JPH0548975B2 - - Google Patents
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- JPH0548975B2 JPH0548975B2 JP60120839A JP12083985A JPH0548975B2 JP H0548975 B2 JPH0548975 B2 JP H0548975B2 JP 60120839 A JP60120839 A JP 60120839A JP 12083985 A JP12083985 A JP 12083985A JP H0548975 B2 JPH0548975 B2 JP H0548975B2
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Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔目次〕
概 要
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする問題点
問題点を解決するための手段(第1図)
作 用
実施例
(a) 第1の発明の一実施例の説明(第2図、第3
図、第4図、第5図) (b) 一実施例の要部構成の説明(第6図、第7
図、第8図、第9図) (c) 一実施例の要部構成の動作の説明(第10
図、第11図、第12図) (d) 第2の発明の一実施例の説明(第13図) 発明の効果 〔概要〕 回線からの受信信号を復調、タイミング抽出、
自動等化して受信データを出力する受信装置のタ
イミング再生方法において、等化部を固定等化部
と自動等化部に分け、固定等化部にトレーニング
信号のインパルス応答の複素共役をセツトして、
固定等化部よりタイミング位相に無関係な出力が
得られるようにして、タイミング引込みの最適化
及びRS−CS時間の短縮化を図るものである。
図、第4図、第5図) (b) 一実施例の要部構成の説明(第6図、第7
図、第8図、第9図) (c) 一実施例の要部構成の動作の説明(第10
図、第11図、第12図) (d) 第2の発明の一実施例の説明(第13図) 発明の効果 〔概要〕 回線からの受信信号を復調、タイミング抽出、
自動等化して受信データを出力する受信装置のタ
イミング再生方法において、等化部を固定等化部
と自動等化部に分け、固定等化部にトレーニング
信号のインパルス応答の複素共役をセツトして、
固定等化部よりタイミング位相に無関係な出力が
得られるようにして、タイミング引込みの最適化
及びRS−CS時間の短縮化を図るものである。
本発明は、モデム等のデータ受信装置におい
て、受信信号からタイミング再生を行なうタイミ
ング再生方法に関し、特にRS−CS時間を短縮し
且つ最適な引込み位相でタイミング再生しうるタ
イミング再生方法に関する。
て、受信信号からタイミング再生を行なうタイミ
ング再生方法に関し、特にRS−CS時間を短縮し
且つ最適な引込み位相でタイミング再生しうるタ
イミング再生方法に関する。
データ伝送を行うのに、既設の電話回線を利用
する方法が広く用いられている。このような電話
回線はアナログ回線であるから、デジタルデータ
をアナログの信号に変復調するモデム(変復調
器)が用いられいる。
する方法が広く用いられている。このような電話
回線はアナログ回線であるから、デジタルデータ
をアナログの信号に変復調するモデム(変復調
器)が用いられいる。
このようなモデムの受信装置においては、回線
特性に合わせて、AGC、タイミング再生、自動
等化を初期設定して、回線特性による受信信号の
歪を補正してエラーレートの少ない出力データを
得るようにしている。
特性に合わせて、AGC、タイミング再生、自動
等化を初期設定して、回線特性による受信信号の
歪を補正してエラーレートの少ない出力データを
得るようにしている。
このため、送信側では接続されたターミナル、
通信制御装置からのRS(送信要求)に応じてトレ
ーニング信号を受信装置に送信し、受信装置の初
期設定(トレーニング)終了をみはからつてター
ミナル等にCS(送信許可)を与え、ターミナル等
からデータを送信させ送信側より変調して受信装
置にデータ伝送している。従つて、送信側はRS
を発してからCSを受けるまで、データ伝送の開
始を待つ必要があり、これをRS−CS時間と称
し、受信装置側の初期設定に要する時間に依存す
る。この初期設定の内、AGCの初期設定は比較
的容易であり且つ最適に設定できる。又、自動等
化の初期設定も、本発明者等による特許出願公開
昭58−121838号公報(特許出願昭56−214604号)
に示された技術によつて短縮化、最適化が得られ
ている。
通信制御装置からのRS(送信要求)に応じてトレ
ーニング信号を受信装置に送信し、受信装置の初
期設定(トレーニング)終了をみはからつてター
ミナル等にCS(送信許可)を与え、ターミナル等
からデータを送信させ送信側より変調して受信装
置にデータ伝送している。従つて、送信側はRS
を発してからCSを受けるまで、データ伝送の開
始を待つ必要があり、これをRS−CS時間と称
し、受信装置側の初期設定に要する時間に依存す
る。この初期設定の内、AGCの初期設定は比較
的容易であり且つ最適に設定できる。又、自動等
化の初期設定も、本発明者等による特許出願公開
昭58−121838号公報(特許出願昭56−214604号)
に示された技術によつて短縮化、最適化が得られ
ている。
従つて、タイミング再生における初期設定の短
縮化がRS−CS時間短縮のネツクとなつており、
且つ出力データのエラーレート向上のネツクとな
つていた。
縮化がRS−CS時間短縮のネツクとなつており、
且つ出力データのエラーレート向上のネツクとな
つていた。
従来のモデム受信装置の要部構成は、第14図
に示す様に次のようにタイミング再生を行つてい
た。
に示す様に次のようにタイミング再生を行つてい
た。
即ち、回線からの受信信号はハンドパスフイル
タ1で帯域制限された後にA/D(アナログ/デ
ジタル)コンバータ2により後述するサンプリン
グクロツクの周期でデジタル信号に変換された
後、デジタルシグナルプロセツサDSPに入力さ
れる。デジタルシグナルプロセツサDSPでは、
A/Dコンバータ2からの出力を復調部3で復調
処理し、ベースバンドに変換した後、ロールオフ
フイルタ部5で波形整形し、AGC部8でAGC制
御後、タイミング抽出部4でタイミング信号が抽
出され、判定部10で位相ずれ(進み/遅れ)を
判定する。尚、復調部3、ロールオフフイルタ部
5、AGC部8、タイミング抽出部4、判定部1
0は、デジタルシグナルプロセツサDSPが実行
する処理をブロツク化したものである。
タ1で帯域制限された後にA/D(アナログ/デ
ジタル)コンバータ2により後述するサンプリン
グクロツクの周期でデジタル信号に変換された
後、デジタルシグナルプロセツサDSPに入力さ
れる。デジタルシグナルプロセツサDSPでは、
A/Dコンバータ2からの出力を復調部3で復調
処理し、ベースバンドに変換した後、ロールオフ
フイルタ部5で波形整形し、AGC部8でAGC制
御後、タイミング抽出部4でタイミング信号が抽
出され、判定部10で位相ずれ(進み/遅れ)を
判定する。尚、復調部3、ロールオフフイルタ部
5、AGC部8、タイミング抽出部4、判定部1
0は、デジタルシグナルプロセツサDSPが実行
する処理をブロツク化したものである。
判定部10の進み/遅れ判定出力はマイクロプ
ロセツサMPUに与えられ、マイクロプロセツサ
MPUのPLL(フエイズロツクループ)部7を調
整して、その出力であるボーレートクロツクをタ
イミング信号に同期させる、ボーレートクロツク
は内部クロツクとして働き、これによつてモデム
内部はタイミング信号と同期して動作できる。
ロセツサMPUに与えられ、マイクロプロセツサ
MPUのPLL(フエイズロツクループ)部7を調
整して、その出力であるボーレートクロツクをタ
イミング信号に同期させる、ボーレートクロツク
は内部クロツクとして働き、これによつてモデム
内部はタイミング信号と同期して動作できる。
このようなタイミング再生のために、タイミン
グ引込みが必要となり、従来第15図Aの如く、
データに先立つてトレーニング信号としてCD検
出(キヤリア検出)AGC調整用パターンTP1
と、タイミング抽出用パターンTP2と、自動等
化用パターンTP3を連続的に送信していた。
グ引込みが必要となり、従来第15図Aの如く、
データに先立つてトレーニング信号としてCD検
出(キヤリア検出)AGC調整用パターンTP1
と、タイミング抽出用パターンTP2と、自動等
化用パターンTP3を連続的に送信していた。
受信装置ではパターンTP1でCD検出を行な
い、受信信号有りを検出し、AGC8を調整し、
パターンTP2でタイミング引込みを行い、パタ
ーンTP3で再生インパルスで自動等化調整を行
なう。
い、受信信号有りを検出し、AGC8を調整し、
パターンTP2でタイミング引込みを行い、パタ
ーンTP3で再生インパルスで自動等化調整を行
なう。
このパターンTP2でタイミング引込みを行う
ため、第15図BのパターンTP2のタイミング
抽出信号を判定部10が判定面のどのベクトル面
にあるかを判定し、タイミング抽出信号がベクト
ル面の(1+jο)の位置にくるようにPLL部を位
相ジヤンプさせて引込んでいた。即ち、ベクトル
面で(1+jο)よりθだけずれていれば、θ分
PLL7を位相ジヤンプさせていた。
ため、第15図BのパターンTP2のタイミング
抽出信号を判定部10が判定面のどのベクトル面
にあるかを判定し、タイミング抽出信号がベクト
ル面の(1+jο)の位置にくるようにPLL部を位
相ジヤンプさせて引込んでいた。即ち、ベクトル
面で(1+jο)よりθだけずれていれば、θ分
PLL7を位相ジヤンプさせていた。
従つてデータ伝送中は、タイミング信号の微少
な周波数ずれ(位相ジツタ)を調整すればよいこ
とになる。
な周波数ずれ(位相ジツタ)を調整すればよいこ
とになる。
このような従来のタイミング再生方法では、
PLLが位相ジヤンプして瞬時引込みを行うこと
から、A/Dコンバータ2へ与えるサンプリング
クロツクの位相も変つてしまい、ロールオフフイ
