JPH05502066A - 多層フィルター材の製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多層フィルター材の製造方法および装置本発明は、全体としては、多通路傾斜ワ イヤー形成装置のワイヤー上の多層フィルター材のウェブの製造方法および装置 に関するものであり、特に、高フィルター能力を存する空気および油フイルタ用 のフィルターベーパーの新規な製造方法および装置に関するものである。

流体または気体から粒子を濾過するため、異なる密度の層からなるフィルター材 がフィルターの寿命を長くするのに用いられるべきであることは知られている。

多層フィルターベーパーの製造方法および装置も知られている。

多層フィルターペーパーは、個々のウェブ形成装置のワイヤー上に個々の層を形 成しこれらを一緒に堆積または層状にすることで製造される。

米国特許第２．９２８．７６５号は、傾斜ワイヤーを用いてウェブ形成装置上に 二重層の空気フィルターベーパーの製造方法を開示している。この方法は、傾斜 ワイヤーにファイバーの第１のスラリーを流すことで荒い多孔質層を形成し、そ の直後にワイヤーにファイバーの第２スラリーを流すことて密な多孔質層を形成 するステップを存している。

西ドイツ公告特許第１２２０７１６号は、材料か水平に配置された個々の通路を 介してウェブ形成装置の傾斜ワイヤーに供給される多層繊維質ウェブの製造装置 を開示している。

多層フィルター材か傾斜ワイヤーに形成され、異なる履用の繊維スラリーか排出 から一緒になる前に直ぐに供給されると、層の間の境界に繊維の混合か生しる。

混合領域の存在により、フィルター材の濾過効果は明らかに影響を受ける。

多層フィルターが個々のウェブ形成装置のワイヤー上に個々の層を一緒に堆積さ せることで製造されると、このような層の間の繊維の混合は生じない。

フィルター材の使用に応じて、異なる濾過効果が必要になる。多孔質層および基 本重量は、フィルター材の効果および寿命を考慮して、最適値か達成されるよう に決定される。

本発明の目的は、従来のフィルターウェブよりも良い特性を存するフィルターウ ェブを製造し、フィルター材の性能、効果、かさ、寿命、基本重量等を考慮した 多くの要件に容易に適合する、多層フィルターのウェブの新規で改良された製造 方法及び装置を提供することである。

本発明の以下の詳細な説明の実施例における新規な概念の範囲から逸脱すること 無く変更は可能であるが、本発明の目的、特徴および利点は図面を参照した代表 的な実施例の説明により明らかにされる。

本発明の方法は、傾斜ワイヤー部、または、場合によっては、形成ワイヤーの水 平またはほぼ水平ワイヤー部に材料を搬送し、前の形成領域に形成された層に重 ね合わせられた繊維層か形成されるそれぞれの連続的な形成領域に繊維層を形成 することを含んでいる。本発明の方法の特徴によると、層は、形成ワイヤーの搬 送方向で傾斜ワイヤー部上で徐々に増加する長さの形成領域に形成される。好ま しくは、層は次第に減少する傾きの形成領域に形成される。

また、本発明は、少なくともひとつの傾斜ワイヤー部と水平またはほぼ水平ワイ ヤー部とを育するウェブ形成装置と、そのひとつの通路の土壁かその通路の流路 の上の下壁を形成するように上下に配置された多通路ヘッドボックスとを存して おり、前記流路は、前の形成域に重ね合わせられた繊維層か形成されるそれぞれ の領域に通じている装置を提供する。本発明の装置の特徴によると、傾斜ワイヤ ーの形成領域の長さは、形成ワイヤーの搬送方向において徐々に増加する。好ま しくは、傾斜ワイヤー部のワイヤーの傾きは徐々に減少する。

本発明の好適実施例によると、傾斜ワイヤーは排出ローラーにより支持されてい る。

以下、添付図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明を実施する形成装置を示す概略側断面図、 第２図は、第１図に示された排出領域のひとつを示す拡大破断側面図、 第３図は、第２図に示された排出ローラーの長手断面図、 第４図は、傾斜ワイヤーと水平ワイヤー部との間の遷移部を示す拡大破断側面図 、 第５図は、形成領域の流れ制御システムを示す図、第６図は、本発明の別の実施 例を示す図である。

