JPH0548749A - Pb信号検出機能付通信装置 - Google Patents
Pb信号検出機能付通信装置Info
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- JPH0548749A JPH0548749A JP20100291A JP20100291A JPH0548749A JP H0548749 A JPH0548749 A JP H0548749A JP 20100291 A JP20100291 A JP 20100291A JP 20100291 A JP20100291 A JP 20100291A JP H0548749 A JPH0548749 A JP H0548749A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、PB信号検出機能付通信装置に関
し、音声出力部から出力される音声ガイダンスの音声信
号がPB信号検出器に回り込んでも、PB信号の誤検出
が防止できると共に、音声劣化が少なく、明瞭な音声で
音声ガイダンスを送出することを目的とする。 【構成】 音声信号出力手段1の音声出力部7から出力
される音声信号を出力アンプ8で増幅し、PB信号を構
成する低群の各周波数成分のみを除去するフィルタ群12
a〜12d(バンドエリミネーションフィルタ)に出力す
る。このフィルタ群により低群の周波数成分が除かれた
音声信号は、ハイブリット回路を介して回線Lへ送出さ
れる。一部の音声信号は、PB信号検出手段2のPB信
号検出器11に回り込むが、低群と高群の周波数成分を組
み合わせたPB信号として誤検出することがなく、音声
劣化がほとんど無いように構成する。
し、音声出力部から出力される音声ガイダンスの音声信
号がPB信号検出器に回り込んでも、PB信号の誤検出
が防止できると共に、音声劣化が少なく、明瞭な音声で
音声ガイダンスを送出することを目的とする。 【構成】 音声信号出力手段1の音声出力部7から出力
される音声信号を出力アンプ8で増幅し、PB信号を構
成する低群の各周波数成分のみを除去するフィルタ群12
a〜12d(バンドエリミネーションフィルタ)に出力す
る。このフィルタ群により低群の周波数成分が除かれた
音声信号は、ハイブリット回路を介して回線Lへ送出さ
れる。一部の音声信号は、PB信号検出手段2のPB信
号検出器11に回り込むが、低群と高群の周波数成分を組
み合わせたPB信号として誤検出することがなく、音声
劣化がほとんど無いように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PB信号検出機能付通
信装置に関し、特に音声ガイダンスに従って相手方から
送られてくるPB信号を検出して一定のサービスを提供
するPB信号検出機能付通信装置に関する。
信装置に関し、特に音声ガイダンスに従って相手方から
送られてくるPB信号を検出して一定のサービスを提供
するPB信号検出機能付通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュボタン機能を持った端末
装置同士が公衆電話回線を介して一方の側から案内用の
音声を流し、相手方はこの音声ガイダンスに従ってプッ
シュボタンを操作してそのプッシュボタン信号(PB信
号)を検出することによって一定のサービスを提供する
PB信号検出機能付通信装置があった。この種のPB信
号検出機能付通信装置には、例えば、外出先の電話から
自宅の戸締りや火元の点検等を行うことができるホーム
セキュリティシステムの端末装置などがある。
装置同士が公衆電話回線を介して一方の側から案内用の
音声を流し、相手方はこの音声ガイダンスに従ってプッ
シュボタンを操作してそのプッシュボタン信号(PB信
号)を検出することによって一定のサービスを提供する
PB信号検出機能付通信装置があった。この種のPB信
号検出機能付通信装置には、例えば、外出先の電話から
自宅の戸締りや火元の点検等を行うことができるホーム
セキュリティシステムの端末装置などがある。
【0003】ところが、音声ガイダンスを出力する側の
端末装置には、PB信号検出回路が網制御回路を介して
接続されており、音声信号にはPB信号の周波数成分が
含まれているため、音声ガイダンスの音声信号がPB信
号検出回路に回り込んでPB信号の誤検出を起こすこと
があった。そこで、特開昭59−139761号公報記
載の発明によれば、音声ガイダンスを送出する音声信号
出力回路の出力側にPB信号に使われている周波数帯域
を音声信号から除去するバンドエリミネーションフィル
タ(BEF)が配置されている。このため、音声ガイダ
ンスの音声信号がPB信号検出回路に回り込んでも、音
声信号をPB信号として誤検出することがなくなった。
端末装置には、PB信号検出回路が網制御回路を介して
接続されており、音声信号にはPB信号の周波数成分が
含まれているため、音声ガイダンスの音声信号がPB信
号検出回路に回り込んでPB信号の誤検出を起こすこと
があった。そこで、特開昭59−139761号公報記
載の発明によれば、音声ガイダンスを送出する音声信号
出力回路の出力側にPB信号に使われている周波数帯域
を音声信号から除去するバンドエリミネーションフィル
タ(BEF)が配置されている。このため、音声ガイダ
ンスの音声信号がPB信号検出回路に回り込んでも、音
声信号をPB信号として誤検出することがなくなった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PB信号検出機能付通信装置にあっては、相手方に送出
する音声ガイダンスの音声信号は、PB信号で使われて
いる周波数帯域全部をBEFによって除去するため、音
声が劣化せざるを得ず、音声ガイダンスの音声が不明瞭
となって、聞取り難くなるという問題があった。
PB信号検出機能付通信装置にあっては、相手方に送出
する音声ガイダンスの音声信号は、PB信号で使われて
いる周波数帯域全部をBEFによって除去するため、音
声が劣化せざるを得ず、音声ガイダンスの音声が不明瞭
となって、聞取り難くなるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記従来の課題に鑑みて
なされたものであり、音声出力部から出力される音声ガ
イダンスの音声信号がPB信号検出器に回り込んでも、
PB信号の誤検出が防止できると共に、音声劣化が少な
く、明瞭な音声で音声ガイダンスを送出することができ
るPB信号検出機能付通信装置を提供することを目的と
する。
なされたものであり、音声出力部から出力される音声ガ
イダンスの音声信号がPB信号検出器に回り込んでも、
PB信号の誤検出が防止できると共に、音声劣化が少な
く、明瞭な音声で音声ガイダンスを送出することができ
るPB信号検出機能付通信装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
音声ガイダンスの音声信号を相手方に出力する音声信号
出力手段と、相手方から送られてくるPB信号を検出す
るPB信号検出手段と、前記音声信号を回線に出力する
と共に、その回線から入力されるPB信号を前記PB信
号検出手段に送出する網制御手段と、を備えたPB信号
検出機能付通信装置において、前記音声信号出力手段か
ら出力される音声信号からPB信号を構成する低群又は
高群のいずれか一方の各周波数成分のみを選択的に除去
するフィルター群が設けられたことを特徴とするもので
ある。
音声ガイダンスの音声信号を相手方に出力する音声信号
出力手段と、相手方から送られてくるPB信号を検出す
るPB信号検出手段と、前記音声信号を回線に出力する
と共に、その回線から入力されるPB信号を前記PB信
号検出手段に送出する網制御手段と、を備えたPB信号
検出機能付通信装置において、前記音声信号出力手段か
ら出力される音声信号からPB信号を構成する低群又は
高群のいずれか一方の各周波数成分のみを選択的に除去
するフィルター群が設けられたことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項2記載の発明は、前記フィルター群
が、前記音声信号出力手段における音声ソースと音声分
析器との間に配置され、PB信号の低群又は高群のいず
れか一方の各周波数成分が除去された音声データを作成
することを特徴とするものである。
が、前記音声信号出力手段における音声ソースと音声分
析器との間に配置され、PB信号の低群又は高群のいず
れか一方の各周波数成分が除去された音声データを作成
することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、音声ガイダンスの音
声信号からPB信号を構成する低群又は高群のいずれか
一方の各周波数成分のみをフィルタ群で除去する。これ
は、PB信号が低群と高群の各周波数を組み合わせたデ
ュアルトーンで構成されていることに着目したものであ
る。すなわち、PB信号の一方の周波数成分を除去する
だけでPB信号として検出できなくなり、誤検出が防止
される上、除去される周波数成分が少なくて済むので、
音声劣化が少なく、音声ガイダンスが聞取り易くなる。
声信号からPB信号を構成する低群又は高群のいずれか
一方の各周波数成分のみをフィルタ群で除去する。これ
は、PB信号が低群と高群の各周波数を組み合わせたデ
ュアルトーンで構成されていることに着目したものであ
る。すなわち、PB信号の一方の周波数成分を除去する
だけでPB信号として検出できなくなり、誤検出が防止
される上、除去される周波数成分が少なくて済むので、
音声劣化が少なく、音声ガイダンスが聞取り易くなる。
【0009】請求項2記載の発明では、音声信号出力手
段におけるテープレコーダや肉声によるマイク等の音声
ソースを請求項1記載のフィルタ群を通過させて音声分
析器にかけた後、ROMやフロッピィディスクに音声デ
ータとして格納する。この音声データは、必要に応じて
読み出されて相手方に送出されるが、予めPB信号の一
方の周波数成分が除去されているので、音声信号をPB
信号として誤検出しない。また、このフィルタ群は、本
体装置とは別個に構成することも可能であり、本体側の
回路コストを低減することもできる。
段におけるテープレコーダや肉声によるマイク等の音声
ソースを請求項1記載のフィルタ群を通過させて音声分
析器にかけた後、ROMやフロッピィディスクに音声デ
ータとして格納する。この音声データは、必要に応じて
読み出されて相手方に送出されるが、予めPB信号の一
方の周波数成分が除去されているので、音声信号をPB
信号として誤検出しない。また、このフィルタ群は、本
体装置とは別個に構成することも可能であり、本体側の
回路コストを低減することもできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は請求項1記載の発明に係るPB信号検出機能付通信
装置の一実施例を示すブロック図であり、図2は図1の
装置を公衆電話回線を介して相手方の端末装置と接続し
た状態図である。
1は請求項1記載の発明に係るPB信号検出機能付通信
装置の一実施例を示すブロック図であり、図2は図1の
装置を公衆電話回線を介して相手方の端末装置と接続し
た状態図である。
【0011】まず、構成を説明する。図1に示されるよ
うに、本実施例のPB信号検出機能付通信装置は、まず
音声ガイダンスの音声信号を出力する音声信号出力手段
1と、相手方から送られてくるPB信号の検出を行うP
B信号検出手段2と、音声信号出力手段1とPB信号検
出手段2とを公衆電話回線に接続する網制御手段3とを
備えている。この図1のPB信号検出機能付通信装置を
図2で見ると、センター装置4に相当し、このセンター
装置4に対して公衆電話回線5を介して多数のPB式電
話機を備えた端末装置6に接続され、相互に通信が行わ
れる。
うに、本実施例のPB信号検出機能付通信装置は、まず
音声ガイダンスの音声信号を出力する音声信号出力手段
1と、相手方から送られてくるPB信号の検出を行うP
B信号検出手段2と、音声信号出力手段1とPB信号検
出手段2とを公衆電話回線に接続する網制御手段3とを
備えている。この図1のPB信号検出機能付通信装置を
図2で見ると、センター装置4に相当し、このセンター
装置4に対して公衆電話回線5を介して多数のPB式電
話機を備えた端末装置6に接続され、相互に通信が行わ
れる。
【0012】再び、図1に戻って、音声信号出力手段1
は音声出力部7と出力アンプ8とで構成されており、音
声出力部7は音声ガイダンス用に予め登録しておいた音
声データを図示しないADPCM等の音声分析器により
音声信号化して出力するものであり、出力アンプ8はこ
の音声信号を増幅して出力するものである。また、図1
の網制御手段3には、ハイブリット回路9が設けられ、
前記音声信号出力手段1から出力された音声信号を回線
L上に送出すると共に、回線Lから送られてきたPB信
号をPB信号検出手段2へ送る。
は音声出力部7と出力アンプ8とで構成されており、音
声出力部7は音声ガイダンス用に予め登録しておいた音
声データを図示しないADPCM等の音声分析器により
音声信号化して出力するものであり、出力アンプ8はこ
の音声信号を増幅して出力するものである。また、図1
の網制御手段3には、ハイブリット回路9が設けられ、
前記音声信号出力手段1から出力された音声信号を回線
L上に送出すると共に、回線Lから送られてきたPB信
号をPB信号検出手段2へ送る。
【0013】さらに、図1のPB信号検出手段2は、入
力アンプ10とPB信号検出器11とで構成されており、受
信されたPB信号を入力アンプ10で増幅してPB信号検
出器11でPB信号の検出が行われる。なお、図1には図
示していないが、このPB信号検出器11は、その検出結
果に基づいて一定のサービスを行う動作部に接続されて
いる。
力アンプ10とPB信号検出器11とで構成されており、受
信されたPB信号を入力アンプ10で増幅してPB信号検
出器11でPB信号の検出が行われる。なお、図1には図
示していないが、このPB信号検出器11は、その検出結
果に基づいて一定のサービスを行う動作部に接続されて
いる。
【0014】本実施例における特徴的な構成は、図1に
示されるように、音声信号出力手段1と網制御手段3と
の間にPB信号を構成する低群または高群のいずれか一
方の周波数成分のみを除去するフィルタ群12a〜12dが
設けられたことにある。すなわち、本実施例では図1に
示すように、PB信号の低群を構成する697Hz、7
70Hz、852Hz及び941Hzの各周波数成分の
みを選択的に取り除くバンドエリミネーションフィルタ
(BEF)1〜4が直列に接続されている。これ以外
に、PB信号の高群を構成する1209Hz、1336
Hz、1477Hz及び1633Hzの各周波数成分を
除去するBEF1〜4を接続することもできる。
示されるように、音声信号出力手段1と網制御手段3と
の間にPB信号を構成する低群または高群のいずれか一
方の周波数成分のみを除去するフィルタ群12a〜12dが
設けられたことにある。すなわち、本実施例では図1に
示すように、PB信号の低群を構成する697Hz、7
70Hz、852Hz及び941Hzの各周波数成分の
みを選択的に取り除くバンドエリミネーションフィルタ
(BEF)1〜4が直列に接続されている。これ以外
に、PB信号の高群を構成する1209Hz、1336
Hz、1477Hz及び1633Hzの各周波数成分を
除去するBEF1〜4を接続することもできる。
【0015】次に、作用について説明する。上記したよ
うに、本実施例ではPB信号送出機能を有するPB式電
話機(端末装置6)から公衆電話回線5を介して遠隔地
のセンター装置4へ一定のサービス、例えば受信したフ
ァクシミリ原稿を再送させるようなファクシミリメール
サービスを要求することができる。
うに、本実施例ではPB信号送出機能を有するPB式電
話機(端末装置6)から公衆電話回線5を介して遠隔地
のセンター装置4へ一定のサービス、例えば受信したフ
ァクシミリ原稿を再送させるようなファクシミリメール
サービスを要求することができる。
【0016】まず、図2に示されるように、端末装置6
が公衆電話回線5を使ってセンター装置4に対して発呼
を行って着信すると、端末装置6とセンター装置4とが
回線で接続される。そして、センター装置4側からは、
端末装置6へ音声ガイダンスが送出される。これを図1
で見ると、音声信号出力手段1の音声出力部7は、あら
かじめ登録しておいた音声データをADPCMで音声信
号化し、その音声信号を網制御手段3のハイブリット回
路9を介して回線Lに送出する。この音声ガイダンス
は、図2の端末装置6の操作者に対してPB信号入力の
操作手順をガイドするものである。
が公衆電話回線5を使ってセンター装置4に対して発呼
を行って着信すると、端末装置6とセンター装置4とが
回線で接続される。そして、センター装置4側からは、
端末装置6へ音声ガイダンスが送出される。これを図1
で見ると、音声信号出力手段1の音声出力部7は、あら
かじめ登録しておいた音声データをADPCMで音声信
号化し、その音声信号を網制御手段3のハイブリット回
路9を介して回線Lに送出する。この音声ガイダンス
は、図2の端末装置6の操作者に対してPB信号入力の
操作手順をガイドするものである。
【0017】この時、図1の矢印Aに示されるように、
音声信号出力手段1から出力された音声信号は、ハイブ
リット回路9を通ってPB信号検出器11にも回り込むた
め、音声信号をPB信号と誤って検出する恐れがある。
しかしながら、本実施例の装置では、PB信号を構成す
る低群の各周波数成分のみを除去するフィルタ群12a〜
12dを音声信号出力手段1と網制御手段3との間に直列
に配置してある。このため、音声ガイダンスの音声信号
の中から697HZ、770Hz、852Hzおよび9
41Hzの成分のみが除去されるので、PB信号検出器
11では音声信号をデュアルトーンとして検出することが
なくなり、誤検出が防止されると共に、音声劣化を無く
すことができる。
音声信号出力手段1から出力された音声信号は、ハイブ
リット回路9を通ってPB信号検出器11にも回り込むた
め、音声信号をPB信号と誤って検出する恐れがある。
しかしながら、本実施例の装置では、PB信号を構成す
る低群の各周波数成分のみを除去するフィルタ群12a〜
12dを音声信号出力手段1と網制御手段3との間に直列
に配置してある。このため、音声ガイダンスの音声信号
の中から697HZ、770Hz、852Hzおよび9
41Hzの成分のみが除去されるので、PB信号検出器
11では音声信号をデュアルトーンとして検出することが
なくなり、誤検出が防止されると共に、音声劣化を無く
すことができる。
【0018】また、フィルタ群12a〜12dは、上記以外
に高群の各周波数成分(1209Hz、1336Hz、
1477Hz及び1633Hz)を除去するBEFを直
列に配置しても、上記と同様に好適な効果が得られる。
さらに、PB信号の高群及び低群の各周波数成分を除去
するフィルタ群を2個切換え可能に配置して、音声信号
出力手段1から出力される音声信号を高群と低群のフィ
ルタ群を交互に切換えながら相手方に出力することも可
能である。
に高群の各周波数成分(1209Hz、1336Hz、
1477Hz及び1633Hz)を除去するBEFを直
列に配置しても、上記と同様に好適な効果が得られる。
さらに、PB信号の高群及び低群の各周波数成分を除去
するフィルタ群を2個切換え可能に配置して、音声信号
出力手段1から出力される音声信号を高群と低群のフィ
ルタ群を交互に切換えながら相手方に出力することも可
能である。
【0019】図3は、前記フィルタ群12a〜12dを図1
の音声出力部7における音声ソース13と音声分析器14と
の間に配置した場合の構成図である。このように、フィ
ルタ群12a〜12dを音声信号出力手段1から出力する以
前の音声データの作成時点で、PB信号の低群又は高群
の一方の各周波数成分のみを除去するため、上記と同様
にPB信号検出器11により音声信号をPB信号として誤
検出することがなくなる上、音声劣化の少ない明瞭な音
声で音声ガイダンスが送出できる。そして、上記フィル
タ群12a〜12dを通した音声データをフロッピィディス
クやROMに一旦格納し、これを適宜読み出して音声出
力を行うように構成すれば、このフィルタ群12a〜12d
を装置本体に組み込む必要がなくなり、回路コストを低
減することもできる。
の音声出力部7における音声ソース13と音声分析器14と
の間に配置した場合の構成図である。このように、フィ
ルタ群12a〜12dを音声信号出力手段1から出力する以
前の音声データの作成時点で、PB信号の低群又は高群
の一方の各周波数成分のみを除去するため、上記と同様
にPB信号検出器11により音声信号をPB信号として誤
検出することがなくなる上、音声劣化の少ない明瞭な音
声で音声ガイダンスが送出できる。そして、上記フィル
タ群12a〜12dを通した音声データをフロッピィディス
クやROMに一旦格納し、これを適宜読み出して音声出
力を行うように構成すれば、このフィルタ群12a〜12d
を装置本体に組み込む必要がなくなり、回路コストを低
減することもできる。
【0020】また、従来のPB信号検出機能付通信装置
の場合は、PBの誤検出を防止するため、音声ガイダン
スが終了するまではPB信号の受付を禁止する機構を備
えたものもあった。しかしながら、本実施例のPB信号
検出機能付通信装置では、誤検出の心配がないため、上
記機構が不要であって、かつ音声信号送出中であっても
並行してPB信号を発してこれを受付ることができる。
このため、操作に慣れた熟練者に対しても迅速な対応が
可能であって、サービス性を向上させることができる。
の場合は、PBの誤検出を防止するため、音声ガイダン
スが終了するまではPB信号の受付を禁止する機構を備
えたものもあった。しかしながら、本実施例のPB信号
検出機能付通信装置では、誤検出の心配がないため、上
記機構が不要であって、かつ音声信号送出中であっても
並行してPB信号を発してこれを受付ることができる。
このため、操作に慣れた熟練者に対しても迅速な対応が
可能であって、サービス性を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、音声信号出力手段から出力される音声信号
をPB信号の低群又は高群のいずれか一方の各周波数成
分を除去するフィルタ群を通して網制御手段に送出する
ので、PB信号検出手段で音声信号をPB信号として誤
検出することがなくなると共に、劣化の少ない音声で音
声ガイダンスが送れるので聞取り易くなる。
明によれば、音声信号出力手段から出力される音声信号
をPB信号の低群又は高群のいずれか一方の各周波数成
分を除去するフィルタ群を通して網制御手段に送出する
ので、PB信号検出手段で音声信号をPB信号として誤
検出することがなくなると共に、劣化の少ない音声で音
声ガイダンスが送れるので聞取り易くなる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、音声信号出
力手段の音声ソースと音声分析器との間に上記フィルタ
群を介在させて、PB信号の低群又は高群の各周波数成
分が除かれた音声データを登録することができるので、