ルタ部5において過渡応答が生じる。即ち、第1
5図Bに示す如く、トレーニング信号を含む受信
信号に対し、タイミング引込みによつてθだけ位
相ジヤンプすると、ロールオフフイルタ部5で過
渡応答が生じ、その間の信号が以降の自動等化引
込み、AGC引込みにおいて使用できなくなる。
従つて、この過渡応答が終了するのを待つてトレ
ーニング信号による他の同期引込みを開始させる
必要があり、トレーニング期間が長くなるという
問題がある他に、タイミング引込みの特別のトレ
ーニングパターンTP2を送信する必要があり、
結果的にRS−CS時間が長くなるという問題もあ
つた。
PLLが位相ジヤンプして瞬時引込みを行うこと
から、A/Dコンバータ2へ与えるサンプリング
クロツクの位相も変つてしまい、ロールオフフイ
ルタ部5において過渡応答が生じる。即ち、第1
5図Bに示す如く、トレーニング信号を含む受信
信号に対し、タイミング引込みによつてθだけ位
相ジヤンプすると、ロールオフフイルタ部5で過
渡応答が生じ、その間の信号が以降の自動等化引
込み、AGC引込みにおいて使用できなくなる。
従つて、この過渡応答が終了するのを待つてトレ
ーニング信号による他の同期引込みを開始させる
必要があり、トレーニング期間が長くなるという
問題がある他に、タイミング引込みの特別のトレ
ーニングパターンTP2を送信する必要があり、
結果的にRS−CS時間が長くなるという問題もあ
つた。
又、回線特性によつてタイミングの最適位相が
異なるため、抽出位相の最適化が困難であるとい
う問題もあつた。
異なるため、抽出位相の最適化が困難であるとい
う問題もあつた。
本発明は、RS−CS時間を短縮し且つ最適な引
込み位相によつてタイミング再生しうるデータ受
信装置のタイミング再生方法を提供することを目
的とする。
込み位相によつてタイミング再生しうるデータ受
信装置のタイミング再生方法を提供することを目
的とする。
第1図は本発明の原理説明図であり、第1図A
は第1の発明の原理説明図、第1図Bは第2の発
明の原理説明図である。
は第1の発明の原理説明図、第1図Bは第2の発
明の原理説明図である。
第1図A中、第14図で示したものと同一のも
のは同一の記号であり、6は位相回転部であり、
トレーニング時にタイミング位相を引込み、ホー
ルドし、データ受信時にホールドしたタイミング
位相でタイミング抽出部4の抽出タイミング成分
を回転させるもの、12はインパルス再生部であ
り、トレーニング時のインパルス成分を含む自動
等化調整パターンからインパルスを再生し、再生
インパルスの複素共役を第1の等化部(後述)の
タツプ係数としてセツトし、第2の等化部(後
述)を初期設定するもの、13は第1の等化部で
あり、インパルス再生部12からセツトされたタ
ツプ係数によつてAGC部8からの復調信号を固
定等化するもの、14は第2の等化部であり、第
1の等化器の等化出力を入力として自動等化して
出力データを発するものである。従つて、第1図
Aの第1の発明では、タイミング再生はタイミン
グ抽出部4の抽出タイミング成分を位相回転部6
の引込み位相で回転されて得られ、第1の等化部
13は再生インパルスの複素共役がセツトされ、
自己相関特性を示す。
のは同一の記号であり、6は位相回転部であり、
トレーニング時にタイミング位相を引込み、ホー
ルドし、データ受信時にホールドしたタイミング
位相でタイミング抽出部4の抽出タイミング成分
を回転させるもの、12はインパルス再生部であ
り、トレーニング時のインパルス成分を含む自動
等化調整パターンからインパルスを再生し、再生
インパルスの複素共役を第1の等化部(後述)の
タツプ係数としてセツトし、第2の等化部(後
述)を初期設定するもの、13は第1の等化部で
あり、インパルス再生部12からセツトされたタ
ツプ係数によつてAGC部8からの復調信号を固
定等化するもの、14は第2の等化部であり、第
1の等化器の等化出力を入力として自動等化して
出力データを発するものである。従つて、第1図
Aの第1の発明では、タイミング再生はタイミン
グ抽出部4の抽出タイミング成分を位相回転部6
の引込み位相で回転されて得られ、第1の等化部
13は再生インパルスの複素共役がセツトされ、
自己相関特性を示す。
即ち、本発明の第1の発明は、回線からの受信
信号をアナログデジタル変換するAD変換器と、
該AD変換器からのデジタル受信信号を処理する
プロセツサとを有し、該プロセツサが、該受信信
号を復調し、該復調信号をセツトされたタツプ係
数で固定等化し、該固定等化出力を自動等化して
出力データを得るとともに、抽出したタイミング
成分に位相同期したクロツクを発生して、該AD
変換器のサンプリングクロツクに利用するデータ
受信装置において、該プロセツサは、該復調信号
からタイミング成分を抽出し、該タイミング抽出
したタイミング成分をセツトされた位相補正量で
回転し、該位相回転されたタイミング成分に位相
同期したクロツクを発生するとともに、トレーニ
ング時に、送信側からインパルス成分とタイミン
グ成分とを含むトレーニング信号を送出して、該
トレーニング信号の復調信号から再生インパルス
を再生して、該再生インパルスの複素共役を該固
定等化のためのタツプ係数としてセツトし且つ該
再生インパルスを用いて該自動等化のためのタツ
プ係数を初期設定するとともに、該トレーニング
信号の復調信号からタイミング成分を抽出し、抽
出したタイミング成分のタイミング位相をホール
ドして、その複素共役を該位相補正量としてセツ
トすることを特徴としている。
信号をアナログデジタル変換するAD変換器と、
該AD変換器からのデジタル受信信号を処理する
プロセツサとを有し、該プロセツサが、該受信信
号を復調し、該復調信号をセツトされたタツプ係
数で固定等化し、該固定等化出力を自動等化して
出力データを得るとともに、抽出したタイミング
成分に位相同期したクロツクを発生して、該AD
変換器のサンプリングクロツクに利用するデータ
受信装置において、該プロセツサは、該復調信号
からタイミング成分を抽出し、該タイミング抽出
したタイミング成分をセツトされた位相補正量で
回転し、該位相回転されたタイミング成分に位相
同期したクロツクを発生するとともに、トレーニ
ング時に、送信側からインパルス成分とタイミン
グ成分とを含むトレーニング信号を送出して、該
トレーニング信号の復調信号から再生インパルス
を再生して、該再生インパルスの複素共役を該固
定等化のためのタツプ係数としてセツトし且つ該
再生インパルスを用いて該自動等化のためのタツ
プ係数を初期設定するとともに、該トレーニング
信号の復調信号からタイミング成分を抽出し、抽
出したタイミング成分のタイミング位相をホール
ドして、その複素共役を該位相補正量としてセツ
トすることを特徴としている。
次に、本発明の第2の発明を、第1図Bで説明
すると、第1図B中、第14図及び第1図Aで示
したものと同一のものは、同一の記号で示してあ
り、第2の発明では、第1の等化部13の等化出
力を用いてタイミング抽出部4がタイミング再生
を行つている。
すると、第1図B中、第14図及び第1図Aで示
したものと同一のものは、同一の記号で示してあ
り、第2の発明では、第1の等化部13の等化出
力を用いてタイミング抽出部4がタイミング再生
を行つている。
即ち、本発明の第2の発明は、回線からの受信
信号をアナログデジタル変換するAD変換器と、
該AD変換器からのデジタル受信信号を処理する
プロセツサとを有し、該プロセツサが、該受信信
号を復調し、該復調信号をセツトされたタツプ係
数で固定等化し、該固定等化出力を自動等化して
出力データを得るとともに、抽出したタイミング
成分に位相同期したクロツクを発生して、該AD
変換器のサンプリングクロツクに利用するデータ
受信装置において、該プロセツサは、該固定等化
出力からタイミング再生を行い、該再生したタイ
ミング成分に位相同期したクロツクを発生すると
ともに、トレーニング時に、送信側から送られる
インパルス成分を含むトレーニング信号の復調信
号から再生インパルスを再生して、該再生インパ
ルスの複素共役を該固定等化のためのタツプ係数
としてセツトし且つ該再生インパルスを用いて該
自動等化のためのタツプ係数を初期設定すること
を特徴としている。
信号をアナログデジタル変換するAD変換器と、
該AD変換器からのデジタル受信信号を処理する
プロセツサとを有し、該プロセツサが、該受信信
号を復調し、該復調信号をセツトされたタツプ係
数で固定等化し、該固定等化出力を自動等化して
出力データを得るとともに、抽出したタイミング
成分に位相同期したクロツクを発生して、該AD
変換器のサンプリングクロツクに利用するデータ
受信装置において、該プロセツサは、該固定等化
出力からタイミング再生を行い、該再生したタイ
ミング成分に位相同期したクロツクを発生すると
ともに、トレーニング時に、送信側から送られる
インパルス成分を含むトレーニング信号の復調信
号から再生インパルスを再生して、該再生インパ
ルスの複素共役を該固定等化のためのタツプ係数
としてセツトし且つ該再生インパルスを用いて該
自動等化のためのタツプ係数を初期設定すること
を特徴としている。
本発明では、基本的には、第1の等化部13の
出力が位相に無関係となるように初期設定する。
出力が位相に無関係となるように初期設定する。
即ち、インパルス再生部12において、入力の
インパルス系列をP1,P2,…Pnとすると、イン
パルス再生部12はこのインパルス系列を再生
し、次の如くの第1の等化部13のタツプ係数
C1,C2…Cnを演算する。
インパルス系列をP1,P2,…Pnとすると、イン
パルス再生部12はこのインパルス系列を再生
し、次の如くの第1の等化部13のタツプ係数
C1,C2…Cnを演算する。
但し、Pn*はPnの複素共役。
このタツプ係数Cnを第1の等化部13にセツ
トすると、第1の等化部13は、トランスバーサ
ルフイルタの形式をとつているので、等化出力
EDは、 即ち、(2)式は等化出力が自己相関系列となるこ
とを示し、(Pi *・Pi)により、位相成分の項は完
全に消去されることになる。即ち、第1の等化部
13は自己相関となるため、復調における入力の
