 管へ流れ、そこから、廃ガスは溶剤回収及びまたはろ過装置へ送られる。

廃ガス通孔の抽出作用の制御を可能にするため、穴あきロールの端末側において 好適に密閉されている前記廃ガス通孔は、回転方向に見て廃ガスの取入れ端と反 対側にある、その後端において、この後端で吸引される大気を制御する調節可能 なフラップにより、密閉することが出来る。

前記フラップは、部分的に開いた状態で、穴あきロールの外周へ付着している原 料から発生する廃ガスの一部が抽出されるように、より遠いジャケットへ関節状 に接続していることが好ましい。

加熱ジャケット及びまたはより遠いジャケットは、前記穴あきロールと同一中心 を有する水平中心面上にある穴あきロールの領域にわたり伸長していることが好 ましく、一方で、粒剤または錠剤が滞積している冷却面の領域に隣接した前記中 心面の下にある取入れ端は、廃ガスの誘導効果を改善するために、前記冷却面へ 真直ぐに指向しているか、あるいは、広く開いている。前記取入れ端は、はぼ冷 却面の付近まで伸長することが出来る。

実施態様の一例を図面により詳細に説明する。

図面において、 図１　本装置の一実施態様の断面略図を示す。

図２　破断して示した図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った断面図である。

図１は本装置の実施態様の断面図を単純な形で示しており、本基本装置は、例え ば、ＤＥ−ＰＳ３，９０２．９５７で詳細に説明されている実施態様に相当する 。

前記装置は、排出ロールの外側にある歯−図示されていない−１と協働する内歯 を内面に備えている穴あきロールを含んでいる。この排出ロールの外側にある歯 は穴あきロールの低領域に配置されていることが好ましい６排出ロールと穴あき ロール１の内歯との間のロール間隙または押圧ギャップへ導入された原料は、前 記原料が粒剤または錠剤２の形で冷却面上に、好適には回転冷却ベルト８上に、 滞積するように、穴あきロールｌの内歯の基部からその外側へ伸長している孔を 通り押し出される。

穴あきロールｌの外周の一部は、前記ロールの温度を加熱ジャケット３によって 制御するために設けられており、ジャケット３は穴あきロールから間隙を置いて 半径方向に配置され、また、水平中心面１２の上方に前記ロールと同一中心を有 して配置されている穴あきロールの領域に大抵の場合伸長している。

図示された本発明の実施態様において、前記加熱ジャケット３は、より遠いジャ ケット５により間隔を置いて囲まれており、ジャケット５は好適に断熱層９をそ の外側に支えている。従って、より遠いジャケット５は、その熱損失が低下する ように、加熱ジャケット３の外側に対し断熱体を形成している。加熱ジャケット ３と前記外側のジャケット５との間に、廃ガス通孔４が形成されており、排気接 続管６と通じている。

図１から明らかなように、前記廃ガス通孔４の取入れ端１１は、冷却面８上の錠 剤の滞積領域の上方にあって、前記冷却面（前記中心面１２よつ下方）へほぼ指 向しており、必要ならば、前記取入れ端はトンネル形状に広げることが出来る。

原料が冷却面８上に滞積した直後に、廃ガスは粒剤または錠剤から発生する。前 記廃ガスが大気中に流入するのを防止するために、廃ガスを出来るだけ急速に吸 い取らなければならない。しかし、前記廃ガスは、冷却面を形成している冷却ベ ルト８がさらに移動するとき、僅かな距離しか発生しないので、加熱ジャケット ３とより遠いジャケット５とによって形成された廃ガス通孔４は、前記廃ガスを 効果的に抽出することが出来る。

取入れ端１１と反対側にある排気通孔４の端部には、調節可能なフラップが配置 され、好適により遠いジャケット５へ関節状に接続しており、この場合、前記フ ラップ７が部分的に開くと、間隙が前記フラップと加熱ジャケットとの間に形成 され、これを通って、冷却ベルト８から離れて移動する穴あきロール１の外面に 付着し続ける原料から逃散する廃ガスも、大気に加えて吸引され、必要ならば、 この付着した原料は、かき落し板１０によって前記外面からかき落される。

廃ガス通孔４から抽出接続管６を通って抽出された廃ガスは、原料が冷却ベルト ８に滞積したときに形成する廃ガスが効率のよい方法で無害であるように、廃ガ スの浄化装置、例えば、凝結またはろ過装置へ送られる。

