JPH05500614A - 顆粒球コロニー刺激因子レセプター - Google Patents

顆粒球コロニー刺激因子レセプター

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JPH05500614A JP2514514A JP51451490A JPH05500614A JP H05500614 A JPH05500614 A JP H05500614A JP 2514514 A JP2514514 A JP 2514514A JP 51451490 A JP51451490 A JP 51451490A JP H05500614 A JPH05500614 A JP H05500614A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 顆粒球コロニー刺激因子レセプター 発明の背景 本発明はサイトカイン(cytokine)レセプター、より詳細には顆粒球コ ロニー刺激因子レセプターに関するものである。
ヒト顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)は、顆粒球関連プロジェニター細胞 (幹細胞)の増殖および分化を促進する系統特異性の造血蛋白質である。ヒトG −C5Fは成熟した好中球の機能を活性化することも示されている。ヒトG−C 3Fに対するcDNA(ナガタ(Nagata)ら、Nature 319:4 15.1986)およびマウスG−C3Fに対するcDNA(ツチャ(Tsuc hiya)ら、PNAS 83,7633.1986)が単離され、G−C3F の構造解明および生物学的解明がさらに可能となった。
G−C3Fは、G−C3F反応性細胞の原形質膜上に発現する特異的G−C3F レセプター蛋白質に結合することにより、細胞に対するその生物作用を開始する 。G−CS FはG−C5Fレセプター(G−C5FR)に特異的に結合しつる ので、精製されたG−C3FR組成物はG−C3Fの診断アッセイに際して、ま た診断および療法に用いられるG−C3Fレセプター抗体を形成させる際に有用 であろう。さらに、精製されたG−C5Fレセプター組成物はG−CSFを結合 および封鎖する療法に直接用いることができ、これによりこのサイトカインの免 疫活性を調節する手段が提供される。G−C3FRの構造特性および生物学的特 性、ならびにG−C5Fその他のサイトカイン刺激に対する種々の細胞集団の反 応においてG−C3FRが果たす役割を調べるためには、またはG−C3FRを 療法、診断もしくはアッセイに効果的に使用するためには、精製されたG−CS FR組成物が必要である。しかしこれらの組成物は、組換えDNA法を用いてレ セプターをコードする遺伝子をクローニングし、発現させることによって実際的 な収率で得られるにすぎない。生化学的分析に用いるG−C8FR分子を精製し 、またはG−C8FRをコードする遺伝子をクローニングし、発現させる試みは 、適切なレセプター蛋白質またはmRNAの供給源が無いことによって妨げられ ている。本発明以前には高水準のG−CSFRを構成的かつ継続的に発現する細 胞系列は知られておらず、このため配列決定または直接発現クローニング用の遺 伝子ライブラリーの構成に用いるレセプターの精製が妨げられている。
発明の要約 本発明は哺乳動物顆粒球コロニー刺激因子レセプター(G−C3FR)をコード するDNA配列またはそのサブユニットを提供する。好ましくはこれらのDNA 配列は下記よりなる群から選ばれる: (a)天然G−C3FR遺伝子のコード 領域に由来するヌクレオチド配列を含むcDNAクローン; (b)適度にスト リンジェントな条件下で(a)のcDNAクローンにハイブリダイズすることが でき、生物活性G−C3FR分子をコードするDNA配列:ならびに(c)(a )および(b)に定めるDNA配列に対する遺伝子コードの結果としてディジェ ネレート(delzenerate)であり、生物活性G−CSFR分子をコー ドするDNA配列。本発明は上記に定めるDNA配列を含む組換え発現ベクター 、それらの組換え発現ベクターを用いて調製される組換えG−C3FR分子、お よびそれらの発現ベクターを用いる組換えG−C5FR分子の製法をも提供する 。
本発明は、単離または精製された、哺乳動物G−CSFRからなる蛋白質組成物 をも提供する。好ましいG−C8FR蛋白質は可溶性形態の天然レセプターであ る。
本発明は、上記方法により調製された有効量の可溶性の天然または組換えレセプ ター蛋白質を含む、療法、診断、G−C3FRのアッセイ、またはG−CSFR に対する抗体の形成に用いられる組成物をも提供する。本発明のこれらまたは他 の観点は後記の詳細な説明を参照することによって明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 図1は、ヒトG−C3FR蛋白質をコードする領域を含むcDNAクローンD− 7および25−1の制限地図を示す。
図2−5は、ヒト胎盤ライブラリーから単離されたクローンD−7のcDNA配 列、およびこのクローンの予想アミノ酸配列を表す。クローンD−7から予想さ れる膜結合−成熟蛋白質全長のコード領域は、アミノ酸1−759により定めら れる。成熟蛋白質の予想N−末端Gluをアミノ酸番号1と表示し、アンダーラ インを施した。604−629の推定−膜透過領域にもアンダーラインを施した 。
図6は、交互スプライシング整列の結果得られるクローン25−1の3′側ヌク レオチド配列および予想されるC−末端アミノ酸配列を表す。クローン25−1 のイントロン挿入配列の位置を図1のヌクレオチド2411の後に↓で示す。
イントロン−エクソン境界の位置を↓で示し、スプライス−ドナーおよびスプラ イス−アクセプター認識配列を四角で囲む。クローンD−7にも存在する配列に はアンダーラインを施した。
G−C3Fは、好中性顆粒球プロジェニター細胞の増殖および分化を誘導する発 育因子である。G−CSFの生物活性は“G−C3Fレセプター”または“G− C8FR″と呼ばれる特異的な細胞表面レセプターに結合することにより媒介さ れる。ここで用いるG−C5FRは、天然の哺乳動物G−C5FRアミノ酸配列 、たとえば図1に示すヒトG−C8FR配列、またはそれらのフラグメントと実 質的に類似するアミノ酸配列を含む蛋白質を意味し、それらは後記のようにG− C3F分子を結合することができ、または無傷のヒト原形質膜蛋白質と同様なそ れらの天然の形状において細胞へのG−C3F分子の結合により発生する生物シ グナルをトランスデユースすることができ、もしくは自然の(すなわち組換えに よらない)供給源からのG−C8FHに対して形成された抗−〇−C3FR抗体 と交叉反応することができるという点で、生物活性である。G−C8FRの個々 の形態には、図2−5(クローンD−7)のアミノ酸配列1−759、または図 2−5および6に示すクローン25−1によりコードされる蛋白質のアミノ酸配 列1−776に実質的に均等なポリペプチドが含まれる。“G−CS Fレセプ ター”または“G−C8FR”という語には後記の可溶性G−C3Fレセプター が含まれるが、それらに限定されない。この明細書全体を通して用いられる“成 熟“という語は、天然遺伝子の全長転写体中に存在すると思われるリーダー配列 を欠如する形態で発現される蛋白質を意味する。種々の生物学的に均等な蛋白質 およびアミノ酸の同族体を以下に詳述する。
成熟N−末端アミノ酸は、シグナル開裂部位を判定するためのバイン(Heij ne、G、)、Nucl、Ac1ds Res、14:4683 (1986) のアルゴリズムに基づけば、Glu’(図2−5にアンダーラインを施し、アミ ノ酸1と表示する)であると推定される。しかしSer”がN−末端Metから 21番目のアミノ酸であり、小型アミノ酸残基G1yがこれに先行することが観 察され、これら両者はシグナル開裂部位を同定するための基準として受け入れら れていることに基づけば、幾つかの要因はSer”が正しい成熟N−末端アミノ 酸であることを示唆する。成熟蛋白質の実際のN−末端アミノ酸は精製されたG −C8FR蛋白質を標準法により配列決定することにより確認しうる。従って上 記のものに均等なアミノ酸配列には、たとえば図2−5(クローンD−7)のア ミノ酸−3から759まで、または図2−5および6に示すクローン25−1に よりコードされる蛋白質のアミノ酸−3から776までが含まれる。
