JPH0549027U - 溶剤回収装置 - Google Patents

溶剤回収装置

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JPH0549027U
JPH0549027U JP10593791U JP10593791U JPH0549027U JP H0549027 U JPH0549027 U JP H0549027U JP 10593791 U JP10593791 U JP 10593791U JP 10593791 U JP10593791 U JP 10593791U JP H0549027 U JPH0549027 U JP H0549027U
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gas
solvent
exhaust
pipe
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昭史 清水
三次 森本
武士 前田
哲也 竹本
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶剤を吸着する2個の吸着塔に対する給気と
排気のタイミングのずれ発生に起因する溶剤含有ガスの
吸着塔からの排気停止を確実に回避する。 【構成】 活性炭素材製のガス吸着用エレメントを設け
た第1および第2の吸着塔に、溶剤含有ガスを供給する
ガス供給管を給気用三方弁10と第1の分岐管とを介し
て接続し、ガス吸着用エレメントを間にして、ガス供給
管とは反対側に、溶剤を吸着除去した後のガスを排出す
る排気部を設けるとともに、その排気部と第1および第
2の吸着塔とを排気用三方弁13と第2の分岐管とを介
して接続し、給気用三方弁10と排気用三方弁13と
を、ロッド23を介して機械的に連動連結し、第1およ
び第2の吸着塔に対して、溶剤含有ガスの供給と溶剤を
吸着除去した後のガスの排気とを同じ側の吸着塔で行う
ように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体工場等で使用される超音波洗浄機やドライクリーニング工場 等から発生するフロンガス(例えば、R−113)や1,1,1−トリクロルエ タンガスなどの塩素系有機溶剤ガスとか、塗装工場や印刷工場等から排出される 石油系有機溶剤ガスなどを回収するために、活性炭素材製のガス吸着用エレメン トを設けた第1および第2の吸着塔を並設し、その第1および第2の吸着塔に、 溶剤含有ガスを供給するガス供給管を給気用三方弁と第1の分岐管とを介して接 続し、ガス吸着用エレメントを間にして、ガス供給管とは反対側に、溶剤を吸着 除去した後のガスを排出する排気部を設けるとともに、その排気部と第1および 第2の吸着塔とを排気用三方弁と第2の分岐管とを介して接続し、かつ、ガス吸 着用エレメントを間にして、溶剤を脱着するための過熱用水蒸気を供給する水蒸 気供給管と、脱着した溶剤を回収する溶剤回収管とを第1および第2の吸着塔に 接続した溶剤回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の溶剤回収装置においては、第1および第2の吸着塔それぞれに、溶 剤含有ガスを供給するガス供給管、ガス吸着用エレメントに吸着された溶剤を加 熱により脱着するために過熱用水蒸気を供給する水蒸気供給管、および、脱着し た溶剤を回収する溶剤回収管をそれぞれ接続し、それらのガス供給管、水蒸気供 給管および溶剤回収管それぞれに、第1および第2の吸着塔それぞれに対応する ように2個づつの電磁弁を設けている。また、吸着塔本体それぞれの上部に、吸 着処理後のガスを大気放出する排ガス出口を設けるとともに、その排ガス出口そ れぞれに弁体を設け、先の6個の電磁弁と2個の弁体をそれぞれ背反的に開閉す るように構成している。
