JPH05501487A - 輝度信号成分へクロミナンス信号成分を時間的に整合させる方法及び回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 遅延を生じさせる方法および該方法を実施する回路本発明は、請求項１の上位概 念記載の遅延を生じさせる方法、ならびに該方法を実施するための、請求項８の 上位概念記載の回路に関する。

信号処理の際、フィルタにより所定の大きさの遅延量が生ぜしめられる。この種 のフィルタにテレビジョン信号の１つの成分だけが、例えば輝度あるいはクロミ ナンスだけが加えられる場合、双方の成分間の相対的な位相関係を一定に保持す る目的で、その他の信号成分を遅延させる必要がある。この種の位相補償の実例 は、例えばクロミナンスデコーダを用いたクロミナンス復号化により生じる遅延 を補償する、テレビジョン装置の輝度遅延回路により知られている。

例えば垂直方向フィルタを用いる際、必要とされる遅延量は１本または複数本の 走査線となる。走査線を遅延させるためのコンポーネントにより、回路複雑性な らびに装置のコストが高まる。

したがって本発明の課題は、遅延を達成させる方法および回路を提供することに ある。

この課題は、請求項１の上位概念に記載の本発明による方法において、請求項１ の特徴部分に記載の方法により解決される。本発明による回路は、請求項８に記 載されている０本発明の有利な実施形態は、請求項２〜７および請求項９および 以降の説明、ならびに図面に示されている。

本発明によれば、Ｐ３７３３０１２に記載されているような行列のマトリクスメ モリ構造を備えたビデオメモリ、ならびにこのメモリの書き込み用および／また は読み出し用の行および／または列のためのアドレスカウンタが、以下のように 使用される。即ち、第１の信号成分を読み出すために第１の値を有する第１のラ イン（走査線）の内容が用いられるようにし、さらに第２の信号成分を読み出す ために、第１の値よりも高められた第２の値を有する第２の走査線の内容が用い られる。このような遅延方法を、有利には以下のようにしてフィルタと組み合わ せることができる。即ち、濾波されるべき信号の遅延を補償するために、この信 号を、濾波しなくてよい信号に対して遅延量だけ早めにメモリから読み出す。

次に、図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図には走査線アドレスカウンタが、第２図にはタイムチャートが、第３図に は画像メモリ構成が、第４図には垂直方向フィルタのブロック図がそれぞれ示さ れている。

本来の画像の再現には輝度とクロミナンスに対して等しい解像度を必要としない ことは数年来知られている。この原理に関する最初の記載は、カラー画像を伝送 するためのＳＥＣＡＭ規格の定義においてなされた。

同じ原理は、画像メモリの所要メモリを低減する目的で、付加的な表示の可能性 を有するディジタルテレビジョン構想において用いられる。この場合、各ライン ごとの１つの色成分ＶまたはＵだけが交番的に記憶される。

それでもやはり、再生画面上での画像の再現には、各走査線内の成分Ｕ、Ｖおよ びＹを同時に必要とする。

これは今日、ＳＥＣＡＭにおいて行われているように、先行の走査線の色成分を 反復することにより達成することができる。この形式の再生では、個々の物体の 輪郭が障害を有する恐れがある。

改善された再生は、垂直方向補間フィルタを用いてドロップアウトした走査線を 隣接する２本の走査線から除去された走査線を補間することにより達成すること ができる。この種のフィルタは、例えば次式のように書くことができる。

Ｖｏ／ＶＩ−０，２５＋０．５ｚ−’＋０．２５ｚ−２この場合、Ｚ’＝ｅ′？ であり、Ｔ−ＬＨである。

このフィルタにより、クロミナンス信号のＬＨの遅延が生じる。

この形式の垂直方向補間フィルタを使用する場合、クロミナンスフィルタにより 引き起こされた遅延を補償する目的で、輝度信号用に、付加的な遅延された走査 線を用いる必要がある。

