JPH0548061Y2 - - Google Patents

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JPH0548061Y2
JPH0548061Y2 JP10376090U JP10376090U JPH0548061Y2 JP H0548061 Y2 JPH0548061 Y2 JP H0548061Y2 JP 10376090 U JP10376090 U JP 10376090U JP 10376090 U JP10376090 U JP 10376090U JP H0548061 Y2 JPH0548061 Y2 JP H0548061Y2
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heat insulating
container
insulating container
lid
cold
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ガスクロマトグラフイー、エキシマ
レーザ装置等の低温精製品、電子顕微鏡、核磁気
共鳴装置、高温超電導材等、極低温状態を必要と
する機器類の冷却に使用する冷媒としての液体空
気の製造装置に関する。
《従来技術》 一般に、低温精製品や電子顕微鏡等では、極低
温状態を得るために液体窒素を利用しているので
あるが、従来、液体窒素利用機器は断熱された容
器に液体窒素を充填し、液体窒素が減少するたび
に液体窒素を補給するようにしていた。
《解決しようとする課題》 ところが、従来の液体窒素利用機器では、液体
窒素をたやすと、装置の劣化や破損につながるこ
とから、オペレータに大きな精神的負担を強いる
という問題があつた。
本考案はこのような点に着目してなされたもの
で、極低温を得るための冷媒として使用する液体
空気を製造する簡単な装置を提供することを目的
とする。
《課題を解決するための手段》 上述の目的を達成するために、本考案は、上部
に開口部を有する開放型断熱容器の上部に寒冷発
生部を断熱容器内に突入させた状態で極低温冷凍
機のコールドヘツドを配置し、断熱容器内の上部
に通気性を有する断熱材を配置して、あるいは、
断熱容器の開口部を閉塞する蓋体を貫通する状態
で水分吸着剤を配置して、断熱容器の内外を断熱
材または水分吸着剤を介して連通させたことを特
徴としている。
《作用》 本考案では、上部に開口部を有する開放型断熱
容器の上部に寒冷発生部を断熱容器内に突入させ
た状態で極低温冷凍機のコールドヘツドを配置
し、断熱容器内の上部に通気性を有する断熱材を
配置して、あるいは、断熱容器の開口部を閉塞す
る蓋体を貫通する状態で水分吸着剤を配置して、
断熱容器の内外を断熱材を介して連通させている
ので、極低温冷凍機を連続運転すると、開放型断
熱容器に液体空気が連続的に生成されるが、容器
内では熱侵入量とバランスした液体空気の液面レ
ベルが自動的に発生し、蒸発と再凝縮を繰り返す
ことにより、水分の増加と酸素の増加を防止し
て、無人で常に一定量の液体冷媒を製造貯蔵する
ことができることになる。
《実施例》 図面は本考案の実施例を示し、第1図は液体空
気製造装置の縦断面図、第2図は使用状態を示す
図である。
この液体空気製造装置1は、上面に開放状に形
成した断熱容器2と、この断熱容器2内にコール
ドヘツド3の寒冷発生部4を突入させて配置した
極低温冷凍機5と、この極低温冷凍機5のコール
ドヘツド3を支持する架台6とで構成してあり、
断熱容器2の上部において、断熱容器開口部7の
周壁とコールドヘツド3のシリンダ部との間に断
熱材8を充填して、開口部を封止している。
この断熱材8は、パーライト等の不燃発泡材9
の上方にグラスウール10を積層したもので、全
体として通気性を有するように構成してある。
図中符号11は極低温冷凍機5の圧縮機部であ
る。
このような構成からなる液体空気製造装置1で
は、極低温冷凍機5を運転すると、コールドヘツ
ド3の寒冷発生部4に寒冷が発生し、断熱容器2
内の空気が寒冷発生部4に接触して液化し、断熱
容器2内に液体空気として貯溜され、熱侵入量と
バランスした液面レベルが断熱容器内に形成され
る。そして、連続運転中に蒸発と再凝縮とを繰り
返すことにより、水分の増加と酸素の増加を防止
することになる。
第2図は本案液体空気製造装置をガスクロマト
グラフイーの低温精製装置に利用した例を示し、
これは、ガス供給路12を断熱容器2内に配管
し、ガス供給路12内を流れるキヤリヤガスを冷
却するようにしたものである。
第3図は本考案の別実施例を示し、これは上面