【0003】 更に、本出願人等が、実開平2−142619号に開示したように、第1およ び第2の吸着塔のいずれかに対して、一方では溶剤含有ガスを供給して溶剤をガ ス吸着用エレメントに吸着する溶剤含有ガス給気用に、他方では溶剤を吸着した 吸着塔から溶剤を脱着するための、水蒸気供給用、および、溶剤を吸着除去した 後のガス排出用に、それぞれ三方弁を使用し、個別に開閉弁を設ける場合に比べ て弁の個数を半減できるようにしたものがある。そして、この従来例によれば、 排ガス出口を開閉する弁体にエアーシリンダを連動連結し、このエアーシリンダ に作動用空気を給排する電磁弁を設け、この給排用電磁弁と給気用三方弁とを同 調させることができるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来例の溶剤回収装置では、給気用三方弁と給排用電磁弁とを所定の タイミングで同調操作するように電気的に連動させて個別に切換操作しているた め、そのタイミングにずれを発生するとか、あるいは、電気系の故障などに起因 して、溶剤含有ガスを供給している側の吸着塔から排気されず、溶剤含有ガスの 発生源において、そのガス中に含有される臭気成分が室内に充満したり、また、 塵埃が室内に滞留したりする欠点があった。このことは、排気側において、両吸 着塔に分岐配管を接続し、その分岐配管に電磁操作型の三方弁を介して排気管を 接続する場合にあっても同様である。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、請求項1に係る考 案の溶剤回収装置は、両吸着塔に対する給気と排気のタイミングのずれ発生に起 因する溶剤含有ガスの吸着塔からの排気停止を確実に回避できるようにすること を目的とし、また、請求項2に係る考案の溶剤回収装置は、給気と排気とを簡単 な構成で同調できるようにすることを目的とし、そして、請求項3に係る考案の 溶剤回収装置は、溶剤脱着時における過熱水蒸気の供給と脱着した溶剤の回収の タイミングのずれ発生を確実に回避できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案の溶剤回収装置は、上述のような目的を達成するために、 活性炭素材製のガス吸着用エレメントを設けた第1および第2の吸着塔を並設し 、その第1および第2の吸着塔に、溶剤含有ガスを供給するガス供給管を給気用 三方弁と第1の分岐管とを介して接続し、ガス吸着用エレメントを間にして、ガ ス供給管とは反対側に、溶剤を吸着除去した後のガスを排出する排気部を設ける とともに、その排気部と第1および第2の吸着塔とを排気用三方弁と第2の分岐 管とを介して接続し、かつ、ガス吸着用エレメントを間にして、溶剤を脱着する ための過熱用水蒸気を供給する水蒸気供給管と、脱着した溶剤を回収する溶剤回 収管とを第1および第2の吸着塔に接続した溶剤回収装置において、給気用三方 弁と排気用三方弁とを機械式連動機構を介して連動連結して構成する。
【0007】 ガス吸着用エレメントを構成する活性炭素材としては、活性炭素繊維や粒状活 性炭が使用できる。
【0008】 請求項2に係る考案の溶剤回収装置は、上述のような目的を達成するために、 請求項1に記載の機械式連動機構を、給気用三方弁と排気用三方弁それぞれの弁 棒を同一軸芯回りで回転可能に設け、両弁棒どうしをロッドを介して連結して構 成する。
【0009】 請求項3に係る考案の溶剤回収装置は、上述のような目的を達成するために、 請求項1または請求項2に記載の第1および第2の吸着塔に、第1の三方弁と第 3の分岐管とを介して水蒸気供給管を接続するとともに、第2の三方弁と第4の 分岐管とを介して溶剤回収管を接続し、かつ、第1の三方弁と第2の三方弁とを 機械式連動機構を介して連動連結して構成する。
【0010】
【作用】
請求項1に係る考案の溶剤回収装置の構成によれば、給気用三方弁と排気用三 方弁とを機械的に一体的に切換操作し、溶剤含有ガスを供給している吸着塔から 溶剤を吸着除去した後のガスを排出することができ、かつ、両三方弁のいずれか 一方が故障などで動作不良を生じた場合には、他方の三方弁も切換操作できず、 両三方弁の間で切換タイミングにずれが発生することを回避できる。
【0011】 また、請求項2に係る考案の溶剤回収装置の構成によれば、給気用三方弁と排 気用三方弁それぞれを合理的に配置することにより、ロッドを用いるだけで両三 方弁を連動連結することができる。
