JPH055077U - 理美容鋏 - Google Patents

理美容鋏

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JPH055077U
JPH055077U JP5168091U JP5168091U JPH055077U JP H055077 U JPH055077 U JP H055077U JP 5168091 U JP5168091 U JP 5168091U JP 5168091 U JP5168091 U JP 5168091U JP H055077 U JPH055077 U JP H055077U
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JP
Japan
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thumb
finger
insertion ring
inner peripheral
peripheral surface
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Pending
Application number
JP5168091U
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English (en)
Inventor
浩 村田
昇二 築山
Original Assignee
ニチワ産業株式会社
昇二 築山
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Publication date
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Publication of JPH055077U publication Critical patent/JPH055077U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 親指挿入環6の内周面に、当該親指挿入環6
に挿入した親指Aの指球B側が接当する指球側内周面1
0を設け,この指球側内周面10を、刃部の揺動面Dに
対して、当該親指挿入環6に挿入した親指Aの指先側屈
曲姿勢に沿って直線的又は略直線的に傾斜する傾斜面に
形成した。 【効果】 親指側の刃部を静刃として使用するとき、指
球側が指球側内周面に対して広い接触面積で接当し、親
指が親指挿入環から抜け出しにくく、しかも、しっかり
把持すべく、親指の指球側を親指挿入環に強く当て付け
ても親指指先を傷めにくいから、疲労感が少なく、使い
勝手が優れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、刃部と把持部とを備えている一対の鋏構成部材が相対揺動自在に連 結され、前記把持部の一方に親指を挿入する親指挿入環が設けられている理美容 鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒記理美容鋏は、両刃部の間に毛髪等を位置させて、一方の刃部を静刃として 切断位置に対して停止させ、他方の刃部を動刃として静刃に対して相対揺動させ ることで、静刃に沿う所望の切断位置で正確に切断するよう使用されるものであ るが、従来、親指挿入環の形状に関しては指先の挿入勝手のみが考慮されており 、例えば実公昭46−9068号公報に開示されているように、親指挿入環の内 周面形状が、その内径が挿入方向上手側ほど大径になる、所謂すり鉢状に形成さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
冒記理美容鋏は前述のように一方を静刃、他方を動刃として使用され、使用中 は静刃側の把持部を指先でしっかり把持して鋏全体の姿勢を所望姿勢に維持する 必要があるが、親指挿入環が設けられている鋏構成部材の刃部を静刃として使用 する際には、親指挿入環に挿入した親指で鋏全体の姿勢を所望姿勢に維持する必 要がある。
【0004】 かかる場合、前記従来技術に示されているように、親指挿入環の内周面形状が すり鉢状に形成されていると、親指挿入環に挿入した親指の指球側と親指挿入環 の挿入方向下手側端面角部との係止で鋏全体の姿勢を所望姿勢に維持する必要が ある。
【0005】 しかし、親指の指球側と親指挿入環の挿入方向下手側端面角部との接触面積が 少ないので、親指の指球側と親指挿入環との相対位置が抜け出し方向に僅かにず れても互いの係止が外れて、親指が親指挿入環から抜け出し易いこと、及び、挿 入した親指で親指挿入環をしっかり把持すると、挿入した親指の指球側が親指挿 入環の挿入方向下手側端面の角部に強く押し当てられるので、親指指先をその角 部で傷め易いこと等から、親指側の刃部を静刃として使用する際には疲労感が大 きく、使い勝手が劣る欠点がある。
【0006】 これらの欠点を解決する為に、例えば、親指を深く挿入してその関節部分で屈 曲させた親指で楽に保持できるよう、親指挿入環内径を大径にしておくことが考 えられるが、親指側の刃部を動刃として使用する場合には、親指と親指挿入環内 周面との遊びが大きくなり過ぎ、親指の動きと刃部の動きとにずれが生じて正確 に切断しにくく、この場合の使い勝手が悪くなる欠点が新たに生じる。
【0007】 本考案は上記実情に鑑みてなされたものであって、親指挿入環の内周面形状を 工夫することにより、親指側の刃部を動刃として使用するときの使い勝手を損な うことなく、親指側の刃部を静刃として使用するときの使い勝手が優れた理美容 鋏を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、冒記理美容鋏において、前記親 指挿入環の内周面に、当該親指挿入環に挿入した親指の指球側を接当させる指球 側内周面が設けられ、前記指球側内周面が、前記鋏構成部材の揺動面に対して、 当該親指挿入環に挿入した親指の指先側屈曲姿勢に沿って直線的又は略直線的に 傾斜する傾斜面に形成されている点にあり、かかる構成から次の作用効果を奏す る。
【0009】
【作用】
親指側の刃部を静刃として使用するとき、親指挿入環に挿入した親指の指先を 屈曲させて指球側を親指挿入環に当て付けると、その指球側が指球側内周面に対 して接当する。
【0010】 そして、この指球側内周面は、鋏構成部材の揺動面に対して指先側屈曲姿勢に 沿って直線的又は略直線的に傾斜する傾斜面に形成されているから、指球側は指 球側内周面に対して広い接触面積で接当し、親指の指球側と親指挿入環との相対 位置が抜け出し方向に僅かにずれても、親指の指球側と親指挿入環との係止が外 れにくく、親指が親指挿入環から抜け出しにくいとともに、挿入した親指で親指 挿入環をしっかり把持すべく、挿入した親指の指球側を親指挿入環に対して強く 押し当てても、親指指先を傷めにくい。
【0011】
【考案の効果】
