JPH05503626A - 95kbの大きさのdna断片をクローニングするための生体外ヘッドフルパッケージング系 - Google Patents
95kbの大きさのdna断片をクローニングするための生体外ヘッドフルパッケージング系Info
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- JPH05503626A JPH05503626A JP1509694A JP50969489A JPH05503626A JP H05503626 A JPH05503626 A JP H05503626A JP 1509694 A JP1509694 A JP 1509694A JP 50969489 A JP50969489 A JP 50969489A JP H05503626 A JPH05503626 A JP H05503626A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
22、N53205という呼称の請求の範囲第21項に記載の細菌株。
10.1で溶原化された細菌株において、DNA断片をクローニングするためp
aC開裂堪能抽出物を調製するのに用いられる細菌株。
24、 N52962という呼称の請求の範囲第23項に記載の細菌株。
25、遺伝子型recD ” hsdR” hsdM” mcrA ” mcr
B ”を有する四極子ファージ変異体Pi cl、 10Or!I−cm−2a
m9.16で溶原化された細菌株において、DNA断片をクローニングするため
に役立つ頭−尾堪能抽出物を調製するのに用いられる細菌株。
26、 N52961という呼称の請求の範囲第25項に記載の細菌株。
27、 lac I q抑制因子の欠如したB5591という呼称のCre”細
菌株において、DNA断片のクローニングに有用な細菌株。
29、 N53145という呼称をもつ、請求の範囲第28項に記載の菌株。
31、 N52974という呼称をもつ請求の範囲第30項に記載の菌株。
32、(a)DNA断片をベクターDNAに結紮し:(b)工程(a)の生成物
質を座切断プロフィシエンド抽出物及び頭−尾プロフィンエンド抽出物と接触さ
せ。
(C) lac I 9リプレツサーを工程(b)の生成物質に感染させ;
(d) IPTGを培地に添加し;そして(e)クローン化及び増幅化DNAを
回収することから成る、lacプロモーターの制御下で多複写レプリコンを含有
するベクター中での95kbの大きさのDNA断片のクローニング及び増幅制御
方法。
33、 (a)請求の範囲第12項のベクターのポリリンカークローニング部位
の中に外因性のDNA断片を挿入し: 。
(b)工程(a)の生成物を座開裂堪能抽出物及び頭−尾堪能抽出物と接触させ
:
(c) lac I 9抑制因子をもつCre”グラム陰性菌株を工程(b)の
生成物で感染させ:
(d)工程(C)の生成物に対してIPTGを付加することにより1acI9抑
制因子を抑制解除し:及び(e)クローニングされ増幅されたDNAを回収する
段階、
を含む95kbもの大きさのDNA断片の増幅をクローニングし制御する方法。
34、 Cre”細菌株が、N52974又はN53145という呼称の菌株で
ある、請求の範囲第32項又は33項に記載の方法。
35[四−開裂堪能抽出物がN52962又はN5320gという呼称の細菌株
から調製される、請求の範囲第32項又は第33項に記載の方法。
36、頭−尾堪能抽出物がN52961又はN53210という呼称の細菌株か
ら調製される、請求の範囲第32項又は第33項に記載の方法。
37、 (a)請求の範囲第11項のベクターのポリリンカークローニング部位
の中に外因性DNA断片を挿入し:(b) pac開裂堪能抽出物と頭−尾堪能
抽出物と、工程(a)の生成物を接触させ。
(c)工程(b)の生成物でCre″″グラム陰性菌株を感染させ;及び
(d)クローニングされたベクターDNAを回収する、
を含む、95kbはどの大きいDNA断片をクローニングする方法。
38、 Cre“菌株がB5591という呼称の細菌株である、請求の範囲第3
2項に記載の方法。
39、 pac−開裂堪能抽出物及び頭−尾堪能抽出物と断片含有ベクターのD
NAを接触させる段階を含む、中にオファージハンゲージングのための方法にお
いて、この断片は95kb以下のサイズを有する方法。
40 前記王−開裂堪能抽出物がN52962又はN53208という呼称の細
菌株から調製される、請求の範囲第39項に記載の方法。
41 頭−尾堪能抽出物がN52961又は1ls3210という呼称の細菌株
から調製される、請求の範囲第39項に記載の方法。
42、 (a)請求の範囲第14項又は第15項のベクター内に外因性DNA断
片を挿入し;
(b)工程(a)の生成物を諸−開裂堪能抽出物及び頭−尾堪能抽出物と接触さ
せ:
(c)工程(b)の生成物1ac Iq9抑制因子を有するCre”″グラム陰
性菌株を感染させる;
(d)工程(C)の生成物にIPTGを付加することにより、1acI9抑制因
子を抑制解除し、及び(e)クローニングされ増幅されたDNAを回収する、
を含む、DNA断片のクローニング及び増幅制御方法。
43、 Cre”細菌株がN52974又はN53145という呼称の菌株であ
る、請求の範囲第42項に記載の方法。
44、仮四−開裂堪能抽出物がN52962又はN53208という呼称の細菌
株から調製される、請求の範囲第42項に記載の方法。
45、頭−尾堪能抽出物がN52961又はN53210という呼称の細菌株か
ら調製される、請求の範囲第42項に記載の方法。
浄書(内容に変更なし)
明 細 書
95KBの大きさのDNA断片をクローニングすlるための生体外へラドフルパ
ッケージング系関連出願についてのクロス・リファレンス本出願は、1988年
4月15日に出願した米国特許出願筒07/182.112号の一部継続出願で
ある。
発明の分野
本発明は、DNA断片をクローニングするための系、特に95kbの大きさのD
NA断片をクローニングするための生体外へラドフルパッケージング系(hea
dful packa−ging system)に関する。クローニングされ
たDNAの増幅もまた制限することができる。
発明の背景
組換えDNA法により、大腸菌 Escherichia coli(E、 c
oli)のような細菌中で増殖されるベクターを用いる高等真核生物(植物及び
動物)の染色体からのDNA断片をクローニングし、増幅することができるよう
になった。
DNAがその取込みに対して受容能を持った細菌中に直接導入されるものである
場合には、細胞中へのDNA取込みの効率は、DNAの大きさが20kbより増
大すると劇的に低減するために、DNAはかなり小さくなければならない(20
kb未満)。したがって、細菌中に大きなりNAを導入するために、別の供給経
路が探究された。バクテリオファージベクターDNAをウィルス粒子中にパッケ
ージングする技術が、この要求を満たすために開発された。それは、隣接単位効
率を用いた感染により細胞にパッケージDNAを供給するという利点を有する。
Bruning et al、、 Gene 4.85−107(1978)、
及びCo11inset al、、 Proc、 Natl、^cad、 Sc
i、、 75.4242−4246(1978)は、Sternberg et
al、、 Gene 1.255−280(1975)が開発したラムダバク
テリオファージの生体外パッケージング反応を利用して、クローン化した大型挿
入物をプラスミドとラムダバクテリオファージCO3位置との融合物であるコス
ミドベクター中にパッケージングした。COS部位は、ラムダ バクテリオファ
ージ頭部へのDNAのバ、ケージングを開始するのに必要な認識要素を提供する
。
ラムダバクテリオファージ生体外パッケージング反応の大きな欠点は、ラムダバ
クテリオファージ頭部が49、5kbより大きなりNAを収容できないことであ
る。したがって、COSベクターそれ自体は約2kbの大きさであることを考慮
すると、その場合47kb未満のクローン可能DNAをベクターに挿入して、ラ
ムダバクテリオファージ頭部中にパッケージングし得る(Murray、 La
mbda lI236、395−432. Co1d Spring l1ar
bor Laboratory、 ColdSpring l1arbor、
New York 1986)。
したがって、ラムダファージは50kbより大きな遺伝子をクローニングするた
めに用いることはできず、″歩行”又゛は“跳躍”プロトコールによる数メガ塩
基の大きさのDNAの染色体セグメントのマツピングは難しく、ラムダバクテリ
オファージ系の限界を示す。大型DNA断片をクローニングするための可能性の
ある道具として2つの系が、研究者によって探査された:即ちラムダバクテリオ
ファージより大きい頭部を有するファージ系と、酵母菌クローニングベクターで
ある。
Rao et al、、 J、 Mol、[1io1. 185,565−57
8(1985)は、T4DNA(約165キロ塩基)がT4バクテリオファージ
中に生体外でパッケージングされることを立証した。その反応の効率は、10’
−10’プラ一ク形成単位(PFU) /添加T4DNAマイクログラムである
。しかしながら、Black。
Gene 46.97−101(1986)は、種々の種類のベクターDNAを
14頭部にパッケージングし、適切な細菌に注入後にそのDNAを回収するため
に努力しても、効率は102−10” PFU/添加D N A ayに過ぎな
いことを示した。Blackの結果は、哺乳類細胞のもののような(即ち、15
0kbの約20、000挿入物の等価物) 150kbの複合ゲノムの完全ライ
ブラリーを生成するためにT4パッケージング系を用いるのは非常に難しいと考
えられる、ということを示唆する。
第二の、そしておそらくはさらに難しい問題は、大型DNA断片をクローニング
及び増幅するT4パッケージング能力を利用し得るクローニングベクターが存在
しないことである。実際、T4パッケージングを開始するのに要するおおよその
T4配列は非常に小さいことが公知であるために、このようなベクターを構築す
ることは困難である。
Burke et at、、 5cience 236.806−812(19
87)は、酵母菌においてミニクロモソームとして哺乳類DNAの大型セグメン
トをクローニングすることができた。挿入すべきDNAを、酵母菌複製要素、酵
母菌分配要素又は動原体、及び酵母菌テロメアを含有するベクター中にクローニ
ングし、その結果生じるキメラDNAを直接DNA形質転換によって酵母菌中に
導入する。100kbより大きなりNAの挿入物を伴うミニクロモソームが確認
された。
この系に関しては、2つの問題がある。先ず、DNAの挿入物を伴う酵母菌クロ
ーンは、非常に非効率的に生成される:前記の実験では、約300クローン/挿
入DNAHが生成された。第二に、DNA挿入物を伴うクローンを一旦利用する
と、挿入DNAをプローブ及び回収するのが困難である。形質転換酵母菌細胞に
おいては、ミニクロモソームは細胞縁DNAの1:200未満を示し、その結果
、DNAハイブリダイゼーション法によって検出されるに過ぎない。さらに、各
形質転換細胞内では、挿入物は増幅されない。挿入物のセグメントは、プラスミ
ド中にサブクローニングし、細菌中に奪還することにより回収される。
関連の別の系は、Ga1tanaies et al、、 Gene 46.1
−11(1986)に記載されている。ラムダベクターは、DNAを挿入し、そ
の後細胞に注入するものであると記載されてイル。注入DNAは、1コピー/細
胞で宿主の染色体に組込まれるか又は染色体外的に多数コピー/細胞で細胞中に
維持される。このベクターは30kb未満のDNAを収容し得るが、一方組込ま
れたプロファージは、その挿入が組込み化プロファージでそれを重複する二次感
染ラムダキメラを用いた相同組換えにより有意に増大し得る。
この方法では、あらゆるプロファージの隣接DNAのセグメントは100kb以
上に増大され、その後染色体外状態のベクターを誘導することにより増幅される
。しかしながら、これを達成するためには、DNAの少なくともいくつかの隣接
及び重複する小型セグメントをクローニングしておく必要があり、そして組換え
によってそれらを一緒に緊縮する困難な方法が実施される。さらに、一旦それが
構築されれば、大き過ぎてラムダウィルス粒子中にパッケージングされないため
に、大型DNAを回収するのは難しい。その染色体外状態のDNAの直接単離も
、それが大きいために難しい。
近年、Blumenthal、 Focus、 page 41−46. Vo
l、11. No。
3 (Summer 1989)はE、 coliのメチル化DNAのクローニ
ング及び構築に関連したいくつかの難しい点を検討した。
45ページに示唆されている対応策は、このようなりローニング(メチル化DN
Aの)が、McrB系の両要素を含む3つの公知のメチル化依存制限系を欠いた
宿主中で実施すべきであるというものである。
本発明は、以下の:
(a)スタッファ−(5tuffer)断片を、諸部位に近接するプラント末端
生成部位に挿入することによりベクターDNAを修飾し:
(b)工程(a)の生成物質を消化して、その各々が(i)プラント末端、(■
)クローニングすべき外来DNA断片に適合する別の末端、及び(ffl) l
oIP部位を含有する2つのベクターアームを生成し:
(C)コンカテマーを生成せずに外来DNAを工程(b)の生成物質に結紮し:
(d)工程(C)の生成物質を、諸切断プロフィシエンド抽出物及び頭−尾プロ
フイシエント抽出物(この場合、頭−尾抽出物中の大型頭部対小型頭部の比は少
なくとも5・1である)と反応させ;
(6) Cre+細菌株を工程(d)の生成物質に感染させ:そして
(f)クローン化DNAを回収する
ことから成る、95kbの大きさの外来DNA断片をクローニングするための生
体外ヘッドフルパッケージング系に関する。
本発明はさらに、以下の:
(a)DNA断片をベクターDNAに結紮し。
(b)工程(a)の生成物質を座切断プロフィシエンド抽出物及び頭−尾プロフ
イシエント抽出物と接触させ;させ;
(d) IPTGを培地に添加し:そして(e)クローン化及び増幅化DNAを
回収することから成る、肋■プロモーターの制御下で多複写レプリコンを含有す
るベクター中での95kbの大きさのDNA断片のクローニング及び増幅制御方
法に関する。
別の態様においては、本発明は、95kbの大きさのDNAの外来断片をクロー
ニングするのに有用なベクターにソエンド抽出物を調製するための溶源菌は、本
発明の別の態様を構成する。
B5591、N52974、及びN53145と命名されたCre+グラム陰性
菌株を特に、本発明のベクターで感染及び形質転換するよう処理した。B559
1は、1aclqリプレツサー遺伝子を有していない。他方、N52974及び
N53145は、1aclqリプレツサー遺伝子を有し、したがって一旦形質転
換されるとIPTGが添加されるまでLacプロモーターを抑制する。
図面の簡単な説明
図1は、P1バクテリオファージクローニング及び増幅系を全般的に説明する。
図2は、本発明に関するP1遺伝子及び要素をマツピングする。
図3は、本発明のベクターの構築を説明する。
図4は、ベクターpNS582喪14及びpNS5g2川15AdlOの構築を
