JPH05500729A - 誘導加熱コイル - Google Patents

誘導加熱コイル

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JPH05500729A JP3510739A JP51073991A JPH05500729A JP H05500729 A JPH05500729 A JP H05500729A JP 3510739 A JP3510739 A JP 3510739A JP 51073991 A JP51073991 A JP 51073991A JP H05500729 A JPH05500729 A JP H05500729A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 誘導加熱コイル 本発明は、一般に電磁誘導加熱に関する。特に主として上昇した温度で変形され るべき平らな金属製品の移動する端部の加熱に応用される。この操作には圧延機 のロールの間に通すことにより平らにされ、及び/又は広げられたりする前に、 加熱され又は再加熱される必要のある鉄鋼産業の製品が含まれる。
この加熱は以下構成される装置によって典型的に供給される。即ち、 エアギャップを含んでいる磁気回路と、せるための搬送手段と、 該エアギャップに近接した前記磁気回路を囲繞するコイルと、 典型的にコンデンサのバッテリを備えておりかつ一般的に100 H!から10 0OH!の間、典型的には約250H!の作動周波数で共振する回路を構成する ために前記巻線に接続されている容量性システムと、 この作動周波数で共振回路に電流を送る発電機とである。
容量性システムの存在は、発電機によって供給された電流よりもかなり高い電流 がコイルを通過させるのを可能とする。従って発電機は、前記装置によって実際 に消費される有効電力のみを供給し、例えばこの量の10倍の「無効」電力は該 容量性システムによって供給される。
加熱されるべき製品は、しばしば高速度で移動しており、かつ広いギャップを提 供するのを必要とさせる不規則性を特徴とするかもしれない。さらに製品温度は 、しばしばコイル及びその近くの電子工学的備品を保護するために熱絶縁層がこ のギャップのいずれかの側に準備されなければならない類いのものである。結果 として磁気回路のエアギャップは大きくなければならず、これによりコイルの領 域内の磁束の高い漏れを生じる。この漏れ磁束の一部は製品を加熱するために無 益でありかつコイル導体へと電流を誘導して導体の相当な不要加熱を生じる。
不要加熱を減少させること、及び該装置のエネルギ効率を増加させること、即ち 加熱されるべき製品に誘導電流によって出された加熱電力に対する前記発電機に よって供給された有効電力の比率について以下のことが知られている。
即ち、 加熱コイルをできるだけコンパクトに作ることと、コイルの電気導体のために、 導体の電気抵抗率及び作動周波数を具備し、十分に細分割された形態を用いるこ と、即ち各導体の金属質量における誘導電流の発生を減少させるために導体に十 分に小さな横断面寸法を提供し、このため多重導体が、並列のグループに分けら れかつ一つのグループの全ての導体に共通の二つの端子に該多重導体が接合され ている該多重導体の二つの端部を除いたところで互いから絶縁されていることと 、 二つの導体と該グループの二つの該端子とを備えている閉ループ内を流れること もある誘導電流を減少させるために、同グループ内に導体を交差することと、使 用可能な高加熱電力がコンパクトコイルによって印加されることを可能とするた め、冷却回路を用いてコイルを強力に冷却することとである。
