JPH0548437B2 - - Google Patents

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JPH0548437B2
JPH0548437B2 JP59251389A JP25138984A JPH0548437B2 JP H0548437 B2 JPH0548437 B2 JP H0548437B2 JP 59251389 A JP59251389 A JP 59251389A JP 25138984 A JP25138984 A JP 25138984A JP H0548437 B2 JPH0548437 B2 JP H0548437B2
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fuel assembly
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Renzo Takeda
Kanji Kato
Tadahiro Oonishi
Sadao Uchikawa
Hiromi Maruyama
Tadao Aoyama
Kikuo Umegaki
Taisuke Betsusho
Motomasa Fuse
Michiro Yokomi
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C5/00Moderator or core structure; Selection of materials for use as moderator
    • G21C5/18Moderator or core structure; Selection of materials for use as moderator characterised by the provision of more than one active zone
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、軽水減速型原子炉に関するものであ
る。
〔発明の背景〕
軽水減速型原子炉(以下、軽水炉と記す)での
燃料物質の利用方式は、ワンススルー方式と再処
理リサイクル方式に大別される。ワンススルー方
式では、原子炉は濃縮ウランを用い、原子炉から
取り出された使用済燃料棒に含まれている燃料物
質のどの成分も、軽水炉で再利用しない(リサイ
クルされない)方式である。この方式は燃料再処
理の費用がウラン濃縮の費用を上回つている場合
には、燃料サイクル費の面で有利な方法である。
再処理リサイクル方式は、使用済燃料棒に含まれ
ている燃料物質を再処理して新たな燃料棒を作り
その燃料棒を軽水炉内に装荷して燃料物質の再利
用を図るものである。ワンススルー方式で燃料物
質の有効利用を図る1つの方法は、燃料集合体か
らの取出し燃焼度を大きくする、すなわち高燃焼
度を実現することである。燃料集合体は、多数の
燃料棒にて構成されている。高燃焼度を達成する
ためには、濃縮ウランの濃縮度を高くする必要が
あるが、濃縮度が高くなると、次の問題が生じ
る。新燃料集合体の濃縮度が高くてしかも燃料集
合体の取出燃焼度が大きいために、軽水炉の炉心
内には、中性子無限増倍率の大きく異なる燃料集
合体が混在することになり、各燃料集合体の出力
分担割合に差が生じて出力ミスマツチが大きくな
り、出力ピーキングが増大する。また濃縮度の増
加に伴ない燃焼初期で制御しなければならない余
剰反応度が増大し、従来のガドリニア入り燃料棒
を使つた燃料集合体では、ガドリニア入り燃料棒
を多くする必要がある。
一方、ウラン資源の有効利用の観点から、ウラ
ン238から核分裂物質(プルトニウム239)への転
換を良くした軽水炉が提案されている。Nucl.
Technol.、59、212(1982年)におけるOldekopら
による“General features of advanced
pressurized water reactors with improved
fuel utilization”と題する文献では、軽水炉の
炉心間での水対燃料体積比を従来の2.0から0.5ま
で下げて、中性子の平均エネルギーを高め、プル
トニウム転換率を0.9以上にした炉心が示されて
いる。この水対燃料比0.5を実現する構造として、
稠密格子構造を用いている。この例も含めて、従
来の高転換軽水炉では、炉心から取出された使用
済の燃料集合体を再処理して炉心にリサイクルす
ることにより、燃料物質の有効利用を図るもので
燃料再処理や再加工等の燃料サイクルが完結して
いる必要がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、燃料物質を再利用することな
く軽水炉の単位エネルギーを発生するのに必要な
天然ウラン量を減少でき、各領域内での各燃料集
合体間の出力ミスマツチを小さくできる軽水減速
型原子炉を提供することにある。
〔発明の概要〕
特許請求の範囲第1項記載の発明の特徴は、炉
心が半径方向において第1領域及び第2領域に分
けられ、前記第2領域における単位断面積当りの
燃料棒の平均本数が前記第1領域のそれよりも少
なくて前記第1領域における水素対ウラン原子数
比が1.0〜2.0であつて前記第2領域における水素
対ウラン原子数比が5.0以上であり、前記第2領
域に配置されている前記燃料棒は、前記第1領域
に配置されていた燃料棒であることにある。
特許請求の範囲第2項記載の発明の特徴は、上
記特許請求の範囲第1項記載の発明の特徴に、前
記第1領域内で初めて原子炉の運転を経験する第
1の燃料集合体は可燃性毒物を含まず、前記第2
領域に配置されている前記燃料棒は前記第1領域
内に配置されていた燃料棒であり、これらの燃料
棒を含み第2領域に装荷された第2の燃料集合体
は可燃性毒物を含有する燃料棒を含んでいること
を付加したものである。
炉心内におけるプルトニウム生産を増大させる
