JPH0549148B2 - - Google Patents

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JPH0549148B2
JPH0549148B2 JP63035454A JP3545488A JPH0549148B2 JP H0549148 B2 JPH0549148 B2 JP H0549148B2 JP 63035454 A JP63035454 A JP 63035454A JP 3545488 A JP3545488 A JP 3545488A JP H0549148 B2 JPH0549148 B2 JP H0549148B2
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JP63035454A
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Oogasuto Gonzaresu Shiiizaa
Ra Uaan Mitsucheru Jon
Boon Penabaakaa Junia Uiriamu
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International Business Machines Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/59Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving spatial sub-sampling or interpolation, e.g. alteration of picture size or resolution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding

Description

【発明の詳細な説明】
A 産業上の利用分野 本発明は、グレイ・レベル・データ・イメージ
の圧縮に関する。 B 従来技術およびその問題点 多くのアプリケーシヨンにおいて、イメージの
速やかな通信、あるいは限られた記憶域へのイメ
ージの蓄積が求められる。 通常、イメージ・データの処理を容易にするた
め、イメージは多数の画素に分割される。画素は
ピクセルまたはペルとも呼ばれる。 一般に、イメージは、1行当りn画素の行がm
行集まつたものとして規定される。集団として、
画素の集まつた行がイメージを表わす。 各画素は、黒であつても白であつてもよく、あ
るいはグレイ・レベル(またはグレイ・スケー
ル)値を持つてもよい。2値的、あるいは多段階
のデータは通常デジタル形式で与えられるので、
通信および記憶が容易になる。 あるイメージに含まれる情報を表現する1つの
方法は、行毎に画素を走査し、各画素についての
値を与えることである。例えば、左上の画素が
X1,1として識別されるとしよう。ここで、1番目
の添字は行番号に対応し、2番目の添字は行の中
の画素の番号に対応する。したがつて、第1行の
2番目の画素はX1,2となる。512画素/行なる行
が480行あると、480×512画素を走査して集めた
情報によつて、この例についてのイメージは表わ
される。 グレイレベル・イメージにおいて、各画素に
は、黒値(例えば0)から白値(例えば255)に
わたる、グレイ・レベル値が割当てられる。つま
り、8ビツトで表わす場合、画素のグレイレベル
は256の値のうちの何れかをとり得る。1行毎に
進行する場合、イメージは連続して記録される画
素X1,1、X1,2、…、X480,512の値によつて表わすこ
とができる。 従来は通常、トツプからボトムへのイメージ・
スキヤンは「フイールド」と呼ばれ、「フレーム」
を形成するために、複数のフイールドがインター
レースされる。例えば、1つのフイールドを最初
に走査される奇数番目の行で構成し、別のフイー
ルドを後で走査される偶数番目の行で構成しても
よい。2つのフイールドが一緒になつて単一のフ
レームを形成する。 上記の簡単なアプローチによれば、イメージを
記録する度に多くの数のビツトを要する結果に終
わる。ビツト数が莫大であると、記憶空間が制限
され、または高速のデータ転送が要求されるとき
に、データを記憶しデータを転送することが非実
際になつてしまう。したがつて、グレイレベル・
データを表現するのに要するビツト数を減らす、
つまり圧縮することが望まれる。そのような必要
ビツト数を減らす問題に対処するために、いくつ
かのデータ圧縮法が提案されている。 1つの方法は「エントロピー・コーデイング」
と呼ばれる方法である。エントロピー・コーデイ
ングにおいては、事象を表現するのに用いられる
ビツト数は、事象確率と負の相関関係を持たされ
る。すなわち、確率の高い事象ほど、比較的短か
な長さ(ビツト)で特徴づけられる符号語(コー
ド・ワード)によつて表現され、確率の低い事象
ほど、比較的長い符号語によつて表現される。 エントロピー・コーデイングを実行する際、エ
ントロピー・コーダは、通常2つの入力を受け取
る。第1の入力は判断(decision)であり、第2
の入力は判断入力のための文脈(context)を提