本発明によれば輝度のための遅延回路は、Ｐ３７３３０１２に記載されているよ うなビデオメモリを垂直補間フィルタと組み合わせることにより省略される。

Ｐ３７３３０１２に記載されている行列カウンタに加えて、第１図による付加的 な走査線アドレスカウンタ１０が上記のメ上りに配属される。遅延を補償するた めにこの走査線アドレスカウンタの計数状態は、第４図に示されているような後 置接続された垂直方向フィルタにより、１２サンプリング値から成るブロックに 基づいて増加または低減される。

本発明によればこの走査線アドレスカウンタ１０は、ｊ［２ａ図〜第２ｃ図に示 されているようにして、２つの隣り合う走査線のブロックを読み出すために用い られる。

本発明の別の実施形態では、１つの走査線アドレスカウンタ１０ではなく、それ ぞれ異なる計数状態を有する２つの可逆カウンタを用いることができる。

第２ａ図には、１つの画像信号を走査線ごとに記憶している走査線ｎが示されて おり、これは複数のブロック区間に分割されている。第２ｂ図には、同じメモリ 構成を有する隣接する走査線ｎ＋１が示されている。

走査線ｎ、ｎ＋１のブロックは、走査線アドレスカウンタ１０により読み出し可 能である。この走査線アドレスカウンタｌＯは、連続的に上昇するアドレスＸ− １、ｘ、ｘ＋　１．、、、、、ｘ＋ｔｎを走査線ｎ、ｎ＋ｌの特表千５−５０１ ４８７　（３） ブロックに割り当てる。

第２ｃ図には、走査線アドレスカウンタ１０の出力信号が示されている。ブロッ クｘ　−１のために、走査線ｎ＋１のブロックが用いられる。次に走査線アドレ スカウンタ１０の出力信号が低減される。そしてブロックＸのためには走査線ｎ のブロックが用いられる。

走査線カウンタ１０の出力信号の交番的な増加および低減により、隣り合う走査 線ｎ、ｎ＋１の連続するブロックがビデオメモリから読み出される。その際、走 査線ｎ＋１のブロックは第４図による垂直方向補間フィルタへ供給されるのに対 し、走査線ｎのブロックは直接、後続の処理回路へ供給される。

第３ａ図および第３ｂ図には、走査線ｎ、ｎ＋１のための画像メモリの構成が示 されている。走査線は、例えばブロックごとに１２のサンプリング値を有する複 数のブロックに分割されている。輝度信号Ｙのブロックは、３ブロツクごとに輝 度信号Ｃのブロックと置き換えられる。

第３Ｃ図には、画像メモリから読み出された出力信号が示されている。輝度信号 Ｙのブロックは走査線ｎからのものであるのに対し、クロミナンス信号Ｃのブロ ックは走査線ｎ＋１からのものである。

第３ｄ図には、ビデオメモリの走査線のメモリ内容に関連づけられた、走査線ア ドレスカウンタ１０の出力信号が示されている。走査線の内容に依存してこの走 査線アドレスカウンタ１０は、輝度信号内容からクロミナンス信号内容へ変化す るときには計数値が高められ、逆の場合には低減される。

第３ｅ図には、第４図によるデマルチプレクサ１１の制御信号ＤＤＤが示されて いる。

第４図には垂直方向補間フィルタのブロック図が示されている。このデマルチプ レクサ１１はメモリの輝度信号Ｙｎを、第４図による垂直補間フィルタを介さず に直接、後続の処理回路へ供給する。走査線ｎ＋１のクロミナンス信号Ｃ０１は 、第１の遅延素子１２へも加算回路１５へも導かれる。第１の遅延素子１２の出 力信号は、第２の遅延素子１４および補間回路１６へ導かれる。第２の遅延素子 １４の出力信号は加算回路１５へ導かれ、その出力信号もやはり補間回路１６へ 導かれる。この補間回路１６は２つの出力側Ｕｎ、Ｖｎを有しており、これらの 出力側において、以下のようなりロミナンス信号が後続の処理回路へ供給される 。