レセプター蛋白質はそれらの天然の形状において、リガンドに結合する細胞外領 域、該蛋白質を原形質膜の脂質二重層内に固定する疎水性の膜透過領域、ならび に細胞質蛋白質および/または化学物質と相互作用して細胞の一連の細胞質内化 学反応を介して生物シグナルをエフェクターへ伝達する細胞質領域または細胞内 領域を備えた、無傷のヒト原形質膜蛋白質として存在する。疎水性の膜透過領域 、およびこの膜透過領域の直後の細胞質領域の高度に帯電したアミノ酸配列は共 同作用して、原形質膜を越えるG−C3FRの輸送を停止する。本発明に関連し て用いられる“可溶性G−C3FR“または”5G−C3FR”は、天然G−C SFRの細胞外領域に相当するアミノ酸配列を含む蛋白質またはその実質的に均 等な同族体、たとえば図2−5のアミノ酸配列1−603に実質的に均等なアミ ノ酸配列を含むポリペプチドを意味する。均等な5G−CSFRには、1または 2以上の置換、欠失または付加により図2−5に示す配列と異なっており、G− C8Fを結合する能力を保持し、G−C3Fが細胞表面結合G−C5Fレセブタ ー蛋白質を介してシグナルをトランスデユースする能力を抑制するポリペプチド が含まれる。5G−C3FR蛋白質は膜透過領域を欠如するので、それらはそれ らが産生される宿主細胞から分泌される。均等な可溶性G−CSFRには、たと えば図2−5のアミノ酸配列−3から603までが含まれる。療法用配合物中に おいて投与した場合、5G−C3FR蛋白質は体内を循環して循環G−C3F分 子に結合し、G−C8Fと自然G−C3Fレセプターとの相互作用を防止し、G −C8F媒介による生物シグナル、たとえば免疫反応または炎症反応のトランス ダクションを抑制する。ポリペプチドがG−C8Fシグナルのトランスダクショ ンを抑制する能力は下記により測定しうる。すなわち細胞を組換えG−C3Fレ セプターDNAでトランスフェクトし、組換えレセプターを発現させる。次いで 細胞をG−C3Fと接触させ、生じた代謝効果を検査する。リガンドの作用に起 因する作用が生じた場合、その組換えレセプターはシグナルトランスデユース活 性をもつ。ポリペプチドがシグナルトランスデユース活性をもつか否かを判定す る方法の一例は、イゼルダ(Idzerda)ら、J、Exp、Med、I71 :861 (1990);カーチス(Curtis)ら、Pro。Natl、A cad、Sci、USA 86:3045 (1989):ブライベス(P r  ywe s)ら、EMBOJ、5:2179 (1,986);チョウ(Ch ou)ら、J、Biol。Chem、262 :1842 (1987)に示さ れる。あるいは内在性G−C8Fレセプターを発現し、G−CSFに対する検出 可能な生物反応を示す細胞系列の一次細胞を用いることもできる。
“実質的に類似する”G−C3FRには、そのアミノ酸配列または核酸配列が1 または2以上の置換、欠失または付加により基準配列と異なっており、その実際 の作用はG−C3FR蛋白質の生物活性を保持しているものが含まれる。あるい は下記の場合、核酸サブユニットおよび同族体はここに示す特異的DNA配列に “実質的に類似する” ;(a)そのDNA配列が天然の哺乳動物G−CSFR 遺伝子のコード領域に由来する: (b)そのDNA配列が適度にストリンジェ ントな条件下で(a)のDNA配列にハイブリダイズすることができ、かつ生物 活性G−C8FR分子をコードする。あるいはそのDNA配列が(a)または( b)に定めるDNA配列に対する遺伝子コードの結果としてディジェネレートで あり、かつ生物活性G−C3FR分子をコードする。実質的に類似する同族体蛋 白質は、対応する天然G−C3FRの配列に約30%以上類似する。これより低 度の類似性をもつが、匹敵する生物活性を備えた配列は均等物であるとみなされ る。より好ましくは、同族体蛋白質は対応する天然G−C3FRの配列に約80 %以上類似し、この場合それらは“実質的に等しい”と定義される。核酸配列の 定義に際して、実質的に類似するアミノ酸配列をコードしうる対象核酸配列はす べて、基準核酸配列に実質的に類似するとみなされる。類似率は、たとえばライ スコンシン大学ジェネティックス・コンピューター・グループ(UWGCG)か ら得られるGAPコンピュータープログラム、バージョン6.0を用いて配列情 報を比較することにより測定される。GAPプログラムは、ニードルマンおよび ブンシュ(Needleman、Wunsch)(J、Mo1.Biol、48 +443゜1970)のアラインメント法が、スミスおよびウォーターマン(S mith。
Waterman) (Adv、 Appl、 Math、2:482.198 1)により改良されたものを採用する。要約すると、GAPプログラムは類似す る整列した記号(すなわちヌクレオチドまたはアミノ酸)の数を2種類の配列の うち短い方の記号の総数で割ったものとして類似性を定義する。GAPプログラ ムに関する好ましいデフオールド(default)パラメーターには下記のも のが含まれる: (1)ヌクレオチドに関する単項(unary)比較マトリッ クス(恒等式については1の数値、非恒等式についてはOの数値を含む)、なら びにグリスコツおよびバーゲス(Gribskov、Burgess)、Nuc l、Ac1ds Res、14:6745,1986の重み付き比較マトリック ス、シュワルツおよびデイホフ(Schwartz、Dayhoff)編、At 1asof Protein 5equence and 5tructure 、ナショナル・バイオメディカル・リサーチ・ファウンデイション、p、353 −358゜1979に記載、(2)各ギャップにつき3.0のペナルティ−1お よび各ギャップの各記号につきさらに0.10のペナルティー:ならびに(3) エンドギャップについてはペナルティ−無し。
ここで用いる“組換え”は、蛋白質が組換え(たとえば微生物性または哺乳動物 性)発現系に由来することを意味する。“微生物性”とは、細菌または菌類(た とえば酵母)発現系において形成された組換え蛋白質を意味する。産生物として “組換え微生物性“は、本質的に天然の内在性物質を含まない微生物性発現系に おいて産生された蛋白質を定義する。大部分の細菌培養物、たとえば大腸菌(E 、Co11)において発現された蛋白質はグリカン(glycan)を含まない であろう。酵母において発現された蛋白質は、哺乳動物細胞において発現された ものと異なるグリコジル化パターンをもつ可能性がある。
本明細書全体においてG−C3Fレセプターの特性として用いられる“生物活性 ”とは、その分子が検出可能な量のG−C3Fを結合し、たとえばハイブリッド レセプター構造体の成分として細胞にG−C3F刺激を伝達し、または自然のく すなわち組換えによらない)供給源からのG−C3FRに対して形成さnた抗− G−C3FR抗体と交叉反応することができるのに十分な程度に、ここに開示す る本発明の形態とのアミノ酸配列類似性をもつことを意味する。好ましくは本発 明の範囲内の生物活性G−C8Fレセプターは、標準結合アッセイにおいてレセ プターnmo 1当たりO,lnmo1以上のG−C3F、極めて好ましくはレ セプターnmol当たりQ、5nmo1以上のG−C3Fを結合しつる(後記参 @)。
“DNA配列”は、純粋な、すなわち内在性物質を含まない形で、かつ標準的な 生化学的方法により、たとえばクローニングベクターを用いてその配列およびそ の成分ヌクレオチド配列を同定、操作および回収しうる量または濃度で、少なく とも1回は実質的に単離されたDNAに由来する、分離されたフラグメントの形 の、または比較的大きなりNA構造体の成分としてのDNAポリマーに関するも のである。これらの配列は真核細胞遺伝子に一般に存在する内在非翻訳配列、す なわちイントロンにより中断されないオープンリーディングフレームの形で供給 されることが好ましい。関連配列を含むゲノムDNAも使用しうる。非翻訳DN A配列がコード領域の操作または発現を妨げない場合、オーブンリーディングフ レームの5′側または3′側に存在してもよい。
“ヌクレオチド配列”は、デオキシリボヌクレオチドのヘテロポリマーに関する ものである。本発明により提供される蛋白質をコードするDNA配列をcDNA フラグメントおよび短いオリゴヌクレオチドリンカーから、または一連のオリゴ ヌクレオチドから組み立てて、組換え転写ユニットにおいて発現しうる合成遺伝 子を提供することができる。
“組換え発現ベクター”は、G−C3FRをコードする、下記アセンブリーより なる転写ユニットを含むDNAを増幅または発現するために用いられる複製可能 な構造体に関するものである: (1)遺伝子発現において調節の役割を果たす 1または2以上の遺伝要素、たとえばプロモーターまたはエン/’lンサー、( 2)mR,NA中へ転写されて蛋白質に翻訳される構造配列またはコード配列、 ならびに(3)適宜な転写および翻訳開始および終止配列。酵母の発現系に用い るための構造要素には、宿主により翻訳された蛋白質の細胞外分泌を可能にする リーダー配列が含まれることが好ましい。あるいはリーダーまたは輸送配列無し に組換え蛋白質が発現される場合、それはN−末端メチオニン残基を含んでもよ い。この残基は、発現した組換え蛋白質から所望によりのちに開裂して、最終産 物を与えることができる。