供する状態(state)入力である。例えば、2値
判断入力は、投げたコインの表または裏、あるい
はあるスイツチのオンまたはオフ、あるいはある
ストリング中のあるビツトの値が1か0かを表わ
すことができる。状態入力は、通常、活動記録、
理論または推定に基づき、判断入力のためのある
文脈的なインデツクスを与える。例えば、画素が
黒か白かのどちらかであるようなイメージにおい
ては、画素の異なる近傍で、その近傍の画素が白
である可能性が異なることがあり得る。すなわ
ち、各近傍は、めいめい個別に推定された黒白確
率比を関連づけられているのである。それゆえ、
判断入力に意味を与えるために、状態入力は判断
入力に対応する近傍関係を反映するように設けら
れている。そして、状態入力に基づき、エントロ
ピー・コーダは、判断入力を適当な長さのコー
ド・ワードに変形する。 エントロピー・コーダに対する状態入力は、モ
デル化、すなわちコード・ワードを半断に割当る
ために依存する文脈を決定したことの結果であ
る。モデル化のよく知られた例としては、マルコ
フ状態として文献に教示されているものがある。
エントロピー・コーダの効率はモデル化の品質、
すなわちエントロピー・コーダに対する状態入力
が、実際の判断文脈、例えば文脈近傍に与えられ
る判断確率をどれほどよくあらわすかに依存す
る。 コード・ワードの長さの正確な割当ては、情報
理論の教示するところであり、それは蓋然性のあ
る事象の発生の推定確率に基づく。すなわち確率
の推定が良好であるほど、コード・ワードの割当
てがより効率的になり、そのことはより良い圧縮
につながる。 エントロピー・コーダの例は次の文献に詳述さ
れている。 (1) 出願中の米国特許出願第06/907700号 (2) 出願中の米国特許出願第06/907695号 (3) 出願中の米国特許出願第06/907714号 上述の米国特許出願は本願の発明者及びその協
同研究者によつて発明されたものである。 他のコーダとしてはハフマン(Huffmann)コ
ーデイング・コーダ及びエリアス(Elias)コー
デイング・コーダがある。そのような手法は多く
の刊行物に記載されている。 データ圧縮に使用される別の技術として、“差
分パルス・コード変調(DPCM)”と呼ばれるも
のがある。これは予測符号化の1種である。基本
的なDPCMの教示に従うと、1つまたはそれ以
上の近傍画素値に基づく予測値が、ある“対象
の”画素、すなわちその情報内容が現在コード化
されつつある画素につき決定される。その対象の
画素の値と予測された値の間の差が次に、以下の
コーデイングのための基準として使用される。す
ると、近隣の画素間に高い相関が存在する場合
に、実際のグレイレベル値ではなく差分値を用い
ることによつて相当な圧縮をはかることができ
る。典型的には、DPCM技術を用いることによ
つて良質の画を生成し、かつ2桁の圧縮を達成す
ることができる。 本出願人の行なつた米国特許出願946542号(米
国出願日1986年12月22日)は、DPCM予測誤差
が量子化され、エントロピー符号化される適応グ
レイレベル・イメージ圧縮システウに関連する。
そこで開示されている装置及び方法は、イメージ
中のすべての画素の値を符号化するのに使い得
る。しかしながら、他の例では、該方法が適用可
能なのは、1つおきの行(交番行)と1つおきの
列(交番列)の交差点にある画素の符号化だけで
ある。かかる画素は、別のパターンとインターレ
ースされて完全なイメージを形成する第1のパタ
ーンを表わし得る。第1パターン中の画素Xに
は、(上記第1パターン中で)左側に画素A、左
斜め上に画素B、直ぐ上に画素C、そして右斜め
上に画素Dが、それぞれ存在する。画素A、B、
C、Dから得られたデータに基づいて、画素Xに
ついてのデータが決定される。1つのライン中の
連続する画素の処理を、第1パターン中のライン
に関して次々に行うことによつて、第1パターン
中の全画素が符号化される。 米国特許第4488174号明細書では、イメージ
(フレーム)中の1つおきのラインからなる1つ
のフイールドの符号化が、先行して他のフイール
ド中の画素を符号化した際に得られたデータに基
づいて行われる。すなわち、該アルゴリズムは、
「不明(missing)」行の画素を符号化するための
ものである。 前で説明した第1パターン中の画素を処理した
結果生じる不明行と不明列の中の画素の符号化を
開示した文献は存在しない。 C 問題点を解決するための手段 本発明は、(上記したような)第1パターンに
含まれていない画素に関連するデータの符号化・
復号化のための装置および方法に関する。 さらに、本発明は、先行して符号化済である画
素からなる第1のパターンには含まれていない画
素の符号化・復号化に拡張される。ここで、一般
的に言つて、第1パターンは、いくつかの行の中
のいくつかの画素を含む。必ずしも、1つおきの
行の中の1つおきの画素でもつて第1のパターン
を構成しなくてもよい。例えば、7つおきの行の
中の3つおきの画素でもつて第1のパターンを構
成してもよい。 すなわち、ある行の中のある画素(例えば、交
番行と交番列の交点にある画素)に関して先行し
てグレイレベル値が規定されているイメージにお
いて、本発明は残りの(まだ符号化されていな