走査線ｎ：　Ｖｎ　＝　ＣＶ　＋ａ。＋＋　＋　Ｖ　＋ａ−１１ミー１１コ／ｌ ｎ　＋　１　：　Ｕｎ　＝　［Ｕｎ　＋Ｕ＋ａ、ｚ＋コ／２＋１　−１　＋１　 −１ 国際調査報告 −−−一一一一一一−５ＰＣＴ／ＥＰ９０１０１７７６国際調査報告 第・１頁の続き ０発　明　者　リュフレー、ジャンークロードフランス国　Ｆ−３５０００セッ ソソースヴイ一二ュ　ブルヴアールデゼルスール　３７

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．行列メモリ構造を有するメモリを、該メモリのメモリ内容の書き込み用およ び／または読み出し用の行および／または列のためのアドレスカウンタとともに 用いて、第１の信号成分に対して第２の信号成分の遅延を生じさせる方法におい て、 前記第１の信号成分（Ｙ）を読み出すために第１の値（ｎ）を有する第１の走査 線の内容を用いるようにし、さらに前記第２の信号成分（Ｃ）を読み出すために 、前記第１の値（ｎ）よりも高められた第２の値（ｎ＋１）を有する第２の走査 線の内容を用いるようにしたことを特徴とする、第１の信号成分に対して第２の 信号成分の遅延を生じさせる方法。
2. ２．前記第２の信号成分（Ｃ）は信号処理回路（第４図）へ導かれるようにした 、請求項１記載の方法。
3. ３．メモリを読み出すためのアドレス指定を、２つの可逆カウンタを用いて行な うようにした、請求項１記載の方法。
4. ４．メモリを読み出すためのアドレス指定を、１つのカウンタ（１０）を用いて 行なうようにし、該カウンタの計数状態を増加および減少できるようにした、請 求項１記載の方法。
5. ５．前記信号処理回路（第４図）は垂直方向補間フィルタである、請求項２記載 の方法。
6. ６．前記垂直方向補間フィルタの遅延は、前記第１の値（ｎ）と第２の値（ｎ＋ １）との差に相応するようにした、請求項５記載の方法。
7. ７．前記第１の信号成分（Ｙ）はテレビジョン信号の輝度信号成分であり、前記 第２の信号成分（Ｃ）はテレビジョン信号のクロミナンス信号成分である、請求 項１〜６のいずれか１項または複数項に記載の方法。
8. ８．請求項１〜７のいずれか１項または複数項に記載の方法を実施する回路にお いて、 メモリは第１の信号成分（Ｙ）と第２の信号成分（Ｃ）のデータを有するように し、 少なくとも１つのカウンタ（１０）を用いて該データが読み出されるようにし、 前記第２の信号成分（Ｃ）は、デマルチプレクサ（１１）によって第１の遅延回 路（１２）と加算回路（１５）へ導かれるようにし、 前記第１の遅延回路（１２）の出力信号は補間回路（１６）へ、さらに第２の遅 延回路（１４）を介して加算回路（１５）へ導かれるようにし、前記加算回路（ １５）の出力信号は補間回路（１６）へ導かれるようにし、 さらに前記補間回路（１６）の出力側において、色成分（Ｕｎ，Ｖｎ）に応じて 分解されたクロミナンス信号成分（Ｃ）が取り出されるようにしたことを特徴と する回路。
9. ９．前記補間回路（１６）は、走査線ｎに対しては式、Ｖｎ＝［Ｖ（ａ＋１）＋ Ｖ（ａ−１）］／２に応じて、 走査線ｎ＋１に対しては式、 Ｕｎ＝［Ｕｎ＋Ｕ（ａ＋２）］／２ に応じて、出力信号を供給するようにした、請求項８記載の方法。