JPH0550012A - 粉体塗装装置 - Google Patents

粉体塗装装置

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Publication number
JPH0550012A
JPH0550012A JP23576991A JP23576991A JPH0550012A JP H0550012 A JPH0550012 A JP H0550012A JP 23576991 A JP23576991 A JP 23576991A JP 23576991 A JP23576991 A JP 23576991A JP H0550012 A JPH0550012 A JP H0550012A
Authority
JP
Japan
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powder coating
booth
heating
thin plate
vertical state
Prior art date
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Pending
Application number
JP23576991A
Other languages
English (en)
Inventor
Ribunitsutsu Piitaa
リブニツツ ピーター
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INSA JAPAN KK
Original Assignee
INSA JAPAN KK
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Publication date
Application filed by INSA JAPAN KK filed Critical INSA JAPAN KK
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Publication of JPH0550012A publication Critical patent/JPH0550012A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伸延性の大きい微結晶化塗膜の形成が可能な粉
体塗装装置について帯状の薄板を縦状態で処理できるよ
うにした粉体塗装装置の提供。 【構成】塗装ブース2、加熱ブース3、及びこの加熱ブ
ース3に密接させて水冷式の冷却ブース4を設けると共
に、入口側には、薄板Cの巻き束Bを縦状態で支持しつ
つ薄板を縦状態で繰り出す繰出し手段5を設け、また出
口側には、縦状態で各ブースを通過して来た薄板を巻き
取る巻取り手段6を設けて粉体塗装装置を構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉体塗装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願の出願人は先に、特願平2−411
58号として粉体塗装方法及び粉体塗装装置を提案し
た。この発明は、複雑な曲折加工を必要とする部材、例
えば、1斗缶の口部、あるいはスプレー缶のスプレー口
部等の部材を作るのに用いられる薄板を塗装するための
技術で、複雑な曲折加工に耐え得るだけの伸延性を持
ち、しかも一般的に要求される塗膜性能をも十分に満足
させる塗膜の形成を可能とし、また無端状の薄板を連続
的に処理可能とする粉体塗装方法及びそのたの粉体塗装
装置を提供している。
【0003】具体的にはこの提案では、粉体塗料を薄板
に付着させる付着工程と、薄板に付着した粉体塗料を加
熱する加熱工程と、及び加熱された粉体塗料を急激に冷
却すべく加熱工程に密接させて設けられた水冷工程とを
含んでなる粉体塗装方法を提案している。
【0004】すなわち、この粉体塗装方法は、高分子化
合物には硬化時に適度な条件で急冷するとより微細な結
晶となる微結晶化を生じ、この微結晶化された高分子化
合物による塗膜は通常の塗膜に比べ3〜5倍程度の伸延
性を持つという性質を応用しているものであり、塗料付
着後に加熱処理を行うと共に、この加熱処理に密接させ
て急激な水冷処理を行うことにより前記の微結晶化塗膜
の形成を実現するものである。
【0005】また、この提案では、このような粉体塗装
方法を無端状の薄板に連続的に施すための装置として、
塗装ブース、加熱ブース、及び加熱ブースに対し密接状
態で組み合わされた冷却ブースよりなり、しかも各ブー
スの左右両側内壁に設けられた支持手段にて両側端縁部
を支持した状態で無端状の薄板を入口側の送り手段から
出口側の巻取り手段へ進行せしめるようにし、且つ出口
側に設けた張力検出手段にて得られた張力情報に基づい
て入口側の送り手段または出口側の巻取り手段を制御す
ることにより無端状の薄板に一定の張力を与えるように
してなる粉体塗装装置を提案している。
【0006】すなわち、この粉体塗装装置は、薄板を横