この理由から、一つの公知の加熱コイルは機能について以下説明されるようにこ のコイル及び本発明によるコイルに共通ないくつかの特徴を備えている。これら の共通な特徴は以下のように構成されている。即ち、強磁性コアと、 交流電流を受け取るように構成された二つの電気端子と、前記電気端子の間に並 列に接続されている電気導体のグループであって、前記グループが前記強磁性コ アの周りの巻線の形態を取っており、前記導体が該グループのそれぞれの導体に よって囲繞された種々の交流磁束をほぼ均等化すべく該グループ内に交差されて おり、さらに前記交差が該導体の交差領域内の該導体の交差変形によって達成さ れるグループと、 前記導体と熱接触している前記コアの周りの冷却パイプと、 前記冷却パイプ内の冷却液を循環させるための油圧継手とである。
米国特許第4176237号は液体金属のための誘導電気炉について記述してい る。この誘導電気炉はコイルの二つの電気端子の間に並列に接続されている導体 を備えた誘導加熱コイルを具備している。各該導体は、冷却チューブと、前記チ ューブの壁と熱接触しているストランド間で分かれている該導体によって搬送さ れた電流と、また不要電流ループの形成を減少させるため、その内部で導体及び ストランドを交差する特に顕著な変形が条件とされている強力変形領域を含んで いる該導体の長さ部分とを備えている。
この種の公知のコイルは、そのコンパクトさ、その経費、及びこれらの公知のコ イルがそれらの構成要素を成す加熱装置のエネルギ効率に関して、なお所望され るべき多くを残している。
本発明の一つの目的は、誘導加熱装置のエネルギ損失を減少させるコンパクトな 加熱コイルの単純な製造法を可能とすることにある。
本発明によれば、該コイルの各導体によって搬送された電流は、該導体が特に強 力な変形を受けている交差又はねじれ部分においてさえ、該導体の冷却チューブ と熱接触しているストランド間で分かれており、さらに該導体は該コイルの電気 端子の間の少なくとも一つの半回転ねじりを特徴としている。
本発明がいかにして実行されるかについては、一つの図以上に表されている場合 、同じ構成要素が同じ参照番号によって識別されている添付の線図に関してのみ 以下の非限定的な例によって記述されている。
図1は、二つのコイルを組み入れた本発明による端部加熱装置を示す図である。
図2は、前記装置の電気回路図である。
図3は、図1によるコイルの立面図の全体図である。
図4は、図3によるコイルの底面図である。
図5は、コイルの下部の部分的に切断された斜視図である。
図6は、平らに広げられた前記下部のコイルの一つのバーを示す図である。
図7は、該バーの導体の横断面図を示す図である。
図1では、端部加熱装置は圧延機の入口側の鉄及び鋼鉄ワークに用いられる。厚 い鋼板1の形態をとっている平らな製品は、矢印Vの端面図によって示されてい るごとく図面の平面に対して垂直な方向に搬送ローラ2上を移動する。
この製品は磁気回路4のエアギャップ3を高速度で通過し、この磁気回路の二つ の端部は二つの同一加熱コイル7及び8の強磁性コア5及び6を構成している。
前記コイルは絶縁層8人その他により熱から保護されている。
鋼板1が該磁気回路の一端に当たりかつ損傷を与えることもある突出欠陥を特徴 とする場合、磁気回路は、デバイス10がエアギャップ3のサイズを一時的に増 加させるのを可能とするため軸9の周りに蝶番で取り付けられている。
図2では、コイル7及び8が互いに直列に接続されており、発電機12の端子間 で容量性システム11と並列に接続されている。これは250 H+の作動周波 数で交流電流電圧を供給する。コイル7及び8並びに容量性システム11によっ て形成された共振回路はこの周波数に同調される。
コイル7の種々の有利な特性は図3〜図7に関して記述される。頂部、底部、上 、下、上方、下方等の言葉は、コイルが種々の加熱装置における重力の場に関し て有するかもしれない種々の向きとは無関係に、コイルの異なる部分の間を区別 するために純粋に用いられていると理解されるのが良い。
