JPH0547939Y2 - - Google Patents

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JPH0547939Y2
JPH0547939Y2 JP1988152301U JP15230188U JPH0547939Y2 JP H0547939 Y2 JPH0547939 Y2 JP H0547939Y2 JP 1988152301 U JP1988152301 U JP 1988152301U JP 15230188 U JP15230188 U JP 15230188U JP H0547939 Y2 JPH0547939 Y2 JP H0547939Y2
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JP
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flame
retardant
air
crematorium
combustion chamber
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JP1988152301U
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JPH0277426U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は火葬炉に関し、特に被火葬体の難燃部
が形成される部位の燃焼に有効な燃焼用空気の供
給を可能とした火葬炉に関する。
[従来の技術] 火葬においては、一般に低燃焼、高燃焼等に制
御されるバーナの火炎と空気口からの燃焼用空気
とによつて燃焼が行われるが火葬の進行により副
葬品や被火葬体の大半が焼却しても、被火葬体の
下腹部の内臓及び糞等が高熱により固まり、いわ
ゆる難燃部が形成される。この難燃部の内部は悪
臭の強い汚汁泥状であり、外部は弾力性をもつ炭
塊形状をしており、長時間の燃焼を必要とするた
め火葬時間の短縮化を妨げている。この難燃部は
未燃焼のまま火葬を終了させて遺骨を取り出すこ
ともできるが、難燃部の悪臭と汚れのため収骨す
る作業員および遺族に不快感を与える。一方、火
葬中において難燃部を金属棒等によつて破砕する
ことにより難燃部の燃焼時間は短縮されるが、難
燃部は弾力性をもつ炭塊状で容易に転位するため
破砕することは困難であり、仮に破砕できても汚
汁泥が飛散し、遺骨も散乱し収骨の際遺族の気持
を損うという不具合がある。また、バーナの下部
に空洞を形成し、この空洞に棺載台車を挿入する
ことにより被火葬体を棺載台車毎バーナに近づけ
るようにして難燃部を燃焼するようにしたものが
実開昭58−7023号公報で提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては炉壁に空洞を形成する
とともに棺載台車の引込装置を設置する必要があ
るため炉構造が複雑でコスト高になる上、遺体を
棺載台車毎バーナに近づけてもバーナの能力には
制限があるため、難燃部を有効に燃焼し難く、バ
ーナの火炎を強くして無理に燃焼しようとすると
遺骨が散乱し炉の損傷を来たすだけでなく収骨に
立合う遺族の気持を損ねるという問題があつた。
そこで本考案は、難燃部が形成される部位を一
層局部的に高燃焼して分解することの可能な火葬
炉を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、被火葬体の難燃部が形成される被火
葬体の部位を燃焼するための燃焼用空気供給手段
を備えた火葬炉において、主燃焼室の側壁に開口
部を設け、この開口部に前記難燃部が形成される
部位に対し圧縮空気を噴出する空気波発生部を具
備したノズルを装着して構成される。
[作用] 上記構成によつて、空気波発生部により生成さ
れた圧縮空気の空気波が難燃部形成部位に向つて
直進性をもつて噴出され、難燃部形成部位は一層
局部的に高燃焼して早期に汚汁泥や遺骨を飛散さ
せることなく燃焼される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、1は炉体であり、この炉体1はレール2を介
して棺載台車3を挿入する主燃焼室4を有し、こ
の主燃焼室4の上部に図示しない再燃焼室を有し
ている。この主燃焼室4の入口には棺載台車3を
出し入れする防火扉が設けられ、これに相対向す
る後側にはバーナ6が装備されている。さらに主
燃焼室4の左右側壁7には棺載台車3より上部に
位置してそれぞれ2個の開口部8が間隔を設けて
形成されており、各開口部8にはノズルユニツト
10が装着されている。前記ノズルユニツト10
には圧縮空気の供給管11がフレキシブルホース
11Aを介して接続され、その供給管11には圧
縮空気供給装置が接続されている。圧縮空気供給
装置は周知のように圧縮機と圧縮機からの圧縮空
気を貯留する圧力タンクと圧力計とを備えてい
る。18はノズルユニツト10の噴射ノズルであ
る。
また、主燃焼室4の側壁7に2個設けた開口部
8にノズルユニツト10を固定し、このノズルユ
ニツト10内に空気波発生部20を設けている。
この空気波発生部20はノズルユニツト10のケ
ース21内に渦巻状の振動体22を配設し、この
振動体22をケース21内に突設した複数のピン
23によつて振動可能に支持している。そして、
