JPH05506611A - ピペット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ピペット 本発明は、本体、この本体内に備えられた、プランジャ、プランジャロッド及び ピペットに先端部品を取り付けるための座部を有する複数の互いに平行で並列状 の複数のシリンダ、並びにステムとそれに連結された結合部材で構成されるフォ ーク状の作動部材が含まれており、前記プランジャロッドは、そのプランジャと 共に前記結合部材に連結され、作動部材に連結されつる作動手段により同時に動 作可能になっており、前記作動部材は、ステム、結合部材及びプランジャロッド と共に、例えば、押出成形のような実質的に単一作業工程で有利に形成された中 実物で構成されているようなピペットに関する。

技術的現状に関しては、フィンランド特許第６０１３７号及び第７３３６８号を 参照する。これらの参考文献では、作動部材に連結可能な作動手段を用いて同時 にプランジャを動作するためのフォーク状の作動部材にプランジャを有するプラ ンジャロッドが連結されているような、上述のタイプのピペットが開示されてい る。しかしながら、この種のピペットでは、特にプランジャの互いに一致した動 作に関し、問題が生じていた。該プランジャは、一貫性なく動作する傾向があり 、さらにはシリンダ内で動作しなくなる傾向さえある。これは、製造上の許容誤 差、及び隣接する単数又は複数のプランジャが結合部材、ひいては残りのプラン ジャロッド及びプランジャの動作方向を決定するために１本のプランジャ内のセ ンタリング誤差が、たとえ僅かなものであれ、動きを止める結果となるという事 実によるものである。

本発明の目的は、前述の注意が喚起されている欠点を除くことにある。

本発明のさらにもう１つの目的は、先行技術のあらゆる一連のピペットに比べ、 設計がさほど複雑でなく、作動の信頼性が高く、その製造コストが有利な新規の 一連のピペットを提供することにある。

本発明を特徴とする特性に関しては、請求の範囲の部分を参照されたい。

上述のように、前記作動部材はフォークに似た形状を有する。前記結合部材はス テムとほぼ直角に連結し、前記プランジャロッドは、はぼ直角に、ステムとは平 行でかつ互いに並んで一列を成して配置された形で結合部材と連結する。したが って、前記作動部材は、一方がピペットの作動手段、例えば液圧式又は気圧式の 動力手段と連結し、他方がピペットのプランジャと連結する中実の単一構成物で ある。この作動手段の設計により、一連のピペットのプランジャの作動は同時か つ互いに共通する。

本発明が教示するように、プランジャは弾性材料で作られ、プランジャロッドに 弾性的に連結されている。

本発明の一実施態様においては、プランジャは円筒形をしており、シリンダの内 側面に対し、その外側面か接するように配置されている。その外側には、少なく とも１つのカラー状の密封用リングが形成されていてもよく、各々のプランジャ は、密封用リングと共に、例えば、押出成形のような単一材料の単一作業工程で 成形されたものである。

前記シリンダは、その長手方向及び好ましくはその側面方向にも動かない状態で 、両端にて本体に都合良く連結されている。

本発明により、ピペットの作動部材及びプランジャの製造は、単純かつ容易で、 廉価に実施可能である。同時に、ピペットの単純かつ一致した動作が達成される 。

即ち、シリンダの排出及び充填は恒常かつ一貫した信頼性ある形で行なわれる。

さらに、本発明により、本発明のピペットは、製造コストに関し有利である。

本発明については、以下で実施例を用いて添付図面を参照しながら詳細に説明す る。

図１は、本発明に関するピペットを示す断面平面図、図２は、図１のピペットを 示す断面正面図、そして、図３は、本発明の一実施態様によるピペットのプラン ジャを示す側面図である。

図１では、開放した状態でかつ平面図の形で本発明によるピペットが見られる。

このピペットは、プランジャ２とピペットに先端部品（図示せず）を取り付ける ための座部４とを有するピペットのシリンダ１が配置される箱状の本体１ｏを含 んている。前記ピペットは、さらに作動部材５を含んでおり、この部材に対して 、パワーシリンダの如き、作動部材に連結可能な作動手段６により動作するプラ ンジャが結合されている。