には、中性子のエネルギースペクトルを高エネル
ギー側にシフトさせウラン238に補獲吸収させる
割合を大きくさせればよい。このためには、中性
子の減速能の最も大きい水素原子に対するウラン
原子数の比を小さくする必要がある、ワンススル
ー方式の原子炉では生産された核分裂性物質であ
る。プルトニウム−239、−241および濃縮された
ウラン−235をできるだけ効率よく燃し切る必要
がある。このためには、中性子の減速をよくし熱
中性子の割合を多くすることにより核分裂性物質
への吸収率を良くすればよい。これは水素原子に
対するウラン原子数の比を大きくすることにより
実現できる。このように、プルトニウム生産増大
の対策と核分裂性物質(プルトニウム−239、−
241、ウラン−235)の高効率燃焼の対策とでは中
性子減速すなわち水素原子対ウラン原子数の比に
関しては反するものとなる。
上記の相反する対策を同一の炉心で実現させ、
核分裂性物質をより多く生産し、かつより有効に
利用することで省ウランと高燃焼度化をはかる本
発明の概要を第12図及び第13図に基づいて具
体的に述べる。炉心45仕切り部材49によつて
半径方向に第1領域46、第2領域47,……、
及び第N領域48に分割されている。第1領域4
6の水素対ウラン原子数比rHUはa1、第2領域
47のその比rHUはa2、第N領域48のその比
rHUはaNであり、 a1<a2<……aN ……(1) の関係にある。またa1は、現行の軽水減速型原子
炉の水素対ウラン原子数比よりも少さい値、すな
わち1.0〜2.0の値とし、aNは現行の軽水型原子炉
の水素対ウラン原子数比より大きな値、すなわ
ち、5.0より大の値とする。燃焼度0の新燃料棒
は、最初に第1領域46に装荷され、第12図に
示す切替え点E1まで燃焼させる。次にE1まで燃
焼された燃料棒は、第2領域47に移行される。
第2領域47で切替え点E2まで燃焼された燃料
棒は、第3領域に移行される。以上の燃料棒の移
替えを燃料交換時ごとに実施させることにより、
最初第1領域46に装荷された新燃料棒は、その
寿命中領域を次々に移替り第N+1の交換時に最
後の第N領域48でENまで燃焼して原子炉外に
取出される。したがつて、燃料棒の寿命の前半
は、水素対ウラン原子数比の小さい領域に存在し
て燃料棒中のプルトニウム生産の増大が計られ、
寿命の後半では水素対ウラン原子数比のより大き
い領域に存在することによつて燃料棒中の核分裂
性物質をより効率よく燃焼させていくことができ
る。第14図に、ウラン濃縮度約4%の燃料棒に
ついて水素対ウラン原子数比をパラメータに、燃
焼度に対する転換比(初期ウラン−235原子数濃
度に対する燃焼後の核分裂性物質原子数濃度の
比)の変化を示す。第1領域46の水素対ウラン
原子数比を約1.0にすると30GWd/t燃焼させた
後にも、初期のU−235原子数濃度の約95%の核
分裂性物質が残つている。第12図の仕切り部材
14は領域間を仕切る境界層で各領域間で冷却材
流体の出入かないようにセパレータとして設け
る。材料としては中性子吸収が少ない物質、例え
ばジルカロイ等の合金を用いる。また、第13図
に、本発明を実施した場合の燃料棒寿命中の燃焼
度に対する中性子増倍率の変化を示す。領域46
で中性子増倍率の平均値が臨界条件を満たしてい
なくとも全領域の平均が条件を満たすように設計
すればよい。第2領域以降には反応度制御のため
ガドリニアを入れる。
第15図は、本発明による炉心の各領域におけ
る出力密度と冷却材流量の半径方向分布を示した
ものである。出力密度は、中心に近い領域ほど燃
料棒が密に詰つているため高くなつており、冷却
材炉心の冷却材入口で各領域に設けたオリフイス
を調整して、各領域の燃料棒および燃料被覆管温
度が設計基準値を越えないよう冷却材の流量を配
分する。さらに、冷却材を沸騰させる炉心では、
流量を調整して各領域のボイド率を変えることに
より水素対ウラン原子数比を調整することも可能
である。
〔発明の実施例〕
軽水炉に含まれる加圧水型原子炉に適用した本
発明の好適な一実施例を、第1図及び第2図に基
づいて説明する。
本実施例は、炉心を半径方向に二領域にわけた
場合の例である。
加圧水型原子炉1は、炉心を内蔵する原子炉圧
力容器2を有している。原子炉容器2は、その壁
面に入口ノズル3及び出口ノズル4を有し、頂部
に密閉蓋5を設置している。実質的に円筒形の炉
心シユラウド6は、密閉蓋5近くにある原子炉圧
力容器2のたなに吊下げられている。バツフル7
が、炉心シユラウド6の下部で炉心シユラウド6
内に取付けられている。燃料集合体A及びBの下
端部を収容するための穴を有する下部炉心支持板
8が、炉心シユラウド6の下端に取付けられる。
燃料集合体A及びBの上端部を収容するための穴
を有する上部炉心支持板9が、複数の支柱10に
よつて太い梁のある上部支持板11に支持され
る。複数の案内筒26が、上部支持板11と上部
炉心支持板9との間に配置されている。案内筒2
6には開口33が設けられている。
炉心12は、炉心シユラウド6内の下部に構成
され、多数の燃料集合体A及びB、及び筒状の仕
切り部材13からなつている。仕切り部材13
は、ジルカロイ(ジルコニウム合金)にて作られ
ている。本実施例では、炉心12は、仕切り部材
13によつてそれより内側の中央領域27とそれ
より外側の周辺領域28の2つの領域に分割され
ている。燃料集合体Aは、仕切り部材13内の中
央領域27にそれぞれ配置され、燃料集合体Bは
仕切り部材13外の周辺領域28にそれぞれ配置
されている。
燃料集合体Aは、第3図及び第4図に示すよう
に、複数の燃料棒15、下部タイプレート16、
上部タイプレート17及びスペーサ18を有して
いる。21は、ハンドルである。下部タイプレー
ト16及び上部タイプレート17は、正六角形を
している。燃料棒15は、その両端が下部タイプ
レート16及び上部タイプレート17にそれぞれ
保持される。下部タイプレート16は、内側に円