“組換え微生物性発現系“とは、適切な宿主微生物、たとえば大腸菌または酵母 、たとえば麦酒酵母(S、cerevisiae)の実質的に均一な単一培養物 であって、組換え転写ユニットを染色体DNA中へ安定に一体化しているか、ま たは組換え転写ユニットをレジデント(resident)プラスミドの成分と して保有するものを意味する。一般にこの系を構成する細胞は、単一祖先系形質 転換体の後代である。ここで定義する組換え発現系は、発現すべきDNA配列ま たは合成遺伝子に結合した調節要素を誘導した際に異種蛋白質を発現するであろ う。
本明細書に関連してG−CSFRまたは5G−CSFR蛋白質または蛋白質組成 物の純度を定義するために用いる“単離された”という語は、その蛋白質または 蛋白質組成物が他の天然または内在性蛋白質を実質的に含まず、かつ調製過程で の汚染蛋白質残渣の含量が質量で約1%以下であることを意味する。しかしこれ らの組成物は安定剤、キャリヤー、賦形剤または補助療法薬として添加される他 の蛋白質を含有しうる。G−C3FRまたは5G−C3FRは銀染色によりポリ アクリルアミドゲル中に単一蛋白質バンドとして検出しつる場合、単離されてい る。
G−C3FRをコードするcDNAの単離哺乳動物G−C5FRのコード配列は 、まずゲノムDNAまたはcDNAを用いて形成された組換えDNAライブラリ ーから、G−C3FRをコードするcDNA配列を単離することにより得られる 。cDNAライブラリーを構成するための好ましい方法は、哺乳動物G−C3F Rを発現する特定の細胞系列から得られるポリアデニル化mRNAを調製し、こ のポリアデニル化RNAを逆転写によりcDNAに変換することである。cDN Aライブラリーを構成するための特に好ましいmRNAの細胞源はヒト胎盤RN Aである。
cDNAライブラリーはG−C3FR配列を含み、これらはG−C3FRcDN Aとハイブリダイズしつる適宜な核酸プローブでライブラリーをスクリーニング することによって容易に同定することができる。これらのプローブはここに開示 するヌクレオチド配列から誘導しつる。あるいは合成オリゴヌクレオチドサブユ ニットのりゲーションによりG−C3FR蛋白質をコードするDNAを組み立て て、完全コード配列を提供することもできる。
本発明のG−C3FRをコードするcDNAは直接発現クローニング法により単 離された。詳細には、まずヒト胎盤組織から標準法により細胞質mRNAを単離 することによりcDNAライブラリーを構成した。ポリアデニル化mRNAを単 離し、これを用いて二本鎖cDNAを調製した。次いで精製したcDNAフラグ メントを後記実施例2に詳述したp s f CAVベクターDNA中ヘリケー トした。G−C3FRcDNAフラグメントを含むpsfCAVベクターを大腸 菌株DH5α中へ形質転換した。形質転換体を平板培養して平板光たり約800 コロニーを得た。得られたコロニーを採取し、各プールを用いて、本質的にはコ ス7:/ (Cosman)ら(Nature 312+768.1984)お よびルスマン(Luthman)ら(Nucl、Ac1d Res、11:12 95゜1983)の記載に従って、C09−7細胞中へのトランスフェクション に用いるプラスミドDNAを調製した。生物活性を示す細胞表面G−C8Fレセ プターを発現する形質転換体は、G−CSFRが125I−G−C5F (5X 10−1GM)を結合する能力をスクリーニングすることにより同定された。詳 細には、トランスフェクトしたC08−7細胞を+25I−G−C3F含有培地 と共にインキユベートシ、細胞を洗浄して、結合していない標識G−CS Fを 除去し、細胞単一層をX線フィルムと接触させてG−C3F結合濃度を検出した :シムズ(Sims)ら、5cience 241:585 (1988)に従 う。この方法で検出されたトランスフェクシントは相対的に明るいバックグラウ ンドに対して暗い部分として現れる。
トランスフエクタントプールのアッセイまでに約6000のDNAプールにおけ る約30,000のcDNAをスクリーンするために用いたこの方法により、G −C5F結合に関して陽性部分が示された。この陽性プールからの細菌の凍結ス トック培養して増殖させ、平板培養して個々のコロニーを形成させ、検出可能な G−CSF結合活性をもつ表面蛋白質の合成を行いつる単一クローンが同定され るまでこれらをスクリーンした。ヒトG−C5FRcDNAと他の哺乳動物種に 由来するcDNAとの種間ハイブリダイゼーションにより、他の哺乳動物種のc DNAライブラリーからさらにcDNAクローンを単離することができる。
ハイブリダイゼーションに用いるために、G−C3FRをコードするDNAを当 業者に周知の方法で検出可能な物質、たとえば蛍光基、放射性原子または化学ル ミネセント基により共有結合標識することができる。これらのプローブは特定の 状態のインビトロ診断にも使用しつる。
大部分の哺乳動物遺伝子と同様に、哺乳動物G−C3Fレセプターは多重エキソ ン遺伝子によりコードされると思われる。転写後の異なるmRNAスプライシン グ過程に関与することができ、かつ本発明によるcDNAと広範な同一性または 類似性をもつ交互mRNA構造体は、本発明の範囲に含まれるとみなされる。
蛋白質および同族体 本発明は前記に定める単離された組換え哺乳動物G−C3FRポリペプチドを提 供する。単離されたG−C3FRポリペプチドは他の天然または内在性汚染物質 を実質的に含まず、かつ調製過程での汚染蛋白質残渣の含量が質量で約1%以下 である。これらのポリペプチドは付随する天然のパターンのグリコジル化を場合 により伴わない。本発明の哺乳動物G−C3FRには、たとえば霊長類、ヒト、 げっ歯頚、イヌ科動物、ネコ科動物、ウシ科動物、ヒツジ、ウマおよびブタG− CSFRが含まれる。本発明の範囲に包含されるG−C3FR誘導体には、生物 活性を保持する一次蛋白質の種々の構造形態も含まれる。たとえばイオン化性の アミノ基およびカルボキシル基が存在するため、G−C3FR蛋白質は酸性塩も しくは塩基性塩の形であるか、または中性の形であってもよい。個々のアミノ酸 残基は酸化または還元により修飾されていてもよい。
−次アミノ酸構造体は他の化学物質部分、たとえばグリコジル基、脂質、ホスフ ェート、アセチル基などと共有性もしくは凝集性のコンジュゲートを形成するこ とにより、またはアミノ酸配列変異体を形成することにより、修飾されていても よい。共有結合誘導体は、特定の官能基をG−CSFRアミノ酸側鎖またはN− もしくはC−末端に結合させることにより製造される。本発明の範囲に包含され る他のG−C5FR誘導体には、G−C5FRまたはそのフラグメントと他の蛋 白質またはポリペプチドとの共有性もしくは凝集性のコンジュゲート、たとえば 組換え体培養においてN−末端またはC−末端融合物として合成されるものが含 まれる。たとえばコンジュゲートしたペプチドは、翻訳と同時または翻訳後に蛋 白質の移動をその合成部位から細胞膜または細胞壁の内側または外側にある機能 部位へ向ける、蛋白質N−末端領域のシグナル(またはリーダー)ポリペプチド 配列であってもよい(たとえば酵母α−因子リーダー)。G−C3FR蛋白質融 合物は、G−C5FRの精製または同定を容易にするために添加されるペプチド からなるものであってもよい(たとえばポリ−H1s)。G−C8Fレセプター のアミノ酸配列は、ペプチドAsp−Tyr−Lys−Asp−Asp−Asp −Asp−Lys (DYKDDDDK)に結合していてもよい(ホップ(H。
pp)ら、Bio/Technology 6:1204,1988)o後者の 配列は抗原性が高く、特異的モノクローナル抗体が可逆的に結合したエピトープ を提供し、発現した組換え蛋白質の迅速なアッセイおよび容易な精製を可能にす る。この配列もAsp−Lys対合の直後の残基においてウシ粘膜エンテロキナ ーゼにより特異的に開裂する。このペプチドによりキャップされた融合蛋白質は 大腸菌における細胞内分解に対しても耐性であろう。
G−CSFR誘導体は免疫原として、レセプターに基づくイムノアッセイにおけ る試薬として、またはG−C3Fその他の結合リガンドのアフィニティ精製法の 結合剤としても使用しうる。同様にG−C5FR誘導体は架橋剤、たとえばM− マレイミドベンゾイルスクシンイミドエステルおよびN−ヒドロキシスクシンイ ミドを用いて、システィンおよびリジン残基において得られる。G−C3FR蛋 白質は反応性側鎖基により種々の不溶性支持体、たとえばシアノゲンブロミド活 性化、ビスオキシラン活性化、カルボニルジイミダゾール活性化もしくはトシル 活性化アガロース構造体に共有結合することができ、またはポリオレフィン表面 に吸着する(グルタルアルデヒド架橋により、または架橋なしに)。支持体に結 合させると、G−CSFRを用いて抗G−C3FR抗体またはG−C3Fを選択 的に結合することができる(アッセイまたは精製のために)。
