JPH05506210A - 単核細胞群における悪性細胞を破壊する緑色ポルフィリンを含有する組成物 - Google Patents

単核細胞群における悪性細胞を破壊する緑色ポルフィリンを含有する組成物

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JPH05506210A JP91504160A JP50416091A JPH05506210A JP H05506210 A JPH05506210 A JP H05506210A JP 91504160 A JP91504160 A JP 91504160A JP 50416091 A JP50416091 A JP 50416091A JP H05506210 A JPH05506210 A JP H05506210A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 におする を る ボルフ 1ンを る 皮盃立旦 本発明は、光力学療法の医学的応用に関する。より詳細には、本発明は、特定の ポルフィリン誘導化合物を、骨髄から調製されるような単核細胞調製物において 、正常な細胞の存在下で白血病細胞のような悪性細胞を破壊するのにの使用する ことに関する。
!見肢呈 白血病を含む様々な悪性疾患を煩う患者の緩解期を維持するために、自家骨髄移 植が行われてきた。この手法において、悪性疾患を煩う患者の骨髄は、緩解期に 取出され、患者が活性状態のがんを再発した後の再投与のために保管される(G aIe、 R,P、ら、Sem−a s ’n m o o (IH17) i 4:4Q−54) 。
自己骨髄が使用されるとき、HLA適合提供者(このことにより、同種骨髄移植 片が、急性の骨髄性白血病(AML)を煩う大人の6%に限定される)は必要で はないが、自己骨髄の深刻な欠点は、悪性細胞が推定的に緩解した骨髄中に存在 し得ることである。緩解骨髄から、残りの悪性細胞を除去する試みが多くなされ てきたが、あまり成功例がない(Cha+Iplin、 R,ら、社m’ a  s at o (19g?) Ll:55−6フ; Champltn、R,E 、ら、Sem1na ’n ematoo (1911g) 25ニア4−80 ; Malik、Z、ら、旦it J anc (1987) 56−589− 595) 、 Malikの論文は、白血病細胞の、内因性ポルフィリンの光活 性化による破壊について、記載している。さらに、特定の両親媒性染料は、正常 な単核細胞に比べて、白血肩wJ胞を大いに光感受性化することが報告されてい る(Sieber、F、ら、Blood (1985) all:32−36;  5iebar、 F、ら 、Photoc era otobi I (19 117) 46:7l−7L Srnger、C,R,J、ら、紅土り工」μμ ア壮(1988) 68:4I7−422; Tulpaz。
組ら、Se!fi’ ars t emato o (1988) 25:62 −73)。
本発明の技術に有用な化合物は、1989年9月28日に出願され本願に参考の ために組込まれる、同時係属中の米国特許第07/414.201号に記載され ている。これらの化合物は、ヘマトポルフィリンまたは他の医学的に有用な誘導 体が吸収するよりも長い、約670〜7g0nmの範囲の波長の光を吸収する、 ヘマトポルフィリンのヒドロベンゾ誘導体である。これらの緑色ポルフィリン化 合物はまた、より短い波長に蛍光励起ピークを示し、これは診断の蛍光発光に使 用され得る。固形腸瘍および感染性生物を破壊するための、このタイプの化合物 の光活性化もまた記載されている。
l豆亘皿孟 本発明は、造血細胞、例えば骨髄からの単核細胞から、悪性細胞を取り除(のに 有効な方法を提供する。この方法を適用すると、悪性疾患が緩解期にある患者の 自家骨髄を、その後再発時の移植に使用することが可能になる。本発明はまた、 活動性の白血病患者(緩解期でない)、もしくは同一の除去手法が効果的に作用 する他の(非白血病性)悪性疾患を煩う患者の骨髄または池の造血細胞から、悪 性細胞を取り除(効果的な方法を提供する。この方法は、造血細胞に加えられた 緑色ポルフィリンの、光活性化を利用する。
従って、1つの局面において、本発明は、骨髄組成物のような造血細胞組成物の 中の悪性細胞を選択的に破壊する方法に関し、該方法は、該細胞を、本願で定義 されている緑ポルフィリン(GP)に、悪性細胞によるGPの取り込みを生じる のに十分な時間だけ接触させる工程、該細胞調製物から余分のGPを除去する工 程の後、得られた組成物に、悪性細胞を破壊するのに有効な強度と時間で、該G pによって吸収される波長の照射線を照射する工程を包含し、それでもなお残存 する細胞の造血能が維持されている。
もう1つの局面において、本発明は、骨髄または他の造血細胞組成物の中に悪性 細胞が存在しないことを確認またはその存在を検出する方法に関し、該方法は、 該細胞組成物を本願に記載のGpに、上記のように接触させる工程、励起波長を 照射する工程および任意の存在する悪性細胞が吸収したGpに起因する蛍光が、 存在、または存在しないことを検出する工程、を包含する。
M血i!呈量里 図1は、本発明の方法に使用される緑ポルフィリン(Gp)化合物の構造を示す 。
図2は、構造式3および4 (BPD)で示されるヒドロ−モノベンゾポルフィ リン誘導体の4つの好ましい型の構造を示す。
図3は、白血病HL60細胞によるBPDの取り込みを示す。
図4は、マーカー緑色染料の存在と、白血病細胞の蛍光との関係を示す。
図5−7は、白血病細胞と正常な細胞に対するFACS分析の結果を示す。
図8は、血清のBI’D取り込みに対する影響を示す。
図9Aおよび図9Bは、悪性細胞への毒性に対するBPI41の影響を示す。
図1OAおよび図10Bは、損傷細胞への毒性に対するHPD濃度の影響を示す 。
1を るための5咀 本発明は、治療または診断のための、骨髄中の細胞のような造血細胞の、特定の ポルフィリン誘導体を用いた処置を提供する。
患者からの骨髄の回収および移植方法は、一般に、当該技術分野により公知であ る。本発明は、エクスビボで、骨髄から悪性細胞を除去し、およびこのような組 成物中の悪性細胞を検出する方法に帰せられる。
「に なG ム 本発明の方法に有用な化合物は、図1に示す構造を有している。これらの化合物 は、ヘマトポルフィリンの共役系の1つとアセチレン誘導体のジェノフィルとヲ 含ムティールス・アルダ−反応の結果、図1の構造式1および2に示すAまたは B環に融合した、本願で「ヒドロベンゾ」と呼ぶ融合シクロへキサジエンを得る ことによってH製される。へ牛サジエン環におけるπ系の転移の結果、構造式3 および4の化合物が生じる。還元すると、構造式5および6の化合物が得られる 。図1に示すすべての化合物が本発明において有用であるが、構造式3および4 の化合物が好ましい。これらの化合物の特に好ましい型を図2に示す。
釦 本願で使用される用語「緑色ポルフィリン(Gp) Jは、図1に総括的に 示される化合物である。ヒドロモノベンゾポルフィリン誘導体(BPD)は、一 般に、図1の構造式3および4の化合物および図2に示す化合物のことを指し、 なぜなら、これらは、Gpの好ましい型であるからである。
