JPH05505826A - カイラルなアルケニルアリール2,3―エポキシアルキルエーテルおよびこれを含む液晶混合物 - Google Patents

カイラルなアルケニルアリール2,3―エポキシアルキルエーテルおよびこれを含む液晶混合物

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JPH05505826A JP91512741A JP51274191A JPH05505826A JP H05505826 A JPH05505826 A JP H05505826A JP 91512741 A JP91512741 A JP 91512741A JP 51274191 A JP51274191 A JP 51274191A JP H05505826 A JPH05505826 A JP H05505826A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カイラルなアルケニルアリル2.3−エポキシアルキルエーテルおよびその液晶 混合物への使用 特にユニ10年間、液晶の電気光学的性質および表示素子としての性質が必要と されるような様々な技術分野、例えば時計、電卓、タイプライタ−の表示部等に おいて、液晶が導入されてきた。これらの表示素子は、液晶化合物のネマチック 、コレステリック、またはスメクチック相における誘電性配向効果に基づいてお り、これらの液晶相においては、誘電異方性のために、化合物の分子の長軸は印 加電界中で選択的な配向をとる。これらの表示素子の2i!常の応答時間は、液 晶の応用が可能なその他の多くの分野にとっては長すぎるが、液晶はその独特の 性質のために、本質的には産業界において非常に有望な化合物である。この欠点 は、多くのピクセルにアドレッシングしなければならない場合に特に顕著である 。したがって、ビデオ機器、オシログラフやTV、レーダー、EDPあるいはワ ードプロセッサーのスクリーン等の、比較的広い画面面積を有する機器の生産コ ストは高すぎる。
ネマチックおよびコレステリック液晶に加えて、傾斜スメクチック液晶相もまた ここ数年の間にその重要性が増大している。このような傾斜スメクチック相、特 にスメクチックC相(ScまたはSmC)は、液晶相の自発分極(Ps)を示す かあるいは誘導する適当なドーパントで処理することによって、強誘電性液晶相 に転換することができる。PsはnC/cm2で示される。この点に関しては、 レージャーウォール(Lagerva 11 )ら、「ディスプレイ用強誘電性 液晶(Ferroelectric Liquid Crystals for  Displays、 SID Symposium、 0ctober Me eting、 19W5. San D iego、 Ca、 USA) Jを参照されたい。これらの強誘電性液晶相は 、通常のTN(ツィステッド・ネマチック)セルと比較して約1000倍も速い 応答時間を示す。このような性質、あるいは、双安定性スイッチングが可能であ る等の、その他の好ましい性質のため、強誘電性液晶相はは原理的には上述の応 用分野、例えばマトリックス・アドレッシングを用いる分野に適している。
第11回国際液晶会議(1986年6月30日〜7月4日、米国バークレー)に おいて、ウォルバ(D、 M、 falba)はカイラルな2,3−エポキシア ルキル側鎖および次の構造式を有する強誘電性液晶を発表した。
Cl0−アルキル基または03−アルキル基を含む化合物は、75℃〜80℃の 間でSmC本相を有し、応答時間(75℃、15v/μm)は14μs、自発分 極Psの値は45nC/cm2である。
ドイツ特許第A 3633968号には、式(I)の化合物が記載されている。
〔式中、 R1は直鎖または分枝鎖のC1〜CI2のアルキル基であり、1つまたは2つの 非隣接CH2基が○および/またはSで置換されていてもよく、Aはジアジン− 2,5−ジイルまたはジアジン−3,6−ジイルであり、XおよびYはOおよび /またはSであり、R2、R3およびR4は、同一または異なり、HSC,−C ,。の直鎖アルキル基または03〜CIGの分枝鎖アルキル基であり、R2、R 3およびR4は同時にHではない。
