JPH0548665B2 - - Google Patents

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JPH0548665B2
JPH0548665B2 JP59216118A JP21611884A JPH0548665B2 JP H0548665 B2 JPH0548665 B2 JP H0548665B2 JP 59216118 A JP59216118 A JP 59216118A JP 21611884 A JP21611884 A JP 21611884A JP H0548665 B2 JPH0548665 B2 JP H0548665B2
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JP
Japan
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signal
recording
pcm
control signal
recorded
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JP59216118A
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JPS6195685A (ja
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Koji Kaniwa
Yoshizumi Wataya
Akira Shibata
Shigeyuki Ito
Katsuyuki Watanabe
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキヤン式の磁気記録再生
装置に係り、特にテープ上の記録トラツクを複数
に分割し、この分割された各トラツクに複数の
PCM(パルスコード変調)信号を記録するのに好
適な磁気記録再生装置に関する。
〔発明の背景〕
最近のヘリカルスキヤン式VTR(ビデオテープ
レコーダ)では、再生音声の高音質化を計る傾向
にある。その具体的手段としては、音声信号を
PCM信号に変換し、1フイールド期間ごとに時
間軸圧縮して、映像信号記録トラツクの延長上で
あり、複数の磁気ヘツドが同時に走査している期
間に形成されるトラツク区間に記録する方法が知
られている。
このような音声信号PCM記録のVTRにおい
て、例えば特開昭58−222402号に記載されている
ように映像信号記録トラツクを複数に分割し、こ
の分割されたトラツクにそれぞれ時間軸圧縮され
たPCM化音声信号を記録する(この方式をマル
チチヤンネルPCM記録方式と言う。)VTRが提
案されている。
しかしながら、この提案に示されているシステ
ムでは機能・性能の面ではすぐれているものの、
映像信号とPCM音声信号を記録・再生する場合、
及び複数のPCM化音声信号を記録・再生する場
合の両方の場合を常に実現するシステム構成とし
ているためシステム規模が大きくなつており、必
ずしも複数のPCM音声信号を記録・再生する場
合に要する制御信号の発生方法や各信号の接続が
最適となつていない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、映像信号とPCM化音声信号
とを記録・再生できるVTRに、小規模な装置で
マルチチヤンネルPCM音声信号を記録すること
ができ、また再生することができる磁気記録再生
装置を提供するものである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために本発明は、映像信号
用記録トラツクを用いてPCM音声信号の記録・
再生を行う場合に、ヘツド切り換え信号の位相を
反転することにより、記録時には、映像信号記録
トラツクにPCM音声信号の記録を可能とし、再
生時には、映像信号記録トラツクに記録されてい
るPCM信号も常にプリアンプのPCM出力端子か
ら出力できるようにしたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明す
る。第1図において、破線で囲まれた3つの部分
は、それぞれVTR部1、音声PCM化アダプター
2、マルチチヤンネル化アダプター3を表してい
る。
まず、マルチチヤンネル化アダプター3が接続
されていない即ち、映像信号とPCM音声信号と
を記録・再生する場合(以下、この場合を標準モ
ードと記す。)について第2図を用いて説明する。
この場合記録時は、入力端子P8より入力された
映像信号V1は、ビデオプロセツサ7に入力され
