JPH05500340A - 印刷及びエンボス加工された床カバーの製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷及びエンボス加工された床カバーの製造方法及び装置発明の背景 本発明は、床カバーとして用いるのに好適な印刷及びエンホス加工された材料、 及びそれを連続工程で製造する方法及び装置（こ関する。より詳細には、本発明 は、ベース層、印刷層、及び耐摩耗層を結合し、印刷に位置合わせしてエンボス 加工された多層材料に関する。

反転印刷された積層体は、カレンダ加工されたベース材料及びプレプリントされ たプラスチックフィルムの別々のシートを積層することによって作られていた。

最近まで、連続工程で＋ｔ　Ｅｆｌｌ　Ｉｌｌされた意匠（ｄｅｓｉｇｎｓ　） は、プレプリントされたプラスチ・ツクフィルム、積層体及びある場合にはベー ス材料中で所望の寸法を維持することが困難なためにランダムプリントに限られ てし）だ。プラスチックフィルムは、印刷されている時及びそれに続し）て乾燥 されている時に伸びる傾向がある。印刷されたフィルムは、トラ・ツブされた空 気及びしわを除去するために積層工程中に張力をカへ（する必要かあるのて、印 刷された意匠も積層工程中に歪む可能性力くある。

また、シルクスクリーン意匠のプレブリ刈・されたプラスチ・ツクシートを適当 なベース材料シートに積層することによって力・ノトタ・ｒルに位置合わせされ た意匠を有するタイルを）＜・ソチ工程で形成することかてきる。このタイルは 、次に手作業でシート力１らクリック（ｃｌｉｃｋ　）される。そのようなバッ チ工程はコストか高いので、意匠か位置合わせされた（ｉｎ−ｒｅｇｉｓｔｅｒ 　）印刷タイルは非常に高価になり利用が制限される。

タイルにエンボス加工して織ったような表面にしたいという要望によって別の複 雑さが加わる。エンボス工程は歪の別の原因にもなるので、そのような工程はア スベストやアスファルト含浸フェルトのような非可塑性の安定した下層と一体化 されたプラスチック表面層へのエンボス加工に限られる。

参照によってここに包含される米国特許第４３１２６８６号、第４６１２０７４ 号、及び第４７７３９５９号に記載されているように、印刷及び積層中に発生す る歪は、意匠を安定なベース、好適にはリリースペーパー（ｒｅｌｅａｓｅ　ｐ ａｐｅｒ　）上に印刷し、その後その印刷された意匠を押し出し成形機によって 連続的に作られた高温プラスチックウェブ上に転写することによって最小限にさ れる。印刷段において、プラスチックウェブは、ウェブを印刷、積層及びエンボ ス加工段を通して移動させるキャリアベルトに同時に接着される。キャリアベル トはこれらの工程の間ウェブを支持して歪を回避する。その後、応力解放された 高温プラスチックフィルムが印刷されたウェブに積層されて、保護耐久膜を形成 する。印刷された意匠と位置合わせしてエンボス加工するために、積層された製 品はエンボス加工時に位置合わせのために使用されるレジスターマークによって 最初に整列される。その結果、個々のタイルは印刷及びエンボス加工されたパタ ーンに位置合わせされて自動的に切断される。

米国特許第４３１２６８６号、第４６１２０７４号、及び第４７７３９５９号に 記載された方法は商業上は成功しているか、これらの方法を用いる製造ラインに は、まだ改善の余地かある。これらの方法を用いて連続製造ラインを操業する際 に遭遇するかもしれない一つの困難は、印刷された意匠をシート材料に転写する ときに発生する。上述のように、同時にシート材料はキャリアベルトに接着され る。シート・材料の印刷及び接着を同時に行うと、印刷段でバックカレンダリン グ（ｂａｃｋ−ｃａｌｅｎｄｅｒｉｎｇ）　、すなわちウェブ材料のパンチング アップ（ｂｕｎｃｈｉｎｇ　ｕｐ　）を発生することかあり、意匠のよごれ及び 伸長を引き起こすことになる。