] これらの化合物は、液晶混合物において高い自発分極を誘導する。
本発明は、液晶混合物において相の幅を広げ、かつ、混合物の融点を低下させ、 このことによって、液晶相で誘導される固有または自発分極Psが高く、かつ、 液晶系において、特に分子のメゾゲニツク部位がしばしば液晶系のその他の混合 物成分との優れた「互換性(混和性)」に寄与するため、その他の化合物と「互 換性」を持たせるような構造要素を含む不飽和化合物を提供することを目的とす る。これらの化合物はそれ自体液晶である必要はなく、特にSmC相を有してい る必要はない。
本発明は、メゾゲニック芳香族単位を含む既知のカイラル化合物と3員の複素環 を含むカイラル単位に基づく。
本発明の化合物は次の式(I)で表わされる。
[式中、 R1は、末端二重結合を含む直鎖または分枝鎖のC3〜C1□のアルケニル基て あり、1つまたは2つの非隣接CH2基が0および/またはS原子で置換されて いてもよく、 AおよびBは、互いに独立に、フェニル、ジアジン−2,5−ジイルまたはンア シンー3.6−ジイルであり、ただしAまたはBのいずれかがフェニルであると き、他方はジアジンであり、 Xは0またはSであり、 R2、R3およびR4は、互いに独立に、HSC,〜C1゜の直鎖アルキル基ま たは03ゞ C1゜の分枝鎖アルキル基であり、R2、R3およびR4は同時にHではない。
ジアジン環系のN原子は、1,3位(ピリミジン)でも1,2位(ピリダジン) でもよい。 式(1)で表わされる化合物のうち、好ましいものは記号が次の意 味を有するものである・R1は05〜CI□の直鎖アルケニル基であり、1つの CH2基がOまたはS原子で置換されていてもよく、Xは○であり、R2および R3はHであり、R4はC3〜C7の直鎖または分枝鎖のアルキル基である。
式(I)の化合物は、例えば、式(n)、(m>または(IV)のフェノールま たはチオフェノールを、式(V)のオキ/ラン(式中ZはHまたは脱離(nuc leofugic)基である)と反応させることによって製造することができる 。
口式中、WはR+ 、ペンンルオキシ、t−ブチルジメチルンリルτキシまたは t−ブチルジフェニルシリルオキシである。コ式(II)、(II[)または( IV)で表わされるメゾゲニツクなフェノールまたはチオフェノールと式(V) で表わされるカイラルなオキシランとの結合は、周知の方法によって形成するこ とができ、例えばミツノブ(Mitsunobu)らの論文(”The Use  of Diethyl Azodicarboxylate and Tri phenylphosphine in the 5ynthesis@and  Tran sformation of Natural Products”、 5yn thesis 1981.1−28)に記載されるように、式(n)、(Ill r)または(IV)の化合物を、アゾジカルボン酸ジエチルとトリフェニルホス フィンによってエポキシアルコール(X=0かつZ=H)と反応させることがで きる。また、このような脱離基Zを有するエポキシアルコールを化合物(n)、 (II[)または(IV)のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩と反応させ て、所望の式(1)(式中、X=○)のエーテルを形成させてもよい。このタイ プの脱離基は当業者にはよく知られたものであり、例えば、トンル化物、プロシ ル化物、メンル化物およびトリフル化物である。これらは周知の方法により製造 することができ、例えばアルコールとそれぞれの酸ハロゲン化物から得ることが できる。
しかしながら、メゾゲン(W=ベンゾイルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオ キシまたはt−ブチルジフェニルシリルオキシ)とエポキシアルコールとの結合 は、また、合成の第1段階として行うこともできる。ベンシル保護基は、活性炭 上のパラジウム存在下でTHF中の触媒を用いた水素化によって除去することが でき、ノリル保護基はTHF中のフッ化テトラブチルアンモニウムによる処理に よって除去することができる。最終段階においては、ミツノブらの方法に従って 、得られたフェノールを1.n−アルカノイルと反応させることができる。また 、このフェノールのアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を1.n−T−アル ケン(ここでTは、ハロゲン化物、トシル化物、プロシル化物、メシル化物また はトリフル化物等の脱離基である)と反応させることもできる。