コイルは以下のように構成され、即ち、強磁性°材料から典型的に作られ、また コイル軸Aに沿って伸びているコア5と、 250 H!の作動周波数で交流電流を受け取る二つの電気端子20及び22と 、 前記二つの電気端子の間に並列に接続されておりかつコア5の周りで巻線された 電気導体のグループであって、該導体は、該グループの種々の導体によって囲ま れた種々の交流磁束をほぼ均等化すべく該グループ内に交差され、この実施例は 、「交差」の変形が前記導体の「交差」領域内の該導体の各々に適用されるのを 必要とする該グループとである。該導体を冷却するためにコイルはさらに以下の ように構成され、即ち、 前記導体各々の中へ組み込まれる冷却チューブTと、前記冷却パイプ内の冷却液 を循環させるための油圧継手24.26とを含む。
本発明によると、各チューブTは、少なくともその一部分が前記チューブの長手 方向に伸びている熱接触表面28を構成している外部表面を有している。この外 部表面は、作動周波数でこの材料へ誘導される電流を限定するほどの十分な電気 抵抗率、及びその横断面寸法を有している材料から作られている。
81〜B12の複数の電流搬送ストランドは、チューブTの長手方向に伸びてい る。これらストランドは、前記チューブの材料の電気抵抗率よりも低い電気抵− 抗率を有する導電性の材料から作られている。各ストランドが、該チューブの横 断面寸法よりも少なく、またより低い所定抵抗率を付与された場合は、作動周波 数で該ストランドへ誘導される電流を限定すべく選択された横断面寸法を有して いる。さらには該導体内で該ストランドの交差を達成するため、二つの電気端子 の間で前記チューブの周りで少なくとも一つの半回転を実行する。
いくつかのストランドは少なくともストランドBL B2、B3の第1層に属し ている。これらストランドは、電気的接触せずに熱接触を達成するように前記チ ューブの熱接触表面28に印加される。
電気絶縁手段30は、領域2TIのごとき前記交差領域においてさえも前記熱接 触表面と継続的な熱接触をしている該ストランドを維持するために十分に機械的 に強力であるところの接続手段30.32とともに、電気端子間でストランドを 少なくとも互いから絶縁させるために提供されている。
このため各導体C1その他は公知の種類の物質30を備え、該物質は、以下「内 部樹脂」として参照され、さらに電気的に絶縁体であり、機械的に強力でありか つチューブT及びストランドB1−B12に強力に接着するように選択されてい る。電気的に絶縁体でありかつ機械的に強力な帯状板32は、チューブTとスト ランド81〜812と内部樹脂30を備えているアセンブリを囲んでいる。この 帯状板はそれ自体、内部樹脂30とは異なることが可能な公知の種類の樹脂で含 浸されている。
チューブTは、該チューブの幅方向に伸びている二つの主表面28.36と、該 チューブの厚さの方向のこの幅より小さな二つの横表面38.40とを有する実 質的に矩形の平らなプロファイルを有している。二つの前記主表面の各々は、前 記熱接触表面の一つを構成している。第1層81〜B3内のストランドBl及び B2のごとき少なくとも二つのストランドは、該チューブTの二つの主表面の各 々と熱接触している。
これらのストランドは該チューブの幅方向に互いからオフセットしている。前記 導体CIその地導体の少なくとも一つのねじれは、該導体に特定のねじれ領域2 V1その他領域内で形成され、かつ該導体の長さ部分の限定された画分にわたっ て伸びている。このねじれは、二つの主表面28.36の各々が漸進的に他に代 わるように、チューブTの軸42の周りを回る該導体の半回転ねじりである。こ のようにストランド81〜B+2はこの導体内で交差されている。この例では、 チューブTは青銅から作られ、ストランド8l−B12は純銅から作られている 。
