JPH054886U - 作業用走行車における散布機のブーム収納構造 - Google Patents

作業用走行車における散布機のブーム収納構造

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JPH054886U
JPH054886U JP6306191U JP6306191U JPH054886U JP H054886 U JPH054886 U JP H054886U JP 6306191 U JP6306191 U JP 6306191U JP 6306191 U JP6306191 U JP 6306191U JP H054886 U JPH054886 U JP H054886U
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久男 野上
建治 伊藤
正躬 松岡
正博 桑垣
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折曲収納したブームが走行機体の乗降の邪魔
になる不都合を解消して乗降性の向上を計る。 【構成】 ブーム9を走行機体2の側面に沿うよう折曲
収納自在に構成すると共に、側面視において走行機体2
の乗降部17に重合する部分をさらに折り返し状に折曲
収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水田作業車等の作業用走行車における散布機のブーム収納構造に関 するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、この種走行機体に連結される散布機は、走行機体に昇降リンク等を介 して連結される作業機フレームに、走行機体の動力取出し軸に連動連結されるポ ンプと、作業機フレームから左右外側方に向けて突出するブームとを備え、そし て、ポンプが圧送する散布物をブームに設けられる散布ノズルから散布するよう 構成されるが、前記ブームは長尺に形成されるものであるため、作業時以外は折 畳み収納することが望ましい。しかるに従来では、ブームの左右突出部に、ブー ム先端側を機体前方に向けて折曲可能な折曲部を形成し、そのブーム先端側を走 行機体側面に沿つて収納するようにしていたため、走行機体の乗降に際してブー ムが邪魔になり乗降性の低下を招くという欠点があつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用 走行車における散布機のブーム収納構造を提供することを目的として創案された ものであつて、走行機体後部に、左右外側方に突出するブームを備えた散布機を 連結してなる作業用走行車において、前記ブームの左右突出部に、ブーム先端側 を機体前方に向けて折曲収納可能な第一の折曲部を形成すると共に、さらにその ブーム先端側には、側面視で走行機体の乗降位置と重合するブーム先端部を上方 に向けて折曲収納可能な第二の折曲部を形成したことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、折曲収納したブームが走行機体の乗り降 りを邪魔する不都合を解消して乗降性の向上を計ることができるようにしたもの である。
【0004】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は散布 機(ブームスプレーヤ)であつて、該散布機1は、走行機体2の後部に三点式昇 降リンク3を介して上下昇降自在に連結されるものであるが、散布機1のフレー ム4には、走行機体2の動力取出し軸5に連結される入力軸6、該入力軸6から ベルト伝動機構7を介して入力した動力で駆動するポンプ8等が一体的に組付け られている。
【0005】 9は前記フレーム4から左右外側方に向けて突設されるブームであつて、該ブ ーム9には、所定間隔を存してノズル10が設けられたパイプ11が並設され、 そして、前記ポンプ8から圧送される液体をノズル10から噴射するべく構成さ れるが、このブーム9の中央部は、フレーム4の後端から後方に向けて突設され る支軸12に上下揺動自在に支持されている。
【0006】 さらに、13は走行機体2側の傾斜センサ14の検知に基づいて伸縮作動する 水平制御用のアクチユエータであつて、該アクチユエータ13は、ブーム9の中 央部に突設されるアーム9aと、フレーム4に突設されるブラケツト4aとの間 に介設され、その伸縮作動に基づいてブーム9をフレーム4に対して上下揺動せ しめるようになつている。つまり、前記動力取出し軸5からポンプ8に至る動力 伝動経路の位置を固定しつつ、ブーム9のみを水平状態に維持すべく水平制御を 行うようになつている。尚、15はアクチユエータ13の作動長をフイードバツ クすべくアクチユエータ13に並設されるストロークセンサである。
【0007】 ところで、前記ブーム9の左右突出部には、ブーム先端側を機体前方に向けて 折曲可能にする折曲部9bがそれぞれ形成されると共に、各折曲部9bにはブー ム9を作業状態と収納状態とに変姿せしめるシリンダ16が設けられるが、さら に、そのブーム先端側には、側面視において走行機体2の乗降部17と重合する ブーム先端部を上方に向けて折曲可能にする第二の折曲部9cが形成されている 。即ち、走行機体2の乗り降りを妨げないようブーム先端部を折曲収納するが、 上方に向けて折曲自在なブーム先端部は、ピン18をピン孔A、Bに選択的に挿 通することで作業位置と収納位置とにそれぞれ固定されるようになつている。
【0008】 さらに、19は走行機体2の左右側面から外側方に向けて突設される支持ステ ーであつて、該支持ステー19は、先端部に設けられる接当板19aが折曲収納 されたブーム9の下方に位置することで収納状態のブーム9を振止めするもので あるが、このものは、走行機体2の乗り降りを妨げないよう前記乗降部17より も後方位置に突設されている。またさらに、20はブーム9の支持ステー19対 向位置に設けられる緩衝装置であつて、該緩衝装置20は、ブーム9に上下動自 在に嵌挿される接当ピン21と、該接当ピン21を常時下方に向けて付勢する弾 機22とで構成され、そして接当ピン21の下端に設けられる接当部21aが前 記支持ステー19の接当板19aに接当することでブーム9の振止めを弾性的に 行うようになつている。