説明する。
図5Aは、600bpデルタ−3しり断片が両端でガンマ32P−dATPで標
識されたことを説明する。
図5Bは、pcp”パッケージング抽出物の巴切断活性を説明する。
図6Aは、Cre組換え酵素を作用させた場合のpNS358のDNAの解離を
説明する。
図6Bは、ベクターDNAが形質転換B5591細菌においてCreにより作用
されることを説明する。
図7Aは、pNS364の構造を示す。
図7Bは、kan−R遺伝子、P1プラスミドレプリコン、及びPl溶菌レプリ
コンを含有するプラスミドpNS364の増幅を説明する。
図8A−8C及び9A−9Bは、パッケージ化pNS358DNA、及びそれを
含有するE、coli挿入物の回収及び特性を説明する。
図10は、ショ糖勾配によるサイズ分画化ヒト挿入DNAの回収を説明する。
図11は、パッケージ化pNs5g2tetlイ DNA、及びそれを含有する
ヒトDNA挿入物の回収及び特性を説明する。
図12は、ヒトDNA挿入物をpNs582tet14ベクターDNA又はpN
S582セ巳14υ見0ベクターDNAのアームに結紮する場合に生成される結
紮生成物質を説明する。
それを含有するヒト挿入物の回収及び特性を説明する。
DNAバンドは、エチジウムプロミド染色により検出した。
図1.3Bは13Aと同じものであるが、但しバンドはヒトゲノムDNAプロー
ブとのハイブリダイゼーションにより検出した。
寄託の説明
本発明に関する以下の細菌及びプラスミドは、ブダペスト条約に基づいて^me
rican Type Cu1ture Co11ection。
12301 Parklavn Drive、 Rockville、 Mar
yland 20852−1776に寄託された。
pN320は、ATCC寄託番号67666であった。
pNS42は、ATCC寄託番号67667であった。
B5591は、ATCC寄託番号53760であった。
N52961は、ATCC寄託番号67665であった。
N52962は、ATCC寄託番号67664であった。
N52974は、ATCC寄託番号53759であった。
N53208は、ATCC寄託番号68073であった。
N5321.0は、ATCC寄託番号68074であった。
N53145は、A TCC寄託番号68072であった。
るのに必要な部位を示す属名である。
諸切断堪能(プロフィンエンド)抽出物は、座部位を切断し、したがってパッケ
ージングを開始するために必要な認識蛋白質を含有する。
頭−尾堪能(プロフィンエンド)抽出物は、クローン化DNAをウィルス粒子中
にパッケージングするのに必要な頭部及び尾部を含有する。
コンカテマーという用語は、頭−尾構築内に配列される反復単位から成るDNA
分子を意味する。
スタ、ファー断片という用語は、非反復部位でベクターDNAに挿入されるDN
A断片を示し、その中でヘッドフルパッケージングが終止する。
バクテリオファージ及びファージという用語は、本明細書中ではどちらも同じ意
味で用いる。
本明細書中に記載のクローニング系は、ラムダコスミドクローニングによって得
られるものの少なくとも2倍の大きさのDNA断片を単離できる95kbの大き
さの外来DNA断片をクローニングするためにヘッドフル生体外パンケージング
系を用いる。このクローニング能力の増大は、以下の実用性を生み出す:
(1) 45−95kbの範囲の、特に7O−90kbの範囲の大きさの遺伝子
は、直接クローニングし得るし、25−45kbの範囲の大きさの遺伝子はさら
に容易Jこクローニングし得る。
(2)染色体“歩行”及び“跳躍”法は、少な(とも2つのうちの1因子により
スピードアップされ得るし、−緒に連鎖される必要がある隣接セグメントの数の
減少のためにさらに厳密であるべきである。
(3)本発明のクローニング系は、他の方法では溶液から十分にDNAを取り込
まない細菌に効率よ<DNAを供給するための手段として有用である。
特に、95kbの大きさの外来DNA断片をクローニングするための本発明のへ
ラドフルパッケージング系は、以するプラント末端生成部位に挿入することによ
りベクターDNAを修飾し;
(b)工程(a)の・生成物質を消化して、その各々が(i)プラント末端、(
if) クローニングすべき外来DNA断片に適合する別の末端、及び(ffl
) 1oxP部位を含有する2つのベクターアームを生成し:9
(C)コンカテマーを生成せずに外来DNAを工程(b)の生成物質に結紮し。
(d)工程(C)の生成物質を、江切断プロフィシエンド抽出物及び頭−尾プロ
フィシエント抽出物(この場合、頭−尾抽出物中の大型頭部対小型頭部の比は少
なくとも5:1である)と反応させ:
(e) Cre’細菌株を工程(d)の生成物質に感染させ、そして
(f)クローン化DNAを回収する
ことから成る。
本明細書に記載の多数の要素がP1バクテリオファージクローニング系に関係す
るけれども、当業者は、DNAジング抽出物)は除いて、以下で考察する多数の
要素、例えば1ax−Cre組換え系、プラスミドレプリコン、及び多複写又は
溶菌レプリコンは、パッケージ化DNAの回収に関係し、その他のクローニング
系、例えばバクテリオファージ、酵母菌等を用いてE、coliのような細菌中
でDNAを回収するために用い得る。
本発明の実施に適したバクテリオファージは、大きな頭部容量を有さなければな
らず、DNAをパッケージングするのに必要な要素が限定されねばならない。例
えば、ヘッドフルパッケージングを利用するP22及びTlファージに関しては
、必要なパッケージング要素が限定される。
しかしながら、P22及びTIは非常に大きな頭部容量は有していない。他方、
大きな頭部容量を有するT4ファージに関しては、必要なパッケージング要素は
限定されなかった。
ヘッドフルパッケージング
DNAをパッケージングするのに必要な要素(即ち、生体外へラドフルパッケー
ジング系)を以下に示す:(1)認識蛋白質によって切断される非反復部位、び
(2)頭部が完全に充填され、次いで残りの要素からパッケージ化DNAを分離
する切断が誘発されるまでDNAをパッケージングされる(“ヘッドフル”切断
)エンプティファージ頭部:それは、クローン化DNAをウィルス粒子にパンケ
ージングするのに必要な頭部及び尾部を含有する頭−尾プロフィシェント抽出物
である。
パッケージングの開始は部位特異的である(上部位の切断がパッケージングを開
始する)けれども、パッケージングの終止は部位特異的ではない。言い換えれば
、パッケージングは頭部が充填されたいかなる点でも終止するので、非反復部位
は認識されない。
Plの場合、ウィルスの生活環中のパッケージング反応に用いられるDNA基質
は、頭−態様式で配列されたP1染色体の個々の単位から成るコンカテマーであ
る。P1ファージ又はその他の任意のファージを用いるヘッドフルパッケージン
グは、4工程から成る:(1)第一段階では、非反復部位性を、座認識蛋白質(
PRPs)で認識し、切断する:(2)切断の片方のDNAを頭部が完全に充填
されるまでエンプティ頭部中にパッケージングする:(3)次に、残りのコンカ
テマーからパッケージ化DNAを分離する二次切断を誘発する(“ヘッドフル”
切断):そして(4)先の“ヘッドフル”切断により生じた遊離端からの第二ラ
ウンドのDNAパッケージングの開始−一一一したがって前進的ヘッドフル切断
時期。しかしながら、コンカテマーが生成されない場合には、前進的ヘッドフル
パッケージングは生じない。Sternberg et al、、J。
Mol、Biol、194. 46L479(1987)は、十分に機能的なた
。これらの研究も、害認識及び切断がファージ頭部及び尾部の非存在下で起こり
得るし、P1遺伝子9の突然変異体によって非機能的にされることを示している
(図2参照)。
パッケージ化Pi DNAの末端は、パッケージ化ラムダバクテリオファージD
NAの末端のようには相補的一本鎖配列を含有せず、その結果として、Pi D
NAを細菌中に注入後、その環化は鎖のアニーリング、によっては起きず、むし
ろ分子の末端に存在する相同配列間の組換えによって起こる。この事情ゆえに、
PIパッケージングを用いる、又は任意のへラドフルパッケージング機序が重要
であるあらゆるベクターが、組換えによる直鎖パッケージ化DNAを環化する手
段を講じなければならない。本発明においては、環化は、lax P部位をベク
ターに組み込むことにより、モしてCre”、 グラム陰性細菌株に注入後にD
NAを環化するためにCre組換え酵素を用いて、達成した(以下参照)。
PLは、2つの大きさの頭部を、即ち105−110kbのDNAを収容し得る
大型頭部と、45kb以下のDNAを収容し得る小型頭部を生成する。一般に、
P1野生型感染における大型頭部対小型頭部の比は10:1であるが、しかしな
がら、本発明に記載のいくつかのパッケージング溶解物を調製するために用いら
れるPlのc+a−2突然変異体においては、頭部サイズの比は、11である。
Plのcm突然変異体から調製される頭〜尾パッケージング溶解物は、約10:
1の通常比の大型頭部及び小型頭部を含有した。
これは、頭−尾バッケージング抽出物の調製には好ましい溶解物である。専ら大
型ファージ頭部へのDNAのパッケージングを確実にするためには、DNAは、
小型頭部が収容し得るよりも大きくなければならない。
大型頭部がかなり余分に存在するのが一般に望ましい。
しかしながら、大型頭部対小型頭部の比は、約51以下であってはならない。
tax P −Cre組換え系
これは、組換えが非常に効率よく起こる34−bp部位又はDNA配列(1ox
P) 、及びその部位と接触し、組換えを促進する蛋白質酵素(Cre)から成
る部位特異的組換え系である。^brerBski et ’a1.. Ce1
1. 32. 1301−1311(1983)は、超らせん化、ニック化環、
又は直鎖DNA上のLax P部位間での組換えが、Creの存在下で起こるこ
とを示した。P1生活環において、Creは、約100kb離れた一ン化された
。Sternberget al、、 J、 NotBiol、187゜197
−212.’ 19’86は、プロファージが構築される機能的cre遺伝子を
含有するpHR103突然変異体を記載している。
本明細書中に記載の多数の要素、例えばlax −Cre組換え系、P1プラス
ミドレプリコン、及びp1溶解レプリコンも、近年、詳細に再検討された(Ya
rmolinsky & Stern−berg、The Bacteriop
hage、Bacteriophage Pl、Chapter9、 1988
. P1enua+ Publishing Corporation、233
Spr−ing St、、New York、NY) 。Pi遺伝子の地図、
並ヒニ1oxP−Cre組換え系、P1溶解レプリコン、及びpac部位を図2
に示す。
P1宿主範囲
バクテリオファージP1は、そうでなければDNAを効率よく取り込めない種々
のグラム陰性細菌中にそのDNAを吸着及び注入し得る。P1ピリオンがDNA
を吸着及び注入し得る細菌株の例を、表1に示す。
表1
Plの宿主範囲
Escherichia coli K12.C,B 十 +Shigella
dysenter’iae 十 +Shigella flexneri +
Sa1monella typhimurium (−)+ +5alIQon
ella typhi & abony +Klebsiella aerog
enes + +Klebsiella pneumoniae + +C1t
robacter freundii + +5erratia marces
cens + (−)−1−Enterobacter aerogenes
+ −1−Enterobacter 1iquefaciens + +&
cloacae
Ervinia carotoyora + +Erwinia amylov
ora + +Yersinia pestis & + +pseudotu
berculosisI’seudomonas putida −Pseud
oIIlonas aeruginosa + (−)+r’seudomon
as amyloderamosa (−) + +Flavobacteri
um sp、 M64 + −Argobacterium tumefaci
ens + −^cetobacter 5uboxydans −Alcal
igenes faecalis + −Myxococcus xanthu
s + −さらに、これらの株中でバクテリオファージを産生ずるPlの能力を
表記する。P1ファーン中にDNAを生体外パッケージングする能力に関しては
、任意のこれらの細菌から直接パンケージングベクター中にDNAをクローニン
グし、そのDNAをP1ピリオン中にパッケージングし、次いでそれをP1注入
に熟達したその細菌中に注入し戻すことが可能であるべきである。これはすべて
、その本来の宿主に入る場合に制限酵素から保護するメチル化様式の喪失を引き
起こすE、coliにおける挿入DNAの複製を伴わずに実施し得る。
Jillol、594、及びYMC,又はその誘導体は、プラスミド及びP1フ
ァージの宿主として用い得る。D[I5 デルタ−1acU169は、Dr、M
ichael BerIIlan、Litton Bioneticsから入手
した、Hanahan、J、Mo1. Biol、166、 557−580(
1983)が記載したDH5の誘導体であるDHIの変種であった。
B5591は、Cre遺伝子を含有するpRH103突然変異体から横変異体は
、Sternberg et al、、J、Mo1. Biol、187゜JM
I09は、New England Bjolabs、Beverly、MA
01915かラ入手したもノテあって、Yanish−Perron Qt a
l、、がGene33. 102−119(1985)に記載されている。N5
2974は月日09であつて、機能性Cre遺伝子及びlac I ’ リプレ
、ソサー゛を含有するラムダ−…434−Piプロブアージを有する。N529
74の遺伝子型は、±A−1すidM”、リリR−1其A B ” (mcrA
◆、5B1)である。594株及び13350株は、Campbell et
’a1.. Carnegie In5titute of WashYear
book 57. 386(1987)j、一記載されている。 Y’MCは、
Dennert et al、、 J、 Mol、 Biol、 33.322
−329C1968)が、N99は5his+ada et at、、J、Mo
1. Biol、93. 483−503(1972)に記載されている。N9
9の遺伝子型は、±D“、肋qじ、逍idM”、ト」A4、町■B4 である。
N5439は、trpE5947突然変異を伴うYMC株である。N53067
はN5439であって、機能性cre遺伝子を伴うラムダ−1mm434− P
Lプロファージを有する。細菌増殖用の培地(即ち、Lブロス及びI、−amp
寒天)は、Miller、 Experiments in Mo1e−cul
ar Genetics(Cold Spring Harbor Labor
atory、 ColdSpring l1arbor、 NY、 1972)
に記載されている。
N53145は、N11554株(New England Biolabs)
を用いて開始して構築した。NM554は、遺伝子型±A−1hsdM”、!!