筒部16Aを有しており、その円筒部16Aが外
側の円筒部16Cに放射状に配置された複数の連
結板16Bにて結合されて構成されている。燃料
棒15は、第4図に示すように正六角形になるよ
うに配置されている。燃料棒15のうちの何本か
はタイロツド15Aとして機能している。タイロ
ツド15Aの両端は、下部タイプレート16及び
上部タイプレート17を貫通している。タイロツ
ド15Aの下端にはナツト19が取付けられ、タ
イロツド15Aの上端には締付ナツト20が取付
けられている。これらのタイロツド15Aによつ
て下部タイプレート16と上部タイプレート17
が連結されている。燃料棒15(タイロツド15
Aも含む)は、密封されたジルカロイ製の被覆管
内に燃料ペレツトを充填したものである。燃料ペ
レツト内には、濃縮されたウラン235が核分裂性
物質として含れている。燃料棒15の束の軸方向
には、複数のスペーサ18が配置されている。ス
ペーサ18は、隣接している燃料棒15相互の接
触を防止し、それらの燃料棒15相互間に冷却水
が流れる通路を確保するものである。
燃料集合体Bは、第5図及び第6図に示すよう
に、複数の燃料棒15及び可燃性毒物棒15B、
下部タイプレート23、上部タイプレート24及
びスペーサ25を有している。燃料集合体Bも、
燃料集合体Aと同様に複数の燃料棒15の一部分
であるタイロツド15Aによつて下部タイプレー
ト23及び上部タイプレート24が連結されてい
る。下部タイプレート23は、内側に円筒部23
Aを有しており、その円筒部23Aが外側の円筒
部23Cに放射状に配置された複数の連結板23
Bにて結合されている。燃料棒15及び可燃性毒
物棒15Bの両端は、下部タイプレート23及び
上部タイプレート24に保持されている。燃料棒
15(タイロツド15Aを含む)は、燃料集合体
Aのそれと同一構成である。可燃性毒物棒15B
は、密封された被覆管内に、減速材である水素化
ジルコニウムと可燃性毒物であるガドリニアの混
合物を充填したものである。可燃性毒物棒15B
の水素化ジルコニウム及びガドリニアの濃度分布
は、その軸方向に一様である。スペーサ25は正
六角形であつて各々のタイプレートに保持されて
いる燃料棒を正六角形状に束ねている。スペーサ
25は、軸方向に複数個配置され、燃料棒相互間
の接触を防止している。可燃性毒物棒15Bの代
りに燃料棒15のUO2ペレツト内にガドリニアを
混入したものを、燃料集合体B内に配置してもよ
い。
燃料集合体Bにおける隣接している燃料棒相互
間の距離(ピツチ)は、燃料集合体Aにおけるそ
のピツチよりも大きい。すなわち、燃料集合体B
を構成している燃料棒の本数は、燃料集合体Aに
おけるその本数よりも多い。下部タイプレート1
6及び23及び上部タイプレート17及び24の
水平断面(燃料集合体の軸に垂直な方向の断面)
の断面積は、すべて等しい。
燃料集合体Aの円筒部16A及び燃料集合体B
の円筒部23Aが、下部炉心支持板8の前述した
穴内に挿入される。そして、燃料集合体Aの円筒
部16C及び燃料集合体Bの円筒部23Cが、下
部炉心支持板8上に設置される。燃料集合体Aの
上部タイプレート17の上部17A及び燃料集合
体Bの上部タイプレート24の上部24Aが、上
部炉心支持板9の前述した穴内に挿入される。こ
のようにして燃料集合体A及びBが、下部炉心支
持板8及び上部炉心支持板9に保持される。中央
領域27内において、隣接している燃料集合体A
の下部タイプレート16及び上部タイプレート1
7は、それぞれ接触している。中央領域27の最
外周に位置している燃料集合体Aの下部タイプレ
ート16及び上部タイプレート17は、仕切り部
材13の内面に接している。周辺領域28におい
ても、隣接している燃料集合体B同士は、下部タ
イプレート23及び上部タイプレート24が接し
ている。周辺領域28の最も内側に位置している
燃料集合体Bは、下部タイプレート23及び上部
タイプレート24が仕切り部材13の外面に接し
ている。
加圧水型原子炉は、流体圧力で作動される制御
棒駆動機構29を備えている。制御棒駆動機構2
9の構成は、米国特許第3607629号明細書に示さ
れているものと同じである。制御棒駆動機構29
は、アダプタ管31の上部フランジ32に取付け
られる。アダプタ管31は、密閉蓋5を貫通する
とともに密閉蓋5に溶接にて取付けられている。
制御棒駆動機構29の下端に、第7図に示す制御
棒34が着脱可能に取付けられる。制御棒34
は、案内筒26内を上下動する。制御棒駆動機構
29は、制御棒34の燃料集合体A及びBの内へ
挿入操作、それからの引抜き操作を行う。制御棒
34が挿入される燃料集合体A及びBは、一般に
制御用燃料集合体A0及びB0と言われている。制
御用燃料集合体A0及びB0は、第1図に示すよう
に燃料集合体A及びBのそれぞれの3体に1体の
割合で炉心12内に配置され、アダプタ管31の
真下に位置する案内筒26と同一軸心上に配列さ
れている。
制御棒34の構造を第7図に基づいて説明す
る。制御棒34は、制御棒駆動機構29に連結さ
れる本体35、本体35に放射状に取付けられた
支持部材36及び支持部材36の先端部に取付け
られた中性子吸収棒37を有している。中性子吸
収棒37は、密封された被覆管内に中性子吸収材
であるB4Cを充填したものである。
このような制御棒34が挿入される制御用燃料
集合体A0及びB0について説明する。制御用燃料
集合体A0は、タイロツド15Aの代りに第8図
に示すように中空管である複数の制御棒案内管3
8が配置されている点が前述の燃料集合体Aと異
つている。制御棒案内管38が下部タイプレート
16及び上部タイプレート17を連絡している。
制御用燃料集合体B0は、タイロツド15Aの代
りに第9図に示すように配置された制御棒案内管
38が下部タイプレート23と上部タイプレート
24を連結している点が前述した燃料集合体Bと
異つている。
周辺領域28に装荷された燃料集合体B及び制