開放状に形成した断熱容器2の上面開口部を蓋体
13で閉蓋し、この蓋体13に寒冷発生部4が断
熱容器2内に突入する状態で極低温冷凍機5のコ
ールドヘツド3を固定するとともに、蓋体13に
断熱性を有する水分吸着剤14を充填したカート
リツジ15を固定し、このカートリツジ15を介
して断熱容器2の内外を連通させるようにしたも
のである。この実施例では大気圧の変動、気温、
冷凍機性能等の変動により、断熱容器2内での液
体空気の液面がわずかに上下し、液面上昇時には
容器外の大気を容器内に吸引することにより、大
気中の水分が容器内に侵入しようとするが、この
大気はカートリツジ15を通つて容器内に侵入す
ることになるから、カートリツジ15内の水分吸
着剤14で水分が吸着され、乾燥した状態で断熱
容器2内に入り込むことになる。これにより、断
熱容器2内で氷晶が生成されることはない。ま
た、液面下降時にドライな蒸発ガスがカートリツ
ジ15を通つて容器外に放出されることになり、
このドライな蒸発ガスでカートリツジ15内の水
分吸着剤14を再生するから、水分吸着剤14が
早期に劣化することもない。従つて、この実施例
でも、冷凍機の連続運転により、断熱容器2内の
液体空気液面を一定に保つことができる。
《効果》 本考案では、上部に開口部を有する開放型断熱
容器の上部に寒冷発生部を断熱容器内に突入させ
た状態で極低温冷凍機のコールドヘツドを配置
し、断熱容器内の上部に通気性を有する断熱材を
配置して、あるいは、断熱容器の開口部を閉塞す
る蓋体を貫通する状態で水分吸着剤を配置して、
断熱容器の内外を断熱材あるいは水分吸着剤を介
して連通させているので、極低温冷凍機を連続運
転すると、開放型断熱容器に液体空気が連続的に
生成されるが、断熱容器が開放型の断熱容器であ
ることから、上部開口部から熱が侵入するうえ、
キヤリヤガスとの熱交換による入熱があるため、
容器内では入熱量とバランスした液体空気の液面
レベルが自動的に発生し、蒸発と再凝縮を繰り返
すことにより、水分の増加と酸素の増加を防止し
て、無人で常に一定量の液体冷媒を製造貯蔵する
ことができる。これにより、低温精製器や電子顕
微鏡や高温超電導動材等の冷却を冷媒の充填、補
給作業なしで行うことができる。
また、断熱容器に液体窒素、液体アルゴン等の
冷媒を初期充填し、冷媒維持装置として用いる事
が出来ることは自明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図は使用状態を示す図、第3図は別実施
例の第1図相当図である。 2……開放型断熱容器、3……コールドヘツ
ド、4……寒冷発生部、5……極低温冷凍機、8
……断熱材、13……蓋体、14……水分吸着
剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部に開口部を有する開放型断熱容器2の上
    部に寒冷発生部4を断熱容器2内に突入させた
    状態で極低温冷凍機5のコールドヘツド3を配
    置し、断熱容器2内の上部に通気性を有する断
    熱材8を配置して、断熱容器2の内外を断熱材
    8を介して連通させたことを特徴とする液体空
    気製造・維持装置。 2 開放型断熱容器2の上部開口部を蓋体13で
    閉塞し、この蓋体13に寒冷発生部4を断熱容
    器2内に突入させた状態で極低温冷凍機5のコ
    ールドヘツド3を配置し、この蓋体13を貫通
    する状態に水分吸着剤14を配置固定して、蓋
    体13の内外を水分吸着剤14を介して連通さ
    せたことを特徴とする液体空気製造・維持装
    置。
JP10376090U 1990-10-01 1990-10-01 Expired - Lifetime JPH0548061Y2 (ja)

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JP10376090U JPH0548061Y2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01

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Publication Number Publication Date
JPH0461292U JPH0461292U (ja) 1992-05-26
JPH0548061Y2 true JPH0548061Y2 (ja) 1993-12-20

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