JPH05501798A - カルニチン補充の仕上げブタ飼料 - Google Patents

カルニチン補充の仕上げブタ飼料

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JPH05501798A
JPH05501798A JP2511864A JP51186490A JPH05501798A JP H05501798 A JPH05501798 A JP H05501798A JP 2511864 A JP2511864 A JP 2511864A JP 51186490 A JP51186490 A JP 51186490A JP H05501798 A JPH05501798 A JP H05501798A
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ブルム,スティーブン エイ.
ハイドン,キース ディー.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カルニチン補充の仕上げブタ飼料 発明の背景 本発明は家畜、特にブタ、の体重増加および飼料効果を増すための飼料補充物に 関する。
近代の栄養学における脂肪の主な機能は、代謝エネルギーを生産する基質として 働く。様々な広い生理学的条件下での代謝エネルギーの生産を制御する機構は、 生物種の生存のために必要とされる。長鎖脂肪酸からのエネルギーの生産におけ るカルニチンの重要な役割は公知である。カルニチンは、長鎖脂肪酸に加えて数 種の基質からの代謝エネルギーの生産にも役立っている。すなわち、充分なカル ニチンの存在およびカルニチン栄養摂取は健康保持に必須である。
はとんどのビタミンおよびビタミン様物質と違って、カルニチンは、その栄養学 的な役割の発見よりずっと以前に同定されて合成された。カルニチンは1905 年に初めて2人のロンアの科学者によって、筋肉抽出物中に発見され、β−ヒド ロキシ−α−ブチロベタインとして同定され、そしてラテン語の筋肉あるいは肉 を意味するcarnisがら命名された。1940年代の後半に、Fraenk elはカルニチンがコメゴミムンダマ/Tenebrio molitorの必 須物質であるのを発見した。彼はビタミンBTと命名したが、その後カルニチン が高等生物におけるビタミンではないことが立証された。
初期の研究文献にはカルニチンはビタミンBllとも呼ばれている。1959年 に、Fr1tzはカルニチンが脂肪の燃焼(「β−酸化」と呼ばれる)を促進す ることを見いだした。
その後の研究により、カルニチンの作用機構が明らかになった。すなわち、脂肪 がカルニチン依存性の機構によってミトコンドリア内へ輸送され、そこでエネル ギーのために燃焼される。
カルニチンは化学的には、3−ヒドロキシ−4−N−トリメチルアミノ酪酸と命 名され、コリンに類似し、アミノ酸の近縁物質である。アミノ酸とは異なり、カ ルニチンはタンパク質の合成に用いられない。動物の要求の一部は生合成によっ て満たされていることから、カルニチンはビタミンではない。カルニチンは、多 くの他の生体分子のように、2つの型:L−力ルニチンおよびD−カルニチンが ある。これらの異性体は互いの鏡像であり、左手が右手の鏡像であるのとよく似 ている。しかし、L−異性体のみが生物活性がある。D−型は完全に不活性であ り、L−カルニチンの利用を阻害さえし得る。
飼料によって供給されるにしろ、あるいは生体内の合成によって供給されるにし ろ、カルニチンは細胞内および細胞間における脂肪酸の代謝および移動にとって 必須である。カルニチンアンルトランスフェラーゼという酵素は、CoAおよび ア/ルCoAの放出機構の一部であることが見いだされている。脂肪酸代謝にお けるカルニチンの効果は、鎖の長さがCaより長い脂肪酸に限られているようで ある。パルミチルカルニチンも肝臓内の脂肪合成を促進するため、カルニチンの もう一つのビタミン的な役割は、脂肪生成の制御であり得る。
はとんどの生物は自分自身のカルニチンを生産する能力を有する。1980年に 、ReboucheおよびEngelはヒトのカルニチン依存性を初めて証明し た。カルニチンの生体内の生産は主に肝臓内で行われるようで、そして2つのア ミノ酸、すなわちリジンおよびメチオニン、3種のビタミン、スナわちビタミン B3にアシン)、ビタミンB8およびビタミンC(アスコルビン酸)、および鉄 を要求する。トリメチルリジンはメチオニン由来のメチル基を用いてのリジンの メチル化によって生成される。そのトリメチルリジンはPALPを補因子として 用いてアルデヒドに変換され、そのアルデヒドはNAD−関連の脱水素酵素によ って酪酸に酸化される。この酪酸は次にケトグルタル酸−鉄アスコルビン化合物 によって水酸化され、カルニチンが形成される。