御用燃料集合体B0を構成している燃料棒15は、
後で詳細に述べるように中央領域27内に装荷さ
れていた燃料集合体A及び制御用燃料集合体A0
を構成していた燃料棒15であつて中央領域27
内で所定期間燃焼されたものである。
周辺領域28に装荷された燃料集合体B(制御
用燃料集合体B0を含む)の本数は、中央領域2
7に装荷された燃料集合体A(制御用燃料集合体
A0を含む)の本数の2倍になつている。すなわ
ち、周辺領域28の横断面積は、中央領域27の
その面積の2倍である。
原子炉の運転中、蒸気発生器(図示せず)から
送られてきた減速材でもある冷却水(軽水)は、
入口ノズル14より原子炉容器2内に入り、原子
炉容器2と炉心シユラウド6との間に形成された
環状通路39を下方へ流れ、下部炉心支持板8よ
り下方に形成された下部プレナム40に流入す
る。この冷却水は、さらに下部炉心支持板22に
支持されている燃料集合体A,A0,B及びB0
各各の下部タイプレート16及び23の円筒部1
6A及び23Aを通つて各々の燃料集合体内に流
入する。燃料集合体B及びB0は、燃料棒15等
の本数が燃料集合体A及びA0よりも少ないので
圧力損失が燃料集合体A及びA0よりも小さい。
このため、燃料集合体B及びB0に多量の冷却水
が流れ易くなる。すなわち中央領域27及び周辺
領域28に供給される冷却水流量を均一にするた
めに、燃料集合体B及びB0の円筒部23A内に
第5図に示すようにオリフイス41が設けられて
いる。オリフイス41を設けることによる燃料集
合体B及びB0の浮上りは、上部炉心支持板9が
上部タイプレート24の円筒部24Bの上端に接
しているので防止できる。
冷却水は、各々の燃料集合体内を上昇する過程
で加熱されて高温の水になる。制御用燃料集合体
A0及びB0から吐出された高温の冷却水は、真上
にある案内筒26内に流入して上部炉心支持板9
より上方に位置している上部プレナム42内に開
口33より流出する。残りの燃料集合体A及びB
から吐出された高温の冷却水は、上部炉心支持板
9を通して上部プレナム42内に達する。中央領
域27及び周辺領域28内を流れる冷却水は、仕
切り部材13が存在するので炉心6内では混合さ
れず、上部プレナム42内で混合される。高温の
冷却水は、上部プレナム42より出口ノズル4を
通して原子炉容器2外へ流出し、蒸気発生器に送
られる。原子炉の出力の制御は、制御棒34の中
性子吸収棒37を、制御用燃料集合体A0及びB0
の制御棒案内管38内へ出入れすることによつて
行なわれる。
本実施例では、前述したように中央領域27の
単位断面積当りに配置された燃料棒15(タイロ
ツド15Aを含む)の平均本数は、周辺領域28
の単位断面積当りに配置された燃料棒15(タイ
ロツド15Aを含む)の平均本数よりも多い。す
なわち、中央領域27での単位断面積当りにおけ
る燃料棒の平均密度は、周辺領域28での単位断
面積当りにおけるその平均密度よりも大きい。本
実施例においては、各々の領域における燃料棒の
平均密度は、中央領域27において水素対燃料物
質の原子数比(平均値)が約1.0になるように、
周辺領域28において水素対燃料物質の原子数比
(平均値)が約5.0になるように設定されている。
従つて、前述したように中央領域27は、水素
対燃料物質の原子数比が約1.0と小さいので増殖
領域となり、原子炉の運転中において中央領域2
7に配置された燃料棒15のUO2ペレツトに含ま
れているウラン238のプルトニウム239への転換比
が増大する。周辺領域28は水素対燃料物質の原
子数比が約5.0と大きいので燃焼領域となり、原
子炉の運転期間中において周辺領域27に配置さ
れた燃料棒15のUO2ペレツトに含まれているウ
ラン235及びプルトニウム239等の核分裂性物質の
核分裂が活発となつて核分裂性物質を有効に燃焼
させることができる。
中央領域27に装荷された燃料棒15、すなわ
ち燃料集合体A及びA0は、第10図に示すよう
に燃焼度0から燃焼度Eaまでの期間、中央領域
28に装荷されている。燃料集合体A及びA0
中性子増倍率は、曲線P1(実線)のように燃焼期
間の経過とともに低下する。周辺領域28に装荷
された燃料棒15、すなわち燃料集合体B及び
B0は、第10図に示すように燃焼度Eaから燃焼
度Ebまでの期間、周辺領域28に装荷されてい
る。燃料集合体B及びB0の中性子増倍率は、曲
線P2(実線)のように燃焼期間の経過とともに低
下する。曲線P2の初期、すなわち燃焼度Ea経過
後において中性子増倍率がX点に向つて増大して
いる。これは、燃料集合体B及びB0の可燃性毒
物棒15B内のガドリニアが徐々に消失するため
である。X点でガドリニアは完全になくなる。中
央領域27に装荷されていて燃焼度Eaに達した
燃料集合体A及びA0は、中性子増倍率が低いの
で水素対燃料物質の原子数が約1.0と小さい中央
領域27における燃焼の経続が困難になる。この
ため、中央領域27に装荷されていて燃焼度Ea
に達した燃料集合体A及びA0内の燃料棒15は、
原子炉の運転を停止した状態で、周辺領域28内
に装荷され、その後、水素対燃料物質の原子数比
が約5.0と大きい周辺領域28で燃焼度Ebまで燃
焼が経続される。中央領域27から周辺領域28
への燃料棒15の移動は、該当する燃料集合体A
及びA0を分解して燃料集合体B及びB0に再組立
てした状態で行われる。
この燃料集合体A及びA0から燃料集合体B及
びB0への組立てを、燃料集合体A及びBに基づ
いて以下に説明する。
中央領域27に装荷されていて寿命のきた(燃
焼度がEaに達した)燃料棒15を有している燃
料集合体Aは、原子炉が停止された後、炉心12
より取出されて原子炉容器2の外部にある燃料プ
ール(図示せず)に移される。すなわち、原子炉
の運転が停止された後、密閉蓋5、上部支持板1
1及び案内筒26が、原子炉容器2より取外され
る。制御棒34は、制御棒駆動機構29と切離さ
れてそれぞれの燃料集合体A0及びB0内に挿入さ
