JPH0549476U

JPH0549476U - Ｔｖ付き乗物用吊革

Info

Publication number: JPH0549476U
Application number: JP103893U
Authority: JP
Inventors: 三郎福島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-12-17
Filing date: 1991-12-17
Publication date: 1993-06-29

Abstract

(57)【要約】【構成】本考案のＴＶ付き吊革は、電車、バス等の大
形車輌の乗物の吊革に於て、パイプ(８)に吊り下げる吊
下げ部(２)を上端に突設し、下端に取っ手(３)を突設し
たケース(１)内にＴＶ(４)を組込んで構成される。【作用及び効果】吊革に掴まり乍らＴＶ(４)を楽しむ
ことができ、立ったままでも退屈せず、苦にならない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、車輌の吊革に小型テレビジョン(以下、ＴＶと呼ぶ)を組込んだ乗物用の吊革に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び本考案の課題】

電車或はバスに乗った場合、座ることができれば新聞、本等を読むことができ、退屈しない。しかし、立ち放しの場合、新聞や本も読み難くく、退屈する。

【０００３】本考案は、上記実情に鑑み吊革に掴まりながらＴＶを見ることのできるＴＶ付き吊革を明らかにするものであるが、従来は同様のもの、近い技術のものは存在しなかった。

【０００４】

【課題を解決する手段】

本考案のＴＶ付き吊革は、電車、バス等の大形車輌の乗物の吊革に於て、パイプ(８)に吊り下げる吊下げ部(２)を上端に突設し、下端に取っ手(３)を突設したケース(１)内にＴＶ(４)を組込んで構成される。

【０００５】

【作用及び効果】

吊革に掴まり乍らＴＶ(４)を楽しむことができ、立ったままでも退屈せず、苦にならない。

【０００６】

【実施例】

吊革は、縦長の略矩形のケース(１)の上端に、車輌の吊り用パイプ(８)に掛けて吊り下げるループ状の吊下げ部(２)を突設し、ケース(１)の下端にケース(１) と一体にリング状の取っ手(３)を突設している。

【０００７】パイプ(９)を通して電源コード(９)及びＴＶ、ＡＭ、ＦＭ用アンテナ線(91)がケース(１)内に引き込まれている。

【０００８】車窓とは反対側のケース(１)の表面は開口(21)しており、該開口(21)に液晶ＴＶ(４)が組込まれている。

【０００９】液晶ＴＶ(４)は、液晶画面(41)、２つのチャンネル切換えボタン(42)(43)及びＴＶとラジオの切換えボタン(44)を具えている。

【００１０】一方の切換えボタン(42)を押すと、２、４、６チャンネルの如く、大きいチャンネル番号へ順に切換わり、他方のボタン(33)を押すと、前記とは逆に小さい小さいチャンネル番号へ順に切換わる。

【００１１】ケース(１)の反対側の面にはラジオのＡＭ、ＦＭの選局ボタン群(５)が設けられ、実施例では２つのＡＭ選局ボタン(51)(52)と２つのＦＭ選局ボタン(53)(54) が設けられており、ボタンを押すことによって、予め設定された局に合わせることができる。

【００１２】ケース(１)の側面には、イヤホーンジャック(６)及びプリペイドカード挿入口 (７)が開設されている。

【００１３】プリペイドカードは、テレホンカード、ＪＲのオレンジカード等で周知の料金前払システムの磁気カードであって、使用度数を限度として繰り返し使用できる。ケース(１)内には、プリペイドカードの投入によって、ＴＶ(４)及びラジオの電源を投入するマイコン付きの電子回路及びカードの搬入及び排出手段(何れも図示せず)が配備されている。

【００１４】電子回路及びカードの搬入及び排出手段は、カード投入式電話機、カード投入式券売機等でその主要な構成は公知であるので詳細は省略するが、働きを簡単に説明すると、カードを挿入口に投入すると、搬入手段がカードをケース(１)内に引き入れ、カードの真贋及びカードの残り度数をカウントする。

【００１５】カードが贋物である或は残り度数が０であれば、排出手段によって直ちにカードは排出口に返却される。

【００１６】カードが真正であり、残り度数が０でなければ、自動的にＴＶ(４)に通電される。

【００１７】所定時間毎にカードの残り度数が減り、残り度数が０になるまで通電がなされ、ＴＶ(４)を楽しむことができる。

【００１８】ＴＶとラジオの切換えボタン(44)を押すと、通電がＴＶ(４)からラジオに切換わり、ラジオを楽しむことができる。

【００１９】尚、音声はＴＶ、ラジオを問わず、手持ちのイヤホーンをイヤホーンジャク( ６)に差込んで聞く。

【００２０】然して、イヤホーンをイヤホーンジャック(６)に差込み、プリペイドカードをカード挿入(７)に投入する。自動的にＴＶ(４)に通電され、画像及び音声が出る。チャンネル切換えボタン(42)(43)を押して、所望の局に合わせれば可い。

【００２１】ラジオを楽しむには、ＴＶとラジオの切換えボタン(44)を押し、ラジオの選局ボタンを押せば可い。

【００２２】上記の如く、吊革に掴まり乍らＴＶ(４)或はラジオを楽しむことができ、立ったままでも退屈せず、苦にならない。実施例の様にプリペイドカードによって使用可能と成すことにより、使用料回収の手間が省くことができる。

【００２３】尚、本考案の実施に際し、通勤、通学のラッシュ時等では、車輌の全ＴＶ(４) に、無料でコマーシャルを放映して宣伝効果を高めることもできる。

【００２４】本考案は上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】ＴＶ付き吊革の正面図である。

【図２】ＴＶ付き吊革の背面図である。

【図３】ＴＶ付き吊革の側面図である。

【符号の説明】

(１) ケース (２) 吊下げ部 (３) 取っ手 (４) ＴＶ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電車、バス等の大形車輌の乗物の吊革に
於て、パイプ(８)に吊り下げる吊下げ部(２)を上端に突
設し、下端に取っ手(３)を突設したケース(１)内にテレ
ビジョン(４)を組込んだＴＶ付き乗物用吊革。