発明の要約 我々は、エンボス加工された意匠がタイルに位置合わせされているタイルを連続 的に製造するのに好適な改善された方法を発明した。この改善された方法は、米 国特許第４３１２６８６号、及び第４６１２０７４号に記載された工程に大略従 うが、印刷段に先だってプラスチックウェブをキャリアベルトに接着する別の工 程を付加している。この方法に従うと、ホットプラスチック材料は、連続的に移 動する支持ベルトによって支持された連続する層すなわちウェブに成形される。

安定なベース、好適にはリリースペーパー、の上に印刷された意匠は、その後プ ラスチックウェブに転写される。次に、耐久層か印刷されたウェブ上に積層され 、この積層体は印刷された意匠の形をした隆起部分を有する通常の彫刻されたロ ールを用いてエンボス加工される。最終製品における歪は、プラスチックウェブ を最終製品と一体の部分ではないベルト上に接着して支持することによって、ま たそのベルトを操作してプラスチックウェブを制御することによって最小限にさ れる。

本発明に従うと、印刷工程中の歪は、印刷段に先だってプラスチックウェブをキ ャリアベルトに接着することによって最小限にされる。別の段でウェブを支持ベ ルトに接着することによって、印刷工程のロールをずっと低い圧力で作動させる ことが可能であり、それによって印刷段でのバックカレンダリング（ｂａｃｋ　 ｃａｌｅｎｄｅｒｉｎｇ）かなくなり、それに伴う印刷された意匠の歪か回避さ れる。

図面の簡単な説明 本発明の、これらの目的及び他の目的、特徴及び利点は、以下の本発明の好適実 施例の詳細な説明から容易に理解できるであろう。

第１図は、本発明の実施に当たって踏襲される主要な工程を図示したブロック図 、 第２Ａ図及び第２Ｂ図は、本発明の実施に使用される好適実施例装置の部分略図 、 第３図は、本発明の実施に使用されるベースウェブの断面図、第４図は、本発明 に従って印刷層か転写された後のベースウェブの断面図、 第５図は、印刷層上にビニルフィルムが積層された後のベースウェブの断面図、 第６図は、本発明の実施に使用されるエンボスロールの図、第７図は、第６図の エンボスロールによって印刷と位置合わせされてエンボス加工された後のベース ウェブ、印刷層及びビニルフィルムの断面図、並びに 第８図は、第６図のエンボスロールを用いて印刷と位置合わせしてエンボス加工 されたタイルの平面図である。

好適実施例の説明 第１図、第２Ａ図及び第２Ｂ図は、印刷の装飾層がその印刷と位置合わせされて エンボス加工された立体ビニルタイルを製造する本発明実施のための好適な方法 及び装置を示す。この方法及び装置の基本的な部分は、米国特許第４３１２６８ ６号、第４６１２０７４号、及び第４７７３９５９号に記載されたものに類似し ている。完成されたタイルの断面図及び平面図は、第７図及び第８図に示されて いる。

第１図に示されているように、そのようなタイルを作成する際の主要な工程は、 ビニルの連続ウェブを形成する工程、そのウェブをキャリアベルトに接着する工 程、印刷をウェブに転写する工程、印刷上に保護耐久層を積層して複合材を形成 する工程、印刷と位置合わせして複合材をエンボス加工する工程、及び印刷と位 置合わせしてタイルを切断する工程からなる。本発明に従うと、複合材は、ウェ ブがエンボスロール中に供給されるときウェブに適当な張力がかけられている間 に印刷に位置合わせされてエンボス加工される。好適には、エンボス加工された 積層体は切断の前に部分的にアニールされ、切断後のタイル上でさらにアニール される。ウェブ及び耐久層を接着、積層、及び予備アニールのための適当な温度 に昇温するのに赤外線加熱か用いられる。最終子ニールは、熱風オーブン中で行 われる。