ストランドB1その他の各々は、前記チューブTの幅に平行な該ストランドの幅 方向に伸びている二つの主表面44.46を有する平らな実質的に矩形の断面を 有している。ストランドはまた、該ストランドの幅よりも小さくかつ該チューブ の厚みに平行な該ストランドの厚み方向に伸びている二つの横表面48.50を 有している。該ストランドのいくつかは、それぞれがチューブTの二つの主表面 28.36に適用されるストランド81〜B3及び87〜B9からなる二つの第 1層を構成している。他のストランドは、該チューブの前記二つの主表面と、前 記二つの第1層を介した二つの第2層との間の間接的熱接触を得るべき方法で、 該二つの第1層上に重畳された84〜B6及びBIO〜B+2からなる二つの前 記第2層を構成している。
前記の第1層及び第2層の各々は、二つ以上5つ以下の同じ数のストランドを備 えている。この数は図3〜図6に示されているように好ましくは3つに等しい。
各導体グループはバー52を構成し、導体01〜C5がその内部で前記コイル軸 Aに平行な軸方向連続性を形成する。
コイル7は、各々がコイル軸Aを囲んでいる二つの円形の端部分間で前記軸方向 に伸びている。これらの部分の一つは前記電気端子20.22を備えており、上 部分Z^を構成している。他は下部分2Bを構成している。この場合、垂直変位 の二つの可能な方向があり、即ち前記上部分から前記下部分への下向き方向及び 反対である上向き方向である。バー52は第1電気端子20から始動し、コイル 軸Aの周囲の前向き方向54及び下向き方向で回転する。こうして、バー52は 第1の直径を有する外部巻線56を形成する。この巻線内の第1導体CIは前記 バーの底部にある。第2導体C2は前記第1導体の上にあり、終りから2番目の 導体C4の上の該バーの頂部に位置している最後の導体C5まで同様である。こ のバーは、該第1導体C1がコイルの下部分2Bに到達するまで前記巻線内で回 転しかつ降下する。次いで第1導体は、該導体が同じバー52によって形成され る内部巻線58を接合させるべく、前記導体の交差領域zTl内の交差変形を受 ける。この内部巻線は、第1直径よりも小さな第2直径を有しており、バー52 は、前記前向き方向のコイル軸Aの周りを回転するにつれて巻線内部で上昇する 。
外部巻線内の第2導体C2は、コイルの下部分に順番に到達する。次いでこの第 2導体は、第1導体の交差領域から前記前向き方向に角度的にオフセットしてい るそれ自体の交差領域ZT2において同様の交差変形を受ける。この変形は、該 第2導体が第1導体CIの下を通過する時に、該第2導体を内部巻線58に接合 させ、最終導体C5がコイルの下部分2Bに到達するまで以下同様である。次い で最終導体C5は最後から2番目の導体C4の交差領域2T4から同じ方向に角 度的にオフセットしている交差領域2T5で同様の交差変形を受ける。この交差 変形は、該最終導体C5が前記の最後から2番目の導体の下を通過する時に該導 体C5を内部巻線に接合させる。この結果、第1導体C1はバー52の頂部で内 部巻線58内に位置しており、第2導体は該第1導体の下に位置しており、該バ ーの底部にある最終導体C5まで以下同様に位置している。最終導体C5は、該 巻線内でコイルの上部分2A内の第2電気端子22まで回転しかつ上昇する。
実施例によって記述されているコイル内には、バー内に5本の導体があり、チュ ーブ及び各導体のストランドの厚みは軸方向に方向付けられている。ねじれ領域 zVI〜ZV5は、軸Aの周りに規定角度の連続を形成するために交差領域2T l〜zT5に横に並んで配置されている。
本発明の一つの目的はこの種の誘導加熱コイルの製造方法である。この方法は以 下の公知の動作を備え、即ち、変形可能な電気導体C!〜C5から構成される一 つの導体グループ52の製造と、 変形可能な冷却パイプTの製造と、 強磁性コア5の製造と、 比較的適度な巻線変形の前記導体への印加を含んでいる、前記コアの周りの前記 導体グループの巻線と、前記導体を該グループ内で交差させ、また前記交差が、 前記巻線動作を伴いかつ前記導体に局部的に印加される相対的に顕著な交差変形 によって達成されることと、前記コアの周りに前記冷却パイプを巻くことと、電 気端子20.22を前記グループの導体端部に取り付けることと、 前記冷却パイプの端部に油圧継手24.26を取り付けることとからなる。