い)画素値を効率的に符号化するための装置およ
び方法を提供する。 さらに詳しく言えば、本発明は2段階のアルゴ
リズムを特徴としている。まず、第1段階は、先
行して符号化されている第1パターンの画素を含
む行の中の画素について、量子化された予測誤差
を符号化するのに用いられる。続く第2段階は、
第1パターンの画素を全く含まない行において、
予測誤差値を符号化するのに用いられる。 本発明によれば、少なくとも一部のデータ圧縮
は、エントロピー・エンコーダを使用することに
より達成される。画素毎の量子化された予測誤差
は、エントロピー・エンコーダに対する判断入力
を表わす。量子化された値のための文脈を規定す
る状態入力は、モデルに基づいて生成される。第
1段階と第2段階には、処理対象となる画素のた
めの状態入力を生成するモデルが個別に備えられ
ている。 第1段階では、符号化対象の画素毎に(a)水平
(方向の)勾配(の大きさの)値GRAD1および
(b)符号(サイン)値に基づいて状態入力が生成さ
れる。符号値は、第1段階において先に処理され
た行の中の先行して符号化された画素の量子化さ
れた値から得られる。第2段階では、符号化され
る画素毎に、(a)垂直(方向)勾配(の大きさの)
値GRAD2及び(b)符号値に基づいて状態入力が生
成される。符号値は、左隣りの画素の量子化され
た値から求めるのが好ましい。第2段階では、第
1パターンの画素だけでなく、第1段階で生成さ
れたグレイレベル値(の再構成された値)が使わ
れる。 第1パターンが1つおきの行の中の1つおきの
画素で構成されるため、該パターン画素によつて
1/4の分解能のイメージが形成される好適な実施
例では、第1パターンの画素にグレイレベル値が
対応している。該グレイレベル値は、オリジナル
の値であつてもよいし、あるいは再構成処理の結
果の値であつてもよい。本アルゴリズムの第1段
階では、単純な線形補間によつて、分解能が半分
の行における「不明」画素についての予測誤差値
が生成される。予測誤差値は量子化され、エント
ロピー符号化法を使つて符号化される。第1段階
では、「不明」画素毎に、量子化された差分値と
その予測値を加算することによつて、第1パター
ンの画素をその中に含む行の中の各「不明」画素
について再構成(re−corstructed)グレイレベ
ル値を生成する。「不明」画素値の再構成後、該
イメージは分解能が完全な行を1行おきに持ち、
垂直方向については分解能が半分であるという状
態になる。(つまり、「不明」の行が1行おきに現
れる。)第2段階では、不明行についてのデータ
が生成され、エントロピー符号化法を使つて符号
化される。オリジナルの1/2分解能イメージを完
全分解能イメージにするのに使われる予測・圧縮
段階に関して言えば、垂直方向のものは水平方向
のものと対称的である。 あるイメージの中の交番行の交番列の交点の画
素が前に符号化済である場合に、本発明は、該イ
メージの中の残りの画素についてのグレイレベル
関連データを符号化・復号化するための装置と方
法を提供する。 同様に、他の画素配列によつて第1パターンが
形成される場合にも、残りの画素についての符号
化および再構成値の生成がもたらされる。 特に、本発明は、第1パターン中の以前に符号
化された画素を含む行の中にあつて、以前に符号
化されることのなかつた(不明の)画素について
の値を符号化し、再構成するユニークな装置およ
び方法を取り上げる。ここで、符号化には、エン
トロピー符号化のために状態、入力を生成するこ
とが関係する。また、本発明は、先行して符号化
済である第1パターン中の画素を全く含まない行
の中にある、画素の値を符号化するためのユニー
クな装置および方法を取り上げる。ここで、符号
化には、エントロピー符号化のために状態入力を
生成することが関係する。 既に示唆したように、本発明によれば、データ
圧縮(および伸張)を可能にするためにエントロ
ピー・エンコーダ(およびデコーダ)へ判断入力
および状態(つまり判断文脈)入力を与えるとい
う目的が達成される。 また、本発明は、エンコーダとデコーダのそれ
ぞれが、上述のような2段階アルゴリズムに従つ
て決定される状態入力を受け取るエントロピー符
号化・復号を特徴とするデータ圧縮・伸張を志向
している。この点で、圧縮済データを伸張するア
ルゴリズムは、データ圧縮のためのアルゴリズム
と本質的には同じである。ただし、圧縮器はエン
トロピー符号化の前に量子化器を使用するのに対
し、伸張器はエントロピー復号の後で対応する逆
量子化器を使用する点が異なる。 したがつて、(i)イメージ中の画素と交番行と交
番列の交点にあるすべての画素を含む第1のマト
リクス・パターンと、(ii)残りの画素を含む第2の
マトリクス・パターンから構成され、該第1パタ
ーン中の各画素の値は先行して符号化済であるよ
うなグレイレベル・イメージについて、第2パタ
ーン中のイメージ・データの好適な圧縮器は、以
下の手段によつて構成される。(a)デジタルな判断
入力を、該デジタル判断入力についての文脈を規
定する状態入力に基づいてエントロピー符号化す
るための手段。(b)第1パターンの画素を含む行の
中の、先行して符号化されることのなかつた画素