この方法の後述する種々の工程を実行するための具体的な温度は、米国特許第４ ７７３９５９号の教示から、この技術に熟練したものにとっては明白であろう。

第１図の工程を実施するための具体的な装置が第２Ａ図及び第２Ｂ図に示されて いる。ビニル製の連続ベースウェブは、その原料をブレシダー２０中で混合し、 得られた混合物を連続ミキサー２２に供給することによって調整される。ミキサ ー２２からのホットプラスチックは、一対のロール３２．３４からなるカレンダ ３０に連続的に供給され、カレンダ３０は印刷層を受け入れるのに十分平滑な表 面を有する連続ホットプラスチックベースウェブ１０を形成する。この技術にお いて既知のように、ペースウェブエ０をカレンダロールから分離するためにドク ターナイフ（図示せず）を使用してもよい。カレンダロールを出るときのベース ウェブｌＯの一部の断面は第３図に示されている。この断面の厚みは、典型的に は約３０〜１２０ミル（０，７５〜３ｍｍ）の範囲にある。この断面の幅は、約 １４インチ（３５ｃｍ）である。しかしながら、本発明の実施に当たって別の寸 法を採用してもよい。

米国特許第４３１２６８６号に記載されているように、ホットプラスチックウェ ブ１０は、移動するキャリアベルト４０上に連続的に流れる。移動するキャリア ベルト４０は、ウェブか高温の時はウェブがベルトに接着するが、ウェブが低温 の時は剥離することかできるような材料で作られている。典型的には、そのよう なキャリアベルトは、シリコーンエラストマーを含浸したファイバーグラス織布 で作られている。キャリアベルト４ｏは、接着、印刷、積層及びエンボス段を通 してベースウェブ１ｏを移動させ、これらの工程の間ウェブを支持する。ベルト は、通常のラインシャフト４８によって駆動される駆動ロール４６で駆動される 。プラスチックウェブ及びその上に印刷された意匠を歪ませることを避けるため に、ウェブはキャリアベルトを調整することによって案内され、整列される。速 度センサー４４は、ホットプラスチックウェブがカレンダロール３２．３４を一 定速度で出るように、キャリアベルトの速度を制御するのに使用される。

ウェブは、カレンダ３０を離れるとき、ウェブがキャリアベルトに接着するのに 必要とされる温度に加熱される。第１の赤外線ヒーター５０はウェブ１０を直接 加熱する。第２の赤外線ヒーター５２はキャリアベルト４０を加熱し、キャリア ベルト４０は次にウエブエ０を加熱する。

次に、ウェブは接着ステーション６０に入り、そこでウェブ１０は印刷段に先だ ってキャリアベルト４０に接着される。上述のように、ベルト４０は、高温のと きにはウェブがベルトに接着するか、低温のときにはベルトから剥離できるよう な材料で作られている。

加熱されたウェブは、接着ロール６６．６７によって構成される第２のカレンダ にベルト４０とともに供給され、この第２のカレンダは、ウェブ１０及びベルト ４０が通過するとき、それらに約８０ｐｓｉの圧力を印加する。その結果、ウェ ブ１０は加圧され、キャリアベルト４０に接着される。本発明の実施に当たって 、我々は、ロール６６がウェブ１０に付着するのを防ぐためにロール６０を冷却 するのが有用であることを見出だした。

印刷段に先だってウェブをキャリアベルトに接着させることて、従来印刷段につ きものであったバックカレンダリングの問題か解消される。バックカレンダリン グは、一般にローラー間を厚いシート（ｈｅａｖｙ　ｇａｕｇｅｓ）が通過する ときに発生する。ウェブをキャリアベルトに接着することによって、ウェブの横 及び縦パンチング（ｂｕｎｃｈｉｎｇ）がなくなり、印刷段にある間にウェブか 歪むことはない。その結果、生産ラインスルーブツトが著しく増大し、生産品の 品質も改善される。

次に、ウェブはプレプリントされたリリースペーパー（ｒｅｌｅａｓｅｐａｐｅ ｒ）１８２からウェブ１ｏに印刷層を転写する転写印刷ステーション１８０に入 る。印刷層はあらゆる種類の意匠を形成することかできる。タイルの商業的大量 生産のためには、意匠は好適には、意匠がタイルの縁と整合するように意匠をタ イルの中心に配置してタイルを切断することができるようなものである。

