JPH0548015A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH0548015A
JPH0548015A JP23106391A JP23106391A JPH0548015A JP H0548015 A JPH0548015 A JP H0548015A JP 23106391 A JP23106391 A JP 23106391A JP 23106391 A JP23106391 A JP 23106391A JP H0548015 A JPH0548015 A JP H0548015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
semiconductor device
region
mosfet
type
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23106391A
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English (en)
Inventor
Shinji Kaneko
新二 金子
Toshio Niwa
寿雄 丹羽
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0548015A publication Critical patent/JPH0548015A/ja
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプダイオードを備えた半導体装置にお
いて、工程数やMOSFETの寄生容量を増加させるこ
となく静電耐圧を向上させる。 【構成】 Pウェル1とNウェル2を形成した基板にフ
ィールド酸化膜3を形成し、Pウェルの素子領域全面に
P型不純物のイオン注入によって反転電圧調整のために
比較的高濃度の領域4を形成する。次にゲート電極5
と、N型ソース・ドレイン領域6,7とからなるNチャ
ネルMOSFETと、ゲート電極9とP型ソース・ドレ
イン領域10, 11とからなるPチャネルMOSFETを形
成し、更にPウェル1の別の素子領域に、接合部の一部
がウェルの表面に存在するようにN型拡散層13を形成
し、これをクランプダイオードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
特にMOS型半導体装置における入出力回路に静電保護
用のクランプダイオードを備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型半導体装置においては、
MOSFETのゲートのESD耐性が低いため、例えば
特開昭63−64358号公報等に開示されているよう
に、特に入出力回路においては相対的にESD耐性の高
いウェル又は基板と高濃度拡散層とからなるPN接合ダ
イオードによるクランプ回路を設け、MOSFETのゲ
ートを保護することが一般に行われている。
【0003】次に、CMOS半導体装置の出力段にクラ
ンプダイオードを設けた構成例を、図4を用いて説明す
る。この構成例では、Pウェル101 とNウェル102 を形
成した半導体基板に、フィールド酸化膜103 で規定した
素子領域に、ゲート電極104, N型ドレイン領域105 ,N
型ソース領域106 及びウェルの電位を取るためのP型領
域107 よりなるNチャネルMOSFETがPウェル101
上に形成され、ゲート電極108 , P型ドレイン領域109
, P型ソース領域110 及びウェルの電位を取るための
N型領域111 よりなるPチャネルMOSFETがNウェ
ル102 上に形成され、これらのNチャネルMOSFET
とPチャネルMOSFETとによって構成されたインバ
ータの出力が、Pウェル101 に形成されたN型領域112
の一端に接続され、他端から出力端子OUTとして取り
出されるように構成されている。
【0004】そしてこの様に構成されたCMOS半導体
装置においては、出力端子OUTからサージが入った場
合でも、N型領域112 とPウェル101 とで構成されるP
N接合ダイオードがブレークダウンすることによって、
MOSFETのゲートが保護されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
CMOSデバイスの微細化によって、MOSFETのゲ
ート絶縁膜が薄膜化してESD耐性が一層低下し、前述
の手段では十分な静電耐圧を得ることが困難になってき
ている。これを回避するには、クランプダイオードのブ
レークダウン電圧を下げるのが効果的であるが、そのブ
レーグダウン電圧を下げるため、例えばPウェル濃度を
単純に増大させれば、MOSFETのソース・ドレイン
における寄生容量が増大し、回路の動作速度が低下す
る。また、クランプダイオードを形成する領域のウェル
濃度をMOSFETを形成する領域よりも高くする方法
も考えられるが、この場合は同一導電型で濃度の異なる
ウェル領域を形成する必要があり、工程数が増大しコス
トアップにつながるという問題がある。
【0006】本発明は、従来のMOS型半導体装置にお
ける上記問題点を解消するためなされたもので、工程数
やMOSFETの寄生容量を増大させることなく静電耐
圧を向上させた半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、フィールド酸化膜で区分された
素子領域にMOSFETを形成し、該MOSFETのゲ
ート絶縁膜の静電保護のために、高濃度拡散層と基板又
はウェルとのPN接合よりなるクランプダイオードを設
けた半導体装置において、前記クランプダイオードの接
合部分の一部を前記素子領域表面に延在させ、該表面近
傍における前記ウェル又は基板の濃度を他の接合部分よ
りも高くなるように構成するものである。
【0008】このように構成された半導体装置において