この音声データを出力してPB信号検出器に回り込んで
も誤検出が起らず、音声劣化の少ない音声ガイダンスを
送出することができると共に、回路構成を簡略化して、
回路コストを低減することができる。
力手段の音声ソースと音声分析器との間に上記フィルタ
群を介在させて、PB信号の低群又は高群の各周波数成
分が除かれた音声データを登録することができるので、
この音声データを出力してPB信号検出器に回り込んで
も誤検出が起らず、音声劣化の少ない音声ガイダンスを
送出することができると共に、回路構成を簡略化して、
回路コストを低減することができる。
【図1】請求項1記載の発明に係るPB信号検出機能付
通信装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
通信装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の通信装置と他の端末装置との接続状態を
示す図である。
示す図である。
【図3】請求項2記載の発明に係るPB信号検出機能付
通信装置の一実施例の特徴部分の構成を示すブロック図
である。
通信装置の一実施例の特徴部分の構成を示すブロック図
である。
1 音声信号出力手段 2 PB信号検出手段 3 網制御手段 7 音声出力部 9 ハイブリット回路 11 PB信号検出器 12a〜12b フィルタ群 13 音声ソース 14 音声分析器
Claims (2)
- 【請求項1】音声ガイダンスの音声信号を相手方に出力
する音声信号出力手段と、 相手方から送られてくるPB信号を検出するPB信号検
出手段と、 前記音声信号を回線に出力すると共に、その回線から入
力されるPB信号を前記PB信号検出手段に送出する網
制御手段と、 を備えたPB信号検出機能付通信装置において、 前記音声信号出力手段から出力される音声信号からPB
信号を構成する低群又は高群のいずれか一方の各周波数
成分のみを選択的に除去するフィルター群が設けられた
ことを特徴とするPB信号検出機能付通信装置。 - 【請求項2】前記フィルター群が、前記音声信号出力手
段における音声ソースと音声分析器との間に配置され、
PB信号の低群又は高群のいずれか一方の各周波数成分
が除去された音声データを作成することを特徴とする請
求項1記載のPB信号検出機能付通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20100291A JPH0548749A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Pb信号検出機能付通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20100291A JPH0548749A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Pb信号検出機能付通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548749A true JPH0548749A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16433872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20100291A Pending JPH0548749A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Pb信号検出機能付通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300255A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nakayo Telecommun Inc | 特定周波数誤検出防止機能を有する音声ガイダンスシステム |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP20100291A patent/JPH0548749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300255A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nakayo Telecommun Inc | 特定周波数誤検出防止機能を有する音声ガイダンスシステム |
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