−」甲1−1(□R−、ジどA−1懸どB−を有する。F直 畢夏qプラスミド
を先ず、Miller、 Experiments in Mo1ecular
Gene−tics (Cold Spring l1arbor Labo
ratory、Co1d Springllarbor、 NY、 1972)
に記載されているような接合によってこの株中に移入し、その結果生じた株(N
53100)を次にラムダ免疫性434−PI Cre−含有プロファージに感
染させた。溶原菌を、Stetnberg、Virology、129−142
゜Vol、 96(1979)に記載されているように這択し、それらの溶原菌
の1つをN53145と命名した。
ファージ法
ファージ溶解物の調製、ファージ遺伝子的雑種の作製、ファージ相補的試験の実
施、及びファージ溶原化の発生を含むP1ファージ(PLバクテリオファージ、
Pl)操作は、Sternberg et at、、 J、 Mol、 Bio
l、 187.197−212(1986)、及びSternberg et
at、、に Mo1. Biol、194. 453−468(1987)に記
載されている。
DNA1l製及び操作
20kbより小さいプラスミドDNAを、(1) l+)1mes &Quig
leyがBicychea+、 114.143−197(1981)に記載の
迅速法(以後、迅速プラスミド調製と呼ぶ)、又は(2) Godsonand
Vapnek、 ’BM^299.516−522(1973)が記載のよう
な塩化セシウム密度勾配法にしたがって、E、coLiから調製した。20kb
より大きいプラスミドDNAは、BernboiIlet all、Nucl、
Ac1ds Res、7. 1513−1523(1979)の方法によって調
製した。細胞DNAは、Sternberg etat、、 J、 Mo1.
Rial、 194.469−479(1987)が記載したようにE、 co
LLから単離した。200kbより大きいDNAサイズを維持するために、この
単離操作中は剪断力を避けるよう注意した。Carle et al、、5ci
ence 232. 65−68(1986)・に記載されているように、パル
スフィールド(pulse field)アガロースゲル電気泳動を実施した。
T4DNAリガーゼによるDNAの制限酵素消化及びDNA結紮は、販売元(我
々の場合は、New England Biolabs)が明記しているように
して実施すべきである。DNA操作についてのその他の方法はすべて、Mani
atis et al、。
Mo1ecular Cloning : A Laboratory 1[a
nual(Cold SpringHarbor Laboratory、 B
ox 100. Co1d Spring Harbor、NY1982)に記
載されている。
高分子ヒトDNAの調製、消化、及びサイズ分別ヒトリンパ芽球様細胞697株
(Kaplan et al、、 BBRC。
1275−1282. VoL159(1989)) ’c、DNA供給源とし
て用いた。そのDNAは、以下のように調製した:懸濁培養中で増殖中の細胞を
遠心分離(RT6000ローター中で4.00Orpm)によって収集し、燐酸
塩緩衝食塩水(PBS)で1回、そして50mMトリス−HCl、 pl’17
.5.100mMNaC1で2回、洗浄した。次に、細胞を2WA’の後者緩衝
液(50ff1MトリスーHC1,pH7,5,’100mM Na(、j’)
中に懸濁し、以下の要素を添加した: l 厘g7 mlプロテイナーゼK、1
20IIIM EDTA、0.5%SDS、及び4mlの水。次いで、懸濁液を
50℃で2時間インキュベートし、次に、先ず4+1’のフェノ−1しで、次い
で4冒lのクロロホルム−イソアミルアルコール
も水性層は除く)。次に、水性層を、各々1す,ットルの1011IMトリス−
11(J, pH8.0− I QIM EDTAを4回替えて、4℃で透析し
た。各回とも、8時間透析した。
10119の透析高分子量DNAを、Mg”+を含有せず、ウシ血清アルブミン
(100119/ ml>及び1〜10単位の制限酵素( Bawl I又璃S
au3A I )を含有する10hJのI×制限緩衝液(20m+11 トリス
−HCI, pH8.0, 100aM NaCA’)中で、静かに攪拌しなが
ら4℃で12時間インキュベートした。この1・・無含有インキュベーションは
、反応開始前に粘性DNAと酵素との混合を均一にするために意図された。
次に、lhlの100mil l1gcj!2溶液を各反応試験管に添加し、ピ
ペットの先で試験管の内容物を静かに混合して、直ちに試験管を37℃でインキ
ュベートした。5分後に20011M 。
EDTAのlOμ!溶液を試験管に添加して反応を停止させ、次いでそれを4℃
で放置した。約5μlの試料を各試験管から取り出して、フィールド逆位電気泳
動(以下に説明)を施して、制限反応の程度を査定した。少なくとも50%のD
NAが30〜200kbの範囲の大きさに消化された反応をさらに、ショ糖勾配
で分画した。フィールド逆位電気泳動を、0.6秒の前方パルス、0.2秒の後
方ノくルス、及び20のランプ因子で、230ボルトで、トリス−硼酸塩−ED
TA緩衝液(0. 089 )リス−硼酸塩、0. 089硼酸、0. 002
MEDTA) 中!.:作成した1%アガロースゲル中で2時間実施した。
35*lの10 − 50%ショ糖勾配を、llaniatis et al,
。
Molecular Cloning :^Laboratory Manua
l(Cold SpringHarbor Laboratory, Box
100.Cold Spring Harbor.NY1982)に記載のよう
に調製した。上記で調製した適切なEDTA−停止反応物をこれらの勾配の上面
に層化し、その勾配を、4℃で5127スイングバケツ5orvall ロータ
ー中で20. OOOrpmで15時間、遠心分離した。遠心管の上部をパラフ
ィンで密封し、注意して締めて立たせた。管の底を18ゲージの針で穿刺して、
次いでその針を取り除いた。勾配滴下を開始するために、パラフィンカバーを針
で突き破った。指で上面の穴を押して流lを調節した。
フィールド逆位ゲル電気泳動により各勾配分画中のDNAの大きさを分析後、適
切な分画をプールし、次いでn−ブタノール抽出によって濃縮した。先ず、プー
ルした分画を、1.0m1lトリス−HCl、 pH8,0−1mM EDTA
緩衝液の表面に浮かせたVSWP 02500フイルター(Millipore
)上に分取して透析した。通常、1〜2mlの試料は、500薦βの緩衝液に対
して25℃で約2時間で完全に透析される。透析した試料を次に、2059フア
ルコン管中の2容量のn−ブタノールと混合し、その混合物を、水性相の容積が
2〜3分の1に減少するまで静かに揺すった。その管を2000rpmで2分間
遠心分離し、上部のブタノール相を除去した。これらの工程を、水性相が約40
〜50μlに減少するまで繰り返した。次に、残留ブタノールを室温でIO分間
蒸発させて、次いで試料をl0mM トリス−11C7!、 pH8,0−1m
il EDTAに対して30分間、フィルター上で透析して、あらゆる残留塩を
除去した。
フィールド逆位ゲル電気泳動によるショ糖勾配分別レーンの断片の大きさをレー
ンMの165kb及び50kbDNAマーカーの大きさと比較すると、レーン6
〜】Qの断片がP1ベクター中にクローニングするための所望の50〜110k
b範囲に及ぶことが明らかである。レーンTは、元5outhern、 J、
Mo1. Biol、 98.503−507(1975)の方法(以後、“サ
ザーン分析”と呼ぶ)にしたがって、DNAをアガロースゲルからニトロセルロ
ース膜に移して、特異的標識化DNA断片又はプラスミドでプローブした。
DNAは、Sanger et al、、Proc、Natl、Acad、Sc
i、。
USA、 74.5463−5.467 (1977)のジチオキシヌクレオチ
ド法を用いてノーケンシングした。
制限分析
500す/ダラムのDNAを、New England Biolabs(Be
verly、 MA 01915) (ここから酵素を購入した)が明記した2
0μlの緩衝液中で37℃で2時間、1〜2単位の制限酵素で消化した。反応は
、0.25%ブロモフェニルブルー、025%キルンシアツール、及び40%(
W/V)ショ糖の3μl溶液を添加し、その後反応液を70℃で5分間加熱する
ことによって停止した。試料を、トリス−硼酸塩−EDTA緩衝液(0089ト
リス−硼酸塩、0.089硼酸、0.002MEDTA)中に沈めた1%アガロ
ースゲルの溝(15X15c肩)にいれた。電気泳動は、キシレンンアノールバ
ンドがゲル中に3分の2移動するまで、通常室温で約12時間、20I^(30
vo1tS)で実施した。次に、ゲルを0.511g/116のエチジウムプロ
ミドの溶液中で30分染色し、透過UV光源(320nm)及びポラロイド57
型フイルムを用いてゲルの写真を撮った。
アルカリ性ホスファターゼ(AP)によるDNAの処理DNAを前節に記載され
ているように制限酵素で消化後に、70℃で5分間加熱した。反応液を37℃に
冷却し、10I トリス−HCA’、 pi(8,0溶液で100μlとし、次
いで0.旧単位の仔つシ腸アルカリ性ホスファターゼを用いて37℃ ゛で1時
間インキュベートした。反応液を、等量のフェノールで4回、等量のクロロホル
ムイソアミルアルコール(24:1)で1回抽出し、次いで2容量のエタノール
を用いて一20℃で3時間、I M LxC12中にDNAを沈殿させた。
DNA断片のベクターへの結紮及び挿入5mM トリス−HCl、 pH7,5
,5a+M MgCl2.5mMmチントレイトール、l mM ATPS10
0属g/舅lウン血清アルブミンを含有する20μlの容積の溶液中で結紮反応
を実施した。
コンピテント細菌中への形質転換により回収すべきプラスミドへの断片の挿入を
伴う反応のためには、100n9の消化流ベクターDNA及び100〜400n
aの挿入断片を用いた。生体外へラドフルパッケージングにより回収すべきプラ
スミドベクターを伴う反応に関しては、500ngのベクターDNA、及び1〜
2μ9の挿入断片を用いた。400単位の74Uガーゼを各反応のために添加し
、反応液を16℃で20時間インキュベートした。反応は、70℃で10分間加
熱することにより停止した。
以下の実施例4に記載されるように、本発明の独自の態様の一つは、コンピテン
トを生じることなく外来DNAをベクターDNAに結紮する能力である。
コンカテマー生成は、2つの異なる制限部位でベクターDNAを消化して2つの
ベクター断片(アーム)を生成することにより回避された。各アームは、DNA
挿入物に結紮できない一端を含有し、それ自体と結紮できず、そしてパッケージ
化DNAの環化中に回収されない。各アームは、別の自由な末端を含有して、ク
ローン化されるDNAと結紮する。アームへの断片結紮後、その結果生じる生成
物質は、二重消化により生成されるベクターアーム間にはさまったクローン化さ
るべきDNAを含有する。この結紮物質の端は、さらに結紮されず、したがって
コンカテマー生成が防止される。
さらに結紮できない末端は、おそらくは、ベクターDNAに独特のプラント末端
生成部位を切断することにより生じる。例えば、以下の実験の項では、プラント
末端生成部位はSca I部位である。このプラント末端生成部位は、天然に、
又は人工的に生成され得る。
自由に結紮する末端は、結紮されるであろうDNAの挿入物末端と適合していな
ければならない。加えて、このンークエンスは、環化の際に回収されるが、独特
な、プラント末端産生部位は環化の際に回収されない。
形質転換体の選択
高効率t−要tル場合は、(1) Mandel and ITiga、J。
Mo1. Biol、 53.159−162(1970)の方法、又は(2)
Hana−han、 J、 Mol、 Bial、 166、557−580
(1983)の方法にしたがって、E、 coli株を形質転換した。O,b+
1’の容量の形質転換細胞を希釈して、L−グロスで1mlとし、37℃で1時
間インキュベートした。100〜200μlの培養を、カナマイシンC25al
/諺l)又はアムピシリン(150gg/菖l)を含有するし寒天平板上に広げ
て、平板を37℃で16時間インキュベートした。次に、コロニーを採点した。
カナマイシン又はアムピシリンを含むし一寒天平板上での増殖に関してAll1
p−R形質転換体を試験した。
プラスミドベクターpNS358−1yt (pNS582)の構築pNS35
8−1ytと同定されるプラスミドベクターは、pN3582としても同定され
る。したがって、本明細書中では、pN3358−1yt及びpNS582とい
う用語は同義に用いる。
ベクターの構築の種々の工程を説明するフローシートを図3に示す。出発プラス
ミドはpBs69であった。それは、同一方向に配向される2つのlox P組
換え部位を含有する4、 9kbプラスミドであった。Cre蛋白質の存在下で
は、組換えはこれらの部位の間で起こり、各々1つのtax P部位とpBS6
9のlax P部位環の2つのDNA領域の1つを含有する2つのDNA環を生
成する。これらの環化領域(以後士−Rドメインと呼ぶ)の1つは、薬剤アムビ
