JPH05503061A - 圧力蓋付き容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも一体型本体部材と蓋部材を備えた圧力蓋付き缶または容器 に関するものであり、前記蓋部材は当該本体部材の閉止側内端部と協動して容器 を密閉する。

また、前記容器の本体部材と蓋部材との間にはレバー用の間隙が設けられており レバーを係合させて蓋部材をこじあけることができ、さらに前記蓋部材には弾性 のある係合リップ環状に形成されている。前記係合リップ（特許出願Ｐ４０２９ １４６．４）と同形である本体部材の閉止凹部のブリテンションによって前記係 合リップは内側から係合する。

発明の背景技術 従来の圧力蓋付き容器の場合、本体部材の閉止波形部内に蓋部材が弾性をもって 係合することができ、このため閉止波形部と同一面上では蓋部材は常にブリテン ションを受けていることになり、係合リップはバネ弾性によって閉止波形部内に 装入されるという利点がある。このように閉止すると、圧力蓋付き容器の開封が 簡単であり、また特別な器具が不要なので開封する際に破壊されることがないと いう利点がある。そのためレバー用空隙内にレバーを挿入して前記係合リップを 径方向に内側に押し曲げ、同時に、本体部材を外側に押し曲げるとレバー付近の 係合リップがクロージヤー凹部から外れる。強いばね張力で閉止係合すると極め て密閉性に優れた閉止ができるという利点がある。

さらに重要な効果としては、この圧力蓋付き容器は再利用することができ、用途 が多用なパックとして利用できる。

本発明の課題は、こじ開けが可能な蓋クロージヤーを備えた従来の圧力蓋付き容 器をさらに改良しながらも前記従来の利点を全て保持したまま本体部材の製造を 簡略化し、容器内への充填および容器の閉止作業を効率化することである。

発明の開示 本発明によれば、蓋部材の係合リップとの係合ように別途形成していた閉止波形 部（ｃｌｏｓｕｒｅ　ｃｒｅａｓｅ）に代わって、内側にロールした本体上側の 円形端部ビード（ｃｉｒｃｕＩＩｆｅｒｅｎｔｌａｌ　ｅｄｇｅ　ｂｅａｄ）の 下に前記係合リップが係合する構成として前述の課題を解決した。

この方法によれば、あらゆる容器の本体部材に通常形成されている（内側に巻き 込まれている場合）上側円環端部を直接閉止部材として利用することができ、前 記特許出願Ｐ　４０　２９　１４６．４に開示されているような新規な圧力蓋付 き容器の場合であっても閉止のために別途閉止凹部を形成する必要がない。また 、このような構造の場合、本体部材の円環端部に直接蓋部材の係合リップが係合 しているため容器本体部材の容量を充填の用途毎に最適に使用することが可能と なる。さらに、以下に詳述するように、容器の密閉工程を効率化することも可能 となる。

特に本発明の実施態様においては、円環端部ビードの下から係合リップの外径に 略等しい距離を隔てた部分に内側方向に本体に凹部（ｂｏｄｙ　ｃｒｅａｓｅ） が形成されている。蓋を開けている最中レバーを挿入している地点の蓋部材を前 記凹部が支持することができ、また閉止する場合には蓋が本体内に深く入り過ぎ るのを防いでいる。

あるいは、円環端部ビードの下から係合リップの外径に略等しい距離を離れた地 点より下の本体部材の径を小さくし、本体の内側へと徐々に径が小さくなるよう に構成することもできる。この実施態様の場合も上述した態様の場合と同様の効 果を奏し、また皿やトレイなどのように本体部材がより平板であったり、底が浅 い場合には、このような態様が好ましい。

前記円環端部ビードの下方であり、係合リップが同ビードの下方に弾性をもって 係合する地点にシーラントを塗布しておくのが好ましい。シーラントを施してお くと圧力蓋容器を密閉することができ、また滅菌処理時の密閉容器の状態に関し ても先述した親出願に開示されているのと同様の効果が得られる。

特に、アスコルビン酸などを添加してシーラントを滅菌加工してシーラントへの 細菌の侵入を防ぐのか特に好まし本発明のその他の実施例によれば、前記蓋部材 はプラスチック製である。蓋部材が極薄の金属板でできている場合とは異なり、 固形材料から係合リップをロールするため材料の厚みが大きくなってしまう。

