JPH0548883B2 - - Google Patents

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JPH0548883B2
JPH0548883B2 JP15058684A JP15058684A JPH0548883B2 JP H0548883 B2 JPH0548883 B2 JP H0548883B2 JP 15058684 A JP15058684 A JP 15058684A JP 15058684 A JP15058684 A JP 15058684A JP H0548883 B2 JPH0548883 B2 JP H0548883B2
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
writing
film
optical system
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP15058684A
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English (en)
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JPS6128927A (ja
Inventor
Keiichi Kubota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP15058684A priority Critical patent/JPS6128927A/ja
Publication of JPS6128927A publication Critical patent/JPS6128927A/ja
Publication of JPH0548883B2 publication Critical patent/JPH0548883B2/ja
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明はレーザ熱書込みによる液晶投射型表
示方法及び装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) コンピユータの端末装置に使われるデイスプレ
イ装置はコンピユータの大容量化及び機能の向上
により、ますます高精度の分解能が必要とされて
いる。特にコンピユータを用いた画像処理や新聞
紙面の編集、LSIの設計では高精度でかつ部分的
に書き加え可能なデイスプレイが望まれている。
従来装置では用いているCRT(陰極線管)の分解
能を2000本以上に上げることは難しく、電子ビー
ムの走査速度も早くなるために画面にチラツチを
生じてしまう。またストレージ管を用いたデイス
プレイ装置は、螢光体の劣化を防ぐために画面輝
度が低く、部分的な消去ができず、装置が高価と
なる欠点がある。
近年、分解能2000本以上のデイスプレイ装置と
して液晶ヘレーザ光で熱書き込みをするデイスプ
レイが有望視されており、この熱書き込み液晶デ
イスプレイについては、例えば雑誌「プロシーデ
イング・オブ・ザ・エス・アイ・デー(proceed
−ing of the S・I・D)」1978年1〜7頁に記
載の論文「レーザ選択液晶投射デイスプレイ
(LASER−−ADDRESSED LIQUID
CRYSTAL PROJECTION DISPLAYS)」に詳
しく述べられている。この論文によれば、第1図
に示すような液晶ライトバルブ10にレーザ光8
による走査で画像を記録し、投射光9を反射させ
て上記画像をデイスプレイすることができる。液
晶ライトバルブ11は、レーザ光吸収膜2、アル
ミ反射膜3、液晶配向膜4をその上に形成したガ
ラス基盤1と、透明電極膜5、液晶配向膜4をそ
の上に形成したガラス基盤7とで液晶材6をはさ
んだ構造をもつている。レーザ光8が液晶ライト
バルブ10に入射するとレーザ光8がレーザ光吸
収膜2に吸収され熱に変換され、アルミ反射膜
3、液晶配向膜4を伝わつて液晶材6の温度を上
昇させる。液晶材6としてはスメチツク液晶が使
われ、スメチツク液晶は温度が上昇することによ
つてネマチツク相、液体相に変化し、レーザ光8
が取り除かれた時に急冷される。この時、液体状
態のランダムな液晶分子の配向状態が凍結されて
散乱核が形成される特性をもつ。この散乱核は投
射光9によつて読みだされ、スクリーン上に画素
としてデイスプレイされる。散乱核によつて10〓
m程度の微小幅の線が形成できるので、2インチ
角の液晶ライトバルブには5000本もの線が記録さ
れることになり、従来のCRTに比べて非常に高
分解能なデイスプレイが可能になる。デイスプレ
イ画面を消去するには、アルミ反射膜3と透明電
極膜5との間に電界を印加して液晶を再び配向さ
せれば良い。
このような液晶ライトバルブを用いたデイスプ
レイは高輝度の投射光源を用いることができるの
で、大画面で高輝度でかつ高精度の表示が可能で
ある。しかし、レーザで走査して熱的に書込むた
めに、表示速度が遅いという欠点をもつている。
表示速度を見かけ上、早くするために、画面上
の移動物体のみを部分的に消去し、次の位置に移
動物体を表示する手法が取られている。しかし、
この方法は背景部と移動物体が重なつた時に、背
景が消されてしまい、再度、背景を書き直す必要
が生じる。そのため、背景のデータを電子メモリ
等に保存している必要があり、レーザ熱書込み液
晶投射型デイスプレイがもつストレージ表示の機
能を生かさないものとなつていた。また、オーバ
レイによつて背景を表示する場合には、高輝度照
射に耐えうるスライドの製作や、表示位置の合わ
せ精度が難しく、実用には至つていない。
(発明の目的) この発明は背景部を恒常的に表示するなかで移
動物体を高速に表示できうる液晶熱書込み投射表
示方法と装置を提供することを目的としている。
(発明の構成) この発明の表示方法は、光吸収膜と、光反射膜
と液晶とを内蔵した熱書込み液晶ライトバルブに
書き込まれている情報を投射拡大光学系で投射表
示する方法において、書込光量を前記光反射膜を
破壊する第1のレベルと破壊しない第2のレベル
とに選択的に設定して情報を書き込む工程を有す
ることに特徴がある。また、この発明の装置は、
光吸収膜と光反射膜と液晶とを内蔵している熱書
込み液晶ライトバルブと、レーーザ走査書込光学
系と、投射拡大光学系と、レーザ走査書込み駆動
回路とを備え、さらに前記駆動回路に、前記レー
ザ走査書込光学系の書込光量を前記光反射膜を破
壊する第1のレベルを破壊しない第2のレベルと
に選択的に設定する切換え回路を具備しているこ
とに特徴がある。
(実施例) 以下、この発明について図面を参照しつつ詳し
く説明する。第2図は熱書込み液晶ライトバルブ
の表示に必要なレーザ光量を示す図である。スメ
クチツク液晶の厚みを10〓mにした場合の表示に
必要なレーザ光量は〜100mW/画素である。こ
のレーザ光量をさらに増大させた場合、光吸収層
に発生する熱は光吸収層を破壊する温度までに上