シリンに対する耐性及びプラスミドpBR322のDNA複製系(レプリコン又
は複製の起始[orjl ) (以後、pBl?322 oriと呼ぶ)をコー
ドする遺伝子を含有した。pBS69の1oxP部位間のその他の環化領域は、
酵母菌■2遺伝子を含有した。
(a)pBS69へのP1パッケージング部位pacの挿入DNAパッケージン
グの開始に必要なP1配列は、DNAの161bpセグメン1〜(諸部位)に局
在した。DNAのこのセグメントは、Sternberg et al、、 J
、 Mo1. Biol。
194、469−479 (1981)が記載した二重欠失突然変異体に残留す
るP1配列(デルタ−3〜デルタ−20)を示した。
デルタ−3〜デルタ−20DNAを制限酵素Xho I及び5alIで消化し、
161bp pac部位を含有する437bp断片を単離して、pBS69 D
N Aのamp−Rドメインの非反復Xh。
■部位に結紮した。その結果生じたpBS69− pacプラスミドは、図3に
示すようにパッケージノブが反時計回りに起こるように配向されたpacを含有
した。pacに加えて、437bp挿入物は、pBR322地図相関物375及
び651間に位置するテトラサイクリン耐性遺伝子配列を含有した。さらに、4
37bp D N A断片中に存在し、プラスミドDNAの698amtlI部
位のみを有することを確実にした。
Tn903カナマイシン耐性(kan−R)遺伝子を、プラスミドpuc4K
(PしBiochefflicals(Milwaukee、 WI)から購入
)から1.3kb Acc I断片として単離した。pBS69−9E四DNA
を、そのDNAを酵母菌1eu 2遺伝子内で一旦切断した制限酵素C1a I
で消化した。等量(10100nのその消化プラスミドDNA及びkan −R
遺伝子断片を20μ!中で混合して、16℃で一晩結紮した。結紮混合物を用い
て、DH5株細菌を形質転換して、kan−R,amp −R形質転換体を選択
した。これらの形質転換体から作製した迅速プラスミド調製物の分析から、それ
らがすべて、pBS69−pacのC1a I部位でkan−R遺伝子を含有す
ることが示された。その後の全操作のために選択されたプラスミド(以後、pN
s20と呼ぶ)は、kan転写の方向がが反時計回りであるように配向されたk
an−R断片を含有した(図3)。このkan−R遺伝子を含有するlox P
部位が側面に位置する領域は、以後kan−Randンと呼ぶ。
PLプラスミドレプリコン及び分配領域は、溶原性細胞の集団における単位複写
染色体外要素としてのP1プロファージの維持に寄与する。それは、細胞分裂周
期当り1回の複製を開始するためにDNAの原配列で作用する蛋白質をコードす
る複製遺伝子(repP)を含有する。レプリコン中には、細胞分裂時に娘細胞
に複製の生成物質を忠実に分配するために、ある部位[■Sで作用する2つの遺
伝子、即ちparA及びparBも存在する。
P11回相関物59及び66間に位置する(図2)DNAの7 kb Kpn
I断片を、Kpn Iを用いてP1ファージからDNAを消化後に単離した。そ
れをpNs20の非反復Kpn I部位に結紮し、プラスミド中のその存在を、
迅速プラスミド調製物の制限酵素消化を分析することにより確証した。
その後の操作のために選択した特定の構築物はpNs150と命名され、プラス
ミド中で反時計回りに配向する地図相関物59〜66からのPIDNAを含有し
た。7kbP1挿入物はプラスミド複製系を含有するのみならず、その分配系を
も含有した(Yarmolinsky and Sternberg、in ”
The 。
Bacteria−phages!、 Chapter 9.198g)。
相補的配列を有する2つの31塩基オリゴデオキシヌクレオチドを、ホスホラミ
タイド法により合成した。100μlの容量(10mM )リスーFiC1緩衝
液、 pH8,0,l@l EDT^)中に溶解した10+19の各オリゴヌク
レオチドを70℃で10分間、互いにアニーリングした。その結果生じた2本鎖
断片を以下に示す:
GATCCTCTAGAGCGGCCGCGTCGACTACGT^GAGAT
CTCGCCGGCGCAGCTGATGCATCTAGDNAのこの断片は、
左から右に、以下の制限エンドヌクレアーゼ部位を含有する:
ずれもpN3150のDNA中に存在しなかった。その断片も、BamHI消化
によって生成された末端と相補的である1本鎖GATC末端を含有した。その断
片のGATC末端に対するヌクレオチド3′が異なるために、…HI末端による
この断片のDNAへの結紮は、挿入物の片側にBamHIを再生したが、しかし
他方には再生しなかった。その断片をBamF(r−切断pNs1.50 D
N Aに結紮し、挿入物の存在を、5つの制限酵素BamHI S翔I、独I、
加工、及び5naBIの各々によって1回だけ切断されるプラスミドの能力によ
り確証した。次の操作のために選択した特定の構築物はpN3358と命名され
、プラスミド上に反時計回りに配向したBaIIIHIから5naB Iまでの
ポリリンカーを有した(図3)。
、(e) pNS358−1yt (pNS582)を生成するためのpNS3
58へのP1溶菌レプリコンの挿入
P1増殖型又は溶菌レプリコンは、プロファージ抑制後30分以内にDNAを多
数の複写体に複製し得る。このレプリコンは、転写プロモーターP53、及びそ
の生成物質が複製を促進するために原配列で作用する下流rep L遺伝子から
成る。レプリコンは、P53と結合し、repL遺伝子の転写を防止する旦1フ
ァージリプレッサーにより負に調節される。
P1溶菌レプリコンは、正常P53プロモーターがlacプロモーターに置き換
わった1、9kb AsuII断片(PL地図相関物53〜55)としてクロー
ニングした。したがって、P1溶菌レプリコンはlacプロモーターの制御下に
置かれた。lacプロモーターは、順次、Lac I ’ リプレッサーに制御
される。IPTG (イソプロピル−ペター〇−ガラクトシド)の存在下では、
lac I q リプレッサーは抑制され、レプリコンは機能的になる。シ些プ
ロモーターー調節P1溶菌レプリコンを、プラスミドpNS42からのPvu
It −Hpa I断片として単離し、5naB I−消化pNS358 D
N Aに結紮して、pNS358−1ytプラスミドを生成した。レプリコン(
PL地図相関物53〜55)をプラスミド中に反時計回りに配向した。
したがって、別の態様では、本発明は、IPTGを加えてし、プリコンを抑制す
るまで、1ac19 レプリコンの制御下にあるlacプロモーターを用いるク
ローン化DNAの増幅制御に関する。
プラスミドベクターpNs582tet14及びpNs582tet14^dl
。
乃!!
上記の2つのベクターの構築の種々の工程を説明するフローシートを図4に示す
。pNs582tet14を生成するために、プラスミドpN3582からのD
NA (図3)を、その両方がpNS582のポリリンカークローニング部位を
切断すスミドpBR322からのDNAを、プラスミドの残りの部分からpBl
?322のテトラサイクリン耐性(±−R)遺伝子を切断する制限酵f:Eca
RI及びNde Iで消化した。tet −R遺伝子は、2.3kbDNA断片
上に存在する。次に、両方のDNA消化物をdATP、 dTTP、 dGTP
、及びdCTPとともに、そしてManiatis et al、 、Mo1e
cular Cloning : ALaboratory Manual (
Cold Spring Harbor Laboratory。
Box 100. Co1d Spring Harbor、 NY 1982
) l、一記載f7)ヨウなりNAポリメラーゼ■ フレノウ断片(Boehr
inger−Mannheim)を用いてインキュベートして、上記のような制
限酵素切断反応により生成された1本鎖末端を充填した。制限酵素及びフレノウ
断片を、最終反応物を70°Cで15分加熱することにより不活性化した。等量
(500ng)の2つの消化及び充填プラスミドDNAを上記のように20μl
の結紮緩衝液中で混合し、T4 DNAリガーゼの存在下で16℃で一晩、結紮
した。結紮混合物を用いて、DH5細菌を形質転換し、1リーR,±−R1P已
−R形質転換体を選択した。これらの形質転換体から作製した迅速プラスミド調
製物の分析は、それらが、pN5582 DNAのポリリンカークローニング部
位のBamHI及び5alI間に挿入されるtet−R遺伝子断片を含有するこ
とを示した。
クローニング工程において、後者2部位、即ちBam1(Iは、そのコード領域
内に1つのBam81部位と1つの5a11部位を含有した。pNs582±1
4DN^では、これらの部位は非反復性であって、それらの部位へのDNAのク
ローニングがtet−g遺伝子を妨害する。それらのクローンは、テトラサイク
リン感受性であるために、容易に認識される。
pN3582男14υ10を生成するために、pNS58吐部14 DNAを、
amp−R遺伝子でそれを一度切断する制限酵素Sea Iで消化した。同時に
、アデノウィルスD N A (Siga+a)を制限酵素Sca I及びBa
n)(Iで消化して、約10kbのSea I−BamHI断片を生成した。そ
の後者の消化物を4つのデオキシヌクレオチドトリホスファターゼ及びフレノウ
断片(上記)とともにインキュベートして、BamHIにより生成された1本鎮
端を充填した(Sca I消化は、天然にはプラント末端を生じる)。等量(5
00ng)の2つの消化DNAを上記のように20μ!の結紮緩衝液中で混合し
て、16℃で一晩結紮した。結紮混合物を用いて、DH5細菌を形質転換し、k
an −R,tet −R、シリ−3形質転換体を選択した。これらの形質転換
体のうちの10個から作製した迅速プラスミド調製物の分析は、一つの形質転換
体が、pNs5g2tet14 DNAのSca I部位にクローン化されたア
デノウィルスDNAからの約10.6kbのSca I −BamHIだべを含
有することを示した。ベクター中のこの断片の配向は、そのSca I末端が座
部位に隣接するようなものであった(図4)。充填BamHIのSca I末端
への結紮はその2つの酵素ののいずれによっても切断されないDNA配列を生じ
るため、pNS582箪14回10 DNAは単−沖1部位のみを含有した。
アデノウィルス断片の目的は、ヘッドフルパッケージングが終止し得る大型(>
5kb)DNA断片を提供することであった≦それが存在しない場合、ヘッドフ
ルパッケージングの終止は、lox P部位に隣接する±−R遺伝子とamp−
R遺伝子内のSca 1部位との間の短い400塩基対領域に再結紮されるが、
この状況はコンカテマー化の非存在下での挿入物のクローニングを厳しく限定す
る。
アデノウィルス断片は、ベクターDNA中に充填されてパッケージングの終止の
ためのDNAをさらに容易に提供するので、“スタッファ−”断片と呼ばれる。
スタ。
ファー断片がクローニングされる部位は、パッケージ化DNAの環化中は回収さ
れない。
さらに、あらゆるDNAは、スタッファ−断片として用い得るので、それがアデ
ノウィルスDNAである必要はない。スタッファ−断片DNAの選択に加わるい
くつかの考察には、以下のものが含まれる:(1)この部位が依然としてベクタ
ーDNA中で非反復性であって、pac部位に隣接するようなベクターDNAプ
ラント末端生成部位にスタッファ−断片を挿入し得る容易性:そして(2)スタ
ッファ−断片として役立つDNAの供給源が容易に手に入る必要がある。
スタッファ−断片の大きさは、クローニング効率で回収さるべきDNAの大きさ
により、約5kbから約20kbまで変わり得る。スタッファ−断片の大きさは
、回収さるべきDNAの5〜10kb内のサイズ範囲を決定する。
例えば、DNA分子の初期集団が種々のサイズのもので、回収すべきDNAのサ
イズが約90〜95kbである場合には、スタッファ−の好ましいサイズは、か
なり小さい。
同時に、クローニング効率は、クローン化される狭いサイズ範囲(90〜95k
b)の2〜3のDNA分子のみが存在するために低い。実際、スタッファ−断片
は、挿入DNAが上記の400塩基対領域内でパッケージングを終止させるのに
十分大きい場合には、まったく除去し得る。
回収すべきDNAの大きさが約70〜85kbである場合には、スタッファ−断
片は約10kbの大きさであるべきである。回収すべきDNAの大きさが約60
〜75kbである場合には、好ましいスタッファ−断片の大きさはは約20kb
でP1パッケージング抽出物の調製のための溶原性細菌(溶源菌)を構築するの
に用いたファージは、四重突然変異体Pi rta−cta−2c1.1009
.16又はPI rv−cm−2cl。
too to、tであった。ここの突然変異の特性、及び最終ファージ中のそれ
らの取込みの理由を以下に考察する。
(a) cl、 100. この突然変異(Rosner、Virology。
48、679−689(1972)によって最初に記載された)は、clファー
ジリプレッサーを温度感受性にする。したがって、このP1ファージを含有する
溶源菌は、通常33℃以下の温度で増殖するが、しかし高1で導入されて溶菌周
期に入り、ファージを産生ずる。例えば、培養温度が33℃から40℃に上げた
場合、培養はその温度に維持され、細胞溶解が移動の50分以内に起こり始め、