栄養学におけるカルニチンの役割は1973年まで、つまりカルニチン欠乏症の ヒト患者が最初に報告されるまで、はとんど注目されなかった。それ以来、多く の臨床研究は、カルニチン欠乏の生物医学的な面、および症状の進行過程におけ るカルニチン補充量の効果に集中している。実際的な条件下では正常のを推動物 における欠乏問題がまだ見つかっていない。しかし、栄養状態の悪い若いう、ト 、ニワトリの胚およびウサギでは、カルニチンが直接あるいは間接的に供給され る時、全てがより速く成長することが示された。
一つの重要な、かつまだ未解決な論点は、カルニチンの紛擾取量に対する食物お よび生合成の相対的な貢献度である。
いくつかの動物研究、特に成体の動物における研究が、この領域について報告さ れ、生合成が食物より遥かに重要であることが示唆されている。
G、L、Newtonおよびに、D、Ha y d o nは、1986 Un iversity of Georgia 5w1ne Reportに、09 5%、11%あるいは1.25%リジン、02%DL−カルニf7Hcl添加あ るいは無添加の飼料を幼豚に与えて、日々の体重増加および飼料効果を報告した 。幼豚すなわち出発(5tarter)のブタは、21日齢から28日齢の間に 離乳した、10〜15ボンド(4,8〜5.2kg、最高65〜7kgまで)の 範囲の体重を膏するブタである。飼料は幼豚時には特に重要である。なぜならこ れらのブタは離乳したばかりであって、そして乳はかなりの量のカルニチンを含 有するからである。カルニチンの補充は、少なくとも離乳後のある期間において 、リジン要求性を減少するだろうと予想された。
このブタを、ビタミン、ミネラルおよび抗生物質添加の72゜4%トウモロコン および242%大豆粉で飼った。11%のリジン含有飼料は、他の飼料より、よ り高い日々の増加量およびより高い飼料効果を示した。日々の増加量に対する効 果はこの研究の間ずっと著しかったが、飼料効果に対する効果は最初の4日間に 明かであった。飼料効果に対するリジンレベルの有意の直線的および曲線的効果 が4日後および28日後にもあった。カルニチンは著しい効果を有しなかったし 、そしてリジン要求性を変えなかった。
これらの結果により、切期間の飼料にカルニチンをも添加した時、補充のリジン に対してより高く応答する可能性が示唆された。比較的軽い体重のブタにおいて は、離乳後の誘導期が多少減少され得ることが示唆された。切期間の飼料のカル ニチン添加が、離乳後の誘導期に対する効果を有するか否かを明かにするために 行った2つの追加の試験の結果が、GL、N e w t o nおよびに、D 、Haydonにより1987 UniVerSityof Georgia  5w1ne Reportに報告された。最初の試験では、144頭のブタを2 倍レベルのリジンおよび4倍レベルのカルニチンを含むトウモロフン・大豆単純 飼料で飼った。
もう一方の試験では、180頭のブタを3倍レベルのリジンおよび3倍レベルの カルニチン含有の複合飼料で飼った。単純飼料に添加された場合、カルニチンは 最初の4日間の飼料摂取を増加させる傾向を示し、そのことがこの期間に通常よ りわずかに良い体重の増加および飼料効果の結果をもたらした。複合飼料に添加 された時、カルニチンは20日0)d、験M間中ずっと飼料摂取を増加させる傾 向があった。カルニチンの添加は、14日日目よび20日口の体重増加の増大を もたらした。
著者らは、種々のレベルのカルニチンの効果およびブタに対しより良い効果を生 じ得る切期間の飼料へのカルニチン添加の条件がまだ完全に理解されていないこ と、そしてその効果が飼料濃度よりも、リジンのレベル、ブタの年齢あるいは大 きさ、および飼料摂取のレベルに関係しているようであると結論した。
幼動物がカルニチン生合成を欠損していることを示す初期の研究に基つくと、幼 豚に対するカルニチンの効果は予想よりかなり高いが、予想外のことではなかっ た。しかし、代謝および貯蔵のために充分なレベルのカルニチンを合成できる成 体の動物に対してカルニチンが有意の効果を有するかどうかはまだ分かっていな い。
従って、本発明の目的は、カルニチン合成能を宵する動物における脂肪代謝およ び貯蔵を変化させるためにカルニチン補充の飼料を供給することである。