本発明は天然パターンのグリコジル化を伴うか、または伴わないG−CSFRを も包含する。酵母または哺乳動物発現系、たとえばC08−7細胞において発現 されたG−C3FRは、発現系に応じて分子量およびグリコジル化パターンが天 然分子と類似するか、またはわずかに異なる。細菌、たとえば大腸菌におけるG −C3FRDNAの発現によれば非グリコジル化分子が得られる。グリコジル化 部位が不活化された哺乳動物G−C8FRの機能性変異体同族体は、オリゴヌク レオチド合成およびリゲーションにより、または部位特異性の突然変異生成法に より形成しつる。これらの同族体蛋白質は酵母発現系を用いて均一な還元炭水化 物の形で良好な収率において形成しうる。真核細胞蛋白質のN−グリコジル化部 位はアミノ酸トリブレットAsn−A、−Zを特色とし、ここでA1はPr。
以外のいずれかのアミノ酸であり、ZはSerまたはThrである。この配列に おいてアスパラギンは炭水化物の共有結合のための側鎖アミノ基を提供する。こ の部位はAsnまたは残基Zを他のアミノ酸で置換することにより、Asnまた はZを欠失することにより、またはA1とZの間に非Z−アミノ酸を、もしくは AsnとA1の間にAsn以外のアミノ酸を挿入することにより、排除しうる。
G−C8FH誘導体はG−C3FRまたはそのサブユニットの突然変異によって も得られる。ここで述べるG−C3FR突然変異体はG−C8FRと同族のポリ ペプチドであるが、欠失、挿入または置換のため天然G−C3FRと異なるアミ ノ酸配列をもつものである。
G−C3FRの生物学的同族体は、たとえば残基もしくは配列を種々に置換する ことにより、または生物活性に不必要な末端もしくは内部残基もしくは配列を欠 失することにより構成しつる。たとえば脂肪族アミノ酸残基、たとえばIle、 Val、LeuもしくはAlaを相互に置換することができ、または極性アミノ 酸残基、たとえばLysとArg、GluとAsp、もしくはGluとAsnを 相互に置換することができる。復元に際して誤った分子内ジスルフィド結合が形 成されるのを防止するために、システィン残基を欠失させるか、または他のアミ ノ酸と置換することもできる。突然変異形成のための他の方法は、KEX2プロ テアーゼ活性が存在する酵母系における発現を増強するために隣接アミノ酸残基 の修飾を伴うものである。一般に置換は保守的に行うべきである:すなわち極め て好ましい置換アミノ酸は、置換される残基のものと類似する物理化学的特性を もつものである。同様に欠失または挿入法を適用する場合、生物活性に対する欠 失または挿入の潜在的影響を考慮すべきである。
G−C3FHのサブユニットは末端もしくは内部残基もしくは配列を欠失するこ とにより構成しうる。特に好ましいサブユニットには、細胞培地中へのレセプタ ーの分泌を容易にするためにG−C8FRの膜透過領域および細胞内ドメインを 欠失するか、または親水性残基で置換されたものが含まれる。得られた蛋白質は G−C5Fを結合する能力を保持した可溶性の、切断されたG−C8FH分子で ある。
同族体G−C3FRの発現のために構成されたヌクレオチド配列の突然変異体は 、もちろんコード配列のリーディングフレーム相を保守しなければならず、また ハイブリダイズしてレセプターmRNAの翻訳に不都合な影響を与えると思われ る二次的mRNA構造、たとえばループまたはヘアピンを生成する可能性のある 相補的領域を形成しないことが好ましい。突然変異部位は予測しつるが、突然変 異自体の性質を予測する必要はない。たとえば特定の部位における突然変異の最 適特性を選択するために、ターゲットコドンにおいてランダムな突然変異生成を 行い、発現したG−C3FR突然変異体を目的活性に関してスクリーンすること ができる。
G−CSFRをコードするヌクレオチド配列におけるすべての突然変異が最終産 物において発現されるわけではなく、たとえば発現を増強するために、主として 転写されたmRNAにおける二次的な構造ループを避けるために(欧州特許出願 公開第75..444号明細書、参考としてここに引用する)、または選ばれた 宿主によってより容易に翻訳されるコドン、たとえば大腸菌発現のための大腸菌 優先コドンを提供するために、ヌクレオチド置換を行うことができる。
突然変異は天然配列のフラグメントへのリゲーンヨンを可能にする制限部位によ りフランクされた突然変異配列を含むオリゴヌクレオチドを合成することにより 、特定の遺伝子座に導入することができる。リゲーションののち、得られた再構 成配列は目的とするアミノ酸の挿入、1換または欠失を含む同族体をコードする 。
あるいはオリゴヌクレオチド指向一部位特異性突然変異生成法を用いて、目的と する置換、欠失または挿入に従って変化した特定のコドンを含む、変化した遺伝 子を提供することもできる。上記の変化をなすための方法の一例は、ワルダー′  (Walder)ら(Gene 42:133.1986):バラエル(Ba uer)ら(Gene 37:73.1985);クレイク(Craik)(B ioTechniques、1985年1月、12−19)ニスミス(Smit h)ら(Genetic Engineering:Pr1nciples a ndMethods、プレナム・プレス、1981)に記載され:ならびに米国 特許第4.518.584および4.737.462号明細書に適切な方法が示 されており、これらをここに参考として引用する。
本発明は、哺乳動物、微生物、ウィルスまたは足止の遺伝子に由来する適切な転 写または翻訳調節要素にオペラブル結合した(operably 11nked )、哺乳動物G−C5FRをコードする合成もしくはcDNA由来のD N A フラグメントまたは生物学的に均等な同族体を含む、組換え発現ベクターを提供 する。これらの調節要素には後に詳述するように転写プロモーター、転写を調節 する任意のオペレーター配列、適切なmRNAリポソーム結合部位をコードする 配列、ならびに転写および翻訳の終結を制御する配列が含まれる。通常は複製原 点により与えられる、宿主における複製能、および形質転換体の認識を容易にす る選択遺伝子がさらに含まれていてもよい。DNA領域は、互いに機能的に関連 する場合はオペラブル結合している。たとえばシグナルペプチドに関するDNA (分泌リーダー)は、ポリペプチドの分泌に関与する前駆物質として発現する場 合、そのポリペプチドに対するDNAにオペラブル結合しており:プロモーター は、コード配列の転写を制御する場合、そのコード配列にオペラブル結合してお り、またはリポソーム結合部位は、コード配列が翻訳を可能にする位置にある場 合、そのコード配列にオペラブル結合している。一般にオペラブル結合とは、連 続的であること、および分泌リーダーの場合は連続的でありかつリーディングフ レーム内にあることを意味する。
微生物において発現すべき哺乳動物G−C8FレセプターをコードするDNA配 列は、DNAからmRNAへの転写を早期に終結する可能性のあるイントロンを 含まないことが好ましい、しかし転写の早期終結は、たとえばその結果有利なC −末端切断、たとえば細胞膜に結合しない可溶性レセプターを生成する膜透過領 域の欠失を含む突然変異体が生じる場合は望ましい。コード縮重のため、同一ア ミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列にはかなりの変動がある可能性がある 。他の形態には、適度にストリンジェントな条件下で(50℃、2XSSC)与 えられたcDNA配列にハイブリダイズしつる配列、および生物活性G−C8F レセプターポリペプチドをコードする配列にハイブリダイズまたはデインエネレ ートしつる他の配列が含まれる。
形質転換した宿主細胞は、組換えDNA法により構成されたG−C5FRベクタ ーで形質転換またはトランスフェクトされた細胞である。形質転換した宿主細胞 は、通常はG−C5FRを発現するが、G−C3FRDNAのクローニングまた は増幅のために形質転換された宿主細胞はG−C3FRを発現する必要はない。
発現した(、−C8FRは、選ばれたG−C5FR,DNAに応じて細胞膜に付 着するか、または培養上澄液中へ分泌されるであろう。哺乳動物G−C5FRの 発瑣に適した宿主細胞には、適宜なプロモーターの制御下にある原核細胞、酵母 またはより高等な真核細胞が含まれる。原核細胞には、グラム陰性またはグラム 陽性生物、たとえば大腸菌またはバチルスが含まれる。より高等な真核細胞には 、後記の哺乳動物由来の株細胞が含まれる。本発明のDNA構造体に由来するR NAを用いて哺乳動物G−C3FRを調製するために、無細胞翻訳系を用いるこ ともできる。細菌、菌類、酵母および哺乳動物細胞性宿主と共に用いるのに適し たクローニングおよび発現ベクターはパウェルズ(Pouwels)ら(Clo ning Vectors:A Laboratory Manual、エルゼ ビル、ニューヨーク、1985)に記載されており、その関連する記述をここに 参考として引用する。
