JPH0549533A - 誘導加熱炊飯器 - Google Patents

誘導加熱炊飯器

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JPH0549533A
JPH0549533A JP21352291A JP21352291A JPH0549533A JP H0549533 A JPH0549533 A JP H0549533A JP 21352291 A JP21352291 A JP 21352291A JP 21352291 A JP21352291 A JP 21352291A JP H0549533 A JPH0549533 A JP H0549533A
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JP
Japan
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outer container
temperature sensor
sensor
container
inner container
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Pending
Application number
JP21352291A
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English (en)
Inventor
Junichi Hotta
淳一 堀田
Kyohei Oda
恭平 小田
Hidehiro Yamada
英宏 山田
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度センサの周囲の隙間を無くし、水や異物
の侵入の虞れがなくて、清掃を容易にする。 【構成】 外容器4内に収容された内容器16と外容器
4との間には隙間が設けられ、外容器4の外側に設けた
誘導コイル6a,6bによって内容器16が加熱されて
炊飯が行なわれる。外容器4には、センサ取付穴9が設
けられている。このセンサ取付穴9には内容器16の温
度を検出する温度センサ10が埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱炊飯器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱炊飯器は、外容器内に収容した
内容器を外容器の外側に設けた誘導コイルによって加熱
して炊飯を行なうものである。この誘導加熱炊飯器に
は、内容器の温度を検出する温度センサが設けられてい
る。この温度センサは、従来、外容器の底に形成された
センサ取付穴に貫通して設けられ、内容器の底に圧接す
るように、スプリングで付勢されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘導加熱炊飯器では、温度センサとセンサ取付穴の間に
隙間があるため、外容器に水が流れ込むと、その水が前
記隙間から下方の制御基板等の電装部品に触れて誤動作
を起こすことがあった。また、前記隙間に米粒,ゴミ等
の異物が侵入すると、スプリングによる温度センサの移
動がスムーズでなくなり、内容器との接触が不十分とな
って正確な温度測定が行なえず、おいしいご飯が炊けな
い虞れがあった。したがって、外容器の清掃は、水や異
物が侵入しないように気を使いながら、慎重かつ丁寧に
行なう必要があるため、その煩雑さから怠りがちになっ
ていた。このため、外容器が変色したり、堆積した米粒
やゴミ等によって内容器が傾き、発熱が不均一になって
ご飯の炊き上がりにむらが生じる等の問題が生じること
があった。本発明は、かかる問題点を解決するのを課題
とし、温度センサの周囲に隙間がなくて、水や異物の侵
入の虞れがなく、清掃が容易な誘導加熱炊飯器を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、外容器内に内容器を収容して外容器と内容器の間に
隙間を設け、外容器の外側に設けた誘導コイルによって
内容器を加熱して炊飯を行なう誘導加熱炊飯器におい
て、前記外容器にセンサ取付穴を設けて、該センサ取付
穴に前記内容器の温度を検出する温度センサを埋設した
ものである。また、第2発明は、外容器内に内容器を収
容して外容器と内容器の間に隙間を設け、外容器の外側
に設けた誘導コイルによって内容器を加熱して炊飯を行
なう誘導加熱炊飯器において、前記外容器に貫通するセ
ンサ取付穴を設け、該センサ取付穴に前記内容器の温度
を検出する温度センサを埋設した可撓性材料からなるセ
ンサ保持部材を水密的に取り付けて、前記温度センサを
内容器に圧接させたものである。
【0005】
【作用】前記第1発明に係る構成によれば、温度センサ
が外容器に埋設されているので、温度センサの周囲には
隙間はない。したがって、外容器に水を入れて洗浄した
としても、水が温度センサの埋設部から下方の電気部品
に流れ込むことはない。また、温度センサは外容器に埋
設されて内表面より突出していないので、清掃時の邪魔
にならない。なお、温度センサは外容器の温度を検出す
ることによって内容器の温度を間接的に検出する。した
がって、外容器と内容器の間の隙間に米粒等の異物があ
ったとしても温度検出に影響はない。第2発明にかかる
構成によれば、温度センサを埋設したセンサ保持部材が
センサ取付穴に水密的に取り付けられているので、セン
