JPH054894U - パツク詰め食品の搬送装置 - Google Patents

パツク詰め食品の搬送装置

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JPH054894U
JPH054894U JP061034U JP6103491U JPH054894U JP H054894 U JPH054894 U JP H054894U JP 061034 U JP061034 U JP 061034U JP 6103491 U JP6103491 U JP 6103491U JP H054894 U JPH054894 U JP H054894U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば豆腐等の半固体状態のパック詰め食品
を搬送中に各種の熱処理を行なう搬送装置で、熱処理に
よる食品内容物の目減りを目立たなくし、且つ搬送時や
排出時にパック本体と食品内容物の損傷がないようにし
た。 【構成】 処理用コンベアCに多数のバケット7が並列
状態で取り付けられ、このバケット7は段違い平行状に
配設された底板7aの前端と天板7dの後端間を各々直
角状に仕切り板で連結させて階段状に形成され、隣接す
る各バケット7の天板と底板との間にパック詰め食品P
が正立または逆立状態で水平状に収容されて搬送され
る。上記処理用コンベアは、排出部で各バケット7が排
出用コンベア13の上面へ下向き傾斜状に近接した際
に、当該バケットの天板内面をシュートにして上記パッ
ク詰め食品が排出用コンベア13の上面へ排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パック詰めされた例えば豆腐等のような半固体状態の食品を連続的 に搬送させながら熱処理槽によって各種の熱処理を行なうためのパック詰め食品 の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパック詰め食品、例えば豆腐、ところてん、水羊かん、ゼリー、プリ ン等の半固体状態の食品は、パック例えばプラスチック製で上部が開口されて当 該開口縁部にフランジ部が設けられた方形状容器に充填され、この開口を閉塞す る態様でプラスチック製のシート材等による蓋をフランジ部に止着して密封シー ルされている。このパック詰め食品は、例えば上下に配設された加熱または冷却 用の熱処理槽内を通過するようにエンドレス状に走行されるチェーンコンベア等 の処理用コンベアに並設された多数のバケットに各々収容され、搬送中に熱処理 槽内で凝固成形、加熱殺菌、冷却等の必要な熱処理が行なわれる。
【0003】 図7に、従来から知られるチェーンコンベアを用いた搬送装置の構成を示す。 この図のように、パック詰め食品P(以下、パックPという)を供給する側のス プロケット23と、熱処理槽内の図示しないスプロケットと、熱処理槽21,2 2を隔てた側のスプロケット24と、排出側のスプロケット25の間には、エン ドレス状にチェーン26が掛け渡されて処理用コンベアを構成している。このチ ェーン26には、図8および図9に示すように略Z型をした多数のバケット27 が取付け板29を介して並列状態で取り付けられている。 このバケット27は、底板27aと左右の側板27b、底板27aから傾斜状 に立ち上がる仕切り板27c、この仕切り板27cの上端部から搬送方向に延び る天板27dとからなり、搬送方向の長さをb、高さをaとすると、パックPを 倒立させて搬送する都合上、a>bとなっている。
【0004】 上記処理用コンベアは、スプロケットが図示しない駆動装置によって回転され ることで、チェーン26に取り付けられたバケット27が矢印方向Dに駆動され る。パックPが挿入される供給部30のバケット位置は、スプロケット23のシ ャフト位置よりも上位置にあり、バケット27に対するチェーン26の巻き付き 角度には制限がない。 このバケット27に挿入用プッシャー31によって中身入りのパックPが連続 的に押し込まれてゆくと(バケット27の左右方向に複数個づつ)、バケット2 7によって搬送されるパックPは、上側の加熱用の熱処理槽21と下側の冷却用 の熱処理槽22を通過して所望の熱処理がなされ、排出部32から当該中身入り のパックPは上記処理用コンベアコンベアによるバケット27の搬送方向と直行 する方向へ駆動される排出用コンベア33に排出される。