れている。このような状態で燃焼度がEaに達し
た燃料集合体Aは、炉心12より燃料プールに移
される。燃料集合体A0及びB0の炉心12から取
出し作業は、その中の挿入されている制御棒34
を引抜いた後に実施する。燃料プールに移された
燃料集合体Aの締付ナツト20が、取外される。
そして上部タイプレート17がタイロツド15A
より取外された後、各々の燃料棒15が上方に引
抜かれて下部タイプレート16より取外される。
ナツト19が取外された後、タイロツド15Aが
下部タイプレート16から取外される。スペーサ
18も、タイロツド15Aから外される。このよ
うな燃料集合体Aの分解作業は、燃料プール内の
水中で遠隔操作のできる工具を用いて行われる。
燃料集合体Aの分解作業にて取外されたタイロツ
ド15Aは、燃料集合体Bを構成する下部タイレ
ート23に取付けられてその下端部にナツト19
が取付けられる。スペーサ25は、すでにタイロ
ツド15Aに取付けられている。燃料集合体Aか
ら取外された燃料棒15は、スペーサ25内に挿
入されてその下端部が下部タイプレート23に取
付けられる。別途準備されている可燃性毒物棒1
5Bが、燃料棒15と同様にスペーサ25内に挿
入されて下部タイプレート23に取付けられる。
可燃性毒物棒15Bは、周辺領域28に装荷され
た燃料集合体B及びB0の初期における余剰反応
度を第10図の曲線P2のX点以前の如く抑制す
る効果を有している。これは、燃料集合体B及び
B0が水素対燃料物質の原子数比の大きな領域に
装荷されているために必要なものである。上部タ
イプレート24が、燃料棒15を挾んで下部タイ
プレート23とは反対側に設置されてタイロツド
15Aに締付ナツト20にて取付けられる。可燃
性毒物棒15Bの代りに燃料ペレツト内にガドリ
ニアを混入した燃料棒を用いる場合には、その燃
料棒の燃料ペレツト内の核分裂性物質の組成は、
燃焼度Eaの燃料集合体を構成する燃料棒15内
に含まれている核分裂性物質のそれと同じにする
必要がある。一体の燃料集合体Aから再組立てに
より二体の燃料集合体Bが得られる。
制御用燃料集合体A0の分解作業及び制御用燃
料集合体B0の組立て作業も、同様に行われる。
制御用燃料集合体A0の燃料棒15(タイロツド
15A含む)及び制御棒案内管38は、制御用燃
料集合体B0に再利用される。なお、燃料集合体
Aの燃料棒15を制御用燃料集合体B0に、燃料
集合体Bの燃料棒15を制御用燃料集合体A0
用いてもよい。
燃焼度がEaになつた燃料集合体A及びA0が中
央領域27から外部に取出される時に、燃焼度が
Ebになつた燃料集合体B及びB0が周辺領域28
から外部に取出される。前述のように組立てられ
た燃料集合体B及びB0は、燃料プールから原子
炉容器2内に移送されて周辺領域28内の所定の
位置に装荷される。中央領域27で燃料集合体A
及びA0を取出した位置には、新しい燃料集合体
A及びA0が装荷される。この新しい燃料集合体
A及びA0を構成する燃料棒15内には、原料で
ある天然ウランを濃縮して作られた濃縮ウランが
充填されている。燃焼度Ebに達して炉心12か
ら取出された燃料集合体B及びB0は、使用済燃
料集合体として貯蔵され、再処理が行われない。
前述した燃料集合体の交換作業はほぼ年1回の割
合で行われ、年1回を燃料交換作業で中央領域2
7及び周辺領域28のそれぞれ1/4の燃料集合体
が前述のように交換される。
新しい燃料集合体A及びA0、及び組立てられ
た燃料集合体B及びB0が炉心12に装荷された
後に、密閉蓋5、上部支持板11及び案内筒26
が原子炉容器2に取付けられる。そして切離され
ていた制御棒駆動機構29と制御棒34が、制御
棒駆動機構29の操作により結合される。その
後、制御棒34が炉心12より引抜かれて原子炉
出力が上昇され、原子炉の運転が開始される。
一旦、炉心12内に装荷された燃料棒15は、
まず、燃料集合体AまたはA0内に組込まれて中
央領域27内に装荷され、第10図の曲線P1
如く燃焼されて燃焼度Eaに達する。この間にお
いて燃料棒15内には前述したように転換比が増
大して多量のプルトニウムが蓄積される。そして
その燃料棒15は、中央領域27から取出され、
燃料集合体BまたはB0に組込まれて周辺領域2
8に装荷され、第10図の曲線P3(二点鎖線、X
点以降は曲線P2に一致)の如く燃焼されて燃焼
度Ebに達する。燃焼度Ebに達した燃料棒15は、
周辺領域28から取出されて前述の如く廃棄処分
に付される。本実施例では、燃料棒15内に充填
された核分裂性物質は、再処理されることなく有
効に燃焼される。
第10図に示す曲線P4は、水素燃料物質の原
子数比が炉心内で一様(その原子数比約2.0)の
従来の加圧水型原子炉における中性子増倍率の変
化を示している。炉心に初めて装荷する燃料棒の
濃縮度は、本実施例の中央領域27に初めて装荷
する燃料棒15の濃縮度に等しい。従来の原子炉
においては、燃焼度Ecで燃料集合体は新しい燃料
集合体と交換される。中央領域27でのプルトニ
ウム生産増大と周辺領域28での核分裂性物質の
高効率燃焼の過程を得た本実施例における燃料棒
15の平均取出し燃焼度はEbとなり、従来の原
子炉の炉心に装荷された燃料棒の平均取出し燃焼
度はEcとなり、前者の平均取出し燃焼度が大きく
なる本実施例と従来例で燃料物質の装荷量が同じ
である場合には、本実施例の炉心は従来の炉心に
対して(Eb−Ea)/Ebの省ウランとなる。Ea
Ebが2/3であると、本実施例の炉心での省ウ
ランは従来炉心の33%となる。
本実施例は、ワンスルー方式で燃料物質の有効
利用を図ることができ、しかも、省ウランを達成
できる。
第11図は、第1図に示す本実施例の炉心と水
素対燃料物質の原子数比が約2.0で一様であつて
本実施例の取出し燃焼度Ebを達成できるまで燃
料棒の初期濃縮度を高めた従来炉心との特性を比
較したものである。従来炉心の特性は、曲線P5
にて表わされる。この従来炉心では、初期の中性