前記作動部材５はフォークのような形状を有する。該作動部材は、ステム７を含 み、このステムに対して剛性結合部材８が横断的に連結され、この結合部材には プランジャロッド３が連結されている。前記ステム７は、シリンダ１の方向に、 長手方向に移動可能となるようハウジング１０内に支持されている。結合部材８ は、はぼ直角にステム５と連結し、同様に、プランジャロッド３は、結合部材８ にほぼ直角に連結されている。シリンダ１及び座部４及び作動部材５は、ステム ７及び結合部材８と共に、かつ結合部材に連結されたプランジャロッドと共に、 はぼ１つの平面内に備えられ、かくして作動部材のステムがシリンダの方向に動 いたとき、プランジャ３は作動部材のステムと共に、作動部材のステムに連結さ れた結合部材及びロッドを介して動作するようになっている。これにより、一連 のピペット内の個々のピペット及びシリンダの全ての充填は同時に、互いに一貫 した形で行なわれることになる。

図１には、さらに、作動部材のステム５、ひいては結合部材８及びプランジャロ ッド３を、プランジャ２の座部から離れるように、即ち、充填方向に動作するよ うに配置されたリターンスプリング９が示されている。

ここで開示される実施態様においては、本体１０は大部分が平坦であり、ピペッ ト用のハウジングを構成している。別々のシリンダ１は、それに平行でかつその 延長部分を構成している管状液体通路１２を有しており、該管状液体通路に沿っ てスリーブ状に押し込まれた座部４を具備している。前記シリンダは座部と共に 本体内に設けられた取付四部に備えられており、かくして座部はアパーチャ１３ を通って突出し、座部のカラー１４はアパーチャのリム内側に当接し、シリンダ はその反対側の端部で、シリンダのそれぞれの端部に形成された半径方向外向き に突出するフランジ１７により、本体の取付用フレーム１６内のアパーチャのリ ムにより形成された肩部１５上に据えられている。したが７て、全てのシリンダ １は、その座部４と共に平行に並んで、かつ側方に弾性的にかつ長手方向に動か ないように、本体１０によって構成されたハウジング内で一定の間隔を置いて配 置されている、ということが理解できる。

図３には、本発明の一実施態様に適合する１つのプランジャ２が見られる。この プランジャは、主として単一作業工程でプラスチック原料を押出成形することに よって作られたものである。プランジャは大部分が円筒形であり、シリンダ内に 密接的に差込まれている。

プランジャ２は、有利的には弾力性ある弾性プラスチック材料で作られている。

プランジャは、摩擦結合、接着、螺着によるか、又はその他のあらゆる方法で、 プランジャロッド３に連結されており、この結合は、並列状に配置されたプラン ジャがシリンダ内で柔軟かつかじられることなくセンタリングされつるように、 側方に弾力性をもつことが好ましい。

本発明は上述の実施例に制限されるものではなく、その実施態様は下記の請求の 範囲の範囲内で変化しうるちのである。

要約書 プランジャ（２）及びピペットに先端部品を取付けるための座部（４）を伴う並 列状の複数のシリンダ（１）、並びに作動部材に連結可能な作動手段（６）によ り動作するプランジャが連結されている作動部材（５）を含み、この作動部材（ ５）がフォーク状で、ステム（７）、該ステムに連結された結合部材（８）及び 結合部材に連結されたプランジャロッド（３）を含んでいる、ピペ、ット。プラ ンジャは弾性材料で作られている。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．本体（１０）、この本体に備えられた、プランジャ（２）及びピペットに先 端部品を取り付けるための座部（４）を有する互いに平行で並列状の複数のシリ ンダ（１）、並びにステム（７）とそれに連結された結合部材（８）とで構成さ れるフォーク状作動部材（５）を含み、該作動部材には、作動部材に連結可能な 作動手段（６）を用いてこれらを同時に動作するためのプランジャ付きプランジ ャロッドが連結され、ステム、結合部材及びプランジャロッドと共にこの作動部 材が、押出成形の如き実質的に単一作業工程で有利に形成された中実物で構成さ れているピペットにおいて、前記プランジャ（２）は、弾性材料で作られ、プラ ンジャロッドに弾性的に連結されていることを特徴とするピペット。
2. ２．前記プランジャ（２）は、大部分が円筒形をしており、各プランジャは、押 出成形された如き作動部材よりも弾性の高い単一材料の単一作業工程で形成され たものであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のピペット。
3. ３．前記シリンダ（１）は、側方及び長手方向に実質的に不動に前記本体（１０ ）に連結されていることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載のピペ ット。