状態で搬送しつつ塗装及び加熱処理することを前提と
し、この横状態で搬送される薄板の弛みを防止するため
に前記の如き構成とされているものである。このように
横状態での搬送という構成を採ったのは、直火式の加熱
を採用することでより強力な加熱力を得られるようにす
るためであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の如き横
状態搬送方式は、薄板(厚みは0.3〜0.5mm程
度)の幅が300mm以下というように狭く、いわば帯
状である場合で、しかもこの帯状の薄板に両面同時塗装
を行う場合には必ずしも合理的なものでないことが分か
った。
【0008】すなわち、帯状の薄板の場合には、これを
縦状態、つまり塗装面が垂直状態になるように縦にした
状態で搬送する方が弛みを生じにくく、またその支持手
段もより簡単なもので済むし、またこのような薄板を直
径1m程度に巻いた巻き束で流通しており、縦状態搬送
方式にすれば、この巻き束適宜な繰出し手段に載せるだ
けで済むので作業性がよりよくなる。
【0009】また、横状態搬送方式であると、どうして
も上面への塗料の付着が先行し、したがって両面への均
一付着のためには上下の吹付け量を微妙に調整する必要
があり、この調整がかなり面倒なものである。さらに、
両面同時塗装の場合には、両面の加熱バランスの関係か
ら直火式が用いにくく、結局雰囲気式とならざるを得な
いが、直火式を用いないとすれば、横状態搬送方式であ
る必要性がない。
【0010】したがって、この発明は、加熱処理を重視
した先の横状態搬送方式の装置に代え、両面同時塗装に
おける均一塗装性を重視した縦状態搬送方式の装置を提
供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】具体的には、この発明に
よる粉体塗装装置は、粉体塗料を薄板に付着させる付着
工程と、薄板に付着した粉体塗料を加熱する加熱工程
と、及び加熱された粉体塗料を急激に冷却すべく加熱工
程に密接させて設けられた水冷工程とを含んでなる粉体
塗装方法に用いるために、粉体塗料を薄板に付着させる
ための塗装ブースと、薄板に付着した粉体塗料を加熱す
る加熱ブースと、及び加熱された粉体塗料を急冷すべく
加熱ブースに対し密接状態で組み合わされた水冷式の冷
却ブースとよりなり、且つ入口側には、薄板の巻き束を
縦状態で支持しつつ、この縦状態の巻き束から薄板を縦
状態で連続的に繰り出す繰出し手段が設けられ、また出
口側には、縦状態で各ブースを通過して来た薄板を縦状
態のまま巻き取る巻取り手段が設けられてなっている。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。粉体塗
装装置1は、図1及び図2にその概略が示されるよう
に、塗装、加熱、及び冷却の各ブース2、3、4を各々
相互に密接状態で組み合わせてなっている。
【0013】この粉体塗装装置1が処理対象とするの
は、例えば図4に示すような巻き束Bとして供給され
る、その幅Wが最大で30cm程度という帯状の薄板C
で、巻き束Bの直径は例えば1m程度である。そして、
この巻き束Bは、回転テーブルTに載せられて扱われ
る。
【0014】そして、このような巻き束Bとして供給さ
れる薄板Cを連続的に処理するために、塗装ブース2の
入口には、巻き束Bを縦状態つまり塗装面が垂直状態に
なる状態で支持しつつ、この縦状態の巻き束Bから薄板
Cを縦状態で連続的に繰り出す繰出し手段5が設けら
れ、また出口側には、縦状態で各ブース2、3、4を通
過して来た薄板Cを縦状態のまま巻き取る巻取り手段6
が設けられている。
【0015】このように縦状態で薄板Cを処理するよう
にした結果、繰出し手段5と巻取り手段6との間で適当
な張力を保持させるだけで、各ブース2、3、4の通過
については図3に示すような例えばセラミック製の支持
ローラRにより適宜な間隔で支持するだけの極めて簡単
な支持手段で済ませることができる。また、巻き束Bの
供給についても、回転テーブルTごと繰出し手段5に載
せるだけの簡単な作業で済ませることができ、その作業
性が向上することになる。
【0016】塗装ブース2は、粉体塗料を薄板Cの両面
に同時付着させるための付着手段(図示せず)がその内
部に設けられている。そして、この塗装ブース2は、4
0〜100μ程度の塗膜の形成が可能なようにされてい
るが、前述の1斗缶の口部部材やスプレー缶のスプレー
口部材等の素材の塗装としては、50±5μ程度とする
のが好ましい。
【0017】加熱ブース3は、前述の特願平2−411
58号が直火式であったのと異なり、この例では雰囲気
式に形成されている。そして、その加熱条件は、例えば
外部温度が25℃として、薄板Cの温度が最高状態では
280℃までなり、出口においてはやや下がって250
℃程度になるような加熱が行われる。
【0018】冷却ブース4は、加熱ブース3から出たば
かりで高温状態にある薄板Cを水冷により急冷できるよ
うになっている。具体的には、例えば250℃で入って
来た薄板Cが10秒前後の間に180℃低下して70℃