昇させる。この効果は、反射膜を溶解する温度に
達した時に表示画面に現われる。すなわち、反射
膜にピツト(穴)が生じ、投射表示画面には、液
晶を散乱状態にしたと同じく暗点として表示され
る。また、このピツトは再び消えることなく永久
に表示される。第3図は、光吸収層を破壊するに
必要なレーザ光量と反射膜(アルミ膜)の厚みの
関係を示したものである。反射膜が約1000Åの厚
みの時、反射膜を破壊するのに必要なレーザ光量
は〜150mW/画素である。したがつて〜
150mW/画素のレーザ光量で背景部となる画面
を書込むことによつて、その画素は永久に液晶ラ
イトバルブ中に書込まれる。レーザ光量を〜
100mW/画素以下にすれば、通常の表示、消去
の繰返し表示が可能であり、背景部を描くことな
く、移動物体の表示のみを行なえば良い。このよ
うに、背景部と移動物体の書込みを同じ書込み光
学系をもつておこなうので、両者の位置ずれは生
じることがない。また、背景部の書き加えが可能
なことは明らかである。
この発明による投射表示装置の一実施例を第4
図に示す。レーザ光源11から出射されたレーザ
光8は光変調器12、例えば音響光学素子で画信
号に応じて変調され、二次元走査器13例えば、
スキヤンニングミラー、回転多面鏡等によつて二
次元に偏向走査され、書込みレンズ14で液晶ラ
イトバルブ10に集光され、二次元画像が液晶ラ
イトバルブ10に書込まれる。この書込み光学系
を、駆動する書込み駆動回路はクロツク信号に応
じて、二次元走査器、液晶ライトバルブ等への電
圧を制御する制御回路20と切換え回路21とア
ンプ回路22から構成され、切換え回路21は2
段階の光量レベルを選択するダイオード素子であ
る。投射ランプ16からの白色光9はレンズ17
で一度集光され、レンズ15で再び平行光となつ
て液晶ライトバルブ10に入射する。液晶ライト
バルブ10からの反射画像はレンズ15によつ
て、ミラー18で反射された後、スクリーンへ投
射される。
この投射表示装置においては、管制用デイスプ
レイ、コマンド用デイスプレイ等を例としてあげ
るならば、最初に切換え回路21を高書込みレー
ザ光量に選択し、背景用の地図、シンボル等の書
込みを行なう。しかる後は、切換え回路21を低
書込みレーザ光量に選択し、移動物体の表示をお
こなう。移動物体は、レーザによる書込みと、電
圧印加による消去の繰り返しで表示されるが、背
景部は永久書込みがおこなわれているので電圧印
加によつて消えることはない。このために、背景
画像を貯えておく、画像メモリを必要としなく、
移動物体との相関をとる演算も不要になる。背景
部の追加書込みは、再び切換え回路21を高レー
ザ光量に選択することで可能で、背景を全く異な
つたものにする場合には、液晶ライトバルブを入
れ換えることで可能である。
以上、詳細に説明したように、この発明によれ
ば、背景部を高解像度、高輝度に表示しながら、
移動物体の高速な表示が可能な大画面投射表示方
法並びに装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は液晶ライトバルブを示す図、第2図は
液晶ライトバルブの表示に必要レーザ光量を示す
図、第3図は、光吸収膜を破壊するのに必要なレ
ーザ光量を示す図、第4図はこの発明による投射
表示装置の一実施例を示す図である。 図において、11はレーザ光源、10は液晶ラ
イトバルブ、16は投射ランプ、20は制御回
路、21は切換え回路、22はアンプ回路であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光吸収膜と、光反射膜と液晶とを内蔵した熱
    書込み液晶ライトバルブに書き込まれている情報
    を投射拡大光学系で投射表示する方法において、
    書込光量を前記光反射膜を破壊する第1のレベル
    と破壊しない第2のレベルとに選択的に設定して
    情報を書込む工程を有することを特徴とする液晶
    熱書込み投射表示方法。 2 光吸収膜と光反射膜と液晶とを内蔵している
    熱書込み液晶ライトバルブと、レーザ走査書込光
    学系と、投射拡大光学系と、レーザ走査書込駆動
    回路とを備えさらに前記駆動回路に、前記レーザ
    走査書込光学系の書込光量を前記光反射膜を破壊
    する第1のレベルと破壊しない第2のレベルとに
    選択的に設定する切換え回路を具備していること
    特徴とする液晶熱書込み投射装置。
JP15058684A 1984-07-20 1984-07-20 液晶熱書込み投射表示方法及び装置 Granted JPS6128927A (ja)

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JP15058684A JPS6128927A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 液晶熱書込み投射表示方法及び装置

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JP15058684A JPS6128927A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 液晶熱書込み投射表示方法及び装置

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JPS6128927A JPS6128927A (ja) 1986-02-08
JPH0548883B2 true JPH0548883B2 (ja) 1993-07-22

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JP15058684A Granted JPS6128927A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 液晶熱書込み投射表示方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62206528A (ja) * 1986-03-07 1987-09-11 Nec Corp 液晶ライトバルブ書込み方式
JPS6310132A (ja) * 1986-07-02 1988-01-16 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JPS63123090A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 株式会社日立製作所 液晶表示装置の画像書込み制御方式
JP2622841B2 (ja) * 1987-09-24 1997-06-25 旭光学工業株式会社 露光装置

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JPS6128927A (ja) 1986-02-08

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