A/D部2のサンプリング位相に無関係な出力が
得られる。
トすると、第1の等化部13は、トランスバーサ
ルフイルタの形式をとつているので、等化出力
EDは、 即ち、(2)式は等化出力が自己相関系列となるこ
とを示し、(Pi *・Pi)により、位相成分の項は完
全に消去されることになる。即ち、第1の等化部
13は自己相関となるため、復調における入力の
A/D部2のサンプリング位相に無関係な出力が
得られる。
このことは、等化系のタイミング引き込みが瞬
時に行われたことになり、直ちに自動同化調整が
可能となる。
時に行われたことになり、直ちに自動同化調整が
可能となる。
そして、第1の発明においては、等化系がタイ
ミング位相と無関係に動作できるので、タイミン
グ引き込みは、引き込み位相でPLL部7を直接
制御することを要せず、位相ジヤンプを発生しな
いトレーニング時のタイミング位相をホールド
し、この引き込み位相でタイミング成分を回転補
正する方法をとることができる。
ミング位相と無関係に動作できるので、タイミン
グ引き込みは、引き込み位相でPLL部7を直接
制御することを要せず、位相ジヤンプを発生しな
いトレーニング時のタイミング位相をホールド
し、この引き込み位相でタイミング成分を回転補
正する方法をとることができる。
このため、位相回転部6で引込み時のタイミン
グ位相ej〓をホールドし、その複素共役e-j〓を得、
タイミング抽出部4の抽出タイミング成分を位相
回転する。従つてPLL部7の入力は常に引込み
時の位相にホールドされ、周波数追従のみが実行
できる。又、第2の発明では、位相成分の消去さ
れた第1の等化部13の等化出力EDからタイミ
ング抽出しているから、位相補正は第1の等化部
13で行なわれ、従つて周波数追従のみを行なえ
ばよい。
グ位相ej〓をホールドし、その複素共役e-j〓を得、
タイミング抽出部4の抽出タイミング成分を位相
回転する。従つてPLL部7の入力は常に引込み
時の位相にホールドされ、周波数追従のみが実行
できる。又、第2の発明では、位相成分の消去さ
れた第1の等化部13の等化出力EDからタイミ
ング抽出しているから、位相補正は第1の等化部
13で行なわれ、従つて周波数追従のみを行なえ
ばよい。
このように、タイミング引込みは自動等化調整
用パターンのインパルスによつて行なわれるた
め、トレーニング信号中にタイミング調整用の特
別のパターンが不要となり、RS−CS時間を短縮
できる。
用パターンのインパルスによつて行なわれるた
め、トレーニング信号中にタイミング調整用の特
別のパターンが不要となり、RS−CS時間を短縮
できる。
又、等化系がタイミング位相に無関係となるこ
とから、常に最適引込みが可能となり、エラーレ
ートが向上する。
とから、常に最適引込みが可能となり、エラーレ
ートが向上する。
(a) 第1の発明の一実施例の説明
第2図は第1の発明の一実施例構成図である。
図中、第1図Aで示したものと同一のものは同
一の記号で示してあり、11はCD検出部であり、
受信信号のキヤリアを検出し、受信信号有を示す
CD信号を出力するもの、15は判定部であり、
第2の等化部14の等化出力ED2からデータを
判定し、且つ判定データと等化出力ED2の誤差
Eγによつて第2の等化部14のタツプ係数を補
正するもの、16は符号変換部(デスクラブラ)
であり、送信側よりスクランブルされたデータを
デスクランプルし、元の送信データに戻し受信デ
ータRDとして出力するもの、17はデータ品質
検出部であり、判定部15の誤差Eγを積分し、
データ品質を監視し、SQR(品質検出)出力を発
するもの、18はシーケンサであり、CD信号を
受け、各部の動作をシーケンス制御するものであ
る。
一の記号で示してあり、11はCD検出部であり、
受信信号のキヤリアを検出し、受信信号有を示す
CD信号を出力するもの、15は判定部であり、
第2の等化部14の等化出力ED2からデータを
判定し、且つ判定データと等化出力ED2の誤差
Eγによつて第2の等化部14のタツプ係数を補
正するもの、16は符号変換部(デスクラブラ)
であり、送信側よりスクランブルされたデータを
デスクランプルし、元の送信データに戻し受信デ
ータRDとして出力するもの、17はデータ品質
検出部であり、判定部15の誤差Eγを積分し、
データ品質を監視し、SQR(品質検出)出力を発
するもの、18はシーケンサであり、CD信号を
受け、各部の動作をシーケンス制御するものであ
る。
尚、これらのブロツクはデジタルシグナルプロ
セツサDSP及びマイクロプロセツサMPUの処理
を等化ブロツクとして示したものである。
セツサDSP及びマイクロプロセツサMPUの処理
を等化ブロツクとして示したものである。
次に、第2図実施例の構成の動作について、第
3図動作説明図、第4図位相回転説明図、第5図
最適引込み説明図を用いて説明する。
3図動作説明図、第4図位相回転説明図、第5図
最適引込み説明図を用いて説明する。
先づ、トレーニング信号として第3図に示す自
動等化調整パターンのみを送信する。この自動等
化調整パターンは、一般にインパルス成分を含ん
でいるが、更にタイミング成分を含むパターンを
送信する。
動等化調整パターンのみを送信する。この自動等
化調整パターンは、一般にインパルス成分を含ん
でいるが、更にタイミング成分を含むパターンを
送信する。
トレーニング信号が送信側より回線を介して与
えられると、バンドパスフイルタ1で帯域制限
し、A/Dコンバータ2でデジタル化され、復調
部3で復調処理されてロールオフフイルタ部5で
波形整形される。この出力によつてCD検出部8
がキヤリア検出し送信開始を検知する。これによ
つてシーケンサ18は初期設定開始指示を行な
う。シーケンサ18は先づトレーニング信号によ
つてAGC部8の初期設定を行なわしめる。
えられると、バンドパスフイルタ1で帯域制限
し、A/Dコンバータ2でデジタル化され、復調
部3で復調処理されてロールオフフイルタ部5で
波形整形される。この出力によつてCD検出部8
がキヤリア検出し送信開始を検知する。これによ
つてシーケンサ18は初期設定開始指示を行な
う。シーケンサ18は先づトレーニング信号によ
つてAGC部8の初期設定を行なわしめる。
一方、ロールオフフイルタ部5の出力はAGC
部8で自動利得制御された後、タイミング抽出部
4でタイミング成分が第3図の如く抽出され、
AGC部8の復調出力はインパルス再生部12で
正規化インパルスXJが再生され、更にインパル
スXJから複素共役を求め、これを第1の等化部
13のタツプ係数CJとしてセツトする。更に、
第1の等化部13は正規化インパルスXJとタツ
プ係数CJとから自己相関系列Amを求め、これを
第2の等化部14へ送つて初期設定せしめる。
部8で自動利得制御された後、タイミング抽出部
4でタイミング成分が第3図の如く抽出され、
AGC部8の復調出力はインパルス再生部12で
正規化インパルスXJが再生され、更にインパル
スXJから複素共役を求め、これを第1の等化部
13のタツプ係数CJとしてセツトする。更に、
第1の等化部13は正規化インパルスXJとタツ
プ係数CJとから自己相関系列Amを求め、これを
第2の等化部14へ送つて初期設定せしめる。
一方、タイミング抽出部4のタイミング成分は
位相回転部6へ与えられ、第4図に示す如くタイ
ミング位相ej〓をトレーニングの終了時にホール
ドし、その複素共役e-j〓を位相回転量として保持
しておく。従つて、データ受信中位相ej〓のタイ
ミング成分に対しては、e-j〓によつて(1+jο)
の点に位相回転する。これらはシーケンサ18の
シーケンス制御によつて順次制御され、自動等化
調整用パターンによつてAGC引込み、タイミン
グ引込み、自動等化引込みが実行される。
位相回転部6へ与えられ、第4図に示す如くタイ
ミング位相ej〓をトレーニングの終了時にホール
ドし、その複素共役e-j〓を位相回転量として保持
しておく。従つて、データ受信中位相ej〓のタイ
ミング成分に対しては、e-j〓によつて(1+jο)
の点に位相回転する。これらはシーケンサ18の
シーケンス制御によつて順次制御され、自動等化
調整用パターンによつてAGC引込み、タイミン
グ引込み、自動等化引込みが実行される。
従つて、第1の等化部13はサンプリング位相
に関係なく、自己相関特性を示すから、第5図A
の従来の位相−アイパターン劣化特性に示す回線
特性L1,L2,L3に応じて最適位相が異なる
ことがなく、第5図Bの如く回線特性L1〜L3
によらず常にタイミング位相の最適化が可能とな
り、最適パラメータの設定が可能となる。
に関係なく、自己相関特性を示すから、第5図A
の従来の位相−アイパターン劣化特性に示す回線
特性L1,L2,L3に応じて最適位相が異なる
ことがなく、第5図Bの如く回線特性L1〜L3
によらず常にタイミング位相の最適化が可能とな
り、最適パラメータの設定が可能となる。
これとともに、特許出願公開昭58−121838号公
報で示した様に、第1の等化部13がインパルス
応答の複素共役がセツトされ、固定等化するの
で、第2の等化部14は対称行列を内容とする対
称等化器となるから、時間的に非対称なインパル
ス信号に対する逆特性の初期設定が、時間的に対
称として初期設定するから、初期設定に要する時
間が短縮される。従つて、トレーニング信号の短
縮化ができ、これによつてRS−CS時間を一層短
縮しうる。
報で示した様に、第1の等化部13がインパルス
応答の複素共役がセツトされ、固定等化するの
で、第2の等化部14は対称行列を内容とする対
称等化器となるから、時間的に非対称なインパル
ス信号に対する逆特性の初期設定が、時間的に対
称として初期設定するから、初期設定に要する時
間が短縮される。従つて、トレーニング信号の短
縮化ができ、これによつてRS−CS時間を一層短
縮しうる。
トレーニング信号に引続くデータ信号は同様に
ハンドパスフイルタ1、A/D部2、復調部3、
ロールオフフイルタ部5及びAGC部8で復調さ
れ、タイミング抽出部4及び第1の等化部13に
入力される。第1の等化部13ではセツトされた
タツプ係数CJで固定等化し、その等化出力ED1
は第2の等化部14に入力され自動等化され、等
化出力ED2は判定部15で判定され、出力デー