本発明に有用ない(っかの化合物またはそれらの前駆体の特定のH!!につぃて は、Morgan、 A、R,ら、J Chert Sac Che*Comm un (1984) pp、1047−104Jl;およびPangka、 B 、S、ら、JO■r士二Chew (1985) 51:1094に記載されて いる。これらの刊行物に記載されているように、プロトポルフィリンlxジメチ ルエステルは、テトラシア/エチレンのような強力なディーA、C・7 /L/  f −:、;エノフィル試薬と反応すると、ヒドロジベンゾ誘導体に誘導され ることが以前から報告されている。しかし、これらの参考文献によって示される ように、アセチレンのより弱い電子吸引基の誘導体がディールス・アルダ−試薬 として使用されると、ヒドロジベンゾ誘導体が形成される。従って、プロトポル フィリンと、例えばジメチルアセチレンジカルホキシレー) (DMAD)との 反応から直接、R1およびR2が、初めの、アセチレン−誘導ディールス・アル ダ−試薬R’C=CR2−5この場合カルボメトキシの置換基を示す、図1の構 造式1および2に示される化合物が得られる。R1およびR2は、一般に、特に カルバルコキシ基、例えばカルボメト牛シまたはカルボエトキンである。R3は 、反応に使用されるポルフィリンに存在する置換基またはポルフィリンに誘導さ れた置換基を指す。Morganの参考文献では、反応物質はプロトポルフィリ ンIXジメチルエステルであった。従って、リガンドR3は、すべての場合にお いて、2−カルボメトキシエチルであった。
MorganおよびPangkaの参考文献に開示されている、アセチL’7− 誘導ジェノフィルの置換基には、フェニルスルボニル、すなわち5O2Phが含 まれ、これは、上記文献に記載のような単一の置換基(β−フェニルスルホニル プロピエート)であるがまたは、R1およびR2の両方がスルホニル誘導体であ ると仮定してもよい。一般に、R1およびR2は、それぞれ独立して、穏和な電 子吸引基であり、通常、カルバルコキシ、またはアルキルもしくはアリルスルホ ニル、またはAおよびB環の一方だけではなく両方と反応するほどには電子を吸 引しない、他の任意の活性化置換基であり、例えばシアノまたは−CO!JR5 CO−(R5はアリルまたはアルキル)である。R1およびR2の一方は、必要 に応じてHであり得てもよく、この場合もう一方は、ディールス・アルダ−反応 を行うのに十分な強度をもつ電子吸引性置換基である。
本願で使用する用語、カルボキシは、通常に定義されているように一〇〇〇l( であり、カルバルコキシは−COORであり、ここでRは、アルキルである。カ ルボキシアルキルは、置換基−Ro−CooHを指し、ここでRoは、アルキレ ンである。カルバルコキシアルキルは、−R−〇〇ORを指し、ここでRoおよ びRは、それぞれ、アルキレンおよびアルキルである。フルキルは、メチル、n −へ牛シル、2−メチルペンチル、t−ブチル、n−プロピル等の1から6個の 炭素原子をもつ飽和の直鎖または分岐鎖ヒトミカルビルである。アルキレンは、 基が二価であること以外は、アルキルと同様である。アリルまたはアルキルスル ホニル部分は、式5O2Rを有し、ここでRは上記に定義されたアルキルである か、またはアリルであり、ここでアリルは、ハロ(フルオロ、クロロ、ブロモま たは3−ド)、低級アルキル(1−4C)または低級アルコ牛シ(1−4C)か ら独立して選択される1から3個の置換基で必要に応じて置換されることのある フェニルである。さらに、R1およびR2のいずれか1つ、または両方がアリル 、すなわち、上記に定義−されたように必要に応じて置換されることのあるフェ ニルであり得る。
°図1に示すように% R’−C=C−R2とプロトポルフィリンIX環系との 反応によって形成される付加物(R3は、2−カルボメトキシエチルまたは2− カルボエトキシエチルのような、2−カルボ亭ジエチルの保護型であり、R’は 、CH”CH2である)は、構造式1および2の化合物であり、ここで、構造式 lの化合物は、A環への付加によって得られ、構造式2は、B環への付加によっ て得られる。これらの得られた構造式lおよび2の生成物において、R4は、C B”CB2のままであるが、このビニル基は、構造式1のB環または構造式2の A環のビニル環置換基への付加または酸化によって、R′の他の態様に容易に誘 導される。
付加または酸化生成物は、もし付加された置換基が官能性の遊離性基であるなら ば、さらに置換され得る。例えば、−Brは、−OH,−OR(Rは、上記のよ うに1−6Cのアルキルである)、または−NR2、−N)IR,−NR2等で 置換され得る。好ましい実施態様では、付加された置換基の一方は、水素であり 、他方は、710(フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード)、ヒドロキシ、低 級アルコキシ、アミノまたはアミド、スルフヒドリルまたはオルガノスルフィド からなる群から選択されるか、またはそれ自身水素であり得る。ビニル基への付 加によって、得られる化合物の吸収スペクトルは著しく変化しない。
水のマルフフニフフ付加による生成物は、対応する環に、ヘマトポルフィリン環 系と類似の置換基構造を提供する。従って、本発明の化合物は、R′として様々 な基を含む。これには、下記に記載するような、他のポルフィリンまたはポルフ ィリン関連環系を提供する置換基が含まれる。
プロトポルフィリン!XのR3は、2−カルボキシエチル(−CH2CH2CO OR)である。しかし、R3の性質は(もし、環のπ結合に共役したπ結合を含 んでいなければ)、通常、ディールス・アルダ−反応の進行または得られる生成 物の効力および吸収スペクトルに関連しない。従って、R3は、例えば、低級ア ルキル(1−40)、またはω−カルボキシアルキル(2−6C)またはそのエ ステルまたはアミドであり得る。R3置換基はまた、上記定義のハロゲンまたは 非反応置換基で置換され得る。しかし、本発明のGp化合物のための適切な出発 物質は、天然に存在するポルフィリンであるので、好ましいR3の置換基は、  CH2CH2C0OHまたは−CH2CtlR2COORであり、ここで、Rは 、アルキル(1−5G)である。
R3置換基の性質は、通常、ジエン基質の性質を変えてディールス・アルダ−反 応の進行に影響を与えることはないが、しかし、適切な溶解特性を付与すること によって反応を促進し、または反応の妨害を防ぐためには、誘導体化が必要であ り得ることに留意するべきである。従って、MorganらおよびPangka らによって記載されているディールス・アルダ−反応は、遊離のカルボキシル基 による反応の妨害を防止し、適切な溶解特性を付与するために、基質としてプロ トポルフィリンfXのジメチルエステルを使用した。
本発明のBPD化合物において、−CH2CH2COORのエステル化されたカ ルボキシ基を加水分解または部分加水分解することは有利であることが見いださ れた。この加水分解は、R1、R2のエステル基よりもはるかに迅速に起こり、 得られる化合物の溶解特性は、非加水分解型の化合物よりもより望ましい。加水 分解は、二酸または一酸生成物(またはその塩)を生じる。
引用文献に記載のディールス・アルダ−反応から直接生じるヒドロモノベンゾポ ルフィリンはまた、この参考文献に記載のように(Morganら、およびPa ngkaら(前出)参照)、塩化メチレン中のトリエチルアミン(TEA)また は1,5−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−5−二ン(DBtl)のよ うな適切な試薬で処理することによって異性化し得、図1の3および4として示 される構造式の化合物を形成する。生成物の立体化学は、試薬に何を選択するか によって決定される。