転写印刷ステーション１８０は転写ロール１８６，１８８、供給ロール１８４、 ペーパーガイド１８３、ローラー１８５，１８９、剥離プレート１８７及び巻き 取りロール１９０からなる。プレプリントされたペーパーは、供給ロール１８４ から、ペーパーガイド１８３を通し、ローラー１８５上及び転写ロール１８６゜ １８８を通して供給される。その後、プレプリントされたペーパーは、ローラー １８９を通過して巻き取りロール１９０に到る前に、剥離プレート１８７の縁に 巻かれる。前段のロール６６．６７かすでにウェブを支持ベルトに接着させてい るので、印刷転写ロール１８６．１８８をそれと同等の圧力で作動させる必要は ない。そして、我々は、このロールか約２０ｐｓ　ｉの圧力で作動されたとき、 満足すべき転写印刷が達成されることを見出だした。

転写ロールによって及ぼされる圧力か比較的低いので、ロール１８６，１８７を 冷却する必要もない。

印刷されたペーパーの横方向の適切なアラインメントを保証するために、エツジ ガイドシステム（図示せず）か用いられる。さらに、プレプリントされたペーパ ーのロールの接合を許容するために、ロールはどきスタンド（ｕｎｗｉｎｄ　ｒ ｏｌｌ　５ｔａｎｄ　）　、接合テーブル及び印刷された意匠を位置合わせして 接合する時間を与える補償装置（ｃｏｍｐｅｎｓａｔｏｒ　）を含む従来の接合 装置（図示せず）を用いるのが好ましい。

リリースペーパーから印刷層を転写するために、ペーパー１８２は、プレプリン トされたペーパーをプラスチックウェブに整列させるペーパーガイド１８３を通 過する。説明のため、ペーパーガイド１８３はファイフエッジ（Ｆｉｆｅ　ｅｄ ｇｅ　）ガイドである。ペーパー１８２、ウェブｌＯ及びキャリアベルト４ｏは 、ロール１８６．１８８によって形成されたロール間隙（ｎｉｐ　）を通る。そ の後、ペーパーは、有利にはウェブ１０からのペーパー１８２の分離点に位置す る剥離プレート１８７によってウェブから分離される。巻き取りロール１９０は 、適当な張力制御装置を備えることができる。ベースウェブ１ｏ及び印刷層１２ を描いた印刷されたウェブの断面が第４図に示されている。ベースウェブ１ｏの 厚み０．７４〜３ｍｍに比較して印刷層の厚みは非常に小さい（０゜００２５〜 ０．０２５ｍｍ）ため、この断面図は実際の寸法に比例していない。

印刷されたウェブは、その後、キャリアベルト４ｏの下側を加熱する赤外線ヒー ター７２によって間接的に加熱される。ウェブは、次に積層ステーション８０に 供給され、そこでビニルフィルムのウェブ８２かウェブ１ｏの印刷された側に積 層されて保護耐久層を形成する。積層ステーション８０は、加熱された回転ドラ ム８３、上部高強度赤外線ヒーター９３、ウェブガイド８９、供給ロール８６、 並びにローラー８７．８８．９１及び９２からなる。加えて、このステーション は好ましくは、ロールはどきスタンド（ｕｎｗｉｎｄ　ｒｏｌｌ　５ｔａｎｄ） 　、高温接合装置、及びフィルムを接合する時間を与える補償装置からなる従来 の接合装置（図示せず）を含む。

ドラム８３は、フェアチャイルド・ヒラ−（Ｆａｉｒｃｈｉｌｄ　Ｈｉｌｌｅｒ ）によって製造されたスベコン（Ｓｐｅｃｏｎ）　（Ｒｅｚ、　Ｔ、Ｍ、　）速 度制御装置などの速度制御装置８５によってドラムに結合されているラインシャ フト４８によって駆動される。米国特許第４６１２０７４号、及び第４７７３９ ５９号に記載されているように、速度制御装置８５は、ドラムの速度をエンボス ロール及びバックアップロールの速度に対して調整する。

供給ロール８６は、前もって形成されたビニルフィルムからなる連続ウェブ８２ を供給する。典型的には、このビニルフィルムは厚みが３〜１２ミル（０，０７ ５〜０．３ｍｍ）である。