本発明のさらなる目的は、飼育動物、特に体重が約100から230ポンドの間 のブタにおける体重増加および飼料効果を高めるためにカルニチン補充の飼料を 供給することである。
発明の要旨 少なくとも06%リジン、好ましくは約07%と08%との間のリジン、および 約0.lppmと4ooppmとの間、好ましくは5ppmと50 p pmと の間のし一力ルニチンを含有する飼料組成物は、カルニチンを含有しない同様の 飼料に比べて、仕上げブタに与えるとき、より高い体重増加および飼料効果を示 し、そして脂肪代謝を変える。カルニチンの効果は性別に関連し、去勢した雌豚 よりも若い雌豚では著しくより高い体重増加および飼料効果が観察される。
L−カルニチンは、0.05mgと15mgとの開のL−カルニチン/kg体重 /日、最も好ましくは0 、1 m gと20mgとの間のし一力ルニチン/k g体重/日で、飼料補充物としても投与され得る。
配合の方法も記載されている。体重増加、飼料効果、および組織の脂肪含量を高 めるために、ブタの年齢、体重、および品種に基づき、L−力ルニチンと共に供 給される、リジン、およびコリンあるいはメチオニンのようなメチル供与体を含 むアミノ酸の最適量を決定するための研究を行うことにより、飼料を最適化し得 る。
図面の簡単な説明 図1は、去勢した雌豚および若い雌豚の背中脂肪に対するカルニチン摂取の効果 、つまり背中の脂肪(cm)対カルニチン摂取量(mg/kg体重/日)のグラ フである。
図2は、去勢した雌豚および若い雌豚の体重増加に対するカルニチン摂取の効果 、つまりヨ々の増加量(kg)対カルニチン摂取量(m g/ k g体重/日 )のグラフである。
発明の詳細な説明 最小必須レベルのリジンを含有する動物の餌にL−力ル二チンを補充することに より、体重増加および飼料効果を高めることができる。必須リジン量および有効 量のし一力ルニチンは、年齢、性別、生物種、品種、および飼料組成物に依存し ている。成長率、飼料転換(feed conversion)、および肉組成 (carcass composition)は栄養摂取だけでなく、品種、系 統、性別および年齢にも影響される。特定の飼料あるいは成分に対する効果を示 すものとしてどの基準を選ぶかは必要条件に影響され得る。例えば、最大の体重 増加率より最大の肉赤身は、より高濃度の特定の栄養物が要求され得る。脂肪の 少ないブタは体重増加時により多くのタンパク質を蓄積するので、タンパク質お よび個々のアミノ酸の要求性が高い。
赤身は飼料効果と正の関係がある:最大飼料効果に対する要求は一般に最大の体 重増加に対する要求より多い。
” Nutrient Requirements of 5w1ne” 、  Nu旦1ent Re uirements of Domestic Ani mals Nuraber 2. eight revised editlo n (Natjonal Academy of 5cience、Washi ngton、 D、C,1979)は、ブタの飼育のための餌料配合の広大な手 びきを提供する。米国では、はとんどのブタは、約97%のトウモロコシおよび 大豆、残りの3%が1種あるいはそれ以上の無機元素、ビタミンあるいは抗菌剤 の混合物からなる飼料で飼われている。例えば、標1!飼料は、79.5%トウ モロコシ;17.4%大豆粉;0.9%脱フツ素化したリン酸塩、0.65%石 灰岩(35%Ca); 0.25%塩化ナトリウム;025%ビタミン混合物; 0.25%微量元素混合物;および0.25%抗菌剤混合物を含有し得る。オー ト麦、モロコシおよび合成アミノ酸が時には加えられる。ヨーロッパでは、トウ モロコンおよび大豆粉は、一般には豆、えんどう豆、大麦、小麦、アブラナ粉、 力!サバ(タピオカ)、糖蜜、魚、骨および肉粉のようには人手が容易ではなく 、また同じようなコスト効果が得られない。これらの原料では大豆粉およびトウ モロコンの成長率の速さが得られない。
米国では、多くの養豚家は生後約21〜28日の子豚、雑種の子豚では体重が約 10ポンド(4,8〜5.2 k g)〜15ポンド(6,5から最高7kg) の時に離乳させる。約2ケ月から約3〜4ケ月までの間の年齢、体重が約40ポ ンド(18kg)と110ボンド(50k g)との開のブタは、温度制御しな い環境下で飼うことができ、成長豚と呼ばれる。
仕上げ、あるいは肥育のブタは出荷II備が整えられたブタで、体重が約110 ポンド(50k g)より大きく220ボンド(100kg)〜230ボンド( 104kg)までの範囲内で、年齢が約4ケ月から約5〜6ケ月までの範囲内の ブタである。