は、クランプダイオードの素子領域表面近傍の接合部に
おけるウェル又は基板側の、接合の底面部と比較して高
濃度の領域によって、クランプダイオードのブレークダ
ウン電圧が低下し、サージが吸収され易くなり、MOS
FETの静電耐圧が向上する。そしてこの表面近傍の高
濃度領域は、MOSFETの反転電圧調整用のイオン注
入によって形成できるので、工程数を増加させることは
なく、また比較的低濃度のウェル又は基板を用いること
ができるので、MOSFETの寄生容量の増加も防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】次に実施例について説明する。図1〜図3
は、本発明に係る半導体装置の一実施例を説明するため
の各製造工程における断面構造を示す図である。まず図
1の(A)に示すように、比較的低濃度のPウェル1と
Nウェル2を形成した半導体基板に、フィールド酸化膜
3を形成し、更にPウェル1の素子領域全面にP型不純
物のイオン注入によって、反転電圧調整のために比較的
高濃度のP型領域4を形成する。
【0010】次に図2に示すように、ゲート電極5,N
型ドレイン領域6,N型ソース領域7及びPウェル1の
電位を取るためのP型領域8よりなるNチャネルMOS
FETと、ゲート電極9,P型ドレイン領域10,P型ソ
ース領域11及びNウェル2の電位を取るためのN型領域
12よりなりるPチャネルMOSFETを形成し、更にP
ウェルの別の素子領域にN型拡散層13を形成する。な
お、このN型拡散層13は図示のように、接合部の一部が
Pウェル1の素子領域表面に存在するように形成する。
その後、図3に示すように配線を行い、N型拡散層13と
Pウェル1及び比較的高濃度のP型領域4との接合部を
ゲート保護用のクランプダイオードとするインバータの
出力回路を構成する。
【0011】このように構成した半導体装置において、
クランプダイオードの接合部を形成するN型拡散層13
は、図3においてaで示すように、表面近傍で比較的高
濃度のP型領域4と接しているので、クランプダイオー
ドのブレークダウン電圧が低下し、サージがクランプダ
イオードで吸収され易くなり、結果としてMOSFET
のゲート絶縁膜が薄い場合であっても、比較的高い静電
耐圧を得ることができる。また、この構成においては、
ブレークダウン電圧を下げるための比較的高濃度の領域
が、MOSFETの反転電圧調整用のイオン注入によっ
て形成され、MOSFETのチャネル領域と同じ不純物
濃度分布であるので、工程数を増加させる必要はない。
また比較的低濃度のウェルを用いることができるので、
MOSFETの寄生容量が小さく高速の半導体装置を得
ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、工程数の増加や寄生容量に基づく回路
の動作速度の低下を引き起こすことなく、比較的高い静
電耐圧を備えた薄いゲート酸化膜を有する半導体装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一実施例を説明する
ための製造工程における断面構造を示す図である。
【図2】図1に示す製造工程に続く製造工程における断
面構造を示す図である。
【図3】完成した半導体装置の断面構造を示す図であ
る。
【図4】従来のクランプダイオードを備えたCMOS半
導体装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 Pウェル 2 Nウェル 3 フィールド酸化膜 4 比較的高濃度のP型領域 5,9 ゲート電極 6 N型ドレイン領域 7 N型ソース領域 8 P型領域 10 P型ドレイン領域 11 P型ソース領域 12 N型領域 13 N型拡散層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド酸化膜で区分された素子領域
    にMOSFETを形成し、該MOSFETのゲート絶縁
    膜の静電保護のために、高濃度拡散層と基板又はウェル
    とのPN接合よりなるクランプダイオードを設けた半導
    体装置において、前記クランプダイオードの接合部分の
    一部を前記素子領域表面に延在させ、該表面近傍におけ
    る前記ウェル又は基板の濃度を他の接合部分よりも高く
    なるように構成したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記クランプダイオードの表面の接合部
    分近傍におけるウェル又は基板領域の深さ方向の不純物
    濃度分布が、前記MOSFETのチャネル領域の深さ方
    向の不純物濃度と同一に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置。
JP23106391A 1991-08-20 1991-08-20 半導体装置 Withdrawn JPH0548015A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402672B1 (ko) * 1995-10-31 2004-06-04 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 CMOS/BiCMOS기술에서ESD방지를위한집적화된횡형구조

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402672B1 (ko) * 1995-10-31 2004-06-04 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 CMOS/BiCMOS기술에서ESD방지를위한집적화된횡형구조

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Effective date: 19981112