この方法は、一つの導体グループ52と冷却パイプとを製造する動作の組合わせ は以下の動作形態をとって実行されるという事実を特徴とし、 前記冷却パイプを構成しかつチューブの長手方向に伸びている熱接触表面28を 少なくともその一部が構成している外部表面を有しており、また所定の電気抵抗 率を有する材料から作られているチューブTの製造と、該チューブの横断面寸法 よりも小さな横断面寸法を有しており、該チューブ材料の電気抵抗率よりも低い 電気抵抗率を有する材料から作られている電流搬送用ストランド81〜B12の 形成と、 前記ストランド、相互間、又は該ストランドと該チューブとの間に電気接触を生 じることなく、該チューブと該ストランドとの間に継続的な熱接触を供給する接 続手段30.32による前記ストランドの前記チューブへの接続であって、これ によって一つの導体CI及びその他の導体が得られ、また該接続手段が、たとえ 前記交差変形が前記導体に付加される時でさえも前記熱接触の継続性を維持する ほどに十分に機械的に強力であるべく選択されている該接続とが含まれる。
FIG、3 要 約 本発明は誘導加熱コイルであって、冷却チューブ(T)がコイルの書く導体(C I)に内蔵されている。導体によって搬送される電流はストランド間に分岐され 、該ストランドは、導体が特徴付けされた変形を受ける交差又はねじれ領域であ っても該チューブとは熱接触が保持されている。
導体は、コイルの端子間において少なくとも一つの半回転を行なう。
本発明は、鉄鋼業において、運動中の平らな製品のエツジの加熱に特に適してい る。
選択図:図7 国際調査報告 国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.コイル7の二つの電気端子20、22の間に並列に接続されている導体を備 えている誘導加熱コイルであって、各該導体が冷却チューブTと、前記チューブ の壁と熱接触しているストランドB1...B12の間で分かれている該導体に よる電流搬送体と、望ましくない電流ループの形成を減少させるために導体及び ストランドが交差される特別に特徴付けされた変形がその内部に条件付けされて いる顕著に変形された領域ZT1、ZV1を備えている該導体の長さ部分とを備 えており、該チューブの壁に対して相対的でありかつ該導体の横断面で互いに対 して相対的である前記ストランドの相対的な位置が、前記の顕著に変形した領域 においてさえも該導体の全長にわたって実質的に不変であり、さらに該ストラン ド間での交差が、該導体のねじれ領域を構成する少なくとも一つの前記の特徴付 けされた変形領域における該導体の少なくとも一つの半回転のねじれの形態をと って達成されていることを特徴とする誘導加熱コイル。
  2. 2.上昇した温度で変形されるべき移動する平らな金属製品を加熱するための誘 導加熱コイルであって、交流電流を受け取るための二つの電気端子20、22と 、前記電気端子の間に並列に接続されている電気導体の一つのグループであって 、前記グループがコイル軸Aの周りの巻線の形態をとっており、かつ前記導体の 交差が該導体の交差領域を構成する前記の特徴付けされた変形領域における該導 体の交差変形によって該グループ内で達成されていることを特徴とする電気導体 の一つの該グループと、各前記導体に組み込まれており、かつ所与の電気抵抗率 を有する材料から作られているチューブの長手方向に伸びている熱接触表面28 を少なくともその一部が構成している外部表面を有している該冷却チューブTと 、前記チューブの長手方向に伸びておりかつ該チューブ材料の電気抵抗率よりも 低い電気抵抗率を有している導電性材料から作られている複数の電流搬送ストラ ンドB1〜B12であって、各前記ストランドが該チューブの横断面寸法よりも 小さな横断面寸法を有しており、かつ該ストランドが、前記導体内で交差される べく前記二つの電気端子間の該チューブの周りで少なくとも一つの半回転を実行 