JPH05501511A - 酸素供給口部医療器械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 酸素供給口部医療器械 〔技術分野〕 本発明は医療器械に関し、ある種の医療又は外科手術の処置の間の長い時間、患 者の口を開けたままにしておくために用いられるか、又はそのような処置の間何 らかの他の目的のため用いられるならばその効果が必ずやある。特に、本発明は 環状又は管状の性質を備えた器械に関し、器械をはめ込まれた間、患者が口で呼 吸できることを目的とする。

〔背景技術〕

本発明に関する一般的な種類の口部医療器械は、内視鏡検査での口の保護器であ る。これは実質的にいくらかフレア又はフランジが形成された末端をもった短く 、固い管であり、胃鏡検査の間、内視鏡検査に安全でかつ妨げられない通路を提 供するため、患者の唇と前歯の間に配置される。その柔らかい外部表面によって 特徴付けられるそのような保護器は、グリーン（Ｆ、Ｒ６Ｇｒｅｅｎｅ）他の米 国特許第４．６４０．２７３号に記述及び図解されている。

問題となる種類の他の一般的な器械は、いわゆるグエーデル（Ｇ、ｕｅｄｅｌ） エアウェイであり、麻酔からの回復の間に用いられる。これは、部分的に口に挿 入されるのに適する曲線の管を含み、それを通して患者が呼吸する。まされてい る。

鎮静を要する内視鏡検査又は他の処置を受ける患者は、しばしば低酸素症、即ち 、望ましくない血液の酸素飽和レベルへの下降、を経験する。低酸素症のレベル は小さく、望ましくないにもかかわらず耐えられるものと見なされている。これ に反して、そのレベルは極めて重要である。実際に、高齢の患者又は弱まった循 環系や呼吸系を持つ患者にとって、鎮静によって誘発される低酸素症や内視鏡検 査の気管における物理的存在は心臓や呼吸の停止を引き起こす可能性がある。同 様に、血液の酸素レベルは麻酔から回復する間に激しく下降することもある。

従って、問題の種類の口部医療器械が通常環状又は管状であり、患者は口を開い て呼吸するとしても、時にそのような器械をはめ込んだ患者に酸素を与える必要 がある。

患者に酸素を供給して血液の酸素レベルを上げるために現在使用されている器械 は、口、鼻及び鼻の股を覆うフェースマスクを含む。マスクの使用は、器械の使 用を必要とする処置が、口腔へのアクセスが妨げられないこともまた必要とする とき、例えば、胃鏡検査の間、しばしば非常に困難になる。更に、鎮静されたと しても、多くの意識のある患者は鼻の股が不快、さもなければ好ましくないと感 じ、それらの使用によって時に内部の傷や摩耗が生じる。

従って、口部器械をはめ込んだ患者に酸素を与える従来の手段はしばしば不満で あり不便である。

〔本発明の開示〕

本発明の目的は、上述の先行技術の不利な点を極めて簡単な手段で克服すること である。

本発明は、患者のエアウェイに少なくとも１つの補充のガスの流れを方向づける ための、妨げのない管の手段を問題の種類の口部器械において提供することによ って、その目的を達成する。使用において、そのガスは通常酸素であるが、勿論 必要であれば酸素が豊富で呼吸可能なガス混合物であってもよい、補充の流れは 器械によって口の中へ或いは鼻孔の中又は鼻孔の方へと向けられるが、好ましく はそれぞれ口の中と両方の、鼻孔の方へ同時に向けられる複数の流れがあること である。

従って、本発明は患者の口の中に挿入されるのに適し、器械を介して患者の口腔 に延びる通路を画定する環状又は管状のボディを含む種類の口部医療器械におい て、補充ガス送出手段が前記器械と一体化していると共に、ガス供給管に接続す るのに適するインレットボートと、少なくとも１つのアウトレット開口部であっ て、使用において、そのアウトレフト開口部から発生するガスが患者によって吸 入される空気と共に入るように位置決めされる当該アウトレット開口部と、前記 インレットボートを前記アウトレット開口部又はそれらの各々に接続する管シス テムと、を含むことによって特徴付けられる。

〔図面の簡単な説明〕

図１は、本発明の１実施例に従って内視鏡検査の口部保護器の正面図である。こ の図は保護器の２つの要素、即ち、その環状ボディとインレットボート構造体そ れぞれ、が分割された「分解」図である。

図２は、いくつかの隠れた詳細を破線で示す、図１の保護器の同様な「分解」平 面図である。

図３は、インレットボート構造体が省略された、図１の保護器の側面図である。

図４は、図１の線４−４の断面図である。

〔本発明実施の最良の形態〕

上述のように、図解された口部保護器は、環状ボディ５及びインレットボート構 造体６の２つの要素から成る。

２つの要素はプラスチックのモールディングが好ましい。

要素は何度も加熱載置することが可能で、高度に研磨された耐久力のある材質か ら成り、その場合器械は繰り返し使用することを目的とする。又は、要素はより 安価な材質と仕上げから成り、その場合可処分の器械は１回のみ使用されて廃棄 されるのを目的とする。