ウェブ８２は、ウェブ８２が印刷されたウェブと位置合わせされるようにウェブ ８２を横方向に移動させるウェブガイド８９を通過する。説明のため、ウェブガ イド８９は、ファイフエッジガイド（Ｆｉｆｅ　ｅｄｇｅ　ｇｕｉｄｅ　）であ る。ウェブ８２、印刷されたウェブ及びキャリアベルト４０は、回転ドラム８３ 及びローラー９１によって形成されたロール間隙を通る。そして、ウェブ８２は 、ドラム８３によって印刷されたウェブ上に押圧され積層される。

これらのウェブはキャリアベルトに４０接着し、ローラー９２の位置で回転ドラ ム８３から剥離し、キャリアベルト４ｏに載ってヒーター９３の下に進む。赤外 線ヒーター９３はビニルフィルムを、従って印刷されたウェブを加熱する。本発 明の好適実施例の実施に使用されるフィルムに対し、ウェブ８２の温度は赤外線 ヒーター９３によって上昇され、その結果、ビニルフィルムは応力解放され、印 刷層１２がウェブ８２及び１ｏの間に位置する複合材１６が形成される。印刷層 １２上のビニル耐久層８２を示す複合材１６の断面は、第５図に示されている。

キャリアベルトは、次にこの複合材をエンボスステーション１１０に移動させる 。このステーションは、エンボスロール１１２、ゴム製のバックアップロール１ １３、及び積層ウェブの横及び縦の位置決め手段からなる。第６図に示されてい るように、エンボスロール１１２は、ロールの他の領域１２３より隆起した領域 １２２を有する彫刻又はエツチングを施した鋼鉄製又は銅製のロールである。典 型的には、領域１２２と領域１２３の高さの差は平均約６〜１４ミル（ｏ、１５ 〜０．３５ｍｍ）である。好適には、領域１２２はベースウェブ上に転写印刷さ れた意匠の形をしている。エンボスロール及びバックアップロールはともに水冷 されている。

位置決め手段は、２個の光電セル１１５，１１６、速度制御手段１１７及び位置 決めロール１１８を含む。バックアップロール１１３は、その表面速度が駆動ロ ール４６の表面速度と同一になるようにラインシャフト４８によって直接駆動さ れている。エンボスロール１１２もラインシャフト４８によって駆動されている か、その速度は速度制御手段１１７によって制御されている。光電セルは、印刷 された意匠とともにウェブ上に印刷されている位置決めマークを検知する。光電 セル１１５は、印刷されたウェブ上の画像とエンボス加工するロール領域１２２ が一致するように複合材１６を横方向にガイドする位置決めロール１１８を制御 する。光電セル１１６は速度制御装置１１７に結合されていて、ウェブ上に印刷 されたパターンとエンボス加工するロール領域１２２が縦方向に一致するように 、エンボスロールの位相を制御する。

エンボスロールとの横及び縦の位置決めを行う具体的な装置は、ファイ７（Ｆｉ ｆｅ）光電ライン制御装置及びボブスト・シャンプラン（Ｂｏｂｓｔ　Ｃｈａｍ ｐｌａｉｎ　）レジストロン制御装置（ｒｅｇｉｓｔｒｏｎ　ｃｏｎｔｒｏｌ　 ）をそれぞれ含む。この分野に熟練したものには、多くの他の装置が明かであろ う。

エンボスロール１１２の外側表面は水スプレー１１９によって直接冷却され、ま た、このスプレーは複合材１６の上面をも冷却する。水スプレー１１９は、ロー ル１１２及び１１３による複合材１６の伸長が最小限になる程度に複合材１６を 冷却し調整する。

複合材１６が接触する前にロール１１２に水をかけることで、複合材１６がロー ル１１２に接着する可能性が減少する。複合材１６及びベルト４０は、エンボス ロール１１２及びバックアップロール１１３によって定められたロール間隙を通 過する。そして、エンボスロールの隆起した領域１２２は、複合材中に対応する くぼみを形成する。この工程によって形成されたエンボス加工複合材１８の断面 が第７図に、そして平面図か第８図に示されている。