となるような冷却が行われ、このような急激な冷却によ
り前述の微結晶化を生じさせるようにしている。水冷の
方法としては、例えばウォータミストつまり霧状化され
た水滴を用いる方法、あるいは冷却水をシャワー状にか
ける方法、さらに冷却水に“どぶ漬”にする方法等各種
の方法が選択可能である。
【0019】
【発明の効果】この発明による粉体塗装装置は、以上説
明してきた如く、加熱処理された塗膜を水冷により急冷
できるようになっており、この急冷により伸延性の大き
い微結晶化塗膜を形成することができるので、伸延性に
すぐれ且つ一般的に要求される塗膜性能をも十分に満足
させ得る塗膜を形成でき、しかも薄板を縦状態で処理す
るようにしているので、両面同時塗装について両面への
塗料の均一付着を容易に行うことができるし、また薄板
の搬送についての支持構造がより簡単なもので済み、ま
た薄板の供給作業もより簡単なものになる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】粉体塗装装置の側面図である。
【図2】粉体塗装装置の平面図である。
【図3】薄板の搬送における支持構造を示す斜視図であ
る。
【図4】薄板の巻き束の斜視図である。
【符号の説明】
1 粉体塗装装置 2 塗装ブース 3 加熱ブース 4 冷却ブース 5 繰出し手段 6 巻取り手段 B 巻き束 C 薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体塗料を薄板に付着させる付着工程
    と、薄板に付着した粉体塗料を加熱する加熱工程と、及
    び加熱された粉体塗料を急激に冷却すべく加熱工程に密
    接させて設けられた水冷工程とを含んでなる粉体塗装方
    法に用いる粉体塗装装置であって、 粉体塗料を薄板に付着させるための塗装ブースと、薄板
    に付着した粉体塗料を加熱する加熱ブースと、及び加熱
    された粉体塗料を急冷すべく加熱ブースに対し密接状態
    で組み合わされた水冷式の冷却ブースとよりなり、且つ
    入口側には、薄板の巻き束を縦状態で支持しつつ、この
    縦状態の巻き束から薄板を縦状態で連続的に繰り出す繰
    出し手段が設けられ、また出口側には、縦状態で各ブー
    スを通過して来た薄板を縦状態のまま巻き取る巻取り手
    段が設けられていることを特徴とする粉体塗装装置。
JP23576991A 1991-08-23 1991-08-23 粉体塗装装置 Pending JPH0550012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23576991A JPH0550012A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 粉体塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP23576991A JPH0550012A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 粉体塗装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550012A true JPH0550012A (ja) 1993-03-02

Family

ID=16990969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23576991A Pending JPH0550012A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 粉体塗装装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0550012A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7748500B2 (en) 2007-04-26 2010-07-06 Honda Motor Co., Ltd. Oil pan for internal combustion engine
US8978614B2 (en) 2011-12-06 2015-03-17 Makita Corporation Lubrication apparatus for four-stroke engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7748500B2 (en) 2007-04-26 2010-07-06 Honda Motor Co., Ltd. Oil pan for internal combustion engine
US8978614B2 (en) 2011-12-06 2015-03-17 Makita Corporation Lubrication apparatus for four-stroke engine

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