従って、親指側の刃部を静刃として使用するとき、親指が親指挿入環から抜け 出しにくく、しかも、しっかり把持すべく、親指の指球側を親指挿入環に対して 強く当て付けても親指指先を傷めにくいから、疲労感が少なく、使い勝手が優れ ている。
【0012】
【実施例】
図4は、刃部1a,1bと把持部2a,2bとが連結部3a,3bを挟んで一 体に形成されている一対の鋏構成部材4a,4bがボルト・ナット5で相対揺動 自在に連結されている理美容鋏を示し、一方の把持部2aには親指Aを挿入する 親指挿入環6と閉じ限界設定用の弾性体製ストッパー7とが設けられ、他方の把 持部2bには親指以外の指を挿入する指挿入環8と指を引っ掛けて保持する指掛 け杆9とが設けられている。
【0013】 図2,図4に示すように、前記親指挿入環6の内周面に、親指挿入環6に挿入 した親指Aの指球B側をその周方向に一連に接当させる指球側内周面10と爪C 側をその周方向に一連に接当させる爪側内周面11とが、図1に示すように、鋏 構成部材4a,4bの揺動面Dに対して、当該親指挿入環6に挿入した親指Aの 指先側屈曲姿勢に沿って僅かに曲率を有する状態で略直線的に傾斜する傾斜面に 形成され、かつ、親指Aが滑りにくい粗面に形成されている。
【0014】 前記親指挿入環6の指挿入方向下手側の端面12は全面に亘って鋏構成部材4 a,4bの揺動面Dに対して略平行に形成され、指挿入方向上手側の端面13は 、挿入した親指Aの指球B側で連結部3aとの連結位置とストッパー7の取付け 位置とに亘る内側面13aが、鋏構成部材4a,4bの揺動面Dに対して略平行 に形成され、挿入した親指Aの爪C側で連結部3aとの連結位置とストッパー7 の取付け位置とに亘る外側面13bが、徐々に指挿入方向下手側の端面12に近 づく傾斜面に形成されている。
【0015】 そして、親指挿入環6が設けられている鋏構成部材4aの刃部1aを動刃とし て使用する際には、例えば、薬指を指挿入環8に挿入して小指を指掛け杆9に引 っ掛けた姿勢で親指Aを親指挿入環6に挿入し、指挿入環8に挿入した薬指と指 掛け杆9に引っ掛けた小指とで鋏全体の姿勢を所望姿勢に維持しながら、親指A による鋏構成部材4aの揺動操作で毛髪等をカットする。
【0016】 又、親指挿入環6が設けられている鋏構成部材4aの刃部1aを静刃として使 用する際には、例えば、薬指を指挿入環8に挿入して親指Aを親指挿入環6に挿 入し、その指球B側が親指挿入環6に当て付けられるように指関節部分で屈曲さ せて、指球Bを指球側内周面10に対して広い接触面積で接当させるととともに 、爪C側を爪側内周面11に対して広い接触面積で接当させて、指球Bと指球側 内周面10との接当と、爪C側と爪側内周面11との接当で鋏全体の姿勢を所望 姿勢に維持し、必要に応じて空いている片手を親指挿入環6が設けられている鋏 構成部材4aの刃部1a先端に添えて、指挿入環8に挿入した薬指による鋏構成 部材4bの揺動操作で毛髪等をカットする。
【0017】 〔別実施例〕 ア.親指挿入環の内周に形成される、当該親指挿入環に挿入した親指の指先側屈 曲姿勢に沿って略直線的に傾斜する傾斜面は、その略全周に亘って形成しても良 く、部分的に形成しても良い。 イ.親指挿入環の内周に形成される、当該親指挿入環に挿入した親指の指先側屈 曲姿勢に沿って略直線的に傾斜する傾斜面は、親指挿入環の指挿入方向全長に亘 って形成されていても良く、部分的に形成されていても良い。
【0018】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4におけるI−I線矢視拡大断面図
【図2】理美容鋏の要部底面図
【図3】図4におけるIII-III 線矢視拡大断面図
【図4】理美容鋏の平面図
【符号の説明】
1a 刃部 1b 刃部 2a 把持部 2b 把持部 4a 鋏構成部材 4b 鋏構成部材 6 親指挿入環 10 指球側内周面 A 親指 B 指球 D 揺動面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 刃部(1a),(1b)と把持部(2
    a),(2b)とを備えている一対の鋏構成部材(4
    a),(4b)が相対揺動自在に連結され、前記把持部
    (2a),(2b)の一方に親指(A)を挿入する親指
    挿入環(6)が設けられている理美容鋏において、前記
    親指挿入環(6)の内周面に、当該親指挿入環(6)に
    挿入した親指(A)の指球(B)側を接当させる指球側
    内周面(10)が設けられ、前記指球側内周面(10)
    が、前記鋏構成部材(4a),(4b)の揺動面(D)
    に対して、当該親指挿入環(6)に挿入した親指(A)
    の指先側屈曲姿勢に沿って直線的又は略直線的に傾斜す
    る傾斜面に形成されていることを特徴とする理美容鋏。
JP5168091U 1991-07-04 1991-07-04 理美容鋏 Pending JPH055077U (ja)

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JP5168091U JPH055077U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 理美容鋏

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JP5168091U JPH055077U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 理美容鋏

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JPH055077U true JPH055077U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12893601

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JP5168091U Pending JPH055077U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 理美容鋏

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002030632A1 (ja) * 2000-10-06 2004-02-19 足立工業株式会社 穴部を有する鋏
JP2017051270A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 コクヨ株式会社 カッター機能付きハサミ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423038U (ja) * 1977-07-14 1979-02-15

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