図1の化合物3および4は、環外メチル基(構造式3のA環および構造式4のB 環)の、R2f!換基に対する相対的位置を示していない。これらの著者によっ て、TEAを使用した転移では、角のメチル基とR2のシス構造が得られ、DB Uで処理すると、トランス生成物が生じることが見いだされている。このシス生 成物は、明らかに、速度論的に支配されている。なぜなら、シス生成物をDBU で処理すると、さらにトランス立体構造へと転移が起きるからである。従って、 図1の構造式3および4は、それぞれ環AおよびBにおいて、TEAまたはDB Uのいずれかの触媒作用で転移された生成物を、総括的に示す。
さらに、ディールス・アルダ−反応生成物は、チャコールパラジウムの存在下で 水素を用いて処理することによって選択的に還元され得、図1の構造式5および 6に示すような、それぞれ対応するA環およびB環のディールス・アルダ−生成 物に対する、環の飽和されたアナログを得る。これらの還元生成物は、あまり好 ましくない実施態様であり、構造式1−4の化合物と比較して、本発明の方法に は有用でない。
構造式1および2で表される化合物に関する上記の、残るビニル置換基(R′) の変換による誘導体化、および−R3の様々な種類についての記載はまた、構造 式3.4.5および6の化合物にも適用できる。
構造式3およびa (BPD)の化合物、特に、R3に加水分解されたおよび部 分加水分解されたカルバルコキシ基を有する化合物は、最も好ましい。−COO Hを有する本発明の化合物は、遊回1の化合物の多くは、少なくとも1つのキラ ル中心を含むので、光学異性体として存在することが認識される。本発明の共役 体および方法は、不斉炭素の両方の立体配置を有する化合物を、化合物が単一の 立体異性体の単離体として提供されるか、またはエナンチオマーおよび/または ジアステレオマーの混合物であるかにかかわらず、含む。ジアステレオマーの混 合物の分離は、任意の通常の手段によって行われ、エナンチオマーの混合物は、 それらを光学的に活性な調製物と反応させ、得られるジアステレオマーを分離す る通常の技術によって分離され得る。
反応生成物は、A環およびB環に対する付加の分離されていない混合物、例えば 、構造式lと2または3と4または5と6との混合物であり得ることもまた認識 すべきである。分離形態、すなわち、構造式3のみまたは構造式4のみ、あるい は任意の比の混合物が、本願に2撒の治療法および診断方法において使用され得 る。
用語「ジヒドロ」モノベンゾポルフィリンは、ポルフィリン環系とR’C”C− R2とのディールス・アルダ−反応により得られる直接の生成物およびその置換 生成物を指し、「テトラヒドロ」モノベンゾポルフィリンは、前記の構造式5お よび6に示す還元生成物を指し、「へ牛すヒドロ」モノベンゾポルフィリンは、 環外「ベンゾj環を完全に還元されて含む、アナログを指す。ヒドロモノベンゾ ポルフィリンは、すべての3つのクラスの酸化状態を含むものとして総括的に使 用される。モノベンゾポルフィリン自体は、それらの吸収最大値が必要とされる 範囲内ではないため、本発明の範囲外である。
図2は、4つの特に好ましいGp化合物を示す。これらの化合物は、構造式3ま たは4を有するGp杢であるため、集合的に、ベンゾポルフィリン誘導体(BP D)と呼ばれる。これらは、構造式3および4の置換生成物の加水分解または部 分加水分解型であり、ここで、R3のカルボキシル保護基の1つまたはその両方 は加水分解されている。R1およびR2におけるエステル基は、比較的ゆるやか に加水分解するため、図2に示す型への変換は容易に行われる。
これを説明する目的のために、R3は、<H2CFhCOOR3’と表される。
図2に示すように、各R3°は、好ましい化合物BPD−DAではHであり、R 1およびR2は、カルバルコキシであり、A環が誘導体化されている。 BPD −DBは、8環が誘導体化されている、対応する化合物である。BPD−MAは BPD−DAの部分加水分解型を表し、BPD−MDはBPD−DBの部分加水 分解型を表す。従って、後者の化合物において、R1およびR2はカルバルコキ シ、1つのR”はHlおよびもう1つのRはアルキル(1−6C)である。構造 式BPD−MAおよびBPD−MBの化合物は、C環のカルバルコキシエチルの みまたはD環のカルバルコキシエチルのみが加水分解されたものと均質であり得 、またはC環およびD環置換基の加水分解物の混合物であり得る。さらに、BP D−MA、 −MB、 −DAおよび−DBの中の任意の2つ以上の混合物が、 本発明の方法に使用され得る。
ディールス・アルダ−生成物のこれらの加水分解型は以前に開示されていないが 、本発明はまた、これらの化合物にも関する。従って、他の局面において、本発 明は、図2に示す構造式の化合物に関し、ここで、R1およびR2は、上記と同 様であり、Rは、アルキル(1〜6C)である。好ましい実施態様ではsR’お よびR2は、カルバルコキシ、特にカルボメトキシまたはカルボエトキシである 。
R′がビニル以外のものであるかまたはR3が天然のものでない置換基である、 特定の他の実施態様もまた従来技術では開示されていないが、本発明は、この実 施態様にも関する。すなわち、本発明は、図1に示す化合物に関し、ここで、R 1オヨヒR2は、独立して、カルバルコキシ(2−6C) 、フルキル(1−6 C) 、スルホニル、アリル(6−IOC)スルボニル、アリル(6−10C)  、シアノ、および−CONR5CO−からなる群から選択され、ここでR5は アリル(6−10C)またはアルキル(1−6C)であり、 各R3は、独立して、カルボキシアルキル(2−6C) ;j−たはその塩、ア ミド、エステルもしくはアシルヒドラゾンであるか、またはアルキル(1−6C )であり、そしてR′は、C)ICH2、CH01?’°、−CIIOl−GO OR’°、CH(OR’°)CH3、CH(OR” )CH20R”、−CH( SR’°)CL、−CFI(NR”2)CH3、−CH(CN)CL、−CH( COOR”)+4.、−CI(((○OCR”)CH3、−CH(ハ0 )C) 13、または−CH(ハロ)CH2(ハロ)であり、 ここで、R4°は、Hであるか、または親水置換基で必要に応じて置換されるこ とのあるアルキル(1−5C)であり、またはR4は、ビニルを直接または間接 に誘導体化して得られるく12Cの有機基、または R4は、本願中に定義されている、構造式−L−Pの1−3テトラピロール型環 核を含む基であり、 R′がCHCH2のとき、両方の113が2−カルバルコキシエチルではあり得 ない。
構造式3および4の化合物およびその混合物は、特に好ましい。R;およびR2 が同一で、カルバルコキシ、特にカルボエトキシであるものも好ましく、また、 R4が−CHCH2、CH(OH)CFI3もしくは−CH(ハO)CH3、ま たは式−[、−Pの1−3テトラビ(7−ル型核(以下に定義される)を含む基 であるものも好ましい。
本願で使用される用語「テトラピロール型核」は、下記骨およびその塩、エステ ル、アミドまたはアシルヒドラゾンの高度に共役したものを示す。これには、実 際には完全に共役した系である、ポルフィリン系;実際にはポルフィリンのジヒ ドロ型である、クロリン系;および完全に共役した系のテトラヒドロ型である、 還元クロリン系を含む。「ポルフィリン」を特定するとき、完全に共役した系が 示され、Gpは、効果的には、ポルフィリン系のジヒド117型である。