子増倍率が大きくなり、これを抑えるためガドリ
ニア等を可燃性毒物質を多量に燃料集合体に入れ
なければならず中性子経済を悪化させる。また、
中性子増倍率の大きく異る燃料集合体が炉心に混
在することは、出力分布平坦化が困難となつて、
ピーク出力の燃料棒によつて最高燃焼度が制限さ
れるため、取出し平均燃焼度の低下を招く。これ
に対して本実施例の炉心は、周辺領域28に装荷
される燃料集合体には可燃性毒物が含まれている
が中央領域27に装荷される燃料集合体には可燃
性毒物が含まれていないので、可燃性毒物の量が
減少し中性子経済が向上する。また、本実施例の
炉心は、中央領域27及び周辺領域28内におい
て各燃料集合体間における中性子増倍率の差、す
なわち出力ミスマツチが小さくなるので、取出し
平均燃焼度をより高くできる。
軽水炉の一種である沸騰水型原子炉に適用した
本発明の他の実施例を以下に説明する。第16図
は、本実施例の沸騰水型原子炉の縦断面を示す。
沸騰水型原子炉50は、上部が密閉蓋52にて密
封された原子炉圧力容器51を有している。炉心
シユラウド53が、原子炉圧力容器51内に設置
されている。気水分離器54が炉心シユラウド5
3の上端に取付けられ、ドライヤ55が気水分離
器54より上方に位置している。下部炉心支持板
56及び上部炉心支持板57が、炉心シユラウド
53内に設置されている。下部炉心支持板56及
び上部炉心支持板57は、炉心58内に装荷され
た燃料集合体61A及び61Bの上下端部がそれ
ぞれ保持される。筒状の仕切り部材62は、下部
炉心支持板56と上部炉心支持板57の間に設置
され、炉心58を半径方向に中央領域59と周辺
領域60に分割している。燃料集合体61Aは中
央領域59に、燃料集合体61Bは周辺領域60
にそれぞれ装荷されている。燃料集合体61A
は、第3図に示す燃料集合体Aに六角筒状のチヤ
ンネルボツクスを取付けたものである。チヤンネ
ルボツクスはスペーサ18で束ねられた燃料バン
ドルの外側を取囲み、チヤンネルボツクスの上端
部が上部タイプレート17に着脱可能に取付けら
れる。燃料集合体61Bは、第5図に示す燃料集
合体Bに燃料集合体61Aと同様に六角状のチヤ
ンネルボツクスを着脱可能に取付けたものであ
る。このチヤンネルボツクスは燃料棒15の束の
外側を取囲み、チヤンネルボツクスの上端部は上
部タイプレート24に着脱可能に取付けられてい
る。中央領域59に装荷された燃料集合体61A
の一部は、制御用燃料集合体であつて制御棒案内
管38を有する第8図の制御用燃料集合体A0
チヤンネルボツクスを着脱可能に取付けたもので
ある。周辺領域60に装荷された燃料集合体61
Bの一部は、制御用燃料集合体であつて第9図の
制御用燃料集合体B0にチヤンネルボツクスを着
脱可能に取付けたものである。燃料集合体61A
及び61B及び各々の制御用燃料集合体は、第1
図の炉心12と同様に炉心58内に配置されてい
る。65はジエツトポンプであり、炉心58に冷
却材であり減速材である軽水を供給する。
中央領域59における単位断面積当りの燃料棒
15の平均密度及び周辺領域60における単位断
面積当りの燃料棒15の平均密度は、第1図の炉
心12と同一であり、前者の平均密度は後者のそ
れよりも大きい。各領域の水素対燃料物質の原子
数比は、第1図の炉心12と同じである。
制御棒駆動機構(図示せず)が、原子炉圧力容
器51の底部の鏡部に取付けられる。制御棒案内
管63は、制御棒駆動機構より上方の原子炉圧力
容器51内で制御棒駆動機構の延長線上に設置さ
れる。制御棒64の下端部が、制御棒駆動機構に
着脱可能に連結される。制御棒64は、制御案内
管63内を上下動し、制御棒34と同様に複数の
アブソーバロツドを有している。これらのアブソ
ーバロツドは、上方に向つて延びている。各々の
制御棒64のアブソーバロツドは、中央領域59
及び周辺領域60に配置された各制御用燃料集合
体の制御棒案内管38内に下方より出入れされ
る。
前述の実施例である加圧水型原子炉と同様に、
中央領域59に装荷された燃料集合体61Aが限
界の燃焼度Eaに達した時、その集合体61Aに
組込まれていた燃料棒15は、燃料集合体61A
より取外されて燃料集合体61Bの構成要素とし
て用いられる。そして、その燃料集合体61Bを
構成する燃料棒15は、水素対燃料物質の原子数
比の大きな周辺領域60に装荷されて燃焼度Eb
まで燃焼が継続される。本実施例においても、前
述した実施例と同様にワンスルー方式で燃料物質
を有効に利用でき、しかも省ウランを達成でき
る。
第16図に示す実施例の炉心58は、炉心58
内で隣接している燃料集合体は、相互にチヤンネ
ルボツクスが接触するように配置されている。し
かしながら、第17図に示すように、周辺領域6
0において燃料集合体61Bを隣接しているそれ
らの相互間にギヤツプ66を設けてもよい。この
ギヤツプ66内には、制御棒64の代りに制御棒
駆動機構に連結された制御棒67が下方より挿入
される。制御棒67は、アブソーバロツドを内蔵
するブレードが三方向に延びており、周辺領域6
0でのみ用いられる。制御棒64は、前述の実施
例と同様に中央領域59に挿入され、周辺領域6
0には挿入されない。周辺領域60における単位
断面積当りの燃料棒の平均密度は、燃料集合体6
1B相互間にギヤツプ66が存在するので第16
図に示す実施例の周辺領域60のその平均密度よ
りもさらに小さくなる。本実施例においても前述
の実施例と同様な燃料交換が行われ、同じ効果を
奏することができる。
第2図の加圧水型原子炉における炉心構造の他
の実施例を第18図に示す。本実施例における炉
心は、第18図Aで示す中央領域68及び第18
図Bで示す周辺領域69を有している。中央領域
68及び周辺領域69は、第1図の中央領域27
及び周辺領域28にそれぞれ対応する。周辺領域
69は、中央領域68を取囲んでいる。中央領域
68では、多数の燃料集合体70Aを相互に隣接
させて配置している。周辺領域69では、多数の