サ取付穴からの水や米粒の侵入が阻止される。また、セ
ンサ保持部材は可撓性材料からなっているので、内容器
に対して進退する温度センサの移動を妨げることはな
い。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1は、第1発明に係る誘導加熱炊飯器の実施例を
示し、図において容器本体1は、有底筒状の外装体2の
上端に肩体3を取り付け、内部に外容器4を収容したも
のである。この外容器4は、合成樹脂材料からなり、そ
の上端縁部の外周に設けた鍔部5が前記肩体3に載置さ
れて固定されている。外容器4の底外面には、第1誘導
コイル6aとその外側に第2誘導コイル6bが配設され
ている。これらの誘導コイル6a,6bの下方には、フ
ェライト7がねじ8によって外容器4の底に固定されて
いる。このフェライト7は誘導コイル6a,6bの磁界
によって下方の部材が発熱するのを防止するものであ
る。
【0007】外容器4の底中央には、図2に示すよう
に、センサ取付穴9が貫通して設けられ、このセンサ取
付穴9にサーミスタからなる温度センサ10が圧入によ
って埋設され、その温度センサ10の上端面は外容器4
の底内面と面一になっている。また、温度センサ10の
下端は外容器4の底外面より突出してフランジ部11が
形成されている。温度センサ10の2本のリード線12
は前記フェライト7に形成されたリード線引出し穴13
を通って下方の図示しない制御装置に接続されている。
そして、前記フランジ部11と外容器4の底外面との間
にシールパッキン14が装着され、またフランジ部11
が前記フェライト7のリード線引出し穴13の周囲に突
出した突部15に押圧されることによって、シールの完
全化が図られるとともに、下方への抜け止めがなされて
いる。
【0008】前記外容器4の内側には、鉄製の内容器1
6が収容され、その上端鍔部17が外容器4の上端縁に
載置されることにより、内容器16と外容器4との間に
隙間が形成されている。蓋体18は、前記容器本体1の
肩体3にヒンジにより開閉自在に取り付けられている。
この蓋体18の内面には内容器16を覆う放熱板19
と、内容器16の上端鍔部17に圧接する蓋シールパッ
キン20とが取り付けられている。
【0009】以上の構成からなる誘導加熱炊飯器では、
第1,第2誘導コイル6a,6bに高周波電流を流す
と、交番磁界が発生し、内容器16に渦電流が生じる結
果、内容器16が発熱して炊飯が行なわれる。炊飯中の
内容器16の温度あるいは炊飯完了時の温度は温度セン
サ10によって間接的に検出される。すなわち、発熱し
た内容器16の熱は輻射によって外容器4の底内面に露
出する温度センサ10に伝わる。このため、内容器16
の温度の変化は温度センサ10のサーミスタの電気抵抗
の変化として検出される。
【0010】この炊飯器では、温度センサ10は外容器
4のセンサ取付穴9に圧入されて埋設され、温度センサ
10とセンサ取付穴9の間に隙間がないため、内容器1
6を取り出して外容器4を洗浄したとしても、水が外容
器4の下方に漏れて電装部品等に接触することはない
し、米等の異物がセンサ取付穴9と温度センサ10の間
に入り込むこともない。また、温度センサ10は外容器
4の底内面と面一であり、凹凸がないため、外容器4の
底の洗浄又は清掃時に邪魔にならず、手入れが迅速簡単
に行なえる。さらに、この温度センサ10は外容器4に
埋設され、間接的に内容器16の温度を検出するので、
内容器16の底に圧接させるためのスプリングやそのス
プリングを保持する部材等が不要となり、部品点数が大
幅に削減できる。そしてさらに、外容器4と内容器16
の間には隙間があるので、この隙間に米粒やごみ等の異
物が入ったとしても、温度センサ10による温度の検出
に影響はない。
【0011】なお、この第1発明の実施例において、温
度センサ10は外容器4の底に限らず、図3に示すよう
に、側面に設けてもよい。この場合、図に示すように、
温度センサ10の抜けを防止するための押え板21及び
その取付ねじ22を別個に設ける必要がある。また、温
度センサ10は、図4に示すように、外容器4に完全に
埋設するようにしてもよい。すなわち、外容器4の底外
面に、薄肉部23を残すことにより貫通しないセンサ取
付穴24を形成し、このセンサ取付穴24に温度センサ
10を圧入し、押え板21及び取付ねじ22で抜け止め
するのである。これにより、外容器4の底内面には継
目,凹凸が完全になくなるので、洗浄や清掃がさらに容
易になる。この場合、温度センサ10は樹脂製の外容器
4の薄肉部23の温度を検出することにより間接的に内
容器16の温度を検出する。
【0012】図5は、第2発明の誘導加熱炊飯器の実施
例を示し、温度センサ10の取付部以外は前記第1発明
の炊飯器と同一であるので省略してある。図において、
外容器4の底中央にはセンサ取付穴31が貫通して設け
られ、このセンサ取付穴31には段部32が形成されて
いる。このセンサ取付穴31には可撓性を有する材料、
例えばシリコンゴムからなるセンサ保持部材33が嵌合
されている。このセンサ保持部材33は、温度センサ1
0を埋設したセンサ保持部33aと、該センサ保持部3
3aの外周に延設された薄肉の可撓部33bと、該可撓
部33bの外周に形成され、前記センサ取付穴31の段
部32に係合する鍔部33cとからなっている。
【0013】前記センサ保持部材33は、外容器4の底
外面にねじ34によって取付けられた固定具35とセン