本発明の化合物の1つのグループは、置換基R4が、少なくとも1つの追加のテ トラビロール型核を含むものである。得られた本発明の化合物は、テトラピロー ル型環系の少なくとも1つがGpである、二量体またはオリゴマーである。09 部分とそのR′部位を介した追加テトラビロール型系との結合は、エーテル、ア ミンまたはビニル結合を介し得る。R4に対応する(AおよびB環における)2 つの置換位置が利用可能であルホルフィリン環系の場合の、追7Ill誘導体化 もまた、以下に記載のように、形成され得る。
上記のように、図1に示す構造式の化合物は、R4の実施態様が、最初のcp生 成物のビニル基に対する付加によって形成される化合物を含む。従って、R′は 、簡単な付加反応によって形成される置換基と一致する任意の置換基であり得る 。従って、両方の付加される置換基は例えば、OHまたはハロであり得、これら の置換基はさらに置換され得るか、または付加試薬がOX型で、Rが環に隣接す る炭素に付加されて−CH2CFIz型のR′を形成し得る。
CH20H,−CIOlまたはcoog、ならびにその塩およびエステルのR4 を得るために、ビニル基はまた酸化もされ得る。
従って、一般に、R′は、ビニル基−CIl=CH2が、開裂または付加によっ て容易に変換された結果の任意の置換基、および遊離性の基と付加部分との反応 生成物を示す。典型的なR′置換CI’l(OH)Me、−CHBrMe、−C H(OMa)Me、 −CI (ピリジニウムプロミド) Me、−CI(ST I)Meおよびそのジスルフィド、−CIO)ICH20)1.−CI(0、お よび−COOI(または−COOMeを含む。
R4が−L−Pであるとき、置換基構造式r−L−PJは、−し−が以下からな る群から選択され、 (a> ’ (b) (c) Pは、Gp(ここで、Gpは、図1に示す構造式1−6で示されるGpであるが 、R1を欠失し、図1に示されるR4によって占められている位置を介してLに 結合している)および以下の構造式0式%: (ここで、R3およびR1は、上記に定義される通りであり、これらで占められ ていない結合が次いでLに結合している)からなる群から選択される。以下の省 略形 は、以下の構造式のポルフィリンを示す。
(−L−が構造式(e)または(f)であるとき、二重結合が結合する環系は、 以下に相当する共鳴系を 示されるように、二重結合が結合する環内に、宵し得る) −L−Pの典型的な 実施態様は、 を含み、ここで、R4は、上記に定義される通りである。従って、本発明の化合 物は、 (ニス下金台0 本発明の二量体およびオリゴマー化合物は、ポルフィリン自体の三量化およびオ リゴマー化のための反応に類似した反応を使用して調製され得る。緑色ポルフィ リンまたは緑色ポルフィリン/ポルフィリン結合は、直接形成され得るか、また はポルフィリンが結合された後、いずれが一方または両方の末端ポルフィリンが ディールス・アルダ−反応によって、対応する緑色ポルフィリンに変換され得る 。
本発明の化合物を形成するには、cpまたはポルフィリンを、例えば塩化メチレ ン溶液中で、HBrで処理することにより、Gpのビニル基をハロゲン化物、好 ましくは塩化物に変換し、付加生成物を回収する。得られた生成物は真空下に蒸 発させることによって回収し、塩化メチレンに再溶解し、固形炭酸カリウムのよ うな不溶性の塩基に添加する。これに、等当量の、結合されるテトラビロール型 核rPJを添加する。ここで、「P」の反応性R′部分は、1−ヒドロキシエチ ルである。この混合物を、適切な時間、通常約12時間攪拌し、得られた二量体 のジアステレオマ一対(鏡像異性体対の型およびメン型)は、混合物からクロマ トグラフィーによって分離され得る。この手法で「P」によって示されるテトラ ピロール型核は、もう一つのGpまたはポルフィリンのいずれかであり得る。
rP]置換基がポルフィリンなら、さらにハロゲン化および反応させて、より高 次のオリゴマーを形成するために、追加のビニル基を利用可能にし得る。
−14ビ=ル基を有する実施態様においては R4が1−ヒドロキシエチルであ るGpまたはポルフィリンを、同様に1−ヒドロキシエチルを架橋R4として有 する等当量の、結合しようとするテトラピロール型核と、トリフルオロメチルス ルホン酸のような強く請求核性でない酸と共に処理することにより、二量体が得 られる。この処理により、メチルプロペニルでu 合した二量体の沈澱が生じる 。(エーテル結合二量体は、硫酸のような代用酸を置換することにより、この反 応で副産物として形成され得る。) アミノ結合化合物は、BBrでビニル基を処理し、次いで所望の結合を得るため に適切なアミンで処理することにより形成され得る。
本発明の方法で用いられるGpは、応用法によっては、その効力を補佐する追加 の成分とも複合し得る。骨髄の悪性細胞を除去するのに用いられる場合、Gpは さらに、本質的に細胞毒であるか、または光によって活性化される追加の細胞毒 性薬剤と複合し得るか、または共に用いられ得る。例えば、本発明のGpは、ジ フテリア毒、リシンA1 シュードモナス毒のようなプロティン毒、または非プ ロティン毒と複合し得る。
この実施態様では、Gpが生来有するホーミング能力が、追加の細胞毒成分を優 先的に悪性細胞に対して向かわせるために、用いられる。
あるいは、除去または診断に応用される場合には、Gpのホーミング能力は、悪 性細胞に特異的な、正常細胞に対抗する部分を複合することによっても高められ 得る。この標的特異的な成分は、例えば、その免疫グロブリンもしくはその部分 、または受容体に特異的なリガンドであり得る。
免疫グロブリン成分は種々の任意の物質であり得る。それは多クローン性または 単クローン性抗体調製物に由来し得、全抗体、またはF(ab’)2、Fabも しくはFab’画分のような、これらの抗体の免疫学的反応性断片を含有し得る 。全抗体の代用品として、そのような免疫学的反応性断片を使用することは当業 者に周知である。例えば、Spiegelberg、 H,L、、 ”Immu noassays in the C11nical Laboratory− (1978) 3:1−23参照。
多クローン性の抗血清は、抗体が所望される適切な抗原を哺乳動物に注射し、抗 原に対する血清中の抗体レベルをアッセイし、力価が高い時に抗血清を調製する という従来方法により調製される。単クローン性抗体調製物は、免疫動物から採 取した末梢血液のリンパ球または肺臓細胞を用いて、ウィルス感染、骨髄腫との 融合、または他の通常工程により、これらの細胞を不滅のものとし、単離したコ ロニーによる所望の抗体の生成についてスクリーニングを行うという、Koeh lerおよびMilstein法のような通常の方法によっても調製され得る。
単クローン性または多クローン性調製物からの断片の形成は、Spiegelb erg、 H,L、 (前出)に記載のような通常手段により成し遂げられる。
特に本発明の方法に有用な抗体としては、Malcal+!、 A、ら、εx  I(ematol (1984) u:539−547に記載のように調製され 得る、単クローン性抗体調製物CAMAI、−1が含まれる。なお、 CAMA Lは、腫瘍マーカーである。
受容体に特異的なリガンドとは、悪性細胞表面の受容体と結合する部分のことを 指し、従って受容体の輪郭および電荷パターンに対して相補的である輪郭および 電荷パターンを有する。広範な種々の細胞の型が、ホルモン、成長因子、または 神経伝達物質に結合し得る特異的受容体を有することは十分に理解されている。