燃料集合体70Bを軽水領域71を間に介在させ
て隣接させている。燃料集合体70Aは第19図
に示すように燃料棒15を配置してあり、燃料棒
15は上部及び下部タイプレートに保持されてい
る。燃料集合体70Bは、燃料集合体70Aの中
央の燃料棒15を可燃性毒物棒15Bに代えたも
のである。中央領域68と周辺領域69との間に
は、前述したように仕切り部材が設置されてい
る。中央領域68の所定の燃料集合体70Aに設
けられた制御棒案内管内に制御棒のアブソーバロ
ツドが挿入される。周辺領域69の所定の軽水領
域71に制御棒が挿入される。
第2図の加圧水型原子炉における炉心構造の他
の実施例を第20図に示す。本実施例の炉心は、
第20図Aで示す中央領域72及び第20図Bに
示す周辺領域73を有している。中央領域72及
び周辺領域73は、第1図の中央領域27及び周
辺領域28にそれぞれ対応する。周辺領域73
は、中央領域72を取囲んでいる。中央領域72
と周辺領域73は、前述のように仕切り部材で分
割されている。中央領域72では多数の燃料集合
体73Aが相互に隣接されて配置されている。周
辺領域73では、燃料集合体73Bの間に軽水領
域74が配置されている。燃料集合体73Aは、
第21図に示すように燃料棒15が配置されてい
る。燃料棒15の両端部は、上部及び下部タイプ
レートにて保持されている。燃料集合体73B
は、燃料集合体73Aの中央の燃料棒15を可燃
性毒物棒15Bに代えたものである。中央領域7
2の所定の燃料集合体73Aの制御棒案内管内に
制御棒のアブソーバロツドが挿入される。周辺領
域73の所定の軽水領域74に制御棒が挿入され
る。
第18図及び第20図の炉心に配置された各燃
料集合体は、第1図の炉心に装荷される燃料集合
体よりも著しく小さくなつている。第18図及び
第20図に示す炉心は、周辺領域69及び73に
おける単位断面積当りの燃料棒の平均密度が軽水
領域71及び74の存在のために中央領域68及
び72のその平均密度よりも小さくなつている。
水素対燃料物質の原子数比は、中央領域68及び
72で約1.0となつており、周辺領域69及び7
3で約5.0となつている。
第18図及び第20図に示す炉心を有する加圧
水型原子炉においても、第1図及び第2図に示す
加圧水型原子炉と同様に、所定の燃焼度Eaにな
つた燃料集合体70A及び73Aが解体されて燃
料棒15を取外し、この燃料棒15と可燃性毒物
棒15Bにて燃料集合体70B及び73Aを組立
てる。そして、組立てられたこれらの燃料集合体
70B及び73Aを、周辺領域69及び73に装
荷する。従つて、一旦、原子炉内に装荷された燃
料棒15は、第2図の実施例と同様に燃焼度Eb
まで燃焼させることができる。本実施例における
燃料棒15からの取出し燃焼度は、第2図の実施
例と同様に従来の原子炉に比べて著しく増大す
る。このため、燃料物質を有効に利用でき、省ウ
ランを達成できる。さらに、第18図及び第20
図の炉心の如く小型の燃料集合体を用いることに
よつて以下の(1)〜(3)の効果を得ることができる。
(1) 炉心単位断面積あたりの装荷体数を調整する
ことで水素対燃料原子数比の細かい調整ができ
る。
(2) 外側領域では、集合体が取り除かれた領域が
水ギヤツプ領域になるが、その幅を必要以上に
大きくしない。
(3) 外側領域の燃料棒は、集合体中心部を除いて
水ギヤツプ領域に面することができ、熱中性子
の有効利用が可能となる。
第22図は、燃料集合体73Bを用いた周辺領
域73の別の配置例である。このような燃料集合
体73Bの配置では、燃料棒15が等間隔配列に
なる。
第18図、第20図の炉心構造は、沸騰水型原
子炉でも達成できる。
第23図は、第1図の実施例のように1つの高
転換領域(中央領域)及びこれを取り囲む1つの
燃焼領域(周辺領域)の2つの領域からなる炉心
を有する沸騰水型原子炉の具体的な実施例に対す
る特性を示している。この特性は、燃焼度に対す
る核分裂性物質の重量割合(重量%)及び無限増
倍率の変化を示している。第23図に示した実施
例の具体的な条件は、下記の通りである。
(1) 核分裂性物質の重量割合の初期値が6重量%
である。
(2) 炉心は高転換領域及びこれを取り囲む燃焼領
域に分割され、高転換領域で燃焼度が
45GWd/tまたは45%に到達した燃料集合体
を構成する燃料棒が、燃焼領域に移されてそこ
で燃焼を継続する。
(3) 高転換領域における軽水の体積と燃料物質の
体積との比(VH/VF)は、約0.9であり、燃焼
領域における軽水の体積と核分裂性物質の体積
との比(VH/VF)は、約2.2である(または高
転換領域における水素原子数と燃料棒物質の原
子数との比(γH/U)は、約2.0であり、燃焼
領域における水素原子数と燃料棒物質の原子数
との比(γH/U)は、約5.0である)。
高転換領域において、核分裂性物質であるプル
トニウムが生成されて蓄積される。燃焼領域にお
いて、高転換領域から移されたプルトニウムが効
果的に燃焼される。このため、100GWd/tとい
う高燃焼度が得られる。
従来の沸騰水型原子炉では、核分裂性物質の重
量割合の初期値が3重量%であり、燃焼度が約
30GWd/tである。例え、従来の沸騰水型原子
炉において核分裂性物質の重量割合の初期値を6
重量%にしても、燃焼度が約60GWd/tよりも
大きくなることはない。従つて、本実施例の沸騰
水型原子炉の燃焼度は、従来の沸騰水型原子炉に
比べて2倍になる。
さらに、本実施例の高転換領域における軽水の
体積と燃料物質の体積との比(VH/VF)は、約
0.9に上昇する。従来の高転換原子炉における軽
水の体積と燃料物質の体積との比(VH/VF)で
ある0.5と比較して、本実施例の高転換領域にお
ける軽水の体積と燃料物質の体積との比(VH
VF)である約0.9が、納2倍になる。従つて、本
実施例の炉心の圧力損失が低下するとともに熱伝
達または浮力の観点から生じる問題が容易に解決
される。
〔発明の効果〕