i1について、値I1′を予測するための第1の予測手
段。ここで、I1′=(L1+R1)/2である。ただ
し、L1とR1は、それぞれ画素i1の左と右にある
先行して符号化された画素についての値である。
(c)画素i1についての入力値X1と予測値I1′の差分
値を計算する第1の減算手段。(d)差分値を量子化
するための第1の量子化手段。量子化された値
は、上記エントロピー符号化手段への判断入力に
相当する。(e)画素i1についてのサイン履歴値を、
画素i1の垂直上方に1画素分離れた画素について
先行して決定された差分値を量子化したものの算
術的なサイン(符号)として生成する第1のサイ
ン履歴値生成手段。(f)画素i1の左と右の画素の値
の差分に基づいて、画素i1についての水平勾配値
を生成するための手段。(g)水平勾配値とサイン履
歴値を組み合わせて、画素i1についての状態入力
を上記エントロピー符号化手段に供給する手段。
(h)第1のパターンの画素を全く含まない行の中
の、先行して、符号化されることのなかつた画素
i2について、値I2′を予測するための第2の予測手
段。ここで、I2′=(A2+B2)/2である。ただ
し、A2とB2は、それぞれ、画素i2の垂直上方お
よび同下方にある、先行して符号化された画素に
ついての値である。(j)画素i2についての入力値×
2と予測値I2′の差分値を計算する第2の減算手
段。(k)差分値を量子化するための第2の量子化手
段。量子化された値は、上記エントロピー符号化
手段への判断入力に相当する。(l)画素i2について
のサイン履歴値を、画素i2を含む行の中にあつて
画素i2の直前に符号化された画素について先行し
て決定された差分値を量子化したものの算術的な
サイン(符号)として生成する第2のサイン履歴
値生成手段。(m)画素i2の垂直上方と垂直下方の画
素の値の差に基づいて、画素i2についての垂直勾
配値を生成するための手段。(n)垂直勾配値とサイ
ン履歴値を組み合わせて、画素i2についての状態
入力を上記エントロピー符号化手段に供給する手
段。 対応する好適な伸縮器は、(a)符号化手段へのデ
ジタル判断入力に対応する出力判断を生成する、
エントロピー復号手段と、(b)上記エントロピー復
号手段によつて連続する判断が復号される際に、
状態入力を生成するための復号器モデル手段を含
む。上記エントロピー復号手段は、(i)エントロピ
ー符号化手段によつて生成された圧縮データ、お
よび(ii)復号器モデル手段からの状態入力、という
2つの入力に応答して出力判断を生成する。 また、本発明は、イメージの2次元サンプリン
グ・パターンを特徴としている。 本発明は、イメージの質を良好にして高圧縮率
を維持しつつ、上記目的を達成する。 D 実施例 第1図には、あるイメージの中の複数の画素が
示されている。典型的な場合、イメージは512画
素/行×480行のフレームを含み、各画素は8ビ
ツトのグレイレベル値を持つ。本発明は、イメー
ジの中の画素のグレイレベル値を表わすのに必要
なビツト数の削減を志向している。 第1図では、いくつかの画素にハツチングが施
してある。これらの(ハツチングを施してある)
画素は、それぞれ1つおきの行と1つおきの列の
交差点に位置している。これらの画素が一緒にな
つて、垂直方向、水平方向ともに1/2の解像度で
該イメージを描写する第1のパターンを形成す
る。第1のパターンの各画素は以前に符号化済で
あり、かつそれぞれについての再構成された値が
決定されている。 本発明は、残りの(ハツチングを施していな
い)画素の符号化を志向している。画素i1は、本
発明のアルゴリズムの第1段階で処理すべきサン
プル対象の画素である。画素i1の左の値L1を持つ
画素、および画素i1の右の、値R1を持つ画素は、
第1パターンの画素である。これらは、以前に符
号化されており、それぞれについて再構成値が以
前に決定されている。 第1パターンの中の画素の前処理は、上記特許
出願またはAT&T Bell Labs Technical
Journl、63、pp.249−260、1984に掲載された
Gharavi著”Conditional Variabble Length
Coding for Graylevel Pictrues”なる論文の教
示に基づいて行われる。 さらに第1図を参照すると、垂直方向に画素i1
から1画素離れた所に画素A1に示されている。
画素i1の直ぐ上の行および直ぐ下の行は、アルゴ
リズムの第2段階で処理される画素(“2”の番
号を付している)を含む。 第2図では、本アルゴリズムの第2段階で処理
される画素i2が示されている。画素i2は、何れに
もハツチングが施されていない画素からなる行の
中にある。画素i2の左には、値L2を持つ画素があ
る。直ぐ上には値A2を持つ画素、直ぐ下には値
B2を持つ画素がある。値A2、B2を持つ画素は、
それぞれ、アルゴリズムの(第2段階の前に)第
1段階で処理される。値L2を持つ画素は、第2
段階において、画素i2の処理の開始前に処理が行
われている。(値L2の画素の処理時点に先行して
処理されていた画素を想像するには、4個の画素
i2、L2、A2そしてB2をそれぞれ1画素位置分左
にずらせばよい。ただし、この場合には、A2と