タを発し、誤差Eγにより第2の等化部14のタ
ツプ係数を補正する。この出力データは符号変換
部16でデスクランブルされ、受信データとして
装置側へ出力される。
ハンドパスフイルタ1、A/D部2、復調部3、
ロールオフフイルタ部5及びAGC部8で復調さ
れ、タイミング抽出部4及び第1の等化部13に
入力される。第1の等化部13ではセツトされた
タツプ係数CJで固定等化し、その等化出力ED1
は第2の等化部14に入力され自動等化され、等
化出力ED2は判定部15で判定され、出力デー
タを発し、誤差Eγにより第2の等化部14のタ
ツプ係数を補正する。この出力データは符号変換
部16でデスクランブルされ、受信データとして
装置側へ出力される。
一方、タイミング抽出部4は、復調信号からタ
イミング成分を抽出し、位相回転部6で引込み位
相分位相回転し、PLL部7を制御する。従つて、
PLL部7は位相ジツタ(周波数ずれ)分の周波
数制御され、A/D部のサンプリングクロツクを
追従制御する。
イミング成分を抽出し、位相回転部6で引込み位
相分位相回転し、PLL部7を制御する。従つて、
PLL部7は位相ジツタ(周波数ずれ)分の周波
数制御され、A/D部のサンプリングクロツクを
追従制御する。
このようにして、送信データに対する受信動作
が行なわれる。尚、データ品質検出部17は誤差
Eγを積分し、積分値が所定値に達すると、品質
劣化信号SQDを装置側へ発し、対処せしめる。
が行なわれる。尚、データ品質検出部17は誤差
Eγを積分し、積分値が所定値に達すると、品質
劣化信号SQDを装置側へ発し、対処せしめる。
(b) 一実施例の要部構成の説明
第6図は第2図構成の復調部分(復調部3、ロ
ールオフフイルタ部5、AGC部8)の詳細等化
回路図である。
ールオフフイルタ部5、AGC部8)の詳細等化
回路図である。
図中、第2図で示したものと同一のものは同一
の記号で示してあり、31,32は乗算器であ
り、各々搬送波cosθ、−sinθを乗じて復調し、X
(Real)、Y(Imaginary)を出力するもの、50
XはX側ロールオフフイルタ、50XはY側ロー
ルオフフイルタであり、各々同一の構成を有し、
X側ロールオフフイルタ50Xは、n段の遅延回
路(タツプ)51a〜51nと、各遅延回路51
a〜51nの出力にタツプ係数C1〜Coを乗じる
乗算器52a〜52nと、各乗算器52a〜52
nの出力を加算する加算器53とで構成されてい
る。
の記号で示してあり、31,32は乗算器であ
り、各々搬送波cosθ、−sinθを乗じて復調し、X
(Real)、Y(Imaginary)を出力するもの、50
XはX側ロールオフフイルタ、50XはY側ロー
ルオフフイルタであり、各々同一の構成を有し、
X側ロールオフフイルタ50Xは、n段の遅延回
路(タツプ)51a〜51nと、各遅延回路51
a〜51nの出力にタツプ係数C1〜Coを乗じる
乗算器52a〜52nと、各乗算器52a〜52
nの出力を加算する加算器53とで構成されてい
る。
80a,80bは乗算器であり、ロールオフフ
イルタ部5の出力RX,RYにゲインGを乗算す
るもの、81a,81bは乗算器であり、各々
RX,RYを2乗するもの、82は加算器であり、
各乗算器81a,81bの出力を加算して、パワ
ーを得るもの、83は加算器であり、基準電圧
(値)mから加算器82の出力パワーを減じるも
の、84は乗算器であり、フイードバツク係数n
を乗じて、フイードバツク量(誤差量)を得るも
の、85は加算器、86はタツプであり、積分
(平均化)回路を構成し、誤差量を積分するもの、
87は乗算器であり、所定の係数β1を乗じるも
の、88は加算器であり、所定値β2を加算してリ
ミツトし、ゲインGを作成するものであり、これ
らによつて周知のデジタルAGC部を構成する。
尚、これらの動作は周知であるので、説明は省略
する。
イルタ部5の出力RX,RYにゲインGを乗算す
るもの、81a,81bは乗算器であり、各々
RX,RYを2乗するもの、82は加算器であり、
各乗算器81a,81bの出力を加算して、パワ
ーを得るもの、83は加算器であり、基準電圧
(値)mから加算器82の出力パワーを減じるも
の、84は乗算器であり、フイードバツク係数n
を乗じて、フイードバツク量(誤差量)を得るも
の、85は加算器、86はタツプであり、積分
(平均化)回路を構成し、誤差量を積分するもの、
87は乗算器であり、所定の係数β1を乗じるも
の、88は加算器であり、所定値β2を加算してリ
ミツトし、ゲインGを作成するものであり、これ
らによつて周知のデジタルAGC部を構成する。
尚、これらの動作は周知であるので、説明は省略
する。
第7図は第2図構成のタイミング抽出部の詳細
等化回路図である。
等化回路図である。
図中、第2図で示したものと同一のものは同一
の記号で示してあり、41,42はタイミング抽
出フイルタ(1200Hz帯域フイルタ)であり、各々
AGC部8からの実部、虚部であるAX,AY成分
の内タイミング信号の帯域のタイミング成分を抽
出するもの、43,44は二乗回路であり、各フ
イルタ41,42の出力を二乗するもの、45は
加算器であり、各二乗回路43,44の出力を加
算して、タイミング成分のパワーを得るもの、4
6はローパスフイルタ(2400Hz帯域フイルタ)で
あり、交流成分を除去してタイミング成分TXを
出力するもの、47は90°成分検出部であり、ロ
ーパスフイルタ46のXタイミング成分TXから
90°回転したYタイミング成分TYを出力するもの
である。
の記号で示してあり、41,42はタイミング抽
出フイルタ(1200Hz帯域フイルタ)であり、各々
AGC部8からの実部、虚部であるAX,AY成分
の内タイミング信号の帯域のタイミング成分を抽
出するもの、43,44は二乗回路であり、各フ
イルタ41,42の出力を二乗するもの、45は
加算器であり、各二乗回路43,44の出力を加
算して、タイミング成分のパワーを得るもの、4
6はローパスフイルタ(2400Hz帯域フイルタ)で
あり、交流成分を除去してタイミング成分TXを
出力するもの、47は90°成分検出部であり、ロ
ーパスフイルタ46のXタイミング成分TXから
90°回転したYタイミング成分TYを出力するもの
である。
9は位相ホールド部であり、タイミング抽出部
4でタイミング抽出されたタイミング成分TX,
TYと所定のスレツシユホールドTHと比較し、
タイミング成分がスレツシユホールドTH以上な
ら、タイミング成分を保持(ホールド)し、スレ
ツシユホールドTH以下なら保持したタイミング
成分をタイミング情報TX′,TY′として出力する
ものである。9aはタイミング位相ホールド回路
であり、タイミング抽出部4のタイミング成分
TX,TYのベクトル成分とスレツシユホールド
THとを比較し、ベクトル成分がスレツシユホー
ルドTH以上なら、タイミング成分TX,TYをホ
ールドして且つ出力し、スレツシユホールドTH
以下ならホールドしたタイミング成分TX,TY
を出力するものであり、ベクトル判定部90とホ
ールド部91とを有するもの、9bは振幅正規化
回路であり、タイミング位相ホールド回路9aの
出力TX,TYを半径1の円の振幅に正規化する
ものであり、ベクトル成分演算部92と正規化部
93とを有するものである。
4でタイミング抽出されたタイミング成分TX,
TYと所定のスレツシユホールドTHと比較し、
タイミング成分がスレツシユホールドTH以上な
ら、タイミング成分を保持(ホールド)し、スレ
ツシユホールドTH以下なら保持したタイミング
成分をタイミング情報TX′,TY′として出力する
ものである。9aはタイミング位相ホールド回路
であり、タイミング抽出部4のタイミング成分
TX,TYのベクトル成分とスレツシユホールド
THとを比較し、ベクトル成分がスレツシユホー
ルドTH以上なら、タイミング成分TX,TYをホ
ールドして且つ出力し、スレツシユホールドTH
以下ならホールドしたタイミング成分TX,TY
を出力するものであり、ベクトル判定部90とホ
ールド部91とを有するもの、9bは振幅正規化
回路であり、タイミング位相ホールド回路9aの
出力TX,TYを半径1の円の振幅に正規化する
ものであり、ベクトル成分演算部92と正規化部
93とを有するものである。
901,902は各々乗算器であり、各々タイ
ミング成分TX,TYを2乗するもの、903は
加算器であり、各乗算器の出力TX2,TY2を加
算して、タイミング成分のベクトル成分(TX2
+TY2)を得るもの、904は加算器であり、
ベクトル成分と所定のスレツシユホールドTHを
減算するもの、905は極性判定器であり、加算
器904の出力{(TX2+TY2)−TH}の極性を
判定し、極性が正、(TX2+TY2)≧THなら、制
御出力ATLを“1”、BTLを“0”、極性が負
(TX2+TY2)<THなら、制御出力ATLを
“0”、BTLを“1”とするもの、911,91
2は各々第1の乗算器であり、各々タイミング成
分TX,TYと制御出力ATLとの乗算を行なうも
の、913,914は各々加算器であり、乗算器
911,912と後述する第2の乗算器の出力と
の加算を行ない、出力XTMR,XTMIを発する
もの、915,916は各々第2の乗算器であ
り、各々後述するタツプの出力と制御出力BTL
とを乗算し、加算器913,914へ出力するも
の、517,518は各々タツプであり、各々加
算器913,914の出力XTMR,YTMIをホ
ールドして、第2の乗算器915,916に出力
するものである。
ミング成分TX,TYを2乗するもの、903は
加算器であり、各乗算器の出力TX2,TY2を加
算して、タイミング成分のベクトル成分(TX2
+TY2)を得るもの、904は加算器であり、
ベクトル成分と所定のスレツシユホールドTHを
減算するもの、905は極性判定器であり、加算
器904の出力{(TX2+TY2)−TH}の極性を
判定し、極性が正、(TX2+TY2)≧THなら、制
御出力ATLを“1”、BTLを“0”、極性が負
(TX2+TY2)<THなら、制御出力ATLを
“0”、BTLを“1”とするもの、911,91
2は各々第1の乗算器であり、各々タイミング成