約100フアージ/細胞が放出される。
(b) rm−0この突然変異(Glover et al、、 Genet。
Res、、 4.480−482(1963)によって最初に記載された)は、
ウィルスの制限及び修飾系を不活性にする。それを、誘発P11溶源菌ら作製し
た抽出物が、パッケージ化される前に添加DNAを破壊し得る制限エンドヌクレ
アーゼ活性を含有しないように、ここで用いるファージに取り込ませた。
(c) cm−2゜ 本突然変異は、l1da and Arter、 Mol
。
Gen、 Genet、、 153.259−269(1977)に記載されて
おり、そのクロラムフェニコール耐性(cm−R)遺伝子を有するTn9 トラ
ンスポゾンをP1地図相関物24で挿入し、地図相関物24及び33間の10k
bのPi DNAを欠失した大きな染色体転位である。本突然変異は、溶源菌の
導入後に、別の方法でできるよりも遅い時点で細菌を収穫し得るようにファージ
を部分的に溶菌欠損性にする。この突然変異体の別の特性は、それが野生型P1
よりもさらに小さな頭部を持ったファージを産生ずることである。
C11は、Pi DNAの付随する10kb欠失を伴わずに、P1地図相関物2
4にTn9 トランスポゾンを含有する突然変異体である。
(d) am9.16及びamlO,1゜ P1アンバー(am)突然変異体1
0.1は、PL遺伝子lO中にナンセンス突然変異を含有しく図2参照)、全て
の“後期”ファージ蛋白質合成を欠損する。それは、正常量のpac切断活性を
産生ずる。PLアンバー突然変異体9.16は、P1遺伝子9にナンセンス突然
変異を含有し、[■切断活性の産生を欠損する。それは、一般にファージ頭部及
び尾部を含むファージ形態形成蛋白質を産生ずる。これらの突然変異体の一つか
ら調製される抽出物は、生体外でDNAをパッケージングす 。
ることかできると予測し得ないが、しかし両袖出物はともに、パッケージングに
必要な全要素を有すべきである。
P1アンバー突然変異体131も、P1遺伝子9にナンセンス突然変異を含有し
、と切断活性の産生を欠損する。
(e)四重ファージ突然変異体を2段階工程で構築した。
先ず、ファージPI cta−2、及びPi cl、100.9.16又はPl
cl、100.10.1を交雑し、3つの突然変異を含有する組換えファージ、
即ちPi cm−2c1.1009.16又はPicm−2c1.100 10
.1を選択した。この交雑により産生されたファージを用いて、YMC株の細菌
運上にプラークを生成し、個々のプラークを、以下の3つの特性に関してスクリ
ーニングした:
(1) c+o −Rである溶源菌を産生ずる能カニ(2)a度感受性;及び
(3) N99株上ではなく、YMC細菌株上にプラークを作る能力。
YMC株はアンバーサプレッサーを含有したが、−万N99株は含有しなかった
。アンバー突然変異組換え体が正確なアンバー突然変異を含有することを確証す
るために、対照9.16及び10,1フアージを用いた相補性実験を実施した。
同一遺伝子におけるアンバー突然変異体は、ファージ産生に関して互いに相補的
でないが、しかし異なる遺伝子、例えば遺伝子9及び10のような遺伝子の突然
変異体は、相補的である。相補性試験は、三重突然変異体のアンバー突然変異が
その突然変異体を生成するために用いたファージに基づいて予測されるものであ
ることを確証した。三重突然変異体を、次にPI、rm−と交雑して、四重突然
変異体を、三重突然変異体のすべての特性+任意のE、coli株にプロファー
ジとして存在する場合にラムダファージの増殖を制限することの無能力を有する
と同定した。他の四重突然変異体と同様にPi cl、 10Or「、 ctn
am131を構築したが、但し2つの出発ファージはPlcIll及びPI
cl、100 am131であった。
四重P1突然変異体を用いて、N99株を溶原化し、それぞれN52961及び
N52962と呼ばれる9、 16及び101突然変異体に関する溶原菌を用い
て、生体外パンケージング反応のためのP1抽出物を調製した。さらに、これら
のP1突然変異体を用いて、それらの取込みに熟達したあらゆる細菌株を溶原化
し得る。N52961及びN52962は、遺伝子型recD”、hsdR”、
hsdM ”、mcrA ”、mcrB4を有する。
P1溶原菌N53205、N53208、及びN53210を構築するために、
遺伝子型がrec A ”、h s d M ’、hsdR−1mcrA−1m
crB−であるMCl061株細菌(New England Biol、ab
sから入手した)を用いた。この株は、Miller、 Experiment
sin Mo1ecular Genetics (Cold Spring
Harbor Laborat−ory、 Co1d Spring tTar
bor、 NY、 1972)に記載されテイルような隣接テトラサイクリン耐
性遺伝子と連鎖するrec D−突然変異のP1形質導入によりrec D−と
された。
次に、その結果生じた株をPi C1,100Cl−2rm−am916又はP
i d、 100 cm−2rm−a!o1.0.1.、又はPI cl、、
100cm rl am131で溶原化して、それぞれN53205、N532
08、又はN53210を生成した。N53205、N53208、及びN53
210は、遺伝子型rec D−1hsd R\hsdM″″、mcrA\mc
r B−を有する。N53205及びN53208のP1プロファージは、その
cm−R遺伝子を伴うTn9 hランスポゾンを含有するのみならず、PI D
NAの隣接欠失を含有することに留意すべきである。これに対比して、N532
10は、本明細書中でC1Bと呼ばれるTn9 トランスポゾンのみを含有した
。N53210と呼ばれる溶原菌から調製された頭−尾バッケージング抽出物は
、大型頭部対小型頭部の比が少なくとも約10・1の正常比であるファージ頭部
を含有した。本発明を実施する場合、大型頭部対小型頭部の比は少なくとも約5
(a) 1.0.1又はpac切断プロフィンエンド(1)(4)±)抽出物1
リツトルのLブロスにN52962株細菌のコロニーを接種し、培養を0.8の
0D650に対して32℃で増殖させた。次に、90℃の水浴中でそれをかき混
ぜて培養の温度を急速に42℃に上げ、42℃で15分間、激しく曝気しながら
増殖を継続させた。次に、38℃の水浴中に放置して、さらに165分間激しく
曝気し続けて、培養の温度を下げた。次に、細菌懸濁液を、氷スラリー中で4℃
に急冷し、4℃で10分間、5orvall GS^ローターで6000X 9
で遠心分離してベレット化した。細胞ベレットを、20[11Mトリス−HCl
、 pH8,0,1mM EDTA、 50mM NaCl、及び1mMフェー
ルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)から成る2zlの緩衝液中に再懸濁
した。懸濁細胞を、40秒の間隔で5回に対して5と設定したBranson音
波処理器の中間先端を用いて氷上で音波処理した。各音波処理突発間、試料を6
0秒間氷上に置いた。次に、音波処理抽出物を34.000X 9で30分間遠
心分離し、上澄を10μlのアリコートに分けて、−80℃で凍結保存した。こ
れらの抽出物は、通常、何度凍結−解氷しても安定であった。
berg et al、、J、 Mo1. Biol、 194.469−47
9(1987))。ポリヌクレオチドキナーゼを用いることによりガンマ32p
−ATPで断片の両端を標識化し、次にpcp”抽出物の種々のアリコートを用
いてインキュベートした。反応は、10mM トリス−HCl、 pH3,50
mM NaC1,10mM MgC42、IIIIMDTT、l mM ATP
、1μlの標識化豊断片を(12μ9/ml)伴うlOμ9の音波処理子ウシ胸
腺DNA、及び無抽出物又は0.01〜Ipl!のpcp”抽出物(3,419
蛋白質/ml)から成る15μlの緩衝液中で実施した。反応混合液を30℃で
15分インキュベートし、02%の濃度までSDSを添加し、70℃で5分間加
熱することによって、反応を停止した。反応の生成物質を、ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動により分析した。試料を垂直5%ゲルの溝に入れ、1.50ボルト
で4時間電気泳動処理した。次に、ゲルを乾燥し、コダックXRPフィルムに一
晩露出した。その結果は、図5Bに示すように、IAI!の抽出物(レーン2)
は約20%の断片を切断し、抽出物を添加しないレーン(レーン1、)では認め
られない2つの新規の断片を生成した。抽出物の10倍希釈(レーン3)は、境
界部のみ断片切断量が減少したが、しかし抽出物のさらに10倍希釈(レーン4
)は切断効率を約5%に低減した。
上記(a)1ご記載されているように、1リツトルの■5ブロスにN52961
株細菌のコロニーを接種し、培養を増殖させた。温度を42℃に上げて、42℃
で15分間、培養をインキュベート後、温度を38℃に戻して、その後45分間
インキュベートした。培養を半分に分けて、(a)に記載されているように細胞
をベレット化した。半分の培養からの細菌細胞を、201IMトリスーHCL
pH13,50mM Na(J!、1iM EDT^、5IIIM MgC1h
、l a+M PMSF、及び5IIl菖ベーターメルカプトエタノールから成
るIMIの緩衝液中に再懸濁し、上記(a)に記載されているように音波処理し
た。100piのアリコートを直接−80℃で凍結した。他の半分の培養からの
細胞は、50ffi輩 トリス−HCl緩衝液、 pH7,4,10%ンヨ糖の
l+c/溶液中に再懸濁して、次に、2度、凍結−解氷した。凍結は、液体窒素
中で実施し、凍結細胞は室温で解氷した。次いで、卵白リゾチーム(10μq/
xiV)の8μmol溶液を解氷細胞に添加し、4℃で15分後、音波処理ht
p” 抽出物用に用いた緩衝液を添加した。4℃で5分間、全要素を静かに混合
後、抽出物の100μ!アリコートを一60℃で凍結した。
細胞を採集する前に、細菌株N52962を、N52961株よりも長い時間導
入したことに留意すべきである。これは、2962株の10.1アンバー突然変
異が、両細胞株に存在したCl11−2突然変異の場合よりも劇的に細胞溶解を
阻害したためであった。したがって、導入N52962溶原菌は、導入後4時間
は溶解しなかったが、導入N52961溶原菌は、導入後約80〜100分で溶
解を始めた。実際、遠心分離によってそれらをベレット化する前に導入N529
61細胞を急冷して、遠心分離工程中に溶解しないように気をつけた。
(C) N53210株細菌からの頭−尾プロフィシエント抽出物の調製
本株を用いての抽出物調製操作は、それがcm−2突然変異を含有しなかったた
めに修正した。N53210の培養は、導入後約50〜60分で溶解する。した
がって、N52961又はN53205の導入培養よりさらに迅速に処理して、
機能的頭−尾プロフィシェント抽出物を生成しなければならない。
1リツトルの導入細胞を上節のように処理したが、但し、細胞を濃縮するために
用いる遠心分離工程中に細胞溶解が起きないようにするために、5分の1容積の
冷却50%ショ糖溶液を遠心分離工程前に培養液に添加して、遠心分離中の細胞
を安定化する。細胞を50mM トリス−HCl。
pH1,4,10%ンヨ糖の1mA’溶液に再懸濁し、40μlのアリコートを
、4μlの10 vI9 / 菖1リゾチーム溶液を含入する1、 5m/の円
錐エッペンドルフ遠心管に分配した。この管の内容物を液体窒素中で急速凍結し
、−80℃で保存した。
N53210から調製した頭−尾抽出物はcll−2突然変異を含有せず、した
がって、大型頭部対小型頭部が約10:1という正常比のファージを含有した。
これは、頭−尾抽出物を調製するには好ましいプロトコルである。
本明細書で構築したベクターが、Cre組換え酵素を含有する細胞に導入した場
合に予期されるようにプロセッシングされることを立証するために、pNs20
及びpNS358をE、coli [)H5株及びB5591株に導入した。旧
■5は機能的cre遺伝子を含有しなかったが、一方B5591は機能的cre
結果は表2に示されているが、これはCreが細胞中のこれらの両方のプラスミ
ドの2つのドメインを効率よく分離し、各ドメインは、それが回収去るべきもの
である場合にはレプリコンを含有しなければならない(図6A参pNS 358
Plプラスミド 0.6 0.5 0−4 0.5BS591株を、amp−R
ドメインにおいてのみレプリコンを有するpNs20で形質転換した場合、±−
R形質転換の効率は、kan−R形質転換の効率の約1000倍高かった。
DH5株の形質転換の結果は、これがtax P部位間のCre介在組換えによ
る2つのドメインの分離によるものであるという結論を支持する。この場合、p
Ns20を用いた±−R及びkan−R形質転換の効率は、同じであった。ka
n −Rドメインがレプリコンを有する場合には、プラスミドpN335g)場
合と同様に、kan−R及びamp−Rはともに、B5591株の形質転換体の
間で等しく現われる。さらにB5591のkan−R形質転換体の約20〜30
%がアムピシリン感受性であって、同数の±−R形質転換体かり−R感受性であ