出発物質は、文献から周知の化合物である。例えば、化合物(■)(式中、X= 0)は!換ベンズアミドと2−アルキルマロン酸エステルとを縮合させ、得られ たジヒドロキンピリミジンをジクロロピリミジンに転換し、次に水素添加分解す ることによって製造することができる(ドイツ特許第C2257588号を参照 のこと)。化合物(■)(式中、X=O)は、例えば、対応した置換を有する2 −アリール−3−゛(メチルチオ)アクロレインを適当なアミジンと縮合させる ことによって製造することができる(カッ(Kano)らの論文(”A New  and Facile 5ynthesj、s of 5−arylpyri midines and 4−arylpyrazoles”、 Hetero cycles、 Vol、 19. N潤A 6.107 9−1082 (1982))を参照のこと)。チオフェノールは、対応するフ ェノールから周知の方法によって得ることができる(例えばニューマン(Nev man)らの論文(”The Conversion of phenols  to thiophenols via dialkylcarbaa+ate s|、J、 Org。
Chew、、 31.3980−3984 (1966))を参照のこと)。
好ましい式(V)(式中、X二〇かっZ=H)の化合物であるオキシラン(エポ キシアルコール)は、例えば、対応するアリルアルコールからエナンチオ選択的 エポキシ化によって製造することができる(フェニンジャー(Pfenning er)の論文(^symmetric Epoxidation of A11 ylic Alcohols: The 5harpless Epo■奄р≠ 狽■ on”、 5ynthesis 1986.89−116) )を参照のこと) 。これらは次にそのまま(Z=H)、またはスルホニル法(例えば塩化4−トル エンスルホン酸との反応)によって、対応するトシル化物(Z=SO2C,H4 CH3)に転換することができ、前述したその他の脱離基についても同様に製造 することができる。
設定した目的を解決する他の手段は、少なくとも1つのカイラル化合物を含むツ イスト可能な液晶相であって、カイラル化合物が少なくとも1つの式(1)の化 合物であるものである。「ツイスト可能な液晶相」との用語は、ネマチック、コ レステリックまたは傾斜ネマチック相、特にSmC相を意味する。
ツイスト可能な液晶相は2から20の成分、好ましくは2から15の成分からな り、少なくとも1つの本発明によるカイラル化合物を含む。その他の成分は、好 ましくはネマチック、コレステリックおよび/または傾斜スメクチック相を有す る既知の化合物、例えば、シッフ塩基、ビフェニル、テルフェニル、フェニルシ クロヘキサン、シクロへキシルビフェニル、ピリミジン、シナミン酸エステル、 コレステロールエステル、末端極性基を有するp−アルキル安息香酸の種々の架 橋ポリ環状エステルから選択される。一般に、市販の液晶相は、カイラル化合物 を加える前にも様々な成分の混合物であり、そのうち少な(とも1つはメゾゲニ ック、すなわち、誘導体としてまたは特定の成分との混合物として液晶相[少な くとも1つのニナンチオトロピック(明澄温度〉溶融温度)またはモノトロピッ ク(明澄温度く溶融温度)な中間相を形成すると予想されるコを示す化合物であ る。
ツイスト可能な液晶相は、少な(とも1つの本発明のカイラル化合物に加えて、 特にSc相を有するフェノールピリミジン化合物、例えば4−(5−アルキルピ リミジン−2−イル)−1−アルコキシベンゼンを含む。
液晶混合物においては、本発明の化合物は、特に、融点の低下とスメクチック相 の温度範囲の広範化をもたらす。
液晶混合物は一般に、0.01から70重量%、特に0.05から50重量%の 、本発明の化合物を有する。