分TX,TYと制御出力ATLとの乗算を行なうも
の、913,914は各々加算器であり、乗算器
911,912と後述する第2の乗算器の出力と
の加算を行ない、出力XTMR,XTMIを発する
もの、915,916は各々第2の乗算器であ
り、各々後述するタツプの出力と制御出力BTL
とを乗算し、加算器913,914へ出力するも
の、517,518は各々タツプであり、各々加
算器913,914の出力XTMR,YTMIをホ
ールドして、第2の乗算器915,916に出力
するものである。
921,922は各々乗算器であり、出力
XTMR,XTMIに1/√2を乗算するもの、9
23,924は各々乗算器であり、各々乗算器9
21,922の出力を2乗するもの、925は加
算器であり、乗算器923,924の出力を加算
してベクトル成分(XTMR2+YTMI2)/2を
得るもの、931はインバータROM(リードオ
ンリーメモリー)であり、ベクトル成分の逆数を
格納し、ベクトル成分の値に応じてその逆数を出
力するもの、932,933は各々乗算器であ
り、インバータROM931の出力と出力
XTMR,YTMIとを乗算し、正規化タイミング
成分TX′,TY′を出力するものである。尚、位相
ホールド部9は、タイミング成分の振幅の小さい
信号を時間的に前のタイミング成分の振幅の大き
い信号に置き代えて、係る小さな信号による周波
数調整による位相ジツタの増加を防止するために
設けられたものである。
XTMR,XTMIに1/√2を乗算するもの、9
23,924は各々乗算器であり、各々乗算器9
21,922の出力を2乗するもの、925は加
算器であり、乗算器923,924の出力を加算
してベクトル成分(XTMR2+YTMI2)/2を
得るもの、931はインバータROM(リードオ
ンリーメモリー)であり、ベクトル成分の逆数を
格納し、ベクトル成分の値に応じてその逆数を出
力するもの、932,933は各々乗算器であ
り、インバータROM931の出力と出力
XTMR,YTMIとを乗算し、正規化タイミング
成分TX′,TY′を出力するものである。尚、位相
ホールド部9は、タイミング成分の振幅の小さい
信号を時間的に前のタイミング成分の振幅の大き
い信号に置き代えて、係る小さな信号による周波
数調整による位相ジツタの増加を防止するために
設けられたものである。
第8図は第2図構成の位相回転部の詳細等化回
路図である。
路図である。
図中、60は複素共役演算部であり、タイミン
グ抽出部(位相ホールド部9)からの正規化タイ
ミング成分TX′,TY′の複素共役をトレーニング
時に演算するもの、61,62は各々レジスタで
あり、演算部60の演算結果である複素共役値
(√′2+′2/TX′)及び(1/TY′)を格納
しておくもの、63,64は各々乗算器であり
各々正規化タイミング成分TX′,TY′とレジスタ
61,62の複素共役値とを乗算して位相回転さ
せるものである。
グ抽出部(位相ホールド部9)からの正規化タイ
ミング成分TX′,TY′の複素共役をトレーニング
時に演算するもの、61,62は各々レジスタで
あり、演算部60の演算結果である複素共役値
(√′2+′2/TX′)及び(1/TY′)を格納
しておくもの、63,64は各々乗算器であり
各々正規化タイミング成分TX′,TY′とレジスタ
61,62の複素共役値とを乗算して位相回転さ
せるものである。
第9図は第2図構成のインパルス再生部12、
第1の等化部13、第2の等化部14及び判定部
15の詳細等化構成図である。
第1の等化部13、第2の等化部14及び判定部
15の詳細等化構成図である。
インパルス再生部(単一パルス抽出部)12は
トレーニング信号中から単一パルス信号に対応す
るデータ系列PJを抽出する抽出回路(REP)1
21、抽出されたデータ系列を正規化する正規化
回路(NR)122、正規化されたデータ系列XJ
を複素共役化する複素共役化回路(CN)123
を有する。第1等化部(EQL1)13はAGC部
8からの受信データRDが第1のタツプデータと
して書き込まれ、第1のタツプデータRDと第1
のタツプ係数CJから第1の等化出力ED1を演算
する第1の等化出力回路(OPU1)131、複
素共役化回路123の出力データにより第1のタ
ツプ係数CJが初期設定される第1のタツプ係数レ
ジスタ(TPR1)132、正規化回路122か
らのデータ系列XJが第2のタツプデータとして
書き込まれ、単一パルス信号の自己相関系列Am
を演算するための第1の演算制御回路(CNT1)
133を有する。
トレーニング信号中から単一パルス信号に対応す
るデータ系列PJを抽出する抽出回路(REP)1
21、抽出されたデータ系列を正規化する正規化
回路(NR)122、正規化されたデータ系列XJ
を複素共役化する複素共役化回路(CN)123
を有する。第1等化部(EQL1)13はAGC部
8からの受信データRDが第1のタツプデータと
して書き込まれ、第1のタツプデータRDと第1
のタツプ係数CJから第1の等化出力ED1を演算
する第1の等化出力回路(OPU1)131、複
素共役化回路123の出力データにより第1のタ
ツプ係数CJが初期設定される第1のタツプ係数レ
ジスタ(TPR1)132、正規化回路122か
らのデータ系列XJが第2のタツプデータとして
書き込まれ、単一パルス信号の自己相関系列Am
を演算するための第1の演算制御回路(CNT1)
133を有する。
一方、第2等化部(EQL2)14は、第1の
等化出力データED1が第3のタツプデータとし
て書き込まれ、第3のタツプデータED1と第2
のタツプ係数BJから第2の等化出力ED2を演算
する第2の等化出力部(OPU2)141、第2
のタツプ係数BJを収納しておく第2のタツプ係
数レジスタ(TPR2)142、第1の演算制御
回路133より単一パルスの自己相関系列Amが
書き込まれ、自己相関系列Amから逆行列のn次
近似を求め、単一パルスの自己相関系列Amと第
2のタツプ係数BJから等化出力を演算して基準
出力Refとの誤差にもとづいて第2のタツプ係数
BJを補正する第2の演算制御回路(CNT2)1
43を有する。データ判定部15は、キヤリア自
動位相制御回路(CAPC)151、判定回路15
2、誤差演算回路(ERR1)153を有する。
データ判定部15の各回路については、例えば、
日本国特許1041066号に開示されており、その説
明を省略する。
等化出力データED1が第3のタツプデータとし
て書き込まれ、第3のタツプデータED1と第2
のタツプ係数BJから第2の等化出力ED2を演算
する第2の等化出力部(OPU2)141、第2
のタツプ係数BJを収納しておく第2のタツプ係
数レジスタ(TPR2)142、第1の演算制御
回路133より単一パルスの自己相関系列Amが
書き込まれ、自己相関系列Amから逆行列のn次
近似を求め、単一パルスの自己相関系列Amと第
2のタツプ係数BJから等化出力を演算して基準
出力Refとの誤差にもとづいて第2のタツプ係数
BJを補正する第2の演算制御回路(CNT2)1
43を有する。データ判定部15は、キヤリア自
動位相制御回路(CAPC)151、判定回路15
2、誤差演算回路(ERR1)153を有する。
データ判定部15の各回路については、例えば、
日本国特許1041066号に開示されており、その説
明を省略する。
(c) 要部構成の動作の説明
第10図はインパルス再生の説明図、第11図
は初期設定の動作フロー図、第12図は位相ホー
ルドの説明図である。
は初期設定の動作フロー図、第12図は位相ホー
ルドの説明図である。
先づ、第1、第2の等化部13,14の初期設
定について第10図及び第11図により説明す
る。
定について第10図及び第11図により説明す
る。
復調部3、ロールオフフイルタ部5、AGC
部8において復調されたトレーニング信号の等
化用パターンに対応する受信データ系列(複素
数表示)が単一パルス抽出回路(REP)12
1に供給され、REPにおいて受信データ系列
がそれ自体を1データシンボル分遅延させたも
のと加算される。
部8において復調されたトレーニング信号の等
化用パターンに対応する受信データ系列(複素
数表示)が単一パルス抽出回路(REP)12
1に供給され、REPにおいて受信データ系列
がそれ自体を1データシンボル分遅延させたも
のと加算される。
即ち、第10図に示すトレーニングデータ
SA1と、その1データシンボル遅延されたデ
ータSA2との加算が行なわれ、SA3の単一パ
ルス系列、即ち、中心成分P0のみがゼロでな
く、それ以外はすべてゼロであるインパルス再
生信号SA3が得られる。インパルス再生信号
SA3は理想的な回線歪のない場合を示し、実
際には第10図SA4の如く回線によつて歪ん
だインパルス系列PJ(J=0,±…,±n)が得
られる。
SA1と、その1データシンボル遅延されたデ
ータSA2との加算が行なわれ、SA3の単一パ
ルス系列、即ち、中心成分P0のみがゼロでな
く、それ以外はすべてゼロであるインパルス再
生信号SA3が得られる。インパルス再生信号
SA3は理想的な回線歪のない場合を示し、実
際には第10図SA4の如く回線によつて歪ん
だインパルス系列PJ(J=0,±…,±n)が得
られる。
このようにして抽出された単一パルスに対応
するデータ系列PJは、正規化回路(NR)12
2に供給され、NRにおいて正規化される。正
規化回路(NR)122は、まずデータ系列PJ
の大きさすなわち、0次相関P2を次式により
計算する。
するデータ系列PJは、正規化回路(NR)12
2に供給され、NRにおいて正規化される。正
規化回路(NR)122は、まずデータ系列PJ
の大きさすなわち、0次相関P2を次式により
計算する。
Po・Po *+Po-1・Po-1 *
+…P0・P0 *+…P-o・Po *
すなわち、P2=o
〓K=-n
PK・PK *(*は複素共役を
あわらす) 次にデータ系列PJをPで割ることにより単一パ
ルスが正規化される。正規化されたデータ系列を
XJとするとXJ=PJ/Pである。
あわらす) 次にデータ系列PJをPで割ることにより単一パ
ルスが正規化される。正規化されたデータ系列を
XJとするとXJ=PJ/Pである。
次に、正規化されたデータ系列XJが複素共