った。予測通り、pN3358 D N AによるDI+5の全形質転換体(C
re−)が、±−R及びkan−Rであった。
これらの実験における形質転換の1単位は、106形質転換体/使用したDNA
のμワを示した。
B5591におけるpNS35gのDNAの分離の物理的証拠(図6B)は、B
5591及び0115の形質転換体に由来するDNAの迅速プラスミド調製物の
制限分析から得られた。全DNAを制限酵素XhoIで消化して、その結果生じ
た断片の数を、アガロース ゲル電気泳動及びサザーンハイプリダイゼーション
により測定した。D[15の±−Rkan−R形質転換体に由来するプラスミド
DNA (レーン1)は、元のpNS358プラスミドと区別できなかった。そ
れらはともに、予測される3つのXho I断片を含有した。こ 。
れに対比して、B5591の±−R,kan−R形質転換体からのプラスミドD
NAは単−Xho I部位のみを伴うDNAを含有した(レーン2)が、一方[
l5591のkan−R,amp−S形質転換体からのプラスミドDNAは、2
つのXh。
■断片を含有した(レーン3)。B5591の±−Rkan−R形質転換体から
のプラスミドDNA (レーン4)は、3種(7)DNA、即ちpNS35g、
単−Xho I部位ヲ有t ルamp−RドメインプラスミドDNA、及び2つ
のXho I部位を有するkan−RドメインプラスミドDNAの全てを含有し
た。予測通り、pNs358のkan−Rドメインをちょうど有するプラスミド
DNAは、pNS358DNA又はシリーRプラスミドDNAの場合よりも非常
に少ない量で(即ち、DNAバンドが非常に薄かった)回収された。kan−R
ドメインのP1プラスミドレプリコンはυ1p−RドメインにおけるpBR32
2レプリコンの場合より非常に低い複写数にDNAを複製した。
pcp十 及びhtp” 抽出物によるDNAパッケージングのL延
結紮ベクター(pNS35g) D N Aのパッケージングを生・成した。3
0n9のこのDNAを卜′前11に1記載の0.2μ!の1JI)’:c・p″
1 抽出物とともにインキュベー:ドしグたが、但し、イ〕ンーご、キーユパベ
ー ンヨン時間は15分では、′な・;く−て、160分であった。
1イ、シキーユ・ベージコン終了時に、l−6d1M′トリス−、HCl、 p
[I’7.、i41、it!M:kl 、’、^工P、、16aM Mg(J’
2.、:350−jM シ・ぺ・ルミジン、60+Mブトトレシ:ン1、二及:
JJ、、’3’、Otn Mベーター メノル功ニブ+エタノールを1含1有−
す二る’;14p、’Qの、緩衝液を1.18・μl・、の膚疼結−輩水h:、
tp” 抽出1物t−−(緒4こ・1反、応、・液、に;添加心丈、。・そ、の
琴結果生じた。混合液を:!3)σ工、で溶、ら11こ・f3η3℃閘イこンキ
ュ“ベー:トシ、”だ。こ7の期+aの終−75時1に、Jp反、応液を7MG
、、(lF、0sjl H) ・リス−!H’G1. :pH7,’5. ’
1.0m、M’JMvfl’Q* 、 +’0.lL’%ゼラーチ:ン、:)T
’l’51)、>:6ニ>t!釈・し1、+1)Nエース:Iを+、Ii@IL
q/=w’tの1mまで、添加上で、未パ!ノ′ケージ化D”NAを・全゛て一
破;壊しまた。J5.a’lの上記パッケージジグ反応−液を10′1へ細vm
立細、胞の・′43.s’5・91株に添加し、その結果生じた混合液を’+3
10”C−で11″O分インキュベートして、ファージ吸着を起こさせた。。−
tLの結果生じた感染細胞をLグロスで2mlに希釈し、:rs;r・℃で1時
間増殖させて、遠心分離によりペレット化し1、次゛、いでL−amp寒天寒天
上板上げた。−晩インキュベーシタン後、平板は2208クローンを含有した。
これは、2 X 10’パツケ一ジ化DNA分子/添加ベクターDNAのμ9の
パッケージング効率に相当した。パッケージ化ベクターを検定するために用いた
細菌株がDH5(Cre−)組換えが注入直鎖DNAを環化する必要があったこ
とを示す。2、つの抽出物のいずれかがパッケージング反応から取り残された場
合には、amp−Rコロニーは検出されず、これは両袖出物がパッケージングに
必要であったことを示す。凍結−解氷htp”の代わりに音波処理htp“抽出
物を用いた場合、パッケージング効率は変わらなかった。しかしながら、音波処
理抽出物は凍結−解氷抽出物よりも安定性が非常に低いことが立証されているの
で、・その後の実験はすべて、凍結−解氷抽出物を用いた。最後、に1、−am
p−Rコロニーの分析は、50%(25/ 50)がkan−Rであることを示
したが、これは、pNs358の両抗生物質耐性ドメインがしばしばパッケージ
化されたことを示す。
細菌のベクター感染
100++j’の細菌のオーバーナイト培養(2〜3 X 10’細胞/iJ)
をファージ溶解物、又は生体外パッケージング反応のアリコートとともに30℃
で10分間インキュベートした。ファージが検定すべきものであった場合、55
℃の3、 Oalの溶融り一上層寒天(0,7に寒天)を感染細胞に添加し、そ
の混合物をL−寒天平板上に広げた。上層寒天を室温で5分間固化後、平板を3
7℃で16時間インキュベートし、プラークを採点した。抗生物質耐性細胞が検
出されない場合は、感染細胞を抗生物質含有り寒天平板上に広げて、これらの平
板を37℃で16時間インキュベートした。
E、 coli DNAのクローン化挿入物を有するプラスミドを、以下の2つ
の方法で回収した:
(1) BirnboiIlet al、、 Nucl、^cids Res、
7. 1513−1523(1979)のアルカリ溶解プロトコルにより、そ
してManiatis et al、、 Mo1ecular Cloning
:^LaboratoryManual (Cold Spring Fla
rbor Laboratory、 Box 100゜Co1d Spring
Harbor、 NY 1982)が記載した塩化セシウムエチジウムプロミ
ド平衡遠心分離により2〜3 X 10g細胞/*1!に一晩増殖させた細胞1
リツトルから、プラスミドDNAを単離した。勾配液からDNAを取り出した後
、それを塩化セシウム−飽和イソプロパツールで4回抽出して、10mM トリ
ス−HC4pH8,0,1m1J EDTAの1リツトル溶液に対して4℃で5
時間透析し、フェノールで2回抽出して、次にI M LiCl2 に溶解した
2容積のエタノールで沈殿させた。
(2)クローン化挿入DNAを有するプラスミドを、それらの細胞をP1ファー
ジに感染させることによって、ファージ粒子中の形質転換細胞から回収した。感
染PI DNAは、両DNA上のlox P部位に関連したCre−介在組換え
工程により細胞中の常在性プラスミドと再結合した。
この出来事は、クローン化挿入プラスミドに隣接したP1pac部位で起き、空
絵によってファージ粒子へのそのパッケージングがなされる。100++1の形
質転換細胞のオーバーナイト培養(約2XlOs細胞) ヲ6X10” P17
y −ジとともに30℃で10分間インキュベートし、次いでL−グロスで5m
lに希釈した。感染細胞を、細胞溶解が観察されるまで(約90分)、37℃で
激しく振盪した。クローン化断片をpNS358のkan−Rドメインとともに
含有するファージの数を、B5591を溶解物のアリコートに感染させ、次いで
産生されたkan −R細胞の数を測定することによって査定した。溶解物中の
プラーク形成ファージを、上記のようにして測定した。通常、これらの溶解物中
のkan−Rファージ対プラーク形成ファージの比は、約0.1〜1%であった
。
本プラスミドの構造を、図7Aに説明する。我々は、本明細書中でそれを用いて
、lac遺伝子プロモーターによって調節されるP1溶菌レプリコンのようなり
ローン化多複写レプリコンを用いて細胞中のプラスミド複写数を容易に増幅し得
ることを説明した。JM109株(laclq)をpNS364 D N Aで
形質転換して、形質転換細胞をL−ブロス中で増殖させた。これらの条件下では
、プラスミドは、1コピ一/細胞染色体でプラスミドレプリコンにより維持され
ると予測された。IPTGを培地に添加すると、1aclqリプレツサーは不活
性化され、したがってlacプロモーター及びP1溶菌レプリフンが活性化され
る。60m1の月109 (pNS364)の培養を37℃でL−グロス中で5
×107細胞/mlの密度に増殖させて、次いで各5■lの8つのアリコートに
分けた。1つのアリコートをL−グロス中で37℃でさらに3時間増殖させ、一
方他の7つのアリコートは各々、1hM〜ll11Mの範囲の濃度でIPTGを
用いて3時間、L−グロス中で増殖させた。総細胞DNAを各培養から単離し、
制限酵素BamHI (これは2つの断片にpNs364を切断する)で消化し
、サザーンハ゛イブリダイゼーションによって分析した。その結果(II6A)
は、培地中のIPTGの濃度が増大するとプラスミド複写数も増大〜40多かっ
た(レーン1と8を比較)。
実施例1
pN5358への大腸菌DNA断片の挿入、キメラベクターDNAのパッケージ
ング、パフケージングされたキメラベクターでの細菌の形質転換、形質転換され
た細菌の選択及び挿入されたDNA断片の回収
2マイクログラムのpNS35g DNAをBamHI又は與I制限酵素のいず
れかで消化させた。これらの酵素の各々は、ポリリンカークローニング部位の中
で一度ベクターDNAを開裂した。開裂されたDNAを次に、その後の結合反応
における開裂末端の再結合を防ぐべくアルカリ性ホスファターゼで処理した。
挿入物DNAの供給源は大腸菌株f3350であり、分離されたDNAのサイズ
は20Okbより大きいものでありだ。
ベクター内にDNAのいずれかを挿入する前に、Saυ3aIで20〜50kb
の平均サイズまで、或いは又制限酵素Not■で完了に至るまで消化を行った。
20マイクロリツトルの量でほぼ同量(20Or+9)のベクターDNAと大腸
菌DNA (BamHI消化されたベクターと5au3a I消化された大腸菌
DNA又はNotI消化されたベクターとNotI消化された大腸菌DNA)を
混合し、−晩結合させた。rpcp”及びhtp′″抽出物によるDNAパッケ
ージングの実証」という題の前述の項で記したとおりにこの結合混合物を1マイ
クロリツトル)ぐツケージングし、「べ、フタ−による細菌の感染」という項で
記したとおり感染により大腸菌株B5591を形質転換するのに用いた。結果と
して得られた形質祿換済みの細菌を表3に示されているようなkan−Rコロニ
ーとして検出した。
表3 ′
9NS35g−大腸菌DNAの生体外パッケージングベクターDNA1rgあた
りの力
1)NS358− BamHI ’ < 10’しN835g −B聾HI+リ
ガーゼ 2X10’ 2.4X10’pN3358− BamHI −AP+リ
ガーゼ 2X10’pN3358− Bam HI−AP
十−+リガーゼ 4X10S 6.0X103大腸菌DNA−5au3a I
pN3358− Not r+リガーゼ 2XlO” 4.2X10’pNS3
58−匣す−AP+リガーゼ 1刈04pNS358− Not I−AP
十−+リガーゼ 1.8x 10’ 8. Ox 103大腸菌DNA −No
t I
AP=アルカリ性ホスファターゼで処理されたDNA断片アルカリ性ホスファタ
ーゼで処理されなかったBaff1HI又はNotI−消化されたベクターDN
−Aのパワケージング効率は、付加されたベクターDNA 1マイクログラムあ
たり約2 X 10’個のパッケージングされたDNA分子であった。アルカリ
性ホスファターゼでのベクターDNAの処理はパッケージング後のDNAの回収
を約100倍から200倍までに減少させたが、5au3a I−又は與I消化
された大、腸菌DNAを結合反応に・加えてこの損失を部分的に回復することが
可能である。これらの結果、を解釈すると、ホスファターゼ処理を受けたベクタ
ーDNAは大きなコンカテマー(鎖状体)に結合され得ず、従って効率よくパッ
ケージングされ得ないということになる。ベクターDNAに大腸菌DNA挿入物
を付加することにより、このベクターDNAをパッケージング可能なサイズに達
するようにすることができた。特定のパッケージング反応に応じて、50〜90
%のkan−Rコロニーがamp−Sであり、これらにはpNS358のamp
−Rドメインが欠如していた。
パッケージングされたpNS358 DNA及びそれに含まれていた大腸菌挿入
物の回収と特徴づけ
(a) 5au3aIクローン
pN3358内に挿入された5au3a I消化された大腸菌をパッケージング
することにより生成された10個の別々のコロニーから増殖された培養の各々の
中のプラスミドDNAを、BirnboiIIら、Nucl、^cids Re
s、7. 1513−1523(1979年)のアルカリ手順によって分離し、
制限酵素消化によって分析した。プラスミドのうちの2つのDNAはpNS35
8 DNAのkan−Rドメインと同じであっ、だが、残りは、数多くの新しい
制限断片を含めベクター内に存在するものよりもかなり多くのDNAを含んでい
た。制限酵素I■、Xhol 、PvuIr及びEco Vでのベクター(レー
ン3)及びベクター−5au3a Xキメラのうちの5つ(レーン4〜8)の消
化物を図83に示す。レーン4〜8にみられる新しいDNA断片は*Mjtl!