特許請求の範囲第1項記載の発明によれば、第
1領域における単位断面積当りの燃料棒の平均本
数が第2領域のそれよりも多いので、第1領域と
第2領域との水素対ウランの原子数比をの差を大
きくでき、第1領域に装荷されて原子炉の運転を
経験した燃料棒で第2領域を構成することにより
燃料物質を有効に活用することが可能になる。す
なわち、燃料棒を炉心に装荷してから取り出すま
での間でその燃料棒の取出し平均燃焼度が著しく
増大し、燃料物質を再処理して再利用することな
く軽水炉の単位エネルギーを発生するのに必要な
天然ウラン量を減少できる。
また、第1領域における水素対ウラン原子数比
が1.0〜2.0であつて第2領域における水素対ウラ
ン原子数比が5.0以上であるので、第1及び第2
領域において各燃料集合体間における中性子増倍
率の差、すなわち出力ミスマツチが小さくなるの
で、取出し平均燃焼度をより高くできる。
特許請求の範囲第2項記載の発明によれば、第
2領域に装荷される燃料集合体には可燃性毒物が
含まれているが第1領域に装荷される燃料集合体
には可燃性毒物が含まれていないので、炉心内の
可燃性毒物の量が著しく減少し中性子経済が著し
く向上する。このため、燃料経済性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例である加圧水
型原子炉における炉心の概略横断面図、第2図は
本発明の好適な一実施例で第1図の炉心を有する
加圧水型原子炉の縦断面図、第3図は第1図の中
央領域に装荷される燃料集合体の側面図、第4図
は第3図の−断面図、第5図は第1図の周辺
領域に装荷される燃料集合体の側面図、第6図は
第5図の−断面図、第7図は制御棒の斜視
図、第8図は第1図の中央領域に装荷される制御
用燃料集合体の横断面図、第9図は第1図の周辺
領域に装荷される制御用燃料集合体の横断面図、
第10図及び第11図は燃焼度と中性子増倍率と
の関係を示す特性図、第12図は本発明の原子炉
に用いられる炉心の原理構造の説明図、第13図
は本発明の効果を示す特性図、第14図は燃焼度
と転換比との関係を示す特性図、第15図は出力
密度と冷却材流量との関係を示す説明図、第16
図は本発明の他の実施例である沸騰水型原子炉の
縦断面図、第17図は第16図の原子炉における
炉心の周辺領域の他の実施例の構造図、第18図
及び第20図は炉心の他の実施例の構造を示すも
のであつて各々のAは中央領域、各々のBは周辺
領域における燃料集合体配置を示す構造図、第1
9図は第18図に示す燃料集合体の横断面図、第
21図は第20図に示す燃料集合体の横断面図、
第22図は第20図Bの他の実施例である燃料集
合体の配置を示す説明図、第23図は本発明の他
の実施例における核分裂性物質重量割合及び無限
増倍率の燃焼度に対する変化を示す説明図であ
る。 1……加圧水型原子炉、2……原子炉容器、
6,53……炉心シユラウド、8,56……炉心
下部支持板、9,57……炉心上部支持板、1
2,58……炉心、13,62……仕切り部材、
15……燃料棒、15B……可燃性毒物棒、1
6,23……下部タイプレート、17,24……
上部タイプレート、18,25……スペーサ、2
7,59,68,72……中央領域、28,6
0,69,73……周辺領域、34,64,67
……制御棒、38……制御棒案内管、A,B,6
1A,61B,70A,70B,73A,73B
……燃料集合体、A0,B0……制御用燃料集合体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の燃料棒が配置されて軽水が流れる炉心
    を有する軽水減速型原子炉において、前記炉心
    が、半径方向において第1領域及び第2領域に分
    けられ、前記第2領域における単位断面積当りの
    燃料棒の平均本数が前記第1領域のそれよりも少
    なくて前記第1領域における水素対ウラン原子数
    比が1.0〜2.0であつて前記第2領域における水素
    対ウラン原子数比が5.0以上であり、前記第2領
    域に配置されている前記燃料棒は、前記第1領域
    に配置されていた燃料棒であることを特徴とする
    軽水減速型原子炉。 2 複数の燃料棒を備えた複数の燃料集合体が配
    置されて軽水が流れる炉心を有する軽水減速型原
    子炉において、前記炉心が、半径方向において第
    1領域及び第2領域に分けられ、前記第2領域に
    おける単位断面積当りの燃料棒の平均本数が前記
    第1領域のそれよりも少なくて前記第1領域にお
    ける水素対ウラン原子数比が1.0〜2.0であつて前
    記第2領域における水素対ウラン原子数比が5.0
    以上であり、前記第1領域内で初めて原子炉の運
    転を経験する第1の前記燃料集合体は可燃性毒物
    を含まず、前記第2領域に配置されている前記燃
    料棒は前記第1領域内に配置されていた燃料棒で
    あり、これらの燃料棒を含み第2領域に装荷され
    た第2の前記燃料集合体は可燃性毒物を含有する
    燃料棒を含んでいることを特徴とする軽水減速型
    原子炉。
JP59251389A 1984-11-28 1984-11-28 軽水減速型原子炉 Granted JPS61129594A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59251389A JPS61129594A (ja) 1984-11-28 1984-11-28 軽水減速型原子炉
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KR1019850008869A KR920000287B1 (ko) 1984-11-28 1985-11-27 경수감속형(輕水減速型) 원자로
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