【0012】 また、請求項3に係る考案の溶剤回収装置の構成によれば、第1の三方弁と第 2の三方弁とを機械的に一体的に切換操作し、脱着のために過熱水蒸気を供給し ている吸着塔から脱着溶剤を含有するガスを溶剤回収管に流して回収することが でき、かつ、両三方弁のいずれか一方が故障などで動作不良を生じた場合には、 他方の三方弁も切換操作できず、両三方弁の間で切換タイミングにずれが発生す ることを回避できる。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】 <第1実施例> 図1は、本考案の実施例の溶剤回収装置の正面図、図2はその平面図、そして 、図3はフローシートであり、架台1上に、活性炭素繊維製のガス吸着用エレメ ントAを設けた第1および第2の吸着塔2,3をブラケット4…を介して並設す るとともに、有機溶剤を含有した溶剤含有ガスを供給するガス供給ブロワー5、 そのガス供給ブロワー5を駆動する電動モータ6、凝縮器7および比重分離器8 を設置し、ガス供給ブロワー5と電動モータ6とを伝動ベルト(図示せず)を介 して連動連結する。
【0015】 第1および第2の吸着塔2,3に、ガス供給ブロワー5を介装したガス供給管 9を給気用三方弁10と第1の分岐管11とを介して接続し、ガス吸着用エレメ ントAを間にしてガス供給管9とは反対側に、第2の分岐管12と排気用三方弁 13とを介して排気部としての排気管14を接続し、また、第1の開閉弁15を 介装した溶剤回収管16を介して凝縮器7を接続するとともに、凝縮器7と比重 分離器8とを配管19を介して接続し、更に、ガス吸着用エレメントAを間にし て溶剤回収管16とは反対側に、第2の開閉弁20を介装した水蒸気供給管21 を接続する。
【0016】 前記給気用三方弁10と排気用三方弁13それぞれの弁棒10a,13aを、 図4の斜視図に示すように、同一軸芯回りで回転可能に設け、両弁棒10a,1 3aどうしをユニバーサルジョイント22とロッド23とを介して連結し、かつ 、給気用三方弁10の他方側の弁棒10aに電動モータ24を連動連結する。
【0017】 前記給気用三方弁10と排気用三方弁13それぞれは、図5の動作説明に供す る図に示すように、弁箱25にガス流入ポートP1を形成するとともに、そのガ ス流入ポートP1の両側それぞれに90°づつ偏位させて第1および第2のガス流 出ポートP2,P3を形成し、更に、弁箱25に弁体10b,13bを回転可能 に設けて構成し、かつ、その弁体10b,13bそれぞれを仮想円の 180°分の 円弧形状を有する板体で構成し、弁体10b,13bそれぞれにおいて、ガス流 入ポートP1から第1のガス流出ポートP2にガスを流す状態と第2のガス流出 ポートP3に流す状態とに回転によって切換えるとともに、その切換え途中の状 態で、第1および第2のガス流出ポートP2,P3のいずれもがガス流入ポート P1に同時に連通して第1および第2のガス流出ポートP2,P3の両方にガス を流し、ガスの流出停止に起因してガス発生源で室内に臭気成分が充満したり塵 埃が滞留したりすることを回避できるようになっている。
【0018】 以上の構成により、給気用三方弁10と排気用三方弁13の所定の切換えと、 第1および第2の開閉弁15,15,20,20の所定の開閉とにより、ガス供 給ブロワー5によって第1または第2の吸着塔2,3のいずれか一方にガス発生 源からの溶剤含有ガスを供給してガス吸着用エレメントAを通過させ、溶剤をガ ス吸着用エレメントAの活性炭素繊維製吸着材に吸着する。そして、そのときに 、他方の吸着塔2または3において、過熱水蒸気を供給することにより、ガス吸 着用エレメントAの活性炭素繊維製吸着材に吸着された有機溶剤を加熱脱着して 再生し、脱着した溶剤を凝縮器7に供給して液化した後に比重分離器8に供給し 、液状溶剤を分離して回収するようになっている。
【0019】 ガス吸着用エレメントAの活性炭素繊維製吸着材としては、例えば、公称比表 面積1000m2 /gのピッチ系活性炭素繊維(A−10:株式会社アドール製)を フェルト状に加工した活性炭素繊維フェルト(FN300GF10:大阪ガスケ ミカル株式会社製)を用いる。この活性炭素繊維製吸着材に代えて、粒状活性炭 を充填したものを用いるなど、各種の活性炭素材製吸着材を使用できる。
【0020】 <第2実施例> 図6は、第2実施例の要部の斜視図であり、第1実施例と異なるところは次の 通りである。 給気用三方弁10および排気用三方弁13それぞれを、その弁棒10a,13 aの回転軸芯が互いに平行になるように配置するとともに、電動モータ6を、そ のモータ軸6aの回転軸芯が弁棒10a,13aそれぞれの回転軸芯と互いに平 行になるように配置し、弁棒10a,13aおよびモータ軸6aに一体回転可能 にアーム26を取り付けるとともにアーム26…をリンク27を介して連動連結 する。
