JPH0550478U - 地理学習具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主に小学生に対し、遊びながら興味を抱かせ
つつ地理を学習させる学習具を提供することを目的とす
る。 【構成】 日本や大陸を象った形状の平板状であって、
その上面の各県ないし国対応位置に適宜深さのスプリン
グ孔２を設けたベ−ス１と、スプリング孔２内に下半部
が装入される押上スプリング６と、各県ないし国を象っ
た平面形状で周囲に下向きの周壁４を備えると共に押上
スプリング６内に進入するスプリング軸５を備えた半透
明の立体ピ−ス３と、周壁４内に収まる形状で中心に押
上スプリング６が挿通される透孔を穿設し、上面に県
名、国名、県庁所在地、首都等を表示した表示プレ−ト
７とから成る。 【効果】 子供達が遊びながら興味を持って地理を学習
し得るものであり、興味を抱きながら覚えたことは忘れ
にくいものであるところからして、本考案に係る学習具
は理想的なものといい得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は地理学習具、より詳細には、主に小学生が国名、県名、国や県の位置 、県庁所在地等を興味を持って覚えることができる地理学習具に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

小学生にとって国名、県名、国や県の位置、県庁所在地等を覚えるのは容易な ことではなく、ただ地図帳を眺めていても、仲々覚え切れない。然るに従来は、 これら地理を興味を抱かせつつ学習させるに好適な道具は提唱されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように従来は、主に小学生に対し、遊びながら興味を抱かせつつ地理 を学習させる道具はなかったので、本考案は、そのような学習具を提供すること を課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、日本や大陸を象った形状の平板状であって、その上面の各県ないし 国対応位置に適宜深さのスプリング孔を設けたベ−スと、前記スプリング孔内に 下半部が装入される押上スプリングと、各県ないし国を象った平面形状で周囲に 下向きの周壁を備えると共に前記押上スプリング内に進入するスプリング軸を備 えた半透明の立体ピ−スと、前記周壁内に収まる形状で中心に前記押上スプリン グが挿通される透孔を穿設し、上面に県名、国名、県庁所在地、首都等を表示し た表示プレ−トとから成る地理学習具、を以て上記課題を解決した。

【０００５】

【作 用】

指先で所望の立体ピ−スを押すと、立体ピ−スと表示プレ−ト上面が当接し、 半透明の立体ピ−スを通して表示プレ−ト上面に表示された国名、県名、県庁所 在地等の文字等を見ることができるので、その操作の反復で日本地理や世界地理 を学習することができる。 また、各立体ピ−スと表示プレ−トをベ−スから外し、ジグソ−パズルとして 遊びながら国名、県名、国や県の位置等を学習することができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の好ましい実施例を図面に依拠して説明する。図示したものは日本地理 学習具であって、図中１は通例プラスチック製のベ−スで、日本を象った形状と する。ベ−ス１には、その各県対応位置に、適宜深さの１又は複数（県の面積の 大小による）のスプリング孔２を穿設する。

【０００７】 ３は各県の形状を象った半透明のプラスチック製立体ピ−スであり、必要に応 じ、適宜色分けをする。各立体ピ−ス３の周縁は下方に延ばして周壁４を形成す ると共に、各立体ピ−ス３の下面に１又は複数のスプリング軸５を穿設する。 スプリング軸５は、立体ピ−ス３をベ−ス１上にセットした際、その先端部が スプリング孔２内に臨むことになる。６はスプリング孔２内に装入される押上ス プリングであり、その上半部はスプリング孔２から露出する。スプリング軸５は 、この押上スプリング６内に挿入される。

【０００８】 ７は、中心にスプリング軸５と押上スプリング６が通り抜ける透孔８を設けた 表示プレ−トで、立体ピ−ス３の周壁４の内側に収まる形状とする。表示プレ− ト７上面には、当該県名、県庁所在地、県の面積、特産品等を表示し、立体ピ− ス３を表示プレ−ト７に近接させた際、それらの文字等が透視可能となるように する。

【０００９】 上記構成の学習具の使用方法を説明すると、先ずジグソ−パズルとして利用す るときは、逆さにする等して各立体ピ−ス３をベ−ス１から外して混ぜる。その 場合、表示プレ−ト７をベ−ス１に固定してないときは表示プレ−ト７もベ−ス １から外れるが、表示プレ−ト７も県の形状となっているので、立体ピ−ス３と 表示プレ−ト７の両方でジグソ−パズルを楽しむことができる。このジグソ−パ ズルを通して子供達は、各県の形状と位置、並びに、表示プレ−ト７を見ること によって県庁所在地等を覚えることができる。

【００１０】 また、ベ−ス１上に表示プレ−ト７と立体ピ−ス３をセットした状態において は、指先で所望の立体ピ−ス３を押すと、立体ピ−ス３の下面と表示プレ−ト７ の上面が近接ないし当接することにより、半透明の立体ピ−ス３を通し、表示プ レ−ト７の上面に表現された県名、県庁所在地等の透視が可能となる。指先を立 体ピ−ス３から離すと、立体ピ−ス３は押上スプリング６によって押上げられて 表示プレ−ト７から離れるので、表示プレ−ト７上の文字は見えなくなる。この ような操作により、県名、県の位置、県庁所在地等を興味を抱きながら学習する ことができる。

【００１１】 世界地理学習具とする場合も上述したところに準ずる。即ち、ベ−ス１をアジ ア、アメリカ、アフリカ等の大陸の形状とし、立体ピ−ス３を国の形状に象れば よい。そして、表示プレ−ト７上には国名、首都、国旗等を表示すればよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上述した通りであって、子供達が遊びながら興味を持って地理を学習 し得るものであり、興味を抱きながら覚えたことは忘れにくいものであるところ からして、本考案に係る学習具は理想的なものといい得るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施例の部分斜視図である。

【図２】 本考案の実施例の要部縦断面図である。

【符号の説明】

１ ベ−ス ２ スプリング孔 ３ 立体ピ−ス ４ 周壁 ５ スプリング軸 ６ 押上スプリング ７ 表示プレ−ト ８ 円孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 日本や大陸を象った形状の平板状であっ
   て、その上面の各県ないし国対応位置に適宜深さのスプ
   リング孔を設けたベ−スと、前記スプリング孔内に下半
   部が装入される押上スプリングと、各県ないし国を象っ
   た平面形状で周囲に下向きの周壁を備えると共に前記押
   上スプリング内に進入するスプリング軸を備えた半透明
   の立体ピ−スと、前記周壁内に収まる形状で中心に前記
   押上スプリングが挿通される透孔を穿設し、上面に県
   名、国名、県庁所在地、首都等を表示した表示プレ−ト
   とから成る地理学習具。