第１図は多層フィルターペーパーを製造するウェブ形成装置２を示す。ウェブ形 成装置は、それ自体知られているプレストローラー６、複数のリターンローラー 、ガイドローラーおよびテンションローラー８のまわりのエンドレスループを搬 送するワイヤー４等の形成布を有している。ワイヤーは傾斜ワイヤー部１０と水 平またはほぼ水平ワイヤー部１２とを育している。ヘッドポｙクス１４は仕切壁 １６＋〜１６゜により傾斜ワイヤーに対向する別個の流通路１８□〜１８．に分 割されている。

それぞれの流通路は土壁および下壁を存しており、１つの流通路１８゜−１の上 壁すなわちり・ツブはその上に流通路１８ｆｉの下壁すなわちリップを形成して いる。

傾斜ワイヤー部は、ワイヤーの搬送方向Ａにおいて減少する傾斜角αを有する複 数の平坦形成領域を形成する複数の排出ローラー２０１〜２０゜により支持され ている。それぞれの形成領域の位置および長さは、流通路１８、〜１８．．から の繊維か塗布されるワイヤーの部分２４、〜２４゜の位置および長さにほぼ対応 する。このように、それぞれの流通路は、必要に応して、変化する異なる角度を 有する平坦形成領域に通じている。

排出ローラー２０はより詳細に第２図及び第３図に示される。このローラーは、 互いに離れて複数個のディスク３２が設けられている回転軸３ｏを存している。

複数の長軸環３４は、非常に低い抵抗を存するローラーを形成するように互いに 離れて取付けられたディスクのリムに取付けられている。動作中、ローラーによ りワイヤーは、連続する長軸環の間のギャップかワイヤーの下を通過するごとに ローラーの中心に向かうように移動する。

このためワイヤーに振動か生しる。その結果、ワイヤー上の繊維層の形成および 脱水か確実に影響される。

ワイヤーの下には、偏向要素または水膜または膜プレート等の複数の支持要素２ ８をそれぞれ存する複数の真空または吸着排出ボックス２６か在る。排出ローラ ー２０も排出ボックスに設けられている。

各流通路の流れは、流通路のひとつの制御系を示す第５図に示されているように 、材料の流れとワイヤー速度との所定の比を達成するように流量規制回路により ワイヤー速度に対して個別に制御される。各形成領域の排出量は、排出ボックス の真空制御に作用する各排出の流れを制御する流量計をもって対応する流通路の 流れにより制御される。排出ボックスのレベルは、レベル規制回路により一定に 保持される。ライン３日を介した流通路１８まての流れは流量計３８により計測 される。排出ボックス２６からの白水の流れは流量計４０により計測される。排 出ホックスの白水の液量は液量制御器４２および弁４４により制御される。真空 ポンプ４６は排出ホックスに接続されている。圧力制御器４８は排出ホックスに 接続されている。流量制御器５０は真空制御器４８と流量制御器４０に接続され ている。平衡は、流通路までの材料の体積流と排出ボックスからの白水の体積流 、すなわち、ワイヤーを通過する液体の量との間に保たれる。

塗布される材料の量はワイヤー上のファイバーマットの排出抵抗イこよ／）＃Ｊ ＠される。

水平ワイヤー部に通じる流通路１８．、、、は、材料流とワイヤー速度との所定 の比が達成されるように圧力を制御することて従来のヘッドボックスとして制御 される。

また流通路１８゜は、この流れの部分か水平ワイヤー部に通じると、出口流の速 度により制御されなければならない。

フィルターペーパーは複数の層からなる。各層は前の形成領域に形成された層の 上に形成される。ファイバーマットの排出抵抗かある形成領域からだの形成領域 まで増加すると、脱水圧力は増加しなければならない。しかしながら、ワイヤー の傾きかワイヤーの搬送方向に対して減少すると、形成領域の長さは傾斜部の終 部に向かって増加する。このことは、有効排出時間か増大する排出抵抗を補正す るように増大することを意味する。

少な（とも多くのシートか傾斜ワイヤーに形成される。

ファイバーペーパーの出口側に通常形成され最も高い密度を有する最上層は、流 通路１８゜の上に形成された流通路１８．、＋により搬送される材料からの水平 ワイヤー上に形成される。他の全ての層と同様に、最後の層の材料は、第４図に 示されるように、完全に形成されないシートに置かれ、界面に繊維の混合を形成 する。傾斜ワイヤー１０と水平ワイヤー１２との間の遷移領域に、最後の傾斜形 成領域２２１からの繊維遊離かある。

材料搬送システムは複数の材料チェスト５２．〜５２、、を存している。材料チ ェストは、各材料チェストからの少なくとも材料部を返還する材料回路のライン ５６１〜５６．および５８．〜５８．．を介して材料ポンプ５４、〜５４．に接 続されている。