!1Sau3a I断片の挿入から得られるものであることがわかった。図8a
のレーン1及び2は、DNAサイズ標識を含んでいた。分離された最大のプラス
ミドは38〜40kbであった。パルスフィールドゲル分析は、されが22kb
と1.7 k bの2つのNotI断片を含んでいることを示した(図8B、レ
ーン3)。レーン1は、パンケージングされたベクターDNAを含み、レーン2
はNot Iで消化された第2の5au3a I−キメラを含んでいた。これら
の結果は、全てとは言わないまでも5au3a I挿入物のほとんどが、容量が
40kb以下の小さい頭の(PIS)粒子内にパッケージされたことを示唆して
Smj thらにより記述された最近の大腸菌DNAのNotI制限地図(「科
学J 236.1488−1453(1987年))は、大腸菌DNAのNot
I消化が、本発明の兜KflP1ハンゲージングンステムによりパンケージング
されうる5つのDNAの断片を生成するということを示している。これらの断片
のサイズは20kb、 40kb、43kb (このサイズの断片が2つ)そし
て95kbである。Notl断片をpN335g DNA内に挿入し、これらを
5au3a I挿入物について記述したようにB5591細菌内でクローニング
した後、5つのクローンからのプラスミドDNAを検査した。クローニングされ
たプラスミドのうちの2つのDNAはpN3358の…−Rドメインのみを含ん
でいた。その池3つのクローニングさルミ気泳動によってさらに正確に決定され
た。プラスミドの1つ(図8B、レーン11)は、ゲル内に40kbの標識で移
動したNotI挿入物を含み、−万能の2つ(図8b、レーン9及び10)は、
42.5kbの標識よりわずかに上で移動する挿入物を含んでいた。これら3つ
のクローンは、ベクターの…−Rドメインに相応する12kbのNot I断片
を含んでいた。43kbの入物を含むクローンの1つのDNAはな(Bgl[[
及びXho Iによるレーン10内に示されたプラスミドDNAの消化は合計サ
イズが60kbを超す一群の断片を生成し、Not■m化物に基づくサイズ見積
りを確認した(図80、レーン2)、その大きなサイズに基づき、Not I挿
入物を伴う3つのプラスミドは大きなPL(PIB)頭によりバクケージングさ
れていなくてはならない。
サイズの断片をPI頭の中にパフケージングできることを示すのに用いられた。
Notl消化された大腸菌DNAを用いたパッケージング反応の結果として得た
ファージを、ラムダ−pl : areプロファージを含む大腸菌の江「菌株N
53067を感染させるために使用した。結果として得られたkan−R細菌を
分離させ、トリプトファンの無い状態で最小の寒天上でこれらが増殖できるか否
かを見極めるためにテストした。テストした50のうち2つが増殖した。
プラスミドDNAを正のクローンのうちの1つから分離し、臭化エチジウム染色
(図9A、レーン3−4)又はパルスフィールドゲルのサザン分析(図9A、レ
ーン5〜6)により、大腸菌trp E遺伝子プローブに雑種形成りNAを含み
、レーン4及び6は■■で消化された大腸菌DNAを含んでいた。kan−R遺
伝子DNAでパルスフィールドゲルを探査すると、遠プラスミドDNAを含むレ
ーン(レーン7)には12kbのDNA断片が現われたが、大腸菌DNAを含む
レーン(レーン8)内には現われなかった。この断片はpNS358 DNAの
ψ−Rドメインに相応していた。さまざまな制限酵素(BalII −Xho
I、レーン1及び2、Hindn[、レーン3及び4、Sea r 、レーン5
及び6)での仰プラスミド及び大腸菌DNAの消化(図9B)とそれに続<、当
プラスミドDNAをプローブとして用いたサザン分析は、プラスミドDNAが、
す片を含んでいることを示した。レーン1.3及び5は木5IJlilDNAt
−含み、レーン2.4及び6は雪プラスミドDNAを含んでいた。断片がプラス
ミドレーンには無く大腸菌レーンに存在していたか又はその逆であった場合、こ
れは、これらの断片がベクタから誘導されたか或いは又それらがベクターと大腸
菌DNAの間の接合部を表わしていることを示す。これらの結合と全て合わせて
考慮すると、P1パッケージング系が107kbものD N A (95kbの
Not I挿入物と12kbのプラスミド史−Rドメイン)を収納できること、
及びベクターはこのDNAを染色体外プラスミドとして忠実に複製していたこと
を示していた。
実施例2
クローニングされたDNA断片を増幅するためのpNS358−1vtベクタの
使用
BamHI又はNotIを用いて2マイクログラムのpNS358−1ytD
N Aを消化し、それぞれ、実施例1に記したとおり大腸菌DNAの5au3a
I及びNotI断片をクローニングするのに使用した。実施例にあるとおり5
au3a I又は独■断片挿入物でベクターDNAを生体外パッケージングした
後、パッケージングされたキメラDNAを菌株N52974内に注入しkan
−R形質転換体を選択した。実施例1ならびにrcre’細胞の生体外パッケー
ジング及び形質転換の後のpNS35S DNA内にクローニングされた外因性
DNA断片の回収J(p27〜28)の項に記されているように、個々のり−R
形實転換体のDNAを分離し、制限入物を含んでいることがわかった。ベクタ内
で溶菌レプリコンによりベクター−挿入物DNAを増幅できるか否かを見極める
ため、キメラプラスミドを含むN52974菌株の細菌の培養を半分に分割し、
1mMのIPTGが存在する中でか或いは又これが無い状態で3時間増殖させた
。増殖期の終わりで、全ての細胞DNAを2つの培養の各々から分離し、rka
n−R遺伝子、P1プラスミドレプリコン及びP1溶菌レプリコン、pNS36
4を含むプラスミドの増幅」という題の項でプラスミドpN3364について記
した通りにプラスミドのコピー数をサザン雑種形成によって測定した。IPTG
と共に増殖させた培養からのDNAはIPTG無しで増殖させた培養から分離し
たDNAに比べ20倍乃至30倍のベクター挿入物プラスミドを含んでいた。こ
の結果は、CsC1−臭化エチジウムの平衡密度勾配を用いて2つの培養からの
超コイル環状DNAを分離することにより、確認された。
実施例3
サイズ選択された5au3A IヒトDNA断片のクローニングに対する大腸菌
mcrAB制限系の効果大腸菌DNA断片をクローニングするために用いられた
P1クローニング系の要素(pNS582、N52961、N52961及びB
5591)を哺乳動物のDNA供給源からの高分子量のサイズ選択されたDNA
断片を効果的にクローニングするのに用いることができるか否かを見極めるため
、図10に合させた。ここでは、クローニングプロセスの分析が単純化されるこ
とを理由として、pNS582 DNAではなくpNS582tet14 DN
Aを使用した。ベクターとしてpNs582tet14DN^を用いてプラスミ
ドDNAを分離し消化することにより特定の形質転換体が挿入物を含んでいるか
否かを見極めるのではなく、むしろ、tet−3であるkan−R細胞の分画を
見極めることによって挿入物を伴う形質転換体の分画を単純に評価した。大腸菌
DNAではなくサイズ選択されたヒトのDNAを用いたという点を除いて、表3
に記したものと類似の実験を行なった。2%未満の…−R形質転換体がtet−
6であった。細菌のDNAのものに比べてヒトDNAのクローニング効率が低い
のは、細菌mcrAB系による制限のせいであると思われた。
11oodcockら、Nucl、^cids、Res、16.pp4465〜
4482(1988年)及びRaleightら、Nucl、 Ac1ds、
Res、 16. pp1563〜1575(1988年)によって示されてい
るように、mcrAB系はメチルcpc(’“CpG)を含むDNAを外来性の
ものとして認識し、それを分解する。哺乳動物及び植物のDNAの中のCpG塩
基対は往々にしてメチルシトシンを含んでいることから、このメチル化されたD
NAは、回収される前にmcrA ” mcrB ”受容体細菌株(例えばB5
591)の中で消化されることになる。その上、回収されるヒトDNA断片は、
MeCpGが過少表象(under−represented)されているDN
A配列について高度にバイヤスされる確率が高くなる。この問題を処理するため
、受容体菌株B5591をN53145で置換した。B5591と同様、菌株N
53145は、注入された線形ベクターDNAの環化のため構成的に表現された
P1付加されるまでベクタ内でP1溶菌レプリコンを阻害するFlec I e
lプラスミドも含んでいる(例2を参照のこと)。
B5591の代りにN53145を用いた場合、形質転換体の頻度は2%未満か
ら約20〜30%まで増大した。それでもなお、この頻度は、細菌DNA断片を
クローニングした場合に得られるものよりもかなり低いものであった。”CpG
を含むDNAの分解がmcrA”、mcrB”の受容体細胞系統内のみならずN
52961及びN52962といったmcrA◆、IICrB十細菌から調製さ
れたパッケージング抽出物内でも起こっていた場合、この考察を説明することは
可能である。
N52961及びN52962に類似する細菌株(それぞれN53205及びN
S320g)を構成したが、これらにはmcrA−及びmcrB−サイズ選択さ
れた5au3^■消化されたヒトDNA断片を含む表3に記されているもののよ
うな結合反応をパッケージングするのにN53205及びN53208から調製
されたパ。
ケージング抽出物を用い、結果として得られた形質転換体をN53145内で回
収した場合、kan −R形質転換体のうちの60%から80%までもがtet
−Sであった。これとは対照的に、パッケージング抽出物を調製するのに用いら
れた細菌株がmcrA ”及びa+cr B+を除いてrec D−であった場
合、tet−3形質転換体は、N52961及びN52962抽出物の場合に比
べて低い効率(20〜30%)で回収された。
これらの研究から、パッケージング抽出物及びCre“受容体細菌株の両方の中
に存在していたmcrAB系が、DNA断片を分解することによってヒトDNA
断片のクローニングと干渉していたという結論が導き出された。
実施例4
P1クローニング系によって回収されたヒトDNA断片のサイズの増加
パッケージング抽出物及びパッケージングされたDNAが中に注入された細菌株
を調製するのにmcrA−1mcrB−細菌株を用いた結果、クローニングされ
たDNA断片を含むkan−R形質変換体が高い割合で生成されたが、これらの
形質変換体におけるプラスミドDNAの分析は、数多くの形質変換体がDNAの
出発母集団のサイズを基にして予想以上に小さいクローニングされたヒトの断片
を含んでいることを示した。例えば、断片の出発母集団のサイズが約30kbか
ら80kbである実験において、回収されたプラスミドの大部分は30kbから
40kbの範囲のクローニングされた断片を含んでいた。図11は、12 ka
n−R1tet−S形質転換体から分離されたプラスミドDNAについての結果
を示している。これらのDNA (レーン2−13)は、制限酵素Bgl II
及びXho Iにより消化された、後、アガロースゲル電気泳動法によって分
析された。ファージラムダDNAのサイズ規格(レーン14)を用いて、イズ(
j約1t5kb)を差し引くことにより、いずれかのプラスミドの中のヒトDN
Aの量を見極めることができる。
こ・のような分析に基づくと、検査された48のプラスミドのうち3一つのみが
50kbよりも大きい挿入物を有していた。
、”欠の、2つ・の理由から、回収されたクローンから大きい方・のヒト、の゛
断片が除外されていると考えられた。すなわち1.1゛)こt・らの実験で用い
られた頭−尾堪能(profici−en tN)l抽出書物内の大きい頭と小
さい頭の比は1:1であった。大きい頭と小さい頭の比がこのように低いのは(
通常の条件下“で、は10:’1)、菌株N53205内に存在するco+−2
突然変異のせいであった。おそらく、この抽出物内の大き、い頭の分画の減少は
、より大きなりローニングされた断片をもつベクタの回収を減少させたと思われ
る。さらにこの効果は恐らく、いずれかの断片母集団内の小さい方のDNA断片
が大きい方の断片の場合よりも切断を受けにくいことからクローニングされる可
能性がより高いために、悪化したと思われる。2)小さいクローニングされた断
片の優先的回収の第2の考えられる理由は、P1ヘッドフルパッケージングのた
めの基質を生成する結合反応の性質ならびに以下に記すようなヘッドフルパッケ
ージングプロセス自体の性質からくるものである。従って、結合反応は、クロー
ニングすべき断片が他の断片にではなくベクターDNAに結合するようにするた
め、大きなベクターDNAが余剰である状態で行なわれる必要がある。もし他の
断片への結合が起こったとすると、現在クローニング中のゲノムの異なる部分か
らきたDNA断片は連鎖された状態となり、これは、正しくないゲノム地図を生
成することになる状況である。比較的高いDNA濃度(〉10μq/ml)で大
きいベクタが余剰である状態で結合反応が行なわれた場合、交互のベクターと挿
入物DNAから成るコンカテマーが生成される。BamHI消化されアルカリ性
ホスファターゼ処理を受けたpNS582tet14 DNAが5au3A I
−消化されたヒトのDNAに結合されたときに生成されるこのようなコンカテマ
ーの一例が図12Aに示されている。このコンカテマーがP1ヘッドフルパッケ
ージングシステムによりパッケージングされる場合、パッケージングはベクター
分子の1つの中のpac部位から開始され、空の21頭の中に1頭分のDNA(
110−115kb)が取り込まれるまで完了しない。このようなパッケージン
グプロセスの結果、特にベクターDNAに結合された断片がP1ヘッドフルサイ
ズに比べて小さい場合(図12A)、単一のファージ頭の中に複数のベクターD
NAコピー及び複数のヒトDNA断片がパッケージングされうろことになる。こ
のことはすなわち、小さい方のヒトDNA断片が小さい21頭の中にのみパッケ
ージングされ得ず、より大きいコンカテマーの一部として大きい21頭の中にも
パッケージングされ得るということを意味している。このパッケージングされた
コンカテマーDNAが菌株N53145内に注入されると、lax P部位と側
面を接した全てのDNA断片は環化され回収される。これらの中に含まれるのは
、挿入物を全くもたないkan−Rドメインのプラスミド分子ならびに小さいヒ
トDNAこれらの問題を克服するため、クローニング系に対し2つの変更が加え
られた。まず第1に、頭−尾堪能抽出物の調製において、N53205の代りに
細菌株N53210を用いた。この細菌株3210は望突然変異を含んでいたた
め小さい21頭よりも5〜10倍大きい21頭を生成した。N53210内のa