【0005】 このように従来の搬送装置では、供給部30において挿入されるパックPが、 食品内容物が充填される開口側を上にして当該開口部に被着された蓋の印刷面が 上面となる状態すなわち正立の状態でバケット27の仕切り板27c上に載置さ れると、このパックPは上側の加熱用の熱処理槽21を通過するときにはパック Pの底面が傾斜状の仕切り板27cに凭れ掛かるようにした倒立状態で搬送され る。また、このパックPはチェーン26がスプロケット24で方向転換される際 に隣接する前方側バケットの仕切り板27cへ移行され、下側の冷却用の熱処理 槽22を通過するときにはパックPの上面(印刷面)が当該前方側バケットの傾 斜状の仕切り板27cに凭れ掛かるようにした倒立状態で搬送される。 更に、上記排出部32では排出側のスプロケット25によって上記処理用コン ベアが方向転換される際に隣接する各バケット27の間隔が上記排出用コンベア 33の直上位置で開き、収容されているパックPが直下位置の排出用コンベア3 3上に垂直落下される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、従来の搬送装置のようにバケット27に倒立状態でパックPが収 容されて熱処理槽21,22を通過すると、加熱または冷却による熱処理時に食 品内容物34が図10に示すようにパック本体(容器)P1の長さ方向に縮小さ れ、この縮小分kだけパック本体P1との間に隙間が空くようになる。 このように隙間が形成されると、製品の見栄えが悪くなって製品価値を低下さ せると共に、出荷後の運搬時に振動等によって破損し易くなる。 また、倒立状態でパックPが搬送されるとパックPが不安定でバケット27内 で振動したり無理な荷重が掛り、バケット27に当って擦れるときにパック本体 P1にピンホールが生じたり、パック上面の開口縁部に被着された蓋に施された 印刷面に損傷が生じたりする。この場合、特にパック上面の開口縁部にフランジ 部が突設されている場合には、バケット27内にパックPを安定保持させること が一層困難になり、上記した現象が一層顕著になるのできわめて好ましくない。 更に、上記のように排出部32においてバケット27から排出用コンベア33 へパックPが排出されると、次のような種々の問題が発生する。 先ず、図11のように排出用コンベア33の搬送通路上をバケット27が直交 状に横切る態様で走行されるので、この排出用コンベア33上に排出されたパッ クPに後続のバケット27を衝突させないためには、当該バケット27と排出用 コンベア33との間には少なくとも搬送されるパックPの中で最も深いパックの 高さ以上の間隔H1が必要である。従って、パックPは高い位置から落下される ことになり、その落下衝撃によってパック本体P1並びに食品内容物34が破損 する恐れがある。 またパックPが深い場合には、同時に排出される各パックPのフランジ部がバ ケット27の天板27dに引っ掛かっる等して排出のタイミングがずれ、図11 (a)のように不整列状態で排出用コンベア33上に載置されるので、その整列 処理が困難である。 またパックPが浅い場合には、図11(b)のようにパックPの底がバケット 27の天板27dに乗り上げてしまい、回転しながらパックPが落下して逆立の 状態で着地する等により排出状態が安定しないと共に、落下衝撃による破損が一 層問題になる。
【0007】 そこで本考案では、このような課題を解決するために提案されたものであり、 パックを水平状にして熱処理槽を安定した状態で通過させることによって食品内 容物の目減りを目立たなくできるようにし且つ製品価値の低下や振動等による破 損を防止すると共に、排出時にはパックが排出コンベア上へスムースに着地され るようにしてパック本体並びに食品内容物が損傷を受けることのないパック詰め 食品の搬送装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案は、エンドレス状に走行される処理用コンベ アに多数のバケットが並列状態で取り付けられ、この処理用コンベアの走行通路 の途中には熱処理槽が配設されていると共に、当該熱処理槽より後方の走行通路 には上記各バケットに順次パック詰め食品を供給する供給部が、当該熱処理槽よ り前方の走行通路には上記各バケットからパック詰め食品を排出用コンベア上に 順次排出させる排出部が各々隣接配備されており、これらの各バケットが上記熱 処理槽内を水平状に通過してその際にパック詰め食品に対して所望の熱処理を行 うようにしたパック詰め食品の搬送装置において、 上記バケットは、上記処理用コンベアへの取り付け側に位置する底板と、上記 処理用コンベアへの取り付け側から離れて位置する天板とが、段違い平行状に配 設されると共に、当該底板の前端と天板の後端との間を各々直角状に仕切り板で 連結させて階段状に形成され、隣接する各バケットは上記処理用コンベアが上記 熱処理槽内を水平状に通過する際には、後方側バケットの天板が前方側バケット の底板の上方へ平行に突出され、当該隣接する各バケットの天板と底板との間に 上記パック詰め食品が正立または逆立状態で水平状に収容されて搬送されるよう にしたパック詰め食品の搬送装置である。 