JPH0548677B2 - - Google Patents

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JPH0548677B2
JPH0548677B2 JP59266818A JP26681884A JPH0548677B2 JP H0548677 B2 JPH0548677 B2 JP H0548677B2 JP 59266818 A JP59266818 A JP 59266818A JP 26681884 A JP26681884 A JP 26681884A JP H0548677 B2 JPH0548677 B2 JP H0548677B2
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signal
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pal
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Masahiro Nagasawa
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Pioneer Electronic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はPAL方式のカラービデオ信号の時間
軸補正等の処理を行なう装置に関する。
背景技術 PAL方式のカラービデオ信号Epは、 Ep=Y+(B−Y)sinωst±(R−Y)cosωst
……(1) なる式に与えられる。ここに、Yは輝度信号、B
及びRは青及び赤色信号を示し、ωsはカラーサ
ブキヤリヤ(副搬送波)の角周波数であつて約
4.43MHzである。(1)式の±なる符号は1水平走査
線毎の位相反転を意味しており、搬送色信号のう
ちR−Y成分は1水平走査線毎に互いに180°位相
差を有する±ωcosstなるサブキヤリヤ信号をAM
変調して送出されている。そのために、カラーバ
ースト信号は、受像機側においてR−Y成分の復
調用サブキヤリヤを1ライン毎に位相反転するた
めに情報を兼ねる必要がある。カラーバースト信
号はB−Y軸を中心にして±135°の位相に1ライ
ン毎切換えられて位相反転した信号として送出さ
れている。
以上の如きPAL方式のカラービデオ信号のビ
デオデイスク等の記録媒体からビデオデイスクプ
レーヤ等の再生装置を用いて再生する場合には静
止画再生、2倍速再生等の特殊再生モード時のジ
ヤンプ動作すなわち情報検出点の所定数トラツク
に亘る飛越移動動作によつて再生カラービデオ信
号中のR−Y成分及びカラーバーストの位相の反
転の規則性が乱れるので、この位相の反転の規則
性が一定になるようにPAL方式のカラービデオ
信号の処理を行なう必要が生じる。また、それと
同時に記録媒体から再生される信号は時間軸変動
を伴つているのが通常であり、よつてこの時間軸
変動成分を検出して再生カラービデオ信号の時間
軸を補正する必要もある。
PAL位相補正すなわちR−Y成分及びカラー
バーストの位相の反転の規則性を一定にする補正
を行なう方法として次の如き方法が考えられる。
すなわち、カラーバースト信号と同一周波数のサ
ブキヤリヤcosωstをPLL(フエイズロツクドルー
プ)回路を用いて生成し、このサブキヤリヤ
cosωstを2逓倍したのちカラーバーストを含む
搬送色信号と乗算することによつてカラーバース
ト及びR−Y成分が反転された搬送色信号を得
て、この乗算によつて得た搬送色信号を用いて行
なう方法である。また、時間軸補正を行なう方法
としては記録時にPAL方式のカラービデオ信号
に挿入された3.75MHzのパイロツトバースト信号
を再生信号から抽出したのち、このパイロツトバ
ースト信号と同一周波数の信号を発生するように
形成されたPLL回路に供給して得られる位相検
波出力を時間軸エラー信号として用いる方法が考
えられる。
ところが、以上の如き方法によつてPAL位相
補正及び時間軸補正を行なうPALカラー信号処
理装置を形成すると、互いに異なる周波数すなわ
ち3.75MHz及び4.43MHzの2つのPLL回路が必要
となるので、構成が複雑となつて部品個数或いは
調整箇所が多くなるという不都合が生じることと
なる。
そこで、PAL位相補正用のPLL回路における
位相検波出力を時間軸エラー信号として用いて時
間軸補正を行なうことによりPAL位相補正用の
PLL回路と時間軸補正用のPLL回路とを共用す
ることが考えられる。ところが、そうすると
PAL方式のカラービデオ信号では前述の如くカ