役化回路(CN)123に供給される。複素共
役化されたデータ系列CJは第1等化部(EQL
1)13のタツプ係数CJとして第1タツプ係数
レジスタTPR232に初期設定される。
役化回路(CN)123に供給される。複素共
役化されたデータ系列CJは第1等化部(EQL
1)13のタツプ係数CJとして第1タツプ係数
レジスタTPR232に初期設定される。
ここでCJ=XJ *=PJ */Pである。
更に、正規化データ系列XJおよびその複素
共役化データCJが第1等化部13の演算回路
(CNT 1)133に供給され、自己相関系列
Amが計算される。自己相関数系列Anの計算
は次のようにして行われる。まず、0次相関
A0については、 A0o 〓K=-n XK・CK=o 〓K=-n (PK/P)・(PK */P)=o 〓K=-n PK・PK */P2=(1,0) なお、(実部、虚部)により複素数を表わすも
のとする。それ以外のAmについては、 o 〓K=-n XK+n・CK=o 〓K=-n (PK+n/P)・(PK/P) o 〓K=-n PK+n・PK */P2=o 〓K=-n PK+n・P* K/o 〓K=-n PK・PK * ここで、A-n=An *であることがわかる。す
なわち、自己相関系列Anは対称である。この
自己相関系列Anは、伝送路(回線)Lと第1
等化部(EQL1)13とにより単一パルスが変
形された結果であると見なすことができる。従
つて、第2等化部(EQL2)14においては、
対称なインパルス特性の逆特性を与えることが
要求される。
共役化データCJが第1等化部13の演算回路
(CNT 1)133に供給され、自己相関系列
Amが計算される。自己相関数系列Anの計算
は次のようにして行われる。まず、0次相関
A0については、 A0o 〓K=-n XK・CK=o 〓K=-n (PK/P)・(PK */P)=o 〓K=-n PK・PK */P2=(1,0) なお、(実部、虚部)により複素数を表わすも
のとする。それ以外のAmについては、 o 〓K=-n XK+n・CK=o 〓K=-n (PK+n/P)・(PK/P) o 〓K=-n PK+n・PK */P2=o 〓K=-n PK+n・P* K/o 〓K=-n PK・PK * ここで、A-n=An *であることがわかる。す
なわち、自己相関系列Anは対称である。この
自己相関系列Anは、伝送路(回線)Lと第1
等化部(EQL1)13とにより単一パルスが変
形された結果であると見なすことができる。従
つて、第2等化部(EQL2)14においては、
対称なインパルス特性の逆特性を与えることが
要求される。
次に、自己相関系列Anが第2等化部
(EQL2)14の演算回路(CNT2)143に供
給され、逆特性行列の一次近似である系列BJ
(1)が次のようにして求められる。
(EQL2)14の演算回路(CNT2)143に供
給され、逆特性行列の一次近似である系列BJ
(1)が次のようにして求められる。
BJ (1)=−A-J=−AJ * (J≒\0)
BOJ (1)=A0=(1,0)
このようにして求められた系列BJ (1)は、逆行
列を求めるための初期値として用いられる。
列を求めるための初期値として用いられる。
更に第2の等化部14のタツプ係数BJとし
て第5ステツプにおいて得られたデータ系列
BJ (1)を用いて、自己相関系列Anをタツプデー
タとして等化出力Sを計算し、Sを基準出力系
列Refと比較して、誤差をゼロに近づけるよう
にBJを逐次補正する。
て第5ステツプにおいて得られたデータ系列
BJ (1)を用いて、自己相関系列Anをタツプデー
タとして等化出力Sを計算し、Sを基準出力系
列Refと比較して、誤差をゼロに近づけるよう
にBJを逐次補正する。
等化出力Sは、
SL=o
〓K=-n
BK・AK+L
で与えられるデータ系列SLである。
タツプ係数BJの補正は次のような逐次近似を
用いて行われる。
用いて行われる。
B0 (n+1)=B0 (n)+E・A0 *
=B0 (n)+(Ref−S)・1
=B0 (n)+Er (ErはEの実部)
この他のBJについては、
BJ (n+1)=BJ (n)+E・A0 *
=BJ (n)+E
=BJ (n)+(Ref−S)
=BJ (n)−SJ
なお、BJの補正は中心タツプが支配的である
ために下記のような順番で行う。
ために下記のような順番で行う。
B0→B±1→B±2→…→B±o→B0→B±1→…
このようにして求められるデータ系列BJは、
入力系列Anが対称であることから対称である。
すなわち、BJ=B-J *である。このようにして、
第2等化部14のタツプ係数BJが初期設定され
タツプ係数レジスタ(TPR2)242に設定され
る。
入力系列Anが対称であることから対称である。
すなわち、BJ=B-J *である。このようにして、
第2等化部14のタツプ係数BJが初期設定され
タツプ係数レジスタ(TPR2)242に設定され
る。
以上のステツプにより自動等化器のタツプ係数
CJ,BJの初期設定が終了する。即ち、第1等化部
13に回線のインパルス応答の複素共役をタツプ
係数CJとしてセツトして、第2等化部14を対称
行列を内容とする対称等化器としている。
CJ,BJの初期設定が終了する。即ち、第1等化部
13に回線のインパルス応答の複素共役をタツプ
係数CJとしてセツトして、第2等化部14を対称
行列を内容とする対称等化器としている。
又、インパルス応答の複素共役が第1の等化部
13にタツプ係数としてセツトされるので、自己
相関特性を示し、従つて位相に無関係な出力が得
られ、タイミング引込みが瞬時に行なわれたこと
になる。
13にタツプ係数としてセツトされるので、自己
相関特性を示し、従つて位相に無関係な出力が得
られ、タイミング引込みが瞬時に行なわれたこと
になる。
即ち、第1の等化部13の出力は位相補正が行
なわれたものとなる。
なわれたものとなる。
次に、タイミング再生の初期設定について第1
2図を用いて説明する。
2図を用いて説明する。
前述のステツプのトレーニング信号の受信デ
ータ系列がタイミング抽出部4に入力される。タ
イミング抽出部4では、タイミング抽出フイルタ
41,42でタイミング成分が抽出された後、各
各二乗回路43,44で二乗され、更に加算器4
5で加算されてパワーを求め、これをローパスフ
イルタ46で交流成分をカツトし、タイミングX
成分TXを得る。又、90°成分検出部47によつて
タイミングX成分TXからタイミングY成分TY
が作成される。
ータ系列がタイミング抽出部4に入力される。タ
イミング抽出部4では、タイミング抽出フイルタ
41,42でタイミング成分が抽出された後、各
各二乗回路43,44で二乗され、更に加算器4
5で加算されてパワーを求め、これをローパスフ
イルタ46で交流成分をカツトし、タイミングX
成分TXを得る。又、90°成分検出部47によつて
タイミングX成分TXからタイミングY成分TY
が作成される。
タイミング抽出部4からタイミング位相ホール
ド回路9aにタイミング成分TX,TYが与えら
れると、ベクトル判定部90の各乗算器901,
902でタイミング成分TX,TYが2乗され、
これらが加算器903で加算され、ベクトル成分
(TX2+TY2)が得られる。このベクトル成分
は、加算器904でスレツシユホールドTHが減
算され、極性判定器905に入力する。極性判定
器905は加算器904の出力が正、ベクトル成
分≧THなら、制御出力ATLを“1”、制御出力
BTLを“0”とし、ベクトル成分<THなら制御
出力ATLを“0”、制御出力BTLを“1”とす
る。
ド回路9aにタイミング成分TX,TYが与えら
れると、ベクトル判定部90の各乗算器901,
902でタイミング成分TX,TYが2乗され、
これらが加算器903で加算され、ベクトル成分
(TX2+TY2)が得られる。このベクトル成分
は、加算器904でスレツシユホールドTHが減
算され、極性判定器905に入力する。極性判定
器905は加算器904の出力が正、ベクトル成
分≧THなら、制御出力ATLを“1”、制御出力
BTLを“0”とし、ベクトル成分<THなら制御
出力ATLを“0”、制御出力BTLを“1”とす
る。
従つて、ベクトル成分≧THなら、第1の乗算
器911,912よりタイミング成分TX,TY
がそのまま加算器913,914に出力される。
器911,912よりタイミング成分TX,TY
がそのまま加算器913,914に出力される。
一方、制御出力BTLは“0”であるから、第
2の乗算器915,916から加算器913,9
14へは出力が発せられないから、加算器91
3,914からタイミング成分TX,TYが出力
XT,MR,XTMIとして出力され、タツプ91
7,918にホールドされる。
2の乗算器915,916から加算器913,9
14へは出力が発せられないから、加算器91
3,914からタイミング成分TX,TYが出力
XT,MR,XTMIとして出力され、タツプ91
7,918にホールドされる。
逆に、ベクトル成分<THなら、制御出力
ATLは“0”となるから、第1の乗算器911,
912の出力は零となり、一方、制御出力BTL
は“1”であるから、タツプ917,918のホ
ールド値が加算器913,914に入力され、加
算器913,914の出力XTMR,YTMIとし
てタツプ917,918のホールド値が出力され
る。
ATLは“0”となるから、第1の乗算器911,
912の出力は零となり、一方、制御出力BTL
は“1”であるから、タツプ917,918のホ
ールド値が加算器913,914に入力され、加
算器913,914の出力XTMR,YTMIとし
てタツプ917,918のホールド値が出力され
る。
従つて、第12図に示す如くタイミング成分の
ベクトル成分がスレツシユホールドTH以上な
ら、タイミング成分TX,TYが出力され且つホ
ールドされ、逆にタイミング成分のベクトル成分
がスレツシユホールド以下なら、ホールドされた
前のタイミング成分が出力されることになる。
ベクトル成分がスレツシユホールドTH以上な
ら、タイミング成分TX,TYが出力され且つホ
ールドされ、逆にタイミング成分のベクトル成分
がスレツシユホールド以下なら、ホールドされた
前のタイミング成分が出力されることになる。