サ取付穴31の段部32とによって、その鍔部33cが
挟持されて取り付けられている。また、センサ保持部材
33は、その可撓部33bと固定具35の間に介装され
たスプリング36によって上方に付勢され、その温度セ
ンサ10が内容器16の底に圧接するようになってい
る。さらに、センサ保持部材33のセンサ保持部33a
は固定具35に当接することにより、下方への必要以上
の落ち込みが防止されるようになっている。なお、温度
センサ10のリード線12は固定具35に設けたリード
線引出し穴37を通って下方の制御部品に接続されてい
る。
【0014】以上のような温度センサ回りのシール構造
を備えた誘導加熱炊飯器では、温度センサ10は内容器
16の底に圧接することによって、直接、内容器16の
温度を検出する。センサ取付穴31には温度センサ10
を保持した可撓性のセンサ保持部材33が取り付けられ
ているので、センサ取付穴31と温度センサ10の間に
隙間がなく、前記第1発明と同様、水や異物の侵入が防
止されている。なお、この実施例において、センサ保持
部材33が可撓性とともに十分な弾性を保有していれ
ば、スプリング36は必ずしも必要ない。
【0015】図6は、前記図5に示す温度センサ回りの
シール構造の変形例を示し、温度センサ38以外は図5
と実質的に同一であり対応する部分には同一符号が付し
てある。温度センサ38は、受熱板39がカシメにより
固定され、この受熱板39がセンサ保持部材33のセン
サ保持部33aに保持され、受熱板39と固定具35の
間に介装されたスプリング36によって、内容器16の
底に圧接するようになっている。この変形例において
も、センサ保持部材33によってセンサ取付穴31と温
度センサ38の間の隙間が埋められ、水や異物の侵入が
防止される。
【0016】なお、図5及び図6の実施例では、温度セ
ンサ10,38は、内容器16の底に限らず、前記図3
に示すように、内容器16の側面下部に圧接するように
することができる。また、第1発明,第2発明の外容器
4は、合成樹脂材料に限らず、金属材料やセラミック,
ガラスでもよい。さらに、それらを組み合わせたもの
で、例えば外容器の下部が合成樹脂材料で、上部が鉄板
でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明によれば、温度センサが外容器に埋設さ
れ、温度センサの周囲に隙間がないので、水や異物が侵
入して下方の電装部品に接触することはない。このた
め、外容器内に水を入れて洗浄したり、清掃することが
できるので手入れが簡単で迅速に行える。また、温度セ
ンサは外容器に埋設されているので、清掃時の邪魔にな
らない。このように、外容器の洗浄,清掃が容易である
ので、手入れが行き届き、外容器は常に清潔に保たれ
る。さらに、温度センサは外容器と内容器との隙間を介
して間接的に温度を検出するので、その隙間に異物があ
ったとしても何等影響なく、正確な温度検出が行なわれ
る。さらにまた、温度センサは外容器に埋設され、内容
器には圧接させないので、内容器に向かって付勢するた
めのスプリングやその支持部材が不要であり、部品点数
が大幅に減少して、取付作業性が向上するとともに、製
造コストを低減することができる。また、請求項2に係
る発明によれば、温度センサはセンサ保持部材を介して
取付穴に取り付けられているので、温度センサと取付穴
の間の隙間が埋められ、水や異物の侵入が防止され、前
記発明と同様、手入れが簡単迅速に行なえるという効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明に係る誘導加熱炊飯器の断面図であ
る。
【図2】 図1の炊飯器の温度センサ回りの拡大断面図
である。
【図3】 温度センサを内容器の側面に取り付けた図1
の変形例である。
【図4】 温度センサを露出させないで取り付けた図1
の変形例である。
【図5】 第2発明に係る誘導加熱炊飯器の温度センサ
回りの構造を示す断面図である。
【図6】 温度センサに受熱板を取り付けた図5の変形
例である。
【符号の説明】
4…外容器、6a,6b…第1,第2誘導コイル、9,
31…センサ取付穴、10,38…温度センサ、33…
センサ保持部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外容器内に内容器を収容して外容器と内
    容器の間に隙間を設け、外容器の外側に設けた誘導コイ
    ルによって内容器を加熱して炊飯を行なう誘導加熱炊飯
    器において、前記外容器にセンサ取付穴を設けて、該セ
    ンサ取付穴に前記内容器の温度を検出する温度センサを
    埋設したことを特徴とする誘導加熱炊飯器。
  2. 【請求項2】 外容器内に内容器を収容して外容器と内
    容器の間に隙間を設け、外容器の外側に設けた誘導コイ
    ルによって内容器を加熱して炊飯を行なう誘導加熱炊飯
    器において、前記外容器に貫通するセンサ取付穴を設
    け、該センサ取付穴に前記内容器の温度を検出する温度
    センサを埋設した可撓性材料からなるセンサ保持部材を
    水密的に取り付けて、前記温度センサを内容器に圧接さ
    せたことを特徴とする誘導加熱炊飯器。
JP21352291A 1991-08-26 1991-08-26 誘導加熱炊飯器 Pending JPH0549533A (ja)

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