し、さらに該ストランドの少なくともいくつかがストランドB1、B2、B3の 第1層に属しており、また電気的接触を全く行わずに熱接触を達成するために該 チューブの前記熱接触表面に適用されていることを特徴とする複数電流搬送スト ランドと、前記電気端子の間で少なくとも互いから前記ストランドを絶縁するた めの電気絶縁手段30と、前記熱接触表面の近くで前記ストランドを保持するた めの接続手段30、32と、 前記冷却チューブ内の冷却液を循環させるための液圧継手24、26とを含み、 前記接続手段30、32が、前記特徴付けされた変形領域ZT1、ZV1内の前 記ストランドB1〜B12と前記チューブTとの相対的な位置を実質的に維持す るための十分な機械的強度を有していることを特徴とする請求の範囲1に記載の コイル。
  3. 3.各導体C1が、前記電気絶縁手段30と前記接続手段30、32との少なく とも一部を構成している内部樹脂30を含んでいることを特徴とする請求の範囲 2に記載のコイル。
  4. 4.前記接続手段30、32が、前記チューブTと前記ストランドB1〜B12 と前記内部樹脂30との結合体を囲続する機械的に強力かつ電気的に絶縁された 帯状板32をさらに備えていることを特徴とする請求の範囲3に記載のコイル。
  5. 5.前記チューブTが、実質的に平らな矩形断面と、該チューブの幅方向に伸び ておりかつ各々が熱接触表面を構成している二つの主表面28、36と、該チュ ーブの厚み方向に伸びている前記幅よりも小さな二つの横表面38、40とを有 しており、さらに前記第1層B1〜B3の少なくとも二つの前記ストランドB1 、B2が該チューブの前記の二つの主表面の各々と熱接触しており、かつ該チュ ーブの幅方向で互いに関してオフセットしていることを特徴とする請求の範囲2 に記載のコイル。
  6. 6.前記ストランドB1の各々が平らな実質的に矩形の断面と、前記チューブT の前記幅に平行な該ストランドの幅方向に伸びている二つの主表面44、46と を有しており、該ストランドがさらに該ストランドの該幅よりも小さくかつ該チ ューブの厚みに平行な該ストランドの厚み方向に伸びている二つの横表面48、 50を有しており、またいくつかの該ストランドが、該チューブTの前記の二つ の主表面28、36にそれぞれ適用されているストランドB1〜B3、B7〜B 9の二つの前記第1層を構成しており、その他の前記ストランドが、該チューブ の前記二つの主表面と前記の二つの第1層を介した二つの第2層との間で間接的 熱接触を得るために、前記の二つの第1層にそれぞれ重畳しているストランドB 4〜B6、B10〜B12の二つの該第2層を構成していることを特徴とする請 求の範囲5に記載のコイル。
  7. 7.第1層及び第2層の各々が、その数が二つ以上5つ以下の、好ましくは3つ に等しい同じ数のストランドを備えていることを特徴とする請求の範囲6に記載 のコイル。
  8. 8.各導体グループが、その内部で複数の前記導体C1〜C5が前記コイル軸A に平行な軸方向に連続性を形成するバー52を構成しており、さらに該コイル7 が、各々が前記コイル軸を囲繞している二つの円形の端部分間で前記軸方向に伸 びており、前記の一つの部分が前記電気端子25、26を備えておりかつ上部分 ZAを構成しており、前記の他の部分が下部分ZBを構成しており、二つの軸方 向が、前記上部分から前記下部分への下向き方向及び該下向き方向に反対である 上向き方向を構成しており、前記バー52が、第1電気端子20から始動しかつ 第1の直径を有する外部巻線56を形成するために前記コイル軸Aの周りの前向 き方向54及び下向き方向で回転し、この場合前記第1導体C1が前記パーの底 部の前記巻線内に位置しておりかつ第2導体C2が該第1導体の上に位置してお りかつ終りから2番目の導体C4の上の該バーの頂部にある最終導体C5まで同 様になっており、該バーは該第1導体C1がコイルの下部分ZBに到達するまで 