る。ビデオプロセツサ7では、この映像信号V1
を輝度信号、色信号、同期信号に分離独立する。
そして、輝度信号はFM輝度信号に変調され、色
信号は低域変換色信号とされる。これらのFM輝
度信号と低域変換色信号とは、周波数重畳され記
録アンプ8へ送られる。記録アンプ8では、この
周波数重畳された映像信号とATFサーボ回路5
から供給されるパイロツト信号Pi1とをさらに周
波数重畳し、記録時はR側に閉じているスイツチ
13を介して回転ヘツド100に供給し、磁気テ
ープ200上の巻付角180°に相当する部分に記録
される。
尚、ATF(Automatic Tracking Finding)サ
ーボとは、記録時に4種類の周波数から成るパイ
ロツト信号1234を記録トラツクに順次
記録し、再生時に、左右の隣接トラツクから再生
される上記パイロツト信号のレベル差を比較し、
このレベル差が最小となるように、テープ走行速
度を調節してヘツドが所望のトラツクを正確に走
査できるように制御するものである。
また、ビデオプロセツサ7にて分離された垂直
同期信号VS1は、アンド回路34、オア回路3
1を介してメインサーボ回路4に供給される。メ
インサーボ回路4では、シリンダ400の回転位
相を上記の垂直同期信号VS1に位相同期すると
共に、水晶発振器によつて発生された基準信号
Ref30を用いてキヤプスタン回転速度を一定に
し、テープ走行が一定となるように制御してい
る。
一方、音声信号は音声PCM化アダプター2の
入力端子P11より入力される。この音声信号A
1は低域通過波器(LPF)17によつて、ア
ナログ・デイジタル変換器(ADコンバータ)1
5におけるサンプリング周波数の2分の1を越え
る周波数成分を充分に減衰した後、ADコンバー
タ15に送られる。ADコンバータ15では、ア
ナログ音声信号A2をデイジタル音声信号A3に
変換し、PCMプロセツサ14に供給している。
PCMプロセツサ14では、デイジタル音声信号
A3をPCM化し、誤り検出及び誤り訂正符号等
を付加した後、1フイールド期間単位で時間軸圧
縮を行い、メインサーボ回路4より入力端子P
1″を介して供給されているヘツド切換信号SW
30と一定のタイミングで記録アンプ8に供給さ
れる。またこの時、時間軸圧縮されたPCM音声
信号RAの出力タイミングと同期したタイミング
パルスPCMGTも記録アンプへ出力している。
なお、前記4周波のパイロツト信号は映像信号
の1フイールドごとに、上記ヘツド切換信号に同
期して切り換えられ、したがつてPCM信号記録
部分と映像信号記録部分とは同一のトラツク上で
あつても異なつた周波数のパイロツト信号が記録
される。また、たとえばf1とf3は一方のヘツド1
00の映像信号部分に、24は他方のヘツド1
00′の映像信号部分に記録されるようにパイロ
ツト信号周波数と記録ヘツドとの関係はあらかじ
め定められている。
ではここで、映像信号と時間軸圧縮された
PCM音声信号とを記録する場合における記録タ
イミングと記録方法を第3図及び第4図を用いて
説明する。第3図は、第1図、第2図に示した記
録アンプ8、シリンダ400、回転ヘツド10
0,100′、記録テープ200及びプリアンプ
9を詳細に表しており、第4図はヘツド切換信号
SW30′、PCMタイミングパルスPCMGT及び
2つの回転ヘツド100,100′で磁気テープ
上に記録される信号のタイミングチヤートを表し
ている。第3図において破線8で囲まれた部分が
記録アンプであり、破線9で囲まれた部分がプリ
アンプである。入力端子Q1より入力された時間
軸圧縮PCM信号RAはPCMアンプ101に供給
され、入力端子Q2より入力されたパイロツト信
号Pi1は、PCMアンプ及びビデオアンプ102
に供給される。また入力端子Q3より入力された
映像信号RVはビデオアンプ102に供給され
る。そして、PCMアンプ101では、PCM音声
信号RAとパイロツト信号Pi1とを周波数重畳
し、スイツチ103及びスイツチ104のP側入
力端子に供給する。またビデオアンプ102で
は、映像信号RVとパイロツト信号Pi1とを周波
数重畳し、スイツチ103及びスイツチ104の
V側入力端子に供給する。スイツチ103は、入
力端子Q4より入力されるヘツド切り換え信号
SW30′の反転信号SW30′と、入力端子Q5
より入力されるPCMタイミングパルスPCMGT
とのアンド出力である制御信号S10によつて切
り換えられ、制御信号S10がハイの期間はP側
に閉じ、ロウの期間はV側に閉じられる。このス
イツチ103の出力信号はアンプ105で記録に
最適なレベルに増幅された後、記録時にはREC
側に閉じているスイツチ108を介して回転ヘツ
ド100に供給され、磁気テープ200上に記録
される。またスイツチ104は、入力端子Q4よ
り入力されるヘツド切り換え信号SW30′と、
入力端子Q5より入力されるPCMタイミングパ
ルスPCMGTとのアンド出力である制御信号S1
1によつて切り換えられ、制御信号S11がハイ
の期間はP側に閉じ、ロウの期間はV側に閉じら
れる。このスイツチ104の出力信号は、アンプ
106で記録に最適なレベルに増幅された後、記
録時にはRCM側に閉じているスイツチ107を
介して回転ヘツド100′に供給され、磁気テー
プ200上に記録される。
第4図に、ヘツド切り換え信号SW30′、
PCMタイミングパルスPCMGT及び2つの回転
ヘツドへ供給される映像信号とPCM音声信号の
記録信号を表す。第4図におけるSW30′−1,
PCMGT−1,RC1−1,RC2−1は上記説明
してきた映像信号と1種類のPCM音声信号を記
録する場合のヘツド切り換え信号SW30′、
PCMタイミングパルスPCMGT、回転ヘツド1
00及び回転ヘツド100′に供給される記録信
号であり、記録信号RC1−1,RC2−1実線部
分はテープ巻き付き範囲内の信号(即ち、テープ
上に記録されている信号)であり、破線部分はテ
ープ巻き付き範囲外でヘツドに供給されている信
号である。
以上がマルチチヤンネル化アダプター3が接続
されていない状態での映像信号とPCM音声信号
を記録する場合である。尚、この状態では特に映
像信号の重ね書きによる画質劣化を防止するた
め、記録時に消去回路12が動作し、消去ヘツド
300によつてテープ消去が行われる。
では次に、マルチチヤンネル化アダプター3が
接続されていない場合における映像信号とPCM
音声信号の再生について説明する。
第3図において再生時は、入力端子Q6より入
力される記録・再生切り換え信号S12によつて
スイツチ107及びスイツチ108はPB側に閉
じられる。回転ヘツド100によつて磁気テープ
200から再生される再生信号はスイツチ108
を介して、高利得アンプ109にて充分増幅され
た後、スイツチ111及びスイツチ112の
1CH入力端子に供給される。一方、回転ヘツド
100′によつて磁気テープ200から再生され
る再生信号はスイツチ107を介して高利得アン
プ110にて充分増幅された後、スイツチ111
及びスイツチ112の2CH入力端子に供給され
る。スイツチ111及びスイツチ112は入力端
子Q7から入力されるヘツド切り換え信号SW3
0′により切り換えられる。ヘツド切り換え信号
SW30′がロウレベルの時は、スイツチ111
が1CH側に、スイツチ112が2CH側に閉じら
れ、出力端子Q9から出力される信号は回転ヘツ
ド100により再生される記録トラツクの180°部
分に相当する映像信号となり、出力端子Q8から
出力される信号は、回転ヘツド100′により再
生される記録トラツクの約36°部分に相当する
PCM音声信号となる。一方、ヘツド切り換え信
号SW30′がハイレベルの時は、スイツチ11
1が2CH側に、スイツチ112が1CH側に閉じ
られ、その結果出力端子Q9から出力される信号
は、回転ヘツド100′により再生される記録ト
ラツクの180°部分に相当する映像信号となり、出
力端子Q8から出力される信号は回転ヘツド10
0により再生される記録トラツクの約36°部分に
相当するPCM音声信号となる。
従つて、ヘツド切り換え信号SW30′と回転
ヘツド100による再生信号CH1及び回転ヘツ
ド100′による再生信号CH2と、スイツチ1
11の出力信号PV及びスイツチ112の出力信
号PAのタイミングチヤートは、それぞれ第5図
のSW30′−1,CH1−1,CH2−1,PV及
びPAに示すようになる。従つて第3図の破線9
で囲まれているプリアンプ9の2つの出力信号
は、一方が連続的な映像信号PVであり、もう一
方が時間間欠的なPCM音声信号PAとなつてい
る。
第2図においてプリアンプ9の映像出力信号
PVは、ビデオプロセツサ7とスイツチ10のN
側入力端子に供給される。ビデオプロセツサ7に
入力された映像信号PVはフイルタにより、FM
輝度信号と低域変換色信号とに分離される。FM
輝度信号は復調され、低域変換色信号は高域に変
換され、それぞれ元の輝度信号と色信号に処理さ
れた後、加算されて出力端子P9より出力され
る。
一方、制御信号S6がロウレベルである場合に
はN側に閉じているスイツチ10を介してATF
サーボ回路5にも再生映像信号PVが供給される。
ATFサーボ回路5では入力される映像信号PVか
らパイロツト信号を分離し、このパイロツト信号
により回転ヘツドが記録トラツク上を正確に走査
できるようにキヤプスタンの回転速度、即ちテー
プ走行速度を制御している。
メインサーボ回路4は、水晶発振器によつて発
生される基準信号Ref30によつてシリンダー回
転速度を一定になるように制御している。
またプリアンプ9のPCM音声出力信号PAは、
スイツチ10のM側入力端子に供給されると共に
出力端子P7を介して音声PCM化アダプター2
に出力される。入力端子P7′を介して、PCMプ
ロセツサ14に入力されたPCM音声信号PAは、
ここで誤り検出及び誤り訂正等の処理を受け、時
間軸伸長された後デイジタル・アナログ変換器
(DAコンバータ)16に入力される。DAコンバ
ータ16ではデイジタル音声信号をアナログ音声
信号に変換し、LPF18に供給している。LPF
18で不要高域成分を充分に減衰された再生音声
信号は出力端子P10より出力される。
以上がマルチチヤンネル化アダプター3を接続
しない状態で、映像信号と1種類のPCM音声信
号を記録再生する場合の説明である。
次に第1図に示すようなマルチチヤンネル化ア
ダプター3を接続した場合の記録再生について、
PCM音声信号のみを6チヤンネル記録再生する
場合(マルチチヤンネルモード)について説明す
る。尚、映像信号をPCM音声信号とを記録再生
する場合は、先の第2図で説明したのと同様の回
路動作となるため、ここでの説明は省略する。
本実施例のマルチチヤンネル化アダプター3は
第1図に示すように8つの入出力端子を有する。
入力端子P1′はメインサーボ回路4から供給さ
れるヘツド切り換え信号SW30入力端子であ
り、入力端子P13はどのチヤンネルを選択する
かを指定する制御信号のの入力端子である。また
入力端子P14は、標準モードの記録再生からマ
ルチチヤンネルモードの記録再生かを指定する信
号の入力端子であり、入力端子P15は再生する
際記録トラツクのどの部分のパイロツト信号を利
用してヘツド走査の制御を行うかを選択する信号
の入力端子である。一方出力端子P2′は、各モ
ードに対応するヘツド切り換え信号SW30′の
出力端子であり、出力端子P3′は標準モードか
マルチチヤンネルモードかを指定する制御信号の
出力端子である。また出力端子P4′は、再生す
る際に記録トラツクのどのチヤンネルに相当する
トラツク部分のパイロツト信号を用いてヘツド走
査の制御を行うかを指定するゲート信号ATFGT
の出力端子であり、出力端子P10はPCM音声
信号をテープ上のどのチヤンネルに、またはどの
チヤンネルから記録・再生するかを指定する制御
信号PCM30の出力端子である 本実施例では、マルチチヤンネルモード時に第
6図及び第7図に示す様に、6チヤンネルの
PCM信号を記録する場合を例にとり説明する。
このマルチチヤンネル化アダプター3の構成
は、まずヘツド切り換え信号SW30と同期して
おり、位相が36°ずつ異なる6種の制御信号PCM
30を発生する移相回路と、マルチチヤンネルモ
ードでPCM信号の記録または再生時に第6図及
び第7図に示した2CHから6CHを選択した場合
にヘツド切り換え信号SW30の反転信号3
0を発生する回路、及び再生時に先に説明した
ATFサーボに用いるパイロツト信号として、記
録トラツクのどの部分から再生されたものを用い
るかを決定するゲート信号ATFGTを発生する回
路から成つている。
それでは、各回路の動作と信号の流れを具体的
に説明する。
第1図においてチヤンネル制御回路19は、入
力端子P13から入力されるチヤンネル指定信号
S1に従つて移相回路20及びATFゲート発生
回路21に制御信号S2を供給する。また、チヤ
ンネル指定が1チヤンネルの場合にはロウレベル
であり、2チヤンネルから6チヤンネルの場合に
はハイレベルとなる制御信号S3を供給する。移
相回路20は、制御信号S2に従つてヘツド切り
換え信号SW30の位相をシフトして行き第8図
に示すような各チヤンネルに対応したPCM制御
信号PCM20を作成し、スイツチ22のM側端
子及びATFゲート発生回路21に供給する。
マルチチヤンネルモードでは、入力端子P14
に入力される制御信号S4はハイレベルに、入力
端子P15に入力される制御信号S5はロウレベ
ルにされる。このため、出力端子P2′より出力
されるヘツド切り換え信号SW30′は、チヤン
ネル指定が1チヤンネルの場合は、制御信号S3
がロウレベルとなるため、入力端子P1′より入
力されているヘツド切り換え信号SW30と同位
相となる。また、チヤンネル指定が2チヤンネル
から6チヤンネルの場合はヘツド切り換え信号
SW30′は、制御信号S3がハイレベルとなる
ため、入力端子P1′より入力されているヘツド
切り換え信号SW30の反転信号30となる。
それでは次に具体的な例として、1チヤンネル
及び4チヤンネルにPCM音声信号を記録する場
合について説明する。
まず1チヤンネルPCM音声信号を記録する場
合は、ヘツド切り換え信号SW30′及びPCM制
御信号PCM30は、第8図のSW30′−1及び
PCM30−1に示すようにメインサーボ回路4
から供給されるヘツド切り換え信号SW30と同
相になる。従つて、この場合のPCM信号は先に
説明した映像信号と共にPCM音声信号を記録す
る標準モード時と同様の記録位置に記録される。
この場合のヘツド切り換え信号SW30′、PCM
タイミングパルスPCMGT及び2つの回転ヘツド
へ供給されるPCM記録信号のタイミングチヤー
トは、先の第4図と同様である。第4図における
SW30′−1がヘツド切り換え信号SW30′で
あり、PCMGT−1がPCMタイミングパルス
PCMGTである。またRC1−2が、第3図に示
した回転ヘツド100に供給されるPCM記録信
号であり、RC2−2が回転ヘツド100′に供給
されるPCM記録信号である。RC1−2,RC2
−2の破線期間は、回転ヘツド100及び10
0′が磁気テープに接していない状態である。従
つて1チヤンネルにPCM信号を記録する場合は、
第6図に示した1CHの期間に記録されることに
なり、磁気テープ上では第7図の1CHの領域に
記録されることとなる。
次に4チヤンネルにPCM信号を記録する場合
について説明する。この場合、ヘツド切り換え信
号SW30′、PCM制御信号PC30及びPCMタ
イミングパルスPCMGTはそれぞれ、第8図に示
すSW30′−2,PCM30−4、及びPCMGT
−3の様になる。この場合のヘツド切り換え信号
SW30′、PCMタイミングパルスPCMGT及び
2つの回転ヘツドへ供給されるPCM記録信号の
タイミングチヤートを第4図に示す。第4図にお
けるSW30′−2がヘツド切り換え信号SW3
0′であり、PCMGT−4がPCMタイミングパル
スPCMGTである。またRC1−3が第3図に示
した回転ヘツド100に供給されるPCM記録信
号であり、RC2−3が回転ヘツド100′に供給
されるPCM記録信号である。RC1−3,RC2
−3の破線期間は先にも説明したように回転ヘツ
ド100及び100′が磁気テープに接していな
い状態である。従つて4チヤンネルにPCM信号
を記録する場合は、第6図に示した4CHの期間
に記録されることになり、磁気テープ上では第7
図の4CHの領域に記録されることになる。
この場合、ATFパイロツト信号の周波数はヘ
ツド切り換え信号SW30にて制御されているた
め、1チヤンネルについてはマルチチヤンネルモ
ード以外と同じく、例えばヘツド100では2
4、ヘツド100′では13が記録されるが、
1チヤンネル以外の部分については映像信号を記
録する場合と同じく、例えばヘツド100で1
3、ヘツド100′では24が記録される。
尚、2、3、5、6チヤンネルにPCM信号を
記録する場合は、上記した4チヤンネルに記録す
る場合と同様に行われるのでここでの説明は省略
する。
では次に再生時の具体的な例として、1チヤン
ネル及び4チヤンネルに記録されているPCM信
号を再生する場合について説明する。
まず1チヤンネルに記録されているPCM信号
を再生する場合、ヘツド切り換え信号SW30′
及びPCM制御信号PCM30は第8図のSW3
0′−1及びPCM30−1に示すようにメインサ
ーボ回路4から供給されるヘツド切り換え信号
SW30と同相になる。従つてこの場合の再生
PCM信号は、先に説明した標準モード時と同様
に再生される。この場合のヘツド切り換え信号
SW30′及び2つの回転ヘツドから再生される
PCM信号のタイミングチヤートを第5図に示す。
第5図におけるSW30′−1がヘツド切り換え
信号SW30′であり、CH1−2が第3図に示し
た回転ヘツド100により再生されるPCM信号
であり、CH2−2が回転ヘツド100′により
再生されるPCM信号である。またPA−2は第3
図に示したプリアンプ9におけるスイツチ112
の出力信号、即ち再生PCM信号PAである。この
再生PCM信号PAは、第1図に示すように出力端
子P7を介してPCMアダプター2へ供給される
と共に、スイツチ10を介してATFサーボ回路
5に入力される。PCMアダプター2では入力端
子P8′を介して入力されるPCM制御信号PCM
30をタイミング信号とし、入力端子P7′より
入力される再生PCM信号PAを読み込み音声信号
の再生を行う。一方ATFサーボ回路5に入力さ
れた再生PCM信号PAは、記録時に重畳されてい
るパイロツト信号を分離される。そして、ATF
サーボ回路5では入力端子P4′を介して入力さ
れるATFゲート信号ATFGTのハイレベルの期
間のみのパイロツト信号によつて、回転ヘツドが
記録トラツク上の1チヤンネル部分を正確に走査
するようにキヤプスタン回転速度を調節しテープ
走行速度の制御を行う。尚この場合のATFゲー
ト信号ATFGTは第8図のPCMGT−1と同様の
信号である。
では次に4チヤンネルに記録されているPCM
信号を再生する場合について説明する。この場合
のヘツド切り換え信号SW30′及びPCM制御信
号PCM30を第8図に示す。第8図におけるSW
30′−2がヘツド切り換え信号SW30′であ
り、PCM30−4がPCM制御信号PCM30で
ある。従つてこの場合におけるヘツド切り換え信
号SW30′と2つの回転ヘツドから再生される
PCM信号及び第3図のプリアンプ9におけるス
イツチ112の出力信号PAのタイミングチヤー
トは第5図に示すSW30′−2,CH1−3,
CH2−3及びPA−3となる。第5図において
SW30′−2はヘツド切り換え信号SW30′で
あり、CH1−3は第3図における回転ヘツド1
00により再生されるPCM信号であり、CH2−
3は第3図の回転ヘツド100′により再生され
るPCM信号である。またPA−3はプリアンプ9
におけるスイツチ112の出力信号、即ち再生
PC信号PAである。そして、この再生PCM信号
は第1図に示すように出力端子P7を介して
PCMアダプター2へ供給されると共にスイツチ
10を介してATFサーボ回路5に入力される。
PCMアダプター2では、入力端子P8′を介して
入力される第8図のPCM30−4に示されてい
るPCM制御信号PCM30をタイミング信号と
し、入力端子P7′を介して供給される再生PCM
信号PAを読み込み、元の音声信号に再生する。
一方、ATFサーボ回路5には1チヤンネル再生
時と同じく常に再生PCM信号PAが入力され、入
力された再生PCM信号PAからパイロツト信号が
分離される。そして、ATFサーボ回路5では、
入力端子P4′を介して入力される第8図の
PCMGT−4と同様の信号であるATFゲート信
号ATFGTのハイレベル期間のみのパイロツト信
号によつて、回転ヘツドのトラツク走査を制御し
ている。このようにどのチヤンネルのPCM信号
を再生する場合においても常にスイツチ112の
出力信号としてPCM信号を取り出すため、映像
信号再生用イコライザとPCM信号再生用のイコ
ライザとを独立に設けることが出来、それぞれ最
適の等化が可能となる。
尚、2、3、5、6チヤンネルに記録されてい
るPCM信号を再生する場合は、上記の4チヤン
ネルのPCM信号を再生する場合と同様であるの
で説明を省略する。
ではここで第1図に示した制御信号S6の働き
について説明する。この制御信号S6はマルチチ
ヤンネルモードの時にハイレベルとなり、映像信
号と1チヤンネルのPCM信号を記録・再生する
標準モードの時はロウレベルとなる。そしてまず
ロウレベルの時は、スイツチ22をN側に閉じて
PCM制御信号PCM30をメインサーボ回路4か
ら供給されるヘツド切り換え信号SW30とする
と共に、スイツチ10をN側に閉じて再生映像信
号PVをATFサーボ回路5に供給する。一方、制
御信号S6がハイレベルの場合は、スイツチ22
及びスイツチ10をM側に閉じると共に、消去回
路12の動作を停止し、消去ヘツド300がすで
に記録されているチヤンネルのPCM信号を消去
するのを防止している。また、マルチチヤンネル
モードでは入力端子P10より映像信号V1が常
に供給されているとはかぎらないため、垂直同期
信号VS1に相当する擬似垂直同期信号VS2を制
御信号S6をハイレベルにすることでメインサー
ボ回路4に供給されるようにしている。
尚、擬似垂直同期信号VS2はメインサーボ回
路4において、水晶発振器により発生される基準
信号Ref30のエツジ信号を遅延回路6とイクス
クルーシブオア回路30により作成することによ
り供給されている。
またこの制御信号S6がハイレベルの場合に
は、記録時にビデオプロセツサ7で映像記録信号
がスケルチされ、記録アンプ8は1つのチヤンネ
ルのPCM記録信号のみを回転ヘツドに供給する
ことになる。
以上説明したように本実施例によれば、映像信
号と時間軸圧縮されたPCM音声信号の記録・再
生を行うVTRにおいて、最小限のシステム構成
で6種類の異なるPCM音声信号の記録・再生が
可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、1台のVTRで映像信号及び