【0021】 <第3実施例> 図7は、第3実施例の要部の斜視図であり、第2実施例と異なるところは次の 通りである。 給気用三方弁10および排気用三方弁13それぞれの弁棒10a,13aおよ び電動モータ6のモータ軸6aに一体回転可能にスプロケット28を取り付ける とともにスプロケット28…をチェーン29を介して連動連結する。
【0022】 図4における第1実施例の給気用三方弁10および排気用三方弁13それぞれ の弁棒10a,13aどうしをロッド23を介して連動連結する構成、図6にお ける第2実施例のアーム26…およびリンク27を介して連動連結する構成、図 7における第3実施例のスプロケット28…およびチェーン29を介して連動連 結する構成それぞれをして機械式連動機構と称する。
【0023】 <第4実施例> 図8は、第4実施例の要部のフローシートであり、水蒸気供給管21と第1お よび第2の吸着塔2,3それぞれとを第1の三方弁30および第3の分岐管31 ,31を介して接続するとともに、溶剤回収管16と第1および第2の吸着塔2 ,3それぞれとを第2の三方弁32および第4の分岐管33,33を介して接続 する。
【0024】 前記第2の三方弁32と給気用三方弁10と排気用三方弁13と第1の三方弁 30それぞれの弁棒32a,10a,13a,30aを、図9の斜視図に示すよ うに、同一軸芯回りで回転可能に設け、隣合う弁棒32a,10a,13a,3 0aどうしをユニバーサルジョイント34…とロッド35…とを介して連結し、 かつ、第2の三方弁32の他方側の弁棒32aに正逆転可能な電動モータ36を 連動連結する。
【0025】 前記第1および第2の三方弁30,32それぞれは、図10の動作説明に供す る図に示すように、前述した給気用三方弁10と排気用三方弁13それぞれと同 様に、弁箱25にガス流入ポートP1を形成するとともに、そのガス流入ポート P1の両側それぞれに90°づつ偏位させて第1および第2のガス流出ポートP2 ,P3を形成し、更に、弁箱25に弁体30b,32bを回転可能に設けて構成 し、かつ、その弁体30b,32bそれぞれを仮想円の 180°分の円弧形状を有 する板体で構成し、弁体30b,32bそれぞれにおいて、ガス流入ポートP1 から第1のガス流出ポートP2にガスを流す状態と第2のガス流出ポートP3に 流す状態とに回転によって切換えるようになっている。
【0026】 以上の構成により、この第4実施例によれば、電動モータ36の正逆転により 、第1の三方弁30、給気用三方弁10、排気用三方弁13および第2の三方弁 32それぞれを一体的に切換え操作し、ガス供給ブロワー5によって第1または 第2の吸着塔2,3のいずれか一方にガス発生源からの溶剤含有ガスを供給して ガス吸着用エレメントAを通過させ、溶剤をガス吸着用エレメントAの活性炭素 繊維製吸着材に吸着する。そして、そのときに、他方の吸着塔2または3におい て、過熱水蒸気を供給することにより、ガス吸着用エレメントAの活性炭素繊維 製吸着材に吸着された有機溶剤を加熱脱着して再生し、脱着した溶剤を凝縮器7 に供給して液化した後に比重分離器8に供給し、液状溶剤を分離して回収するよ うになっている。
【0027】 前述した第4実施例における、第1の三方弁30、給気用三方弁10、排気用 三方弁13および第2の三方弁32それぞれの弁棒30a,10a,13a,3 2aどうしをロッド35を介して連動連結する構成をして機械式連動機構と称す る。
【0028】 請求項3に係る考案の溶剤回収装置としては、上述第4実施例のように、第1 の三方弁30、給気用三方弁10、排気用三方弁13および第2の三方弁32そ れぞれの弁棒30a,10a,13a,32aどうしをロッド35を介して機械 的に連動連結する構成に限らず、給気用三方弁10および排気用三方弁13とは 別に、第1および第2の三方弁30,32のみを機械的に連動連結するように構 成するものでも良い。
【0029】
【考案の効果】