rn 1.31突然変異及びN53205内のam9.16突然変異は両方共
バカーゼ欠慣表現型を生成した。クローニング系における第2の変更には、挿入
物DNAへの結合以前のベクターDNAの処理方法の変化が関与していた。この
アプローチでは、結合反応中にコンカテマーは生成されなかった。このアプロー
チを利用するため、上述のように、Sca I部位とプラスミドレプリコン−近
位lax P部位の間に挿入された10−11kbのスタファDNA断片を最終
生成ルスDNAからの約10kb(10,6kb)の「スタファ」断片を挿入す
ることにより、pNS582±14ベクターDNAを変更した(図4)。クロー
ニングされるべきDNAのサイズは、60kbから約90kbの範囲内にあった
。スタファ断片は、環化の間に回収されなかった部位の中に挿入された。
の生成物の処理で構成されていた。BamHI末端で5au3A工消化を受けサ
イズ選択されたヒトのI)NA断片に結合することができるもののその平滑断端
生成部位すなわちSea I末端で反応中のいかなるDNAにも結合できない2
つのベクター断片(アーム)がこの手順により生成された。後者の状況はコンカ
テマーの形成を妨げ、その結果2つのベクターアームの間にはさまれたヒトのD
NA断片から成る結合生成物が得られた(図12B)。より短いベクターアーム
は、パンケージングの開始点である諸部位を含み、両方のベクターアームはfa
x P部位を含んでいた。図2Bに示されている構造内の挿入物DNAのサイズ
は、その挿入物が回収されるか否かを決定した。
挿入物のサイズが70kb未満である場合、分子の末端とケージングは不成功に
終わる。挿入物が95kbより大きい場合、頭は部位lax P部位の細膜の前
に充てんされ、パッケージングされたDNAは、受容体Cre ”細菌株N53
145内に注入された後再環化され得ないために回収されないことになる。ベク
ターアームでパッケージング可能なりNAのサイズ範囲は、結合された分子の右
端と部位1oxP部位の間のDNAのサイズすなわちアデノウィルス「スタファ
」断片のサイズに対応していた(図12B)。
細菌系統N53208及びN53210、pNS582叩連4醸10ベクター、
受容体菌株N53145及び60〜9Qkbの範囲内のサイズ選択されたヒトD
NA断片(画分6−9、図10)から誘導された抽出物を泪いて、…−R形質転
換体が生成され、そのほぼ全て(〉80%)が、70〜90kbのサイズ範囲内
のヒトDNA挿入物を含んでいた。図13はBa1II及びXho I消化及び
アガロースゲル電気泳動の後の挿入物を伴うクローンのうちのいくつかからのD
NAを示している(レーン1〜6 ; 10−13)。対照として、挿入物無し
の消化4、3kb、2.3kb及び2.0kb)も示されている(レーン8)。
図13へのDNAは臭化エチジウム染色により視覚化され、図138のDNAは
サザン転移後の全ヒトゲノムDNAプローブに対する雑種形成により視覚化され
た。後者の手順はヒトDNA断片の約2分の1〜3分の2を検出した。
7(lkbより小さい断片がこのクローニングプロセスにおいて回収されたこと
から、21頭を完全に充てんする必要性は切迫したものでないと思われる。
FIG、1
4−一一一 未切断pac断片 →
■
し=
ヒ
FIG、II
挿入物及びpNs5g2tet14ベクターON^のコンカテマ−pN5582
tet14^dlODN^の2本のアーム間に結紮されたDNAを挿入するFI
G、I3A
FIG13B
手続補正書(方式)
%式%補正片
1、事件の表示
平成1年特許願第509694号
(PCT/US 89103607)
2、発明の名称
95KBの大きさのDNA断片をクローニングするための生体外へラドフルパッ
ケージング系
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
カンパニー
4、代理人
住所 東京都千代田区麹町3丁目2番地(相互第一ビル)5、補正命令の日付(
自発)
6、補正の対象
明細書および請求の範囲の翻訳文全文、代理権を証明する7、補正の内容
別紙のとおり下記の書面を提出します。
1)特許出願人の代表者氏名を記載した特許法第184条の5第1項の規定によ
る書面
2)委任状および法人国籍証明書ならびにそれらの訳文3)明細書および請求の
範囲の翻訳文浄書(内容に変更なし)
以上
宝際調査報告
1N+elllll□a#、lA−1=m−w−PITT/IK RQ/nff
1’;n7国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(a)スタッファー(stuffer)断片を、pac部位に近接するブラ ント末端生成部位に挿入することによりベクターDNAを修飾し; (b)工程(a)の生成物質を消化して、その各々が(i)ブラント末端、(i i)クローニングすべき外来DNA断片に適合する別の末端、及び(iii)I oxP部位を含有する2つのベクターアームを生成し; (c)コンカテマーを生成せずに外来DNAを工程(b)の生成物質に結紮し; (d)工程(c)の生成物質を、pac切断プロフィソエント抽出物及び頭−尾 プロフィシェント抽出物(この場合、頭−尾抽出物中の大型頭部対小型頭部の比 は少なくとも5:1である)と反応させ; (e)Cre+細菌株を工程(d)の生成物質に感染させ;そして (f)クローン化DNAを回収する ことから成る、95kbの大きさの外来DNA断片をクローニングするための生 体外ヘッドフルパッケージング系。 2.スタファ(stuffer)断片のサイズが約5kbから約20kbである 、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.スタファ断片がアデノウイルスDNAからの約10kbのScoaI−Ba mHI断片である、請求の範囲第2項に記載の方法。 4.生体外ヘッドフルパッケージング系が、(i)NS3208という呼称の細 菌株から調製されたpac開裂堪能抽出物及び(ii)NS3210という呼称 の細菌株から調製された頭−尾堪能抽出物で構成されている、請求の範囲第1項 に記載の方法。 5.Cre+細菌株がlacIq抑制因子を有する、請求の範囲第1項に記載の 方法。 6.IacIq抑制因子を抑制解除するためIPTGが付加される、請求の範囲 第5項に記載の方法。 7.クローニングされたDNAはサイズ選定される、請求の範囲第1項に記載の 方法。 8.Cre+細菌株はNS3145という呼称の菌株である、請求の範囲第5項 に記載の方法。 9.工程(e)の生成物が増幅され、次に回収される、請求の範囲第1項に記載 の方法。 10.請求の範囲第1項に記載の生体外ヘッドフルパッケージング系において9 5kbという大きい外来性DNA断片をクローニングするためのベクター。 11.PlloxP部位−アンピシリン抵抗性遺伝子−pBR322ori−p ac−PlloxP部位−ポリリンカークローニング部位−カナマイシン抵抗性 遺伝子−Plプラスミドレプリコンという配列を含むDNA断片をクローニング するためのベクターにおいて、Plプラスミドレプリコンが第1のPlIoxP 部位に付着されて配列を反時計回り方向に書かれることになるように前記配列が 環状化されているベクター。 12.前記ベクターは、ポリリンカークローニング部位とカナマイシン抵抗性遺 伝子の間に挿入されたlacプロモータの制御下でPl溶菌レプリコンを有する 、請求の範囲第11項に記載のベクター。 13.P1loxP部位−Sca1部位を有するアンピシリン抵抗性遺伝子−p BR322ori−pac−Pl−loxP部位−ポリリンカークローニング部 位に存在するBamHI及びSalI部位に置換するBamHI部位及びSal I部位を有するテトラサイクリン抵抗性遺伝子−lacプロモータの制御下にあ るPl溶菌レプリコン−カナマイシン抵抗性遺伝子−Plプラスミドレプリコン という配列を含むDNA断片をクローニングするためのべクタにおいて、Plプ ラスミドレプリコンが第1のPlloxP部位に付着されて配列が反時計回り方 向に書かれることになるように前記配列が環状化されているベクター。 14.DNAスタファ断片がアンピシリン抵抗性遺伝子のScaI部位にクロー ニングされている、請求の範囲第13項に記載のベクター。 15.ScaI部位にクローニングされたDNA断片が約5〜約20キロ塩基の 範囲内のサイズを有する、請求の範囲第14項に記載のベクター。 16.アデノウイルスDNAからの約10kbのScaI−BamHI断片がア ンピシリン抵抗性遺伝子のScaI部位内に挿入される、請求の範囲第15項に 記載のベクター。 17.遺伝子型recD−hsdR−hsdM+mcrA−mcrB−を有する ファージ変異体Plcl.100cm−2rm−am10.1で溶原化された細 菌株において、DNA断片をクローニングするためのpac−開裂堪能抽出物を 調製するのに用いられる細菌株。 18.NS3208という呼称の請求の範囲第17項に記載の細菌株。 19.遺伝子型recD−hsdR−hsdM+mcrA−mcrB−を有する ファージ変異体Plcl.100cmrm−am131で溶原化された細菌株に おいて、ファージの大きい頭と小さい頭の比率が約10:1でありDNA断片を クローニングするために用いられる頭−尾堪能抽出物を調製するのに用いられる 細菌株。 20.NS3210という呼称の請求の範囲第19項に記載の細菌株。 21.遺伝子型recD−hsdR−hsdM+mcrA−mcrB−を有する ファージ変異体Plcl.100cm−2mrm−am9.16で溶原化された 細菌株において、DNA断片をクローニングするための頭−尾堪能抽出物を調製 するために用いられる細菌株。 22.NS3205という呼称の請求の範囲第21項に記載の細菌株。 23.遺伝子型recD+.hsdR+hsdM+mcrA+mcrB+を有す る四極子ファージ変異体Plc1.100cm−2rm−am10.1で溶原化 された細菌株において、DNA断片をクローニングするためpac開裂堪能抽出 物を調製するのに用いられる細菌株。 24.NS2962という呼称の請求の範囲第23項に記載の細菌株。 25.遺伝子型recD+hsdR+hsdM+mcrA+mcrB+を有する 四極子ファージ変異体Plcl.100rm−cm−2am9.16で溶原化さ れた細菌株において、DNA断片をクローニングするために役立つ頭−尾堪能抽 出物を調製するのに用いられる細菌株。 26.NS2961という呼称の請求の範囲第25項に記載の細菌株。 27.lacIq抑制因子の欠如したBS591という呼称のCre+細菌株に おいて、DNA断片のクローニングに有用な細菌株。 28.連伝子型recA−hsdM+hsdR−mcrA−mcrB−を有する 、lacIq抑制因子をもつCre+細菌株。 29.NS3145という呼称をもつ、請求の範囲第28項に記載の菌株。 30.遺伝子型recA−hsdM+hsdR−mcrA+mcrB+を有し、 lacIq抑制因子をもつCre+細菌株。 31.NS2974という呼称をもつ請求の範囲第30項に記載の菌株。 32.(a)DNA断片をベクターDNAに結紮し;(b)工程(a)の生成物 質をpac切断プロフィシェント抽出物及び頭−尾プロフィシェント抽出物と接 触させ; (c)1acIqリプレッサーを工程(b)の生成物質に感染させ; (d)IPTGを培地に添加し;そして(e)クローン化及び増幅化DNAを回 収することから成る、1acプロモーターの制御下で多複写レプリコンを含有す るベクター中での95kbの大きさのDNA断片のクローニング及び増幅制御方 法。 33.(a)請求の範囲第12項のベクターのポリリンカークローニング部位の 中に外因性のDNA断片を挿入し;(b)工程(a)の生成物をpac開裂堪能 抽出物及び頭−尾堪能抽出物と接触させ; (c)lacIq抑制因子をもつCre+グラム陰性菌株を工程(b)の生成物 で感染させ; (d)工程(c)の生成物に対してIPTGを付加することにより1acIq抑 制因子を抑制解除し;及び(e)クローニングされ増幅されたDNAを回収する 段階、 を含む95kbもの大きさのDNA断片の増幅をクローニングし制御する方法。 34.Cre+細菌株が、NS2974又はNS3145という呼称の菌株であ る、請求の範囲第32項又は33項に記載の方法。 35.pac−開裂堪能抽出物がNS2962又はNS3208という呼称の細 菌株から調製される、請求の範囲第32項又は第33項に記載の方法。 36.頭−尾堪能抽出物がNS2961又はNS3210という呼称の細菌株か ら調製される、請求の範囲第32項又は第33項に記載の方法。 37.(a)請求の範囲第11項のベクタ1のポリリンカークローニング部位の 中に外因性DNA断片を挿入し;(b)pac開裂堪能抽出物と頭−尾堪能抽出 物と、工程(a)の生成物を接触させ; (c)工程(b)の生成物でCre+グラム陰性菌株を感染させ;及び (d)クローニングされたベクターDNAを回収する、 を含む、95kbほどの大きいDNA断片をクローニングする方法。 38.Cre+菌株がBS591という呼称の細菌株である、請求の範囲第32 項に記載の方法。 39.pac−開裂堪能抽出物及び頭−尾堪能抽出物と断片含有ベクターのDN Aを接触させる段階を含む、中に挿入された外因性DNA断片をもつ請求の範囲 第11項、12項又は13項のベクターのDNAの生体外Plバクテリオファー ジパッケージングのための方法において、この断片は95kb以下のサイズを有 する方法。 40.前記pac−開裂堪能抽出物がNS2962又はNS3208という呼称 の細菌株から調製される、請求の範囲第39項に記載の方法。 41.頭−尾堪能抽出物がNS2961又はNS3210という呼称の細菌株か ら調製される、請求の範囲第39項に記載の方法。 42(a)請求の範囲第14項又は第15項のベクター内に外因性DNA断片を 挿入し; (b)工程(a)の生成物をpac−開裂堪能抽出物及び頭−尾堪能抽出物と接 触させ; (c)工程(b)の生成物lacIqq抑制因子を有するCre+グラム陰性菌 株を感染させる; (d)工程(c)の生成物にIPTGを付加することにより、lacIq抑制因 子を抑制解除し;及び(e)クローニングされ増幅されたDNAを回収する、 を含む、DNA断片のクローニング及び増幅制御方法。 43.Cre+細菌株がNS2974又はNS3145という呼称の菌株である 、請求の範囲第42項に記載の方法。 44.pac−開裂堪能抽出物がNS2962又はNS3208という呼称の細 菌株から調製される、請求の範囲第42項に記載の方法。 45.頭−尾堪能抽出物がNS2961又はNS3210という呼称の細菌株か ら調製される、請求の範囲第42項に記載の方法。
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