これらのい(つかは、悪性細胞のある種の型に存在する。しかし、受容体に特異 的なリガンドのこれらの実施態様が知られ、かつ理解されているが、「受容体に 特異的なリガンド」という本明細書で用いられている表現は、受容体と特異的に 結合するものなら、天然または合成のどのような物質をも示すものである。
標的細胞に特異的な成分または細胞毒成分のGpへの複合は、任意の通常方法に より成し遂げられる。Igおよびペプチド型リガンドのようなタンパク質の場合 、これらの部分間の直接の共有結合が、例えば、カルボジイミドのような脱水剤 を用いて成し遂げられる。Gpを免疫グロブリン部分に共有結合させる特に好適 な方法は、主にジメチルスルフオキシド(DMSO)から成る反応媒質の存在下 、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDCI )で処理する方法である。ジシクロへキシルカルボジイミドまたはジエチルカル ボジイミドのような他の脱水剤もまた、通常の水性および部分的に水性である媒 賀と同様に用いられ得る。
非タンパクの受容体リガンドは当業者に既知の方法により、相応する官能基に基 づいてGpl、:複合し得る。
複合体の活性部分は、二官能性の架橋化合物によっても複合し得、これは2つの 活性成分それぞれを共有結合し得る。これらの種々の架橋は市販されており、典 型的リストとしては、例えば、Pierce Chemica1社のカタログに 掲載されているようなものが含まれる。これらの架橋は、ホモまたはへテロニ官 能性部分のいずれかであり、ジスルフィド、アミド、ヒドラゾンおよび種々の他 の架橋を形成し得る官能性を有する。
他の架橋としては、ポリアミン、ポリエーテル、ポリアミンアルコールのような ポリマーが、ケトン、酸、アルデヒド、イソシアン酸塩、または他の種々の基に よって成分に誘導されたものが含まれる。
複合体の活性部分を複合するのに用いられる技術は、任意の標準手段を含み、複 合の方法は、本発明の一部分を形成するものではない。よって、そのような複合 体を生成するために当業者に周知の有効な技術は、どのようなものも使用され得 る。
本発明の方法で用いるために、緑色ポルフィリン化合物それ自体または複合体の いずれかが、さらに追加的にGpを標識する化合物またはイオンにさらに誘導体 化され得る。放射性同位体、発色団、および蛍光標識を含む種々の標識部分が使 用され得る。
Gpのみの化合物、またはGpが特異的結合物質と複合している化合物は、ポル フィリン系への適切な放射性カチオンの配位により、放射性同位体で標識され得 る。有用なカチオンとしては、テクネチウム、ガリウム、インジウムが含まれる 。
複合体では、特異的結合物質の片方または両方が標識に結合し得るか、関連し得 、または標識が09部分それ自体に複合もしくは配位し得る。
Gpまたはその複合体は、上述のように、または適切な金属イオンに錯体化する ときに用いられ得る。一般に当業者に理解されているように、テトラピロール型 核は、金属錯体を得るために、マグネシウムイオン、亜鉛イオン、第一スズイオ ン等のような適切なイオンで処理され得る。上述のように、金属イオンは放射標 識でもあり得る。テトラビロール型核における金属イオン含有物の性質および望 ましい性質は化合物が使用される特定の応用によって異なる。金属イオン含有物 が望まれるなら、既知の条件下、適切な金属塩を用いて、所望の金属イオンを挿 入し得る。例えば、塩化メチレンとメタノールの比が1:1中の酢酸亜鉛で化合 物を処理することにより、亜鉛イオンを導入し得る。
の、゛ 除去しようとする骨髄を標準技術を用いて被検体から取り出し、単核細胞を除去 プロトコルに用いる。骨髄が最も一般的に用いられる、移植のための造血細胞の ソースであるが、細胞、血液のような、他のソースもまた使用し得る。
前述のcp化合物および/または複合体、特にそのBPD型は、除去しようとす る骨髄の造血細胞を、選択されたGpまたはこれらGpの混合物に、悪性細胞が Gp組成物を取込むに効果的な量および時間で接触させることにより、本発明の 方法で用いられる。過剰なGp組成物を次に標準洗浄工程により除去する。
Gp組成物により効果的に既に標識されている悪性細胞を含有する得られた組成 物を、次に、Gp組成物により吸収される範囲、典型的には670−780nm の範囲で、悪性細胞を破壊させるに効果的な時間、照射線を放出する光源で照射 する。
骨髄細胞に接触するのに月いられるGpの濃度は、特異的Gp酸成分または選択 された成分により異なるが、例えば、図2に示すBPD化合物の典型的濃度は、 無血清の条件下で、55−1O0n/108細胞/mlの範囲であり、好ましく は110−20n/106細胞/mlである。これらの好適な濃度では、正常な を髄始原細胞の成長が促進される一方で、悪性細胞は照射により破壊される。イ ンキニベーシ3ンの時間もまた、光活性剤Gpの選択により異なるが、図2に示 すBPD化合物では適切な時間は30分から1時間の範囲である。
処理済みtaの照射は典型的には、約5−6J/c+m2、好ましくは5.4J /am2の強度で、1−2時間行う。有用な光源としては、レーザ(690nn +)およびレーザ以外の(可視スペクトル)システムの両方が含まれる。
レーザ以外の光源としては、強度の放電灯(例:水銀灯、金属ハロゲン化物、高 圧ナトリウム)、シ3−トアーク放電灯(例:キセノン、スズハロゲン化物、コ ンパクトソースヨード)、通常の白熱灯または石英ハロゲン白熱灯、および蛍光 灯が挙げられる。
インキニベーション、過剰なGpの除去、および照射のための至適条件は、一般 に知られた技術により容易に確かめられ得る。
さらなる実例として、患者の移植工程のための自家移植の骨髄を調製する際は、 以下の典型的プロトコルに従う。
骨髄(BM)細胞を手術室の条件下で、患者から取り出す。
単核細胞集団を得るために、8M細胞を分離する(例えば、密度遠心分離機によ り)。この細胞集団は正常な造血細胞(自家移植の8M移植に続く患者の造血シ ステムの再構築に必要とされる)を含有するが、種々の数の悪性細胞をも含有す る。
8M細胞は洗浄され、透明容器で、処理に適した濃!f(Sxto’−108細 胞/ml)にまで希釈される。ベンゾポルフィリン誘導体(BPD)は、冷凍溶 液から希釈され、適切な濃度で8M細胞に添加される。8M細胞は暗所で約1− 2時間BPDでイン亭ユベートされる。そして、細胞を遠心分離機にかけ、過剰 のBPDを有する上澄み液を別の容器に移し、10%のFCSを含有するフェノ ール赤を含まない媒地で細胞を再度懸濁する。次いで、透明容器を1−2時間、 室温(20℃)でゆるやかに攪拌しながら可視光にさらす。
光照射後、8M細胞を組織培養媒地で洗浄し、試料を分析のため取り出す。エク スビボでの除去工程(BPD+光)は、治療患者の造血の再構築に必要とされる 正常細胞を適切な数量残したまま、BMに含まれる悪性細胞を選択して殺すこと が生じる。
除去された8M細胞を、自家移植の8M移植に必要とされるだけ低温保存する。
その時点で細胞を解凍し、事前に体内に存在する悪性細胞を根絶するための適切 なアブレーティブセラピ−(2blative therapy)を受けた患者 に、静脈注入する。これらの除去された自己の8M細胞は、正常な造血が得られ るように患者の骨髄に再移住する。