原核細胞発現宿主は、著しい蛋白質分解およびジスルフィド処理を必要としない G−CSFRの発現に使用しつる。原核細胞発現ベクターは一般に1または2以 上の表現型の選択性マーカー、たとえば抗生物質耐性を付与するか、または独立 栄養要求性を供給する蛋白質をコードする遺伝子、および宿主内での増幅を保証 するために宿主により認識される複製原点を含む。形質転換に適した原核細胞に は、大腸菌、枯草菌(Bacillus 5ubtiljs)、ネズミチフス菌 (Salmonella typhimurium)、ならびにシュードモナス 属(Pseudomonas) 、ストレプトミセス属(Streptomyc es)およびスタフィロコッカス属(Staphylococcus)内の多様 な菌種が含まれるが、他を特に用いることもできる。
細菌用として有用な発現ベクターは、周知のクローニングベクターpBR322 (ATCC37017)の遺伝要素からなる市販のプラスミドに由来する選択性 マーカーおよび細菌性複製原点を含む。これら市販のベクターには、たとえばp KK223−3 (ファルマシア・ファイン・ケミカルズ、スウェーデン、ウプ サラ)およびpGEMl (プロメガ・バイオチク、米国ウィスコンシン州マデ ィソン)およびpCAv/NoT(ATCC受理No、68014)が含まれる 。
これらのpBR322“主鎖”セクションを適宜なプロモーターおよび発現すべ き構造配列と結合させる。大腸菌は一般に大腸菌種に由来するプラスミド、pB R322の誘導体を用いて形質転換される(ポリパル(Bolivar)ら、G ene 2:95.1977)、pBR322はアンピシリンおよびテトラサイ クリン耐性に対する遺伝子を含み、従って形質転換した細胞を同定するための簡 単な手段を提供する。
組換え微生物発現ベクターに一般に用いられるプロモーターには、β−ラクタマ ーゼ(ベニシリナーゼ)およびラクトースプロモーター系(チャン(Chang )ら、Nature 275:615,1978;およびゲラデル(Goedd eJ)ら、Nature 281:544,1979)、トリプトファン(tr p)プロモーター系(ゲラデル(Goeddel)ら、Nucl、Ac1dsR es、8:4057.1980および欧州特許出願公開第36,776号明細書 )およびtacプロモーター(マニアチス(Maniatis)、Mo1ecu lar Cloning:A Laboratory Manual、:7−ル ド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−、p、412.1982)が含まれる 。特に有用な細菌発現系は、ファージλPLプロモーターおよびc1857tS 温度不安定リプレッサーを用いる。λPLプロモーターの誘導体を取り込むアメ リカン・タイプ・カルチャー・コレクションから得られるプラスミドベクターに は、大腸菌株JMB9 (ATCC37092)のレジデントであるプラスミド pHUB2、および大腸菌RPI(ATCC53082)のレジデントであるプ ラスミドppPLc28が含まれる。
組換えG−C3FR蛋白質は、好ましくはサツカロミセスIjE(Saccha romyces)菌種からの酵母宿主、たとえば麦酒酵母菌においても発現しう る。
他の属の酵母、たとえばピチア属(Pichia)またはクルイベロミセス属( Kluyveromyces)の酵母も使用しうる。酵母ベクターは一般に2μ 酵母プラスミドからの複製原点または自己複製配列(AR3) 、プロモーター 、G−C3FRをコードするDNA、ポリアデニル化および転写終結のための配 列、ならびに選択遺伝子を含む。好ましくは酵母ベクターは複製原点、ならびに 酵母および大腸菌の双方を形質転換しつる選択性マーカー、たとえば大腸菌のア ンビンリン耐性遺伝子および麦酒酵母菌trpl遺伝子(トリプトファン中での 増殖能を欠如する突然変異酵母株に対する選択マーカーを提供する)、ならびに 下流の構造配列の転写を誘導するための高度に発現する酵母遺伝子に由来するプ ロモーターを含む。その際、宿主細胞酵母ゲノム中にtrpl障害があると、ト リプトファンの不在下で増殖させることにより形質転換を検出するために有効な 環境が提供される。
酵母ベクターにおける適切なプロモーター配列には、下記のものに対するプロモ ーターが含まれる:メタロチオネイン、3−ホスホグリセレートキナーゼ(ヒッ ツェマン(Hi tzeman)ら、J、Biol、Chem、255:207 3゜1980)または他の解糖酵素(ヘス(Hess)ら、J、Adv、Enz yme Reg、7:149,1968;およびホランド(Holland)ら 、Bfochem−17:4900,1978)、たとえばエノラーゼ、グリセ ルアルデヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ヘキソキナーゼ、ピルベー トデカルボキシラーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、グルコース−6−ホスフェー トイソメラーゼ、3−ホスホグリセレートムターゼ、ピルベートキナーゼ、トリ オースホスフェートイソメラーゼ、ホスホグルコースイソメラーゼおよびグルコ キナーゼ。酵母における発現に用いるのに適したベクターおよびプロモーターは さらにヒッツェマンらの欧州特許出願公開第73,657号明細書に記載される 。
好ましい酵母ベクターは、大腸菌における選択および複製のためのpBR322 からのDNA配列(Amp’遺伝子および複製原点)、ならびにグルコース抑制 性ADH2プロモーターおよびα−因子分泌リーダーを含む酵母DNA配列を用 いて組み立てることができる。ADH2プロモーターはルセル(Russell )ら(J、Biol、Chem、258:2674,1982)およびバイエル (Beier)ら(Nature 300ニア24,1982)により報告され ている。異種蛋白質の分泌を指令する酵母α−因子リーダーは、プロモーターと 発現すべき構造遺伝子との間に挿入することができる。たとえばクルシャン(K urjan)ら、Ce1l 30:933,1982;およびビター(Bitt er) ら、Pro、Natl、Acad、Sci、USA 81:5330゜ 1984を参照されたい。リーダー配列は、異種遺伝子へのリーダー配列の融合 を容易にするのに有用な制限部位1または2以上をその3′末端に含むべく修飾 することができる。
適切な酵母形質転換プロトコールは当業者に知られている:その方法の一例はヒ ネン(Hinnen)ら、Pro、Natl、Acad、Sci、USA 75 :1929.1978に記載されており、0.67%酵母窒素ベース、0,5% カザミノ酸、2%グルコース、10μg/mIアデニンおよび20μg/mlウ ラシルよりなる選択培地中でTrp“形質転換体を選択するものである。
ADH2プロモーターを含むベクターにより形質転換された宿主菌株を発現のた めに、80μg/mlアデニンおよび80μg/mlウラシルを補給した1%酵 母エキス、2%ペプトンおよび1%グルコースよりなる富化培地中で増殖させる ことができる。培地のグルコースが消費された時点でADH2プロモーターの抑 制解除が起こる。粗製の酵母上澄液を濾過により採取し、後続の精製の前に4℃ に保持する。
種々の哺乳動物または昆虫細胞培養系を用いて組換え蛋白質を発現させることが できる。昆虫細胞において異種蛋白質を産生ずるためのバキュロウィルス(Ba culovirus)系は、ラッコウおよびサマーズ(Luckow、Summ ers)、Bio/Technology 6:47 (1988)に解説され ている。適切な哺乳動物宿主細胞系列の例には、グルラマン(Gluzman) (Ce I 1 23 :175,1981)により記載されたモンキー腎細胞 のCO5−7系列、ならびにたとえばL細胞、C127,3T3、チャイニーズ ハムスター卵巣(CHO) 、HeLaおよびBHK細胞系列を含めた、適宜な ベクターを発現しつる他の細胞系列が含まれる。哺乳動物発現ベクターは非転写 要素、たとえば発現すべき遺伝子に結合した複製原点、適切なプロモーターおよ びエンハンサー、ならびに他の5′または3′側フランキング非転写配列、なら びに5′または3′側非翻訳配列、たとえば必要なリポソーム結合部位、ポリア デニル化部位、スプライスドナーおよびアクセプタ一部位、ならびに転写終結配 列を含みつる。