また上記パック詰め食品の搬送装置における上記処理用コンベアは、上記排出 部において各バケットが上記排出用コンベアの上面へ下向き傾斜状に次第に近接 した後に上向き傾斜状に遠ざかる円弧状の軌跡を描いて搬送されるように構成さ れ、この近接時に下向き傾斜状に移行されたバケットの天板内面をシュートにし て、上記パック詰め食品が上記排出用コンベアの上面へ排出されるようにしたパ ック詰め食品の搬送装置である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案によるパック詰め食品の搬送装置の具体的な実施例を図面に基づ き詳細に説明する。図1の構成図に、この搬送装置の一実施例を示す。 この図で、上下の熱処理槽1,2を挟む前後位置のスプロケット3,4,5お よびこれら熱処理槽内に回転自在に配された複数のスプロケットには、エンドレ ス状にチェーン6が卷装されて処理用コンベアCが構成されており、左右のチェ ーン6間には多数の階段状をしたバケット7が、隣接する各バケットの一部が相 互に重なり合う態様で並列状態に取り付けられている。 このバケット7は、図2に示すようにパックPを載置する底板7aと、この底 板7aの左右両側から立ち上がってパックPの脱落を防ぐ側板7b,7bと、底 板7aの前端に接合されて直角に立ち上がる後部の仕切り板7cと、この仕切り 板7cの上部に後端が直角に接合されて搬送方向に突出し、隣接前方のバケット の底板7aを上方から覆う態様で平行に延在された天板7dとからなる。なお、 このバケット7には、熱処理槽1,2を水平状に通過するときにパックPが槽内 の温水1aおよび冷水2aに浸るように多数の孔8が開けられている。
【0010】 また上記バケット7は、図3および図4に示すようにパックPを正立または逆 立状態で搬送するために、底板7aと天板7dの搬送方向の長さを長く形成して おり、搬送方向の長さをb、高さをaとすると、a<bとなっている。なお、搬 送されるパックが正立または逆立であれば、食品内容物を詰め込む側のパック本 体の開口面が搬送方向に対して平行となり、処理後の食品内容物の収縮はパック の高さ方向に生じるようになる。左右のチェーン6,6間には、このバケット7 の底板7aの両側部が取付け板9を介して固着される。
【0011】 上記処理用コンベアCは、パックPの供給部10ではスプロケット3により、 上下の熱処理槽1,2間ではスプロケット4により、パックPの排出部12では スプロケット5により各々方向転換されるように構成されている共に、各バケッ ト7に収容されたパックPが各熱処理槽1,2内を水平状に走行されるように通 路を規制する図示しない各スプロケットが要所に配設されている。そして、この 処理用コンベアCは図示しない駆動装置によってスプロケットが回転されると、 チェーン6に取り付けられたバケット7が図中矢印方向Dに搬送され、上側の加 熱用の熱処理槽1と下側の冷却用の熱処理槽2内を水平状に通過する搬送経路で エンドレスの一連状に巡走される。 また上記処理用コンベアCでは、スプロケット3の位置にパックPの供給部1 0がスプロケット5の位置にパックPの排出部12が各々設定され、当該供給部 10の隣接位置には挿入用プッシャー11によるパックPの供給手段が設けられ ていると共に、排出部12の隣接位置には上記処理用コンベアCによるバケット 7の搬送方向と同方向へ駆動される排出用コンベア13が配設されている。 上記パックPの供給部10では、パックPが挿入用プッシャー11の押圧によ ってバケット7内へ容易に挿入されるように、この挿入されるバケット7はスプ ロケット3に対して下側に位置し、スプロケット3に対するチェーン6の巻き付 き角度Aが例えば0°〜50°程度の仰角で、当該バケット7の天板7dの内面 が上向き傾斜状に移行される位置に設定されている。 上記パックPの排出部12では、各バケットが上記排出用コンベア13の始端 側の上面へ下向き傾斜状に次第に近接した後に上向き傾斜状に遠ざかる円弧状の 軌跡を描いて搬送されるように構成され、この近接時にはバケット7の天板7a の内面が例えば30°〜45°程度の俯角状になるようにスプロケット5に対す るチェーン6の巻き付き角度Bが設定されている。
【0012】 上記構成による搬送装置では、チェーン6の駆動によって連続的に搬送されて 供給部10において天板7dの内面が仰角状に移行されたバケット7に対して、 水平状態にしたパックPを挿入用プッシャー11が当該天板7dの内面をシュー トとしてバケット7内に押し込まれる。 このパックPは、スプロケット3で処理用コンベアCが方向転換される際に反 転して隣接前方の底板7a上に移行され、加熱用の熱処理槽1内を通過する際に は隣接前方の底板7a上に供給時と逆位の正立または逆立状態で載置されると共 に、その上面側が隣接後方の天板7dで浮き上がりを防止された態様で水平状に 搬送され、加熱用の熱処理槽1で熱処理される。 その後にパックPは、スプロケット4で処理用コンベアCが方向転換される際 に再び反転して隣接後方の天板7dの内面上に移行され、下側の冷却用の熱処理 槽2内を通過する際にはこの天板7dの内面上に供給時と同じ正立または逆立状 態で載置されると共に、その上面側が隣接前方の底板7aで浮き上がりを防止さ れた態様で水平状に搬送され、冷却用の熱処理槽2で熱処理される。