上述のプロトフルは、骨髄の造血維持の能力を維持する一方で、悪性細胞の除去 を促進する、さもなくば肯定的に作用させるための処理を追加することにより補 足し得る。例えば、CPでの処理、照射、および悪性細胞の除去後、骨髄の残留 部分を、正常細胞の成長を促進するための適切な成長因子で処理し得る。そのよ うな因子としては、り1えば、種々の造血細胞由来の因子が含まれる。
についての アセスメント 除去が完全に行われたかを確かめるため、または一般に骨髄試料から採取したよ うな造血細胞組成物を評定するため、Gpで処理された組成物を、40G−49 0rvのオーダーの短波長の光、またはUV光により励起し、悪性細胞中に蓄積 されたGpによる、典型的蛍光発光の有無を確かめる。
この工程は、インビボまたはエクスビボで行われ得る。骨髄から得られた処理済 み細胞を、事前に投与されたcpを除去するに十分な時間処理し、一般に前述通 りの濃度で、再びGpの宵効量に接触させ、使用されるcpの励起周波に相当す る短波長光で照射する。蛍光発光が標準法により検知される。加えて、特異的に Gpを吸収する悪性m胞の欠如が、細胞分類技術(cell−sorting  techniques)により確かめられ得Nこのようにして、染色された悪性 細胞の欠如が示される。
よって、本発明のGp化合物は、自己の骨髄調製物から悪性細胞を積極的に除去 するのにも、骨髄を評定する、例えば、除去工程が成功したかを確かめるのにも 有用である。
もちろん、確認工程において、Gp/蛍光技術を利用する必要はない。悪性細胞 の有無を検知するのに適切な方法であれば、どのような方法も都合よく使用され 得る。
以下の実施例は本発明のアプローチによる有効性を示すものであり、本発明の方 法を実例により説明するものである。
実1」口。
によるBPDの、 ・ °み 紐士J旧1袈 以下の白血病細胞系を分析のために用いた:L1210 (マウスのリンパ性白 血病細胞系);HL60(ヒトの急性前骨髄球白血病細胞系);およびに562 (ヒトの慢性骨髄性白血病細胞系)。
これらの系を、37℃で10%の002のインキニベータ中で、10%のウシ胎 児血清(FCS)を補ったフェノールレッドを含有しないDME(ダルベツコに より改変されたイーグルの)培地中に維持し、ATCCの明細に従い分配した。
単核球細胞をフィコール−ハイバック密度勾配遠心分離により、白血病の臨床的 単離物および正常ヒト骨髄の両方、ならびに末梢血(ヘパリン加試験管中に採取 )から、抽出した。
血液試料では、全血液をPBS中で2倍に希釈した後、10m1の希釈された血 液を3mlのフィコール−/翫イバ7りの上に積層した。1500rpmで17 分間遠心にかけた後、全て単核球の白血球細胞を含有する単核球バンドを取出し た。これらの細胞をPBS中で3回洗浄し、そのまま使用するか、または10% のDMSOを含有するDME培地中で低温で保存した。これらの低温保存細胞は 、37℃のウォーターバスで迅速に温め、エタノールで洗浄し、PBSで10倍 に希釈し、次に、PBSで3回洗浄してDMSOを除去した後月いた。
6〜8週齢の老齢のDBA/2J雌マウスの大腿およびけい骨から、洗浄し、2 5ゲージ針を用いて吸引することにより骨髄を抽出し、単細胞懸濁液を調製した 。これらの骨髄細胞を遠心分離機で分離し、無l!IPBSで洗浄し、生存数を カウントした。
マウスの膵臓細胞を、同じDBA/2Jのマウスから抽出して、細胞をワイヤー メツシュに通過させ、単細胞懸濁液を調製することにより得た。これらの細胞は そのまま用いるか、または上記のように低温保存した。
二豆五五店 FAC3分析の前に、特に他の記載がなければ、全ての細胞をFC3非在下、フ ェノールレッドを含有しないDME培地中で30分間、下記のように、BPDま たはマーキング染料を有する37℃、10%CO2のインキニペータ中で、イン キユベートした。次に、細胞をPBS中で洗浄して余分の光増感剤を除去し、1 l100rpで遠心分離し、フェノールレ・ラドを含有しない培地に再懸濁させ 、FAC5を行った。
土豆且止遍 予備の蛍光分光分析のデータによると、図2に示すBPD−DAは、420nm の光により励起され、356 nm (UV)の光では励起される程度はより低 くなった。この化合物は690nmで蛍光を発する。さらに、図2に示すBPD の4型の全てに関する予備データを、HL60細胞を5.10.またはzoug /■lのこれらの化合物の各々と30分間、インキコベートシ、UVまたは可視 (488nm)光による励起の後、発する蛍光を測定して得た。FAC3により ソートした場合、図3に示すように、BPD−MAが最大の蛍光を示したと思わ れる。従って、BPD−MAを次の分析で用いた。
に・ る 過塩素酸3.5−ジオクタデシルオキサカルボシアニン(Did)、すなわち、 489 nmの光により励起された場合、緑色蛍光を発するカチオン性脂肪親和 性プローブを用いて処理することにより、BPD−MAの吸収と細胞の白血病性 質との相関を確認した。この染料は、細胞から細胞へ移動しない。10μg/m lのBPD−MAとインキュベートされた正常なマウスの骨髄または膵臓細胞を 、FAC8を行う直前に、10μg/mlのB P D−MAおよび100μg /IllのDiOを用いて同じ時間インキュベートされたL1210細胞と混合 した。
UVによる励起および吸収されたBPD−MAに対応する基準として赤色蛍光を 用いて行われるFAC3の適用により、これらの細胞を10の画分に分けた。次 に、各画分を488rvの励起光および530r+a+のフィルターを用いて、 緑色蛍光について再分析した;これにより、各画分中のL1210細胞の存在を 測定し得た。これらの結果を図4に示す。画分10は、BPDの存在により最も 高い赤色蛍光を示していたが、緑色蛍光の比率も最も高かった。このように、B PDの存在は、L1210細胞の存在と相関する。画分1および画分10のey tospinsによると、緑色光により励起させ、励起顕微鏡で調べた際、画分 10中の大多数の細胞は緑色蛍光を発するが、画分1中の細胞はいずれも緑色蛍 光を示さなかった。従って、画分10の高い赤色蛍光を発する、BPDを含有す る細胞は、L1210細胞と同定された。
吸収されたBPD−MAによる赤色蛍光に基づ< FAC5分析によると、白血 病細胞の画分に関してより高いレベルの蛍光が一貫して示された。正常なヒトの 骨髄または末梢の血液の単核球細胞を、BPD−MA中で30分間インキュベー トして得た結果を、L562またはL1210細胞の類似のインキ二ベーション と比較して図5に示す。同様に、図6は、正常なヒトの骨髄細胞の分析の結果を 、AML細胞の臨床的単離物と比較して示す。いずれの場合にも、白血病細胞に 関する取り込みは、明かにより多い。同様の結果が図7に示すように正常なマウ スの膵臓細胞と比較して、マウスの白血病細胞系L1210について得られる。
図8は、ウシ胎児血清の存在がBPD−MAの取り込みに与える影響を示す。細 胞を、5 u g/mlのBPD−MAを用いて30分間、Fe2の非存在下か 、または5、工0、または20%のFe2の存在下でインキュベートした。正常 PBL又はAML臨床的単離物を用いた。図8に示すように、次第に童が増やさ れるFe2の存在下では、特異的取り込みは減少する。
L立五呈 インビボにお(る された、°1 ム の遷 この実施例の結果によると、正常なマウスの造血始原細胞は、生存可能なままで あり、BPDを用いた混合母集団から悪性細胞を排除する照射プロトフルの後、 致死となるように照射されたDBA/2マウス中に造血を再構築可能である。
