JPH0548102U - スポットライト - Google Patents

スポットライト

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JPH0548102U
JPH0548102U JP10070691U JP10070691U JPH0548102U JP H0548102 U JPH0548102 U JP H0548102U JP 10070691 U JP10070691 U JP 10070691U JP 10070691 U JP10070691 U JP 10070691U JP H0548102 U JPH0548102 U JP H0548102U
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正人 榎倉
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キャビン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源の寿命を縮めることなく照明光量を増大
することである。 【構成】 筐体1内で光軸方向に進退可能な光源2と、
筐体前面に固定されたコンデンサレンズ6との間に、光
軸方向に進退可能な補助コンデンサレンズ7を配置す
る。補助コンデンサレンズ7はレンズ系8の合焦位置が
光源2の位置からずれるように光源2と連動する。 【効果】 印加電圧を変化させることなく照射光量を増
大することができ、照射面のムラをなくすことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、舞台照明等に使用されるスポットライトの光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
ピンスポットライト以外の従来のスポットライトは、筐体と、筐体内に収納さ れていてランプ等の光源及びその背面に位置する球面反射鏡から成る光源部と、 筐体の前面に固定配置されたコンデンサレンズとから構成されている。しかも、 光源部は光軸方向に進退可能であって、一端が光源部に連結され且つ他端が筐体 外部に突出する操作桿を有していて、操作桿を回動等操作することで光源部を連 動させて、コンデンサレンズに対して光軸上を進退させて照射角を調節し得るよ うになっている。 従って、舞台照明等で、対象物を広い範囲に亘って照射する広角照射の場合に は、光源部をコンデンサレンズに近づけるように移動させ、狭い領域だけ照射す る狭角照射の場合には、光源部をコンデンサレンズから遠ざけるように移動させ ていた。 又、対象物をより明るく照明するために光量を増大させる必要がある場合には 、光源に調光装置を取り付けて電圧を上げる等して照射光量を増大させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、照射光量を増大させるために光源の印加電圧を上げたりしてい ると、光源の寿命が短くなり、しかも調光装置を取り付けるために製造コストの 上昇を招くという欠点がある。 又、狭角照射のために、光源部をコンデンサレンズから遠ざかるように移動さ せると、光源の位置がコンデンサレンズの合焦位置に近くなるため、照射位置に 光源のフィラメントの像が結像するなどして、照射面のムラが生じる欠点もある 。
【0004】 本考案は、このような課題に鑑みて、光源の寿命を縮めることなく、照射光を 有効利用して照射光量を増大することのできるスポットライトを提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるスポットライトは、筐体内に進退可能に設置された光源部から射 出された光束を、筐体に固定されたコンデンサレンズを介して照射するようにし たスポットライトにおいて、光源部とコンデンサレンズとの間に、挿脱可能な補 助コンデンサレンズを進退可能に配置したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
従って、補助コンデンサレンズが配設されていると、広角照射及び狭角照射の いずれの場合でも、同一の照射角を得るために従来のものよりコンデンサレンズ により近い位置に光源部が位置することになって光量を増加させることができ、 又、光源の移動に応じて補助コンデンサレンズを移動させることで、光源の位置 がコンデンサレンズ群の合焦位置に近接しないように焦点距離を調整することが できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好適な一実施例を図1に基づいて説明する。 図1は本実施例によるスポットライトの構成を示す図であり、図中、スポット ライトの筐体1内に、ランプ等の光源2が設けられ、その後方には球面反射鏡3 が設置されていて、これらは光源部4を構成する。光源部4は光軸方向に進退自 在になっていて、例えば一端が光源部4の支持枠4aに連結され且つ他端が筐体 1の外部に突出する操作桿5によって操作することができる。又、光源部4の前 方で筐体1の前面には、コンデンサレンズ6が固定配置されている。