我々は、回転ドラム８３の表面速度がロール１１２及び１１３の表面速度の約９ ８〜９９％、好ましくは約９８．２％であるように回転ドラム８３の表面速度を エンボスロール１１２及びバックアップロール１１３の表面速度に対して制御す ることか有利であることを見出だした。有利には、この速度関係は、速度制御装 置８５を、その出力回転シャフト速度が、ラインシャフト４８の回転速度と同一 であるその入力回転シャフト速度の９８〜９９％であるように設定することによ って維持することかできる。この速度間関係において、我々は、適当な張力か複 合材１６中に発生され、複合材は、ウェブの進行方向を横切る方向の横膨張を引 き起こすパンチングアップによっても、あるいはウェブの進行方向と同一の方向 への伸長によっても歪まないことを見出だした。その結果、製造ラインスループ ットは著しく増大し、製品の品質も改善される。

ロール１１２及び１１３によって形成されたロール間隙を通過した後、エンボス 加工された複合材１８は、シリコーンキャリアベルト４０から剥離することかで きる十分に低い温度に冷却される。好適には、この冷却操作は、複合材１８及び ベルト４０を水槽１２５中に浸漬することによって達成される。この工程は、四 季を通じて正確な温度制御を許容する。過剰の水は、その後、高速度のエアーナ イフ１２４によってウェブから除去される。そして、エンボス加工されたウェブ はキャリアベルト４０から剥離される。

ここで、キャリアベルト４０は方向を反転する。しかしなから、エンボス加工さ れたウェブはコンベアベルト１３０上に移動し、コンベアベルト１３０はエンボ ス加工されたウェブを、積層及びエンボス加工によってもたらされた応力を部分 的に除去する予備アニールステーション１３２を通して搬送する。予備アニール の後、エンボス加工されたウェブは冷却される。その後、ウェブはタイル切断ス テーション１４０に入り、そこで整列され、ウェブ上に印刷されたパターンに合 わせてタイルに切断される。タイル切断ステーション１４０は、タイルカッター １４２、光電セル１４４．１４５、及び光電セルからの出力に応答してウェブを 横及び縦方向に整列させる装置を含む。

エンボス加工された複合材１８を整列させるための具体的装置は、参照によって ここに包含される、バーチ（Ｂａｒｃｈｉ）等の「プラスチックウェブの位置合 わせ装置」という名称の米国特許第３４６５３８４号の教示から、この分野に熟 練したものには明かであろう。その特許に開示されているように、プラスチック ウェブ６はコンベアベルト２８に載せてタイルカッター３６中に供給される。フ ォトセル３２．３４を用い、コンベア２８の横位置を制御する可逆モーター１２ ８を駆動することによって、プラスチックウェブの所望の横位置が維持される。

フォトセルは、意匠かウェブの残部にエンボス加工されるとき同時にプラスチッ クウェブにエンボス加工された連続する縦のストライプ９２を検知することによ って、プラスチックウェブの横位置を検知する。本発明においても同様にして、 光電セル１４４．１４５は、印刷された意匠とともにウェブ上に印刷された位置 合わせマークを検知する。

有利には、これらの位置合わせマークは、エンボスステーションにおいてウェブ を整列させるのに用いたのと同一のものとすることかできる。ウェブの横及び縦 位置をともに制御するための多くの閉ループフィードバックシステムか明かであ ろう。

タイルは、必要よりわずかに大きいように切断される。タイルは、その後アニー ルオーブン１５０中でアニールされ、適正な寸法に収縮される。最後に、タイル は周囲温度に冷却され、出荷のために包装される。タイル切断工程で発生したく ずは、粒化機１６０に供給され、フレツク−２０に戻されてさらに使用される。

ベースウェブ１０、リリースペーパー１８２及びビニルフィルム９２に対して適 当な調合物は、先に参照した米国特許第４３１２６８６号に述べられている。好 適には、ベースウェブは、大部の無機物充填剤と均一に混合された小部の可塑化 された塩化ビニル重合体、及び／又は少なくとも８０％の塩化ビニルを含む酢酸 ビニル共重合体からなるビニル混合物から形成され、上記小部は混合物の約１６ 〜２５重量％を占め、上記大部は混合物の約７５〜８４重量％を占める。

明らかなように、本発明の実施に使用される装置の個々の部分の多くは従来のも のである。押し出し成形装置、ヒーター、接着ステーション、印刷ステーション 、積層ステーション、エンボスステーション、ダイ切断装置及び整列装置は旧知 のものである。