L1210細胞、すなわち、全ての新しい化学療法剤の有効性をテストするため に、国立癌研究所(National Cancer In5Htute)によ り用いられる典型的な白血病細胞系を、悪性細胞として用いた。
8〜l014齢のD B A/2雌マウマウスコバルト−60放射源により致死 のγ−照射(950ラド)を露光し、その造血システムを破壊した。
照射の約1〜2時間後、これらのマウスの腹腔内に悪性造血細胞および非悪性造 血細胞の混合物を注射した。これらの混合物は、前もって本発明の除去方法を用 いて、その照射されたマウスの造血を再構築する能力について確認された。
このように、4匹のマウスに10’の肺臓細胞および106のL1210細胞の 混合物を注射した。この混合物は、前もって、100 ng/la1のB P  D−MAを用いて30分間インキ二べ一トし、5. 4J/ci2の可視光に、 40分間露光されていた。
コントロール群の2匹のマウスは各々、肺臓細胞を与えられていないか、または 悪性細胞を含有しない肺臓細胞のみを与えられた。
次に、これらの処理されたマウスをナイロンフィルタがはめ込まれたケージ中に 置き、腹水の形成および長期の生存についてモニターした。BPDにより処理さ れた混合物を注射されたマウスの長期の生存率は、肺臓細胞のみを注射されたマ ウスと同様であり、処理されていないマウスより有意に高かった。
実JL阿」− 轡 および の PDT鳩 単核球細胞を、標準方法によりフィコール−ハイバック密度勾配遠心分離を用い て、ヘパリンを加えた試験管中に採取された全血液または骨髄から分離した。低 温保存された試料を37℃のウォーターバス中で即座に融解させ、リン酸緩衝液 で処理した生理的食塩水を用いて3@洗浄して残存DMSOを除去した。回収し た骨髄単核球細胞を、1〜2xlQ’細胞/l111に希釈した;回収したPB L単核球細胞を、2〜4X10’細胞/a+1に希釈した。このようにして、正 常および悪性被験者の両方から細胞試料を得た。
Gp化合物、BPD−MAを、DMSO中<7)400μg/mlの凍結ストッ クから希釈し、5+*Iのポリスチレン試験管中の0.5〜1+HD細胞に加え 、最終濃度0〜100ng/+*lノBPDを得た。これらの細胞を37℃で、 5%の002を用いて、1時間インキュベートし、1500 rpvaで10分 間遠心分、離し、10%のウシ胎児血清を育するとは限らない、新しいl5CO VES中で再懸濁させた。次に、4つのクールホワイト色のデラックス蛍光灯を これらの細胞に照射した。この蛍光は、室温で1時間に1 、 5 mW/cm 2を提供する。
次に、標準コロニーアッセイにおいて、試料を2運でプレートシた。0.3ml の細胞、0. 3mlのプレテストされたPHA−白血球により調整された培地 、0. 9mlの絶食中のヒト血漿、および1.4■1のメチルセルロースを、 β−メルカプトエタノールと共にプレートすることにより、このアブセイは行わ れる。
14日後、コロニーをカウントし、それらの結果をカウントされたコロニーの数 または未処理の照射されたコントロールに対する比率として表した。
これらの測定の結果により、正常な骨髄由来の単核球細胞をB P D−MA処 理し、照射プロトコルを行った場合、コロニーの数の増加が見られた。一方、急 性骨髄性白血病または慢性顆粒球性白血病に感染したことがわかっている患者由 来の骨髄を用いた場合、コロニーの数は減少した。ある測定では、CMLに感染 した患者の骨髄を用いると、10 ng/mlの低濃度のBPD−MAは実際上 、コロニーの形成を消滅可能であった。これらの結果を図9Aおよび図9Bに示 す。一方、同様の濃度のBPD−MAは、正常な細胞を処置するために用いられ る場合、25 ng/mlの濃度まで、コロニー形成能力を有意に阻害しなかっ た(図10Aおよび図108)。
rxGT:y !−= rxcaREl−2 FXGtm 2−1 BPD −flA、 −MB、−PAt−ρβのFAO,S′分析(荷gハノf 3PD−MA、 −MB、 −os、 −DBa) FACE’lr (ctv )FACS: 、QI C、piQ)4.12 ゴha4r171h分、F/7 Figure 4 FAC9*t−斤: fEJf;n−f)tjl、−9E#1F4t C30/ yrインキzA”−Va :/l (AV)Figure 5 FAC!9 竹$f 、+ i9じトeWLtjAhL(uV:590)74り OゲラへZ搦t Figure 6 FAO8/オ祈SマbスIll卑解’¥、j# LI21Q (υV:ダ90) 日gure7 FAC9/77’陥F’BLす’j AML +7−35 Cuu :f9D) マイクロブ′7へ/岸L Figure 8 コロ;−7t、セイ:7!(・1仏骨他庄白坤CC/’Iすo 、01 .1  1 10 9イワOゲラ4/崩1 日gure 9A コロ;−アッセイ:AML(阿りb)−間悸(1輔1」20十 六二 、01  .1 1 10 マイクロブ′7へ/m乏 コ〇二−アソCイ、正常PBL 0n/ml Figure IOA ng/ml Figure IOB 豐it 自家移植片のために、悪性細胞を含まない骨髄または他の造血細胞を調製する方 法が記載されている。骨髄からの単核細胞は、緑色ポルフィリン(Gp)で処理 され、悪性細胞により選択的に該cpが取り込まれ、次いで該Gpによって吸収 された光の波長で照射され、悪性細胞が破壊される。取り除かれた骨髄細胞は次 いで自家移植に使用され得る。
国際調査報告 +−+−1−−+a−e−c−+−−me、CA9110005]国際調査報告 C^9100053 S^ 44717

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.骨髄細胞から悪性細胞を除去するのに使用される組成物であって、該悪性細 胞を含む該骨髄細胞に該組成物を、該悪性細胞による取り込みをなすに十分な時 間接触させる工程、次いで、該悪性細胞に破壊をもたらすに十分な時間および強 度で、該骨髄細胞に光を照射する工程と、を包含する方法において使用され、 ここで、該組成物が活性成分としてGpを含有する、組成物。
  2. 2.前記Gpが以下の構造式で表される、請求項1に記載の組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼こ こで、各R1およびR2は、独立して、カルバルコキシ(2−6C)、アルキル (1−6C)スルホニル、アリル(6−10C)スルホニル、アリル(6−10 C)、シアノ、および−CONR5CO−からなる群から選択され、R5は、ア リル(6−10C)またはアルキル(1−6C)であり、 各R3は、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)またはその塩、アミド、 エステルもしくはアシルヒドラゾンであるか、またはアルキル(1−6C)であ り、そしてR4は、CHCH2、CHOR4′、−CHO、−COOR4′、C H(OR4′)CH3、CH(OR4′)CH2OR4′、−CH(SR4′) CH3、−CH(NR4′2)CH3、−CH(CN)CH3、−CH(COO R4′)CH3、−CH((OOCR4′)CH3、−CH(ハロ)CH3、ま たは−CH(ハロ)CH2(ハロ)で、ここで、R4′はHであるか、または必 要に応じて親水性置換基で置換されることのあるアルキル(1−6C)であり、 または R4は、ビニルを直接または間接に誘導体化して得られる、<12Cの有機基で あり、または R4は、本願中に定義されている、式−L−Pの1−3テトラピロール型核を含 む基である。