B2は第1パターンの中で処理済の画素を表わ
す。)同じ変数、例えばL1、L2、R1、A1および
B2が、画素または画素値を表わすことに注意さ
れたい。変数の意味は、文脈から明らかになる。 第3図には、第2パターンの画素に関する符号
化の第1段階を実現するためのデータ圧縮システ
ムの具体例が示されている。 最初に、概要を述べる。第2パターンの画素に
関する符号化の第1段階では、符号化対象画素を
含む行の中に第1パターンの画素が含まれる場合
を扱う。第1図において、画素i1を含む行の中に
は第1パターンの画素L1、R1が含まれるので、
画素i1の符号化は第1段階で実行される。この場
合、符号化対象画素i1の行方向に関してその各側
につき少なくとも1以上の既の値にわかつている
画素を選択する。本具体例では、イメージ・デー
タ記憶装置l14にその値が記憶された画素の中か
ら、画素i1の左側につき画素L1を、右側につき画
素R1を、それぞれ選択する。次に、該選択され
た画素L1、R1について既にわかつている値に基
づいて、画素i1についての勾配状態を生成する。
具体的には、予測器103によつてI1の予測値
I1′=(L1+R1)/2が生成されるのでこれを利
用し、I1′−L1を計算して、勾配状態値GRAD1=
(R1−L1)/2を得る。より詳しく述べると、
GRAD1は後述するテーブル2に従つて再マツプ
された量子化値として求まる。 一方、予測器103の出力は減算器102に入
力され、そこで予測誤差が計算される。予測誤差
はさらに量子化器104によつて量子化された
後、エントロピー・エンコーダ106に入力され
るとともに、再マツプ・エレメント108にも入
力される。再マツプ・エレメント108では、量
子化された予測誤差の(+、−、またはゼロの何
れかであるところの)算術的なサインに応じて決
まる値SIGNDISPAを出力する。SIGNDISPAは
履歴遅延エレメント110に記憶され、後の画素
符号化に際してサイン状態値として用いられる。 画素i1の符号化に関して、再マツプ・エレメン
ト108と履歴遅延エレメント110とを使つて
実現される機能は以下のとおりである。即ち、グ
レイレベル・イメージを構成する画素の行列のう
ちの、第1パターン画素を含む行(第1図では説
明の便宜上そのような行が3行だけ示されてい
る)のうち、現在の符号化対象画素i1を含む行
(即ち、画素L1、i1、R1が並んでいる行)の直前
に第2パターン画素のエントロピー符号化が行わ
れた行に着目する。今の場合には、画素i1を含む
行の2行前(2行上)、つまり画素A1を含む行が
これにあたる。本発明ではさらに、画素A1を含
む行のうち、現在の符号化対象画素i1の最も近く
に位置する第2パターンの画素に着目する。今の
場合には、画素A1がこれにあたる。次に、以上
の基準に従つて選ばれた画素A1について、先に
画素A1に関して予測誤差のエントロピー符号化
が行われた際に付随的に計算され、記憶されてい
たSIGNDISPAを、画素i1の符号化に関するサイ
ン状態値として用いるべく、履歴遅延エレメント
110から読み出す。 以上のようにして符号化対象画素i1に関して求
まつた勾配状態値GRAD1とサイン状態値
SIGNDISPAは、モデル・エレメント112に入
力され、そこで符号化対象画素i1についての状態
入力が生成される。 生成された状態入力は、量子化された予測誤差
とともにエントロピー・エンコーダ106に入力
され、そこで予測誤差の符号化が行われる。 なお、加算器116で予測値と量子化された予
測誤差を加算して得られる再構成された値I1は、
第4図の画素データ記憶装置205に記憶され、
第2パターンの画素の符号化の第2段階で利用さ
れる。 以下、詳細に説明する。画素i1についてのグレ
イレベル値Xは、予測器エレメント103からの
予測値I1′=(L1+R1)/2と共に減算器102
へ入る。差分値(X−I1′)は、量子化器104
へ入る。量子化器104は、差分値を予め規定さ
れている複数の量子化レベルのうちの1つへ割振
る。好適な量子化テーブルを、下記テーブル1に
示す。
【表】 テーブル1の「2進ストリート」の下の欄につ
いては以下で説明する。EXは、入力された画素
についての差分の量子化された値を表す。 量子化値(またはレベル)は、エントロピー・
エンコーダ106への入力として機能する。エン
トロピー・エンコーダ106は、上記特許出願に
記載されているQコーダーを含んでもよいし、あ
るいは任意の種類の既知のコーダー(例えば、ハ
フマン・コーダーまたはエリアス・コーダー)を
含んでいてもよい。あるいは、状態入力と判断入
力が与えられると、判断結果の確率に応じた長さ
を持つ出力形成するその他の符号器を含んでいて
もよい。 量子化器104の出力は、再マツプ・エレメン
ト108にも入る。再マツプ・エレメント108
は、量子化された出力の「サイン」がゼロ、−(マ
イナス)、または+(プラス)の何れであるかを評
価する。再マツプされたサイン値の覆歴(ヒスト
リー)は、遅延エレメント110に収容される。
画素A1について再マツプされた値には、ゼロ、
負、または正に応じて、それぞれhex000、
hex040、またはhex080がSIGNDISPA値として