を椎動物細胞の形質転換に用いられる発現ベクター中の転写および翻訳制御配列 はウィルス源から供給されてもよい。たとえば一般的に用いられるプロモーター およびエンハンサ−はポリオーマ、アデノウィルス2、シミアンウィルス40( SV40)およびヒトサイトメガロウィルスに由来する。SV40ウィルスゲノ ムに由来するDNA配列、たとえばSV40原点、初期(e a r l y) および後期(late)プロモーター、エンハンサ−、スプライスならびにポリ アデニル化部位を用いて、異種DNA配列の発現に必要な他の遺伝要素を得るこ とができる。初期および後期プロモーターは共に、SV40ウィルス複製原点を も含むフラグメントとしてこのウィルスから容易に得られるので、特に有用であ る(ファイヤーズ(Fiers)ら、Nature 273:113,1978 )、これより小さいか、または大きいSV40フラグメントも、HindIII 部位からウィルス複製原点に位置するBglI部位へ向かりて伸びた約250b pの配列が含まれる限り使用しうる。さらに哺乳動物ゲノムG−C3FRプロモ ーター、制御および/またはシグナル配列も、これらの制御配列が選ばれた宿主 細胞と親和性である限り使用しうる。組換え哺乳動物G−C5Fレセプターを産 生ずるために哺乳動物の高発現ベクターを使用することに関する詳細は、さらに 後記実施例2に示される。ベクターはたとえばオカヤマおよびバーブ(Okay ama。
Berg)(Mo1.Ce11.Biol、3:280,1983)の記載に従 って構成しつる。
C127ネズミ乳房上皮細胞における哺乳動物レセプターcDNAの安定な高水 準発現に有用な系は実質的にコスマン(Cosman)ら(Mo1.Immun ol、23:935.1986)の記載に従って構成しつる。
G−C3FRDNAの発現に特に好ましい真核細胞ベクターは、後記実施例2に 示される。pCAV/NOTと呼ばれるこのベクターは哺乳動物の高発現べフタ −pDc201に由来し、SV40、アデノウィルス2およびヒトサイトメガロ ウィルスからの調節配列を含む。
精製された哺乳動物G−C3Fレセプターまたは同族体は、本発明のDNA組換 え翻訳産生物を発現するのに適した宿主/ベクター系を培養し、次いでそれらを 培地または細胞抽出物から精製することにより調製される。
たとえば組換え蛋白質を培地中へ分泌する系からの上澄液をまず、市販の蛋白質 濃縮フィルター、たとえばアミコンまたはミリポア・ベリコン限外濾過ユニット により濃縮することができる。濃縮工程ののち、濃縮物を適切な精製用マトリッ クスに付与することができる。たとえば適切なアフィニティマトリックスは、適 切な支持体に結合したG−C3Fまたはレクチンまたは抗体分子からなる。ある いはアニオン交換樹脂、たとえばペンダントジエチルアミノエチル(DEAE) 基を含むマトリックスまたは支持体を用いることができる。マトリックスは蛋白 質精製に一般に用いられるアクリルアミド、アガロース、デキストラン、セルロ ースまたは他の種類のものである。あるいはカチオン交換工程を採用しうる。適 切なカチオン交換体には、スルホプロピルまたはカルボキンメチル基を含む種々 の不溶性マトリックスが含まれる。スルホプロピル基が好ましい。
最後に、1または2以上の逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HPLC )工程(疎水性RP−HPLC媒質、たとえばメチルその他の脂肪族ペンダント 基を含むシリカゲルを使用)を用いて、G−C3FH組成物をさらに精製するこ とができる。以上の精製工程の若干またはすべてを多様に組み合わせて、均質な 組換え蛋白質を得ることができる。
細菌培養において産生された組換え蛋白質は、通常は細胞ベレットからの初期抽 出、次いで濃縮、塩析、水性イオン交換またはサイズエクスクル−ジョンクロマ トグラフィ一工程のうち1または2以上により単離される。最後に高性能液体ク ロマトグラフィー(HPLC)を最終精製工程に採用しつる。組換え哺乳動物G −C5FRの発現に用いた微生物細胞は凍結−融解の反復、ソニケーション、機 械的破壊、または細胞溶解剤の使用を含めたいずれか好都合な方法により破壊す ることができる。
哺乳動物G−C3FRを分泌蛋白質として発現する酵母の発酵により、精製が大 幅に簡略化される。大規模発酵により得られる分泌された組換え蛋白質は、ウル ダル(Urdal)ら(J、Chromatog、296:171.1984) により示されるものと同様な方法によって精製しうる。この参考文献は組換えヒ トGM−C3Fを調製用HPLCカラムで精製するための連続した2工程逆相H PLCを記載している。
組換え培養において合成されたヒトG−CSFRは、培養物からヒトG−C3F Rを回収するために採用した精製工程に応じた量および特性をもつ、蛋白質を含 めた非ヒト細胞成分が存在することを特色とする。これらの成分は通常は酵母、 原核細胞または非ヒト高等真核細胞に由来するものであり、1重量%以下程度の 無害な汚染量で存在する。さらに組換え細胞培養によって、普通はその起源とな る種、たとえば細胞、細胞浸出物または体液において自然界でG−C3FHに付 随する可能性のある蛋白質を含まないG−C3FRの産生が可能となる。
目的とする純度をもつG−C5FRを生理学的に許容しうるキャリヤーと混合す ることにより、投与用のG−C3FH組成物が調製される。これらのキャリヤー は用いられる用量および濃度において受容者に無毒なものである。通常はこれら の組成物の調製は、G−C5FRを緩衝剤、酸化防止剤、たとえばアスコルビン 酸、低分子量(約10残基以下)ポリペプチド、蛋白質、アミノ酸、炭水化物( グルコース、蔗糖またはデキストリンを含む)、キレート剤、たとえばEDTA 、グルタチオン、ならびに他の安定剤および賦形剤と混和することを伴う。
G−CSFR組成物はG−C5F媒介による免疫反応を弱めるために使用しつる 。これらの結果を達成するためには、療法上有効な量のG−CSFR組成物を薬 剤用キャリヤーまたは希釈剤と共に哺乳動物、好ましくはヒトに投与する。
以下の実施例は説明のために提示され、限定のためのものではない。
実施例 実施例1 結合アッセイ A、G−C5Fの放射性標識。 N−末端に親水性オクタペプチドを含む融合蛋 白質の形の組換えヒトG−C3Fを酵母において分泌蛋白質として発現させ、ア フィニティクロマトグラフィーにより精製した(ホップ(Hopp)ら、Bio /Technology 6:1204,1988の記載に従う)。蛋白質を市 販の固相試薬10DO−GEN (パース)により放射性標識した。この方法で は5μgのl0DO−GENを1010X75のガラス製試験管の底に装入し、 75μlの0.1Mリン酸ナトリウム(pH7,4)および20μI (2mC i)のNa125Iと共に4℃で20分間インキュベートした。次いでこの溶液 を45μ]、PBS中の5μg G−C3Fを入れた第2のガラス製試験管に移 した14℃、20分間。反応混合物を、2.5%(W/V)ウシ血清アルブミン (BSA)、0.2%(w/v)ナトリウムアジドおよび20mMへペス、pH 7,4(結合媒質)を含有するロスウェル・パーク・メモリアル・インスティチ ュート(RPMI)1640媒質で平衡化したベッド容量2mlのセファデック スG−25(シグマ)上でのゲル濾過により分画した。”5I−G−CSFの最 終プールを結合媒質中lXl0−’Mの作業原液に希釈し、検出しうる程度のレ セプター結合活性損失なしに4℃で最高1力月間保存した。比放射能は常にlX l0”Cpm/mmol G−C3Fである。放射性標識G−C3Fは下記によ りG−CSFレセプターのアッセイに用いられる。
B 膜結合アッセイ。 ヒト胎盤膜を、結合媒質中の12sI−G−C8F、0 ゜1%バシトラシン、0602%アプロチニンおよび0. 4%BSA (全容 量1゜2m1)と共に4℃で2時間インキュベートした。さらに100×モル過 剰の非標識G−CSFを含有する対照試験管を同様にインキュベートし、非特異 的結合を測定した。次いで反応混合物を15.OOOxgでミクロ遠心機により 5分間遠心分離した。上澄液を廃棄し、膜ペレットの表面を水冷した結合媒質で 慎重にすすぎ、放射能をガンマ線計数器により計数した。このアッセイ法により 、実施例2のCO8細胞上澄液中に存在するG−C3FRは約I X 109M −’のに、および約35kDaの分子量をもつと判定された。