前記巻線内で回転しかつ降下し、次いで該第1導体が、該パー52によって形成 されかつ前記第1直径よりも小さな第2直径を有している内部巻線58を接合さ せるべく該導体の前記交差領域ZT1内の交差変形を受け、それから前記内部巻 線内で上昇し、前記コイル軸の周りを回転する前記バー52が前向き方向であり 、外部巻線内の前記第2導体C2がコイルの前記下部分に到達し、次いで前記第 1導体の前記交差領域から前記前向き方向に毎度的にオフセットしている前記導 体の交差領域ZT2において交差変形を受け、かつ該交差変形が前記第1導体C 1の下に該第2導体を通過させることにより、該第2導体を前記内部巻線58に 接合させ、前記最終導体C5が該コイルの下部分ZBに到達するまで以下同様に 行われ、その場合、該最終導体が前記の最後から2番目の導体C4の交差領域Z T4から前記前向き方向に角度的にオフセットしている前記最終導体の交差領域 ZT5で交差変形を受けており、該交差変形が、前記バー52の頂部の前記内部 巻線58内に前記第1導体C1を位置させ、前記の最後から2番目の導体の下に 該最終導体C5を通過させることにより該最終導体を前記内部巻線に接合させ、 かつ前記第2導体C2を該第1導体の下に位置させ、該パーの底部に位置してい る該最終導体C5まで同様に行うとともに、該パーがコイルの前記上部分ZA内 の前記第2電気端子22へと該巻線内で回転しかつ上昇することを特徴とする請 求の範囲2に記載のコイル。
  9. 9.前記導体C1の前記ねじれ領域ZV1が該導体の交差領域ZT1に隣接して いることを特徴とする請求の範囲8に記載のコイル。
  10. 10.前記チューブTが実質的に平らな矩形断面と、該チューブの幅方向に伸び ておりかつ各々が一つの熱接触表面を構成している二つの主表面28、36と、 該チューブの厚みの方向に伸びているこの幅より小さな二つの横表面38、40 とを有しており、さらに第1層B1〜B3内の少なくとも二つの該ストランドB 1、B2が該チューブの前記の二つの主表面の各々と熱接触しており、かつ該チ ューブの幅方向に互いに関してオフセットしていることを特徴とする請求の範囲 8に記載のコイル。
  11. 11.誘導加熱コイルの製造方法であって、以下の動作、即ち、 チューブの長手方向に伸びており、少なくともその一部が熱接触表面28を構成 している外部表面を有しており、所定の電気抵抗率を有する材料から作られてい る冷却チューブTの製造と、 前記チューブの横断面寸法よりも小さな横断面寸法を有しており、該チューブの 材料の電気抵抗率よりも低い電気抵抗率を有する材料から作られている電流搬送 ストランドB1〜B12の形成と、 導体C1を構成するために、前記ストランド間、及び相互間又は該ストランドと 該チューブとの間に電気接触を生じることなく、該チューブと該ストランドとの 間に継続的な熱接触を供給する接続手段30、32によって該ストランドを該チ ューブに接続させることと、 複数の前記導体C1、C5から構成されている導体の一つのグループ52の製造 と、 前記導体が比較的適度な巻線の変形を受けるべく該導体をコイル式に巻くことと 、 前記導体を前記グループ内で交差し、かつ各導体内で前記ストランドを交差する ことと、また前記交差が前記巻線を伴うと共に、該導体に局部的に付加された相 対的に特徴付けられた変形によって達成されることと、電気端子20、22を導 体の該グループの端部に取り付けることと、 前記冷却パイプの端部に液圧継手24、26を取り付けることと、 前記導体内に前記ストランドB1〜B12を交差する前記動作が、少なくともそ の軸42の周りに一つの半回転だけ該導体Clをねじることによって達成され、 かつ前記接続手段が、前記の相対的に特徴付けされた変形が前記導体に付加され る時でさえも前記熱接触の継続性を維持するほどに十分な機械的強度を有してい ることとを特徴とする製造方法。
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