割り当てられる。SIGNDISPA値は、モデル・エ
レメント112へ入る。 モデル・エレメント112には、もう1つの入
力も入る。特に、(ハツチングを施した画素から
なる)第1パターン中の画素に対応するデータか
ら、画素i1についての勾配値が決定される。勾配
値は次のように定義される。 勾配(GRADIENT)=I1′−L1=(R1−L1)/
20勾配値は、以下のテーブル2に従つて、
GRAD1(x)の4個の値のうちの1個に再マツプさ
れる。ここで、x=abs(11′−L1)である。ただ
し、absは絶対値を求める関数である。 テーブル2 入力X GRAD(X) 0から12 hex00 13から24 hex10 25から40 hex20 41から128 hex30 GRAD1(x)の上記定義は、16バイト(hex10)
毎に異なる文脈または状態に関する統計が開始す
る区切りとなるように選択されている。この区分
は、上記特許出願で記載されているQコーダーに
おける4個の2進判断の統計の記憶を考慮してい
る。これらの判断は、以下で述べる2進ツリーに
おける最上の4個の判断に対応する。 予測値I1′が勾配の計算で用いられることに注
意されたい。第1パターンのイメージ・データの
記憶装置114に記憶されているデータから導か
れるI1′値は、このように2重の目的に貢献し、
計算の必要を減らす。また、結果として求まる勾
配は(R1−L1)の値の半分であるので、
GRAD1(x)のルツク、アツプ・テーブルのサイズ
が半分になる。 GRAD1(x)とSIGNDISPA値はモデル・エレメ
ント112によつて連結されて、エントロピー・
エンコーダ106のための状態入力を形成する。
GRAD1(x)がとり得る値は4個ある一方、
SIGNDISPAがとり得る値は3個あるので、これ
らが、一緒に取り込まれる結果、エントロピー・
エンコーダ106へ供給され得る状態入力の数は
12となる。モデル・エレメント112は、左隣り
と右隣りの画素から計算した勾配の大きさと算術
的なサイン履歴情報とを用いてエントロピー・コ
ーデイングのための判断文脈(つまり状態入力)
を規定する12状態のマルコフ型モデルであると考
えてもよい。 第3図をさらに参照すると、予測器からの値
I1′と量子化された値とを加算エレメント116
にて組み合わせることにより、画素i1についての
再構成値が計算されることが注目される。和は適
当にクリツプされ、値は0から255までの範囲内
に維持される。(元のグレイ・レベル値を近似す
る)再構成値は第2段階の計算において使われ
る。 第3図には、第1段階の伸張器150も示され
ている。第1段階圧縮器100からの圧縮された
出力は、転送エレメント151を経て第1段階伸
張器150に入る。転送エレメント151は、通
信メデイアを含み、さらに記憶メデイアをを含ん
でいてもよい。第1段階伸張器150は、逆量子
化器154およびエントロピー・デコーダ156
を含む。 エントロピー・デコーダ156は、圧縮された
データと状態入力とを与えられた上で、(テーブ
ル1の)QDIF値を復号する。逆量子化器154
は、QDIFを(テーブル1の中の)対応するEX
値に変換する。伸張器150の他のエレメント
は、圧縮器100中の対応するエレメントと機能
的な同一である。エレメント103,108〜1
16は、それぞれエレメント153,158〜1
66に対応する。 量子化ステツプで入り得る誤差のために、再構
成値が入力値と異なる可能性のあることに注目さ
れたい。入力されたグレイ・レベル値が再構成値
と異なるときの圧縮は、「損失がある(lossy)」
と呼ばれる。損失量は量子化テーブルによつて決
まる。差分値の何れもが量子化テーブル中で自分
自身にマツプされるとき、損失性(lossiness)
はゼロである。他方、各量子化レベルに割り当て
られる差分値の数が多ければ多いほど、損失度
(degree of lossiness)は大きくなる。本発明
は、ゼロ損失圧縮、および損失のある圧縮に適用
可能である。 第4図には、第2パターンの画素に関する符号
化の第2段階を実現するためのデータ圧縮システ
ムの具体例が示されている。 最初に、概要を述べる。第2パターンの画素に
関する符号化の第2段階では、符号化対象画素を
含む行の中に第1パターンの画素が含まれない場
合、つまり当該行が第2パターンの画素だけで占
められる場合を扱う。第2図において、画素i2を
含む行の中には第1パターンの画素が含まれない
ので、画素i2の符号化は、第2段階で実行され
る。 第1段階では、符号化対象画素と同じ行に属す
る画素に着目して、予測値及び勾配状態値を計算
したのに対し、第2段階では符号化対象画素i2と
同じ列に属する画素(具体的には画素A2、B2)
に着目して、I2の予測値I2′=(A2+B2)/2及
び勾配状態値GRAD2=(B2−A2)/2を計算す
る。また、符号化対象画素i2の直前に符号化され
た画素L2に着目し、その量子化誤差を再マツプ
した値をもつて符号化対象画素i2に関するサイン
状態値SIGNDISPLとする。以上のようにして得
られた符号化対象画素i2に関する勾配状態値
GRAD2とサイン状態値SIGNDISPLはモデル・
エレメント208に入力され、そこで当該画素i2