  3. 3.各R3が、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)、またはその塩、ア ミド、エステルまたはアシルヒドラゾンであり、および/または 各R1およびR2が、独立して、カルバルコキシ(2−6C)およびアルキル( 1−6C)からなる群から選択され、および/または R4が、CHCH2またはCH(OR4′)CH3であり、ここで、R4′はH またはアルキル(1−6C)である、請求項2に記載の組成物。
  4. 4.各R3が、独立して、カルボキシエチル、またはその塩、アミドもしくはエ ステルであり、および/または各R1およびR2が、独立して、メトキシカルボ ニルまたはエトキシカルボニルである、請求項3に記載の組成物。
  5. 5.R4が、CHCH2であり、および/または各R1およびR2が、独立して 、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルである、請求項4に記載の組成 物。
  6. 6.前記Gpが、細胞毒性物質と結合し、または該Gpが、前記悪性細胞に特異 的な標的特異的部分に結合している、請求項1に記載の組成物。
  7. 7.骨髄または骨髄細胞の調製物中の悪性細胞の有無を検出するのに使用される 組成物であって、該骨髄または該細胞調製物に該組成物を、悪性細胞による該組 成物の取り込みをなすに十分な時間接触させる工程と、次いで、蛍光を励起する のに有効な波長で、該骨髄に光を照射する工程と、該蛍光の有無を検出する工程 と、を包含する方法において使用され、該組成物が、活性成分としてGpを含有 する、組成物。
  8. 8.前記Gpが以下の構造式で表される、請求項7に記載の組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼こ こで、各R1およびR2は、独立して、カルバルコキシ(2−6C)、アルキル (1−6C)スルホニル、アリル(6−10C)スルホニル、アリル(6−10 C)、シアノ、および−CONR5CO−からなる群から選択され、R5は、ア リル(6−10C)またはアルキル(1−6C)であり、 各R3は、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)またはその塩、アミド、 エステルもしくはアシルヒドラゾンであるか、またはアルキル(1−6C)であ り、そしてR4は、CHCH2、CHOR4、−CHO、−COOR4′、CH (OR4′)CH3、CH(OR4′)CH2OR4′、−CH(SR4′)C H3、−CH(NR4′2)CH3、−CH(CN)CH3、−CH(COOR 4′)CH3、−CH((OOCR4′)CH3、−CH(ハロ)CH3、また は−CH(ハロ)CH2(ハロ)で、ここで、R4′はHであるかまたは必要に 応じて親水置換基で置換されることのあるアルキル(1−6C)であり、または R4は、ビニルを直接または間接に誘導化して得られる、<12Cの有機基であ り、または R4は、本願中に定義されている、式−L−Pの1−3テトラピロール型核を含 む基である。
  9. 9.各R3が、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)、またはその塩、ア ミド、エステルまたはアシルヒドラゾンであり、および/または 各R1およびR2が、独立して、カルバルコキシ(2−6C)およびアルキル( 1−6C)からなる群から選択され、および/または R4が、CHCH2またはCH(OR4′)CH3であり、ここで、R4′はH またはアルキル(1−6C)である、請求項7に記載の組成物。
  10. 10.各R3が、独立して、カルボキシエチル、またはその塩、アミドもしくは エステルであり、および/または各R1およびR2が、独立して、メトキシカル ボニルまたはエトキシカルボニルである、請求項7に記載の組成物。
  11. 11.R4が、CHCH2であり、および/または各R1およびR2が、独立し て、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルである、請求項7に記載の組 成物。
  12. 12.前記Gpが、細胞毒性物質と結合し、または該Gpが、前記悪性細胞に特 異的な標的特異的部分に結合している、請求項7に記載の組成物。
  13. 13.骨髄細胞、悪性細胞および該悪性細胞に取り込まれるのに有効な量のGp を含む組成物。
  14. 14.前記Gpが以下の構造式で表される、請求項13に記載の組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼こ こで、各R1およびR2は、独立して、カルバルコキシ(2−6C)、アルキル (1−6C)スルホニル、アリル(6−10C)スルホニル、アリル(6−10 C)、シアノ、および−CONR5CO−からなる群から選択され、R5は、ア リル(6−10C)またはアルキル(1−6C)であり、 各R3は、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)またはその塩、アミド、 エステルもしくはアシルヒドラゾンであるか、またはアルキル(1−6C)であ り、そしてR4は、CHCH2、CHOR4′、−CHO、−COOR4′、C H(OR4′)CH3、CH(OR4′)CH2OR4′、−CH(SR4′) CH3、−CH(NR4′2)CH3、−CH(CN)CH3、−CH(COO R4′)CH3、−CH((OOCR4′)CH3、−CH(ハロ)CH3、ま たは−CH(ハロ)CH2(ハロ)で、ここで、R4′はHであるかまたは必要 に応じて親水置換基で置換されることのあるアルキル(1−6C)であり、また は R4は、ビニルを直接または間接に誘導体化して得られる、<12Cの有機基で あり、または R4は、本願中に定義されている、式−L−Pの1−3テトラピロール型核を含 む基である。
  15. 15.各R3が、独立して、カルボキシアルキル(2−6C)、またはその塩、 アミド、エステルまたはアシルヒドラゾンであり、および/または 各R1およびR2が、独立して、カルバルコキシ(2−6C)およびアルキル( 1−6C)からなる群から選択され、および/または R4が、CHCH2またはCH(OR4′)CH3であり、ここで、R4′はH またはアルキル(1−6C)である、請求項13に記載の組成物。
  16. 16.各R3が、独立して、カルボキシエチル、またはその塩、アミドもしくは エステルであり、および/または各R1およびR2が、独立して、メトキシカル ボニルまたはエトキシカルボニルである、請求項13に記載の組成物。
  17. 17.R4が、CHCH2であり、および//または各R1およびR2が、独立 して、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルである、請求項13に記載 の組成物。
  18. 18.前記Gpが、細胞毒性物質と結合し、または該Gpが、前記悪性細胞に特 異的な標的特異的部分に結合している、請求項13に記載の組成物。
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