本発明の化合物は、液晶相を強誘電性液晶相に転換するため、特に傾斜スメクチ ック液晶相のドーパントとして適当である。
以下の実施例により、本発明をより詳細に説明する。
(実施例1) 次の化合物の製造ニ トリフェニルフォスフイン36.72g (140miol)をテトラヒドロフ ラン350m1に溶解し、0℃においてアゾジカルボン酸ジエチル24.38g  (140mmol=21.77m1)を加えた。この混合物を0℃で20分間 撹拌し、冷却剤を除去した後、この混合物にテトラヒドロフラン170m1中の 5−ペンシルオキシー2−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミジン38.96g  (140mmo1)およびテトラヒト07ラン140m1中のトランス−(2 S、 3S)−3−プチルー2−オキシランメタノール18.23g (140 mmol)を連続的に加えて、室温で48時間撹拌した。この混合物を蒸発させ 、粗生成物をジクロロメタン/酢酸エチル(15:1)を用いてシリカケル・ク ロマトグラフィーにより精製した。19.04g(35%)の化合物(融点13 9.5−141℃)を得た。
(実施例2) 次の化合物の製造 テトラヒドロフラン500m1中の(2S、 3S)−3−ブチル−2−オキシ ランメチル 4−(5−ベンジルオキシピリミジン−2−イル)フェニルエーテ ル19.0g (4g、 8mmol)を「ダック(duck) Jにおいて、 活性炭上10%パラジウム1.5gおよびp−トルエンスルホン酸200mgの 存在下に、大気圧の水素を用いて水素化した。反応溶液をコリオライト(Cor iolite)で濾過し、飽和重炭酸塩および塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫 酸マグネシウムで乾燥して蒸発させた。これをジクロロメタン/酢酸エチル(4 :1)を用いてシリカゲル・クロマトグラフィーにより精製し、10.89gの 2−[4−((2S、 3S)−3−ブチル−2−オキシランメチルオキシ)フ ェニルコー5−ヒドロキシピリミジンを得た。
(実施例3) 次の式の化合物を製造するための一般操作方法工2−[4−((2S、 3S) −3−ブチル−2=オキシランメチルオキシ)フェニル]−5−ヒドロキシピリ ミジン4.97g (17mmol) 、炭酸カリウム4.64g (34mm +ol) 、および、a)6−ブロモ−1−ヘキセン3.58g (22mmo l) 、またはb)8−ブロモ−1−オクテン4.20g (22mIIlol ) 、またはC)10−ブロモ−1−デセン4.74g (22mmol) 、 またはd)3−ブロモ−1−プロペン2.66g (22mmol)を、メチル エチルケトン60m1中で24〜48時間還流した。溶媒を除去し、残留物をク ロロホルム100m1/水100m1にとり、次に水相をクロロホルム5011 で抽出し、有機溶媒相を合わせて水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶 媒を除去し、残留物を熱エタノールから2回再結晶した。
次の化合物が得られた。
a ) 3.93g (60,3%)の5−(1−ヘキセン−6−イル)オキシ −2−[4−((23,3S)−3−ブチル−2−オキシランメチルオキシ)フ ェニルコピリミジン (1)b ) 4.12g (60%)の5−(1−オク テン−8−イル)オキシ−2−[4−((2S、 3S)−3−ブチル−2−オ キシランメチルオキシ)フェニル]ピリミジン (2)c ) 4.53g ( 62,3%)の5−(1−デセン−10−イル)オキシ−2−[4−((2S、  3S)−3−ブチル−2−オキシランメチルオキシ)フェニル]ピリミジン  (3)d ) 3.25g (56,3%)の5−(2−プロペン−3−イル) オキシ−2−[4−((2S、 3S)−3−ブチル−2−オキシランメチルオ キシ)フェニルコピリミジン (4)これらの化合物の相系列は次のとおりであ った。
1:X78N本 85 I 2:X73Sc本 85 SA* 89 H3:X59Sc本 93 SA本  96 14・ X9Lr (使用例) A0次の6成分(モル%)からなる混合物を調整した。
次に、25℃において、分極および応答時間を測定した。
P s= 9 pcicm2 ts=200μs この混合物は、20℃から75℃の温度範囲でスイッチング可能であった。
自発分極の値は、ディアマント(H,Diamant)らの方法(Rev、 S ci、 In5tr、 28、30.1957)に従い、ラビングしたポリイミ ドを有する2μmの測定セルを用いて測定した。応答時間は、ドイツ特許第A  3909355号に記載の方法に従って測定した。
B、以下の2つの実施例は、完全に水素化された側鎖を有する類似体化合物と比 較して、本発明の化合物を使用することの利点を示している。
利点は、比較的応答速度が高いこと、あるいは同等のことであるが、同じ応答速 度においてスイッチングに必要な電圧が低いという点にある。このことは、場合 によっては誘導されるスイッチング角がより小さくなり、またある場合には粘度 が低下する。
例(本発明による) 相系列 Sc零56 SA* 75 N 84 I自発分極 Ps=35nCb /cm2 この混合物は、36.5°のスイッチング角を有し、幅50μS1高さ10.4 V/μmの双極電気パルスによって、望ましいスイッチング状態にすることがで きた。
相系列 Sc本59 Sμ70 N 85 I自発分極 Ps=44nCb/c m2 この混合物は、42.5°のスイッチング角を有し、幅50μs1高さ19.6 V/μmの双極電気パルスによって、望ましいスイッチング状態にすることがで きた。
要約ネ 次の式(I): [式中、R1は、末端二重結合を含む直鎖または分枝鎖のC3〜C1□のアルケ ニル基であり、1つまたは2つの非隣接CH2基が○および/またはS原子で置 換されていてもよ(、AおよびBは、互いに独立に、フェニル、ジアジン−2, 5−ジイルまたはジアジン−3,6−ジイルであり、ただしAまたはBのいずれ かがフェニルであるとき他方はジアジンであり、XはOまたはSであり、R2、 R3およびR4は、互いに独立に、H,C,〜CIOの直鎖アルキル基または0 3〜CIGの分枝鎖アルキル基であり、R2、R3およびR4は同時にHではな い。]で表わされる化合物は、CC混合物において相の温度範囲を広くし、ある いは融点を低下させる性質を有する。
国際調査報告 国際調査報告 EP 9101365

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.メゾゲニック芳香族単位、アルケン基および3員の複素環を含むカイラル単 位を有する、次式(I)で表わされるカイラル化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、 R1は、末端二重結合を含む直鎖または分枝鎖のC3〜C12のアルケニル基で あり、1つまたは2つの非隣接CH2基がOおよび/またはS原子で置換されて いてもよく、 AおよびBは、互いに独立に、フェニル、ジアジン−2,5−ジイルまたはジア ジン−3,6−ジイルであり、ただしAまたはBのいずれかがフェニルであると き、他方はジアジンであり、 XはOまたはSであり、 R2、R3およびR4は、互いに独立に、H、C1〜C10の直鎖アルキル基ま たはC3〜C10の分枝鎖アルキル基であり、R2、R3およびR4は同時にH ではない。]2.式(I)において、R1がC5〜C11の直鎖アルケニル基で あって、1つのCH2基がOまたはS原子で置換されていてもよく、XがOであ り、R2およびR3がHであり、R4がC3〜C7の直鎖または分枝鎖のアルキ ル基である、請求項1記載のカイラル化合物。 3.Aがピリミジン−2,5−ジイルである、請求項1または2に記載のカイラ ル化合物。 4.少なくとも1つのカイラル化合物を含むツイスト可能な液晶相であって、少 なくとも1つの請求項1記載の式(I)の化合物を含む液晶相。 5.少なくとも1つの請求項1記載の式(I)の化合物に加えて、Sc相を有す るフェニルピリミジン化合物を含む、請求項4記載のツイスト可能な液晶相。 6.請求項4記載の液晶相を含む、液晶表示素子。 7.傾斜スメクチック相を強誘電性液晶相に転換するための、請求項1記載の式 (I)のカイラル化合物の使用。
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