についての状態入力が生成される。生成された状
態入力は、量子化された予測誤差とともにエント
ロピー・エンコーダ206に入力され、そこで予
測誤差の符号化が行われる。 以下、詳細に説明する。画素i2(第2図参照)
についてのグレイ・レベル値は、減算器202へ
入る。予測器203により式I2′=(A2+B2)/
2に従つて生成される予測値I2′が、値Xから引
かれる。差分(つまり予測誤差)は、量子化器2
04への入力となる。予測器203にて組み合わ
される値は、記憶装置205から入力される。記
憶装置205は、先行して処理されている画素
(例えばA2、B2、L2)についての再構成値を含
む。第2段階に関する再構成値は、加算器207
において量子化器の出力を予測器の出力と組み合
わせることにより生成される。加算器207の出
力が、画素i2についての再構成値I2である。 量子化器204は量子化器104と同様に動作
する。テーブル1と同一の量子化値を含んでいて
差し支えない。 第3図と同様に、第4図の圧縮システム200
は、量子化された値をエントロピー・エンコーダ
206へ供給する。エントロピー・エンコーダ2
06への状態入力は、モデル・エレメント208
によつて供給される。モデル・エレメントへの第
1の入力はGRAD2(x)である。これは、画素i2に
関する「垂直」勾配として規定される。本具体例
では、勾配は(I2′−A2)である。第3図での勾
配値に関して述べたように、システム200での
勾配値は、テーブル2に基づいて、より個数の少
ない値へ再マツプされる。GRAD2(x)として可能
性のある値は4個であるが、そのうちの1つがモ
デル・エレメント208に入る。 モデル・エレメント208へのもう1つの入力
は、再マツプ・エレメント210と1画素遅延エ
レメント212からなる手段によつて決定され
る。再マツプ・エレメント210は、量子化器2
04から出力される量子化された値のサイン値を
保持する。ゼロ、−(マイナス)、または+(プラ
ス)の値が割り当てられる。1画素遅延エレメン
トは、その行の中の先行して処理されている画
素、例えば画素L2についての再マツプされた値
を記憶する役目を果す。3個のサイン値は、それ
ぞれ、hex000、hex040、またはhex080として規
定されている。適当な16進(hex)値が
SIGNDISPLとしてモデル・エレメント208へ
供給される。状態入力は、GRAD2(x)と
SIGNDISPLの連結であつてよい。 しかしながら、実際には、サイン値(つまり、
段階に応じて、SIGNDISPAまたはSIGNDISPL
の一方)とGRAD値(つまり、段階に応じて、
GRAD1またはGRAD2の一方)が加算される。
各段階のサイン値とGRAD値は、所与のサイン
値と所与のGRAD値を加算することによつて一
意的な和が求まるように規定されている。この一
意的な和は、対応する状態入力統計へのアドレス
を表わす。 第4図には、第2段階伸張器250も示されて
いる。第2段階圧縮器200からの圧縮された出
力は、転送エレメント251を経て第2段階伸張
器250に入る。転送エレメント251は通信メ
デイアを含み、さらに記憶メデイアを含んでいて
もよい。第2段階伸張器250は、逆量子化器2
54及びエントロピー・デコーダ256を含む。 エントロピー・デコーダ256は、圧縮された
データと状態入力とを与えられた上で、(テーブ
ル1の)QDIF値を復号する。逆量子化器254
は、QDIFを(テーブル1の中の)対応するEX
値に変換する。伸張器250の他のエレメント
は、圧縮器200中の対応するエレメントと機能
的に同一である。エレメント203,205,2
07〜212は、それぞれエレメント253,2
55,257〜262に対応する。 再びテーブル1を参照して、2進ストリーム
QDIFについてより詳しく説明する。予測誤差
は、量子化テーブルの許容する、15の可能性のあ
るレベルのうちの1つへ量子化される。 次に、エントロピー・エンコーダ(106/2
06)が、これらの量子化レベルの各々に対して
異なる符号語(コード・ワード)を割り当てなけ
ればならない。符語号が一意的に復号可能となる
ようにするためである。エントロピー・エンコー
ダが上記Qコーダーに関する特許出願で述べられ
ている2進算術コーダーであるならば、エントロ
ピー・エンコーダ(106/206)が処理でき
るように、マルチレベル・データは2進データに
変換されなければならない。 第5図に示される2進判断ツリーは、上記変換
を達成するのに使われる。所与の量子化レベルを
表す2進列(シーケンス)は、該ツリーを根(ル
ート)から対応する葉まで追跡することによつて
決定される。左側の枝をたどると、0(ゼロ)が
符号化される。その他の場合は、1が符号化され
る。 普通、各状態には、個別のツリーが関連する。
これは、異なる状態に対応するツリーに関連する
確率分布が個別に評価されることを意味する。さ
らに、各ツリー(つまり状態)内において、各2
進判断は他の2進判断ツリーと別個に評価されな
ければならない。これらの要請は、各ツリーの各
ノードの統計のための別個の記憶割当へ置き換え
られる。しかしながら、本実施例では、いくつか