仕上げブタのための飼料要素は幼豚および成長豚とはかなり異なる。Nutri ent Requirements of 5w1neの表5および6にはアミ ノ酸、無機要素、ビタミン、およびその他のブタ用飼料要素を体重の関数として 記載されている。例えば、幼豚のリジン要求性は毎ヨ約32から48gまで、あ るいは飼料の125から095%までである。仕上げブタのリジン要求性は毎日 約12.2から171gまで、あるいは飼料の0.61から057%までである 。
カルニチンはブタの日々の栄養要素の一部として記載されていない。1986お よび1987年に発表された研究により、リジンが充分存在している幼豚の飼料 に添加されるカルニチンの最適量は、D−およびL−力ルニチンの混合物では約 2000ppmで、L−力ルニチンテは約800ppmt’あることが決定され た。通常の飼料中の量より多い、つまり06%より高いリジン、好ましくは約0 .7から08%までのリジンを含有する飼料を与える仕上げブタにおいて、約0 .1から400ppmま゛で、最も好ましくは5および50ppmの間のし一力 ルニチンを含荀する飼料が、体重増加および飼料効果を著しく増加させることが 現在では決定されている。
動物の通常の飼料への補充は、01と15 m gとの間のL−カルニチン/k g体重/日、好ましくは0.1と2.0%との間のし一カルニチンを供給する量 を与え得る。リジンの量は3分の1より少ない量に減少しているにも関わらず、 この効果を生ずるカルニチンの量は幼豚に効果を生ずる量よりはるかに低い。
この効果は性別依存性である。添付した図に示されるように、以下により詳細に 説明すると、カルニチン投与のずっと高い激的な効果は去勢した雌豚より若い雌 豚に認められる。
若い雌豚はより脂肪分の少ない動物であるため、より高い代謝率を有する。従っ て、エネルギーの獲得のための脂肪酸利用において、L−力ルニチンは去勢した 雌豚より若い雌豚でより高い役割を果たす。
飼料効果および体重増加を高める方法は、ブタの年齢および性別の関数として最 大効果を生ずるために、飼料組成物にある量のリジンおよびL−カルニチンを与 える工程からなる。
これらの童は個々の飼料組成物あるいはブタ品種によって、以下の実施例に記載 されている特性を検査することにより最適化し得る。これらの検査に基づき、組 織の脂肪レベルを都合よく変えるために飼料を最適化することが可能である。
動物のリジンからカルニチンへの転換に利用されるメチル基の付加的な供給源を 添加することによっても、リジンおよびL−カルニチンの組合せの効果を最適化 し得る。当業者に公知であるメチル基供与体の例には、メチオニンおよびコリン が含まれる。コリンは200と800mgコリン/kgとの開で投与される。
L−力ルニチン飼料および補充物、およびそれらの利用法を、飼育場のランのよ うな他の詞育動物に応用し得る。離乳して間もない期間(体重が約400〜50 0ボンド)か、あるいはより典型的には、牧場での2回目の夏の後(体重が70 0および900ポンドの間)のいずれかのときに、畜牛は、約90と120日と の間の期間、通常112日間飼育場に入れられる。後者は仕上げブタと同様であ ると考えられる。
本発明は、以下の限定しない実施例を参考することによりさらに理解される。
実施例1:仕上げブタにおけるし一リジンおよびL−力ルニチンの投与。
21頭の去勢した雌豚および21頭の若い雌豚の平均体重が74.6 k gの 42頭の仕上げブタを06%リジンおよび0.5あるいは10ppmのいずれか の添加し一力ル二チンを含有するトウモロフ/・大豆飼料を与えた。これらのブ タを別々に収容して飼って、そして35日後にテストを終了した。これらのブタ の平均体重はIO2,7kgであった。
補充のし一カルニチンを与えた仕上げブタの飼料は以下の成分からなる・ 項j−五工且且。
砕いたトウモロコシ 84.86 大豆粉 12.59 脱フツ素化したリン酸塩 118 砕いた石灰岩 47 塩 35 ビタミン混合物 、20 微量元素混合物 、10 抗生物質 25 *この飼料には0.5、あるいはL Om g / k gのL−カルニチンが 補充された。
最初の14日間、コントロール飼料を与えたブタより5ppmカルニチンを与え たブタは、より少量の飼料(p<0.05)を消費した(301対3.33kg /’ブタ/臼)。しかし、体重増加あるいは飼料効果については有意の差異はな かった。第2の14日期間中、飼料摂取において、飼料カルニチンとブタの性別 との間には相関性(p<0.05)があった。