しかしながら、印刷と位置合わせされてエンボス加工されたタイルを、連続ベー スで、高い生産率かつ高い歩留りで製造するためのこの装置の組み合わせは新規 である。

本発明を特定の実施例に関して説明してきたが、前述の説明に照らして、多くの 代案、変更、及び変形が可能なことが、この分野に熟練したものには明かであろ う。

ＦＩＧ、　１ Ｎ の ｕ ＦＩＧ、　３ 補正帯の写しく翻訳文）提出書 （特許法　第１８４条の７年１項） 平成　４年　４月２３日

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．ウエブが高温の時にはベースウエブがその表面に接着するが、ウェブが低温 の時にはその表面から剥離できるような材料で作られている移動支持表面上に、 ビニル混合物から形成されいる連続的なベースウエブを形成する手段と、前記ウ エブの温度を上昇させるための手段と、前記連続的なベースウエブを前記移動表 面に接着させるための手段と、 前記接着手段の下流に位置し、前記ベースウエブと相溶性（ｃｏｍｐａｔｉｂｌ ｅ）のビニル材料で形成されていて最終製品のための装飾意匠を構成する第１の 部分及びその製造中に用いられる位置合わせ指標となる第２の部分を含む印刷さ れた意匠を、プレプリントされた安定なキャリアシートから前記接着手段によっ て前記移動表面に固定されている連続的なベースに転写するための手段と、 ベースウエブの印刷された意匠上に透明なプラスチック耐久層を積層するための 手段と、 ベースウエブが積層された後に、ウエブの進行方向を横切る方向及びウエブの進 行方向と同じ方向の両方においてウエブがエンボスロールと整列するように、印 刷された位置合わせ指標によってウエブを整列させるための手段と、印刷された 装飾意匠と位置合わせされたくぼみでベースウエブの印刷された側を機械的にエ ンボス加工するための手段と、ベースウエブを冷却するための手段と、冷却され たウエブを移動表面から剥離するための手段と、ウエブの進行方向を横切る方向 及びウエブの進行方向と同じ方向の両方においてウエブが切断工具と整列するよ うに、印刷された位置合わせ指標によってウエブを整列させるための手段と、 装飾意匠がタイルの縁と一致するようにベースウエブをタイルに切断するための 手段と、 を含む、連続ベースで複合ビニルタイルを製造するための装置。
2. ２．前記接着手段は、カレンダを構成する一対の逆向きに回転する接着ロールを 含む請求項１記載の装置。
3. ３．エンボスロールによるウエブの伸長が発生しないように機械的エンボス加工 に先だってウエブを水で冷却するための手段をさらに含んでいる請求項１記載の 装置。
4. ４．ウェブが移動表面から剥離された後ウエブを予備アニールするための手段と 、 予備アニールされたウエブが切断される前にそれを冷却するための手段と、 をさらに含んでいる請求項１記載の装置。
5. ５．耐久層をベースウエブに被覆させるための回転ドラムをさらに含んでおり、 前記ドラムの表面速度はエンボス手段中でベースウエブが駆動される表面速度よ り遅い請求項１記載の装置。
6. ６．回転ドラムの表面速度はベースウエブが駆動される表面速度の約９８〜９９ ％である請求項５記載の装置。
7. ７．エンボス手段はバックアップロール及びエンボスロールを含み、装置はさら にベースウエブに耐久層を被覆させるための回転ドラムを含み、前記ドラムの表 面速度は前記バックアップロールの表面速度より小さい請求項５記載の装置。
8. ８．回転ドラムの表面速度はバックアップロールの表面速度の約９８〜９９％で ある請求項７記載の装置。
9. ９．ウェブがウエブの進行方向を横切る方向に横伸びを発生しないように、また ウエブの進行方向と同じ方向に伸長しないように、適正なウエブ張力を維持する ために、エンボス工程中で連続的に移動しているベースウエブの速度に対して積 層工程中で連続的に移動しているベースウエブの速度を絶えず制御するための手 段をさらに含んでいる請求項１記載の装置。
10. １０．タイルは適正寸法より大きく切断され、アニーリング中に適正寸法に収縮 される請求項１記載の装置。