【0013】 なお、図1の実施例のようにパックPを供給部10で正立の状態(印刷面が上 の状態)でバケット7に挿入させると、上部の熱処理槽1を通過するときにはパ ックPが印刷面を下にした逆立状態でバケット7内に収容されて搬送され、下部 の熱処理槽2を通過するときにはパックPが印刷面を上にした逆立状態でバケッ ト7内に収容されて状態で搬送される。また、供給部10において印刷面が下と なる逆立状態でパックPをバケット7に挿入した場合には、図4に示すようにパ ックPは熱処理槽1を通過するとき逆立状態でバケット7に収容され、下部の熱 処理槽2を通過するときにはパックPが正立状態でバケット7内に収容されて搬 送される。
【0014】 このように本考案では、パックPが熱処理槽1,2を従来のように倒立状態で はなく正立または逆立状態で水平状に搬送させたことによって、振動の少ない安 定状態で搬送されるので食品内容物14が形崩れしないと共に、図5で示すよう に食品内容物14が熱処理中に若干パック本体P1の高さ方向に縮小しても、予 めその縮小分sだけ食品内容物14を厚めに充填しておけば、処理後の目減りは ほとんどなくなる。なお、図5(a)は正立の状態を示し、図5(b)は逆立の 状態を示す。
【0015】 上記の熱処理されたパックPは、排出部12において下向き傾斜状に移行され たバケット7の天板7aの内面をシュートにして収容されているパックPが滑り 落ちるようにして排出され、上記排出用コンベア13の上面へ載置される。 従って、従来の排出手段の場合とは異なりパックPと食品内容物14とに落下 衝撃が加わることがなく損傷する恐れがないと共に、同時に排出される各パック P間の排出タイミングも一致して位置ズレが少なくほぼ横一列状態で排出用コン ベア13の始端側上面へ排出される。
【0016】 上記の排出用コンベア13の終端側には、例えば図6で示すように従来例によ る排出用コンベア33と同様にパックPを搬送方向が90度異なる別の方向へ縦 一列に搬送する横幅の狭い排出用コンベア16の始端側が直交状に隣接配備され ている。また、上記各排出用コンベア13,16の間には前端部17aを排出用 コンベア13の上面より僅かに高くした態様で渡り板17が架設されていると共 に、その上方には基端が枢着されて図示しないた駆動手段によって円弧状に揺動 回転されるアーム15aの先端に押し杆15bが取り付けられた排出用プッシャ ー15が設けられている。 上記排出用コンベア13上へ排出された各パックPは、当該排出用コンベア1 3の終端側へ搬送されて渡り板17の前端部17aで一時的に係止されて整列状 態にされ、揺動回転する排出用プッシャー15の押し杆15bによって排出用コ ンベア16の始端側へ整列状態で押出された後、当該排出用コンベア16によっ て次工程へ搬送されて箱詰めその他の作業が行われる。
【0017】 但し、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、要旨の範囲内におい て各種の変形を採り得るものである。例えば、実施例では上部の熱処理槽1が加 熱用で下部の熱処理槽2が冷却用となる構成としたが、上部が冷却用で下部が加 熱用の熱処理槽とした場合や上下の熱処理槽がともに加熱用または冷却用である 場合、熱処理槽が上下のいずれか一方にのみ配設されたものにも適用できる。 また、上述の実施例ではバケットの搬送手段としてチェーンコンベアを用いた が、同様に機能するその他のコンベアにも適用することができる。 更に、排出用コンベア13上の各パックPを整列させる手段や別の排出用コン ベア16に移送させる手段として、上述の実施例とは違う公知の手段を用いるよ うにしても良いし、排出用コンベア13を省略して上記処理用コンベアCの排出 部12から別の排出用コンベア16上に直接排出させるようにしても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案では、従来のようにパックが倒立状態で搬送するの ではなく、正立または逆立状態でバケットに安定保持されて熱処理槽内を水平状 に搬送されるので、食品内容物の目減りが目立たなくなって製品価値が高められ るとともに、パック本体との間に隙間が形成されなくなるので、製品の熱処理中 や出荷後の運送中に食品内容物が崩れるような不具合が生じない。 またパックが正位または逆立状態で搬送されることで、バケットにパックが擦 れ合って生じていたピンポールや印刷面の損傷の発生が防止される。 またパック本体に充填される食品内容物が例えば豆腐のように熱処理時または 冷却時に凝固するものの場合には、添加物が片寄ることなく均一に分布されると ともに、例えば水洋かん等で同一パック内へ色合い比重が異なるものを充填した 場合では上下2層に分かれて仕上げられる。 更に、熱処理されたパックPは収容されているバケットの天板内面をシュート にして滑り落ちるようにしてスムースに排出用コンベアの上面へ排出されので、 落下衝撃でパックや食品内容物が損傷する恐れがないと共に、同時に排出される 各パック間の排出タイミングも一致して位置ズレが少なくてほぼ横一列に排出さ れるので、その後の整列処理が不要若しく著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるパック詰め食品の搬送装置の一実