蓋部材がプラスチック製の場合、容器内部の過剰圧力を減圧するための手段をも うけておくのが好ましく、例えば一体型の半透過性過剰圧力または圧力逃がし弁 などである。

本発明のさらにその他の実施態様としては、円環端部ビードの内表面を面取りし て断面方向から見て上端部方向に薄くなるよう円環端部ビードをテーパー状にす る。これは、本体部材を初めて閉止する際または繰り返し閉止する際に蓋部材が 容易に挿入できるよう施されるものであり、円環端部ビードの面取り部分にある 係合リップは下方に滑るため円環端部ビードを外方向に押し広げる力はわずかで 済む。

図面の簡単な説明 実施例および添付図面を参照としながら以下詳細に本発明を説明するものであり 、当該実施例は発明を同等制限するものではない。

′１ａ１図は、閉止された状態である本発明の第１実施態様の圧力蓋付き容器の 閉止部分の部分断面図である。

第２図は、閉止された状態である本発明の第２実施態様の圧力蓋付き容器の閉止 部分の部分断面図である。

第３図は、閉止処理中の本発明の第１実施態様の加圧蓋付き容器の閉止部分の部 分断面図である。

第４図は、閉止処理の後半の段階を示した第３図と同様の部分断面図である。

第５図は、本発明の蓋部材に内蔵されている密閉状態の圧力逃がし弁の概略断面 図である。

第６図は、第５図に示されている圧力逃かし弁が容器内部の膨張ガスを逃がして いる様子を示した図である。

発明の好適実施例の説明 圧力蓋付き容器１は円筒状本体部材２で構成されており、当該部材の上端部は本 体エレメント６から成っている。このエレメント部分で蓋部材４が前記圧力蓋付 き容器１を閉止している。当該蓋部材の係合リップ８は、本体エレメント６の内 側にロールした上側の円環端部ビード１０と容器の内側方向に形成された凹部１ ８の間の空隙に弾性をもって係合している。本体凹部１８と円環端部ビード１０ の下端部との間の距離は、係合リップ８の外径に略等しくなっており係合リップ ８は前記ビードの下端部と直接係合する。

あるいは、第２図に示されているように、蓋部材４′の係合リップ８をショルダ ー２０の表面で支持する。当該ショルダーは係合リップの外径に略等しいスペー ス離れた地点にあり、このショルダーから下では本体部材２の径が小さくなって いる。この実施例は、底が比較適浅い容器や容平坦な容器の場合に特に好ましい 。

どちらの場合であっても、閉止蓋を密閉するために、円環端部ビード１０と本体 凹部１８またはショルダー２ｏとの間の空隙と前記係合リップ８との間にシーラ ント２２が塗布されている。蓋部材４または４゛と本体部材２とを液体状のシー ラントで結合するのが好ましい。前記シーラントをアスコルビン酸などで滅菌加 工するとシール内へのバクテリアの侵入を効果的に防止できる。

シーラント２２の使用の如何に拘らず、全ての場合について、圧力蓋付き容器を 再度閉止する際に前記蓋部材４または４′を再利用することができる。このよう に、本発明の圧力蓋付き容器（前出願Ｐ４０　２９　１４６．４と同様に）を複 数回使用することができ、あるいは複数回使用のパックのような形で利用するこ とも可能である。

第３および４図では、充填を行った後の本発明の圧力蓋付き容器の第１回目の自 動封止の方法が示されている。蓋部材４は、まずブリテンションによって封止装 置の閉止ヘッド３０の内部に挿入される。この状態で、第３図に示す位置、すな わち円環端部ビード１ｏの上端部１３から所定距離上方に離れた位置において前 記係合リップ８が前記蓋部材の円環端部全体と同じ径になるまで前記蓋部材の径 を小さくする。前記閉止ヘッド３０をさらに降下させると、係合リップと面取り した前記円環端部ビード１ｏの内面１２とが互いに接触するため余分な材料はは み出してしまう。

さらにヘッドを降下させると、第１に係合リップ８、次に閉止ヘッド（３０）（ 第４図と比較のこと）の突出リング３２によって前記円環端部ビード１０は本体 凹部１８の略近傍の軸を中心として全体的に外側へと押し曲げられる。

係合リップ８が円環端部ビード１０と本体凹部１８との間の空隙、すなわち液状 のシーラント２２が注入されている所と同位置にくると、突出装置３４は前記円 形端部ビード１０の上端部１３と当接するため前記密閉ヘッド３０は再度上方に 戻る。こうして蓋部材４は第１図に示しているように円形端部ビード１０の下端 にて弾性をもって係合し、シーラント可塑剤によって圧力蓋付き容器は密閉され る。

最初の充填作業中に容器充填機で本発明の圧力蓋を容器クロージヤーなどに圧入 する場合、蓋の形状が製品との間に空間を有するドーム状である時、圧入と同時 に管などで蒸気を注入する。水蒸気が凝縮すると容器内部が真空になるためシー ラント２２を塗布した本体エレメント６の部分まで蓋が吸引される。

蓋部材４または４°を使用する場合、滅菌処理中に容器内部の空気またはガスの 過剰な圧力を減圧するため適当な減圧手段を蓋に組み込むことも可能である。第 ５図と６図には、一体型の半透過性圧力逃がし弁（いわゆるコーヒーバルブ）と その動作が示されている。過剰な圧力のない状態で容器を閉止する場合、圧力逃 がし弁４０の膜板４２は封止面４４に密着して容器内部への孔（第５図）４６を 塞いている。容器内部に過剰な圧力か発生した場合（滅菌処理中など）、前記孔 ４６近傍の膜板４２が封止面４４がら持ち上がり、容器内部の膨張したガスは孔 ４６と開口部４８を経て外部に排出されるため、従来容器内部で発生していた過 剰な圧力を減圧することができる。

明細書、図面、請求項に開示されている発明の特徴から、本発明の実施態様は個 別および組み合わせのいずれの場合も実施することが可能である。

参照番号表 １　圧力蓋付き容器 ２　本体部材 ４．４゛　蓋部材 ６　本体エレメント ８　係合リップ １０　円環縁端部ビード １２　内側円周面 １３　１０の上端部 １８　本体凹部 ３０　閉止ヘッド ３２　３０の円環突出部 ３４　突出機 ４０　圧力逃がし弁 ４２　膜壁 ４４　封止面 ４６　４４の孔 ４８　開口部 １４８　ム２ 要　約　書 少なくとも一体型の本体部材と蓋部材を備え、前記蓋部材と閉止側の前記本体部 材が一体となって密閉クロージヤーを形成する圧力蓋付き缶または容器であって 、前記本体部材と前記蓋部材との間にはレバー用の空隙が残されており、レバー を挿入して前記蓋部材をこじ開けることかでき、また前記蓋には円形で弾性のあ る係合リップが形成されており、当該係合リップはブリテンションによって内側 から係合する、また前記係合リップの形状（特許出願Ｐ　４０２９　１４６．４ ）に一致した凹部が前記本体に部材に形成されており、前記係合リップは当該凹 部と係合する。

従来、蓋部材の係合リップとの係合ように別途設けていた閉止波形部に代わり、 当該係合リップは内側にロールした本体部材の上側円環端部ビードの下端に弾性 をもって係合する。

国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも一体型の本体部材と蓋部材を備え、前記蓋部材と閉止側の前記本 体部材が一体となって密閉クロージャーを形成する圧力蓋付き缶または容器であ って、前記本体部材と前記蓋部材との間にはレバー用の空隙が残されており、レ バーを挿入して前記蓋部材をこじ開けることができ、また前記蓋には円形で弾性 のある係合リップが形成されており、当該係合リップはプリテンションによって 内側から係合する、また前記係合リップの形状に一致した凹部が前記本体に部材 に形成されており、前記係合リップは当該凹部と係合する圧力蓋付き缶または容 器において、 前記係合リップの代わりに、内側にロールした上側円環端部ビード（１０）と、 前記上側円環端部ビードから前記係合リップ（８）の外形に略等しい距離をおい た地点に、内側方向にくぼんだ凹部（１８）または、本体部材内部方向に徐々に 径が小さくなり始めるショルダー（２０）を形成したことを特徴とする圧力蓋付 き缶または容器。
2. ２．前記円形端部ビード（１０）の下方で、前記係合リップ（８）が係合する部 分にシーラント（２２）を塗布することを特徴とする請求の範囲第１項記載の圧 力蓋付き缶または容器。