【0008】 そして、光源部4とコンデンサレンズ6との間には、光軸上に補助コンデンサ レンズ7が挿脱自在に配置されている。この補助コンデンサレンズ7は、光源部 4の移動に連動して光軸上を進退するようになっている。 光源部4の移動量と補助コンデンサレンズ7の移動量との関係について説明す ると、光源部4の任意の移動位置において、光源2の位置が2つのコンデンサレ ンズ6,7から成るレンズ系8の合焦位置に近接又は一致しないようにレンズ系 8の焦点距離を変更させるべく、光源2の移動量に応じて補助コンデンサレンズ 7の移動量が所定比率で決定されている。
【0009】 本実施例は上述のように構成されているから、例えば図1の実線図示のように 広角照射の場合、補助コンデンサレンズ7はコンデンサレンズ6に近接した位置 にあり、光源部4の光源2も補助コンデンサレンズ7に近接し且つレンズ系8の 合焦位置からズレた位置aに保持されている。 この位置で、光源2から照射される光束は、図1の実線で示すように(図中、 光軸から上の部分)、光路Laの角度領域で補助コンデンサレンズ7及びコンデ ンサレンズ6を夫々屈折して通過し、照射対象物に照射される。ところが、従来 のスポットライトでこの光路Laの照射角度を得るためには、光源2は2つのコ ンデンサレンズ6,7間の光路Laの延長線と光軸との交わる位置bに保持され ねばならず、この位置bは、位置aよりコンデンサレンズ6から遠い距離にある 。 従って、本実施例の場合、光源2から照射される光束のうち光路La内の角度 領域を通過する光束の領域がより大きくなり、照射光量を増大させることができ る。
【0010】 又、狭角照射の場合、光源部4はコンデンサレンズ6から離れた位置に移動し 、光源2は位置cに保持される。そして、光源部4の移動に連動して、補助コン デンサレンズ7もレンズ系8の合焦位置が位置cに一致又は近接しないように所 定比率で或る距離だけ移動して保持される(破線図示)。 この位置で光源2から照射される光束は、図1の二点鎖線で示すように(図中 、光軸から下の部分)、光路Lcの角度領域で補助コンデンサレンズ7及びコン デンサレンズ6を屈折して通過し、照射対象物に照射される。又、従来のスポッ トライトでこの光路Lcの照射角度を得るためには、光源2は2つのコンデンサ レンズ6,7間の光路Lcの延長線と光軸との交わる位置dに保持され、位置c よりコンデンサレンズ6から遠距離になる。 従って、この場合も、本実施例の方が、光源2から照射される光束のうち光路 Lc内の角度領域を通過する光束の領域がより大きくなり、照射光量が増大する 。
【0011】 又、照射光量が少なくてよい場合には、補助コンデンサレンズ7を筐体1から 取り出した状態で照明すればよく、この場合は従来のスポットライトと同様の光 量が得られる。
【0012】 上述のように、本実施例は、照明光量を増大させる場合でも電圧を上昇させる 必要がなく、光源2の光量を有効利用することができるから、光源の寿命を縮め ることがない。又、調光装置も不要であるから製造コストを比較的低廉にするこ とができる。又、補助コンデンサレンズ7を移動させることで、光源2は常にレ ンズ系8の焦点に近接しない位置に保持され、照射面のムラをなくすことができ る。
【0013】
【考案の効果】
上述のように、本考案によるスポットライトは、補助コンデンサレンズを光源 部とコンデンサレンズの間に配置するようにしたから、光源の寿命を縮めること なく、光源の光量を有効利用することで照射光量を増大させることができ、しか も照射面のムラをなくすことができる上に、製造コストを低廉にすることができ るという実用上重要な利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるスポットライトの概略
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 光源 6 コンデンサレンズ 7 補助コンデンサレンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に進退可能に設置された光源部か
    ら射出された光束を、該筐体に固定されたコンデンサレ
    ンズを介して照射するようにしたスポットライトにおい
    て、前記光源部とコンデンサレンズとの間に、挿脱可能
    な補助コンデンサレンズを、進退可能に配置したことを
    特徴とするスポットライト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530342A (ja) * 2009-06-16 2012-11-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ スポット照明のための照明システム
WO2014038289A1 (ja) * 2012-09-05 2014-03-13 山下電装株式会社 ソーラシミュレータ

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JP2014053098A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Yamashita Denso Kk ソーラシミュレータ

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JP2551078Y2 (ja) 1997-10-22

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