C1固相結合アッセイ。 G−C3FRがなおG−C3F結合活性を保持するヒ ト細胞の界面活性剤抽出液からニトロセルロースに安定に吸着されうろことによ り、G−C5FRの検出手段が得られた。細胞抽出液は、1%トライトンX−1 00およびプロテアーゼ抑制剤カクテル(2mMフェニルメチルスルホニルフル オリド、10MMペプスタチン、10MMロイペプチン、2mM O−フェナン トロリンおよび2mM EGTA)を含有する2×容量のPBSと細胞ベレット を激しい渦式撹拌により混合することによって調製された。混合物を氷上で30 分間インキュベートしたのち、12.000×gで8℃において15分間遠心分 離し、核その他の残層を除去した。2μmアリコートの細胞抽出液を乾燥BA8 5/21ニトロセルロース膜(シュライヘル・アンド・シュル、ニューノ\ンブ シャー州キーン)に乗せ、乾燥させた。組織培養皿中の3% w/v BSAを 含有するトリス(0,05M)緩衝食塩液(0,15M)pH7,5、中で、膜 を30分間インキュベートし、非特異的結合部位をブロックした。次いで膜をP BS+3%BSA中の0.3μM ”I−G−C5Fで覆い、振盪しながら4℃ で2時間インキュベートした。この期間の終了した時点で、膜をPBS中で3回 洗浄し、コダックX−OmatARフィルムに一70℃で18時間乗せた。
このアッセイを行って、種々の細胞系列および組織源においてG−C8FRの存 在を検出した。
D、可溶性G−C3FRの結合アッセイ。 CO5−7細胞上澄液中に存在する 可溶性G−C3FRを、G−C8F依存性細胞系列、またはG−C3Fレセプタ ーを発現する他のいずれかのヒト細胞もしくは細胞系列、たとえばヒト胎盤細胞 への”1−G−C3F結合の抑制により測定した。トランスフェクションの3日 ti:CO3−7細胞から上ffi液を採取し、11濃縮り、、”I−(、−C 3Fと共に37℃で1時間、予備インキュベートした。適宜なG−CS Fレセ プター保有細胞を添加して最終容量150μmとなし、37℃でさらに30分間 インキュベートし、パーク(Pa、rk)ら、J、Biol、Chem、261 :4177 (1986)の記載に従ってアッセイおよび分析した。
実施例2 種々のヒト細胞系列および組織を、G−CSFHの発現に関して上記の実施例I Aの記載に従つて調製した!257標識G−C3Fに対するそれらの結合能に基 づいてスクリーニングすることにより、G−C9FRの組織源を選択した。ヒト 胎磐膜は妥当な数のレセプターを発現することが見出された。平衡結合試験が実 施例IBに従って行われ、この膜がレセプター〇、4pmol/蛋白質mgとい う高いアフィニティ部位(K、= 4 x 109M″1)による+251−G −C8Fの2相結合を呈することが示された。
ヒト胎盤組織から抽出した全R,NAより単離したポリアデニル化mRNAの逆 転写により、サイズ不定の(uns i zed)cDNAライブラリーを構成 した(オースベル(Ausubel)ら編、Current Protocol sin Mo1ecular Biology、Vol、1.1987)6組繊 細胞をグアニジニウムイソチオシアネート溶液中で溶解することにより採取し、 全RNAをマニアチス(Maniatis)、Mo1ecular Cloni ng:A Laboratory Manual (−1−ルド・スプリング・ ハーバ−・ラボラトリ−,1982)に記載の標準法により単離した。
ポリアデニル化RNAをオリゴdTセルロースクロマトグラフィーにより単離し 、ガブラーおよびホフvン(Gubler、Hoffman)、Gene 25 :263,1983のものと同様な方法で2重鎖cDNAを調製した。すなわち オリゴdTをプライマーとして用いて、逆転写酵素によりポリアデニル化RNA をRNA−cDNAハイブリッドに変換した。次いでRNAアーゼHをDNAポ リメラーゼIと共に用いて、このRNA−(、DNAハイブリッドを2重鎖cD NAに変換した。得られた2重鎖cDNAをT4 DNAポリメラーゼによりプ ラント末端となした。得られたプラント末端cDNAの5′末端に、ヘイマール (Ha yme r ] e)ら、Nuclear Ac1ds Re5ear ch、14:8615.1986の記載に従ってBglIIアダプターをリゲー トした。
リゲートしていないアダプターを68℃でゲル濾過クロマトグラフィーにより除 去したところ、cDNA上に24ヌクレオチドの非−自己相補性オーバーハング が残された。同じ方法を用いて哺乳動物発現ベクターp s f CAVの5′ 側BgIII末端を、cDNAに付加されたものに相補的な24ヌクレオチドオ ーバーハングに変換した。最適割合のアダプター付きベクターおよびcDNAを T4ポリヌクレオチドキナーゼの存在下でリゲートした。透析したリゲーション 混合物を大腸菌株DH5a中へエレクトロポレートしくelectropora te)、形質転換体をアンピシリン平板上で選択した。
得られたcDNAを真核細胞発現ベクターpsfCAV中ヘリゲートした。これ は、哺乳動物細胞中へトランスフェクトされた場合にその多重クローニング部位 に挿入されたcDNA配列を発現すべく設計されている。p s f CAVは pDC201(pMLSVの誘導体、先にコスーrン(Cosman)らにより 記載。
Nature 312ニア68,1984)、SV40およびサイトメガロウィ ルスDNAから組み立てられ、複製原点から転写方向へ順次下記よりなる= ( 1)SV40配列:複製原点、エンハンサ−配列、ならびに初期および後期プロ モーターを含むコオーディネート(coordinate)5171−5270 からのもの; (2)サイトメガロウィルス配列:プロモーター領域およびエン ハンサ−領域を含む(ベヒャルト(Boechart)ら(Ce l l 41  : 521゜1985)により公表された配列からのヌクレオチド671から +63まで);(3)アデノウィルス−2配列ニトリバータイトリーダー(tr ipartite 1eader、TPL)のモーター後期プロモーターおよび 第1エキソンに対する配列を含むコオーディネート5779−6079からのも の、TPLの第2エキソンおよび第3エキソンの一部ならびにXhoI、Kpn L Sma IおよびBgllに対する部位を含む多重クローニング部位(MC 3)を含むコオーディネート7101−7172および9634−9693から のもノ:(4)SV40配列:初期転写の多重ポリアデニル化および終止シグナ ルを含むコオーディネート4127−4100および2770−2533からの もの、(5)アデノウィルス配列:pDC201のウィルス付随RNA遺伝子V AIおよびVAIIのコオーディネート10532−11156からのもの;な らびに(6)pBR322配列:アンビシリン耐性遺伝子および複製原点を含む コオーディネート4363−2486および1094−375からのもの。
得られた5fCAV中のヒト胎ficDNAライブラリーを用いて大腸菌株DH 5αを形質転換し、組換え体を平板培養して、平板当たり約500−600コロ ニー、およびスクリーン当たり約30,000の総コロニーを供給するのに十分 な平板を得た。コロニーを各平板から掻き取り、プールし、各プールからプラス ミドDNAを調製した。次いでプールしたDNAを用い、ルスマン(Luthm an)ら、Nuc、Ac1ds Res、11:1295 (1983)および マツカッチャン(McCutchan)ら、J、Nat、Cancer In5 t。
41 :351 (1986)の記載に従って、DEAE−デキストランの使用 、続いてクロロキン処理により、サブコンフルエント(sub−conflue nt)層のモンキーCO5−7細胞をトランスフェクトした。次いで細胞を3日 間培養増殖させ、挿入配列を一過性発現させた。3日後に細胞培養上澄液を廃棄 し、各平板の細胞単一層をG−C3F結合につき下記によりアッセイした。1.  2X10−11Mの1251−標識フラグ(f 1 ag)−G−C5Fを含 有する結合媒質3mlを各平板に添加し、平板を4℃で120分間インキュベー トした。次いで媒質を廃棄し、各平板を低温の結合媒質(標識G−C8Fを含有 しない)で1回、低温のPBSで2回洗浄した。次いで各平板の縁を破壊して平 坦なディスクを残し、これを増強スクリーンを用いて一70℃で72時間、X線 フィルムと接触させた。
G−C3F活性は露光フィルム上に比較的均一なバックグラウンドに対して暗い スポットとして見えた。
この方法でライブラリーからの約30.000の組換え体をスクリーニングした のち、形質転換体の9プールがG−CS F結合点(binding foci )を備えていることが観察され、これらはバックグラウンド露光に対比して明瞭 に認められた。
次いで陽性プールからの細菌の凍結ストックを用いて、約60コロニーの平板を 得た。ニトロセルロースフィルター上にこれらの平板のレプリカを作成し、次い で平板を掻き取り、プラスミドDNAを調製し、前記に従ってトランスフェクト し、陽性平板を同定した。この平板のニトロセルロースレプリカより得た個々の コロニーからの細菌を0.2mlの培養液中で増殖させ、これを用いてプラスミ ドDNAを得た。次いでこのプラスミドDNAを前記に従ってCO5−7細胞中 へトランスフェクトした。この方法により、CoS細胞中でG−CS F発現を 誘導しつる単一クローンであるクローンD−7を単離した。発現ベクター9CA V/NOT (pDc302)中のこのG−C5FRcDNAクローンで形質転 換された細菌のグリセリンストックは、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレ クシヨン(米IEIMD20852.ロックフィル、パークローン・ドライブ1 2301)に受理番号68102において寄託されている。