ボディ５は鋭いエツジのない丸められた外形を有する。

ボディ５は、８で（びれてその外端でフレアのフランジ９と合体する短く固い管 ７を含み、内端が周辺のビード１０で終了する。ボディ５は、フランジ９が成人 患者の外側の唇のエリアに接触してその上にのる状態で成人患者の歯の間に楽に 挿入され、唇自体は管７のくびれた部分をほぼ塞いで接触することで楽になるよ うな大きさから成る。全体として保護器は、患者の後頭部の回りに付加された小 孔１１から延びて、柔軟性があり、弾力性のある、例えば、合成ゴム（図示せず ）、によってその位置に確保される。

上述までの保護器の本体５は実質的に従来からあるが、本発明に従って補充ガス 送出手段を組み込む。この場合、インレットボート構造体６と、フランジ９の外 部表面及び管７の内部表面と一体化したマニホルド構造体１２とを含む。

そのマニホルド構造体１２は、トラバース（横方向）ディストリビュータ管１３ 、このディストリビュータ管１３から延びる開放端を有する２本の直立分岐管１ ４、及びディストリビュータ管１３からまた延びる２本の水平分岐管１５を画定 する。使用において、直立分岐管１４は、患者の鼻孔のほぼ下で実質的に整合し て終わる。

そのためディストリビュータ管１３から直立分岐管１４に運ばれ、患者が吸入す るときに直立分岐管１４から発生するガスは、実質的に鼻を介して吸入される任 意の空気と共に入る。後方の水平分岐管１５は管７によって画定された内視鏡検 査アクセスの通路内で止まり、従って水平分岐管１５から発生する任意のガスは 口を通して吸入される任意の空気と共に入る。

インレットボート構造体６は実質的に管状で、ディストリビュータ管１３の対応 するテーパ状の口に入れるに適した第１のテーパ状の差し込み口１６、及び従来 のプラスチックの酸素供給管の穴に入れるのに適した第２のテーパ状の差し込み 口１７から成る。差し込み口１７のテーパとサイズは、そのような供給管が漏れ なく伝達するよう差し込み口に摩擦して保持されるようになっている。

差し込み口１６と１７．は、約１５０６の傾斜角で交わることがわかる。これは 、内視鏡検査者の作業を妨げないよう供給管が保護器から離れて、患者の頬を横 切り頬に接近するように延びることを可能にしている。

図解された保護器は、器械を１つに形作ることが難しいという純粋に製造の便宜 のために、２つの要素から成る。完成した保護器では、インレットボート構造体 ６は、管１３のテーパ状の口に永久的に接合されるか付着されるボート構造体６ の差し込み口１６によって、本体５に永久的に固定される。

本発明の他の実施例においては、インレットボートがテーパ状の差し込み口取外 の手段によってガス供給管に接続するのに適する。例えば、インレットボートは 、管の末端が押し込まれるソケットとして機能するディストリビュータ管の拡大 末端部であってもよい。

図解された実施例のボディは内視鏡検査の口部保護器のボディだが、他の実施例 ではグエーデルエアウェイの口部保護器であってもよい。周知のとおり、そのよ うなエアウェイは、前端の周辺のフランジをもった短く、まっすぐで、管状のマ ウスピース及び、患者の舌の上にあり喉の入口まで達するのに通する長く、後向 きで、弓状で、管状の星状部を含む。マウスピース管と星状部は共に、幾分子た く、柔らかくて弾力性のあるプラスチックィストリビエータ管と、患者の鼻孔に 向けられた２本の開放端の分岐管と、前のフランジを介して尾状管の穴に延びる １以上の追加の開放端の分岐管と、を有するマニホルドを備えることができ、図 解された口部保護器の対応する管システムに実質的に従う。

日Ｇ、　Ｉ ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、　４ 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）１．４Ｉ許出願の表示 ＰＣＴ／ＡＵ９０１０　Ｏ５６９ ２、発明の名称　酸素供給口部医療器械３、特許出願人 住　所　オーストラリア国、ニュー　サウス　ウエールズ２０４６、ファイブ　 ドック、グレート　ノース　ロード氏　名　ボロディー、トーマス　ジュリウス 国　籍　オーストラリア国 ４、代理人 住　所　優１５１　東京都渋谷区代々木二丁目２０番１２号１９９１年　８月２ ２日 ６、添付書類の目録 （１）　補正書の翻訳文　１通 請求の範囲 １、　患者の口に挿入するのに適し、次に患者の鼻を覆わず周囲の空気を自然に 呼吸させることを可能にし、患者が周囲の空気も呼吸する患者の口腔に器械を介 して延びる通路を画定する環状又は管状のボディ（５）を有する種類の口部医療 器械であって、補充ガス送出手段が、前記器械と一体化していると共に、ガス供 給管に接続されるのに適するインレットボート（６）と、少なくとも１つのアウ トレフト開口部であって、使用において、そのアウトレフト開口部から発生する ガスが患者によって吸入される少なくともいくらかの空気と共に入るように位置 決めされるアウトレフト開口部と、前記インレットポートを前記アウトレット開 口部又はそれらの各々に接続する管システム（１２，１３，１４，１５）と、を 含むことを特徴とする口部医療器械。