【0009】 一方、23は走行機体2に設けられるタンクステーであつて、該タンクステー 23は、一体的に組付けられるタンク24を後輪車軸25上に位置せしめるべく 配設されると共に、昇降リンク3を挟むよう左右一対で構成されている。即ち、 タンク24を走行機体2側における後輪車軸25上に位置させることで作業機部 分の軽量小型化を計ると共に、機体の前後バランスを良好に保ち、さらには、昇 降作動する昇降リンク3を避けてタンク24を配設することでタンク位置を可及 的に低位にして機体重心を下げるようになつている。また、前記タンク24の上 面には開閉自在な補給部24aが設けられるが、該補給部24aは後輪車軸25 位置から前方に偏倚するよう突出形成されている。つまり、補給部24aを前記 走行機体2の乗降部17に近接させることによつてタンク24の補給作業を容易 にするべく構成されている。
【0010】 ところで、前記左右のタンク24は、連通パイプ26を介して連結されると共 に、さらに該連通パイプ26の中間部に連結される吸引パイプ27を介して前記 ポンプ8に連結されているが、上記連通パイプ26は、昇降リンク3を構成する 上下リンク3a、3b間における機体側リンク支点の近傍位置に左右方向を向い て配管されている。つまり、上下リンク3a、3bの作動域に囲まれる空間Sに 配されることによりリンク昇降に伴う干渉を回避できるよう構成されている。
【0011】 また、図7は第二実施例を示す平面図であつて、該図面に示されるものは、前 記ブーム9に、液体散布用のパイプ11に換えて粉体散布用の散粉筒28を並設 して粉体の散布を可能にするものであるが、前記第一実施例と同様な折曲収納を 可能にするべく折曲部9b、9cを折曲自在な蛇腹パイプ29によつて形成して いる。
【0012】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ブーム9の先端側は、折曲部 9bを折曲することで機体前方に向けて折曲収納されることになるが、さらに折 曲収納されたブーム先端側においては、第二の折曲部9cを折曲することにより 側面視で走行機体2の乗降部17と重合する部分を上方に向けて折曲収納できる ことになる。従つて、従来の如く折曲収納したブーム先端側が乗降部17に重合 してオペレータの乗り降りを妨げてしまうような不具合を確実に防止できること になり、この結果、走行機体2の乗降性を著しく向上させることができる。
【0013】 また、第二実施例においては、液体散布用のパイプ11に換えて粉体散布用の 散粉筒28をブーム9に並設したため粉体の散布を可能にすることができ、しか も、折曲部9b、9cを折曲自在な蛇腹パイプ29によつて形成したため、液体 散布を行う第一実施例と同様にブーム9を折曲収納することができる。
【0014】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、左右外側方に 突出するブームを、機体前方に向けて折曲収納可能に構成されるものでありなが ら、さらに、そのブーム先端側においては、側面視で走行機体の乗降位置と重合 する部分が第二折曲部の折曲操作によつて上方に向けて折曲収納されることにな る。従つて、従来のように折曲収納したブーム先端側が走行機体の乗降位置に重 合してオペレータの乗り降りを妨げてしまうような不具合を確実に防止できるこ とになり、この結果、走行機体の乗降性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行機体の側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】散布機の背面図である。
【図4】ブームの要部断面図である。
【図5】連通パイプの配設状態を示す背面図である。
【図6】同上側面図である。
【図7】第二実施例を示す走行機体の平面図である。
【符号の説明】
1 散布機 2 走行機体 3 昇降リンク 4 フレーム 8 ポンプ 9 ブーム 9b 第一折曲部 9c 第二折曲部 13 アクチユエータ 17 乗降部 19 支持ステー 24 タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松岡 正躬 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 桑垣 正博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 山崎 弘章 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 走行機体後部に、左右外側方に突出する
    ブームを備えた散布機を連結してなる作業用走行車にお
    いて、前記ブームの左右突出部に、ブーム先端側を機体
    前方に向けて折曲収納可能な第一の折曲部を形成すると
    共に、さらにそのブーム先端側には、側面視で走行機体
    の乗降位置と重合するブーム先端部を上方に向けて折曲
    収納可能な第二の折曲部を形成したことを特徴とする作
    業用走行車における散布機のブーム収納構造。
JP1991063061U 1991-07-15 1991-07-15 作業用走行車における散布機のブーム収納構造 Expired - Fee Related JP2565861Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172495A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Iseki & Co Ltd 作業車

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326360A (ja) * 1989-06-26 1991-02-04 Toyo Noki Kk ブームスプレーヤ

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