ラーバーストが1H(水平走査期間)毎に位相反転
しているので、1H毎の時間軸補正が困難となり、
再生画面が悪影響を受けることとなる。
従つて、全てのHのカラーバースト成分の各位
相を同相にする必要が生じる。このカラーバース
ト成分を同相とするためにカラーバースト成分を
1Hおきに90°移相することが考えられる。この場
合、90°移相すべきカラーバーストが存在する水
平走査期間を選択する必要があるが、この水平走
査期間の選択を再生水平同期信号によつて行なう
ことが考えられる。ところが、そうすると特殊再
生モード時にジヤンプ動作がなされてカラーバー
ストの位相の反転の規則性が乱れたとき誤つた水
平走査期間の選択がなされ、カラーバースト成分
の位相が同相とならず、時間軸補正及びPAL位
相補正がなさなくなつて再生画面が乱れることが
予想される。
発明の概要 そこで、本発明の目的は特殊再生モード時の再
生画面の乱れを防止することができるPAL方式
カラー信号処理装置を提供することである。
本発明によるPAL方式カラー信号処理装置は、
PAL方式カラービデオ信号のカラーバースト成
分をPAL方式カラービデオ信号のカラーバース
ト成分を所定角度だけ移相させる移相手段と、制
御信号に応じて前記カラーバースト成分もしくは
前記移相手段の出力のうち1を選択して中継出力
する中継手段と、前記中継手段により出力された
信号と同一周波数の信号を発生するように形成さ
れたフエイズロツクドループ回路と、前記フエイ
ズロツクドループ回路によつて発生した信号と前
記中継手段より出力された信号と位相差によつて
前記PAL方式カラービデオ信号の時間軸補正を
行なう時間軸補正手段と、前記PAL方式カラー
ビデオ信号から垂直同期信号を分離抽出する同期
分離手段と、前記カラーバースト成分もしくは前
記移相手段の出力を1水平走査期間毎に交互に選
択する信号を前記制御信号として前記中継手段に
供給する制御信号生成手段とを備え、前記位相差
が所定差以上となる状態が所定時間以上に亘つて
継続した場合及び前記垂直同期信号の発生時に前
記制御信号の位相を強制的に反転せしめるように
した構成となつている。
実施例 以下、本発明の実施例につき添付図面を参照し
て詳細に説明する。
第1図において、PAL方式のカラービデオ信
号が記録されている記録デイスク(図示せず)か
ら得られたRF(高周波)信号がFM復調器1に供
給されている。FM復調器1によつてPAL方式の
カラービデオ信号が復調されて位相変調器2に供
給される。それと同時に、このカラービデオ信号
はスイツチ3の1入力となると共に90°移相器4
によつて90°だけ移相されたのちスイツチ3の他
入力となる。スイツチ3による選択出力はバース
トゲート5に供給され、カラーバーストが抽出さ
れる。抽出されたカラーバーストは位相比較器
6、ループフイルタ7及びVCO(電圧制御型発振
器)8からなるPLL回路9へ供給され、位相変
動成分が検出される。位相比較器6は、位相比較
出力を1H毎にサンプリングしてホールドするサ
ンプルポールド回路を含んでおり、このサンプル
ホールド回路のホールド出力がエラー信号として
位相変調器2の制御入力端子に印加されてFM復
調器1より出力されるカラービデオ信号の時間軸
補正がなされる。
位相変調器2によつて時間軸補正がなされたカ
ラービデオ信号はY−C(輝度−色信号)分離器
10へ入力されてY成分とカラーバーストを含む
C(搬送色信号)成分とに分離される。C成分は、
スイツチ11の1入力となると共にPAL位相反
転器12へも供給される。このPAL位相反転器
12は、乗算器13と、この乗算器13の出力を
入力とするBPF(バンドパスフイルタ)14と、
VCO8の出力を移相してサブキヤリヤcosωstを
出力する移相器15と、このサブキヤリヤ信号周
波数を2逓倍する逓倍器16とからなり、C成分
と逓倍器16の出力cos2ωstが乗算器13にて乗
算される。BPF14の出力からPAL位相反転が
なされたC成分が得られてスイツチ11の他入力
となつている。
スイツチ11による選択力は加算器17におい
てY成分と加算されスイツチ18の1入力とな
る。スイツチ18の他入力には時間軸補正がなさ
れたカラービデオ信号が印加されており、このス
イツチ18による選択出力がPAL位相補正がな
されたカラービデオ信号となる。
スイツチ11及び18の制御のためにコントロ
ーラ19が設けられている。このコントローラ1
9は、ジヤンプ動作が指令される毎に状態が変化
するジヤンプ信号a及び再生モードに応じて状態
が変化する再生モード信号bを出力してスイツチ
11及び18にそれぞれ供給するように構成され
ている。
位相変調器2より出力されたカラービデオ信号
は、同期分離器20にも供給される。同期分離器
20は、カラービデオ信号中の垂直同期信号を分
離抽出するように構成されている。この同期分離
器20より出力された垂直同期信号dはライン選
択信号発生器21に供給される。ライン選択信号
発生器21において垂直同期信号dはORゲート
22を介してT形フリツプフロツプ23のクロツ
ク入力端子に供給される。このT形フリツプフロ
ツプ23のクロツク入力端子にはORゲート22
を介してPAL位相検出気24の出力も供給され
る。T形フリツプフロツプ23の出力はスイツチ
25の制御入力端子に供給されている。スイツチ
25の一方の入力端子には基準水平同期信号発生
器26より出力された基準水平同期信号を分周す
る分周器27の出力Cが直接供給されている。ま
た、スイツチ25の他方の入力端子にはインバー
タ28を介して出力Cが供給されている。スイツ
チ25による選択出力がライン選択信号発生器2
1の出力であるライン選択信号として出力されて
スイツチ3の制御入力eとなつている。
PAL位相検出器24には位相比較器6より出
力されたエラー信号が供給されている。この
PAL位相検出器24において、エラー信号は
ウインドコンパレータ29に供給されて基準電圧
Vr1,−Vr1と比較される。ウインドコンパレー
タ29は、エラー信号の瞬時レベルが−Vr1以
下又はVr1以上になつたとき出力が低レベルにな
るように構成されている。このウインドコンパレ
ータ29の出力は時定数回路30を介してコンパ
レータ31に供給され、基準電圧Vr2と比較され
る。コンパレータ31は、時定数回路30の出力
電圧がVr2以上になつたとき出力が低レベルにな
るように構成されている。このコンパレータ31
より出力される低レベル信号が非同相検出信号g
としてPAL位相検出器24より出力される。
以上の構成において、FM復調器1に供給され
るRF信号の時間軸誤差は再生装置におけるタン
ゼンシヤルミヤーサーボ等によつて数十nsecp−
p程度に圧縮されているものとする。また、ここ
でPALカラービデオ信号の色副搬送波の周波数
が4.43MHzすなわち{284−(1/4)}H+25
〔Hz〕となつており(Hは水平同期周波数)、1つ
の画像に対応する期間が色副搬送波の周期の整数
倍とはならない。このため、ジヤンプ動作等によ
つて記録画像の再生順序が変更されたとき、色副
搬送波に位相遷移が生じることとなる。しかし、
ここでは再生装置におけるタンゼンシヤルサーボ
等に再生順序の変化毎に位相遷移を補正するよう
にオフセツトが加えられ、FM復調器1より出力
されるカラービデオ信号の色副搬送波にはジヤン
プ動作等による位相遷移は生じないものとする。
そうすると、FM復調器1より出力されたPAL
方式のカラービデオ信号のPAL位相すなわちカ
ラーバースト位相は第2図Aに示す如く1H毎に
B−Y軸に関して反転している。従つて、90°移
相器4によつて移相されたカラービデオ信号のカ
ラーバースト位相は同図Bに示す如くR−Y軸に
関して反転する信号となる。また、分周器27の
出力Cは1Hおきに反転する。この出力C及び出
力Cの逆相信号のうちの一方がT形フリツプフロ
ツプ23の出力によつてスイツチ25より選択的
に出力される。従つて、同期分離器20及び
PAL位相検出器24より垂直同期信号d及び非
同相検出信号gが出力されなければT形フリツプ
フロツプ23の出力の状態が一定となつてスイツ
チ3の制御入力eが同図Cに示す如く1Hおきに
反転する信号となる。このため、FM復調器1よ
り出力されたカラービデオ信号及び90°移相器4
によつて移相されたカラービデオ信号は1H毎に
交互にバーストゲート5に供給される。そうする
と、このバーストゲート5より出力されるカラー
バーストの位相状態は同図Dに示す如く全て+
135°の位相に統一されることとなる。尚、90°移
相器4における位相方向を変更することによりバ
ーストゲート5より出力されるカラーバーストの
位相状態を全て−135°の位相に統一することも可
能である。
次に、倍速再生モード等のトリツクプレーモー
ド時になされるジヤンプ動作の指令が時刻t1にお
いて位相変調器2より出力されるカラービデオ信
号中の垂直同期信号の同期してなされるとこの時
刻t1前後においてFM復調器1より出力されたカ
ラービデオ信号のカラーバースト位相が第3図A
に示す如く同相となる。従つて、90°移相器4に
よつて移相されたカラービデオ信号のカラーバー
スト位相も時刻t1前後において同相となる。一
方、分周器27の出力cは同図Cに示す如く1H
おきに反転する。また、時刻t1において同期分離
器20より同図Dに示す如く垂直同期信号が出力
される。そうすると、T形フリツプフロツプ23
が反転し、スイツチ25の出力が時刻t1ににおい
て反転する。従つて、PAL位相検出器24より
非同相検出信号gが出力されなければ、スイツチ
3の制御入力eは同図Eに示す如く時刻t1におい
ては状態が変化せず、時刻t1におけるスイツチ3
の切換え動作がなされなくなる。この結果、時刻
t1直後においても同図Fに示す如くバーストゲー
ト5より出力されるカラーバーストの位相が+
135°となる。
また、スキヤン動作モードすなわち所望のフレ
ームを検索する動作モードにおいては情報検出点
の飛越移動するトラツク数が一定でないため、
FM復調器1より出力されるカラービデオ信号中
のカラーバーストの位相状態の規則性が乱れて第
4図Aに示す如く時刻t2前後においてカラーバー
スト位相が同相となる。従つて、90°移相器4に
よつて移相されたカラービデオ信号のカラーバー
スト位相も同図Bに示す如く時刻t2前後において
同相となる。しかしながら、この場合も分周器2
7の出力cは同図Dに示す如く1Hおきに反転す
るのでスイツチ3の制御入力eは同図Fに示す如
く時刻t2においても反転する。従つて、バースト
ゲート5より出力されるカラーバーストの位相は
同図Cに示す如く時刻t2以降1Hおきに−135°、+
45°に交互に変化することとなる。そうすると、
このカラーバーストが供給されている位相比較器
6より2H周期で発生するパルスが出力される。
この位相比較器6より出力されたパルスによつて
PAL位相検出器24より同図Eに示す如く非同
相検出信号gが出力される(時刻t3)。そうする
と、スイツチ3の制御入力eは、時刻t3において
反転する。
この結果、スイツチ3の選択出力中のカラーバ
ーストの位相が+135°に統一され、時刻t3以降に
おいてはバーストゲート5より出力されるカラー
バーストの位相が同相となる。
尚、通常再生動作モードにおいては、カラーバ
ーストゲート5より出力されるカラーバーストの
位相は上述の垂直同期信号に応じて1水平走査期
間おきに変化してしまうことになるが、前述した
如く、PAL位相検出器24はこの変化に応じて
非同相検出信号gを出力するので、最終的にカラ
ーバーストの位相は+135°に統一される。
ここで、PAL位相検出器24の作用について
述べる。バーストゲート5より出力されるカラー
バーストの位相が1Hおきに−135°、+45°に交互に
変化するとPLL回路9がロツク状態にならない
ので、位相比較器6より出力されるエラー信号
中にビート成分が発生する。また、この位相比較
器6には1H毎に位相が180°異なる信号が供給さ
れることになるので、この位相比較器6より出力
されるエラー信号は第5図Aに示す如く2H周
期で発生するパルスによつて形成される如き信号
となる。尚、第5図Aにおいて一点鎖線で示す包
絡線がビート成分の波形を示している。
かかるエラー信号のピークレベルが基準電圧
Vr1以上又は−Vr1以下になるとウインドコンパ
レータ29の出力が第5図Bに示す如く低レベル
となる。ここで、コンパレータ29の出力が低レ
ベルのとき時定数回路30の出力電圧が時定数τ
をもつて上昇するものとすれば、時定数回路30
の出力電圧は同図Cに示す如くなる。この時定数
回路30の出力電圧が基準電圧Vr2以上になると
コンパレータ31の出力が同図Dに示す如く低レ
ベルとなつて非同相検出信号gが出力されるので
ある。
尚、ノイズ等によつて位相比較器6より出力さ
れるエラー信号のピークレベルが瞬間的に基準
電圧Vr1以上になつてウインドコンパレータ29
の出力が低レベルになつても、時定数回路30の
出力電圧が基準電圧Vr2以上にならないように時
定数τを設定すれば非同相検出信号gが誤つて発
生するのを防止することができる。
次に、PAL位相反転器12の作用について説
明する。カラーバーストをも含めたC成分をsin
(ωst+φ)としかつ位相器15の出力をcosωst
とする。但し、ωst=2πs(s=4.43MHz)であ
る。そうすると、乗算器13の出力Mは次式に示
す如くなる。
M=cos2ωst・sin(ωst+φ)=(1/
2){sin(3ωst+φ)−sin(ωst+φ)}……(2) この出力MのうちBPF14により基本波成分
のみが抽出されてsin(ωst+φ)成分が得られる。
ここで、搬送色信号のうちB−Y成分は、φ=0
であるからBPF14の出力はsinωstとなり位相
反転を受けない。同じくR−Y成分はφ=π/2で
あるからBPF24の出力はsin(ωst−π/2)と