10ppm飼料を与えた去勢した雌豚は、他の飼料を与えた去勢した雌豚より多 くの飼料を消費した(10 p pm、5pp mオヨヒフントロール飼料投与 のそれぞれに対し396.3.41および3.42kg/ブタ/日)。一方、若 い雌豚の消費はわずかに少なかった(10ppm、5ppmおよびコントロール 飼料投与のそれぞれに対し、2.94.3.11および3.14kg/ブタ/日 )。試験期間中、体重増加(コントロール飼料あるいは5ppmおよび10pp mのし一カルニチンを与えたブタのそれぞれに対し、o、83.0.86および 0.84 k g7日)、飼料摂取(コントロール、5ppmおよび10ppm のし一カルニチンのそれぞれに対し、3,38.3.30および3.35kg/ 日)、飼料/体重増加(コントロール、5ppmおよび10 p pmのし一カ ルニチンのそれぞれに対し411.3.92および404)および背中の脂肪( コントロール、5ppmおよび10ppmのし一力ルニチンのそれぞれに対し2 73.26・9および276)のこれらにおいて、カルニチン補充による差異が あった。一般ニ、L−力ルニチノを与えたブタはコントロール飼料を与えたブタ に比べ、より少量の飼料を消費し、試験開始後しばらくはより遅く成長し、そし て試験の最後の14日間では同量の飼料でより速く成長した。
実施例2:第2グループの仕上げブタにおけるL−リジンおよびL−力ルニチン の投与、その結果の解析による性別に対する効果の決定。
21頭の去勢した雌豚および21頭の若い雌豚の平均体重が75.9 k gの 42頭の第2グループの仕上げブタを0.6%リジンおよび0.5あるいは10 ppmのいずれかの添加し一力ルニチンを含有するトウモロコシ・大豆飼料を与 えた。
これらのブタを別々に収容して飼って、そして28日後にテストを終了した。こ れらのブタの平均体重は102.5kgであった。飼料は実施例1の記載通りで あった。
これらの3グループの出発体重は、初めは同じであった。
最初の14日間中、毎日の体重増加は、0.5、および10ppmのL−カルニ チン投与のそれぞれに対し、kg単位で1.04.089、および0.98であ った。毎日の飼料は、0.5、および10ppmのし一力ルニチン投与のそれぞ れに対し、kg単位で353.327、および3.59であった。飼料/体重増 加の割合は、O15、および10ppmのし一力ルニチン投与のそれぞれに対し 、0.29.0.25、および0,27であった。
さらに14日間(合計28日)の後、さらに効果を比較した。これらの3グルー プの最終体重は、0.5、およびlOppmのL−カルニチン投与のそれぞれに 対し、1025.102.1、および1018であった。第2の14日間におけ る毎日の体重増加は0. 5、および10ppmのし一力ルニチン投与のそれぞ れに対し、kg単位で、0.91.0.96、および0.91であった。28日 の全期間における毎日の体重増加はO15、およびloppmのし一力ルニチン 投与のそれぞれに対し、kg単位で、0.97.093、および095であった 。第2の14日間における毎日の飼料は0.5、および10ppmのし一力ルニ チン投与のそれぞれに対し、kg単位で、328.336、および357であっ た。
28日の全期間における毎日の飼料は0.5、および10ppmのし一力ルニチ ン投与のそれぞれに対し、kg単位で、336.322、および342であった 。第2の14日間における体重増加/飼料の割合は0.5、およびloppmの L−カルニチン投与のそれぞれに対し 0.28.028および0.27であっ た。28日の全期間における体重増加/飼料の割合は0.5、および10ppm のL−カルニチン投与のそれぞれに対し、0,27.0.27、および0,26 であった。28日の全期間における背中脂肪レベルは0.5、および10p’p mのし一力ルニチン投与のそれぞれに対し、Cm単位で、2.71.2.64、 および299であった。これらの差異はp<0.05で統計的に有意であった。
この2つの試験から得られた結果を組み合わせると、試験開始時の観察結果は強 化された。最初の14日間中、0.5、および10ppmのし一カルニチンを与 えたブタのそれぞれに対し、毎日の体重増加はkg単位で、092、O,SO。
および087てあった。毎日の飼料はkg単位で、343.314、および33 3であった。これらの差異はQ<0.05で統計的に有意である。O15、およ びlOppmのL−カルニチンを与えたブタのそれぞれに対し、体重増加/飼料 の割合は027.024、および0.26であった。
最初の14日間中における飼料摂取に対する飼料中のカルニチン効果を性別に基 づいて解析すると、これらの差異はpく010て統計的に有意であった。0.5 、および10ppmのし一力ルニチンのそれぞれに対して、去勢した雌豚では毎 日の飼料はkg単位で、351.333、および3.47であって、若い雌豚の 場合は、3.36.294、および317であった。
280後の、飼料摂取に対するブタの性別および飼料中のカルニチンの効果は以 下の通りであった。0.5、および10pp’mのL−カルニチンを与えた去勢 した雌豚のそれぞれに対して、毎日の飼料は、kg単位で、3,44.3.42 、および3,67であった。0.5、および10ppmのし一カルニチノを与え た若い雌豚のそれぞれの毎日の飼料は、kg単位で、327.302、および3 .12であった。性別における異なるカルニチン■の効果による背中脂肪は図1 に示されている。性別における異なるカルニチン量の効果による毎日の体重増加 は図2に示される。若い雌豚では、補充L−カルニチンに対して背中脂肪および 毎日の体重増加の両方は明白な曲線的応答を示す。従って、L−カルニチンレベ ルを変えて、年齢および性別の異なるブタに投与することにより、IA織の脂肪 量を変えることが可能である。
FIGURE / pル;テノ序、&量(mg / kg体重/口 )0.0 0.4 0.6 4)n、−7zfi&f ’ m9”914’t−’ El ’国際調査報告 −I+11t+m+II Aeek+g+積内吻 Dr↑lI盲ぐ口nznノリ 1嘗

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも0.6%リジンおよび約0.1と400ppmとの間のL−カル ニチンを含有する、動物の飼料組成物。
  2. 2.約0.6と0.8%との間のリジンおよび約5と50ppmとの間のL−カ ルニチンを含有する、請求項1に記載の飼料組成物。
  3. 3.トウモロコシ、大豆粉、オート麦、モロコシ、糖蜜、合成アミノ酸、豆、え んどう豆、大麦、小麦、アブラナの粉、カッサバ、魚粉、骨粉、肉粉、ビタミン 、抗生物質、および微量元素でなる群から選択される材料をさらに含有する、請 求項1に記載の飼料組成物。
  4. 4.メチオニンおよびコリンでなる群から選択されるメチル供与体をさらに含有 する、請求項1に記載の飼料組成物。
  5. 5.家畜動物の体重増加および飼料利用を高める方法であって、約0.05と1 5mgとの間のL−カルニチン/kg体重/日のカルニチンを仕上げプタに供給 する工程を包含する、方法。
  6. 6.約0.1と2.0mgとの間のL−カルニチン/kg体重/日のカルニチン を仕上げプタに供給する、請求項5に記載の方法。
  7. 7.前記L−カルニチンを、少なくとも0.6%のリジンを供給する飼料と組み 合わせて供給する工程をさらに包含する、請求項5に記載の方法。
  8. 8.約0.1と2.0mgとの間のL−カルニチン/kg体重のカルニチンを提 供するために、前記飼料が約0.6と0.8%との間のリジンおよび約5と50 ppmとの間のL−カルニチンを含有する、請求項7に記載の方法。
  9. 9.トウモロコシ、大豆粉、オート麦、モロコシ、糖蜜、合成アミノ酸、豆、え んどう豆、大麦、小麦、アブラナの粉、カッサバ、魚粉、骨粉、肉粉、ビタミン 、抗生物質、微量元素でなる群から選択される材料を供給する工程を包含する、 請求項6に記載の方法。
  10. 10.メチオニンおよびコリンでなる群から選択されるメチル供与体をさらに含 有する、請求項5に記載の方法。
  11. 11.若い雌豚の体重増加および飼料効果を高めるための有効量のL−カルニチ ンを供給する工程をさらに包含する、請求項5に記載の方法。
  12. 12.去勢した雄豚の体重増加および飼料効果を高めるための有効量のL−カル ニチンを供給する工程をさらに包含する、請求項5に記載の方法。
  13. 13.仕上げブタの組織の脂肪含有量を変えるための有効量のL−カルニチンを 供給する工程をさらに包含する、請求項5に記載の方法。
  14. 14.約0.1と400ppmとの間のL−カルニチンを供給する工程を包含す る、動物の飼料組成物の補充方法。
  15. 15.約0.6と0.8%との間のリジンおよび約5と50ppmとの間のL− カルニチンを供給する工程を包含する、請求項14に記載の方法。
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