の判断が統合され、状態とは無関係に、単一の統
計つまり記憶セルの下で「共通統計」によつて代
表される。この特徴によつて、記憶域の必要性
は、圧縮への影響があるとしても最小限にして、
1ツリーにつき4個の2進判断分に減らされる。 エントロピー・エンコーダ106/206がマ
ルチレベルの判断入力を処理できるとき、第5図
のツリーは必要とされない。 テーブル1には2進判断ストリームに対応する
16進数のコードが示されているが、これを使うと
判断ツリーを効率よく横断することができる。本
実施例では、QDIF値がバイト・サイズのレジス
タにロードされた後、判断0対非0を符号化する
ためにテストされる。結果が0でないならば、正
のサイン(0)または負のサイン(1)の発生を調べ
るために、2進ストリームの最高位ビツトがテス
トされる。このレジスタを左へ2ビツトだけシフ
トさせると、該ツリーの残りの判断の2進表現が
残る。最高位ビツト(レジスタ内容のサイン)を
順次調べ、そしてレジスタを1ビツト分シフトさ
せることにより、該ツリーは横断される。ゼロ
(レジスタの中の負でないことを示すサイン)に
遭遇するときは、必ず葉に到達する。 第6図には、本発明のデータ圧縮・伸張の様子
が示めされている。特に圧縮器300がグレイレ
ベル・モデル302とエントロピー・エンコーダ
304を含めて示されている。圧縮器300は第
3図および第4図のエレメントを含む。エンコー
ダ304へのYN線は、(第3図および第4図の
エントロピー・エンコーダ106/206に入る
(2進の)量子化された値に対応する。SPは状態
入力であり、本実施例では、判断文脈を規定すべ
くエントロピー・エンコーダ106/206が用
いる確率テーブル中の特定の確率を指す。圧縮器
300からの圧縮済データは、(中間の記憶装置
があつてもよいし、なくてもよい)転送エレメン
ト306を経て伸張器310へ伝えられる。伸張
器310は、エントロピー・エンコーダ304と
反対の動作をするエントロピーデ・コーダ312
を含む。グレイレベル・モデル314は、デコー
ダ312へ状態入力を送り、符号化の際にエンコ
ーダ304において向けらたのと同じ確率テーブ
ル中の確率エントリヘデコーダを向ける。圧縮済
データと状態入力から、エントロピー・デコーダ
312は2進出力YNをグレイレベル・モデル・
エレメント314へ出力する。グレイレベル・モ
デル・エレメント314はモデル302に対応す
るものであり、圧縮器300に入るデータ・イン
に対応する出力データ・アウトを生成する。 上記システムは、IBM(登録商標)社のIBM
S370およびIBM PC−ATの両方において実現さ
れている。量子化された予測誤差の符号化に用い
られる統計エリアは、12の近接したセルからな
る。各セルは、所与の状態または文脈に対応す
る。各セルは、4個の2進判断の統計に割り当て
られた16バイトの記憶域を持つ。これらは、第5
図の判断ツリー中の最上の4個のノードに対応す
る。各ボツクスが4バイト単位を表わすような次
の表が、この構造を表わす。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グレイレベル・イメージを構成する画素の行
    列のうちの一部をなす、少なくとも2以上の行の
    中の、各行につき2以上の画素によつて第1パタ
    ーンが形成されるとともに、残りの画素によつて
    第2パターンが形成されており、かつ第1パター
    ンの各画素については既に値が定まつている場合
    において、上記第2パターンの画素の値を予測
    し、予測誤差をエントロピー符号化することを行
    単位で進めて行く際に、符号化対象画素毎にエン
    トロピー符号化のための状態入力を生成するため
    の装置であつて、 符号化対象画素を含む行の中に第1パターンの
    画素が含まれる場合に、上記符号化対象画素の行
    方向に関してその各側につき少なくとも1以上の
    既に値のわかつている画素を選択し、該選択され
    た画素について既にわかつている値に基づいて上
    記符号化対象画素についての勾配状態値を生成す
    る手段と、 第1パターン画素を含む行のうち、上記符号化
    対象画素を含む行の直前に第2パターン画素のエ
    ントロピー符号化が行われた行の中の、上記符号
    化対象画素の最も近くに位置する第2パターン画
    素について求められた予測誤差の算術的なサイン
    に基づいてサイン状態値を決定する手段と、 上記符号化対象画素に関して求まつた勾配状態
    値とサイン状態値に基づいて、上記符号化対象画
    素についての状態入力を生成する手段 を含むことを特徴とする、状態入力生成装置。
JP63035454A 1987-03-20 1988-02-19 状態入力生成装置 Granted JPS63250277A (ja)

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JPS63250277A JPS63250277A (ja) 1988-10-18
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