11. １１．プラスチックベースウエブは、大部の無機物充填剤と均一に混合された小 部の可塑化された塩化ビニル重合体、及び／又は少なくとも８０％の塩化ビニル を含む酢酸ビニル共重合体からなるビニル混合物から形成され、前記小部は混合 物の約１６〜２５重量％を占め、前記大部は混合物の約７５〜８４重量％を占め ている請求項１記載の装置。
12. １２．ウエブが高温の時にはベースウエブがその表面に接着するが、ウエブが低 温の時にはその表面から剥離できるような材料で作られていて実質的に水平方向 に進行する連続移動支持表面上に、ビニル混合物から形成されている連続的なベ ースウエブを形成する工程と、 前記ウエブを加熱する工程と、 前記加熱された連続的なベースウエブを前記移動表面に接着させる工程と、 ベースウエブが前記移動表面に固定された後、前記ベースウエブと相溶性のビニ ル材料で形成されていて複合ビニルタイルのための装飾意匠を構成する第１の部 分及びその製造の際に用いられる位置合わせ指標となる第２の部分を含む印刷さ れた意匠を、プレプリントされた安定なキャリアシートから連続的なベースウエ ブの表面にに転写する工程と、 ベースウエブの印刷された意匠上に透明なプラスチック耐久層を積層する工程と 、 ベースウエブが積層された後に、ウエブの進行方向を横切る方向及びウエブの進 行方向と同じ方向の両方においてウェブがエンボスロールと整列するように、印 刷された位置合わせ指標によってウエブを整列させる工程と、 印刷された装飾意匠と位置合わせされたくぼみでベースウエブの印刷された表面 を機械的にエンボス加工する工程と、ベースウエブがエンボス加工された後、ベ ースウエブを冷却する工程と、 冷却されたウエブを移動表面から剥離する工程と、移動表面からベースウエブを 剥離した後、ウエブの進行方向を横切る方向及びウエブの進行方向と同じ方向の 両方においてウエブが切断工具と整列するように、印刷された位置合わせ指標に よってウエブを整列させる工程と、 ウェブを整列させた後、装飾意匠がタイルの縁と一致するようにベースウエブを 分離したタイルに切断する工程と、を含む、連続ベースで複合ビニルタイルを製 造するための方法。
13. １３．前記加熱された連続的なベースウエブを前記移動表面に接着する工程は、 前記印刷された意匠の転写中に前記ウエブのバンチングが発生しないように前記 ウエブ及び前記表面をカレンダに通すことを含む請求項１２記載の方法。
14. １４．エンボスロールによるウエブの伸長が発生しないように機械的エンボス加 工に先だってウエブを水で冷却する工程をさらに含んでいる請求項１２記載の方 法。
15. １５．ウエブが移動表面から剥離された後ウエブを予備アニールする工程と、 予備アニールされたウエブが切断される前にそれを冷却する工程と、 をさらに含んでいる請求項１２記載の方法。
16. １６．タイルは適正寸法より大きく切断され、アニーリング中に適正寸法に収縮 される請求項１２記載の方法。
17. １７．耐久層は、エンボス工程中でベースウエブが駆動される表面速度より遅い 表面速度の回転ドラムによってベースウエブに被覆される請求項１２記載の方法 。
18. １８．回転ドラムの表面速度はエンボス中にベースウェブが駆動される表面速度 の約９８〜９９％である請求項１７記載の方法。
19. １９．ウエブがウエブの進行方向を横切る方向に横伸びを発生しないように、ま たウエブの進行方向と同じ方向に伸長しないように、適正なウエブ張力を維持す るために、エンボス工程中で連続的に移動しているベースウエブの速度に対して 積層工程中で連続的に移動しているベースウエブの速度を絶えず制御するための 工程をさらに含んでいる請求項１２記載の方法。
20. ２０．前記プラスチックベースウエブは、大部の無機物充填剤と均一に混合され た小部の可塑化された塩化ビニル重合体、及び／又は少なくとも８０％の塩化ビ ニルを含む酢酸ビニル共重合体からなるビニル混合物から形成され、前記小部は 混合物の約１６〜２５重量％を占め、前記大部は混合物の約７５〜８４重量％を 占めている請求項１２記載の方法。