G−C8FRをコードする他のcDNAクローンを同じ胎盤ライブラリーから単 離した。胎盤cDNAライブラリーからの組換え体を大腸菌株DH5α上にプレ ートし、アンピンリン平板上で形質転換体を選択した。形質転換はヒトG−C3 FRクローンD−7から調製された32p標識プローブを用いて高ストリンジェ ーンシー条件下で(63℃、0.2XSSC)プラクハイブリダイゼーション法 によりスクリーニングされた。ハイブリダイズするクローン(クローン25−1 )を単離した。これはヌクレオチド2411の後にイントロン挿入配列を含み、 図6のヌクレオチド2412−2832を付加し、その結果リーディングフレー ムが変化し、これに対応してアミノ酸配列が変化している点以外は、クローンD −7に等しい。クローン25−1の3′側ヌクレオチド配列および予想C−末端 アミノ酸配列を図6に示す。
実施例3 可溶性ヒトG−C3FRをコードするcDNAの構成可溶性ヒトG−C8FRを 、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により前記の哺乳動物発現ベクターpDc 302中ヘクローン化した。下記のプライマーを用いた: 3′末端プライマー 従ってPCT産生物は5′末端および3′末端にそれぞれAsp718およびB glll制限部位を含む。これらの制限部位はpDc302中へのクローン化に 用いられる。3′側配列は図2〜5に示した配列に対してアンチセンスである。
PCR反応のための鋳型は、G−CSFRを含む前記のクローン25−1である 。
次いでG−CSFRをコードするDNA配列を、実質的にイニス(I nn i  s)ら編、PCRProtocols:A Guide to Method sand Applications(アカデミツク・プレス、1990)に記 載のPCRにより増幅させた。次いで得られた増幅クローンを単離し、pDc3 02中ヘリゲートし、前記に従ってモンキーC08−7細胞において発現させた 。
実施例4 G−C3FRに対するモノクローナル抗体の調製精製した組換えG−C3FR, たとえばヒトG−C3FRの調製物、または高水準のG−CSFRを発現するト ランスフェクトしたCO8細胞を用いて、常法、たとえば米国特許第4.411 ..993号明細書に記載の方法によりG−C8FRに対するモノクローナル抗 体を形成した。これらの抗体はG−C3Fの毒作用その他の望ましくない作用を 改善する際にG−C8FレセプターへのG−C8Fの結合を阻害するのに、また はG−C3Fもしくは可溶性G−C3Fレセプターの診断もしくは研究用アッセ イの成分として有用であると思われる。
マウスを免疫処理するために、G−C3FR免疫原を完全フロインドアジュバン トに乳化し、10−100gの量でBa、lb/cマウスに皮下注射した。1〇 −12日後に、免疫処理した動物を不完全フロインドアジュバントに乳化した追 加免疫原によりブースター処理し、その後毎週または隔週の免疫処理計画により 定期的にブースター処理した。ドツトプロットアッセイ(抗体サンドイッチ)ま たはELISA (enzyme−] 1nked immunosorben tassay)により試験するために、血清試料を定期的に眼窩後部採血または 尾先端切除により採取した。他のアッセイ法も適している。適宜な抗体価が検出 されたのち、陽性動物に食塩液中の抗原を静脈内注射した。3−4日後に動物を 層殺し、肺細胞を採取し、ネズミ骨髄腫細胞系列NSIに融合させた。この方法 により形成されたハイブリドーマ細胞系列を多数のミクロタイタープレートのH AT選択培地(ヒポキサンチン、アミノプテリンおよびチミジン)に接種し、非 融合細胞、骨髄腫ハイブリッドおよび肺細胞ハイブリッドの増殖を抑制した。
こうして形成されたハイブリドーマクローンはG−C3FRとの反応性に関して 、たとえばエングバル(Engvall)ら、Immunochem、8:87 1 (1971)および米国特許第4,703.004号明細書に記載の方法を 適用して、ELISAによりスクリーンすることができる。次いで陽性クローン を同質遺伝子的(syngeneic)Balb/cマウスの腹腔に注射し、高 濃度の(>1mg/ml)抗G−C3FRモノクローナル抗体を含む腹水を得た 。
得られたモノクローナル抗体を硫酸アンモニウム沈殿、続いてゲルエクスクル− ジョンクロマトグラフィー、および/または黄色ブドウ球菌(、S t a p  h y I 。
coccus aureus)の蛋白質Aに対する抗体の結合に基づくアフィニ ティクロマトグラフィーにより精製することができる。
FIGLIRE 1 FXG、! AGT GTCCCA GACCCA GCT CACAGCAGCCTG G GCTCCTGG GTG CCCACA 2192Ser Val Pro  Asp Pro Ala Hls Ser Ser Leu Gly Ser  Trp Val Pro ThrATCACCMG CTCACA GTG C TG GAG GAG GAT GAA AAG MG CCG GTG CC C228811e Thr Lys Leu Thr Val Leu Glu  Glu Asp Glu Lys Lys Pro Val Pr。
TGG GAG TCCCAT AACAGCTCA GAG ACCTGT  GGCCTCCCCACT CTG GTC2336Trp Glu Ser  Hls Asn Ser Ser Glu Thr Cys Gly Leu  Pro Thr Leu Va1GCA TACTTT MG GACCAG  ATCATG CTCCAT CCA GCCCCA CCC)JT GGC2 4B0Ala Tyr Phe Lys Asp Gin 工le Met L eu )lis Pro Ala Pro Pro Asn G1■ GGTTTGCAAA 入λりりυ’JJ講A 2546国際調査報告 、 IIs、 PCT/[1390105434

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.生物活性哺乳動物G−CSFレセプター(G−CSFR)蛋白質をコードす る単離されたDNA配列。
  2. 2.下記よりなる群から選ばれる、請求の範囲第1項に記載のDNA配列:(a )天然哺乳動物G−CSFR遺伝子のコード領域に由来するヌクレオチド配列を 含むcDNAクローン; (b)適度にストリンジェントな条件下で(50℃、2×SSC)(a)のクロ ーンにハイブリダイズすることができ、生物活性G−CSFR分子をコードする DNA配列;および (c)(a)および(b)に定めるDNA配列に対する遺伝子コードの結果とし てディジェネレートであり、生物活性G−CSFR分子をコードするDNA配列 。
  3. 3.可溶性の生物活性哺乳動物G−CSFRをコードする、請求の範囲第1項に 記載の単離されたDNA配列。
  4. 4.請求の範囲第1項に記載のDNA配列を含む組換え発現ベクター。
  5. 5.請求の範囲第2項に記載のDNA配列を含む組換え発現ベクター。
  6. 6.請求の範囲第3項に記載のDNA配列を含む組換え発現ベクター。
  7. 7.請求の範囲第4項に記載のベクターを含む適切な宿主細胞を、発現を促進す る条件下で培養することを含む、哺乳動物G−CSFレセプターまたはその同族 体の製法。
  8. 8.精製された生物活性哺乳動物G−CSFレセプター組成物。
  9. 9.本質的にヒトG−CSFレセプターからなる、請求の範囲第8項に記載の精 製された生物活性哺乳動物G−CSFレセプター組成物。
  10. 10.有効量の請求の範囲第8項に記載の哺乳動物G−CSFレセプター蛋白質 組成物、および適切な希釈剤またはキャリヤーからなる、哺乳動物における免疫 反応または炎症反応を調節するための組成物。
  11. 11.有効量の請求の範囲第10項に記載の組成物を投与することよりなる、哺 乳動物における免疫反応の調節法。
  12. 12.請求の範囲第8項に記載の蛋白質組成物を使用することよりなる、G−C SFもしくはG−CSFレセプター分子またはそれらの相互作用を検出するため のアッセイ法。
  13. 13.哺乳動物G−CSFレセプターと免疫反応性である抗体。
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