音声信号の記録・再生と、複数の音声信号の記
録・再生が可能である。また、再生時には記録ト
ラツクのある特定の領域を選択してヘツド走査の
制御できるので、記録テープの互換再生時におい
ても高品質の信号が再生できる効果がある。ま
た、既成のVTRを大幅に変更すること無く、必
要に応じてアダプターを追加することで、マルチ
チヤンネルPCM記録再生が可能となるVTRを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を用いたVTRのブ
ロツク図、第3図は記録アンプ、プリアンプ及び
ヘツド・シリンダー系のブロツク図、第4図は記
録時における信号のタイミングチヤート図、第5
図は再生時における信号のタイミングチヤート
図、第6図はテープ・ヘツド・シリンダーの模式
図、第7図はマルチチヤンネル記録時のテープパ
ターン図、第8図は制御信号のチヤンネル別タイ
ミングチヤート図である。 2……マルチチヤンネル化アダプター、8……
記録アンプ、9……プリアンプ、10,22,1
03,104,111,112……スイツチ、2
0……移相回路、4……メインサーボ回路、5…
…ATFサーボ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヘリカル走査にて映像信号を記録すると共
    に、該映像信号が記録される記録トラツクの延長
    上に、180度の角度で対向する第1および第2の
    磁気ヘツドが同時にテープ上を走査する期間に、
    時間軸圧縮したパルスコード変調音声信号を記録
    する第1のモードと、前記映像信号の記録トラツ
    クをトラツク長手方向にN分割し、該分割された
    任意のトラツクに前記時間軸圧縮されたパルスコ
    ード変調信号を記録する第2のモードを有する磁
    気記録再生装置において、 映像信号処理手段と、記録および再生情報の増
    幅手段と、磁気テープ走行制御および磁気ヘツド
    を搭載したシリンダの回転制御を行う制御手段
    と、前記磁気ヘツドの回転位相と同期した回転周
    波数に等しい第1の制御信号の発生手段とを備え
    た第1の回路ブロツクと、 磁気ヘツドの回転位相と同期したタイミング信
    号を基準にした時間軸圧縮パルスコード変調音声
    信号の処理手段を備え、前記第1の回路ブロツク
    と、少なくとも時間軸圧縮パルスコード変調音声
    信号の記録信号線、および再生信号線と前記第1
    の制御信号線とによつて接続されている第2の回
    路ブロツクと、 前記第1の制御信号に同期し、かつ位相が180
    度/Nずつ遅延した第2から第N+1の制御信号
    の発生手段と、前記第1から第N+1の制御信号
    から任意の1つの制御信号を選択する選択手段と
    を備え、前記第1の回路ブロツクとは少なくとも
    前記第1の制御信号線、およびモードを選択する
    モード制御信号線とによつて接続され、前記第2
    の回路ブロツクとは、少なくとも前記選択手段の
    出力信号線によつて接続され、かつ着脱自在に構
    成された第3の回路ブロツクとを備えたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
JP59216118A 1984-10-17 1984-10-17 磁気記録再生装置 Granted JPS6195685A (ja)

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JPS6195685A JPS6195685A (ja) 1986-05-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57132486A (en) * 1981-02-10 1982-08-16 Sony Corp Magnetic recorder and reproducer
JPS5943682A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 Hitachi Ltd 磁気記録装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5943682A (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 Hitachi Ltd 磁気記録装置

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