請求項1に係る考案の溶剤回収装置によれば、給気用三方弁と排気用三方弁と を常に一体的に切換操作して、両三方弁の間での切換タイミングのずれ発生を回 避できるから、吸着塔への溶剤含有ガスの供給が停止することを確実に回避して 、ガス発生源で室内に臭気成分が充満したり塵埃が滞留したりすることを回避で き、溶剤回収などの作業環境の改善を図れるなど、極めて有用な溶剤回収装置を 提供できた。
【0030】 また、請求項2に係る考案の溶剤回収装置によれば、給気用三方弁と排気用三 方弁それぞれの弁棒をロッドによって連結するだけで両三方弁を連動連結でき、 機械式連動機構を極めて簡単かつ安価に構成できる。
【0031】 また、請求項3に係る考案の溶剤回収装置によれば、第1の三方弁と第2の三 方弁とを常に一体的に切換操作して、両三方弁の間での切換タイミングのずれ発 生を回避できるから、一方の吸着塔に過熱水蒸気を供給したときには、その同じ 側の吸着塔に接続された分岐管を通じて脱着溶剤を含有したガスが溶剤回収管に 排出され、例えば、不測に、脱着溶剤を含有したガスの溶剤回収管への排出が阻 止されて吸着塔内の圧力が増大して外部に洩れるといったことを確実に防止でき 、溶剤回収を良好に行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の溶剤回収装置の正面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】溶剤回収装置を示すフローシートである。
【図4】要部の斜視図である。
【図5】動作説明に供する図である。
【図6】第2実施例の要部の斜視図である。
【図7】第3実施例の要部の斜視図である。
【図8】第4実施例の溶剤回収装置の要部を示すフロー
シートである。
【図9】第4実施例の要部の斜視図である。
【図10】第4実施例の動作説明に供する図である。
【符号の説明】
2…第1の吸着塔 3…第2の吸着塔 7…凝縮器 8…比重分離器 9…ガス供給管 10…給気用三方弁 10a…給気用三方弁の弁棒 11…第1の分岐管 12…第2の分岐管 13…排気用三方弁 13a…排気用三方弁の弁棒 14…排気部としての排気管 16…溶剤回収管 21…水蒸気供給管 23…ロッド 30…第1の三方弁 31…第3の分岐管 32…第2の三方弁 33…第4の分岐管 A…ガス吸着用エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹本 哲也 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭素材製のガス吸着用エレメントを
    設けた第1および第2の吸着塔を並設し、その第1およ
    び第2の吸着塔に、溶剤含有ガスを供給するガス供給管
    を給気用三方弁と第1の分岐管とを介して接続し、前記
    ガス吸着用エレメントを間にして、前記ガス供給管とは
    反対側に、溶剤を吸着除去した後のガスを排出する排気
    部を設けるとともに、その排気部と前記第1および第2
    の吸着塔とを排気用三方弁と第2の分岐管とを介して接
    続し、かつ、前記ガス吸着用エレメントを間にして、溶
    剤を脱着するための過熱用水蒸気を供給する水蒸気供給
    管と、脱着した溶剤を回収する溶剤回収管とを前記第1
    および第2の吸着塔に接続した溶剤回収装置において、 前記給気用三方弁と前記排気用三方弁とを機械式連動機
    構を介して連動連結したことを特徴とする溶剤回収装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機械式連動機構が、給
    気用三方弁と排気用三方弁それぞれの弁棒を同一軸芯回
    りで回転可能に設け、両弁棒をロッドを介して連結した
    ものである溶剤回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の溶剤回
    収装置において、第1および第2の吸着塔に、第1の三
    方弁と第3の分岐管とを介して水蒸気供給管を接続する
    とともに、第2の三方弁と第4の分岐管とを介して溶剤
    回収管を接続し、かつ、前記第1の三方弁と前記第2の
    三方弁とを機械式連動機構を介して連動連結した溶剤回
    収装置。
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