前述のように、大気の抽出通孔への流入、従って、廃ガス通孔４の取入れ端１１ における抽出作用は、フラップ７によって制御される。これにより、抽出接続管 ６のあとに続く凝結及びろ過装置の効率も最適に制御することが出来る。

加熱ジャケット３とより遠いジャケット５とにより形成された廃ガス通孔４の端 面ば、完全または部分的に密閉され、本装置の動作中に形成する廃ガスの最適な 抽出を制御することが出来る。

より遠いジャケットを単に追加することによる簡単な方法で、本発明による装置 は、複雑な抽出装置を必要とせずに、製品の滞積中に発生する廃ガスの効果的抽 出をその発生個所において直接に行うことが出来る。

抽出通孔を加熱ジャケットとより遠いジャケットとの間に配置することにより、 あるいは、より遠いジャケットの外側を断熱することにより、廃ガス通孔内の前 記廃ガスの凝結は、確実に防止される。

要約書 原料が内歯付回転穴あきシリンダと前記内歯と係合している外歯付押圧シリンダ との間の押圧溝へ供給される、流動原料から粒剤または錠剤を製造するための装 置、穴あきシリンダの内歯の歯の基部からその外側へ伸長している穴が設けられ 、その穴を介して穴あきシリンダが押圧シリンダと係合したとき原料が押し出さ れ、錠剤または粒剤が冷却面上に滞積され、冷却面から遠く離れた穴あきシリン ダの外周の少なくとも一部が加熱膜により囲まれているもので、加熱膜（３）の 外側に１間隔を置いて他の殻（５）が配置され、加熱膜（３）と他の殻（５）と の間により、廃ガス通孔（４）が形成され、かつ原料から発生するガスの吸込ノ ズル（６）に通じていることを特徴とする特 補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成４年１０月２６日

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．流動原料が内歯を有する回転穴あきロールと前記内歯と係合する外歯付排出 ロールとの間の押圧間隙へ供給される、流動原料から粒剤または錠剤を製造する ための装置であり、穴あきロールの内歯の各歯の基部からそのロールの外側へ伸 長している穴が設けられ、その穴を介して原料が排出ロールと係合して押し出さ れ、粒剤または錠剤の形で冷却面上に滞積され、冷却面から離れた穴あきロール の外周の少なくとも一部が加熱ジャケットにより囲まれている流動原料から粒剤 または錠剤を製造するための装置であって、 より遠いジャケット（５）から間隔を置いた加熱ジャケット（３）の外側に、よ り遠いジャケット（５）が、加熱ジャケット（３）とより遠いジャケット（５） との間に廃ガス通孔（４）が形成されかつ原料から発生するガスの抽出接続管（ ６）に通じているように、配置されていることを特徴とする流動原料から粒剤ま たは錠剤を製造するための装置。
2. ２．加熱ジャケット（３）とより遠いジャケット（５）が穴あきロール（１）へ 少なくとも部分的に同一中心を有して配置されていることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の流動原料から粒剤または錠剤を製造するための装置。
3. ３．加熱ジャケット（３）とより遠いジャケット（５）が穴あきロール（１）の 水平中心面（１２）の上方にほぼ同一中心を有して配置され、加熱ジャケット（ ３）及びまたはより遠いジャケット（５）がこの中心面（１２）の下方で粒剤放 出側の冷却ベルト（８）へ指向する方向へ伸長していることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の流動原料から粒剤または錠剤を製造するための装置。
4. ４．廃ガス通孔（４）が穴あきロール（１）の移動方向に見たその後端において 大気の流入を制御する調節可能なフラップ（７）により部分的または完全に密閉 される前出の請求項のうちのいずれか一つの項に記載の流動原料から粒剤または 錠剤を製造するための装置。
5. ５．廃ガス通孔（４）が穴あきロール（１）の端面において密閉されることを特 徴とする前出の請求項のうちのいずれか一つの項に記載の流動原料から粒剤また は錠剤を製造するための装置。
6. ６．より遠いジャケット（５）が断熱層（９）を有するその外側に設けられてい ることを特徴とする前出の請求項のうちのいずれか一つの項に記載の流動原料か ら粒剤または錠剤を製造するための装置。