この出力XTMR,YTMIは、振幅正規化回路
9bに入力し、ベクトル成分演算部92の各乗算
器921,922で1/√2倍され、更に各乗算
器923,924で2乗され、加算器925で加
算され、ベクトル成分(XTMR2+YTMI2)/
2が得られる。
9bに入力し、ベクトル成分演算部92の各乗算
器921,922で1/√2倍され、更に各乗算
器923,924で2乗され、加算器925で加
算され、ベクトル成分(XTMR2+YTMI2)/
2が得られる。
インバータROM931はこのベクトル成分の
逆数を出力し、各乗算器932,933で出力
XTMR,YTMIと逆数を乗算し、半径1の第4
図で示すタイミング情報TX′,TY′が得られる。
逆数を出力し、各乗算器932,933で出力
XTMR,YTMIと逆数を乗算し、半径1の第4
図で示すタイミング情報TX′,TY′が得られる。
従つて、第12図Aの時刻t1から時刻t2の間の
スレツシユホールド以下の部分は時刻t1のスレツ
シユホールド以上のタイミング成分によつて第1
2図Bの如く置き代えられる。
スレツシユホールド以下の部分は時刻t1のスレツ
シユホールド以上のタイミング成分によつて第1
2図Bの如く置き代えられる。
換言すれば、スレツシユホールド以下の部分
は、直前のタイミング成分の位相がホールド出力
されるのである。
は、直前のタイミング成分の位相がホールド出力
されるのである。
従つて、この間のタイミング位相は、実際にタ
イミング位相が変つても同一となり、この間同期
ずれが生じ位相ジツタが増加するが、係るタイミ
ング成分小の期間が長く続くわけでなく、しかも
この間の位相変動は小さいから実質的には位相ジ
ツタを最小としうる。尚、タイミング成分小のも
ので同期動作しても、同期不能か誤つた同期動作
しかできず、位相ジツタは大となる。
イミング位相が変つても同一となり、この間同期
ずれが生じ位相ジツタが増加するが、係るタイミ
ング成分小の期間が長く続くわけでなく、しかも
この間の位相変動は小さいから実質的には位相ジ
ツタを最小としうる。尚、タイミング成分小のも
ので同期動作しても、同期不能か誤つた同期動作
しかできず、位相ジツタは大となる。
このタイミング情報TX′,TY′は位相回転部6
に入力され、前述の如く、トレーニング中に複素
共役演算部60がタイミング情報TX′,TY′の複
素共役値が演算され、レジスタ61,62にセツ
トされる。
に入力され、前述の如く、トレーニング中に複素
共役演算部60がタイミング情報TX′,TY′の複
素共役値が演算され、レジスタ61,62にセツ
トされる。
このようにして、受信装置における初期設定が
終了するのを見込んで、送信装置は送信データの
伝送を開始する。受信装置においては、受信され
たデータ信号は、復調部においてデータ系列RD
に復調され、第1の等化部13に供給される。第
1の等化部13においては、受信データ系列RD
は第1の等化出力回路(OPU1)131により第
1のタツプ係数レジスタ(TPR1)132のタツ
プ係数CJを用いて第1の等化出力ED1が演算さ
れる。第1の等化部13から等化出力データ系列
ED1は第2の等化部14の等化出力回路
(OPU2)141に供給され、第2のタツプ係数
BJを用いて最終的な等化出力データED2が計算
される。
終了するのを見込んで、送信装置は送信データの
伝送を開始する。受信装置においては、受信され
たデータ信号は、復調部においてデータ系列RD
に復調され、第1の等化部13に供給される。第
1の等化部13においては、受信データ系列RD
は第1の等化出力回路(OPU1)131により第
1のタツプ係数レジスタ(TPR1)132のタツ
プ係数CJを用いて第1の等化出力ED1が演算さ
れる。第1の等化部13から等化出力データ系列
ED1は第2の等化部14の等化出力回路
(OPU2)141に供給され、第2のタツプ係数
BJを用いて最終的な等化出力データED2が計算
される。
更に、等化された出力ED2は、データ判定部
15においてデータ判定され出力データとして出
力され、更に出力データと等化出力ED2の誤差
Erによつて第2の等化出力回路141を介し第
2のタツプ係数レジスタ142の各第2のタツプ
係数BJが補正される。
15においてデータ判定され出力データとして出
力され、更に出力データと等化出力ED2の誤差
Erによつて第2の等化出力回路141を介し第
2のタツプ係数レジスタ142の各第2のタツプ
係数BJが補正される。
又、前述の復調されたデータ系列RDはタイミ
ング抽出部4に入力され、タイミング成分TX′,
TY′が抽出され、位相ホールド部9で振幅補正さ
れ、更に正規化され、位相回転部6に入力する。
位相回転部6では、正規化タイミング成分TX′,
TY′が乗算器63,64でレジスタ61,62の
複素共役値と乗算され、位相回転が行なわれ、
PLL部7を制御する。
ング抽出部4に入力され、タイミング成分TX′,
TY′が抽出され、位相ホールド部9で振幅補正さ
れ、更に正規化され、位相回転部6に入力する。
位相回転部6では、正規化タイミング成分TX′,
TY′が乗算器63,64でレジスタ61,62の
複素共役値と乗算され、位相回転が行なわれ、
PLL部7を制御する。
従つてPLL部7では、位相ジツタ分の調整が
行なわれる。
行なわれる。
(d) 第2の発明の一実施例の説明
第13図は第2の発明の一実施例構成図であ
る。
る。
図中、第2図の第1の発明の構成で示したもの
と同一のものは同一の記号で示してある。
と同一のものは同一の記号で示してある。
又、復調部3、ロールオフフイルタ部5、
AGC部8は第6図と同一の構成であり、タイミ
ング抽出部4も第7図と同一であり、インパルス
再生部12、第1の等化部13、第2の等化部1
4及び判定部15も第9図と同一である。
AGC部8は第6図と同一の構成であり、タイミ
ング抽出部4も第7図と同一であり、インパルス
再生部12、第1の等化部13、第2の等化部1
4及び判定部15も第9図と同一である。
この構成では、位相回転部6が設けられておら
ず、タイミング抽出部4は第1の等化部13の等
化出力ED1よりタイミング再生を行なうように
している。
ず、タイミング抽出部4は第1の等化部13の等
化出力ED1よりタイミング再生を行なうように
している。
この実施例の初期設定は、第1の等化部13と
第2の等化部14の前述の初期設定のみでよく、
これによつてタイミング引込み、等化引込みが実
行される。
第2の等化部14の前述の初期設定のみでよく、
これによつてタイミング引込み、等化引込みが実
行される。
そして、タイミング抽出部4は、データ受信
中、位相成分の消去された等化出力ED1からタ
イミング再生しているから、位相回転は必要な
い。
中、位相成分の消去された等化出力ED1からタ
イミング再生しているから、位相回転は必要な
い。
従つて、タイミング抽出部4の出力でPLL部
7が位相ジツタ分調整される。
7が位相ジツタ分調整される。
この第2の発明では、第1の発明に比し、位相
回転分初期設定及び回転動作が不要となる利点が
ある。但し、第1の等化部13は、9600ボーの伝
送速度では9.6KHzで処理する必要があり、第1
の発明に比し高速処理が求められる。又、第1の
等化部13による遅延の影響が生じる場合があ
る。
回転分初期設定及び回転動作が不要となる利点が
ある。但し、第1の等化部13は、9600ボーの伝
送速度では9.6KHzで処理する必要があり、第1
の発明に比し高速処理が求められる。又、第1の
等化部13による遅延の影響が生じる場合があ
る。
尚、この第2の発明でも、デジタルシグナルプ
ロセツサDSP及びマイクロプロセツサMPUの処
理を等化ブロツクとして示したものである。
ロセツサDSP及びマイクロプロセツサMPUの処
理を等化ブロツクとして示したものである。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明
は本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、
本発明からこれらを排除するものではない。
は本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、
本発明からこれらを排除するものではない。
以上説明した様に、本発明によれば、次の効果
を奏する。
を奏する。
トレーニング信号のインパルスによる固定等
化のタツプ係数の設定により、第1の固定等化
は自己相関となり、AD変換部のサンプリング
位相と無関係な出力が得られるため、高速の等
化系のタイミング引込みが独立に可能となり、
直ちに自動等化調整ができ、トレーニング時
間、即ちRS−CS時間を短縮できる。
化のタツプ係数の設定により、第1の固定等化
は自己相関となり、AD変換部のサンプリング
位相と無関係な出力が得られるため、高速の等
化系のタイミング引込みが独立に可能となり、
直ちに自動等化調整ができ、トレーニング時
間、即ちRS−CS時間を短縮できる。
等化系がタイミング位相に無関係となるた
め、回線特性によらず最適な位相引き込みがで
き、最適パラメータの設定が容易となり、エラ
ーレートを向上できる。
め、回線特性によらず最適な位相引き込みがで
き、最適パラメータの設定が容易となり、エラ
ーレートを向上できる。
第1の発明では、更に等化系がタイミング引
込みされるため、自動等化調整と並列にPLL
系のタイミング引込みができるとともに、トレ
ーニング時のタイミング位相をホールドして、
その複素共役を回転補正量としてセツトして、
抽出タイミング成分を位相回転するため、復調
信号からタイミング抽出しても、位相ジヤンプ
を防止でき、高速処理を必要としない。
込みされるため、自動等化調整と並列にPLL
系のタイミング引込みができるとともに、トレ
ーニング時のタイミング位相をホールドして、
その複素共役を回転補正量としてセツトして、
抽出タイミング成分を位相回転するため、復調
信号からタイミング抽出しても、位相ジヤンプ
を防止でき、高速処理を必要としない。
しかも、第1の発明では、このようにして
も、トレーニング信号に、インパルス成分とタ
イミング成分とを含むため、トレーニング時間