なり、入力sin(ωst+π/2)に対し位相反転を
受ける。また、カラーバースト信号はφ=±135°
であるから入力sin(ωst±135°)に対してBPF1
4の出力はsin(ωst〓135°)となり同様に位相反
転を受けることとなる。よつて、PAL位相反転
が可能となるのである。
ここで、スイツチ18は、コントローラ19よ
り供給された再生モード信号bによつて通常再生
モード次には時間軸補正がなされたカラービデオ
信号をPAL位相反転器12等をバイパスして直
接導出し、かつ特殊再生モード時にはPAL位相
反転器12等を経たカラービデオ信号を導出する
ものとする。また、それと同時にスイツチ11
は、コントローラ19より出力されたジヤンプ信
号aによつてC成分及びPAL位相反転器12に
よつてPAL位相反転を受けたC成分を交互に導
出するものとすれば、ジヤンプ動作後もPAL位
相の反転の規則性が一定に維持されることとな
る。
尚、トリツクプレイモード時に垂直同期信号に
よつてライン選択信号としてのスイツチ3の制御
入力eの反転が生じないように制御されるが、1
フレーム中には2フイールドが存在するので、垂
直同期信号の発生と同時にジヤンプ動作が指令さ
れない場合が存在する。この場合には、バースト
の位相が乱れることとなるが、PAL位相検出器
24の作用によつて数Hでバーストの位相が統一
されるので再生画面に乱れが生じることはない。
発明の効果 以上詳述した如く本発明によるPAF方式カラ
ー信号処理装置は、PAL方式カラービデオ信号
のカラーバースト成分とカラーバースト成分の位
相反転出力とを1水平走査期間毎に交互に出力す
ることにより1水平走査期間毎に位相の反転して
いるカラーバースト成分を全て同相とした信号を
生成しこの信号とPLL回路から出力される信号
との位相差を時間軸エラー信号とする構成におい
て、この時間軸エラー信号となる位相差が所定差
以上となる状態が所定時間以上に亘つて継続した
場合、及びPALカラービデオ信号から垂直同期
信号が検出された場合は、上述の交互出力の順番
を反転する構成となつている。よつて、静止画再
生、2倍速再生等のトリツクプレーモード時のジ
ヤンプ動作によつてカラーバーストの位相がジヤ
ンプ動作開始以前とは逆位相となり、これにより
上述の如く生成された中継手段を経たカラーバー
スト成分の位相が1水平走査期間毎に反転してし
まつても、ジヤンプ動作指令と同時に検出される
垂直同期信号に応じて、全て同相としたカラーバ
ースト成分に復帰させることができるので瞬時に
カラーバーストの一元化が行なえ再生画面の乱れ
を防止することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路ブロツ
ク図、第2図乃至第5図は、第1図の装置の各部
の作用を示す波形図である。 主要部分の符号の説明、3,11,18……ス
イツチ、9……PLL回路、12……PAL位相反
転器、20……同期分離器、21……ライン選択
信号発生器、24……PAL位相検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 PAL方式カラービデオ信号のカラーバース
    ト成分を所定角度だけ移相させる移相手段と、制
    御信号に応じて前記カラーバースト成分もしくは
    前記移相手段の出力のうち1を選択して中継出力
    する中継手段と、前記中継手段により出力された
    信号と同一周波数の信号を発生するように形成さ
    れたフエイズロツクドループ回路と、前記フエイ
    ズロツクドループ回路によつて発生した信号と前
    記中継手段より出力された信号との位相差によつ
    て前記PAL方式カラービデオ信号の時間軸補正
    を行なう時間軸補正手段と、前記PAL方式カラ
    ービデオ信号から垂直同期信号を分離抽出する同
    期分離手段と、前記カラーバースト成分もしくは
    前記移相手段の出力を1水平走査期間毎に交互に
    選択する信号を前記制御手段として前記中継手段
    に供給する制御信号生成手段とを備え、 前記位相差が所定差以上となる状態が所定時間
    以上に亘つて継続した場合及び前記垂直同期信号
    の発生時に前記制御信号の位相を強制的に反転せ
    しめるようにしたことを特徴とするPAL方式カ
    ラー信号処理装置。
JP59266818A 1984-12-18 1984-12-18 Pal方式カラ−信号処理装置 Granted JPS61144188A (ja)

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