施例を示す構成図である。
【図2】バケットを取り出して示す斜視図である。
【図3】バケット内でのパックの収容状態を示す断面図
である。
【図4】バケット内でのパックの他の収容■態を示す断
面図である。
【図5】食品内容物の縮小の様子を示す斜視図である。
【図6】排出部の構成を示す斜視図である。
【図7】従来の搬送装置の構成図である。
【図8】従来のバケットを示す斜視図である。
【図9】従来のバケット内でのパックの収容状態を示す
断面図である。
【図10】従来生じていた食品内容物の目減りを示す斜
視図である。
【図11】従来生じていた排出部におけるパックの不整
列状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 熱処理槽 3,4,5 スプロ
ケット 6 チェーン 7 バケット 8 孔 10 供給部 11 挿入用プッシャー 12 排出部 13 排出用コンベア 14 食品内容物 15 整列用のバー 16 排出用コンベ
ア 17 渡り板 17 排出用プッシ
ャー C チェーンコンベア P パック詰め食品
(パック)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレス状に走行される処理用コンベ
    アに多数のバケットが並列状態で取り付けられ、この処
    理用コンベアの走行通路の途中には熱処理槽が配設され
    ていると共に、当該熱処理槽より後方の走行通路には上
    記各バケットに順次パック詰め食品を供給する供給部
    が、当該熱処理槽より前方の走行通路には上記各バケッ
    トからパック詰め食品を排出用コンベア上に順次排出さ
    せる排出部が各々隣接配備されており、これらの各バケ
    ットが上記熱処理槽内を水平状に通過してその際にパッ
    ク詰め食品に対して所望の熱処理を行うようにしたパッ
    ク詰め食品の搬送装置において、 上記バケットは、上記処理用コンベアへの取り付け側に
    位置する底板と、上記処理用コンベアへの取り付け側か
    ら離れて位置する天板とが、段違い平行状に配設される
    と共に、当該底板の前端と天板の後端との間を各々直角
    状に仕切り板で連結させて階段状に形成され、隣接する
    各バケットは上記処理用コンベアが上記熱処理槽内を水
    平状に通過する際には、後方側バケットの天板が前方側
    バケットの底板の上方へ平行に突出され、当該隣接する
    各バケットの天板と底板との間に上記パック詰め食品が
    正立または逆立状態で水平状に収容されて搬送されるよ
    うにしたことを特徴とするパック詰め食品の搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記処理用コンベアは、上記排出部にお
    いて各バケットが上記排出用コンベアの上面へ下向き傾
    斜状に次第に近接した後に上向き傾斜状に遠ざかる円弧
    状の軌跡を描いて搬送されるように構成され、この近接
    時に下向き傾斜状に移行されたバケットの天板内面をシ
    ュートにして、上記パック詰め食品が上記排出用コンベ
    アの上面へ排出されるようにした請求項1記載のパック
    詰め食品の搬送装置。
JP1991061034U 1991-07-09 1991-07-09 パック詰め食品の搬送装置 Expired - Lifetime JPH0713515Y2 (ja)

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JPH0713515Y2 JPH0713515Y2 (ja) 1995-04-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5313696U (ja) * 1976-07-16 1978-02-04
JP2019512433A (ja) * 2016-03-03 2019-05-16 アイ.エム.エー. インダストリア マシーン オートマチック エス.ピー.エー. イン シグラ アイエムエー エス.ピー.エー.I.M.A. Industria Macchine Automatiche S.P.A In Sigla Ima S.P.A 容器滅菌装置の移送群装置

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