を短縮できる。
も、トレーニング信号に、インパルス成分とタ
イミング成分とを含むため、トレーニング時間
を短縮できる。
第2の発明では、位相成分の除去された固定
等化出力からタイミング抽出するため、位相ジ
ヤンプを防止でき、且つ処理が簡易化されると
ともに、トレーニング信号中にタイミング調整
用の特別のパターンが不要となり、トレーニン
グ時間も短縮できる。
等化出力からタイミング抽出するため、位相ジ
ヤンプを防止でき、且つ処理が簡易化されると
ともに、トレーニング信号中にタイミング調整
用の特別のパターンが不要となり、トレーニン
グ時間も短縮できる。
第1図は本発明の原理説明図、第2図は第1の
発明の一実施例構成図、第3図は第2図構成の動
作説明図、第4図は第2図構成の位相回転の説明
図、第5図は第2図構成の最適引込みの説明図、
第6図は第2図構成の復調部分の詳細等化回路
図、第7図は第2図構成のタイミング抽出部分の
詳細等化回路図、第8図は第2図構成の位相回転
部の詳細等化回路図、第9図は第2図構成のイン
パルス再生部、等化部及び判定部の詳細等化構成
図、第10図は第9図構成のインパルス再生の説
明図、第11図は第9図構成の初期設定動作フロ
ー図、第12図は第7図構成の位相ホールド説明
図、第13図は第2の発明の一実施例構成図、第
14図は従来の受信装置の構成図、第15図は従
来のタイミング引込み説明図である。 図中、3……復調部、5……ロールオフフイル
タ部、8……AGC部、4……タイミング抽出部、
6……位相回転部、12……インパルス再生部、
13……第1の等化部、14……第2の等化部。
発明の一実施例構成図、第3図は第2図構成の動
作説明図、第4図は第2図構成の位相回転の説明
図、第5図は第2図構成の最適引込みの説明図、
第6図は第2図構成の復調部分の詳細等化回路
図、第7図は第2図構成のタイミング抽出部分の
詳細等化回路図、第8図は第2図構成の位相回転
部の詳細等化回路図、第9図は第2図構成のイン
パルス再生部、等化部及び判定部の詳細等化構成
図、第10図は第9図構成のインパルス再生の説
明図、第11図は第9図構成の初期設定動作フロ
ー図、第12図は第7図構成の位相ホールド説明
図、第13図は第2の発明の一実施例構成図、第
14図は従来の受信装置の構成図、第15図は従
来のタイミング引込み説明図である。 図中、3……復調部、5……ロールオフフイル
タ部、8……AGC部、4……タイミング抽出部、
6……位相回転部、12……インパルス再生部、
13……第1の等化部、14……第2の等化部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回線からの受信信号をアナログデジタル変換
するAD変換器と、該AD変換器からのデジタル
受信信号を処理するプロセツサとを有し、 該プロセツサが、該受信信号を復調し、該復調
信号をセツトされたタツプ係数で固定等化し、該
固定等化出力を自動等化して出力データを得ると
ともに、抽出したタイミング成分に位相同期した
クロツクを発生して、該AD変換器のサンプリン
グクロツクに利用するデータ受信装置において、 該プロセツサは、該復調信号からタイミング成
分を抽出し、該タイミング抽出したタイミング成
分をセツトされた位相補正量で回転し、該位相回
転されたタイミング成分に位相同期したクロツク
を発生するとともに、 トレーニング時に、送信側からインパルス成分
とタイミング成分とを含むトレーニング信号を送
出して、 該トレーニング信号の復調信号から再生インパ
ルスを再生して、該再生インパルスの複素共役を
該固定等化のためのタツプ係数としてセツトし且
つ該再生インパルスを用いて該自動等化のための
タツプ係数を初期設定するとともに、 該トレーニング信号の復調信号からタイミング
成分を抽出し、抽出したタイミング成分のタイミ
ング位相をホールドして、その複素共役を該位相
補正量としてセツトすることを 特徴とするデータ受信装置のタイミング再生方
法。 2 回線からの受信信号をアナログデジタル変換
するAD変換器と、該AD変換器からのデジタル
受信信号を処理するプロセツサとを有し、 該プロセツサが、該受信信号を復調し、該復調
信号をセツトされたタツプ係数で固定等化し、該
固定等化出力を自動等化して出力データを得ると
ともに、抽出したタイミング成分に位相同期した
クロツクを発生して、該AD変換器のサンプリン
グクロツクに利用するデータ受信装置において、 該プロセツサは、該固定等化出力からタイミン
グ再生を行い、該再生したタイミング成分に位相
同期したクロツクを発生するとともに、 トレーニング時に、送信側から送られるインパ
ルス成分を含むトレーニング信号の復調信号から
再生インパルスを再生して、該再生インパルスの
複素共役を該固定等化のためのタツプ係数として
セツトし且つ該再生インパルスを用いて該自動等
化のためのタツプ係数を初期設定することを 特徴とするデータ受信装置のタイミング再生方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120839A JPS61278218A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | デ−タ受信装置のタイミング再生方法 |
AU58246/86A AU568980B2 (en) | 1985-06-04 | 1986-06-02 | Method and device for timing pull-in of receiving equipment |
CA000510738A CA1246259A (en) | 1985-06-04 | 1986-06-03 | Method and device for timing pull-in of receiving equipment |
EP86401173A EP0205378B1 (en) | 1985-06-04 | 1986-06-03 | Method and device for timing pull-in of receiving equipment |
DE8686401173T DE3687431T2 (de) | 1985-06-04 | 1986-06-03 | Verfahren und einrichtung zum nachziehen der synchronisation einer empfangsanlage. |
US06/870,546 US4694469A (en) | 1985-06-04 | 1986-06-04 | Method and device for timing pull-in of receiving equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120839A JPS61278218A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | デ−タ受信装置のタイミング再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61278218A JPS61278218A (ja) | 1986-12-09 |
JPH0548975B2 true JPH0548975B2 (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=14796233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60120839A Granted JPS61278218A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | デ−タ受信装置のタイミング再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61278218A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149950A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-22 | Fujitsu Ltd | 等化器初期化方式 |
FR2712761B1 (fr) * | 1993-11-17 | 1996-02-02 | Sgs Thomson Microelectronics | Circuit d'acquisition du signal d'échantillonnage dans un modem. |
JPH08181730A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Nec Corp | ディジタル自動利得制御回路 |
JP4726332B2 (ja) * | 2000-06-13 | 2011-07-20 | パナソニック株式会社 | デジタル放送受信装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104337A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-29 | Fujitsu Ltd | Initial correcting method for phase |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP60120839A patent/JPS61278218A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104337A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-29 | Fujitsu Ltd | Initial correcting method for phase |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61278218A (ja) | 1986-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |