JPH05505514A - O―グリコシル化igf―1 - Google Patents

O―グリコシル化igf―1

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 0−グリコジル化IGF−1 インシュリン様成長因子(IGF−1)は70個のアミノ酸単鎖ポリペプチド鎖 因子であり、プロインシュリンと比較的高い相同関係を示す。成長ホルモンの働 きに間接的な影響を与え、またインシュリン様の性質を示すことが知られている 。人体で自然に生成する場合にはグリコジル化していない。
rC;F−1は製薬剤として下垂体性小人症と共に糖尿病の治療に用いることが 可能である。後者の治療の場合、インシュリンの代わりに或いはインシュリンに 添加しても使用される。インシュリンは糖尿病に対する伝統的な治療法であるが 、タイプ2の糖尿病患者はインシュリンに耐性を示し、これはインシュリンを大 量に投与しても患者はまだ高血糖症に病むことを意味する。さらに、インシュリ ンを過剰に投与すると、腎臓病、肥満症、水調節障害等の望ましくない副作用を 生ずる。
これらの問題の若干を解決するためにグリコジル化していないIGF−1をイン シュリンの代わりに或いは添加剤として試用できるが、グリコジル化していない IGF−1の割合が高くなると血流中を循環する蛋白質に特異的に結合して腐骨 を形成する傾向があり、ICF−1を比較的大量に投与するには望ましい製薬上 の効果が得られるように投与する必要がある。
酵母細胞内のIGF−1の発現は、通常のグリコジル化していない形態と共に、 ICF−1のO−グリコジル化類似体、例えばポリペプチド鎖のThr t * アミノ酸上の2個のマンノース残基を運ぶ類似体を生成することになることを我 々は見出した。この結合する蛋白質に対する観察された親和性は、大略の投与傾 向に充分な効果を与えるであろう。他の効果は未だ述べていないが臨床効果全体 においては重要である。試験によってO−グリコジル化IGF−1は結合する蛋 白質に対する親和性が少なく、通常のグリコジル化していない蛋白質と比較して 少ない投与量のO−グリコジル化IGF−1によって、血糖値の所要量の減少を 達成することができることが判った。
[O−グリコジル化IGF−Hの表現は、全ICF−1ポリペプチド配列のフラ グメントが質的にIGF−1の成長ホルモン媒介効果及び/又はインシュリン様 性質を示すとすれば、これらのフラグメントからなる0−グリコジル化分子を含 む。
従って、本発明の一つは、グリコジル化していないI CF−1を本質的に含ま ない0−グリコジル化IGF−1を提供する。
本発明の他の一つは、ポリペプチド鎖のThrt *アミノ酸にてグリコジル化 する0−グリコジル化tGF−1を提供する。
さらに本発明は、グリコジル化がIGF−1のポリペプチド鎖の同じトレオニン 残基に結合する2個又はそれ以上のマンノース残基からなる0−グリコジル化I C;F−1を提供する。
さらに他の本発明は、2個又はそれ以上のマンノース残基がポリペプチド鎖のT hr ! Iアミノ酸に結合するIGF−1の0−グリコジル化類似体を提供す る。
さらにまた別の本発明は、酵母細胞内のICF−1の発現によってO−グリコジ ル化IGF−1を得る方法、及び媒質からO−グリコジル化ICF−1を単離す る方法を提供する。好ましくはrGF−1に対する遺伝子は好ましくは分泌シグ ナル配列に対してコードするDNA、例えばα−交配因子に対する遺伝子のそれ に結合し、その結果、0−グリコジル化していた成熟標品IGF−1か酵母細胞 の細胞質から分泌される。
このα−交配因子は、α−二倍体細胞を形成する細胞の有効な接合を促進するα −交配盟の酵母細胞によって分泌される13−アミノ酸ペプチドである。α−交 配因子構造遺伝子の配列データーは、α−交配因子が85アミノ酸リーダーペプ チドと、8アミノ酸スペーサーペプチドによって各々が割り込まれた4個のコー ド領域とを含む165アミノ酸前駆体として最初に合成されることを示している 。この85アミノ酸リーダーポリペプチドは、小胞体膜に前駆体をターゲットす る際に伴う19アミノ酸シグナル配列を含むさらに0−グリコジル化IGF−1 を含むが、実質的にグリコジル化していないTGF−1を含まず、及び製薬上許 容されるキャリア、希釈剤、又は賦形剤を含有する製薬組成物を提供する。
この組成物はインシュリンを含むこともできる。
さらに他の発明は、0−グリコジル化ICF−1及びグリコジル化していないI CF−1の両方からなり、酵母細胞の培養により発現される、0−グリコジル化 及びグリコジル化していないIGF−1の混合物におけるよりも、○−グリコジ ル化IGF−1の割合がより高い製薬組成物を提供する。
酵母内の[GF−1の発現に使用されるプラスミドはp539/12であること ができ、その作成は次の実施例で述べる。他の酵母発現プラスミドも適当である 。
実施例によってのみ、ICF−1に対する遺伝子を運ぶプラス転換された酵母細 胞からの成人0−グリコジル化IGF−1の発現を、図面を参照しながら以下に 詳細に述べる。
第1図は、IGF−1発現プラスミドル539/12の作成を示す図であり; 第1a図はプラスミドp539/12の制限マツプであり;第2図はα−交配因 子リーダー配列とIGF−1との間の融合のポリペプチド構造を示す図であり: 第3図はHr−HPLCによるIGF−2の2個の蟹の分離を示す図であり; 第4図は横線によって分離されたトリプシンフラグメントをもつIGF−1の構 造を示す図であり; 第5図はIGF−1の両方の型を示すトリプシンマツプであり:及び 第6図はIGF−1の0−グリコジル化形態におけるThrteに結合した2個 のマンノース残基の構造を示す図である。
実施例 ICF−1遺伝子をα−交配因子リすダーベブチドーIGF−1発現プラスミド 、9539/12を用いて、サブ力ロミセス・セレイヴイシア(Sacchar omyces cerevisiae)内に発現させた。
プラスミド及び酵母変異体株ニ プラスミドp539/12はスイス国ジュネーブ、Ch−1227、ビオジエン ・ニス・エイのジエイ・エフ・エルンスト博士によって作成された。その作成は 次の通りである。プラスミドI)JDB219/Gを、APH遺伝子Tn903  (エルンスト・ジエイ・エフ及びアール・ソデイ・ヴすン・ウェットスタイン 、ジエイ・フライス、エム・キーランド−ブランド アンド エイ・ステンデル ブ、ムンクスガード、コペンハーゲン、383−389.1981)から構築し た。ACTプロモーターを包含するプラスミドp346/1からのSMC発現単 位、MFalリーダー配列及びSMC遺伝子は、1. lkb Bgl ll− Baを用いる部分消化によって線状になり、Y■p30(ホトスタイン・ディら 、ジーン8.17−24 、1979)から誘導された酵母URA3遺伝子を運 ぶ1.1kb Hind IIIフラグメントをp510/14に挿入し、マー カーkan ” G418’ Ura3+ LED”十 を運ぶp539/12 を生成する。そ体株YE 449(Mat aleu 2. ura 3−52 . prbl−1122,pep 4−3. air41′)内で行われた。
このプラスミドは、以前に報告(エルンスト・ジエイ・エフ、(1986)、D NA 5.483−491)された他のICF−1発現プラスミドを改良したも のである。α−交配因子リーダーペプチド−ICF−1バイブリド蛋白質に対す る全アミノ酸配列(155アミノ酸)を第2図に示す。α−交配因子リーダーペ プチドは最初の85残基及びIGF−1からなり、残りは70残基である。複数 の可能な〇−結合グリコシル化部位はEGF−1配列内にある。これらは示しで ある。新しく合成した155アミノ酸長α−交配因子リーダーベブチド−IGF −1バイブリド蛋白質は細胞から媒質内に分泌される。この過程の間にバイブリ ド蛋白質は、標品のICF−1分子とその修正N−末端アミノ酸(Gly)を生 じる内因性酵母ペプチダーゼ(KEX2)によって開裂された。しかし、ヒトI CF−1の標品形態の他に、ヒトICF−1の新しい類似体も合成されて分泌さ れた。
酵素発酵媒質は約50%の標品ヒトIGF−1と50%の類似体を含んでいた。
これら2種類の1GF−1は従来の生化学的分離技術を用いて媒質から単離され た。標品ヒトIGF−1からのICF−1類似体の最終分離は、TSK−フェニ ル−5PWマトリツクスを用いる疎水的相互作用クロマトグラフィー(Hl−H PLC)によって行った(第3図)。このIGF−1類似体は標品!GF−1よ りも速く溶出したが、より僅かに親水性であることを示している。
ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE) によって、標品IGF−1が類似体よりも僅かに分子量が小さいことが判った。
また類似体によって示されたこのより高い分子量(約400)ダルトン(dal  tons)は、この形態ではポリペプチド鎖に結合した分子を有し、分泌過程 の間に炭水化物が付加されたらしいことを示唆している。
IGF−1類似体のアミノ酸組成は標品分子のそれと同一であることが測定され 認められた。従って、IGF−1類似体か僅かにより親水性である性質は、Hl −HPLC実験から導き出されたように、ポリペプチドバックボーンの変化によ るものではなく、むしろ他の構造上の変化によるものである。
酵母細胞は糖蛋白質を含んでいることが知られており、新しい類似体がIGF− 1のグリコジル化形態である可能性を調べた。
ConAは、3個又はそれ以上のマンノース残基を含むオリゴ糖鎖に対する高い 親和性によって糖蛋白質の研究に広く使用されてきた。その炭水化物特異性は決 定されている(α−D−Man>α−D−Glc>α−DG1cNAc)。
ConAプロ7テイング(blotting)は、IGF−1類似体と標品ヒト IGF−1のドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS −PAGE)の後に行われた(第4図) 。ConAIGF−1ポリペプチドパ ツクグラウンドに結合した炭水化物部分は、アルカリ加水分解(4M TFA、  120℃、15°)及び続く還元(NaBH)及びアセチル化の後にガスクロ マトグラフィ、マススペクトロメトリイ(GC/MC)によって同定した。ピー ク(7,7分)はIGF−1類似体を分析した際にガスクロマトグラフィの後に 認められた。標品rGF−1を分析した際にはこのようなピークは認められなか った(図には示していない)。7.7分で溶出する物質をさらにマススペクトロ メトリイ分析にかけた。
マンノース参照マススペクトルと同一のマススペクトルはICF−1類似体がマ ンノースを含んでいることを明白に示していることが判った。マンノース標準較 正値に対するガスクロマトグラフィによるマンノース含量の定量は、マンノース 含量が約2.1%(W/W)であることを示した。標品IGF−1形態にはマン ノース或いは他の炭水化物は認められなかった。
トリプシンマツプ分析 GlcNAc (N−アセチルグルコサミン)は常にN−結合グリコシル化の最 初の炭水化物残基であることが示された。GlcNAcはIGF−1類似体に認 められなかったのでグリコジル化はセリン又はトレオニン残基にのみ生じる〇− 結合タイブのものでなければならない。IGF−1は5個のセリン残基(Ser ts; 5ersa: 5ers1及び5ero)及び3個のトレオニン残基( Thra; Thrt*及びThraI)を含む(第2図参照)。
グリコジル化セリン又はトレオニン残基を同定するために、■CF−1類似体を トリプシンで消化して(ポリペプチド鎖はArg及びLys残基の後に分解する )、より短いトリプシンフラグメントを生成した。次にこれらをRP−HPLC によって分離し、それらの移動度を標品IGF−1のトリプシン消化によって生 成した対応する対照物と比較した。標準(標品ICF−1)に関してどの移動度 の変化もグリコジル化トリプシンフラグメントを示していた。
第4図は標品IGF−1のトリプシンマツプを示している。
13個の独特なフラグメントが分離され、異なるフラグメントは横線で分離して 示されている。これらのフラグメントの同定はアミノ酸分析によって決定した。
これらのフラグメントはIGF−1の7個のトリプシン切断点(Arg、 Ly s)と、やはり起こる3個のキモトリプシン様切断点と一致していた。IGF− 1類似体のトリブシンマツプを標品ヒトIGF−1と比較すると、トリプシンフ ラグメント22−36に対する溶出時間に僅かな相違が認められた(第5図参照 )。他の相違点は認められなかった。これは明らかにマンノシル化部位がトリプ シンフラグメント22−36内にあることを示している。この配列(−Gly− Phe−Tyr−Phe−Asn−Lys−Pro−Thr−GLy−Tyr− 3er−Ser−Ser −Arg−)に基づいて4個の可能な〇−結合グリコ シル化部位が存在する、例えばThrts; 5erss; 5erx4: 5 erssトリプシンフラグメント22−36はICF−1類似体並びに標品IG F−1から単離された。これらのフラグメントを蛋白質配列分析によって分析し た。IGF−1類似体からのトリプシンフラグメントに存在するThrは、修飾 されたことを異常に示す移動した唯一のアミノ酸であった。配列22−36全体 では2個のトリプシンフラグメントの間に他の相違は認められなかった。3個の 連続したセリン残基5erse、 5ersa:又は5erfsには変化は認め られず、これらがグリコジル化していないことを示している。従って、これらの 結果はIGF−1類似体のThrtsがマンノースに結合する唯一のアミノ酸で あることを明白に示していることになる。他のセリン又はトレオニンは0−グリ コジル化されていなかった。
Thrtsに結合したマンノース残基の数を正しく決定するためにIC;F−1 類似体から単離されたトリプシンフラグメント22−36をマススペクトロメト リイによって分析した。これは324のマンノシル化されたフラグメントとマン ノシル化されていないフラグメントとの間の分子量差を示した。マンノースに結 合したペプチドの分子量を162とすると、トリプシンフラグメントにつき2個 のマンノース残基の値を計算できる。従って、各ICF−1CモーThr□に結 合したマンノース残基を2個含む。TGF−1類似体内のThrtsに結合した 2個のマンノース残基の構造は、H−NMRスペクトロスコピイによって決定し 、第15図に示した。
生体活性 IGF−1のラジオ標識形態を用いてインキュベートした後、0−グリコジル化 ICF−1は通常のヒト血清と通常のラット血清中の高い分子量結合蛋白質(1 50K)にあまり良く結合していないが、下垂体切除したラットからの血清を使 用した場合には血清プロフィルの差が得られないことが明らかに示された。高分 子量と低分子量のピークの曲線下の領域は、50〜60%の0−グリコジル化I GF−1のみが標品ICF−1に比べて大きい分子量形態に結合していることを 示した。低分子量形態に結合する際に小さい増加が認められたが、それぞれ高い キャリアと低いキャリアへの結合の間の割合の変化を説明するに充分な大きさの 増加はなかった。
新しく調製されたラット肝細胞では、IGF−1の2つの形態が新陳代謝できな いアミノ酸α−AIBの細胞に移送する際の投与量依存効果をもっていた。その 結果は、標品IGF−1よりも、高濃度使用で(1whole/ Il )グリ コジル化形態が僅かにより効果的であることを示している。IGF−1又はイン シュリンのいずれかを用いてインキュベートした後の肝細胞内の糖新生の結果は 、インシュリン又は標品IGF−1を添加した際に期待されるどんな効果も認め られないことを示した。しかし、0−グリコジル化IGF−1の添加によって、 媒質内に見られるグルコースの量に予期しない増加が認められた。この結果は、 等量濃度のマンノース単独の添加と同じ結果となるので、ICF−1に結合した マンノースによるものと思われる。その結果はグルカゴン(glucagon) を用いて観察したものよりも僅かに低かった。
下垂体切除したラットに生じた低血糖として測定された鋭敏なインシュリン様活 性は、○−グリコジル化と標品の両方のIGF−1について示すことができた。
IOμg/ラットの投与量は両方のペプチドで明白な低血糖を誘発させた。30 〜45分で最下点が観察されてグルツースレベルは約2時間後に初期値に戻った 。0−グリコジル化IGF−1の効果は、同じ投与量で標品ICF−1のそれよ りも僅かに大きく、血液グルコースにおける最高減少値は、標品IGF−1では 30分で−14,4%であるのに比べて、0−グリコジル化形態では45分で一 27%であった。
イン・ヴイヴオ膜輸送の結果は、約2時間後に最高の効果に達し、安定状態が認 められることを示した。ペプチド間の著しい差は観察されなかったが、○−グリ コジル化IGF−1が僅かにより効果的である傾向があった。
0−グリコジル化(マンノシル化)及び標品のIGF−1の半減期(T、7りの 予備計算を行った。これは通常のラットでは、それぞれα−相のT、7.が3分 と4分となったが、下垂体切除したラットのα−相の半減期は僅かに長く、即ち 、0−グリコジル化と標品のIGF−1についてはそれぞれ8分と11分であっ た。しかし、α−相の半減期は通常のラットではそれぞれ3.5時間と5゜3時 間であったが、下垂体切除したラットではそれぞれ3.3時間と3.5時間であ った。
要約すると、0−グリコジル化IGF−1がイン・ヴイトロとイン・ヴイヴすに おける複数の異なる生体アッセイにおいて標品IGF−1と比較された。胎盤リ セブタアッセイ又はラジオイムノアッセイによる特異的活性では顕著な差か認め られず、マンノノル化アミノ酸が、IGF−1リセプタ又は抗体に結合する部位 のいずれかに対する結合に含まれていないことを示している。
これはまたイン・ヴイトロの異なる作用を示す実験からも明らかである。両方の IGF−1形態は肝細胞内の膜輸送(アミノ酸)に同様の作用を示した。これら のリセブタへの結合を妨害すると、2個の形態間に差が認められた。
しかし、肝細胞内のイン・ヴイトロに予期しない一つの発見、即ち、0−グリコ ジル化ICF−1が媒質内のグルコースの量を増加したという事実が認められた 。この結果はまた、マンノースのみの添加によっても見出された。マンノースは 、フすスフすマンノイソメラーゼによるコンバージョンの後に、フルクトース− 6−燐酸のステップで糖新生経路に入ることができることが良く知られている。
膜輸送での0−グリコジル化IGF−1の僅かに増加した活性は、細胞がエネル ギーを発生するためマンノースを使用するという可能性によって説明できる。
最近、ペプチド類似体インシュリン様成長因子I I (IGF−11)に対す るリセプタは、リソソームターゲット(lysosoa+al targeti ng)に含まれるマンノース−6−燐酸リセブタに明らかに等しいことが示され た。さらに、マンノース−6−燐酸の添加はそのリセブタに対してIGF−[1 の結合を2倍に増加したことが示され、リセブタの変化が生じたことを示してい る。
IGF−1の2個の形態の間での高分子量結合蛋白質への結合の差は極めて重要 な観察である。循環ではフリーの内在IGF−1の極少量のみが見出され(<1 %)、ペプチドの大部分は少なくとも2個の異なったキャリア蛋白質に結合して おり、その一つは成長ホルモンによって制御され、ラロン矯小体躯症、CHD成 長ホルモン欠乏矯小体躯症及び下垂体切除したラットに不足している高分子量形 態であり、もう一つは一部インシュリンによって制御される低分子量形態である 。後者のキャリア蛋白質の量は糖尿病患者において増加する。
の治療についてはIGF−1のフリーのフラクシヨンを増加することが重要であ ると思われる。予備研究では、ICF−1が例えばインシュリン耐性を示す患者 に使用する候補として可能性があることを示した。
さらに、鋭敏なインシュリン様活性に関するイン・ヴイヴオ研究からの結果でも 、0−グリコジル化ICF−1が血糖を下げる際に標品IGF−1よりも著しい 効果があることを示しており、恐らく2個のペプチドの疏水性の差、又は速動性 の差によるものであろう。
薬物動態学の予備結果は、下垂体切除を行ったラットに与えた場合、0−グリコ ジル化及び標品のICF−1の間に差はないことを示している。しかし、通常の ラットの結果では、ICF−1の0−グリコジル化形態はα−相の半減期が明ら かに僅かに短いことを示している(標品1GF−1の5.3時間と比較して3. 5時間)。これはキャリア蛋白質への結合の差によるものであろう。
第1図 ■ 第2図 潜在性り一結合グリコジル化部位に下線を引く第5図 グリコジル化したIGF−1とグリコジル化し°Q sfLいIGF−1のトリ プシンマツプ第6図 M0°(1−2二M−n1−Th「29補正書の翻訳文提出書(特許法第184 条の8)平成3年2月20日 瞭庁長官植松 敏 殿 1、特許出願の表示 PCT/EP 891009722、発明の名称 ○−グ リコジル化)GF−13、特許出願人 住 所 スウェーデン玉国 ウプサラ S−75182名称 カビ ファルマシ ア アクティエボラーグ(共同代表者 ジエプソン イングヴアル ラルス、共 同代表者 リドガルド オ口) マグヌス マッツ)国 籍 スウェーデン王国 4、代理人 〒105 住所 東京都港区虎ノ門1丁目17番3号第12森ビル 6階電話3580−8 931番5、補正書の提出年月日 1990年7月4日6、補正の対象 「特許 請求の範囲」、「明細書」7、補正の内容 明細書の第1頁〜4罠第7瓦第13 Jj、及び特許請求の範囲をそれぞれ別紙の通り訂正する。
8、添付書類の目録 (1)証昏l暑文 1週 明 細 書 0−グリコジル化ICF−1 インシュリン様成長因子(IGF−1)は70個のアミノ酸単鎖ポリペプチド鎖 因子であり、プロインシュリンと比較的高い相同関係を示す。成長ホルモンの働 きに間接的な影響を与え、またインシュリン様の性質を示すことが知られている 。人体で自然に生成する場合にはグリコジル化していない。
IC;F−1は製薬剤として下垂体性小人症と共に糖尿病の治療に用いることが 可能である。後者の治療の場合、インシュリンの代わりに或いはインシュリンに 添加しても使用される。インシュリンは糖尿病に対する伝統的な治療法であるが 、タイプ2の糖尿病患者はインシュリンに耐性を示し、これはインシュリンを大 量に投与しても患者はまだ高血糖症に病むことを意味する。さらに、インシュリ ンを過剰に投与すると、腎臓病、肥満症、水調節障害等の望ましくない副作用を 生ずる。
これらの問題の若干を解決するためにグリコジル化していないIGF−1をイン シュリンの代わりに或いは添加剤として試用できるが、グリコジル化していない IGF−1の割合が高くなると血流中を循環する蛋白質に特異的に結合して腐骨 を形成する傾向があり、IGF−1を比較的大量に投与するには望ましい製薬上 の効果が得られるように投与する必要がある。
酵母細胞内のIGF−1の発現は、通常のグリコジル化していない形態と共に、 IGF−1の0−グリコジル化類似体、例えばポリペプチド鎖のThr□アミノ 酸上の2個のマンノース残基を運ぶ類似体を生成することになることを我々は見 出した。試験によってO−グリコジル化ICF−1は結合する蛋白質に対する親 和性が少なく、通常のグリコジル化していない蛋白質と比較して少ない投与量の O−グリコジル化IGF−1によって、血糖値の所要量の減少を達成することが できることが判った。この結合する蛋白質に対する観察された親和性は、大略の 投与傾向に充分な効果を与えるであろう。他の効果は未だ述べていないが臨床効 果全体においては重要である。。
「0−グリコジル化IGF−IJの表現は、全[GF−1ポリペプチド配列のフ ラグメントが質的にIGF−1の成長ホルモン媒介効果及び/又はインシュリン 様性質を示すとすれば、これらのフラグメントからなる0−グリコジル化分子を 含む。
従って、本発明の一つは、グリコジル化していないIGF−1を本質的に含まな いO−グリコジル化IGF−1を提供する。
本発明の他の一つは、ポリペプチド鎖のThrx*アミノ酸にてグリコジル化す る0−グリコジル化ICF−1を提供する。
さらに本発明は、グリコジル化がIGF−1のポリペプチド鎖の同じトレオニン 残基に結合する2個又はそれ以上のマンノース残基からなる0−グリコジル化r GF−1を提供する。
さらに池の本発明は、2個又はそれ以上のマンノース残基がポリペプチド鎖のT l1rtsアミノ酸に結合するIGF−1の0−グリコジル化類似体を提供する 。
さらにまた別の本発明は、酵母細胞内のIGF−1の発現によってO−グリコジ ル化IGF−1を得る方法、及び媒質から0−グリコジル化IGF−1を単離す る方法を提供する。好ましくはICF−1に対する遺伝子は好ましくは分泌シグ ナル配列に対してコードするDNA、例えばα−交配因子に対する遺伝子のそれ に結合し、その結果、0−グリコジル化していた成熟標品■GF−1が酵母細胞 の細胞質から分泌される。
このα−交配因子は、α−二倍体細胞を形成する細胞の有効な接合を促進するα −交配型の酵母細胞によって分泌される13−アミノ酸ペプチドである。α−交 配因子構造遺伝子の配列データーは、α−交配因子が85アミノ酸リーダーペプ チドと、8アミノ酸スペーサーペプチドによって各々が割り込まれた4個のコー ド領域とを含む165アミノ酸前駆体として最初に合成されることを示している 。この85アミノ酸リーダーポリペプチドは、小胞体膜に前駆体をターゲットす る際に伴う19アミノ酸シグナル配列を含むさらに0−グリコジル化IGF−1 を含むが、実質的にグリコジル化していないIGF−1を含まず、及び製薬上許 容されるキャリア、希釈剤、又は賦形剤を含有する製薬組成物を提供する。
この組成物はインシュリンを含むこともできる。
さらに他の発明は、0−グリコジル化ICF−1及びグリコジル化していないI CF−1を混合してなる製薬組成物を調整する方法を提供する。
酵母内のIC,F−1の発現に使用されるプラスミドはp539/12であるこ とができ、その作成は次の実施例で述べる。他の酵母発現プラスミドも適当であ る。
実施例によってのみ、IGF−1に対する遺伝子を運ぶプラスミドの作成方法、 前記プラスミドを用いるサツカロミセス・セレイヴイシア(SaccharoI IIyces cerevisiae)の形質転換、及び形質転換された酵母細 胞からの成人O−グリコジル化ICF−1の発現を、図面を参照しながら以下に 詳細に述べる。
第1図は、IGF−1発現プラスミドル539/12の作成を示す図であり: 第1a図はプラスミドp539/12の制限マツプであり;第2図はα−交配因 子リーダー配列とICF−1との間の融合のポリペプチド構造を示す図であり: 第3図はHl−HPLCによるICF−2の2個の型の分離を示す図であり: 第4図は横線によって分離されたトリプシンフラグメントをもつIGF−1の構 造を示す図であり: 第5図はIGF−1の両方の型を示すトリプシンマツプであり:及び 第6図はICF−1の0−グリコジル化形態におけるThrt*に結合した2個 のマンノース残基の構造を示す図である。
実施例 IGF−1遺伝子をα−交配因子リすダーペプチドーIGF−により親水性であ る性質は、Hl−HPLC実験から導き出されたように、ポリペプチドバックボ ーンの変化によるものではなく、むしろ他の構造上の変化によるものである。
酵母細胞は糖蛋白質を含んでいることが知られており、新しい類似体がIGF− 1のグリコジル化形態である可能性を調べた。
ConAは、3個又はそれ以上のマンノース残基を含むオリゴ糖鎖に対する高い 親和性によって糖蛋白質の研究に広(使用されてきた。その炭水化物特異性は決 定されている(α−D−Man>α−D−GIC>α−DGlcNAc)。
ConAブロッティング(blotting)は、IGF−1類似体と標品ヒト IGF−1のドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS −PAGE)の後に行われた(第4図) o ConA結合はIC;F−1類似 体に観察されたが、標品形態には観察圭±ユず、これは糖蛋白質であることを示 している。
IGF−1ポリペプチドバツクグラウンドに結合した炭水化物部分は、アルカリ 加水分解(4M TFA、 120℃、15′)及び続く還元(NaBH)及び アセチル化の後にガスクロマトグラフィ、マススペクトロメトリイ(GC/MC )によって同定した。ピーク(7,7分)はIGF−1類似体を分析した際にガ スクロマトグラフィの後に認められた。標品ICF−1を分析した際にはこのよ うなピークは認められなかった(図には示していない)。7.7分で溶出する物 質をさらにマススベクトロメトリイ分析にかけた。
マンノース参照マススペクトルと同一のマススペクトルはIGF−1類似体がマ ンノースを含んでいることを明白に示していることが判った。マンノース標準較 正値に対するガスクロマトグラフくとも2個の異なったキャリア蛋白質に結合し ており、その一つは成長ホルモンによって制御され、ラロン矯小体躯症、CHD 成長ホルモン欠乏矯小体躯症及び下垂体切除したラットに不足している高分子量 形態であり、もう一つは一部インシュリンによって制御される低分子量形態であ る。後者のキャリア蛋白質の量は糖尿病患者において増加する。
フリーのIGF−1がインシュリン様作用(例えば、イン・ヴイヴすの低血糖症 )に対して応答することを示したが、過血糖症の治療についてはIGF−1のフ リーのフラクションを増加することが重要であると思われる。予備研究では、I GF−1が例えばインシュリン耐性を示す患者に使用する候補として可能性があ ることを示した。
さらに、鋭敏なインシュリン様活性に関するイン・ヴイヴオ研究からの結果でも 、0−グリコジル化ICF−1が血糖を下げる際に標品IGF−1よりも著しい 効果があることを示しており、恐らく2個のペプチドの疏水性の差、又は連動性 の差によるものであろう。
薬物動態学の予備結果は、下垂体切除を行ったラットに与えた場合、O−グリコ ジル化及び標品のICF−1の間に差はないことを示している。しかし、通常の ラットの結果では、IGF−1の0−グリコジル化形態はα−相の半減期が明ら かに僅かに短いことを示している(標品IGF−1の5.3時間と比較して3. 5時間)。これはキャリア蛋白質への結合の差によるものであろう。
請求の範囲 1.グリコジル化していないIGF−1を本質的に含まない0−グリコジル化I CF−1゜ 2、ポリペプチド鎖のThrzsアミノ酸にてグリコジル化する請求項1記載の 0−グリコジル化IGF−1゜3、グリコジル化がIGF−1のポリペプチド鎖 の同じトレオニン残基に結合する2個又はそれ以上のマンノース残基からなる請 求項[記載の0−グリコジル化IGF−1゜4.2個又はそれ以上のマンノース 残基がIC;F−1,0ポリペプチド鎖のThrz*アミノ酸に結合する0−グ リコジル化IGF−15、酵母細胞内のIGF−1の発現によってO−グリコジ ル化■GF−1を得て、媒質から0−グリコジル化IGF−1を単離する方法。
7.1CF−1に対してコードするDNAを、酵母分泌シグナル配列に対してコ ードするDNAに結合し、その結果O−グリコジル化していた成熟標品IGF− 1が酵母細胞の細胞質から分泌される請求項6記載の方法。
8、分泌シグナル配列がα交配因子に対する遺伝子のソゲナル配列である請求項 7記載の方法。
9.0−グリコジル化IGF−1を含むが、実質的にグリコジル化していないr GF−1を含まず、さらに製薬上許容できるキャリア、希釈剤又は賦形剤を含有 する製薬組成物。
10、さらにインシュリンを含む請求項9記載の製薬組成物。
11、0−グリコジル化ICF−1及びグリコジル化していないIGF−1を混 合してなる製薬組成物を調整する方法。
国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.グリコシル化していないIGF−1を本質的に含まないO−グリコシル化1 GF−1。
  2. 2.ポリペプチド鎖のThr29アミノ酸にてグリコシル化する請求項1記載の O−グリコシル化1GF−1。
  3. 3.グリコシル化がIGF−1のポリペプチド鎖の同じトレオニン残基に結合す る2個又はそれ以上のマンノース残基からなる請求項1記載のO−グリコシル化 1GF−1。
  4. 4.2個又はそれ以上のマンノース残基がIGF−1のポリペプチド鎖のThr 29アミノ酸に結合するO−グリコシル化IGF−1。
  5. 5.酵母細胞内のIGF−1の発現によってO−グリコシル化IGF−1を得て 、媒質からO−グリコシル化IGF−1を単離する方法。
  6. 6.酵母はサッカロミセス・セレィヴィシア(Saccharomyces c erevisiae)である請求項5記載の方法。
  7. 7.IGF−1に対してコードするDNAを、酵母分泌シグナル配列に対してコ ードするDNAに結合し、その結果O−グリコシル化していた成熟標品IGF− 1が酵母細胞の細胞質から分泌される請求項6記載の方法。
  8. 8.分泌シグナル配列がα交配因子に対する遺伝子のシグナル配列である請求項 7記載の方法。
  9. 9.O−グリコシル化IGF−1を含むが、実質的にグリコシル化していないI GF−1を含まず、さらに製薬上許容できるキャリア、希釈剤又は賦形剤を含有 する製薬組成物。
  10. 10.さらにインシュリンを含む請求項9記載の製薬組成物。
  11. 11.O−グリコシル化IGF−1及びグリコシル化していないIGF−1の両 方からなり、酵母細胞の培養により発現されるような、O−グリコシル化及びグ リコシル化していないIGF−1の混合物におけるよりも、O−グリコシル化I GF−1の割合がより高い製薬組成物。
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