２、　複数の前記アウトレット開口部があり、少な（ともその内の１つが前記通 路内にあり、その内の２つがそれぞれ患者の鼻孔のほぼ下又は鼻孔内にあること を特徴とする請求項１に記載の口部医療器械。

３、　前記ボディが患者の唇の上にあるのに適する前面の周辺フランジ（９）を 有し、更に前記管システムがフランジの前面と一体化したマニホルド（１２）に よって部分的に画定されることを特徴とする請求項１又は２に記載の口部医療器 械。

のに適するテーパ状の差し込み口（１７）を更に含むことを特徴とする請求項１ 又は２に記載の口部医療器械。

５、　前記差し込み口が器械全体に対して側稜部に向けられる請求項４に記載の 口部医療器械。

６、くびれた管（７）と、前記管の前端にある周辺フランジ（９）と、末端の閉 鎖されたトラバースディストリビュータ管（１３）、使用において、保護器を装 着する患者の鼻孔のほぼ下で止まる開放端を有する２本の上向きの分岐管（１４ ）、前記トラバース管から前記管の穴に後方に延びる少なくとも更に１本の開放 端を有する分岐管（１５）を画定する前記フランジの前面と一体化したマニホル ド（１２）と、ガス供給管（６）を前記ディストリビュータ管に接続するための 手段と、を含む内視鏡検査の口部保護器（５）である請求項１に記載の口部医療 器械。

７、　ガス供給管を接続する前記手段が、ガス供給管の穴に入れるのに適する前 記ディストリビュータ管の延長であるテーバ状の差し込み口（１７）を含む、請 求項６に記載の口部医療器械。

８、　前記ボディがグエーデルエアウエイである、請求項１から５の内のいずれ が１つに記載の口部医療器械。

国際調査報告 １Ｖ、　［ｌ　０ＢＳＥＲＶＡＴ’１ＣＮＳ　ｍ　６ＡＤＩ　Ｃ！ａｓ　ＷＥＲ Ｅ　Ｋｆａ　葛誠為［１１２Ｉ　ｌ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．患者の口に挿入するのに適し、次に患者の口腔に器械を介して延びる通路を 画定する環状又は管状のボディ（５）を有する種類の口部医療器械であって、補 充ガス送出手段が、前記器械と一体化していると共に、ガス供給管に接続される のに適するインレットポート（６）と、少なくとも１つのアウトレット開口部で あって、使用において、そのアウトレット開口部から発生するガスが患者によっ て吸入される空気と共に入るように位置決めされるアウトレット開口部と、前記 インレットポートを前記アウトレット開口部又はそれらの各々に接続する管シス テム（１２、１３、１４、１５）と、を含むことを特徴とする口部医療器械。
2. ２．複数の前記アウトレット開口部があり、少なくともその内の１つが前記通路 内にあり、その内の２つがそれぞれ患者の鼻孔のほぼ下又は鼻孔内にあることを 特徴とする請求項１に記載の口部医療器械。
3. ３．前記ボディが患者の唇の上にあるのに適する前面の周辺フランジ（９）を有 し、更に前記管システムがフランジの前面と一体化したマニホルド（１２）によ って部分的に画定されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の口部医療器 械。
4. ４．前記インレットポートがガス供給管の穴に入れるのに適するテーパ状の差し 込み口（１７）を更に含むことを特徴とする、請求項１又は２に記載の口部医療 器械。
5. ５．前記差し込み口が器械全体に対して側後部に向けられる請求項４に記載の口 部医療器械。
6. ６．くびれた管（７）と、前記管の前端にある周辺フランジ（９）と、末端の閉 鎖されたトラバースディストリビュータ管（１３）、使用において、保護器を装 着する患者の鼻孔のほぼ下で止まる開放端を有する２本の上向きの分岐管（１４ ）、前記トラバース管から前記管の穴に後方に延びる少なくとも更に１本の開放 端を有する分岐管（１５）を画定する前記フランジの前面と一体化したマニホル ド（１２）と、ガス供給管（６）を前記ディストリビュータ管に接続するための 手段と、を含む内視鏡検査の口部保護器（５）。
7. ７．ガス供給管を接続する前記手段が、ガス供給管の穴に入れるのに適する前記 ディストリビュータ管の延長であるテーパ状の差し込み口（１７）を含む、請求 項６に記載の内視鏡検査の口部保護器。
8. ８．前記ボディがグエーデルエアウェイである、請求項１から５の内のいずれか １つに記載の口部医療器械。