形成領域２２からの白水は第１の白水ビット６０．に回収される。他の形成領域 ２２２〜２２．からの白水は第２の白水ビット６０．に回収される。または、各 形成領域はそれ自身の白水ビットを有することもできる。各流通路は材料搬送ラ イン６４１〜６４．を介して攪拌ポンプ６２．〜６２゜に連結されている。攪拌 ポンプ６２１は、白水返還ライン６６１を介して第１の白水ビットに接続されて おり、攪拌ポンプ６２２〜６２．は、白水返還ライン６６□〜６６ａを介して第 １の白水ビットに接続されて複数の流通路を形成している。第１の流通路１８□ に材料を搬送する第１の撹拌ポンプ６２１の入口は各材料回路に接続ライン６８ １〜６８１を介して接続されている。第２の流通路１８□に材料を搬送する第２ の攪拌ポンプ６２．の入口は、同様に、各材料回路に接続ライン（図示せず）を 介して接続されている。弁７０、〜７０．は各接続ラインに設けられており、そ れによって、ひとつ以上の選択された材料チェストからの材料はひとつ以上の選 択された流通路に搬送される。このため多層フィルターベーパー装置の作動に高 い汎用性を与えている。

第６図は、傾斜角度αか一定である本発明の他の実施例を示す。土壁またはリッ プ１６とワイヤー４との間の角度βはワイヤーの搬送方向Ａにおいて徐々に増加 し、リップ開口Ｈを増大することなく、傾斜ワイヤー部の端部に向かって形成領 域２４の長さを増大する。

ＦｆＧ、　２ Ｆｆｔ３．３ ＦＩＧ、　５ 国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／Ｆｌ　９０１００１７４

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．傾斜ワイヤー部、または、場合によっては、形成ワイヤーの水平またはほぼ 水平ワイヤー部に材料を搬送し、 前の形成領域に形成された層に重ね合わされた繊維層が形成されるそれぞれの連 続的な形成領域に繊維層を形成し、 前記層は、形成ワイヤーの搬送方向で傾斜ワイヤー部上で徐々に増加する長さの 形成領域に形成されることを特徴とする多層フィルター材のウェブの製造方法。
2. ２．材料は、徐々に減少する傾斜ワイヤーの角度を形成するジェット流として供 給されることを特徴とする請求項１記載の方法。
3. ３．前記層は次第に減少する傾きの形成領域に形成されることを特徴とする請求 項２記載の方法。
4. ４．前記多層フィルター材の最も多孔性でない層は水平またはほぼ水平ワイヤー 部に形成されることを特徴とする請求項１、２および３のいずれか１項記載の方 法。
5. ５．少なくともひとつの傾斜ワイヤー部と水平またはほぼ水平ワイヤー部とを有 するウェブ形成装置と、そのひとつの通路の上壁がその通路の流路の上の下壁を 形成するように上下に配置された多通路ヘッドボックスとを有しており、前記流 路は、前の形成域に重ね合わされた繊維層が形成されるそれぞれの領域に通じて おり、傾斜ワイヤーの形成領域の長さは、形成ワイヤーの搬送方向において徐々 に増加する多層フィルター材のウェブの製造装置。
6. ６．前記流路の上壁と傾斜ワイヤーとの間の角度は徐々に減少することを特徴と する請求項５記載の装置。
7. ７．傾斜ワイヤー部のワイヤーの傾きは徐々に減少することを特徴とする請求項 ５または６記載の装置。
8. ８．各連続流通路は異なる傾きの形成領域に連通していることを特徴とする請求 項６記載の装置。
9. ９．各連続流通路はふたつ以上の異なる傾きの形成領域に連通していることを特 徴とする請求項６記載の装置。
10. １０．前記傾斜ワイヤー部に連通する３つの流通路を有している特徴とする請求 項５から９までのいずれか１項記載の装置。
11. １１．前記水平ワイヤー部に連通している流通路は前記傾斜ワイヤー部に連通す る流通路の上部に設けられていることを特徴とする請求項５から１０までのいず れか１項記載の装置。
12. １２．前記傾斜ワイヤー部に連通する２つの流通路と前記水平またはほぼ水平ワ イヤー部に連通するひとつの流通路とを有していることを特徴とする請求項１１ 記載の装置。
13. １３．前記傾斜ワイヤーは排出ローラーにより支持されていることを特徴とする 請求項５から１２までのいずれか１項記載の装置。
14. １４．前記排出ローラーは吸引ボックスに設けられていることを特徴とする請求 項１３項記載の装置。