圧力タンクからの高圧の圧縮空気はフレキシブル
ホース11Aを通してケース21内に供給されて
振動体22を振動させ、これによつて圧縮空気波
となつて噴射ノズル18から噴出し良好な進行性
を持つて難燃部が形成される部位に集中し、その
部位を一層局部的に高燃焼して分解し、早期に燃
焼することができる。
第3図は本考案の第2実施例を示し、この例で
は空気波発生部20をケース21の中心から複数
の振動体22Aを放射状に配設し、各振動体22
Aの両端を耐熱ゴムなどの弾性部材24によつて
ケース21に振動可能に固定している。また、第
4図の第3実施例では空気波発生部20をケース
21内に同心状の複数のリング状振動体22Bを
ピン23を介して振動可能に設けており、第5図
の第4実施例では空気波発生部20をケース21
内にスプリングからなる振動体22Cを設けたも
のであり、上記実施例と同様な効果を有する。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、空気波発生部は適宜振
動体を設けるようにすればよくノズルユニツト内
またはノズユニツト外に設ければよい。またノズ
ルに方向可変装置および空気波発生部を組み合せ
て装着してもよい。また主燃焼室に設けられるバ
ーナの数は適宜選定すればよい。また火葬炉はロ
ストル式等各種タイプに適用できる。
[考案の効果] 本考案は被火葬体の難燃部が形成される被火葬
体の部位を燃焼するための燃焼用空気供給手段を
備えた火葬炉において、主燃焼室の側壁に開口部
を設け、この開口部に前記難燃部が形成される部
位に対し圧縮空気を噴出する空気波発生部を具備
したノズルを装着したものであり、難燃部が形成
される部位を一層局部的に高燃焼して分解するこ
との可能な火葬炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は一部切欠全体斜視図、第2図は空気
波発生部を示す第2図のA−A線拡大断面図、第
3図は本考案の第2実施例を示す断面図、第4図
は本考案の第3実施例を示す断面図、第5図は本
考案の第4実施例を示す断面図である。 4……主燃焼室、7……側壁、8……開口部、
10……ノズルユニツト(ノズル)、20……空
気部発生部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被火葬体の難燃部が形成される被火葬体の部位
    を燃焼するための燃焼用空気供給手段を備えた火
    葬炉において、主燃焼室の側壁に開口部を設け、
    この開口部に前記難燃部が形成される部位に対し
    圧縮空気を噴出する空気波発生部を具備したノズ
    ルを装着したことを特徴とする火葬炉。
JP1988152301U 1988-11-22 1988-11-22 Expired - Lifetime JPH0547939Y2 (ja)

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JP1988152301U JPH0547939Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

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JP1988152301U JPH0547939Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

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JPH0277426U JPH0277426U (ja) 1990-06-14
JPH0547939Y2 true JPH0547939Y2 (ja) 1993-12-17

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ID=31427104

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JP1988152301U Expired - Lifetime JPH0547939Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10185133A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Miyamoto Kogyosho:Kk 火葬炉の消音装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5159480A (ja) * 1974-11-21 1976-05-24 Tsutomu Kondo Kasoro
JPS5636930B2 (ja) * 1971-11-02 1981-08-27

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210072U (ja) * 1975-07-10 1977-01-24
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JPH0277426U (ja) 1990-06-14

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